JP2651640B2 - 反応性ホットメルト接着剤 - Google Patents

反応性ホットメルト接着剤

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JP2651640B2
JP2651640B2 JP4046143A JP4614392A JP2651640B2 JP 2651640 B2 JP2651640 B2 JP 2651640B2 JP 4046143 A JP4046143 A JP 4046143A JP 4614392 A JP4614392 A JP 4614392A JP 2651640 B2 JP2651640 B2 JP 2651640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応性ホットメルト接
着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は、固体且つ無溶剤
タイプであり、加温する操作を伴うだけで使えるなど使
いやすく有用なものである。また、反応性ホットメルト
接着剤は、更に耐熱性,接着性を向上させたものとして
近年注目されている。従来、反応性ホットメルト接着剤
としては、下記のものが知られている。 〔1〕末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポ
リマーとエチレン−酢酸ビニル共重合体とテルペン−フ
ェノール共重合体とからなるもの。(特公昭51−30
898号公報) 〔2〕ポリカーボネートジオールと2,4−トルエンジ
イソシアネートとから誘導されるウレタンプレポリマー
からなるもの。 (特開平2−305882号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反応性ホットメルト接着剤は、自動車部品,建設用部材
などの接合部に弾性と初期接着力が要求される用途向け
としてはこれら特性が不十分であり、使用できる用途が
限定されるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の状況
に鑑み、弾性と初期接着力が優れているため、上記のよ
うな用途にも拡大して使用できる反応性ホットメルト接
着剤を得ることを目的に鋭意検討した結果本発明に到達
した。 即ち本発明は、下記<1>〜<4>により構
成される。
【0005】<1>有機ポリイソシアネート化合物
(a)および下記ポリオール(b1)から誘導され、N
CO基を有する「ウレタンプレポリマー(1)」と、活
性水素を持たず、且つ粘着付与性を有する「低分子量キ
シレン樹脂(d1)」を含有することを特徴とする反応
性ホットメルト接着剤。 <2>有機ポリイソシアネート化合物(a)と、下記ポ
リオール(b1)と、活性水素を有し、且つ粘着付与性
を有する「低分子量キシレン樹脂(d2)」とから誘導
され、NCO基を有する「ウレタンプレポリマー
(2)」を含有することを特徴とする反応性ホットメル
ト接着剤。 <3>有機ポリイソシアネート化合物(a)、下記樹脂
(c1)および必要によりポリオール(b)から誘導さ
れ、NCO基を有する「ウレタンプレポリマー(3)」
を含有することを特徴とする反応性ホットメルト接着
剤。 <4>有機ポリイソシアネート化合物(a)と、下記樹
脂(c1)と、活性水素を有し、且つ粘着付与性を有す
る低分子量キシレン樹脂(d2)と、必要によりポリオ
ール(b)から誘導され、NCO基を有する「ウレタン
プレポリマー(4)」を含有することを特徴とする反応
性ホットメルト接着剤。
【0006】ポリオール(b1):下記(b11)〜
(b14)から選ばれる1種以上からなるポリオール 樹脂 (c1):該化合物(a)と下記ジオール
(b2)とから誘導され、OH基を有する熱可塑性ウレ
タン樹脂 ジオール (b2):下記(b11)〜(b14)から
選ばれる1種以上からなり、且つジオールであるもの (b11):m−もしくはp−キシリレングリコール (b12):キシリレンジオールもしくはフェノール類
に、炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加したも
の (b13):ジカルボン酸類と(b11)もしくは(b
12)との縮合ポリエステルポリオール (b14):ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリオー
ルが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上から
なるもの
【0007】<1>〜<4>各々において、有機ポリイ
ソシアネート化合物(a)としては、例えば、(イ)炭
素数[NCO基中の炭素を除く、以下、(ロ)〜(ニ)
も同様]2〜12の脂肪族ポリイソシアネート、(ロ)
炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート、(ハ)炭
素数8〜12の芳香脂肪族ポリイソシアネート、(ニ)
炭素数6〜20の芳香族ポリイソシアネート、並びに、
(ホ)これらのポリイソシアネートの変性物があげられ
る。以下(イ)〜(ホ)の具体例をあげる。
【0008】脂肪族ポリイソシアネート(イ)の具体例
としては、エチレンジイソシアネート,テトラメチレン
ジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)ドデカメチレンジイソシアネート,2,2,
4−トリメチルヘキサンジイソシアネート,リジンジイ
ソシアネート,2,6−ジイソシアネートメチルカプロ
エート,ビス(2−イソシアネートエチル)フマレー
ト,ビス(2−イソシアネートエチル)カーボネートな
どがあげられる。
【0009】脂環式ポリイソシアネート(ロ)の具体例
としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI),
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MD
I),シクロヘキシレンジイソシアネート,メチルシク
ロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI),ビス
(2−イソシアネートエチル)4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボキシレートなどがあげられる。
【0010】芳香脂肪族ポリイソシアネート(ハ)の具
体例としては、キシリレンジイソシアネート,テトラメ
チルキシリレンジイソシアネート,ビス(2−イソシア
ネートエチル)ベンゼンなどがあげられる。
【0011】芳香族ポリイソシアネート(ニ)の具体例
としては、1,3−または1,4−フェニレンジイソシ
アネート,2,4−または2,6−トルエンジイソシア
ネート(TDI),ジフェニルメタン−2,4’−また
は−4,4’−ジイソシアネート(HDI),ナフチレ
ン−1,5−ジイソシアネート,3,3’−ジメチルジ
フェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート, o−
トリジンジイソシアネート,トリフェニルメタントリイ
ソシアネート,粗製TDI,ポリフェニルメタンポリイ
ソシアネート(粗製MDI)などがあげられる。
【0012】ポリイソシアネートの変性物(ホ)の具体
例としては、上記(イ)〜(ニ)にカーボジイミド基,
ウレチジオン基,ウレトンイミン基,ウレア基,ビュー
レット基,イソシアヌレート基などを導入した変性物な
どがあげられる。以上例示したものは2種以上の混合物
でも良い。(イ)〜(ホ)のうち好ましいものは、
(ロ),(ハ),(ニ)および(ホ)である。
【0013】<3>、<4>各々において必要により使
用するポリオール(b)を先ず例示すると、多価アルコ
ール類(ヘ),ポリオキシアルキレンポリオール
(ト),ポリエステルポリオール(チ),ポリオレフィ
ンポリオール(リ),重合体ポリオール(ヌ),アクリ
ルポリオール(ル)などがあげられる。
【0014】多価アルコール類(ヘ)の具体例として
は、脂肪族2価アルコール類(エチレングリコール,ジ
エチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピ
レングリコール,1,4−ブタンジオール,ネオペンチ
ルグリコール,1,6−ヘキサンジオール,1,8−オ
クタメチレンジオール,アルキルジアルカノールアミン
など)、環状基を有する低分子ジオール類[1,4−ビ
ス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン,m−およびp
−キシリレングリコールなど]、3価アルコール類(グ
リセリン,トリメチロールプロパン,ヘキサントリオー
ルなど)、四官能以上の多価アルコール類(ソルビトー
ル,シュークローズなど)などがあげられる。
【0015】ポリオキシアルキレンポリオール(ト)と
しては、活性水素含有化合物[多価アルコール類(前記
に例示したもの),低分子アミン類(エチレンジアミ
ン,テトラメチレンジアミン,ヘキサメチレンジアミン
などの低分子ポリアミンや、n−ブチルアミン,ステア
リルアミンなどの低分子モノアミン),フェノール類
(ハイドロキノン、ビスフェノールAなど)など]に、
アルキレンオキサイド(炭素数2〜4のアルキレンオキ
サイド、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイドおよびこれらの併用)を付加
(併用の場合、ブロックでもランダム付加でもよい)し
たもの;並びにエチレンオキサイド,プロピレンオキサ
イド,テトラヒドロフランなどのアルキレンオキサイド
の開環重合物があげられる。ポリオキシアルキレンポリ
オール(ト)の具体例としては、ポリオキシエチレング
リコール,ポリオキシプロピレングリコール,ポリオキ
シプロピレントリオール,ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレングリコール,ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレントリオール,ポリオキシプロピレンテトラ
オール,ポリテトラメチレンエーテルグリコール,1,
4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン,2,2
−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロバンな
どがあげられる。
【0016】ポリエステルポリオール(チ)としては、
前記に例示した多価アルコール類(ヘ)および/または
(ト)と、ジカルボン酸類とを反応させて得られる縮合
