JP2657104B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2657104B2
JP2657104B2 JP26853189A JP26853189A JP2657104B2 JP 2657104 B2 JP2657104 B2 JP 2657104B2 JP 26853189 A JP26853189 A JP 26853189A JP 26853189 A JP26853189 A JP 26853189A JP 2657104 B2 JP2657104 B2 JP 2657104B2
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征次 浅野
孝二 河野
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Fujifilm Holdings Corp
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Fujinon Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、簡単な切替え機構によりノーマル撮影とマ
クロ撮影とを行うことができるようにしたカメラに関す
るものである。
〔従来の技術〕
ローコスト化を追及した簡易型のカメラとしては、例
えば「写ルンですHi」(商品名)のようなレンズ付きフ
イルムユニットが知られている。このレンズ付きフイル
ムユニットでは、レンズの焦点調節をしなくても1m付近
から無限遠までピントが合うようになっている。しかし
草花に近づいてこれを大きく撮ったり、文書の撮影を行
うのには被写体が小さく写り、これらの被写体に対して
は十分でなかった。
一方、レンズ付きフイルムユニットに予め装填された
12枚撮り又は24枚撮りのフイルム全てに接写撮影を行う
ことは稀であると考えられるから、レンズ付きフイルム
ユニットを接写専用にするよるは、むしろ標準撮影と接
写撮影が撮影者の意図によって切替えできるようになっ
ているのが好ましい。
このような事情からノーマルレンズとマクロレンズと
を共通のレンズホルダに並置し、レンズホルダを撮影光
軸と垂直な面内で回動して前記レンズの何れか一方を撮
影に使用するようにした簡易型のマクロ切替え機構が検
討されている。これによれば、アタッチメントレンズを
利用したり、あるいは撮影レンズを大きく繰り出して接
写を行う従来の方式と比較して、操作性に優れ、しかも
構造が簡単でローコストのマクロ切替え機構が実現でき
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記したようなレンズ付きフイルムユニット
の場合、従来のパンフォーカスタイプのものであれマク
ロ切替えタイプのものであれ、製造コストを低く抑える
ことが商品化の上では非常に重要になってくる。したが
って、新たにマクロ切替え機構を備えたレンズ付きフイ
ルムユニットを設計・製造すると、従来のパンフォーカ
スタイプのものよりもコストが大幅に上昇してしまう。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
マクロ切替え機構を内蔵しながら、その製造コストをで
きるだけ低減させることができるようにしたカメラを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、撮影開口を開
閉するシャッタを備えたカメラ本体部と、このシャッタ
の前面側又は後面側に位置するようにカメラ本体部に取
り付けられる光学系ユニットを、撮影光軸と垂直な面内
で回動自在であるとともに、径の異なる2つの開口絞り
を有するレンズホルダと、このレンズホルダの大径の開
口絞りの前面に装着された第1レンズと、小径の開口絞
りの前面に装着された第2レンズと、前記レンズホルダ
の回動位置を規制して第1レンズもしくは第2レンズの
何れかを撮影光軸上に位置決めする切替え機構とから構
成したものである。
〔作用〕
上記によれば、シャッタを含むカメラ本体については
従前のものをそのまま利用し、光学系ユニットだけをマ
クロ切替え機能付きのものに交換すればよく、ほとんど
のカメラ構成部品を従前のものと兼用することができる
ようになる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
〔実施例〕
第4図は紙箱10に包まれたフイルムユニット11を示
す。紙箱10にはフイルムユニット11のレンズ,操作各部
