JP2020070698A - パネル部材の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する厚みの異なるパネル部材同士の表面を面一に揃えることが可能なパネル部材の取付構造を提供する。【解決手段】左右方向に離間する複数の支柱2と、支柱2に取付けられるパネル部材4とを備え、1つの支柱2に対して2枚のパネル部材4を左右に隣接させて取付けられる間仕切パネル装置1におけるパネル部材4を支柱2に取付けるための取付構造であって、厚みの異なる隣接するパネル部材4A〜4C同士の前面が面一になるように前後方向の位置が異なる少なくとも2つの支持部74,76,78を有する取付部材7が支柱2に取付けられ、取付部材7の支持部74,76,78に対して、隣接するパネル部材4A〜4Cがそれぞれ取付けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、空間を区画する間仕切パネル装置におけるパネル部材の取付構造に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切り、所望の小区画のレイアウトを実現するために、複数のパネル部材を左右または前後等の所定の方向に連設してなる間仕切パネル装置が使用されている。
例えば、特許文献1に示される間仕切パネル装置は、地面に沿って左右方向に延びる地レールと、天井に沿って左右方向に延びる天レールと、地レール及び天レール間の間に左右方向に所定間隔離間して複数配置される支柱と、支柱の前後面に係止されるパネル部材と、を備え、1つの支柱に対して2枚のパネル部材が左右に隣接されて取付けられている。この間仕切パネル装置におけるパネル部材の取付構造は、支柱とパネル部材との対向面にそれぞれ設けられる係止孔と、支柱の係止孔とパネル部材の係止孔に係止されるフックを前後に備える係止具と、により構成されている。パネル部材が支柱の前後面に係止された状態にあっては、パネル部材の裏面が支柱の前後面に接触しているので、パネル部材設置後に該パネル部材ががたつくことを防止できるようになっている。
特許第5929650号公報(第6頁、第4図)
近年では、間仕切パネル装置のデザイン性や機能性に応じて多種多様なパネル部材が使用されることがあり、パネル部材の種類によっては、パネル部材の厚みが異なることがある。このような厚みが異なるパネル部材を左右方向に連設させる場合に、特許文献1のような一般的なパネル部材の取付構造を採用すると、連設されるパネル部材の表面の前後方向の位置が異なり、パネル部材間に段差が生じ、パネル部材に左右方向の連続性を持たせることができず、美観を損なうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、隣接する厚みの異なるパネル部材同士の表面を面一に揃えることが可能なパネル部材の取付構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のパネル部材の取付構造は、
左右方向に離間する複数の支柱と、前記支柱に取付けられるパネル部材とを備え、1つの支柱に対して2枚の前記パネル部材を左右に隣接させて取付けられる間仕切パネル装置における前記パネル部材を前記支柱に取付けるための取付構造であって、
厚みの異なる隣接する前記パネル部材同士の前面が面一になるように前後方向の位置が異なる少なくとも2つの支持部を有する取付部材が前記支柱に取付けられ、前記取付部材の前記支持部に対して、隣接する前記パネル部材がそれぞれ取付けられることを特徴としている。
この特徴によれば、隣接するパネル部材は、それぞれ前後方向の位置が異なる取付部材の支持部に対して取付けられることで、支柱の表面と隣接するパネル部材同士の表面との前後方向の距離がそれぞれ一致するため、隣接する厚みの異なるパネル部材同士の表面を面一に揃えることができる。
前記取付部材の少なくとも2つの前記支持部は、一体に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、パネル部材を支持するのに十分な強度で支持部を設けることができる。
前記取付部材は、左右方向に分割された複数の分割部材により構成されており、これら分割部材は前記支持部をそれぞれ有し、それぞれが前記支柱に対して固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前後方向の位置が異なる様々な支持部を有する分割部材を組み合わせて取付部材を構成することができ、様々な厚みのパネル部材に対応することができる。
前記取付部材の支持部には、フックを係止可能なフック孔が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、フックとフック孔との係止を利用して取付部材とパネル部材を簡便に接続することができる。
