JP2657557B2 - 通話中転送制御方式 - Google Patents

通話中転送制御方式

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JP2657557B2
JP2657557B2 JP1317452A JP31745289A JP2657557B2 JP 2657557 B2 JP2657557 B2 JP 2657557B2 JP 1317452 A JP1317452 A JP 1317452A JP 31745289 A JP31745289 A JP 31745289A JP 2657557 B2 JP2657557 B2 JP 2657557B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 分散制御型のディジタル交換機に於ける通話中転送制
御方式に関し、 通話中に任意の転送先の転送する為のプロセッサの処
理負担を軽減することを目的とし、 複数個の通話路モジュールと、該通話路モジュール対
応のプロセッサとを備えた分散制御型のディジタル交換
機に於ける加入者間の通話中に、一方の加入者と転送先
加入者とを切替接続する通話中転送制御方式に於いて、
前記通話中の他方の加入者のフッキングを含む転送操作
により、該加入者を収容した加入者回路の折返トランク
を介して前記通話中の一方の加入者を保留状態とし、且
つ該加入者と転送先加入者との間のパスを形成して通話
を行わせ、前記他方の加入者のオンフックにより前記折
返トランクと前記転送先加入者との間を接続し、該折返
トランクを介して前記一方の加入者と前記転送先加入者
との間を接続するように構成した。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、分散制御型のディジタル交換機に於ける通
話中転送制御方式に関するものである。
交換機に於ける転送サービスとしては、(a)着呼加
入者の状態に関係なく、登録された転送先へ転送する無
条件転送、(b)着呼加入者が不在等の為に無応答の場
合のみ、登録された転送先へ転送する無応答転送、
(c)話中時に着呼した場合のみ、登録された転送先へ
転送する話中時転送、(d)通話中に任意の指定した転
送先へ転送する通話中転送とがある。
前述の(a)〜(c)の転送サービスについては、構
内交換機及び局用交換機に収容された加入者に対して実
現されているが、(d)の通話中転送サービスについて
は、構内交換機に収容された加入者に対してのみ実現さ
れている。従って、局用交換機に収容された加入者に対
しても適用できるようにすることが要望されている。
〔従来の技術〕
分散制御型のディジタル交換機は、例えば、第8図に
示すように、複数の通話路モジュール41−a〜41−c対
応のコールプロセッサ50−a〜50−cと、全体を制御す
るメインプロセッサ51とを備え、通話路モジュール41−
a〜41−cには複数個の加入者回路42を介して加入者A,
B,C,・・・が収容されている。通話路モジュール41−a
〜41−cは、T−S−T(時間スイッチ−空間スイッチ
−時間スイッチ)の構成の場合を示し、43は集線回路
(LC)、44は一次時間スイッチ(PTS)、45は空間スイ
ッチ、46は二次時間スイッチ(STS)、47〜49は制御メ
モリ(CM)を示す。
一次時間スイッチ44は、例えば、シーケンシャルライ
ト・ランダムリードにより制御され、二次時間スイッチ
46は、ランダムライト・シーケンシャルリードにより制
御されるもので、制御メモリ47にランダムリードの為の
アドレスがコールプロセッサ50の制御により書込まれ、
又制御メモリ48にランダムライトの為のアドレスがコー
ルプロセッサ50の制御により書込まれる。又制御メモリ
49は、通話路モジュール41対応の空間スイッチ45の制御
情報がコールプロセッサ50の制御により書込まれる。
例えば、通話路モジュール41−a,41−bに収容された
加入者A,B間の通話に於いては、それぞれの通話路モジ
ュール41−a,41−b対応のコールプロセッサ50−a,50−
b間で交換接続情報の送受信が行われて、各制御メモリ
47〜49に制御情報が書込まれる。加入者Aからの音声信
号は、集線回路43により多重化されて一次時間スイッチ
