JP2020070699A - 間仕切パネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル部材の取付位置の高さを揃える作業を簡便に行うことができる間仕切パネル装置を提供する。【解決手段】天井面Rに沿って左右方向に延びる笠木レール5と、床面Fに沿って左右方向に延びる巾木レール6と、笠木レール5及び巾木レール6の間に左右方向に離間して配設される複数の支柱2と、支柱2間に取付けられるパネル部材4と、を備え、パネル部材4を連設して空間を区画する間仕切パネル装置1であって、巾木レール5の上に左右方向に離間して複数配置される高さ調整機構12と、高さ調整機構12を介して上下方向に角度を調整可能に巾木レール5上に支持される横フレーム9と、を備え、横フレーム9に複数の支柱2が支持されている。【選択図】図4

Description

本発明は、空間を区画する間仕切パネル装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切り、所望の小区画のレイアウトを実現するために、複数のパネル部材を左右または前後等の所定の方向に連設してなる間仕切パネル装置が使用されている。例えば、天井と床に敷設される上下のレール間に支柱を複数設置し、左右の支柱間にパネル部材を取付けることにより構成される間仕切パネル装置がある。このような間仕切パネル装置にあっては、床に不陸部が存在する場合、左右の支柱同士の高さが異なることで、各支柱のパネル部材の取付位置が上下にずれ、パネル部材の取付角度が傾いて見栄えが悪くなる虞があった。
そこで、特許文献1のような間仕切パネル装置が開発されている。特許文献1の間仕切パネル装置は、各支柱の下端部にネジ式のアジャスタ装置(高さ調整機構)が取付けられているとともに、各支柱の下端部同士が連結部材により左右方向に連結されている。そのため、床に不陸部が存在する場合には、連結部材が水平となるようにアジャスタ装置を操作して各支柱の下端部と床面との高さ方向の距離を調整することにより、各支柱におけるパネル部材の取付位置を揃え、パネル部材を支柱間に水平に取付けることができるようになっている。
特許5772664号(第4頁、第8図)
特許文献1の間仕切パネル装置にあっては、左右2本の支柱におけるパネル部材の取付位置を揃えることができるものの、多数の支柱が左右方向に連続して配置される場合には、各支柱間の連結部材は許容誤差の範囲内で水平調整されることから、隣接するパネル部材同士の取付位置が上下にずれる虞があり、多数連設されるパネル部材の取付位置の高さを正確に揃える作業が煩雑であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、パネル部材の取付位置の高さを揃える作業を簡便に行うことができる間仕切パネル装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の間仕切パネル装置は、
天井面に沿って左右方向に延びる笠木レールと、床面に沿って左右方向に延びる巾木レールと、前記笠木レール及び前記巾木レールの間に左右方向に離間して配設される複数の支柱と、前記支柱間に取付けられるパネル部材と、を備え、前記パネル部材を連設して空間を区画する間仕切パネル装置であって、
前記巾木レールの上に左右方向に離間して複数配置される高さ調整機構と、該高さ調整機構を介して上下方向に角度を調整可能に前記巾木レール上に支持される横フレームと、を備え、前記横フレームに複数の前記支柱が支持されていることを特徴としている。
この特徴によれば、左右方向に複数設けられた高さ調整機構により横フレームを水平に設置し、この水平の横フレームの上に複数の支柱を支持させることで、設置される支柱の本数に関わらず、簡便に各支柱に取付けられるパネル部材の取付位置の高さを水平に揃えることができる。
前記支柱と前記横フレームとは、前記横フレームに対して前記支柱の前後の移動が規制されるように凹凸嵌合されていることを特徴としている。
この特徴によれば、支柱と横フレームとの凹凸嵌合により、横フレームに対する支柱の前後方向の位置決めができる。
前記支柱には、その下端部に下向きに開口するとともに左右方向に開放する凹部が設けられ、前記横フレームには、前記凹部が嵌合される凸部が上方に突出して設けられており、前記凸部は、前記横フレームに沿って左右方向に延びるレール状を成すことを特徴としている。
この特徴によれば、支柱をレール状の凸部に沿ってスライドさせることができるので、横フレームに対する支柱の左右方向の位置調整が簡便であるとともに、凸部が横フレームのリブとして機能するので、横フレームの強度が高い。
前記横フレームは、断面視略下向きコ字状を成すことを特徴としている。
この特徴によれば、横フレームの強度を確保できる。
断面視略下向きコ字状の前記横フレームが前記巾木レールの上方から被覆されていることを特徴としている。
この特徴によれば、巾木レールが横フレームにより被覆され、床面近傍の美観が向上する。