ポリエステルポリオール,ラクトンの開環重合により得
られるポリラクトンポリオール,エチレンカーボネート
と1,6−ヘキサンジオールの反応により得られるポリ
カーボネートポリオールなどが含まれる。
【0017】縮合ポリエステルポリオールを構成するジ
カルボン酸類としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、ア
ゼライン酸、マレイン酸、フマル酸など)、芳香族ジカ
ルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸など)、これら
ジカルボン酸の無水物,低級アルキル(C〜C)エ
ステルもしくはハライド(クロライドなど)、およびこ
れらの2種以上の混合物があげられる。ラクトンとして
は、例えば、ε−カプロラクトンがあげられる。
【0018】これらのポリエステルポリオール(チ)の
具体例としては、ポリエチレンアジペート,ポリブチレ
ンアジペート,ポリヘキサメチレンアジペート,ポリネ
オペンチルアジペート,ポリエチレンプロピレンアジペ
ート,ポリエチレンブチレンアジペート,ポリブチレン
ヘキサメチレンアジペート,ポリジエチレンアジペー
ト,ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペート,
ポリエチレンアゼレート,ポリエチレンセバケート,ポ
リブチレンアゼレート,ポリブチレンセバケート,ポリ
エチレンテレフタレート,ポリカプロラクトンジオー
ル,ポリカーボネートジオールなどがあげられる。
【0019】ポリオレフィンポリオール(リ)の具体例
としては、ポリブタジエンポリオール,水添ポリブタジ
エンポリオールなどがあげられる。
【0020】重合体ポリオール(ヌ)としては、(ト)
〜(リ)の項で例示した各ポリオール[I]中でエチレ
ン性不飽和単量体[II]を重合して得られる重合体ポ
リオールなどがあげられる。
【0021】上記エチレン性不飽和単量体[II]とし
ては、α−オレフィン(ヘキセン,オクテン,デセン,
ドデセン,テトラデセン,ヘキサデセン,オクタデセ
ン,アイコセン,ヘンアイコセン,ドコセン,トリコセ
ン,テトラコセン,ペンタコセン,ヘキサコセンな
ど)、芳香族炭化水素単量体類(スチレン,α−メチル
スチレンなど)、不飽和ニトリル類[(メタ)アクリロ
ニトリルなど]、(メタ)アクリル酸エステル類{(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数
が1〜30)[メチル(メタ)アクリレート,エチル
(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アク リレー
ト,ノニル(メタ)アクリレート,デシル(メタ)アク
リレート,ウンデシル(メタ)アクリレート,ドデシル
(メタ)アクリレート,トリデシル(メタ)アクリレー
ト,テトラデシル(メタ)アクリレート,ペンタデシル
(メタ)アクリレート,ヘキサデシル(メタ)アクリレ
ート,オクタデシル(メタ)アクリレート,エイコシル
(メタ)アクリレート,ドコシル(メタ)アクリレート
など]、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート,ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレートなど]}、エチレン性
不飽和カルボン酸およびその誘導体[(メタ)アクリル
酸,(メタ)アクリルアミドなど]、脂肪族炭化水素単
量体(エチレン,プロピレンなど)、フッ素含有ビニル
単量体[パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレ
ートなど]、窒素含有ビニル単量体(ジアミノエチルメ
タクリレート,モルホリノエチルメタクリレートな
ど)、グリシジル(メタ)アクリレートなどがあげられ
る。
【0022】重合体ポリオール(ヌ)を構成するエチレ
ン性不飽和単量体[II]の含量は、通常0.1〜90
重量%で、好ましくは、5.0〜80重量%である。重
合体ポリオール(ヌ)の平均官能基数は、通常2〜10
である。好ましくは、2〜8である。重合体ポリオール
(ヌ)の活性水素当量は通常250〜15,000、好
ましくは250〜10,000である。
【0023】重合体ポリオール(ヌ)の製造法として
は、例えば、ポリオール[I]中でエチレン性不飽和単
量体[II]を重合開始剤(ラジカル発生剤など)の存
在下に重合させる方法(米国特許第3383351号明
細書、特公昭39−24737号、特公昭47−479
99号、特開昭50−15894号公報など)があげら
れる。
【0024】アクリルポリオール(ル)としては、前記
のエチレン性不飽和単量体[II]の項で例示した、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル[ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート,ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートなど]とそれ以外のエチレン性
不飽和単量体の共重合物などがあげられる。アクリルポ
リオール(ル)の具体例としては、ヒドロキシエチルア
クリレートとエチルアクリレートの共重合物,ヒドロキ
