JP2658189B2 - 駆動円板装置の締結方法 - Google Patents

駆動円板装置の締結方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の構成〕 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンのクランク軸とトルクコンバータ
のフロントデイスク間のトルクを伝達するトルクコンバ
ータ用の駆動円板装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この駆動円板に関する技術としては第9図、お
よび第10図に示したものがあつた。かかる従来技術にお
いては、駆動円板本体30の外周部31にリングギア32が前
記駆動円板本体30に一体に固締されている。前記した駆
動円板本体30とリングギア32は通常溶接により一体に固
締されている。33は、溶接により発生する溶接ビートで
ある。前記駆動円板本体30の半径方向内方には、ボルト
孔34が孔設されており図示しないエンジンクランク軸に
ボルト締めにより固定されている。駆動円板本体30の半
径方向外方にはトルクコンバータ(図示外)の取り付け
面35が第10図示左方向に突出して形成されている。前記
取り付け面35は円周方向に適宜数形成されている。前記
取り付け面35にはボルト孔36が孔設されており、エンジ
ンクランク軸との固定と同様にトルクコンバータにボル
ト締めにより固定されている。前述のリングギア32の最
外周部にはスタータにより駆動可能とされるように、歯
車部37が創成されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術においては、駆動円板本体とリン
グギアを固締するにあたり溶接により両者を一体的に固
定したものであつた。このため、溶接時の入熱により駆
動円板に歪みが発生してしまう可能性があつた。この歪
みが発生した場合、駆動円板の精度を阻害し、必要充分
な回転精度を確保することが困難となることがあつた。
このような歪みが発生して、さらに機関の運転を継続し
た場合には、駆動円板を破損させてしまうという最悪の
状態を引き起こす可能性もあつた。さらに、従来の駆動
円板においては溶接の工程を必須とするものであり、溶
接工程の工程管理が必要とされた。
従って本発明においては、駆動円板本体とリングギア
の溶接による固定を排除して、加締めにより両者を一体
に固締することを、技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段
は、自動変速機のトルクコンバータへの駆動力入力側に
配置される駆動円板本体と、該駆動円板本体と一体に回
転するリングギアとから構成される駆動円板装置におい
て、前記駆動円板本体は半径方向外方部分にてトルクコ
ンバータ側に曲折して前記リングギアを受けるフランジ
を形成し、さらに前記駆動円板本体の外周端部は、前記
駆動円板本体の半径方向外方に向かつて曲折するフラン
ジを有するとともに、前記リングギアはその内周に溝が
形成され、該溝には前記駆動円板本体の半径方向外方に
向かつて曲折するフランジを係止させ、前記リングギア
の側面を加締めすることにより前記駆動円板本体とリン
グギアを一体に固締させた、ことである。
(作用) 上記した技術的手段を講じたことにより、本発明にお
いては駆動円板本体と、該駆動円板本体に固締されるリ
ングギアの固締方法としての溶接を廃止することがで
き、溶接外の方法により駆動円板本体とリングギアを固
締することを可能とすることができる。
(実施例) 以下、添付図面に基づき本発明の実施例について詳細
に説明する。
第1図は、本発明による駆動円板本体とリングギアの
組み付け後の部分断面図である。先ず第1図について説
明すると、1は自動変速機のトルクコンバータに備えら
れる駆動円板本体であり、該駆動円板本体1にはリング
ギア2が一体に固締されている。前記駆動円板本体1は
ボルト孔4を有し、ボルト5が前記ボルト孔4を介して
トルクコンバータ3に固定されている。駆動円板本体1
の外周部は図示左方向(トルクコンバータ側)に曲折し
フランジ6を形成している。さらに駆動円板本体の最外
周部は、前記駆動円板1の半径方向外方に曲折してフラ
ンジ7を形成している。前述のリングギア2の外周部に
は歯車部8が創成されている。9はスタータピニオンで
あり、その外周部にも歯車10が形成されている。エンジ
ンスタート時に前記スタータピニオン9は左方向(二点
鎖線)に移動してリングギア2の歯車部8とスタータピ
ニオン9の歯車10とが噛合する。スタータピニオン9の
軸11に連結されたスタータモータ(図示外)の始動に伴
つて、駆動円板本体1は回転を始める。
次に、第1−a図乃至第1−b図に基づき、駆動円板
本体1とリングギア2の固締方法について説明する。第
1−a図は駆動円板本体1とリングギア2の固締前を示
すものである。フランジ7の外周部には円周方向に適宜
数の切欠12が形成されている。環状を呈するリングギア
2は内径部全周にL字形状の溝13を有する。駆動円板本
体1のフランジ7を、リングギア2の溝13に設置すると
同時に、フランジ6とリングギア2の内周端部15を当接
させる。その後、前記リングギア2の側壁14を適宜方法
により加締めることによりリングギア2と駆動円板本体
2を一体に固締する。このとき、前述に切欠12部分にリ
ングギア2の一部が突出して、この突出部14により前記
リングギア2と駆動円板本体1の円周方向への相対移動
を規制可能としている。
第2図は、第1図の矢示A方向からの駆動円板の側面
図である。前述の如く、駆動円板本体1の円周方向に適
宜数設けられた切欠12に対応してリングギア2の側壁14
が加締められている。
このように、駆動円板本体1の外周端部とリングギア