前記横フレームは、前記パネル部材を支持する支持部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、1つの横フレームにより支柱とパネル部材とが支持されるので、支柱とパネル部材との取付け精度が向上する。
前記高さ調整機構が前後方向に少なくとも一対設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、高さ調整機構により横フレームの左右方向の高さと前後方向の高さを調整できるので、横フレームを高い精度で水平にすることができる。
本発明の実施例における間仕切パネル装置を示す正面図である。 間仕切パネル装置の分解斜視図である。 巾木レール近傍の構造を示す分解斜視図である。 間仕切パネル装置を示す正面断面図である。 間仕切パネル装置を示す側断面図である。 笠木レール近傍の構造を示す側断面図である。
本発明に係る間仕切パネル装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る間仕切パネル装置につき、図1から図6を参照して説明する。以下、図1の紙面手前を間仕切パネル装置の正面側(前方側)とし、紙面左右を間仕切パネル装置の左右として説明する。
図1に示されるように、間仕切パネル装置1は主に室内のオフィス空間やショールーム等の空間を、その空間の利用目的に合わせて所望の広さに区分けするために設置されるものである。図1及び図2に示されるように、間仕切パネル装置1は、主に、左右方向に複数立設された支柱2と、これら支柱2の間に高さ方向に複数架けられた中間部材3と、支柱2、笠木レール5、巾木レール6、中間部材3により形成される枠に支持される複数のパネル部材4とにより構成されている。
図2に示されるように、支柱2は、アルミ材の押し出し加工により製作された上下方向に延びる長尺部材であり、天井面Rに沿って左右方向に延びる笠木レール5と、床面Fに沿って左右方向に延びる巾木レール6と、の間に立設されている。具体的には、笠木レール5及び巾木レール6は、左右方向に長く形成されており、笠木レール5と巾木レール6との間には、3本以上の支柱2が左右方向に離間して立設されている。支柱2の上端には、後述する取付金具11が取付けられており、取付金具11を介して笠木レール5に取付けられている。また、支柱2の下端は、後述する横フレーム9に接続されており、この横フレーム9と巾木レール6との間には、横フレーム9の高さを調整可能な高さ調整装置12が左右方向に離間して複数配置されている。なお、支柱2は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより製作されていてもよい。
また、支柱2の前面2a及び後面2bには、取付部材7が支柱2の長手方向に沿って所定間隔毎に取付けられており、取付部材7に対してビスやフック等の図示しない連結部材によりパネル部材4が取付けられている。
中間部材3は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより製作された左右方向に延びる長尺部材であり、支柱2の前面2a及び後面2bに上下に離間して2つ取付けられている。本実施例1の中間部材3は、上下に連結される3つの分割部材3A,3B,3Cから構成されている。尚、ここでは、前側の中間部材3について説明する。
中間部材3において上段に位置する分割部材3Aは、上方に開口する上向きコ字状を成し、底部3aと、底部3aの前端から立ち上がる前片部3bと、底部3aの後端から立ち上がる後片部3cと、から構成されており、前片部3bは、後片部3cよりも上下方向に短寸に形成されている。尚、下段に位置する分割部材3Bは、分割部材3Aを天地反転させた形状であるため、各部位に同一符号を付して説明を省略する。
中段に位置する分割部材3Cは、平板状を成し、上面に分割部材3Aの底部3aが溶接固定され、下面に分割部材3Bの底部3aが溶接固定されている。尚、分割部材3A,3Bは、分割部材3Cの後端側の辺に沿って固定されており、分割部材3Cの前端側は、分割部材3A,3Bの前片部3bよりも前方側に張り出している。
このように形成された中間部材3は、分割部材3A,3Bの後片部3c,3cが支柱2の前面2aにビスなどで固定されている。また、分割部材3Cの前端部には、パネル部材4の下端が載置されるようになっており、パネル部材4を支持できるようになっている。尚、パネル部材4の裏面側の上下端部には、図示しないフックが設けられており、分割部材3A,3Bの前片部3b,3bに上方向または下方向から係止されるようになっている。
パネル部材4は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより成形された正面視矩形状の表面材と、該表面材の裏面に取付けられた断熱材と、から構成されている。本実施例では、支柱2の前面2a及び後面2bに上下3段ずつ取付けられている。
