JP2655400B2 - クリーンルームの間仕切構造 - Google Patents

クリーンルームの間仕切構造

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JP2655400B2 JP7271915A JP27191595A JP2655400B2 JP 2655400 B2 JP2655400 B2 JP 2655400B2 JP 7271915 A JP7271915 A JP 7271915A JP 27191595 A JP27191595 A JP 27191595A JP 2655400 B2 JP2655400 B2 JP 2655400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリ−ンル−ムの間
仕切構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクリ−ンル−ムは、それに隣接す
るル−ム等と、横1列に並べられた複数枚の間仕切壁で
天井から床まで完全に仕切られていて、クリ−ンル−ム
の全面にわたって、清浄空気が天井から吹き出され床に
吸引される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の間仕切壁に
おいて振動が発生すると、空気や床等を介して機械装置
が振動して、精密加工の精度に許容値を越える誤差が生
じ、所定の加工精度が得られない。そこで、間仕切壁の
振動の発生を阻止するために、間仕切壁の壁部とこの壁
部の周囲を囲む框の間にゴム等の弾性を有するパッキン
グを設けたものが知られている。このパッキングは、壁
部を挟みながら框の溝に挿入して固定したり、または框
に予め固定してから、このパッキングで壁部を支持した
りする方法が取られている。そのために、パッキングを
壁部と框の間に介在させることは、構造上複雑であり、
その組立作業に大変手間を要し面倒である。
【0004】上記従来の間仕切の構成においては、天井
から吹き出される清浄空気は、クリ−ンル−ム内の作業
者の人数や装置の数,大きさ,配置等の関係や、床の全
面に分布する各通気孔の吸引力の強弱の差の関係にて、
クリ−ンル−ムの全面にわたって床方向に一定の流速で
整然と均一に流れず、乱流が発生する。その結果、間仕
切構造に振動が発生したり、クリ−ンル−ム内の清浄度
が低下したりして、作業環境が悪化し、そのために特に
超精密加工の作業に支障が生じる。
【0005】また、従来の間仕切壁は組立後は簡単に取
外せないので、間仕切壁と機械装置の間の狭い隙間には
いって、機械装置の修理や微調整をすることが困難であ
る。
【0006】本発明は上記に鑑み、間仕切壁の壁部と框
の間にパッキングを設ける構造が簡単で、かつその取付
作業が容易にできる間仕切構造を提供するものである。
【0007】また、本発明は上記に鑑み、作業者の人数
や装置の数,大きさ,配置等が変化したり、床の全面に
分布する各通気孔の吸引力に強弱の差が生じても、清浄
空気が天井面から床面方向に一定の流速で整然と均一に
流れるように調節できて、振動の発生や清浄度の低下を
阻止して、特に超精密加工に適する良好な作業環境が得
られるクリ−ンル−ムの間仕切構造を提供するものであ
る。
【0008】また、本発明は上記に鑑み、間仕切壁は組
立後においても簡単に取外すことができて、間仕切壁に
面する側の機械装置の修理や微調整を簡単にすることが
できる間仕切構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、パッキングを予め押縁に取付けてこの押縁
を間仕切壁の框部に取り付けることにより、押縁と間仕
切壁の壁部との間にパッキングを介在させるように構成
されている。
【0010】本発明は上記他の目的を達成するために、
天井から床にわたる間仕切壁は、その下端と床との間に
通気用の開口部が設けられ、この開口部の開口面積を調
節板で調節するように構成されている。
【0011】本発明は上記さらに他の目的を達成するた
めに、間仕切壁はその上端と該上端を保持する上方の横
枠との間に遊びを設けて間仕切壁を上方に持ち上げて取
り外すように構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、クリ−ンル−ム(1)を