2を係止させて、該リングギア2の一部を加締めること
により前述の両者を一体に固締することを可能とするこ
とができる。
第3図乃至第8図は本発明の別の実施態様を示すもの
である。同一部材については、第1図乃至第2図におい
て用いた番号符号を付与する。
第3図および第4図より順を追つて説明する。第4図
は第3図の矢示方向Bからの側面図である。第3図のリ
ングギア2の内周面には内周面から歯車部8に向かつて
円周面に適宜数の凹溝16が形成されている。前述の実施
例と同様に、リングギア2の側壁14を加締めることによ
りリングギア2と駆動円板本体1を固締する。さらに、
本実施例様態においては、外周部17を前記側壁14の加締
め時と同時に図示右方向に押し出し成形した突出部18を
形成して、前記凹溝16に係合させる。これによりキング
ギア2と駆動円板本体1との円周方向の相対移動を規制
可能とする。
第5図および第6図は、本発明の他の実施例を示すも
のである。第5図において、駆動円板本体1の先端部19
はリングギア2の側壁14を加締めることにより固締され
る。前記リングギア2の内周面には内周面から歯車部8
に向かつて円周面に適宜数の半円形の溝20が形成されて
いる。前記側壁14を加締めると同時に駆動円板本体1を
円形に加締めて突起部21を形成させる。該突起部21は前
述のリングギア2に形成した半円形状の溝20に係合し
て、リングギア2と駆動円板本体1との円周方向の相対
移動を規制可能とする。第7図は、第6図の矢示C方向
からの側面図である。
第7図および第8図は、本発明のさらなる他の実施例
である。第8図において、リングギア2は内周端面23を
連続的に凹凸形状とする。駆動円板本体1は先端部より
内方において曲折反転部25を形成する。該曲折反転部25
を前記リングギア2に係合させる。駆動円板本体1の所
謂先端部26は、前記リングギア2に形成させた凹凸形状
部に対応するようにその全周を凹凸形状に形成する。リ
ングギア2の凹凸部と駆動円板本体1の先端部に形成さ
せた凹凸部が互いに噛合して、リングギア2と駆動円板
本体1との円周方向の相対移動を規制可能としている。
リングギア2の側壁14に対して所定間隔を隔てて加締め
ることにより駆動円板本体1とリングギア2を固締して
いる。
第8図は、第7図の矢示D方向からの側面図である。
以上に示した実施例3例により駆動円板本体とリング
ギアは一体に固締され、両者は相対回転することなく回
転するものである。
〔発明の効果〕
本発明を、変速機の駆動円板本体とリングギアの固締
部に適用することにより、前記駆動円板本体とリングギ
アとの溶接による接合を廃止させることができる。溶接
による駆動円板本体への入熱が無くなり、駆動円板の熱
による変形・歪みを排除することが可能となつた。ま
た、リングギアに駆動円板本体を係止させた後両者を加
締めにより固締するため、駆動円板本体とリングギアの
位置決めが容易となつた。さらに、前記係止部において
加締め時の軸方向へのスラスト力を充分に受け止めるこ
とができ、部材の変形を抑えることも可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による駆動円板の実施例を示す部分断面
図であり、第1−a図は駆動円板とリングギアの固締前
の部分断面図であり、第1−b図は駆動円板とリングギ
アの固締後の部分断面図である。第2図は第1図の矢示
方向Aからの駆動円板の側面図である。第3図乃至第4
図は本発明による別の実施例を示すもので、第3図は駆
動円板の部分断面図であり第4図は第3図の矢示方向B
からの側面図である。第5図乃至第6図は、本発明によ
る更なる別の実施例を示すもので、第5図は駆動円板の
部分断面図であり第6図は第5図の矢示方向Cからの側
面図である。第7図乃至第8図は、本発明によるその他
の実施例を示すもので、第7図は駆動円板の部分断面図
であり第8図は第7図の矢示方向Dからの側面図であ
る。 第9図および第10図は、本発明の従来の技術を示したも
のであり、第9図は駆動円板の正面図(右側半分のみ)
であり、第10図は第9図のI−I線に沿つた断面図であ
る。 駆動円板本体……1、 リングギア……2、 フランジ……6、 フランジ……7、 溝……13。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−135649(JP,A) 実開 昭61−114149(JP,U) 実開 昭57−122852(JP,U) 実開 平1−166853(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機のトルクコンバータへの駆動力
    入力側に配置される駆動円板本体と、該駆動円板本体と
    一体に回転するリングギアとから構成される駆動円板装
    置において、前記駆動円板本体は半径方向外方部分にて
    トルクコンバータ側に曲折して前記リングギアを受ける
    フランジを形成し、さらに前記駆動円板本体の外周端部
    は、前記駆動円板本体の半径方向外方に向かつて曲折す
    るフランジを有するとともに、前記リングギアはその内
    周に溝が形成され、該溝には前記駆動円板本体の半径方
    向外方に向かつて曲折するフランジを係止させ、前記リ
    ングギアの側面を加締めることにより前記駆動円板本体
    とリングギアを一体に固締させた、駆動円板の締結方
    法。
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JP4620764B2 (ja) * 2008-07-24 2011-01-26 株式会社エクセディ 動力伝達部品およびそれを備えたフライホイール組立体
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