具体的には、上段のパネル部材4は、左右の支柱2と、笠木レール5と、上側の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられており、中段のパネル部材4は、左右の支柱2と、上下の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられており、下段のパネル部材4は、左右の支柱2と、巾木レール6と、下側の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられている。
前後に配置される上段のパネル部材4,4の上端部の間には、上段のパネル部材4,4の前後方向の距離を保持する介在部材8が配設されており、上段のパネル部材4,4の上端部同士が近接することを防止している。また、下段のパネル部材4,4の下端部の間には、横フレーム9が配置されており、下段のパネル部材4,4の下端部同士が近接することを防止している。
次に、横フレーム9の構造について説明する。図3〜図5に示されるように、横フレーム9は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより形成されてカバー部材91とレール部材92とから主に構成されている。カバー部材91は、左右方向に延びる上板部91aと、上板部91aの前後の両側縁から下方に延びる前板部91b及び後板部91cと、前板部91bの下端から前方に延びる水平部91d(支持部)と、後板部91cの下端から後方に延びる水平部91e(支持部)と、を備えている。すなわち、カバー部材91は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより下向きに開口する断面視ハット形状(略下向きコ字状)に形成されており、上向きコ字状を成す巾木レール6を上方から被覆できるようになっている。また、上板部91aには、前後一対の貫通孔91fが左右方向に複数設けられている。尚、水平部91d,91eは、パネル部材4を載置支持できるようになっている(特に図5参照)。
また、レール部材92は、左右方向に延びる下板部92aと、下板部92aの前後の両側縁から上方に延びる前板部92b及び後板部92cと、前板部92bの上端から後方に延びる水平部92dと、後板部92cの上端から前方に延びる水平部92eと、を備えている。すなわち、レール部材92は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより断面視略C字形状に形成されている。尚、レール部材92の前後幅L1(下板部92aの前後幅)は、カバー部材91の前後幅L2(上板部91aの前後幅)よりも短寸に形成されている(L1<L2)。
また、レール部材92の前板部92b及び後板部92cには、貫通孔92fが形成されており、前板部92b及び後板部92cの内側には、貫通孔92fに連続する雌ネジ部を有するナット92g(特に図4,5参照)が固定されている。
カバー部材91及びレール部材92は、カバー部材91の前後中央部に沿ってレール部材92が配置されるように、上板部91aと下板部92aが溶接により固定されている。尚、カバー部材91及びレール部材92はボルトナットなどにより固定されていてもよい。
横フレーム9には、支柱2が接続されるようになっている。具体的には、支柱2は、前板部21と、後板部22と、前板部21及び後板部22の一方の端縁を連結する側板部23と、前板部21及び後板部22の他方の端縁から互いに近接する方向に折れ曲がる折曲片部24,25と、を備え、対向する折曲片部24,25の端面は前後に離間している。すなわち、支柱2は、折曲片部24,25の間を開口部とする断面視略C字状を成している。また、側板部23の下端部には、側面視において下方に開口するとともに、左右に開放する凹部26が形成されている。この凹部26の前後幅L3は、折曲片部24,25の離間幅L4と同等(L3=L4)であり、凹部26の前後幅L3及び折曲片部24,25の離間幅L4は、レール部材92の前後幅L1と同じまたは僅かに長い寸法に形成されている(L1≦L3,L4)。
支柱2は、凹部26内及び折曲片部24,25間にレール部材92を挿嵌させた状態で前板部21及び後板部22に設けられた貫通孔27をレール部材92の貫通孔92fに位置合わせし、ボルト13をナット92gに螺合させることで横フレーム9に接続されるようになっている。
支柱2を横フレーム9に接続する際には、凹部26内及び折曲片部24,25間にレール部材92が挿嵌(凹凸嵌合)されるので、横フレーム9に対する支柱2の前後方向の位置決めができ、横フレーム9に対して支柱2が安定するので、支柱2を横フレーム9に接続する作業を行いやすくなっている。
また、凹部26内及び折曲片部24,25の間は、左右方向に開放しているとともに、レール部材92が左右方向に延びているので、支柱2をレール部材92に沿ってスライドさせることができ、横フレーム9に対する支柱2の左右方向の位置調整が簡便である。さらに、レール部材92は、左右方向に延びており、横フレーム9のリブとして機能するので、横フレーム9の強度が高くなっており、支柱2の重量により横フレーム9が撓むことを抑制できる。