44に入力され、タイムスロットTSaからタイムスロットT
Smに変換されて空間スイッチ45に入力される。空間スイ
ッチ45は、制御メモリ49に書込まれた制御情報に従って
ゲートが制御され、それにより、通話路モジュール41−
a,41−b間の鎖線で示すパスが形成され、加入者Aの音
声信号は通話路モジュール41−bを介して加入者Bへ送
出される。
又加入者Bからの音声信号は、通話路モジュール41−
bの空間スイッチ45の入側→通話路モジュール41−aの
出側→二次時間スイッチ46→集線回路43→加入者回路42
を介して加入者Aへ送出される。
このような分散制御型のディジタル交換機は、例え
ば、特公昭63−17279号公報に示されている。
第8図に於いて、発呼加入者をA、転送サービス要求
加入者をB、転送先加入者をCとし、無条件転送サービ
スの場合は、発呼加入者Aから着呼加入者Bの電話番号
等の交換制御情報が、コールプロセッサ50−aに転送さ
れ、コールプロセッサ50−aの制御により着呼加入者B
が収容されている通話路モジュール41−bのコールプロ
セッサ50−bに交換制御情報が転送される。コールプロ
セッサ50−bは、着呼加入者Bが無条件転送サービス要
求加入者で、転送先が加入者Cであることを識別し、コ
ールプロセッサ50−bは、転送先加入者Cの加入者情報
と転送呼であることの情報をコールプロセッサ50−aに
送り、コールプロセッサ50−aからコールプロセッサ50
−cに新たに交換制御情報を転送することによって、コ
ールプロセッサ50−a,50−bにより加入者A,C間のパス
を形成することになる。
又無応答転送サービスの場合は、コールプロセッサ50
−aからの交換制御情報を受信したコールプロセッサ50
−bの制御により、着呼加入者Bを呼出し、所定時間経
過しても応答がない場合に、加入者Cへ転送する為の前
述と同様な処理を行うことになる。そして、加入者A,C
間のパスが形成される。
又話中時転送サービスの場合は、着呼加入者Bが話中
である条件に於いて加入者Cへの転送処理を行うもの
で、前述と同様な処理により加入者A,C間のパスが形成
される。
又通話中転送サービスの場合、従来は、第9図に示す
転送処理となるもので、複数の通話路モジュールを一体
化した通話路として示し、加入者A,B間に(a)に示す
ようにパス(1)が形成されて通話中の状態(a)に於
いて、加入者Cへ転送する為に、加入者Bがフッキング
すると、パス(1)から(b)に示すようにパス
(2),(3)に切替えられて、パス(2)により加入
者Aは待ちトーン発生器61に接続され、加入者Bはパス
(3)によりダイヤルトーン発生器62に接続される。加
入者Bはダイヤルトーンを聴取した後、加入者Cの電話
番号をダイヤルすると、加入者Cにリンギング、加入者
Bにリングバックトーンがそれぞれ送出され、加入者C
がオフフックにより応答すると、(c)に示すように、
パス(3)からパス(4)に切替えられ、そのパス
(4)により加入者B,C間が接続される。
加入者B,C間の通話後に、加入者Bがオンフックする
と、(d)に示すように、パス(2),(4)からパス
(5)に切替えられ、そのパス(5)により加入者A,C
間が接続され、加入者Bへの呼が加入者Cへ転送される
ことになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のように、通話中転送サービスを行う場合に、通
話中のパス(1)から転送先の加入者Cとの間のパス
(5)を形成するまでに、5回もパスを形成することに
なり、加入者A,B,Cが第8図に示すように、それぞれ異
なる通話路モジュール41−a〜41−cに収容されている
場合、その都度、コールプロセッサ50−a〜50−c間通
信を必要とすることになり、処理負担が増加する欠点が
ある。
本発明は、通話中に任意の転送先に転送する為のプロ
セッサの処理負担を軽減することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の通話中転送制御方式は、加入者回路に於ける
折返トランクを利用して、パスの切替えを少なくし、そ
れによって、プロセッサ間通信を低減するものであり、
第1図を参照して説明する。
複数個の通話路モジュール1と、この通話路モジュー