前記取付部材には、前記支柱の側方に延びる前記支持部を構成する延出片を備え、前記延出片にフックを係止可能なフック孔が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、厚みの厚いパネル部材を支柱から側方にずれた延出片の位置でフックにより取付けることができる。
前記取付部材は、左右非対称に形成されており、天地反転した状態で前記支柱に取付け可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、取付部材を天地反転させることで、段部の左右位置を変更できるので、1つの取付部材でパネル部材を取付け可能な使用形態が広がる。
本発明の実施例1における間仕切パネル装置を示す正面図である。 間仕切パネル装置の分解斜視図である。 実施例1における取付部材を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、実施例1における取付部材により厚みの異なるパネル部材同士を連設するパターンを示す上面断面図である。 本発明の実施例2における取付部材を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、実施例2における取付部材により厚みの異なるパネル部材同士を連設するパターンを示す上面断面図である。 取付部材の変形例を示す斜視図である。 取付部材の変形例を示す斜視図である。
本発明に係るパネル部材の取付構造を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るパネル部材の取付構造につき、図1から図4を参照して説明する。以下、図1の紙面手前を間仕切パネル装置の正面側(前方側)とし、紙面左右を間仕切パネル装置の左右として説明する。
図1に示されるように、間仕切パネル装置1は主に室内のオフィス空間やショールーム等の空間を、その空間の利用目的に合わせて所望の広さに区分けするために設置されるものである。図1及び図2に示されるように、間仕切パネル装置1は、主に、左右方向に複数立設された支柱2と、これら支柱2の間に高さ方向に複数架けられた中間部材3と、支柱2、笠木レール5、巾木レール6、中間部材3により形成される枠に支持される複数のパネル部材4とにより構成されている。
図2に示されるように、支柱2は、アルミ材の押し出し加工により製作された上下方向に延びる長尺部材であり、天井面Rに沿って左右方向に延びる笠木レール5と、床面Fに沿って左右方向に延びる巾木レール6と、の間にジョッキ10及びボラ11を介して立設されている。また、支柱2の前面2a及び後面2bには、後述する取付部材7が支柱2の長手方向に沿って所定間隔毎に取付けられている。なお、支柱2は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより製作されていてもよい。
中間部材3は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより製作された左右方向に延びる長尺部材であり、支柱2の前面2a及び後面2bに上下に離間して2つ取付けられている。本実施例1の中間部材3は、上下に連結される3つの分割部材3A,3B,3Cから構成されている。尚、ここでは、前側の中間部材3について説明する。
中間部材3において上段に位置する分割部材3Aは、上方に開口する上向きコ字状を成し、底部3aと、底部3aの前端から立ち上がる前片部3bと、底部3aの後端から立ち上がる後片部3cと、から構成されており、前片部3bは、後片部3cよりも上下方向に短寸に形成されている。尚、下段に位置する分割部材3Bは、分割部材3Aを天地反転させた形状であるため、各部位に同一符号を付して説明を省略する。
中段に位置する分割部材3Cは、平板状を成し、上面に分割部材3Aの底部3aが溶接固定され、下面に分割部材3Bの底部3aが溶接固定されている。尚、分割部材3A,3Bは、分割部材3Cの後端側の辺に沿って固定されており、分割部材3Cの前端側は、分割部材3A,3Bの前片部3bよりも前方側に張り出している。
このように形成された中間部材3は、分割部材3A,3Bの後片部3c,3cが支柱2の前面2aにビスなどで固定されている。また、分割部材3Cの前端部には、パネル部材4の下端が載置されるようになっており、パネル部材4を支持できるようになっている。尚、パネル部材4の裏面側の上下端部には、図示しないフックが設けられており、分割部材3A,3Bの前片部3b,3bに上方向または下方向から係止されるようになっている。