を露呈させるための開口が設けられ、またマクロ撮影と
ノーマル撮影との切り換えを示す指標8,9が印刷されて
いる。フイルムユニット11の前面の開口12内には、撮影
光軸13上にマクロレンズ14が位置決めされている。この
とき切換えつまみ16はスロット17内の右端に位置してお
り、ファインダ18内にはターゲットマーク19が挿入され
ている。ターゲットマーク19は切換えつまみ16の操作に
よってファインダ18の内壁に開設された穴21から挿脱さ
れる。前面右端にはストロボ発光部22が設けられてい
る。符号23はストロボ充電を開始させるとともに、シャ
ッタ開放時に得られるシンクロ信号を有効化させるスイ
ッチである。また、フイルムユニット11の上面にはシャ
ッタボタン25が設けられている。
第2図に示すように、パトローネ室24やシャッタ機構
26を備えた本体部27は、従来から本出願人によって市販
されているフイルムユニットの本体部と同一の構造を有
しており、シャッタ地板28の前面に本発明の光学系ユニ
ットを取り付けることで、マクロ切替え機構を備えたフ
イルムユニットに流用できる。本体部27の中央にはシャ
ッタ地板28が配設されており、このシャッタ地板28には
シャッタ羽根29の駆動空間を確保するための凹部31と、
この凹部31内に開設された開口32が形成されている。シ
ャッタ地板28の背後の背板上にはファインダ接眼窓47が
開設されている。パトローネ室24には突起36が形成され
ており、本体部27の右端のフイルムロール室37にはフッ
ク38が形成されている。パトローネ室24にはパトローネ
が入っており、フイルムロール室37にはパトローネから
予めフイルムを引き出して形成したフイルムロールが入
った状態で裏蓋45が固定されている。なお、フイルムロ
ール室37にはフイルムを巻取ったパトローネを装填し、
パトローネ室24にはこのパトローネから露光済みフイル
ムを巻き取ってゆくパトローネを装填するようにしても
よい。また、パトローネを用いないで露光済みフイルム
を巻き取ってゆく方式を採ることもできる。フイルムロ
ール室37の右端にはメインコンデンサ44が内蔵されてい
る。
ストロボ発光部22を有したストロボ回路板39の中央部
には、スイッチ23の押し込みによって導通される接片4
8,49が配設されている。これらの接片48,49の導通によ
ってメインコンデンサ44が充電されるとともに、シンク
ロ信号が有効化される。ストロボ回路板39は、その左端
の係合電極41を突起36に係合するとともに、中央部のL
字型穴42をフック38に係合することにより、本体部27に
取り付けられる。この際、ストロボ回路板39の下部に設
けられた電極43と係合電極41との間に乾電池46がセット
される。
シャッタ地板28の前面に取り付られる光学系ユニット
は、シャッタカバー51,レンズホルダ56,トグルバネ67
と、第1レンズ及び第2レンズであるノーマルレンズ64
及びマクロレンズ14とから構成されている。シャッタカ
バー51の上部には、軸受穴52,ストッパー53が形成され
ており、中央部にはフイルムに露光するための開口54が
開設されている。開口54の下方には後述するレンズホル
ダ56の回転をガイドする弧状凹部57が設けられている。
弧状凹部57の右端にはストッパー58が形成されている。
シャッタカバー51の下端部にはピン59が設けられてい
る。
シャッタカバー51の前面に配置されるレンズホルダ56
は、その軸部材61を軸受穴52に挿通することにより回動
自在となる。レンズホルダ56には小さな絞り開口62と、
それより大きな絞り開口63が開設されている。絞り開口
62の前にはマクロレンズ14が、絞り開口63の前にはノー
マルレンズ64がそれぞれ配設されている。これによりマ
クロレンズ14とノーマルレンズ64は同一平面上に配置さ
れる。マクロレンズ14は例えば焦点距離33mm,F値27,被
写界深度内でカバーできる被写体距離0.4〜1.2mであ
り、ノーマルレンズ64は焦点距離35mm,F値11,被写界深
度内でカバーできる被写体距離1.2m〜∞である。絞り開
口62を小さくすることによりマクロレンズ14の被写界深
度を深くすることができる。
レンズホルダ56の下部のセクタ部65には前記切換えつ
まみ16が設けられており、レンズホルダ56の上部には軸
部材61の他にターゲットマーク19が設けられている。レ
ンズホルダ56の後面には、第3図に示すように、トグル
バネ67のためのスペースを確保する段差が形成されてお
り、ここにピン68が設けられている。このピン68には前
記ピン59とともにトグルバネ67のそれぞれ一端を係止す