ル1対応のプロセッサ2とを備えたディジタル交換機に
於ける加入者A,B間の通話中に、一方の加入者と転送先
加入者Cとを切替接続する通話中転送制御方式であっ
て、加入者を収容した加入者回路3は、折返トランク4
と、この折返トランク4と加入者と通話路モジュール1
とを切替接続する通話メモリとを備えている。そして、
プロセッサ2の制御に基づいて通話路モジュール1に設
定された第1の通話路で通話中の加入者A,Bの何れか一
方の加入者の通話中転送操作により、この一方の加入者
を収容した加入者回路3を制御するラインプロセッサに
よって、この加入者回路3の通話メモリを介して折返ト
ランク4と第1の通話路とを接続し、この折返トランク
4を介して他方の加入者に待ちトーン発生器からの待ち
トーンを送出して保留状態とし、且つプロセッサ2の制
御により通話路モジュール1に、一方の加入者と転送先
加入者との間を接続する第2の通話路を設定し、一方の
加入者のオンフックにより、第1の通話路と第2の通話
路との間に、ラインプロセッサの制御によって加入者回
路4の通話メモリを介して折返トランク4を接続し、他
方の加入者と転送先加入者Cとの間を、先に通話路モジ
ュール1に設定された第1の通話路と折返トランク4と
先に通話路モジュール1に設定された第2の通話路とを
介して接続するものである。
〔作用〕
加入者A,B,Cを収容した加入者回路3は、折返トラン
ク4と、通話メモリ(図示を省略)とを備えている。そ
して、プロセッサ2(コールプロセッサ)の制御により
設定された第1の通話路と、加入者回路3の通話メモリ
とを介して加入者A,B間が接続された通話中に、加入者
A,Bの何れか一方、例えば、加入者Bがフッキング等に
よる通話中転送操作を行うと、この加入者Bを収容した
加入者回路3を制御する図示を省略したラインプロセッ
サにより、図示を省略した通話メモリを制御して、第1
の通話路と折返トランク4とを接続し、図示を省略した
待ちトーン発生器からの待ちトーンを折返トランク4を
介して他方の加入者Aに送出して保留状態とする。
又一方の加入者Bは、加入者回路3の通話メモリによ
り切替接続され、この加入者Bにダイヤルトーンを図示
を省略した経路で送出する。この加入者Bが転送先加入
者Cの番号をダイヤルすることにより、この転送先加入
者Cの呼出しが行われ、この呼出しに対して転送先加入
者Cが応答すると、加入者B,C間で通話を行う第2の通
話路を設定する。この場合、加入者回路3の通話メモリ
を介して第2の通話路と加入者B,C間とを接続すること
になる。
この加入者B,C間の通話後に加入者Bがオンフックす
ると、加入者Bを収容した加入者回路3を制御するライ
ンプロセッサによって加入者回路3の通話メモリを制御
し、通話路モジュール1に先に設定された第1の通話路
と第2の通話路との間を折返トランク4を介して接続
し、保留状態であった加入者Aと転送先加入者Cとの間
を、第1の通話路と折返トランク4と第2の通話路とを
介して接続する。従って、通話中の加入者A,Bの何れか
一方の加入者、例えば、加入者Bの通話中転送操作によ
り、加入者Aからの呼を転送先加入者Cへ転送すること
ができる。
その場合、加入者Aが収容された通話路モジュール1
対応のプロセッサ2(コールプロセッサ)は、その通話
路モジュール1に設定された第1の通話路をそのままの
状態で保持するだけであるから、プロセッサ2間の通信
を必要としないことになる。又転送先加入者Cが収容さ
れた通話路モジュール1対応のプロセッサ2は、加入者
Bと転送先加入者Cとの間の第2の通話路を形成する為
の制御を行うだけで済むことになる。又加入者Bが収容
された通話路モジュール1対応のプロセッサ2が主に通
話中転送の制御を行うもので、太線で示す第1の通話路
を最初に設定し、通話中転送操作に従って太2点鎖線で
示す第2の通話路を設定し、ラインプロセッサにより加
入者回路3の通話メモリを制御して折返トランク4を切
替接続して第1の通話路と第2の通話路との間を接続す
ることによって通話中転送を行うことができる。従っ
て、プロセッサ2による通話路モジュール1に対する制
御回数を少なくし、且つ加入者がそれぞれ異なる通話路
モジュール1に収容されている場合でも、プロセッサ間