パネル部材4は、薄肉鋼板を曲げ加工することにより成形された正面視矩形状の表面材と、該表面材の裏面に取付けられた断熱材と、から構成されている。本実施例1では、支柱2の前面2a及び後面2bに上下3段ずつ取付けられている。
具体的には、上段のパネル部材4は、左右の支柱2と、笠木レール5と、上側の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられており、中段のパネル部材4は、左右の支柱2と、上下の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられており、下段のパネル部材4は、左右の支柱2と、巾木レール6と、下側の中間部材3と、で形成される矩形枠に取付けられている。
前後に配置される上段のパネル部材4,4の上端部の間には、上段のパネル部材4,4の前後方向の距離を保持する介在部材8が配設されており、上段のパネル部材4,4の上端部同士が近接することを防止している。また、下段のパネル部材4,4の下端部の間には、巾木レール6を上方から被覆するカバー部材9が配置されており、下段のパネル部材4,4の下端部同士が近接することを防止している。尚、カバー部材9には、下段のパネル部材4,4の下端部が載置支持されている。
次に、取付部材7について説明する。図3に示されるように、取付部材7は、金属製の板材を曲げ加工と溶接により製作されている。具体的には、取付部材7は、支柱2の前面2aまたは後面2bに平行に延び、該支柱2の前面2aまたは後面2bに固定される被固定部71,72が左右に離間して配置されている。また、取付部材7は、右側の被固定部71の右端部から該被固定部71に対して垂直に前方に延びる第1垂直部73と、第1垂直部73の前端から被固定部71に対して平行に左側に延びる第1平行部74(支持部)と、第1平行部74の左端から前方に延びる第2垂直部75と、第2垂直部75の前端から左側に延びる第2平行部76(支持部)と、第2平行部76の左端から被固定部72の左端まで後方側に延びる第3垂直部77と、第3垂直部77の後端から左側に延びる第3平行部78(支持部、延出片)と、被固定部71の右端から後方側に延びる規制片部79aと、被固定部72の左端から後方側に延びる規制片部79bと、が設けられている。すなわち、取付部材7は、上面視において左右非対称に形成されている。
被固定部71,72には、取付部材7を支柱2の前面2aまたは後面2bに固定するビス13(図4参照)を挿入可能な孔部71a,72aが形成されている。また、第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78には、縦長のスリット74a,76a,78a(フック孔)が形成されている。このスリット74a,76a,78aには、フック部材12の後端側のフック部12aが係止されるようになっている(図2及び図4参照)。尚、フック部材12の前端側のフック部12bは、パネル部材4の側端部の裏面に設けられたフック孔4a(図2及び図4参照)に係止可能となっている。
また、これら第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78の位置は、前後にずれて配置されている。具体的には、第1垂直部73と第1平行部74とにより、第1平行部74を被固定部71,72よりも前方側に配置する段部70Aを構成している。また、第2垂直部75と第2平行部76とにより、第2平行部76を第1平行部74よりも前方側に配置する段部70Bを構成している。また、第3垂直部77と第3平行部78とにより、第3平行部78を被固定部71,72と略同一の前後位置(第1平行部74及び第2平行部76よりも後方側)に配置する段部70Cを構成している。
次いで、取付部材7を用いてパネル部材4を取付ける形態を図4に基づいて説明する。尚、支柱2の前面2a側にパネル部材4が取付けられる形態のみ説明し、支柱2の後面2b側に取付けられるパネル部材4及び取付部材7の説明及び図示を省略する。
本実施例1の取付部材7は、厚み寸法L1のパネル部材4Aと、厚み寸法L2のパネル部材4Bとを左右に連設する場合(図4(a)参照)、または、厚み寸法L1のパネル部材4Aと、厚み寸法L3のパネル部材4Cとを左右に連設する場合(図4(b)(c)参照)に用いられる。
先ず、厚み寸法L1のパネル部材4Aと、厚み寸法L2のパネル部材4Bとを左右に連設する場合について説明する。図4(a)に示されるように、パネル部材4Bの厚み寸法L2は、パネル部材4Aの厚み寸法L1よりも厚くなっている(L1<L2)。パネル部材4Aとパネル部材4Bとを左右に連設する場合には、先ず、支柱2の前面2aに取付部材7をビス13により固定する。このとき、規制片部79a,79bが支柱2の側面に接触するので、取付部材7を支柱2に対して傾かせることなく正確に且つ強固に取付けることができる。