次いで、高さ調整装置12について説明する。高さ調整装置12は、上向きコ字状を成す巾木レール6に内嵌される下向きコ字状のベース部材121と、ベース部材121の上板部121aの前後に離間して配置される調整ボルト122と、から主に構成されている。具体的には、ベース部材121の上板部121aの前後には、貫通孔121bが形成されており、上板部121aの下面には、貫通孔121bに連通する雌ネジ部を有するナット123が固着されている。このナット123には、調整ボルト122が上方から螺合されており、調整ボルト122は、横フレーム9の貫通孔91fの下方に配置される。調整ボルト122の頭部122aは、横フレーム9の貫通孔91fよりも大径に形成されているとともに、頭部122aの上面には、操作溝122bが形成されており、ドライバ等の工具で上方から調整操作を行えるようになっている。
横フレーム9は、調整ボルト122の頭部122aの上に載置されるようになっている。具体的には、図4に示されるように、高さ調整装置12は、左右方向に複数配置されており、特に巾木レール6の左右端部に配置されている。これによれば、床面Fに不陸部が存在していても、巾木レール6の左右端部に配置されている高さ調整装置12の調整ボルト122を調整することにより、横フレーム9の左右の高さを調整して該横フレーム9を正面から見て水平に設置することができる。すなわち、調整ボルト122は、横フレーム9の高さを調整する高さ調整機構として機能している。尚、図示しないが、巾木レール6の左右端部に配置されている高さ調整装置12の間に配置される高さ調整装置12は、横フレーム9の左右方向中央部を支持して該横フレーム9の撓み等を防止するように機能する。
また、横フレーム9が調整ボルト122の頭部122aの上に載置された状態にあっては、頭部122aが横フレーム9の貫通孔91fの周縁を支持するようになっている。すなわち、ドライバ等の工具が横フレーム9の貫通孔91fを通って頭部122aの操作溝122bにアクセス可能となっているため、横フレーム9を調整ボルト122の頭部122aに載置した状態で横フレーム9の水平調整を簡便に行うことができるようになっている。
また、図5に示されるように、高さ調整装置12には、調整ボルト122が前後に2つ設けられている。これによれば、高さ調整装置12の前後に2つの調整ボルト122を調整することにより、横フレーム9の前後の高さを調整して該横フレーム9を側面から見て水平に設置することができる。すなわち、高さ調整装置12により横フレーム9の左右方向の高さと前後方向の高さを調整できるので、横フレーム9を高い精度で水平に設置することができる。
このように高い精度で水平に設置された横フレーム9に3本以上の支柱2が支持されているので、各支柱2に取付けられるパネル部材4の取付位置の高さを簡便に水平に揃えることができ、パネル部材4を傾かせることなく水平に取付けることができ、見栄えの良い間仕切パネル装置1を構成することができる。
また、横フレーム9のカバー部材91は、略下向きコ字状を成すので、支柱2を支持可能な横フレーム9の強度を確保できる。さらに、カバー部材91は、巾木レール6の上方から被覆され、巾木レール6の前後にカバー部材91の前板部91b及び後板部91cが配置されるため、床面近傍の美観が向上する。
また、横フレーム9は、パネル部材4を載置支持する水平部91d,91eを備える。これによれば、1つの横フレーム9を基準として複数の支柱2とパネル部材4とが支持されるので、支柱2とパネル部材4との取付け精度が向上する。
次に、支柱2と笠木レール5との接続態様について説明する。図6に示されるように、支柱2の上下長さは、床面Fから天井面Rまでの距離よりも短く形成されており、支柱2の上端部は取付金具11を介して笠木レール5に取付けられている。取付金具11は、上下方向に延びる取付片11aと、取付片11aの上端から左右両側に延びる固定片11bと、を備える略T字形状に形成され(図2参照)、固定片11bが下向きコ字状を成す笠木レール5の底部に固定されている。取付片11aは、支柱2内に上方から挿入されており、支柱2の上端部に形成された長孔2cを介してビス14が取付片11aに緊締されることで、取付金具11と支柱2に固定されている。このように、支柱2の上下方向の移動が許容されているので、横フレーム9の水平調整(高さ調整)を行うことができるようになっている。
次いで、間仕切パネル装置1の組み立て手順について説明する。先ず、笠木レール5と巾木レール6とを天井面Rと床面Fとに固定する。次いで、高さ調整装置12を左右方向に複数配置するとともに、横フレーム9により巾木レール6を被覆する。そして、横フレーム9が水平に設置されるように各調整ボルト122の高さを調整する。次いで、横フレーム9に各支柱2の下端部を接続するとともに、各支柱2の上端部を笠木レール5に接続する。その後、各支柱2間に中間部材3を取付けるとともに、パネル部材4を支柱2に取付けることで間仕切パネル装置1の組み立てが完了する。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、高さ調整装置12が左右方向に離間して複数配置されている形態を例示したが、少なくとも左右に2つ配置されていればよい。この場合、横フレーム9の左右端部に高さ調整装置12が配置されることが好ましい。