通信回数が低減されることになる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
第2図は本発明の実施例の転送処理説明図であり、加
入者A,B間の通話中に加入者Cへ呼を転送する場合を示
し、複数個の通話路モジュールを一体化して示す通話路
6と加入者A,B,Cとの間の加入者回路及び通話路モジュ
ール対応のプロセッサは図示を省略している。又第3図
は本発明の実施例の状態遷移説明図であり、状態〜
を基に転送処理について説明する。
第2図の(a)は、通話路6のパス(i)により加入
者A,B間が接続されて、A−B:通話中の状態を示すもの
であり、この通話中の状態に於いて、加入者Bがフッキ
ングすると、加入者Bが収容されている加入者回路
(図示せず)の折返トランク7がハントされ、A−B
のパス(i)をA−折返トランク7に切替え、待ちト
ーンを折返トランク7に送出し、加入者Bにダイヤル
トーンを送出する。即ち、加入者Bのフッキングによ
り、(b)に示すように、加入者Aに接続されたパス
(i)はそのままで折返トランク7に切替接続され、又
パス(ii)が形成されて待ちトーン発生器8が折返トラ
ンク7に接続され、待ちトーン発生器8からの待ちトー
ンが加入者Aに送出され、パス(i)は保留状態とな
る。又加入者Bにダイヤルトーン発生器9からのダイヤ
ルトーンが送出される。従って、加入者Aは待ちトー
ン,加入者Bはダイヤルトーンをそれぞれ聴取している
状態となる。
次に加入者Bが加入者Cの番号をダイヤルし、そのダ
イヤルの数字受信完了により、加入者Cへのパスをハ
ントし、加入者Bへリングバックトーンを送出し、加
入者Cへリンギングを送出する。加入者Aは待ちトー
ン,加入者Bはリングバックトーン,加入者Cはリンギ
ングをそれぞれ聴取している状態となる。そして、加
入者Cがオフフックすると、加入者B,C間のパスを形
成する。即ち、(c)に示すように、加入者B,C間の
パス(iii)が形成される。従って、加入者Aは待ちト
ーン,加入者B,Cはパス(iii)を介して通話中の状態
となる。
そして、加入者Bがオフフックすると、加入者B,C
間のパスを、折返トランク7と加入者Cとの間に切替接
続する。それにより、加入者A,C間が通話中の状態
となる。即ち、(d)に示すように、加入者A,C間をパ
ス(i)と折返トランク7とパス(iii)と図示を省略
した加入者回路の通話メモリとを介して接続し、加入者
A,C間を通話状態とする。この場合、パス(i),(i
i),(iii)は通話路モジュール対応のプロセッサによ
って設定制御し、又折返トランク7の切替接続制御は、
加入者回路を制御するラインプロセッサが通話メモリを
制御することにより行うものである。なお、パス(i)
は、加入者A,B間の通話の為に最初に設定された通話路
モジュールの第1の通話路、パス(iii)は、加入者B
と転送先加入者Cとの間に設定された通話路モジュール
の第2の通話路に対応する。
従って、最初のパス(i)はそのままとなるから、加
入者Aが収容された通話路モジュール対応のプロセッサ
は転送制御を行う必要がなく、加入者Bが収容された通
話路モジュール対応のプロセッサがパス(ii)の形成を
制御し、且つ加入者Cが収容された通話路モジュール対
応のプロセッサと共に、パス(iii)の形成制御を行う
ことになり、パスの設定回数が少なくなると共に、プロ
セッサ間通信が少なくて済むから、プロセッサの処理負
担を軽減し、転送制御の処理遅延を短縮することができ
る。
第4図乃至第7図は、第2図の(a)〜(d)に対応
した状態の本発明の実施例の動作説明図であり、加入者
A,B,Cがそれぞれ異なる通話路モジュール11−1〜11−
3に収容された場合を示し、通話路モジュール11−1〜
11−3対応のプロセッサは図示を省略している。又12−
1〜12−3は加入者回路、13−1〜13−3は集線回路
(LC)、14−1〜14−3は一次時間スイッチ(PTS)、1
5−1,15−2は空間スイッチ(SSW)、16−1〜16−3は
二次時間スイッチ(STS)、17−1〜17−3,18−1〜18
−3,19−1,19−2は制御メモリ(CM)、20は受信信号メ
モリ(RSM)、21−1〜21−3は加入者回路対応のライ
ンプロセッサ、22はダイヤルトーン発生器、23は待ちト
ーン発生器、24はラインカード、25は下り通話メモリ、