次いで、第2平行部76のスリット76aにフック部材12の後端側のフック部12aを係止させるとともに、パネル部材4Aのフック孔4aにフック部材12の前端側のフック部12bを係止させる。このとき、パネル部材4Aの右側面は、第2垂直部75に連続するように前後方向に延びるとともに、パネル部材4Aの裏面は、第2平行部76の前面に接触している。
次いで、第1平行部74のスリット74aにフック部材12の後端側のフック部12aを係止させるとともに、パネル部材4Bのフック孔4aにフック部材12の前端側のフック部12bを係止させる。このとき、パネル部材4Bの左側面は、パネル部材4Aの右側面及び第2垂直部75に亘って接触しており、パネル部材4Bの裏面は、第1平行部74の前面に接触している。また、パネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Bの表面4cは、左右方向に面一に揃っている。換言すれば、第2垂直部75の前後の長さが、パネル部材4Aの厚み寸法L1とパネル部材4Bの厚み寸法L2との差分の前後の長さに設定されているので、該差分が均されてパネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Bの表面4cが面一に揃うようになっている。
次に、厚み寸法L1のパネル部材4Aと、厚み寸法L3のパネル部材4Cとを左右に連設する場合について説明する。図4(b)に示されるように、パネル部材4Cの厚み寸法L3は、パネル部材4Aの厚み寸法L1よりも厚くなっているとともに、パネル部材4Bの厚み寸法L2よりも厚くなっている(L1<L2<L3)。
パネル部材4Aとパネル部材4Cとを左右に連設する場合には、第2平行部76のスリット76aにフック部材12の後端側のフック部12aを係止させるとともに、パネル部材4Aのフック孔4aにフック部材12の前端側のフック部12bを係止させる。このとき、パネル部材4Aの左側面は、第3垂直部77に連続するように前後方向に延びるとともに、パネル部材4Aの裏面は、第2平行部76の前面に接触している。
次いで、第3垂直部77のスリット78aにフック部材12の後端側のフック部12aを係止させるとともに、パネル部材4Cのフック孔4aにフック部材12の前端側のフック部12bを係止させる。このとき、パネル部材4Cの右側面は、パネル部材4Aの左側面及び第3垂直部77に亘って接触しており、パネル部材4Cの裏面は、第3平行部78の前面に接触している。また、パネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Cの表面4dは、左右方向に面一に揃っている。換言すれば、第3垂直部77の前後の長さが、パネル部材4Aの厚み寸法L1とパネル部材4Cの厚み寸法L3との差分の前後の長さに設定されているので、該差分が均されてパネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Cの表面4dが面一に揃うようになっている。
また、図4(c)に示されるように、取付部材7は、支柱2に対して天地反転させて取付けることができるようになっている。これによれば、パネル部材4Aとパネル部材4Cの取付位置を左右反転させることができる。具体的には、図4(b)のように、パネル部材4Aを支柱2の右側に、パネル部材4Cを支柱2の左側に配置するパターンと、図4(c)のように、パネル部材4Aを支柱2の左側に、パネル部材4Cを支柱2の右側に配置するパターンと、を選択できるようになっている。このように、取付部材7を天地反転させることで、第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78の左右位置を変更できるので、1つの取付部材7で複数のパネル部材4A〜4Cを取付ける使用形態が広がる。
尚、本実施例1では、取付部材7に対して、パネル部材4Aを取付けた後、パネル部材4Bまたはパネル部材4Cを取付ける形態を例示したが、パネル部材4Bまたはパネル部材4Cを取付部材7に取付けた後、パネル部材4Aを取付けてもよい。また、取付部材7にパネル部材4A〜4Cを取付けた後、取付部材7を支柱2に取付けるようにしてもよい。
以上説明したように、取付部材7は、前後方向の位置が異なる第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78を有し、パネル部材4A〜4Cは、第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78に取付けられることで、支柱2の前面2aから隣接するパネル部材4A〜4C同士の表面4b〜4dまでの前後方向の距離がそれぞれ一致するようになっているため、厚みの異なるパネル部材4A〜4Cの表面4b〜4dを面一に揃えることができるようになっている。すなわち、隣接するパネル部材4A〜4Cの表面4b〜4dに前後方向の段差が生じないので、美観に優れた間仕切パネル装置1を構成することができる。
