JP2657926B2 - 遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

遊技機の変動入賞装置

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JP2657926B2
JP2657926B2 JP63111455A JP11145588A JP2657926B2 JP 2657926 B2 JP2657926 B2 JP 2657926B2 JP 63111455 A JP63111455 A JP 63111455A JP 11145588 A JP11145588 A JP 11145588A JP 2657926 B2 JP2657926 B2 JP 2657926B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
とって有利な第2状態とに変換可能な可動部材と、該可
動部材により受入れた打球が流入する凹室と、当該凹室
内に設けられた打球の入賞に基づき所定の遊技価値が付
与される一般入賞口及び打球の入賞に基づき特別遊技に
おける継続権利が付与される特別入賞口と、を備えた遊
技機の変動入賞装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の遊技機の変動入賞装置においては、可動部材に
より受入れられた打球が一般入賞口もしくは特別入賞口
へ入賞するまでの過程として、一般入賞口及び特別入賞
口の上方へ直接落下して、直ぐに一般入賞口か特別入賞
口へ入賞する場合と、凹室内に設けられた棚部に乗って
凹室後方へ一旦流下した後、凹室底部の床面へ落下して
凹室の床面を手前側(一般入賞口及び特別入賞口が設け
られている側)へ流下して、一般入賞口か特別入賞口へ
入賞する場合がある。
特に、可動部材により受け入れた打球を棚部を介して
一旦凹室後方へ流下させ、凹室底部の床面床面を流下さ
せる場合は、凹室内における球の流下時間が長くなると
共に、床面上を流下する打球の流下速度は一般入賞口も
しくは特別入賞口へ直接落下する速度よりも遅いので、
打球が一般入賞口へ入賞するか特別入賞口へ入賞するか
の打球の流下過程を遊技者が視認可能となり、特別入賞
口への入賞の期待感が高まるのである。
なお、どちらの経路を通った入賞球も所定の確率で一
般入賞口もしくは特別入賞口へ入賞するものとなってい
る。
また、凹室底部の床面に誘導手段等を設けて、凹室の
床面を流下する打球が特別入賞口へ入賞する確率を変更
できるようにした変動入賞装置も開発されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、変動入賞装置の可動部材により内部へ
受け入れられた後、直ぐに一般入賞口か特別入賞口へ向
けて落下する打球に対しては、遊技者に与える遊技上の
興趣を高めるような工夫は為されていない。
かといって、可動部材により受入れた打球を全て凹室
後方へ導くような構造とすると、全ての打球が凹室の床
面のみを流下して一般入賞口もしくは特別入賞口へ入賞
することとなるため、打球の流下過程が単調となってし
まい、特別入賞口への入賞に対する興趣が薄れてしま
う。
そこで、本発明は、変動入賞装置内における打球の一
般入賞口もしくは特別入賞口への入賞過程を多彩とし、
尚且つ、一般入賞口もしくは特別入賞口へ至る入賞過程
によって遊技者に与える興趣を十分に高めることができ
る遊技機の変動入賞装置の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために、本発明に係る遊技機の変
動入賞装置は、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部材(35)
と、該可動部材により受入れた打球が流入する凹室と、
当該凹室内に設けられ打球の入賞に基づき所定の遊技価
値が付与される一般入賞口(19)及び打球の入賞に基づ
き特別遊技における継続権利が付与される特別入賞口
(20)と、を備えた遊技機(例えば、パチンコ機1)の
変動入賞装置(13)において、上記凹室は、上記一般入
賞口及び特別入賞口の上方であって、上記可動部材によ
り受け入れた打球が落下する打球落下空間部と、上記可
動部材の後方側に形成されて該可動部材により受け入れ
た打球が上面部を転動して上記一般入賞口又は特別入賞
口へ流入入賞可能な打球流入空間部(例えば、主凹室3
7)と、から構成するとともに、上記打球落下空間部に