26は上り通話メモリ、27は折返トランクである。
加入者回路12−1〜12−3は、例えば、8加入者を収
容するラインカード24を15個と、折返トランク27を構成
するセレクタカードと、下り通話メモリ25と、上り通話
メモリ26とから構成され、ラインプロセッサ21−1〜21
−3により、下り通話メモリ25と上り通話メモリ26とが
制御されて、集線回路13−1〜13−3との間のパスが形
成され、又ラインプロセッサ21−1〜21−3と、通話路
モジュール11−1〜11−3対応のプロセッサ(図示せ
ず)との間に、加入者の状態情報等が送受信される。
又加入者回路12−1〜12−3に設けられた任意数の折
返トランク27は、集線回路13−1〜13−3側から下り通
話メモリ25と上り通話メモリ26とを介して折返回路を形
成して、その用途は例えば折返試験を行う場合に用いら
れる。従って、このような折返機能を有しないディジタ
ル交換機の場合には、加入者回路12−1〜12−3対応に
適当な折返トランクを設けることになる。
又受信信号メモリ20は、通話路モジュール対応に有す
るものであるが、簡単化の為に通話路モジュール11−2
にのみ図示している。又ダイヤルトーン発生器22及び待
ちトーン発生器23は、複数の通話路モジュール11−1〜
11−3毎(即ち,プロセッサ単位)に共通に設けられて
いる場合が一般的である。又一次時間スイッチ14−1〜
14−3の制御メモリ17−1〜17−3と二次時間スイッチ
16−1〜16−3の制御メモリ18−1〜18−3とは、図示
を省略した通話路モジュール11−1〜11−3対応のプロ
セッサ(コールプロセッサ)により制御情報が書込まれ
る。
又空間スイッチ15−1〜15−2の制御メモリ19−1〜
19−2は,隣接する通話モジュールの一方の通話モジュ
ール対応のプロセッサにより制御情報が書込まれる構成
の場合を示すが、各通話モジュール対応の異なるプロセ
ッサによりそれぞれ通話モジュール対応の空間スイッチ
を制御する制御メモリに制御情報を書込む構成とするこ
とも可能である。又一次時間スイッチ14−1〜14−3は
シーケンシャルライト・ランダムリードにより制御さ
れ、二次時間スイッチ16−1〜16−3はランダムライト
・シーケンシャルリードにより制御される場合を例に説
明する。
第4図は加入者Aが発呼し、加入者Bがオフフックに
より応答して加入者A,B間のパスが形成され、加入者A,B
間で通話中の状態を示し、加入者Aから加入者Bへの音
声信号はタイムスロットα、加入者Bから加入者Aへの
音声信号はタイムスロットα+512により伝送される場
合を示す。即ち、加入者Aからの音声信号は、加入者回
路12−1のラインカード24から上り通話メモリ26を介し
て集線回路13−1に加えられ、集線回路13−1により多
重化されて一次時間スイッチ14−1に加えられ、シーケ
ンシャルライトにより書込まれ、制御メモリ17−1に書
込まれた制御情報に従ってαのタイムスロットで読出さ
れて空間スイッチ15−1に加えられ、制御メモリ19−1
に書込まれた制御情報に従って空間スイッチ15−1のゲ
ートが制御されて、通話路モジュール11−2の二次時間
スイッチ16−2に加えられる。
この二次時間スイッチ16−2に於いては、制御メモリ
18−2に書込まれた制御情報に従ったタイムスロットα
に相当するアドレスに音声信号が書込まれ、この音声信
号はシーケンシャルリードにより読出されて、集線回路
13−2に加えられ、多重分離されて加入者回路12−2の
下り通話メモリ25を介してラインカード24から加入者B
へ送出される。
又加入者Bからの音声信号は、加入者回路12−2のラ
インカード24から上り通話メモリ26を介して集線回路13
−2に加えられ、多重化されて一次時間スイッチ14−2
に加えられ、シーケンシャルライトにより書込まれ、そ
の音声信号は制御メモリ17−2に書込まれた制御情報に
従ってα+512のタイムスロットで読出され、制御メモ
リ19−1により制御される空間スイッチ15−1を介して
通話路モジュール11−1の二次時間スイッチ16−1に加
えられ、α+512のタイムスロットに相当するアドレス
に書込され、シーケンシャルリードにより読出されて、
集線回路13−1に加えられ、多重分離されて下り通話メ