また、段部70A〜70Cに沿ってパネル部材4A〜4Cを配置できるので、パネル部材4A〜4Cの左右の位置決めを行うことができ、パネル部材4A〜4Cの対向する側端面同士を揃えて配置することができる。詳しくは、図4(a)の形態にあっては、第2垂直部75に沿ってパネル部材4A,4Bが接触され、図4(b)(c)の形態にあっては、第3垂直部77に沿ってパネル部材4A,4Cが接触されるようになっており、パネル部材4Aとパネル部材4A,4Cとの間に左右方向の隙間が形成されないので、美観に優れた間仕切パネル装置1を構成することができる。
また、パネル部材4Aとパネル部材4A,4Cとは、支柱2の近傍で左右に連設されているため、パネル部材4A〜4Cに外力がかかっても、該外力を支柱2で受けることができる。したがって、支柱2から左右に離れた位置でパネル部材4A〜4Cを左右に連設する場合に比べて、取付部材7に必要な強度が小さくて済む。
また、取付部材7は、第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78が金属製の板材により一体に形成されているので、パネル部材4A〜4Cを支持する第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78の強度を高めることができる。また、略L字状を成す複数の段部70A〜70Cにより取付部材7の強度が向上している。
また、第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78には、スリット74a,76a,78aが設けられており、スリット74a,76a,78aに係止されるフック部材12によりパネル部材4A〜4Cを取付けることができるようになっている。このように、スリット74a,76a,78aとフック部材12の係止を利用して取付部材7とパネル部材4A〜4Cを簡便に取付けることができる。
また、取付部材7には、支柱2の側方に延びる第3平行部78が形成されており、第3平行部78には、スリット78aが形成されている。これによれば、支柱2の側方にずれた第3平行部78のスリット78aにフック部材12を係止させることができるので、フック部材12が支柱2に干渉することが回避され、第3平行部78に厚みの厚いパネル部材4Cを取付けることができる。尚、連設されるパネル部材の左右方向の幅寸法に合わせて支柱2を左右方向に位置調整できることが好ましい。これによれば、左右方向の幅寸法が異なるパネル部材を複数種類用意することなく、間仕切パネル装置1を構成できる。
尚、本実施例1では、取付部材7により支柱2の近傍にパネル部材4Aとパネル部材4A,4Cとが取付けられる形態を例示したが、取付部材7の支持部を支柱2から側方にずらして形成し、支柱2から離れた位置にパネル部材4Aとパネル部材4A,4Cとが取付けられてもよい。また、本実施例1では、取付部材7が支柱2に対してビス13により固定される形態を例示したが、フック等の連結部材により取付部材7が支柱2に接続されてもよい。
次に、実施例2に係るパネル部材の取付構造につき、図5及び図6を参照して説明する。尚、前記実施例1と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図5に示されるように、本実施例2の取付部材170は、左右方向に分割された3つの分割部材171,172,173から構成されている。分割部材171は、被固定部71と、第1垂直部73と、第1平行部74と、規制片部79aと、を備えている。分割部材172は、第2垂直部75と、第2平行部76と、第3垂直部77と、被固定部72と、規制片部79bと、を備えている。分割部材173は、第3平行部78と、第3平行部78の一方の側端部から後方に略直角に延びる取付片部78bと、を備えている。
分割部材172における規制片部79bには、ネジ孔部79cが形成されているとともに、分割部材171における被固定部71、及び分割部材172における被固定部72には、上下方向に延びる長孔71b,72bが形成されている。また、分割部材173における取付片部78bには、ネジ孔部79cと対応する貫通孔部が形成されており、分割部材173を分割部材172の規制片部79bに対してネジ14により接続できるようになっている。