左右方向から延在する一対の開閉部材(例えば、左右一
対の腕部57,57)の各端部(例えば、入賞球貯留部85)
が近接した近接状態と両端部が離隔した離隔状態とに変
換可能な落下状態変更手段を備え、上記落下状態変更手
段を、所定遊技条件に基づいて近接状態と離隔状態とに
変換させることにより、上記打球落下空間部を落下する
打球に作用して落下方向に変化を与え得るようにした。
〈作用〉 凹室を可動部材により受け入れた打球が落下する打球
落下空間部と、上記可動部材の後方側に形成されて該可
動部材により受け入れた打球が上面部を転動して上記一
般入賞口又は特別入賞口へ流入入賞可能な打球流入空間
部と、から構成するとともに、打球落下空間部で近接状
態と離隔状態とに変換可能な落下状態変更手段が打球落
下空間部を落下する打球に作用して落下方向に変化を与
える可能性が生ずるので、落下する打球が全て直ぐに一
般入賞口もしくは特別入賞口に入賞してしまうことを防
げる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
遊技機としてのパチンコ機1は、第1図で示すよう
に、額縁状前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操
作部4、変動時間短縮ボタン5などを有し、前面枠2の
窓部6を後方から塞ぐようにして設けた遊技盤7の表面
には、ガイドレール8で囲まれた遊技部9を形成し、遊
技部9内に無数の障害釘(図示せず)を植設するととも
に、風車10…や入賞具11…を配設し、遊技部9の上方に
は装飾用ランプ12…を配設し、また遊技部9のほぼ中央
に変動入賞装置13を設け、変動入賞装置13の下方に第1
特定入賞口14を設け、第1特定入賞口14の左右に第2特
定入賞口15、15を並設してある。
また、第1特定入賞口14と第2特定入賞口15、15の間
隔内には内部に有効時間表示ランプ16および延長有効時
間表示ランプ17とを有する発光表示部18が設けられてい
て、有効時間表示ランプ16は緑色のランプからなり、延
長有効時間表示ランプ17は赤色のランプよりなってい
る。
第2図に遊技盤7の裏面が示してある。変動入賞装置
13の凹室内には一般入賞口19と特別入賞口20が形成され
ていて、特別入賞口20の下方には継続スイッチ21が設け
られており、凹室下方の集球部材22の下部にはカウント
スイッチ23が設けられている。
また、第1特定入賞口14には第1始動スイッチ24、第
2特定入賞口15、15には第2始動スイッチ25、25が設け
られている。したがって、特別入賞口20を通過した球は
継続スイッチ21を作動させ、この特別入賞口20を通過し
た球および一般入賞口19、19を通過した球はカウントス
イッチ23を作動させ、第1特定入賞口14を通過した球は
第1始動スイッチ24を作動させ、第2特定入賞口15、15
を通過した球は第2始動スイッチ25、25を作動させる。
第3図、第4図で示すように、本実施例に係る変動入
賞装置13は基板枠26、主駆動装置27、補助駆動装置28よ
りなる。
基板枠26は、基板29のほぼ中央部に開口部30を開設
し、開口部30の上部に天入賞口31を有する鎧部32を立設
し、開口部30の下部には内部に一般入賞口19と特別入賞
口20とを有する球受枠33を立設し、球受枠33の表面には
継続回数表示器34…を設け、開口部30の両側の鎧部32と
球受枠33との間に可動部材35,35を回動自在に軸着し、
基板29の裏面には開口部30を囲むように凹室カバー36を
有する。
凹室カバー36内には、開口部30より連続的に後方に設
けた主凹室37を形成し、この主凹室37の両側には補助凹
室38を形成してある。第5図で示すように、主凹室37と
補助凹室38は、基板29の開口部30の両側縁から後方に設
けられた上部仕切板39と、凹室内の軸受40を支持するよ
うに設けられた下部仕切板41により仕切られている。
また、上部仕切板39の後側と、下部仕切板41の前側上
部には開口部42A、42Bが設けてあり、この開口部42A、4
2Bにより主凹室37と補助凹室38を連通させている。ま
た、主凹室37の底面37′の下部は透明な部材よりなり、
前傾姿勢で一般入賞口19および特別入賞口20に臨んでい
て、この底面37′の下側に入賞個数表示ランプ43…を臨
ませてある。さらに、主凹室37内の後部には背景モデル
44が配設される。
上記した球受枠33の表面に設けられた継続回数表示器
34は4個のLEDよりなり、特別入賞口20に入賞した球が