その隣接ル−ム(2)や隣接通路(図示せず)側から見
た間仕切構造の組立状態を示している。この間仕切構造
は、天井(3)と、柱(4)と、上方の横枠(5)と、
下方の横枠(6)と、床(7)とで骨格が形成されてい
る。この天井(3)と上方横枠(5)と一対の柱(4)
で囲まれた空間に上方の間仕切壁(8)が組込まれ、上
方横枠(5)と床(7)と一対の柱(4)で囲まれた空
間に下方の間仕切壁(9)が組込まれている。
【0013】上方間仕切壁(8)と下方間仕切壁(9)
は、天井(3)から床(7)にかけて、クリ−ンル−ム
(1)と隣接ル−ム(2)等との間を仕切る(図3)。
この上下の一組の間仕切壁(8),(9)は、図1に示
すように複数枚横1列に並べられ、また図3に示すよう
に互いに平行に設けられて、クリ−ンル−ム(1)を形
成している。
【0014】上方間仕切壁(8)は、その両側が天井
(3)と床(7)との間に立てられた1 対の柱(4)で
挟持され、また下端(10)が柱(4)間にわたされた上方
の横枠(5)で支持され、そして上端(11)は天井(3)
で拘束されている(図2)。
【0015】下方間仕切壁(9)も、その両側が上記一
対の柱(4)で挟持され、また下端(12)が柱(4)間に
わたされた下方の横枠(6)支持され、そして上端(13)
が上記上方の横枠(5)の溝(14)(図4)に嵌合されて
保持されている(図2)。下方の横枠(6)は床(7)
から浮いた状態であって、この横枠(6)と床(7)の
間に通気用の開口部(15)を形成している。天井(3)の
裏側(16)は清浄空気が供給され部分であり、この部分(1
6)にフイルタ−(17)と送風機(18)が設置されている。床
(7)には吸引用の通気孔(19)が形成されている。
【0016】清浄空気は、送風機(18)でフイルタ−(17)
を経て天井(3)から床(7)方向に吹き出され、床
(7)の通気孔(19)で床(7)の下方(20)に吸引され
る。吸引され清浄空気は、床(7)の下方(20)と天井裏
(16)を連通する通気路(21)(図1)を経由して、該
通気路(21)内の送風機(22)で再び天井裏(16)に戻され
る。吹き出された清浄空気の一部は、開口部(15)が開い
ている場合には、この開口部(15)から隣接ル−ム等
(2)に流出する(図3)。
【0017】上記開口部(15)の開口面積は、調節板(23)
の上下動で調節される。調節板(23)は、下方間仕切壁
(9)の下端(12)に連結手段で上下動可能に連結されて
いる。その連結手段として、第1段の第1連結孔(24)が
間仕切壁(9)の下端(12)の両側に穿設され、複数段
(4 段)の第2連結孔(25)が調節板(23)の両側に設けら
れ、これらの連結孔(24),(25)に棒状の連結部材(26)を
通している。連結部材(26)はその一例としてねじを用
い、連結孔(24)はねじ孔を用いて、ねじ(26)を連結孔(2
5)に貫通して、ねじ孔(24)にねじ込んでいる(図4)。
【0018】図1において、右端側の調節板(23)は、そ
の最上段の連結孔(25)にねじ(26)を貫通し、このねじ(2
6)を間仕切壁(9)のねじ孔(24)にねじ込んで、開口部
(15)を完全に閉じている。左端側の調節板(23)は、その
最下段の連結孔(25)にねじ(26)を貫通して、このねじ(2
6)を間仕切壁(9)のねじ孔(24)にねじ込んで、開口部
(15)を完全に開いている。左右両端の調節板(23)間の
調節板(23)は、右端側の調節板(23)から左端側の調
節板(23)に進むに従い、漸次開口部(15)の開口面積が大
きくなるように調節板(23)で調節されている。この調節
は、送風機(22)(図1)による床(7)の通気孔(19)の
吸引力が、送風機(22)に最も近い右端側の通気孔(19)の
部分が最も強く、最も遠い左端側の通気孔(19)の部分が
最も弱く、その中間の通気孔(19)の部分は右端側の通気
孔(19)の部分から左端側の通気孔(19)の部分に進むに従
い漸次弱くなることに、対応するものである。この結
果、天井(3)から吹き出す清浄空気は、左右両端とそ
の中間のいずれの通気孔(19)に対応する部分において
も、均一の流速で整然と床(7)方向に流れて、床
(7)の下方(20)に吸引される。このことは、天井