る。
開口12,ファインダ18及びスロット17等は前カバー69
に形成されており、この前カバー69が本体部27に嵌合さ
れることによってフイルムユニット11が組み立てられ
る。
以下、上記のような構成からなる本実施例の作用につ
いて説明する。
先ず、ノーマル撮影時には切換えつまみ16を指標9の
方向に操作すると、第1図(B)に示すように、レンズ
ホルダ56は軸部材61を中心にシャッタカバー51上で時計
方向旋回する。この旋回は弧状凹部57にガイドされるこ
とにより円滑に行われる。セクタ部65がストッパー53に
当接することによりレンズホルダ56の時計方向旋回は停
止し、同図(A)に示す状態となる。このときレンズホ
ルダ56はトグルバネ67によってストッパー53方向に付勢
されているから、ストッパー53とトグルバネ67の間にレ
ンズホルダ56が固定され、ノーマルレンズ64が撮影光軸
13上に位置決めされる。このとき1.2m〜∞の被写体を撮
影することができる。
次に、マクロ撮影を行う場合には、切換えつまみ16の
指標8の方向に操作すると、第1図(A)に示すよう
に、レンズホルダ56はトグルバネ67の付勢力に抗しなが
ら反時計方向旋回してゆく。レンズホルダ56の旋回を継
続してゆくと、その中ほどでトグルバネ67の付勢力は半
時計方向旋回を助ける方向に働く。そして、第1図
(B)に示すように、セクタ部65がストッパー58に当接
した状態で半時計方向旋回は停止される。このとき、マ
クロレンズ14が撮影光軸13上に位置し、ターゲットマー
ク19は穴21からファインダ18内に挿入されている。この
状態でトグルバネ67とストッパー58の間にレンズホルダ
56が位置固定されている。ターゲットマーク19は、ファ
インダ18の視野の中央から外れた位置に存在しており、
マクロ撮影時の画角の中心を表示している。このターゲ
ットマーク19を基準として撮影するシーンの構成を行う
ことによりパララックスの補正を行うことができる。
この際、スイッチ23を押圧しながらシャッタボタン25
を押圧することによりストロボ撮影を行うことができ
る。マクロ撮影時にストロボ発光を行うと露光オーバー
になることが多いが、絞り開口62によってこれを防止す
ることが可能となる。
なお、本発明はフイルムユニット以外にコンパクトカ
メラや別の構造を有したポケットカメラ等に適用するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、従来のレンズ付きフ
イルムユニットについて、製造時に光学系ユニットをマ
クロ切替え機構を備えたものに取り替えるようにしたの
で、使い捨て式のフイルムユニットにふさわしい極めて
簡単な構成でマクロ撮影に切り換え可能なフイルムユニ
ットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したフイルムユニットの作用説明
図である。 第2図は、本発明を実施したフイルムユニットの分解斜
視図てある。 第3図は、第2図に示すフイルムユニットの要部断面図
である。 第4図は、第2図に示したフイルムユニットの外観図で
ある。 13……撮影光軸 14……マクロレンズ 51……シャッタカバー 53,58……ストッパー 56……レンズホルダ 64……ノーマルレンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高城 純一 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−214831(JP,A) 特開 昭60−198527(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影開口を開閉するシャッタを備えたカメ
    ラ本体部と、このシャッタの前面側又は後面側に位置す
    るようにカメラ本体部に取り付けられる光学系ユニット
    とを備えたカメラにおいて、 前記光学系ユニットは、撮影光軸と垂直な面内で回動自
    在であるとともに、径の異なる2つの開口絞りを有する
    レンズホルダと、このレンズホルダの大径の開口絞りの
    前面に装着された第1レンズと、小径の開口絞りの前面
    に装着された第2レンズと、前記レンズホルダの回動位
    置を規制して第1レンズもしくは第2レンズの何れかを
    撮影光軸上に位置決めする切替え機構とからなることを
    特徴とするカメラ。
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