次いで、取付部材170を用いてパネル部材4を取付ける形態を図6に基づいて説明する。本実施例2の取付部材170は、パネル部材4Aとパネル部材4Bとを左右に連設する場合(図6(a)参照)、パネル部材4Bとパネル部材4Cとを左右に連設する場合(図6(b)参照)、パネル部材4Aとパネル部材4Cとを左右に連設する場合(図6(c)参照)に用いられる。
先ず、パネル部材4Aとパネル部材4Bとを左右に連設する場合について説明する。図6(a)に示されるように、先ず、支柱2の前面2aに取付部材170を取付ける。具体的には、本実施例2の支柱2の前面2aには、左右2列のフック孔2c,2dが上下方向に複数設けられており、右のフック孔2cに係止されるフック部材12に分割部材171の長孔71bを係止させ、左のフック孔2dに係止されるフック部材12に分割部材172の長孔72bを係止させる。そして、第2平行部76の前面にパネル部材4Aをフック部材12により取付けるとともに、第1平行部74の前面にパネル部材4Bをフック部材12により取付ける。これにより、パネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Bの表面4cが左右方向に面一に揃うようになっている。尚、図6(a)に示されるように、使用しない分割部材173は取外していてもよい。
次いで、パネル部材4Bとパネル部材4Cとを左右に連設する場合について説明する。図6(b)に示されるように、先ず、支柱2の前面2aの右のフック孔2cに係止されるフック部材12に分割部材171の長孔71bを係止させるとともに、第1平行部74の前面にフック部材12によりパネル部材4Bを取付ける。また、支柱2の前面2aの左のフック孔2dに係止されるフック部材12にパネル部材4Cを取付ける。これにより、パネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Cの表面4dが左右方向に面一に揃うようになっている。すなわち、分割部材171が取付部材170として機能している。
次いで、パネル部材4Aとパネル部材4Cとを左右に連設する場合について説明する。図6(c)に示されるように、支柱2のフック孔2dに係止されるフック部材12に分割部材172の長孔72bを係止させる。このとき、分割部材173を分割部材172に対してネジ14により接続しておく。
次いで、分割部材172における第2平行部76の前面にパネル部材4Aをフック部材12により取付けるとともに、分割部材173における第3平行部78の前面にパネル部材4Cをフック部材12により取付ける。これにより、パネル部材4Aの表面4b及びパネル部材4Cの表面4dが左右方向に面一に揃うようになっている。すなわち、分割部材172と分割部材173とが取付部材170として機能している。
このように、取付部材170は、左右方向に分割された複数の分割部材171,172,173により構成されており、これら分割部材171,172,173は、支持部としての第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78がそれぞれ設けられているので、分割部材171,172,173の組み合わせにより様々な位置に第1平行部74、第2平行部76、第3平行部78を配置した取付部材170を構成することができ、左右に連設する厚みの異なるパネル部材4A〜4Bの組み合わせのパターンに対応できる。
尚、本実施例2では、分割部材173が分割部材172の規制片部79bに対してネジ14により接続される形態を例示したが、分割部材173を左右反転させ、分割部材171の規制片部79aに設けられたネジ孔部79cにネジ14により分割部材173を接続してもよい。また、本実施例2では、取付部材が3つの分割部材により構成される形態を例示したが、4種類以上の分割部材を用意して、より多くのパネル部材の組み合わせに対応できるようにしてもよい。
また、本実施例2では、分割部材171,172は、別個に支柱2に取付けられることで一体化される形態を例示したが、分割部材171,172をネジ等で固定することで一体化されてもよい。また、分割部材173は、分割部材171,172に対してネジ14により接続される形態を例示したが、別個に支柱2に取付けられることで一体化されてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1,2では、左右非対称を成す取付部材について説明したが、取付部材は、左右対称に形成されていてもよい。例えば、図7に示されるように、取付部材270は、2つの分割部材271,272により構成されている。分割部材271,272は、支柱2の側方に張り出す第1支持部273と、第1支持部273よりも前方に配置される第2支持部274と、をそれぞれ有している。これによれば、パネル部材を取付ける第1支持部273及び第2支持部274を選択できるので、2種類の厚さの異なるパネル部材を連設することができる。また、分割部材271,272のうち片方のみを支柱2に取付け、一方のパネル部材は分割部材に取付け、他方のパネル部材は支柱2に直接取付けることで3種類の厚さの異なるパネル部材にも対応できる。また、分割部材271,272が同一形状をなすため、1種類の分割部材を用意すればよく、分割部材の製造が簡便である。