(3)から吹き出す清浄空気が、クリーンルーム(1)
の床(7)の全面にわたって均一の流速で整然と天井
(3)から床(7)まで送られることを意味する。これ
により、クリ−ンル−ム(1)内の作業者の人数や装置
の数,大きさ,配置等が変化したり、床(7)の全面に
分布する各通気孔(19)の吸引力に強弱の差が生じても、
振動の発生や清浄度の低下を阻止して、特に超精密加工
に適する良好な作業環境のクリ−ンル−ム(1)が得ら
れる。上記通気孔(19)群の両端間の調節板(23)による間
仕切壁(9)と床(7)との間の開口面積の調節は、各
調節板(23)の複数段の連結孔(25)を適宜選択することに
よりなされる。なお、1段の連結孔(24)は逆に調整板(2
3)側に設け、複数段の連結孔(25)は間仕切壁(9)側に
設けてもよい(図示略)。その場合には、連結孔(24)が
単なる貫通孔となり、連結孔(25)がねじ孔になる。
【0019】下方間仕切壁(9)は、その上端(13)と上
方横枠(5)の溝(14)との間に上下方向の遊び空間(27)
(図4)があり、下端(12)には溝(28)(図4)が形成さ
れている。この下方間仕切壁(9)を支持する下方横枠
(6)は、水平板状部分(29)とその後端から上方向に延
びる垂直板状部分(30)と水平板状部分(29)に起立された
レール(31)を具備している。図4においては、下方間仕
切壁(9)は、その上端(13)が上方横枠(5)の溝(14)
内に嵌合して保持され、下端(12)の溝(28)が下方横枠
(6)のレール(31)に嵌合して保持されて、柱(4)と
上方横枠(5)と下方横枠(6)で囲まれた空間に組み
込まれている。この組込の手順は、先に下方間仕切壁
(9)の上端(13)を上方横枠(5)の溝(14)内に差し込
んで上方に持ち上げながら、下方間仕切壁(9)の下端
(12)の溝(28)を下方横枠(9)のレール(31)に嵌合させ
る。下方間仕切壁(9)を逆に取り外す場合には、下方
間仕切壁(9)を上方に持ち上げながら、下端(12)の溝
(28)を下方横枠(6)のレール(31)から外して、上端(1
3)を上方横枠(5)の溝(14)から外す。この下方間仕切
壁(9)の取付け・取外しの場合には、その両側(32)に
取付けられた指掛用の取手(33)(図2)を使用すると、
その作業が容易である。
【0020】図5〜7は、下方間仕切壁(9)の詳細な
構造を示し、左右の縦框(34)(下方間仕切壁9の前記左
右の側部32に対応する)と、上下の横框(35,36) (下方
間仕切壁9の前記上端13と下端12に対応する)で形成さ
れた框部(37)と、この框部(37)で囲まれた空間を閉じる
板状の壁部(38)と、この壁部(38)の周縁を押さえる縦方
向の左右の押縁(39)と横方向の上下の押縁(40)を具備し
ている。各框(34,35,36)は、四角形の中空体で形成さ
れ、これらの框で囲まれた空間の開口面に平行な後面部
(41)から内側に延びる板状の受部(42)と、上記後面部(4
1)とこれに平行な前面部(43)間に存する内側面部(44)に
形成された長い連結孔(45)を有している(図6,図
7)。
【0021】縦方向の押縁(39)は四角形の中空体で形成
され、縦框(34)の受部(42)に対面する後面部(46)に鳩尾
形の溝孔(47)が形成され、縦框(34)の連結孔(45)に対面
する内側面部(48)から一対の連結脚(49),(50) が直角に
延び、その一方の内側の連結脚(49)の先端に外側の斜面
を有するくさび(51)が形成されていてる。この縦方向の
押縁(39)は、その溝孔(47)にゴム等の弾性を有するパッ
キング(52)の鳩尾形の連結部(53)を嵌合して、パッキン
グ(52)が予め結合されている。
【0022】壁部(38)の左右の両縁部(54)の組立は、ま
ず両縁部(54)を両縦框(34)の受部(42)にあてがい、つい
で壁部(38)の両縁部(54)に押縁(39)のパッキング(52)を
押しつけながら押縁(39)の連結脚(49,50) を縦框(34)の
連結孔(45)内に押し込んで、一方の連結脚(49)の先端の
くさび(51)を連結孔(45)の縁(55)に係合させて、押縁(3
9)を縦框(34)に結合する(図6)。これにて、壁部(38)
の両縁部(54)はパッキング(52)を介して押縁(39)で押し