また、前記実施例では、高さ調整装置12に前後一対の調整ボルト122が配置されている形態を例示したが、調整ボルト122が前後方向に1つ、または3つ以上設けられていてもよい。また、横フレーム9の左右方向の高さを調整する高さ調整機構と、横フレーム9の前後方向の高さを調整する高さ調整機構と、を別々に設けてもよい。また、高さ調整機構は調整ボルト122に限られず、ジャッキ等の別の装置であってもよい。
また、前記実施例では、横フレーム9のレール部材92に支柱2の凹部26内及び折曲片部24,25が凹凸嵌合される形態を例示したが、横フレーム9に凹溝を設け、支柱2の下端に凹溝に挿嵌される凸部を設け、凹溝と凸部とが凹凸嵌合されるようになっていてもよい。
また、前記実施例では、横フレーム9のレール部材92が左右方向に延びて形成されていたが、横フレーム9の左右方向に離間して複数の凸部を設け、該凸部に支柱2の下端に設けられた凹部を嵌合させるようになっていてもよい。
また、前記実施例では、横フレーム9がカバー部材91とレール部材92とを溶接固定することにより構成されていたが、アルミなどの金属の押し出し加工により構成されていてもよい。
また、前記実施例では、横フレーム9を水平に設置した後、横フレーム9に支柱2を接続する形態を例示したが、横フレーム9に支柱2を接続した後、横フレーム9を水平に設置するようにしてもよい。尚、この場合、高さ調整装置12は、支柱2の左右方向にずれて配置されているので、横フレーム9の水平調整に掛かる作業スペースが確保されるため、該調整作業を行いやすい(図4参照)。
また、前記実施例では、支柱2を固定するための貫通孔92fが横フレーム9に沿って所定間隔ごとに設けられる形態を例示したが、貫通孔92fは前記実施例よりも左右方向に短い間隔で複数設けられていてもよいし、現地で横フレーム9の適当な位置に孔開け加工をするようにしてもよく、この場合、支柱2の左右方向における取付位置の自由度が高くなる。尚、上記のような場合、各貫通孔92fに対応してナット92gが固着されなくてもよく、支柱2の固定用に選択された貫通孔92fに対してのみナット92gを用いるようにしてもよい。
1 間仕切パネル装置
2 支柱
4 パネル部材
5 笠木レール
6 巾木レール
9 横フレーム
12 高さ調整装置
26 凹部
91 カバー部材
91d,91e 水平部(支持部)
92 レール部材(凸部)
122 調整ボルト(高さ調整機構)

Claims (7)

  1. 天井面に沿って左右方向に延びる笠木レールと、床面に沿って左右方向に延びる巾木レールと、前記笠木レール及び前記巾木レールの間に左右方向に離間して配設される複数の支柱と、前記支柱間に取付けられるパネル部材と、を備え、前記パネル部材を連設して空間を区画する間仕切パネル装置であって、
    前記巾木レールの上に左右方向に離間して複数配置される高さ調整機構と、該高さ調整機構を介して上下方向に角度を調整可能に前記巾木レール上に支持される横フレームと、を備え、前記横フレームに複数の前記支柱が支持されていることを特徴とする間仕切パネル装置。
  2. 前記支柱と前記横フレームとは、前記横フレームに対して前記支柱の前後の移動が規制されるように凹凸嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切パネル装置。
  3. 前記支柱には、その下端部に下向きに開口するとともに左右方向に開放する凹部が設けられ、前記横フレームには、前記凹部が嵌合される凸部が上方に突出して設けられており、前記凸部は、前記横フレームに沿って左右方向に延びるレール状を成すことを特徴とする請求項1または2に記載の間仕切パネル装置。
  4. 前記横フレームは、断面視略下向きコ字状を成すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
  5. 断面視略下向きコ字状の前記横フレームが前記巾木レールの上方から被覆されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
  6. 前記横フレームは、前記パネル部材を支持する支持部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
  7. 前記高さ調整機構が前後方向に少なくとも一対設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
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