JP3755592B2 - ストレッチ包装機におけるフィルム搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着性を有するストレッチフィルムを用いて物品を包装するストレッチ包装機に係り、特に、包装部で物品の上側を覆った包装フィルムを物品の下側に折り込んで物品を包装するストレッチ包装機において、フィルムロールから引き出されたロール側フィルムを切断して形成した所定長さの包装フィルムを包装部に展張して保持するフィルム搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のフィルム搬送装置としては、特開平9−183419号公報に記載のものが開示されている。このフィルム搬送装置においては、特に同公報の図1,2,5に示すように、巻取ロール84から引き出されたフィルム88がフィルム送出し機構54を経て両搬送機構1(1a,1b)の上下両ベルト18,19間でその両側部を挟持されて包装部Sへ送られる途中で、このフィルム88に対し鋸刃60によりミシン目が形成された後に、このフィルム送出し機構54が停止すると、フィルム88が両搬送機構1のみにより送られるためにミシン目で切断されて包装フィルムが包装部Sに展張されるとともに、この包装フィルムに続くフィルム88の先端部88aが両搬送機構1(1a,1b)の引込み案内部21まで引き出されて停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のフィルム搬送装置においては、物品上昇装置により押し上げられる物品が包装フィルムに当接する前に両搬送機構の上下両ベルトの間隔を広げて包装フィルムの予備伸長を行うことがある。しかし、フィルムの先端部が両搬送機構の引込み案内部まで引き出されて停止すると、間隔が広げられた両搬送機構の上下両ベルト間からフィルムの先端部が外れて、包装部へのフィルムの搬送を円滑に行うことができなくなるおそれがある。そこで、例えば特開平11−70909号公報に記載のストレッチフィルム包装機においては、特に同公報の図2,4に示すように、フィルム保持部5が上下両搬送ベルトB1,B2に対し接近離間してフィルム先端を渡すようになっているが、構造が複雑になってコストが上がる問題があった。
【0004】
この発明は、簡単な構造のフィルム搬送装置のもとで、ロール側フィルム(前記フィルム88に該当)をフィルム送出機構(前記フィルム送出し機構54に該当)からフィルム給送機構(前記搬送機構1に該当)へ良好に渡すことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
後記実施形態の図面(図1〜7)の符号を援用して本発明を説明する。
* 請求項1の発明
この発明にかかるストレッチ包装機におけるフィルム搬送装置(1)は、下記のように構成されている。
【0006】
このストレッチ包装機においては、包装部(S)に展張されて保持された所定長さの包装フィルム(52)に対しその下方から物品(53)を当接させた状態で、この物品(53)の上側を覆った包装フィルム(52)のうち物品(53)から突出する部分を物品(53)の下側に折り込んで物品(53)を包装し、下記のフィルム給送機構(8)とフィルム送出機構(7)と切断手段(29)と処理装置(56)とを備えている。このフィルム給送機構(8)は、包装フィルム(52)をその幅方向両端部側を保持して包装部(S)に供給する搬送部(11,12)を有する。このフィルム送出機構(7)は、フィルムロール(31)から引き出されたロール側フィルム(32)をこのフィルム給送機構(8)に送る。この切断手段(29)は、フィルム送出機構(7)に設けられてフィルムロール(31)から引き出されたロール側フィルム(32)を切断する。この処理装置(56)は、このロール側フィルム(32)を切断手段(29)で切断して形成した包装フィルム(52)に続くロール側フィルム(32)の先端部(32a)を前記フィルム給送機構(8)の搬送部(11,12)に渡さない位置(P)で停止させた後、次の包装動作の開始後、ロール側フィルム(32)の先端部(32a)を包装部(S)に向けて送る際に先行速度(V1)で送った後にこの先行速度(V1)よりも速い後行速度(V2)で送るように、前記フィルム送出機構(7)及びフィルム給送機構(8)を駆動制御する。