継続スイッチ21をオンさせる毎に、左から順次点灯し、
入賞球が5個を越えた場合には、左から順次点滅させ
て、継続回数を表示するようになっている。したがっ
て、4個のLEDで最大8回までの継続回数を表示するこ
とができ、狭い遊技盤面を有効に利用することができ
る。
可動部材35の内面45の先端には球落下防止突起46を隆
設してあり、内面の後端には球流下方向制御突起47が隆
設してある。この球落下防止突起46により内面45上に載
った球が開口部30の外方向にすべっても、球落下防止突
起46に球が当ることにより方向を変えられ、開口部30内
に流入する。よって、可動部材35に載った球の多くは開
口部30内に流入して主凹室37の奥へ入って行く。
なお、可動部材35に強い落下勢で当たって跳ねたよう
な球は、球流下方向制御突起47によって流下方向を変え
られ難いため、左右の可動部材35,35間の空部を通って
下方へ落下して行く場合もある。すなわち、開口部30よ
りも前面側で一般入賞口19及び特別入賞口20の上方であ
る空間部(打球落下空間部)も一般入賞口19もしくは特
別入賞口20への入賞が可能な入賞経路となるのである。
上記した可動部材35は、凹室内の軸受40に支承されて
いて、軸受40の後端にはクランク48が取付けられてい
る。またクランク48の軸49は主駆動装置27のレバー50に
設けられた長穴51に遊合していて、このレバー50はソレ
ノイド52のプランジャ53に取付けられている。
したがって、ソレノイド52のプランジャ53が吸引され
ると第6図Aで示すように可動部材35は開き、球を開口
部30に流入させ易い(遊技者にとって有利な)第2状態
となり、一方、ソレノイド52の付勢がなくなりプランジ
ャ53が自重で下位置に戻ると、第6図Bで示すように可
動部材35は閉じ、球を開口部30に流入させない(遊技者
にとって不利な)第1状態となる。
第7図から第11図に上記した背景モデル44が示してあ
る。
この背景モデル44はロボットの形を模してあり、口を
開くことが可能な鍔54を有する頭部55と、上下動可能な
胴部56と、胴部56の上下動に伴なって両手を合わせたり
開いたりすることが可能な二つの腕部57と、胴部56と一
体の脚部58とからなる。59、60は互いに上下動可能に組
立てた中枠、外枠で、頭部55は中枠59の上部に取付られ
ており、胴部56および脚部58は外枠60に取付けられてい
る。
第7図,第9図に示すように、頭部55の鍔54は後端が
中枠59に軸61で回動可能に軸着され、軸61から後方に延
びるアーム62の後端にワイヤ63が軸着されている。ワイ
ヤ63は中枠59の後蓋64に設けたガイド部65A、65Bに挿通
されており、中枠59外の下方でピン66に連結されてい
る。
このピン66は第4図で示すように、補助駆動装置28の
ソレノイド67のプランジャ68に軸着されたレバー69の一
端に設けた軸穴70に軸着されている。このレバー69は、
ほぼ中央でプランジャ68に軸着され、他端は軸71によっ
て主駆動装置の枠72に取付けられている。したがって、
ソレノイド67のプランジャ68が吸引されると、ワイヤ63
が上方に押し上げられ、鍔54が開く。
一方、プランジャ68が自重で下位置にある場合には、
ワイヤ63が引き下げられ、鍔54が閉じることになる。さ
らに、頭部55内には、発光部材73、74が取付けてあり、
これにより頭部55を内側から照らしている。また、中枠
59内には発光部材75が取付けてあり、これによりロボッ
トの胸部の半透明部分76を内側から照らしている。
第4図、第7図、第8図、に示すように、胴部56は、
外枠60に取付けられていて、外枠60の後側下部には操作
部77が突設されている。この操作部77は凹室カバー36の
後側下部に設けられた挿通口78に挿通されていて、補助
駆動装置28のソレノイド79のプランジャ80に取付けられ
ている。したがって、プランジャ80が吸引されると、外
枠60が引き上げられ、外枠60に取付けられた胴部56も引
き上げられる。
一方、ソレノイド79の付勢がなくなると、プランジャ
80は自重で下位置に戻り、外枠60も下位置に戻り、外枠
60に取付けられた胴部56も下位置に戻る。この動作によ
り、胴部56が上下動することになる。
第7図、第8図、第10図、第11図に腕部57が示してあ
る。
腕部57は、上部仕切板39の後側と、下部仕切板41の6
前側上部に設けた開口部42A、42Bに挿通されている。ま
た、腕部57には、肩側に肩軸81を設けてあり、肩軸81を