モリ25を介してラインカードから加入者Aへ送出され
る。
前述のような加入者A,B間の通話中に、加入者Bが加
入者Cを呼出して、加入者Aからの呼を加入者Cへ転送
する為に、加入者Bがフッキングすると、第5図に示す
状態となる。即ち、通話路モジュール11−1内に於ける
パスはそのままの状態を維持し、通話路モジュール11−
2の制御メモリ17−2,18−2の制御情報が変更されて、
加入者Bに割当てられていた一次時間スイッチ14−2の
アドレスが変更され、又二次時間スイッチ16−2に固定
的にアドレスが割当てられたダイヤルトーン発生器22と
待ちトーン発生器23とが、この二次時間スイッチ16−2
を介して集線回路13−2に接続され、又ラインプロセッ
サ21−2により下り通話メモリ25と上り通話メモリ26と
が制御されて、折返トランク27と集線回路13−2との間
のパスが形成される。
従って、ダイヤルトーン発生器22からのダイヤルトー
ンが、二次時間スイッチ16−2から集線回路13−2を介
して、下り通話メモリ25,ラインカード24の実線で示す
経路で加入者Bに送出され、又待ちトーン発生器23から
の待ちトーンが、二次時間スイッチ16−2から集線回路
13−2を介して、下り通話メモリ25,折返トランク27,上
り通話メモリ26,集線回路13−2,一次時間スイッチ14−
2の鎖線で示す経路で転送され、通話路モジュール11−
1を介して加入者Aに待ちトーンが送出される。
又二次時間スイッチ16−2のαのアドレスと受信信号
メモリ20との間が、点線で示す経路により折返トランク
27を介して接続され、加入者Aは保留状態となる。
次に加入者Bが加入者Cの番号をダイヤルし、加入者
Cがオンフックすると、第6図に示す状態となる。即
ち、通話路モジュール11−2,11−3対応のプロセッサ間
通信により、タイムスロットβ,β+512により加入者
B,C間のパスが形成される。この時、通話路モジュール1
1−2の一次時間スイッチ14−2と通話路モジュール11
−3の二次時間スイッチ16−3とは、空間スイッチ15−
2のタイムスロットβで制御されるゲートを介して接続
され、通話路モジュール11−2の二次時間スイッチ16−
2と通話路モジュール11−3の一次時間スイッチ14−3
とは、空間スイッチ15−2のタイムスロットβ+512で
制御されるゲートを介して接続される。又加入者Aに
は、待ちトーン発生器23からの待ちトーンが送出され
て、加入者Aは保留状態となっている。
加入者Bが、加入者Cへ加入者Aからの呼を転送する
ことを通知した後オンフックすると、第7図に示す状態
となる。即ち、加入者Bが収容された通話路モジュール
11−2対応のプロセッサ及びそのプロセッサにより制御
されるラインプロセッサ21−2により、一次時間スイッ
チ14−2及び二次時間スイッチ16−2と加入者回路12−
2の折返トランク27との間の接続が切替えられて、加入
者A,C間は折返トランク27を介して接続される。
従って、加入者Bがフッキングした時、通話路モジュ
ール11−2対応のプロセッサに於いてのみ、待ちトーン
発生器23からの待ちトーンを加入者Aに送出し、ダイヤ
ルトーン発生器22からのダイヤルトーンを加入者Bに送
出する制御が行われ、又加入者B,C間の通話後に加入者
Bがオンフックした時も、通話路モジュール11−2対応
のプロセッサに於いてのみ、通話路モジュール11−1,11
−3間を折返トランク27を介して接続する制御が行われ
るから、パスの切替えが少なくて済むことになり、それ
により、プロセッサ間通信を少なくして、処理負担を軽
減することができる。
前述の実施例は、着呼加入者Bが転送操作を行う場合
を示すものであるが、発呼加入者Aが転送操作した場合
も同様に転送制御を行わせることが可能である。分散制
御型ディジタル交換機は、T−S−T構成の場合を示す
ものであるが、他の通話路構成の場合にも勿論適用可能
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、加入者A,B間の通話
中に、加入者Cへ呼を転送する場合に、加入者Bが、フ
ッキング,ダイヤル操作,機能ボタン操作等の転送操作
を行うことにより、加入者Bを収容した加入者回路3の
折返トランク4を介して、この加入者Bと通話中であっ