つけられ、壁部(38)の両縁部(54)のがたつきや振動は阻
止される。なお、縦方向の押縁(39)の上下両端(56)は上
下の横方向の両框(35),(36)に接触している(図7)。
【0023】上下の横方向の押縁(40)は三角形の中空体
で形成され、以下縦方向の押縁(39)と同様に、上下の框
(35),(36) の受部(42)に対面する後面部(57)に鳩尾形の
溝孔(47)が形成され、上下の框(35),(36) の連結孔(45)
に対面する内側面部(58)から一対の連結脚(49),(50) が
直角に延び、その一方の内側の連結脚(49)の先端に外側
の斜面を有するくさび(51)が形成されていてる(図
7)。この横方向の押縁(40)は、その溝孔(47)にゴム等
の弾性を有するパッキング(52)の鳩尾形の連結部(53)を
嵌合して、パッキング(52)が予め結合されている(図
7)。
【0024】壁部(38)の上下の両側縁(59)の組立は、ま
ず上下の両縁部(59)を上下の横框(35),(36)の受部(42)
にあてがい、ついで壁部(38)の両縁部(59)に横方向の押
縁(40)のパッキング(52)を押しつけながら押縁(40)の連
結脚(49),(50) を横框(35),(36) の連結孔(45)内に押し
込んで、一方の連結脚(49)の先端のくさび(51)を連結孔
(45)の縁(55)に係合させて、押縁(40)を横框(35),(36)
に結合する(図7)。これにて、壁部(38)の両縁部(59)
はパッキング(52)を介して押縁(40)で押しつけられ、壁
部(38)の両縁部(59)のがたつきや振動は阻止される(図
7)。なお、横方向の押縁(40)の左右の両端(60)は左右
の縦方向の両押縁(39)に接触している(図5)。
【0025】壁部(38)の左右の両縁部(54)と上下の両縁
部(59)の組立解除は、まず上下の横方向の押縁(40)を上
下の横框(35),(36) から外し、ついで左右の縦方向の押
縁(39)を左右の縦框(34)から外す。
【0026】下方間仕切壁(9)の上端(11)と上方横枠
(5)の溝(14)との嵌合構造と、下方間仕切壁(9)の
下端(12)の溝(28)と下方横枠(6)のレール(31)との嵌
合構造は、上方間仕切壁(8)の上端(10)と天井(3)
の結合構造と、上方間仕切壁(8)の下端(10)と上方横
枠(5)の結合構造にも適用されていて、その説明は重
複するので省略する。また、下方間仕切壁(9)におけ
る左右の縦框(34)と上下の横框(35,36) の受部(42)で壁
部(38)を受け止める構造と、パッキング(52)が左右の押
縁(39)と上下の押縁(40)に溝孔(47)と連結部(53)との嵌
合で予め取り付けられた構造と、上記各押縁(39,40) が
上記各框(34,35,36)に連結脚(49,50)と連結孔(45)との
嵌合で結合された構造も、上方間仕切壁(9)にも適用
されていて、その説明も重複するので省略する。さらに
また、上方間仕切壁(8)と下方間仕切壁(9)は、1
枚の間仕切壁(図示せず)にまとめることもできる。つ
まり、1枚の下方間仕切壁(9)が天井(3)から床
(7)までの空間を閉じるように寸法を大きくすること
である。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように、クリーンルーム
(1)とそれに隣接するルーム(2)等を、天井(3)
から床(7)にわたって間仕切壁(8),(9)で仕切
る間仕切構造において、間仕切壁(9)は、左右の縦框
(34)と上下の横框(35),(36)で形成される
框部(37)と、該框部(37)内に組み込まれて框部
(37)の受部(42)で受け止められる壁部(38)
と、該壁部(38)の周囲を框部(37)の受部(4
2)に押し付けて壁部(38)を固定する押縁(39,
40)を具備し、上記押縁(39,40)はその連結用
脚部(49,50)を框部の孔(45)に差し込んで框
部(37)に取付けられ、押縁(39,40)自身には
ゴム等の弾性を有するパッキング(52)が予め取り付
けられていて、押縁(39,40)を框部(37)に取
付けることによりパッキング(52)で壁部(38)を
押さえるように構成されているので、間仕切壁(9)の
壁部(38)と框部(37)との間にパッキング(5