【0007】
この発明では、切断手段(29)で切断された後のロール側フィルム(32)の先端部(32a)がフィルム送出機構(7)からフィルム給送機構(8)へ後行速度(V2)よりも遅い先行速度(V1)で送られる。従って、前述した従来技術と異なり、簡単な構造のフィルム搬送装置(1)のもとで、ロール側フィルム(32)をフィルム送出機構(7)からフィルム給送機構(8)へ良好に渡すことができる。
【0008】
また、この発明では、ロール側フィルム(32)の先端部(32a)がフィルム給送機構(8)の搬送部(11,12)に渡されない位置(P)で停止する。そのため、包装フィルム(52)が物品(53)の上方へ送られた後に、フィルム給送機構(8)の搬送部(11,12)でフィルム幅方向間隔を変化させても、次回のフィルム送りに悪影響を及ぼさず、ロール側フィルム(32)をフィルム送出機構(7)からフィルム給送機構(8)へ良好に渡すことができる。従って、このフィルム幅方向間隔を変化させることで、包装フィルム(52)の予備伸長等も可能となる。
【0009】
* 請求項2の発明
この発明は、請求項1の発明を前提として下記のように構成されている。
前記フィルム送出機構(7)はロール側フィルム(32)の先端部(32a)を送る回転部材(下側挟持ローラ19、停止ローラ20、上側挟持ローラ21、押えローラ22、下側無端状ベルト25、上側無端状ベルト27)を有している。前記フィルム給送機構(8)の搬送部(11,12)は包装フィルム(52)の幅方向両端部側を挟持して送る上下の無端状ベルト(14)を有している。この発明では、簡単な構造のもとで、ロール側フィルム(32)をフィルム送出機構(7)からフィルム給送機構(8)へ良好に渡すことができる。
【0010】
なお、上記ストレッチ包装機のフィルム搬送装置(1)は、下記のように構成してもよい。
このストレッチ包装機は、その包装動作と対応してパルス信号を発するパルス信号発生手段(55)を備えている。処理装置(56)は、このパルス信号発生手段(55)からの信号を基に包装動作における設定タイミング(T1,T2)で先行速度(V1)及び後行速度(V2)となるように、フィルム送出機構(7)及びフィルム給送機構(8)を駆動制御する。また、処理装置(56)は、ロール側フィルム(32)を切断して包装フィルム(52)を形成するとともに、この包装フィルム(52)に続くロール側フィルム(32)の先端部(32a)をフィルム給送機構(8)の搬送部(11,12)に渡さない位置で停止させるように、切断手段(29)、フィルム送出機構(7)及びフィルム給送機構(8)を駆動制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるストレッチ包装機及びそのフィルム搬送装置について図1〜7を参照して説明する。
【0012】
図1及び図2に示すストレッチ包装機は、大別して、フィルム搬送装置1と左右両フィルムロール支持装置2と物品搬入装置3と物品上昇装置4とフィルム折込装置5と包装品搬出装置6とを備えている。このフィルム搬送装置1においては、左右両側に対称な構成で設置されたフィルム送出機構7間でフィルム給送機構8が設置されている。
【0013】