た加入者Aを保留状態とし、且つ転送先の加入者Cを呼
出して、加入者Bと転送先の加入者Cとの間の通話を行
わせ、その通話後に加入者Bがオンフックすると、折返
トランク4を介して加入者A,C間を接続するものであ
り、加入者A,B,Cがそれぞれ異なる通話路モジュール1
に収容されている場合でも、プロセッサ2間の情報転送
回数を少なくし、処理負担を軽減することができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図(a)〜(d)は
本発明の実施例の転送処理説明図、第3図は本発明の実
施例の状態遷移説明図、第4図乃至第7図は本発明の実
施例の動作説明図、第8図は分散制御型ディジタル交換
機のブロック図、第9図(a)〜(d)は従来例の転送
処理説明図である。 1は通話路モジュール、2はプロセッサ、3は加入者回
路、4は折返回路、A,B,Cは加入者である。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 やよい 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番 18号 富士通第一通信ソフトウェア株式 会社内 (72)発明者 守田 寛 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番 18号 富士通第一通信ソフトウェア株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭61−32645(JP,A) 特開 昭63−43452(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の通話路モジュール(1)と、該通
    話路モジュール(1)対応のプロセッサ(2)とを備え
    たディジタル変換機に於ける加入者(A,B)間の通話中
    に、一方の加入者と転送先加入者(C)とを切替接続す
    る通話中転送制御方式に於いて、 前記加入者を収容した加入者回路(3)は、折返トラン
    ク(4)と、該折返トランク(4)と前記加入者と前記
    通話路モジュール(1)とを切替接続する通話メモリを
    備え、 前記プロセッサ(2)の制御に基づいて前記通話路モジ
    ュール(1)に設定された第1の通話路で通話中の加入
    者の何れか一方の加入者の通話中転送操作により、該一
    方の加入者を収容した前記加入者回路(3)を制御する
    ラインプロセッサによって、該加入者回路(3)の前記
    通話メモリを介して前記折返トランク(4)と前記第1
    の通話路とを接続し、該折返トランク(4)を介して前
    記他方の加入者に待ちトーン発生器からの待ちトーンを
    送出して保留状態とし、且つ前記プロセッサ(2)の制
    御により前記通話路モジュール(1)に、前記一方の加
    入者と転送先加入者との間を接続する第2の通話路を設
    定し、 前記一方の加入者のオンフックにより、前記第1の通話
    路と前記第2の通話路との間に、前記ラインプロセッサ
    の制御によって前記加入者回路(4)の通話メモリを介
    して前記折返トランク(4)を接続し、前記他方の加入
    者と前記転送先加入者との間を、先に通話路モジュール
    (1)に設定された前記第1の通話路と前記折返トラン
    ク(4)と先に通話路モジュール(1)に設定された前
    記第2の通話路とを介して接続する ことを特徴とする通話中転送制御方式。
JP1317452A 1989-12-08 1989-12-08 通話中転送制御方式 Expired - Lifetime JP2657557B2 (ja)

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JPH0695709B2 (ja) * 1984-07-25 1994-11-24 株式会社日立製作所 照会通話および転送接続方式
JPH0758996B2 (ja) * 1986-08-11 1995-06-21 日本電気株式会社 回線構成方式

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