また、前記実施例1,2では、取付部材が支柱の上下方向に複数取付けられる形態を例示したが取付部材は、支柱の上下方向に沿って延びるように形成されていてもよい。
また、前記実施例1,2では、フック部材により取付部材に対してパネル部材を取付ける形態を例示したが、ビスやその他固定手段により取付部材に対してパネル部材を取付けてもよい。
また、前記実施例1,2では、パネル部材を取付けたときに、支持部がパネル部材の裏面に面接触する形態を例示したが、支持部は、パネル部材を支持することができ、且つパネル部材の前後方向の位置決めをできる構成であればよく、パネル部材の裏面に対して線接触または点接触するようなものであってもよい。
また、前記実施例1の図4(a)の形態や、前記実施例2の図6(a),(b)の形態は、支柱2の左右中央で隣接するパネル部材4A,4B,パネル部材4B,4Cの側面同士を突き合わせている。これによれば、連設するパネル部材4A〜4Cの左右方向の幅寸法を一定にできるため、支柱2間に対するパネル部材4A〜4Cの組み換えを簡便に行うことができる。
また、厚みの異なるパネル部材を支柱2の左右中央で突き合わせる変形例として次のようなものもある。図8(a)に示されるように、本変形例の取付部材370は、支柱2の左右方向の幅寸法の略半分の幅寸法を有し断面視矩形状を成す。この取付部材370を支柱2の右側半分に取付け、取付部材370の前面にパネル部材4Aを取付けるとともに、パネル部材4Cを支柱2の左側半分に取付ける。このように、厚みの異なるパネル部材4A,4Cを支柱2の左右中央で突き合わせることができるので、パネル部材4A,4Cの左右方向の幅寸法を一定にできる。尚、図8(b)に示されるように、取付部材370を支柱2の左側半分に取付けることで、パネル部材4Aとパネル部材4Cの取付位置を左右反転させることができる。
1 間仕切パネル装置
2 支柱
3 中間部材
4,4A〜4C パネル部材
5 笠木レール
6 巾木レール
7 取付部材
12 フック部材(フック)
74 第1平行部(支持部)
74a スリット(フック孔)
76 第2平行部(支持部)
76a スリット(フック孔)
78 第3平行部(支持部)
78a スリット(フック孔)
170 取付部材
171〜173 分割部材
270 取付部材
271,272 分割部材
273 第1支持部(支持部)
274 第2支持部(支持部)

Claims (6)

  1. 左右方向に離間する複数の支柱と、前記支柱に取付けられるパネル部材とを備え、1つの支柱に対して2枚の前記パネル部材を左右に隣接させて取付けられる間仕切パネル装置における前記パネル部材を前記支柱に取付けるための取付構造であって、
    厚みの異なる隣接する前記パネル部材同士の前面が面一になるように前後方向の位置が異なる少なくとも2つの支持部を有する取付部材が前記支柱に取付けられ、前記取付部材の前記支持部に対して、隣接する前記パネル部材がそれぞれ取付けられることを特徴とするパネル部材の取付構造。
  2. 前記取付部材の少なくとも2つの前記支持部は、一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の取付構造。
  3. 前記取付部材は、左右方向に分割された複数の分割部材により構成されており、これら分割部材は前記支持部をそれぞれ有し、それぞれが前記支柱に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の取付構造。
  4. 前記取付部材の支持部には、フックを係止可能なフック孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のパネル部材の取付構造。
  5. 前記取付部材には、前記支柱の側方に延びる前記支持部を構成する延出片を備え、前記延出片にフックを係止可能なフック孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパネル部材の取付構造。
  6. 前記取付部材は、左右非対称に形成されており、天地反転した状態で前記支柱に取付け可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のパネル部材の取付構造。
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