胴部56の後側に形成した凹部82に嵌挿し、この凹部82を
外枠60で後方より塞ぐことにより、腕部57を肩軸81を中
心として左右に往復動可能に胴部56に取付ける。斯くし
て、左右一対の腕部57,57は、打球落下空間部に左右か
ら延在する一対の開閉部材として機能するものである。
肩軸81には、内側に向かって操作突起83が突設してい
て、中枠59には、この操作突起83が接触するカム部84が
設けてある。したがって、胴部56が押し上げられると、
操作突起83がカム部84によって遊技盤の奥側から遊技盤
の手前側に向って押され、これにより肩軸81が回動し
て、第6図Aおよび第11図に示すように、腕部57が開
く。一方、胴部56が下位置にある場合には、第6図Bお
よび第10図に示すように、腕部57は閉じている。
上記した腕部57の手は、それぞれ分割された箱状の入
賞球貯留部85よりなり、各腕部57,57の各端部である一
対の入賞球貯留部85,85を近接(端面が接触する場合だ
けではなく、球が通過し難い程度に近づけた場合を含
む)させたときに球を保持可能な箱を形成するようにな
っている。
そして、左右の腕部57,57が近接して各入賞球貯留部8
5,85が近接状態となった場合、可動部材35,35から打球
落下空間部へ落下する球は特別入賞口20へ向けて落下す
ることを阻害され、左右の一般入賞口19,19へ向けて落
下したり、主凹室37内へ落下したり、運良く入賞球貯留
部85へ貯留されたりする。また、腕部57,57が離隔して
各入賞球貯留部85,85が離隔状態となった場合には、可
動部材35,35から打球落下空間部へ落下する球が運良く
入賞球貯留部85,85間を通って特別入賞口20へ入賞する
可能性もあるが、落下途中で入賞球貯留部85,85に当た
り、特別入賞口20へ向けて落下することを阻害される可
能性もあるので、上述した近接状態と同様に、左右の一
般入賞口19,19へ向けて落下したり、主凹室37内へ落下
したりすることもある。
すなわち、打球落下空間部に左右方向から延在する一
対の腕部57,57が一対の開閉部材として機能し、これら
腕部57,57をソレノイド79によって動作させると、その
端部である入賞球貯留部85,85が近接した近接状態と入
賞球貯留部85,85が離隔した離隔状態とに変換可能な落
下状態変更手段となる。そして、この落下状態変更手段
の状態によって、打球落下空間部を落下する打球の落下
方向に変化を与えることができるのである。
なお、入賞球貯留部85に貯留される球の数は、本実施
例では1個であるが、これに限定されることなく適宜変
更してもよい。また、この入賞球貯留部85は、本実施例
においては、特別入賞口20の上部に配設されているので
入賞球貯留部85に球が貯留されている場合にはかなり高
い確率で特別入賞口20へ入賞させることができるが、入
賞球貯留部85の位置はこれに限定さることなく、適宜変
更してもよい。
また、第7図で示すように入賞球貯留部85と特別入賞
口20との距離は球の直径よりも大きくなっている。した
がって、入賞球貯留部85に貯留された球以外の球によっ
ても特別入賞口20への入賞が可能となっている。
上記した変動入賞装置13を備えるパチンコ機1の遊技
内容を第12図から第16図により説明する。
第12図は特別遊技発生までのフローチャートである。
遊技を開始すると電気的制御装置のCPUが初期設定され
る。そして、第2特定入賞口15に入賞して第2始動スイ
ッチ25がオンになると可動部材35が1回開閉し始め、有
効時間表示ランプ16が点灯し、入賞球貯留部85が作動を
開始し腕部57が開き、球を貯留しない状態となる。
このときに特別入賞口20に入賞して継続スイッチ21が
オンになると、可動部材35が停止、入賞球貯留部85が作
動を停止し腕部57が閉じ、球を貯留できる状態となり、
特別遊技が開始される。
一方、可動部材35が1回開閉したときに特別入賞口20
に入賞しなかった場合には、延長有効時間表示ランプ17
が点滅し、延長有効時間タイマーがスタートし、このと
きに特別入賞口20に入賞して継続スイッチ21がオンにな
ると、入賞球貯留部85が作動を停止し腕部57が閉じ、球
を貯留できる状態となり、特別遊技が開始される。
また、特別入賞口20に入賞しなかった場合には、延長
有効時間タイマがストップし、延長有効時間表示ランプ
17を消灯し、入賞球貯留部85が作動を停止し腕部57が閉
じ、球を貯留できる状態となる。
また、第1特定入賞口14に入賞して第1始動スイッチ
24がオンになると、可動部材35が2回開閉し始め、有効