2)を介在させる構造が簡単で、その取付作業が容易で
ある。 本発明はまた、間仕切壁(9)はその下端(1
2)と床(7)の間に、クリーンルーム(1)とそれに
隣接するルーム(2)等を互いに連通させる通気用の開
口部(15)が設けられ、上記間仕切壁(9)の下部に
調節板(23)を上下動可能に連結手段で連結し、該調
節板(23)の上下動にて上記開口部(15)の開口面
積を調節して、天井(3)から床(7)方向に吹き出さ
れる清浄空気が上記開口部(15)をクリーンルーム
(1)側からそれに隣接するルーム(2)等側に通過す
る流量を調節するように構成されているので、クリーン
ルーム(1)内の作業者の人数や装置の数,大きさ,配
置等が変化しても、清浄空気が天井(3)から床(7)
方向に一定の流速で整然と均一に流れるように調節でき
て、振動の発生や清浄度の低下を阻止して、特に超精密
加工に適する良好な作業環境が得られる。 本発明はま
た、上記間仕切壁(9)の下部と調節板(23)の連結
手段は、間仕切壁(9)と調節板(23)のいずれか一
方に設けられた1段の第1連結孔(24)と、他方に設
けられた複数段の第2連結孔(25)と、これらの第1
連結孔(24)と第2連結孔(25)に挿入される棒状
の連結部材(26)で構成され、これらの第1連結孔
(24)と 第2連結孔(25)を適宜選択的に組合せる
ことにより前記通気用の開口部(15)の開口面積を調
節するように構成されているので、その調節作業が容易
であり、かつその調節構造が簡単である。本発明はま
た、間仕切壁(9)が複数枚横1列に並べられ、各間仕
切壁(9)の開口部(15)の開口面積が各調節板(2
3)で適宜調節されるように構成されているので、床
(7)の全面に分布する各通気孔(19)の吸引力に強
弱の差が生じても、清浄空気がクリーンルーム(1)の
床(7)の全面にわたって、天井(3)から床(7)方
向に一定の流速で整然と均一に流れるように調節でき
て、一層振動の発生や清浄度の低下を阻止して、一層良
好な作業環境が得られる。本発明はまた、間仕切壁
(9)は、その両側が天井(3)と床(7)の間に立て
られた柱(4)で挟持され、下端(12)が一対の柱
(4)の間にわたされた下方の横枠(6)で支持され、
上端(13)が柱(4)の間にわたされた上方の横枠
(5)の溝(14)内に嵌合されて保持され、この間仕
切壁(9)の上端(13)と上方の横枠(5)の溝(1
4)との間の上下方向の遊び空間(27)にて間仕切壁
(9)が両側の柱(4)と上方と下方の横枠(5),
(6)で囲まれた空間内に取外し可能に取り付けられる
ように構成されているので、間仕切壁(9)はその組立
後においても簡単に取外すことができて、間仕切壁
(9)に対面する側の機械装置の修理や微調整を簡単に
することができで便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間仕切構造を隣接ル−ム側から見た一
部縦断組立正面図である。
【図2】図1の組立正面図の一部拡大正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大概略断面図である。
【図4】図3の断面図の一部拡大図である。
【図5】本発明の間仕切壁の詳細を示す正面図である。
【図6】図5のB−B線拡大断面図である。
【図7】図6のC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 クリ−ンル−ム 2 隣接ル−ム 3 天井
4 柱 5 上方横枠 6 下方横枠 7 床
8 上方間仕切壁 9 下方間仕切壁 14 溝 15 開口部 16 天井裏 17 フイルタ
− 18 送風機 19 通気孔 20 床下 21 通気路 22 送風機
23 調節板 24 第1連結孔 25 第2連結孔 26 連結部材
28 溝 31 レール 33 取手 34 縦框 35 上框 36 下框 37