図1,2のほかに図4(a)(b)、図5(b)及び図7(a)(b)にも示す前記フィルム給送機構8の前後両側にはベルト式搬送機構9,10が設けられている。この前後両搬送機構9,10は上側搬送部11と下側搬送部12とを備えている。それぞれの搬送機構9,10の上側搬送部11及び下側搬送部12において、左右両側には駆動ローラ13が前記左右両フィルム送出機構7に隣接して支持され、上側の左右両駆動ローラ13間と下側の左右両駆動ローラ13間とにはそれぞれ後記ロール側フィルム32及び包装フィルム52を挟持し得る複数の無端状ベルト14(丸ベルト)が掛け渡されている。また、このフィルム給送機構8において前後両搬送機構9,10間で上下方向Zへ相対動して開閉し得るフィルム挟持部材15,16が各搬送機構9,10と一体的に組み込まれている。このフィルム給送機構8において前側の搬送機構9及びフィルム挟持部材15と後側の搬送機構10及びフィルム挟持部材16とは、それらの間に空けられた包装部Sの前後方向間隔(フィルム幅方向間隔)を変更し得るように前後方向Xへ互いに接近離間する。
【0014】
図1,2のほかに図4(a)(b)、図5(a)、図6及び図7(a)(b)(c)にも示す前記左右両フィルム送出機構7は、ベルト式の上側搬送部17と下側搬送部18とを備えている。このベルト式下側搬送部18は、前記前後両搬送機構9,10の下側搬送部12の駆動ローラ13に面する下側挟持ローラ19と、この下側挟持ローラ19に対し左右方向Yで離間する停止ローラ20とを備えている。このベルト式上側搬送部17は、前記前後両搬送機構9,10の上側搬送部11の駆動ローラ13に面する上側挟持ローラ21と、この上側挟持ローラ21に対し左右方向Yで離間する押えローラ22とを備えている。この下側挟持ローラ19及び停止ローラ20とこの上側挟持ローラ21及び押えローラ22とにはそれぞれ複数の周溝23が前後方向Xへ並設されている。この停止ローラ20の各周溝23にはリング24が停止ローラ20の回転中心線20aを中心として回転可能に挿嵌されている。この下側挟持ローラ19の各周溝23とこの停止ローラ20の各周溝23内のリング24との間には複数の下側無端状ベルト25(幅狭平ベルト)が下側案内ローラ26を介して掛け渡されて前後方向Xへ並設されている。この上側挟持ローラ21の各周溝23と押えローラ22の各周溝23との間には複数の上側無端状ベルト27(幅狭平ベルト)が上側案内ローラ28を介して掛け渡されて前後方向Xへ並設されている。これらの無端状ベルト25,27は、各周溝23の内側でこれらのローラ19,20,21,22に巻き掛けられ、これらのローラ19,20,21,22の外周面から外側へ突出していない。この下側挟持ローラ19の外周面とこの上側挟持ローラ21の外周面とは互いに接触している。この押えローラ22の外周面はこの停止ローラ20の外周面から上方へ若干離間している。この下側無端状ベルト25と上側無端状ベルト27とは上下方向Zで相対向し、停止ローラ20と押えローラ22との間から下側挟持ローラ19と上側挟持ローラ21との間に至るほどこれらのベルト25,27の間隔が互いに狭まる。
【0015】
前記下側挟持ローラ19と停止ローラ20との間でカッター29(切断手段)がカッター軸30に対し支持されている。このカッター29の各刃先29aは、カッター軸30の回転に伴い、前後方向Xで互いに隣接する上下両無端状ベルト27,25と上下両無端状ベルト27,25との間から上方へ突出し得る。
【0016】
前記左右両フィルムロール支持装置2のフィルムロール31から引き出されたロール側フィルム32は、前記左右両フィルム送出機構7において下側搬送部18の停止ローラ20と上側搬送部17の押えローラ22との間でこの停止ローラ20の外周面に巻き掛けられる。そして、このロール側フィルム32の先端部32aは、この下側搬送部18の下側無端状ベルト25とこの上側搬送部17の上側無端状ベルト27との間でこの下側挟持ローラ19と停止ローラ20との間の中間位置にセットされる。
【0017】