時間表示ランプ16が点灯し、入賞球貯留部85が作動を開
始し腕部57が開き、球を貯留しない状態となる。このと
きに特別入賞口20に入賞して継続スイッチ21がオンにな
ると、可動部材35が停止し、入賞球貯留部85が作動を停
止し腕部57が閉じ、球を貯留できる状態となり、特別遊
技が開始される。
一方、可動部材35が2回開閉した間に特別入賞口20に
入賞しなかった場合には、延長有効時間表示ランプ17が
点滅し、延長有効時間タイマがスタートし、このときに
特別入賞口20に入賞して継続スイッチ21がオンになる
と、入賞球貯留部85が作動を停止し腕部57が閉じ、球を
貯留できる状態となり、特別遊技が開始され、特別入賞
口20に入賞しなかった場合には、延長有効時間タイマが
ストップし、延長有効時間表示ランプ17を消灯し、入賞
球貯留部85が作動を停止し腕部57が閉じ、球を貯留でき
る状態となる。
第13図は特別遊技のフローチャートである。特別遊技
がスタートすると、初期設定として、入賞個数カウン
タ、および継続回数カウンタがクリアされ、所定のウエ
イトタイムがスタートし装飾用ランプ12が点滅を開始
し、継続入賞を可視表示するため鍔54が開く。
ウエイトタイムが終了すると、効果音が発生され、継
続入賞を可視表示するための鍔54が閉じ、可動部材35が
開閉を開始し、有効時間表示ランプ16が点灯する。この
とき特別入賞口20に入賞し継続スイッチ21がオンとなっ
た場合で、継続回数が8回以下の場合に、継続回数カウ
ンタの値に1を加え、継続回数表示の更新を行ない、可
動部材35を停止させ、装飾用ランプ12をオフにし、効果
音を停止し、入賞球貯留部85の作動を停止し腕部57が閉
じ、球を貯留できる状態となり、入賞個数表示ランプ43
…をオフにし、有効時間表示ランプ16をオフにして、再
び特別遊技に戻る。この処理は継続回数が8回になるま
で繰り返される。
一方、特別入賞口20に入賞せずに継続スイッチ21がオ
フの状態のとき、および継続回数が8回を越えた場合に
は、一般入賞口19に入賞する毎に入賞個数カウンタの値
に1を加え、入賞個数表示ランプ43…を更新する。その
後、可動部材35が12回開閉した場合、または入賞個数カ
ウンタの値が7を越えた場合に、入賞球貯留部85を作動
させ腕部57が開き、貯留した球を開放する状態となる。
この後、可動部材35が18回開閉するか、入賞個数カウン
タの値が10を越えると特別遊技の終了過程に移行する。
第14図に、特別遊技の終了過程が示してある。特別遊
技の終了過程は、可動部材35を停止し、装飾用ランプ12
をオフにし、効果音を停止し、入賞個数表示ランプ43…
をオフにし、延長有効時間表示ランプ17を点滅し、延長
有効時間タイマをスタートさせる。その後、特別入賞口
20に入賞して継続スイッチ21がオンになって継続回数が
8回以下の場合には特別遊技を再開し、継続回数が8回
を越えた場合、または延長有効時間が終了した場合に、
継続回数表示器34をリセットし、延長有効時間表示ラン
プ17をオフにし、入賞球貯留部85の作動を停止し腕部57
が閉じ、球を貯留できる状態となって特別遊技が終了す
る。
第15図、第16図に上記したパチンコ機1による遊技に
おけるソレノイド52、67、79等の作動状態を表わすタイ
ミングチャートが示してある。
従来のパチンコ遊技機は、基板の裏側の凹室内に一般
入賞領域と特別入賞領域とを設け、通常は一対の可動部
材で遊技部と非連通状となっているが、遊技部に設けら
れた特定入賞口に入賞することにより、可動部材が1回
または2回開閉して遊技部と凹室内とが連通され、この
とき飛び込んだ球が特別入賞領域に入賞すると、可動部
材が所定回数だけ開閉し、入賞率が大幅に高められるよ
うになっている。そして、特別入賞領域への入賞確率は
単なる偶然性にまかせられていたため、せっかく発生し
た特別遊技が継続することなく終了してしまう等、興趣
を損ねることがあった。
しかし、上記実施例のような入賞球貯留部を設けた変
動入賞装置においては、入賞球貯留部の動作態様により
特別入賞口への球の入賞確率を変化させることができる
ので、入賞球貯留部が球貯留可能になるタイミングと、
この貯留球を開放するタイミングとを適宜に設定するこ
とにより、遊技者にとって有利な展開で特別遊技が継続
するように、特別入賞口への入賞確率を適宜なタイミン
グで高めることができる。
すなわち、上記実施例においては、可動部材が一定回
数(12回)開閉した場合、あるいは変動入賞装置内へ一