框部 38 壁部 39 縦押縁 40 横押縁 52 パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/82 501 E04F 17/04 A 9/00 E04H 5/02 B E04F 17/04 E04B 1/68 G E04H 5/02 5/52 E (56)参考文献 特開 昭62−147249(JP,A) 特開 平8−68221(JP,A) 実開 昭62−56614(JP,U) 実開 昭60−15517(JP,U) 実開 昭61−108710(JP,U) 実開 昭62−40433(JP,U) 実開 昭61−113810(JP,U) 実開 昭62−40433(JP,U) 実開 昭61−201408(JP,U) 実開 昭57−158808(JP,U) 実開 昭63−75733(JP,U) 実開 昭63−137226(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルームとそれに隣接するルーム
    等を天井から床にわたって間仕切壁で仕切る間仕切構造
    において、上記間仕切壁は、左右の縦框と上下の横框で
    形成される框部と、該框部で囲まれた開口面内に組み込
    まれて框部の内方に延出した受部で受け止められる壁部
    と、該壁部の左右の両縁部と上下の両縁部を框部の受部
    に押し付けて壁部を固定する縦方向と横方向の押縁を具
    備し、上記押縁はその連結脚を框部の連結孔に差し込ん
    で框部に取付けられ、押縁自身にはゴム等の弾性を有す
    るパッキングが予め取り付けられていて、押縁を框部に
    取付けることによりパッキングで壁部を押さえるように
    構成し、上記間仕切壁はその下端と床の間に、クリーン
    ルームとそれに隣接するルーム等を互いに連通させる通
    気用の開口部が設けられ、上記間仕切壁の下部に調節板
    を上下動可能に連結手段で連結し、該調節板の上下動に
    て上記開口部の開口面積を調節して、天井から床方向に
    吹き出される清浄空気が上記開口部をクリーンルーム側
    からそれに隣接するルーム等側に流出する流量を調節
    し、上記間仕切壁の下部と調節板の連結手段は、間仕切
    壁と調節板のいずれか一方に設けられた1段の第1連結
    孔と、他方に設けられた複数段の第2連結孔と、これら
    の第1連結孔と第2連結孔に挿入される棒状の連結部材
    で構成され、これらの第1連結孔と第2連結孔を適宜選
    択的に組合せることにより上記通気用の開口部の開口面
    積を調節するクリーンルームの間仕切構造。
  2. 【請求項2】 前記縦方向の押縁はその両端が上下の横
    框に接触し、前記横方向の押縁はその両端が縦方向の押
    縁に接触する状態に組立られる請求項1記載のクリーン
    ルームの間仕切構造。
  3. 【請求項3】 前記間仕切壁は複数枚横1列に並べら
    れ、各間仕切壁の開口部の開口面積が各調節板で適宜調
    節されて、清浄空気がクリーンルームの全面にわたって
    均一の流速で天井から床まで送られるように構成された
    請求項1または2記載のクリーンルームの間仕切構造。
  4. 【請求項4】 前記間仕切壁は、その両側が天井と床の
    間に立てられた柱で挟持され、下端が柱間にわたされた
    下方の横枠で支持され、上端が柱間にわたされた上方の
    横枠の溝内に嵌合されて保持され、この間仕切壁の上端
    と上方の横枠の溝との間の上下方向の遊びにて間仕切壁
    が両側の柱と上方と下方の横枠で囲まれた開口面に取外
    し可能に取付けられる請求項記載のクリーンルームの
    間仕切構造。
  5. 【請求項5】 前記間仕切壁は複数枚横1列に並べら
    れ、各間仕切壁の開口部の開口面積が各調節板で適宜調
    節されて、清浄空気がクリーンルームの全面にわたって
    均一の流速で天井から床まで送られるように構成され、
    さらに前記間仕切壁は、その両側が天井と床の間に立て
    られた柱で挟持され、下端が柱間にわたされた下方の横
    枠で支持され、上端が柱間にわたされた上方の横枠の溝
    内に嵌合されて保持され、この間仕切壁の上端と上方の
    横枠の溝との間の上下方向の遊びにて間仕切壁が両側の
    柱と上方と下方の横枠で囲まれた開口面に取外し可能に
    取付けられる請求項2記載のクリーンルームの間仕切構
    造。
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