前記フィルム給送機構8の前後両搬送機構9,10おいて下側搬送部12の左右両駆動ローラ13及び上側搬送部11の左右両駆動ローラ13は、フィルム搬送モータ33(サーボモータ)により回転される軸38に配設されたギア39とギア40とギア41とを介して回転する。前記フィルム送出機構7において下側搬送部18の下側挟持ローラ19及び上側搬送部17の上側挟持ローラ21は、このフィルム搬送モータ33により、前記軸38に配設されたギア42とギア43とギア44とギア45とを介して回転する。このギア42には一方向クラッチが組み込まれているため、この下側挟持ローラ19及び上側挟持ローラ21は、図7(a)に示すように、ロール側フィルム32に対する送り向きYLにのみ回転し得る。前記フィルム送出機構7において下側搬送部18の停止ローラ20にはこのフィルム搬送モータ33の回転が、クラッチブレーキ46の「クラッチ接続−ブレーキ非作動」の状態で、前記軸38に配設されたギア37とクラッチブレーキ46に配設されたギア47とクラッチブレーキ46のクラッチ部とクラッチブレーキ46に配設されたプーリ48とベルト49とプーリ50とを介して伝達されるが、クラッチブレーキ46の「クラッチ切断−ブレーキ作動」の状態ではこの停止ローラ20が停止する。
【0018】
クラッチブレーキ46の「クラッチ接続−ブレーキ非作動」の状態で、フィルム搬送モータ33が駆動すると、前記フィルム給送機構8における左右両駆動ローラ13間の上下両無端状ベルト14が回転すると同時に、前記フィルム送出機構7における上下両挟持ローラ21,19と上下両無端状ベルト27,25と停止ローラ20と押えローラ22とが回転する。左右両フィルム送出機構7にセットされたロール側フィルム32のうち一方(本実施形態では右側)のロール側フィルム32の先端部32aは、下側無端状ベルト25上に支えられながら、上下両挟持ローラ21,19の外周面間に挟持されてその幅方向の両端部側がフィルム給送機構8の上下両無端状ベルト14間へ搬送される。そのため、ロール側フィルム32は、フィルムロール31から停止ローラ20の外周面を経てフィルム給送機構8へ引き出される。
【0019】
前記カッター軸30は、カッター駆動モータ51により一回転する。搬送途中のロール側フィルム32に対しカッター29が一回転すると、ロール側フィルム32にミシン目が付けられる。その場合、前記上側無端状ベルト27はこのロール側フィルム32を支える。
【0020】
クラッチブレーキ46の「クラッチ切断−ブレーキ作動」の状態で、フィルム搬送モータ33が駆動すると、前記フィルム給送機構8で上下両無端状ベルト14が回転するとともに、前記フィルム送出機構7で上下両挟持ローラ21,19と上下両無端状ベルト27,25と押えローラ22とが回転する。その場合、このフィルム送出機構7において停止ローラ20の各周溝23で下側無端状ベルト25がリング24とともに回転するため、停止ローラ20は回転しない。前記ミシン目の付与後にクラッチブレーキ46が「クラッチ切断−ブレーキ作動」の状態になると、停止ローラ20が急停止し、搬送途中のロール側フィルム32がミシン目で切断される。その切断後、ロール側フィルム32から分離されて一定長さを有する包装フィルム52は、さらにフィルム給送機構8の上下両無端状ベルト14で搬送される。一方、ロール側フィルム32の先端部32aは、下側無端状ベルト25により搬送されることなく、上下両無端状ベルト間27,25で下側挟持ローラ19とカッター29(カッター軸30)との間の中間位置まで繰り出されて停止する。このとき、ロール側フィルム32はその粘着性により停止ローラ20に付着して保持される。
【0021】
フィルム搬送モータ33が停止すると、フィルム給送機構8で上下両無端状ベルト14が停止するとともに、フィルム送出機構7で上下両挟持ローラ21,19と上下両無端状ベルト27,25と押えローラ22とが停止し、包装フィルム52が包装部Sに展張される。包装部Sにおいて包装フィルム52の幅方向両端部側は前後両フィルム挟持部材15,16により保持される。
【0022】
一方、物品搬入装置3により物品上昇装置4の上方に搬入された物品53(商品を収容したトレイ)は、この物品上昇装置4により上昇し、包装部Sにおいて包装フィルム52に対しその下方から当接する。この物品53の上側を覆った包装フィルム52のうち物品53から突出する部分は、フィルム折込装置5により物品53の下側に三方から折り込まれるとともに、包装品搬出装置6により搬出される途中で物品53の下側に対し残りの一方からもフィルム折込装置5により折り込まれる。その折込時に前後両フィルム挟持部材15,16によるフィルム挟持が解除される。