定個数(7個)入賞した場合に、入賞球貯留部が開き、
入賞球貯留部に貯留されていた球を開放することによ
り、特別遊技の1サイクルにおける前半から中盤にかけ
ては、遊技者に貯留部へ球が入るかどうかという期待感
を与え、また入賞球貯留部に貯留された貯留球が開放さ
れる後半では高い確率で特別遊技を継続することが可能
となるので、球流下方向変更手段と相俟って、遊技者に
与える興趣を一層高めることが可能となる。さらに、入
賞球貯留部の作動タイミングを適宜変更することによ
り、バランスのとれたパチンコ遊技機を提供することが
できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係る遊技機の変動入賞
装置によれば、凹室を可動部材により受け入れた打球が
落下する打球落下空間部と、上記可動部材の後方側に形
成されて該可動部材により受け入れた打球が上面部を転
動して上記一般入賞口又は特別入賞口へ流入入賞可能な
打球流入空間部と、から構成するとともに、打球落下空
間部で近接状態と離隔状態とに変換可能な落下状態変更
手段が打球落下空間部を落下する打球に作用して落下方
向に変化を与え得るものとしたので、落下する打球が全
て直ぐに一般入賞口もしくは特別入賞口に入賞してしま
うことを防ぐことが可能となる。
これにより、変動入賞装置内における一般入賞口もし
くは特別入賞口への打球の入賞経路が多彩となり、しか
も、打球落下空間部を落下することとなった打球が一般
入賞口もしくは特別入賞口へ入賞するまでの過程を、打
球流入空間部と同様に、遊技者に期待感を抱かせながら
視認させることができ、遊技上の興趣を効果的に高める
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を表わすもので、第1図はパチ
ンコ遊技機の正面図、第2図は遊技盤の裏面図、第3図
は変動入賞装置の斜視図、第4図は変動入賞装置の裏面
の斜視図、第5図は変動入賞装置の断面図、第6図は変
動入賞装置の正面図、第7図は変動入賞装置内の背景モ
デルの側面図、第8図は背景モデルの分解斜視図、第9
図は背景モデルの断面図、第10図、第11図は背景モデル
の側面図、第12図から第14図はゲーム処理を示すフロー
チャート、第15図、第16図はゲーム処理における各部材
のタイミングチャートである。 図中、1……パチンコ機、13……変動入賞装置、19……
一般入賞口、20……特別入賞口、35……可動部材、37…
…主凹室、47……球流下方向制御突起、57……腕部、85
……入賞球貯留部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
    とって有利な第2状態とに変換可能な可動部材と、該可
    動部材により受入れた打球が流入する凹室と、当該凹室
    内に設けられ打球の入賞に基づき所定の遊技価値が付与
    される一般入賞口及び打球の入賞に基づき特別遊技にお
    ける継続権利が付与される特別入賞口と、を備えた遊技
    機の変動入賞装置において、 上記凹室は、上記一般入賞口及び特別入賞口の上方であ
    って、上記可動部材により受入れた打球が落下する打球
    落下空間部と、上記可動部材の後方側に形成されて該可
    動部材により受け入れた打球が上面部を転動して上記一
    般入賞口又は特別入賞口へ流入入賞可能な打球流入空間
    部と、から構成するとともに、 上記打球落下空間部に左右方向から延在する一対の開閉
    部材の各端部が近接した近接状態と両端部が離隔した離
    隔状態とに変換可能な落下状態変更手段を備え、 上記落下状態変更手段を、所定遊技条件に基づいて近接
    状態と離隔状態とに変換させることにより、上記打球落
    下空間部を落下する打球に作用して落下方向に変化を与
    え得るようにしたことを特徴とする遊技機の変動入賞装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0199582A (ja) * 1987-10-14 1989-04-18 Sankyo Kk 弾球遊技機の可変入賞球装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0199582A (ja) * 1987-10-14 1989-04-18 Sankyo Kk 弾球遊技機の可変入賞球装置

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