【0023】
ちなみに、前記フィルム搬送装置1の前後両搬送機構9,10については、物品53のサイズに応じてそれらの前後方向間隔を調節するばかりでなく、例えば下記のような動作を行ってもよい。前記物品上昇装置4により押し上げられる物品53が包装フィルム52に当接する前に前後両搬送機構9,10の前後方向間隔を広げて包装フィルム52の予備伸長を行い、包装フィルム52の皺を少なくする。また、物品53により包装フィルム52が持ち上げられる際に前後両搬送機構9,10の前後方向間隔を狭めて包装フィルム52の張力を減少させ、物品53が潰されるのを防止する。
【0024】
処理装置56は、フィルム搬送モータ33と左右両フィルム送出機構7におけるクラッチブレーキ46及びカッター駆動モータ51を駆動制御する。以上は、前記左右両フィルム送出機構7のうち、一方のものを使用した場合であり、他方のものを使用する場合には、処理装置56は、使用するフィルム送出機構7側のフィルムロール31に合わせてフィルム給送機構8の無端状ベルト14の回転向きが反対になるようにフィルム搬送モータ33の回転向きを切り替える。また、使用されないフィルム送出機構7のクラッチブレーキ46を「クラッチ切断−ブレーキ作動」の状態にする。
【0025】
次に、フィルム繰り出し制御について図3のタイミングチャートと図1,2及び図7(a)を参照して説明する。
図2に示すメインモータ54は、前記物品上昇装置4及びフィルム折込装置5等を駆動する。このメインモータ54による包装動作と対応してパルス信号を発するパルス信号発生手段55が設けられ、このパルス信号発生手段55からのパルス信号がメインパルスとして処理装置56(図1参照)に送られる。前記フィルム搬送モータ33の回転はエンコーダ57により検出され、このエンコーダ57からのパルス信号が処理装置56に送られる。
【0026】
図3に示すように、処理装置56は、包装機の包装動作開始後、記憶されたメインパルス数を基に決められたタイミングT1,T2で、フィルム搬送モータ33を、設定された回転数で回転させ、その後、エンコーダ57からのパルス数を基にしたタイミングで、フィルム搬送モータ33を停止させる。すなわち、ロール側フィルム32の先端部32aは、まず先行速度V1(低速)で送られ、その後にこの先行速度V1(低速)よりも速い後行速度V2(高速)で送られる。なお、包装速度は、変更可能で、物品53毎にその商品番号と共に処理装置56に記憶されている。操作パネル58に商品番号を入力すると、前記後行速度V2について処理装置56は、前記フィルム搬送モータ33の回転数が記憶された包装速度に対応する値となるように設定する。
【0027】
前記クラッチブレーキ46は、前記メインパルス数やエンコーダ57からのパルス数を基に決められたタイミングで、駆動制御される。処理装置56にはこのクラッチブレーキ46の作動タイミングに関するデータが設定されて予め記憶されている。すなわち、メインパルス数を基にロール側フィルム32の先端部32aがフィルム搬送モータ33により先行速度V1(低速)で送られる直前にクラッチブレーキ46が「クラッチ接続−ブレーキ非作動」の状態となる。さらに、ロール側フィルム32の先端部32aがフィルム搬送モータ33により後行速度V2(高速)で送られる途中で、エンコーダ57からのパルス数を基に、処理装置56は、カッター駆動モータ51を回転させ、ロール側フィルム32にミシン目が付与される。その後、エンコーダ57からのパルス数を基に、クラッチブレーキ46が「クラッチ切断−ブレーキ作動」の状態となり、停止ローラ20が停止されてロール側フィルム32から包装フィルム52が分離され、包装フィルム52に続くロール側フィルム32の先端部32aがフィルム給送機構8の搬送部11,12に渡さない位置Pで停止する。この停止位置Pは、変更可能であって、通常、フィルム送出機構7内において下側挟持ローラ19とカッター29との間でカッター29に近い位置に設定される。停止位置Pを変更する際には、操作パネル58にクラッチブレーキ46の設定タイミングに関する数値を入力することで、処理装置56は、その設定タイミング応じてクラッチブレーキ46の作動タイミング(停止ローラ20の停止タイミング)を変更する。
【0028】
前記フィルム給送機構8の搬送部11,12における無端状ベルト14にあっては、丸ベルトに代えて平ベルトを採用したり、丸ベルトの本数を増やしたりして、ロール側フィルム32に対する挟持力を増加させ、フィルム給送機構8がロール側フィルム32をミシン目で切断し得る引張力を有するようにしてもよい。この場合には、フィルム送出機構7の全体を停止させてロール側フィルム32を切断することができるので、ロール側フィルム32の先端部32aは、前記実施形態と異なりフィルム送出機構7内で停止せず、フィルム送出機構7の上下両挟持ローラ19,21とフィルム給送機構8の上下両無端状ベルト14との間で停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかるストレッチ包装機及び電気ブロックを概略的に示す正面図である。
【図2】 このストレッチ包装機を概略的に示す側面図である。
【図3】 このストレッチ包装機のフィルム搬送装置に関するタイミングチャートを示す概略図である。
【図4】 (a)はこのフィルム搬送装置を示す部分平面図であり、(b)は同じく部分正面図である。
【図5】 (a)はこのフィルム搬送装置を示す部分側面図であり、(b)はこのフィルム搬送装置を側面側から見た部分断面図である。
【図6】 このフィルム搬送装置を平面側から見た部分断面図である。
【図7】 (a)は図4(b)の部分拡大図であり、(b)は図4(a)の部分拡大図であり、(c)は図6の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…フィルム搬送装置、7…フィルム送出機構、8…フィルム給送機構、11…上側搬送部、12…下側搬送部、14…無端状ベルト、19…下側挟持ローラ(回転部材)、20…停止ローラ(回転部材)、21…上側挟持ローラ(回転部材)、22…押えローラ(回転部材)、31…フィルムロール、32…ロール側フィルム、32a…先端部、52…包装フィルルム、53…物品、56…処理装置、S…包装部、P…停止位置、V1…先行速度(低速)、V2…後行速度(高速)。

Claims (2)

  1. 包装部に展張されて保持された所定長さの包装フィルムに対しその下方から物品を当接させた状態で、この物品の上側を覆った包装フィルムのうち物品から突出する部分を物品の下側に折り込んで物品を包装するストレッチ包装機において、
    包装フィルムをその幅方向両端部側を保持して包装部に供給する搬送部を有するフィルム給送機構と、
    フィルムロールから引き出されたロール側フィルムをこのフィルム給送機構に送るフィルム送出機構と、
    前記フィルム送出機構に設けられてフィルムロールから引き出されたロール側フィルムを切断する切断手段と、
    ール側フィルムを前記切断手段で切断して形成した包装フィルムに続くロール側フィルムの先端部を前記フィルム給送機構の搬送部に渡さない位置で停止させた後、次の包装動作の開始後、このロール側フィルムの先端部を前記包装部に向けて送る際に先行速度で送った後にこの先行速度よりも速い後行速度で送るように、前記フィルム送出機構及びフィルム給送機構を駆動制御する処理装置と
    を備えたことを特徴とするストレッチ包装機におけるフィルム搬送装置。
  2. 前記フィルム送出機構はロール側フィルムの先端部を送る回転部材を有し、前記フィルム給送機構の搬送部は包装フィルムの幅方向両端部側を挟持して送る上下の無端状ベルトを有していることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ包装機におけるフィルム搬送装置。
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