シエチルアクリレートとエチルアクリレートとスチレン
の共重合物などがあげられる。これら(b)として例示
したものは、2種以上を併用しても良い。
【0025】<1>〜<4>各々におけるポリオール
(b1)は、上記に(b)として例示したものの中の一
部のポリオールである(b11)〜(b14)から選ば
れる1種以上のポリオールからなる。即ち、(b11)
は、m−もしくはp−キシリレングリコールであって、
前記多価アルコール類(ヘ)の項中で例示したものであ
る。(b12)は、前記ポリオキシアルキレンポリオー
ル(ト)の項中で例示したもの、即ち、m−もしくはp
−キシリレンジオールもしくはフェノール類(ハイドロ
キノン、ビスフェノールAなど)に、アルキレンオキサ
イド(炭素数2〜4のアルキレンオキサイド、例えばエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイドおよびこれらの併用)を付加(併用の場合、ブ
ロックでもランダム付加でもよい)したものが挙げられ
る。(b12)の具体例としては、(ト)の項中で例示
した1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン
および2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパンや、実施例記載のビスフェノールAのプロ
ピレンオキサイド付加物(分子量=356)およびビス
フェノールAのプロピレンオキサイド付加物(分子量=
400)が挙げられる。(b13)はジカルボン酸類と
(b11)もしくは(b12)との縮合ポリエステルポ
リオールであり、ポリエステルポリオール(チ)の項中
では、「前記に例示した多価アルコール類(ヘ)および
/または(ト)と、ジカルボン酸類とを反応させて得ら
れる縮合ポリエステルポリオール」として例示している
もののうち、(ヘ)および/または(ト)が上記に例示
した(b11)もしくは(b12)であるものが該当す
る。(b14)はポリオール中でエチレン性不飽和単量
体を重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリ
オールが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上
からなるもの(b13)は、ジカルボン酸類と多価アル
コール類との縮合ポリエステルポリオールであって、芳
香族ジカルボン酸、その無水物、低級アルキル(炭素数
1〜4)エステルもしくはハライドから選ばれるジカル
ボン酸類または(b11)又は(b12)から選ばれる
多価アルコール類を成分とするものであって、前記ポリ
エステルポリオール(チ)の項中で説明し、例示したも
のが挙げられる。(b14)は、前記重合体ポリオール
(ヌ)の項中で説明した重合体ポリオールのうち、ポリ
オールが上記に例示した(b11)、(b12)又は
(b13)から選ばれる1種以上からなるものが該当す
る。
【0026】ポリオール(b1)は、以上例示した(b
11)〜(b14)から選ばれる1種以上からなるポリ
オールであって、必要により、上記ポリオール(b)項
中で例示したもののうち、(b11)〜(b14)には
該当しないポリオールを併用してもよい。ポリオール
(b1)としては、分子の凝集力の点から、分子量が6
2以上であり、500未満であって、OH基を2個以上
有するものと、OH基当量が250〜15,000で、
OH基を2個以上有するものを併用するのが好ましい。
【0027】<3>および<4>各々において、該樹脂
(c1)は、該化合物(a)と該ジオール(b2)とか
ら誘導され、OH基を有する熱可塑性ウレタン樹脂であ
り、ジオール(b2)は(b11)〜(b14)から選
ばれる1種以上からなり、且つジオールであるものであ
る。該樹脂(c1)に使用できる該化合物(a)は前記
に例示したものと同様であり、ジオール(b2)は前記
に例示した(b11)〜(b14)のうちジオールであ
るものが使用でき、且つ必要によりこれらとともに、前
記に(b)として例示した中のこれら以外のジオールを
併用することもできる。該ジオール(b2)の分子量
は、通常62〜5,000、好ましくは、62〜3,0
00である。
【0028】該樹脂(c1)は、熱軟化温度(JIS
K2207で測定)が40℃〜200℃であるものが適
している。(c1)としては、例えば、該化合物(a)
と、ジオール(b2)から誘導され、(a)のNCO基
と(b2)のOH基の当量比が通常(0.3〜0.9
8):1,好ましくは(0.3〜0.95):1の範囲
で製造されたものがあげられる。(a)の当量比が0.
3未満では、熱軟化温度が不足する。また、0.98を
越えると粘度が高くなり作業性が悪くなる。
【0029】(c1)の製法は、通常の方法で製造で
き、(a),(b2)および必要により触媒(5)を反
応缶に仕込み、反応温度100〜200℃で反応する方
法;(a)と(b2)を2軸エクスツルーダーに流し込
み、反応温度100〜220℃で連続的に反応する方法
などがあげられる。
【0030】触媒(5)としては、ジブチルチンジラウ
レート(DTD),アルキルチタン酸塩,有機珪素チタ
ン酸塩,スタナスオクトエート,オクチル酸鉛,オクチ
ル酸亜鉛,オクチル酸ビスマス,ジブチル錫ジオルソフ
ェニルフェノキサイト,錫オキサイドとエステル化合物
(ジオクチルフタレートなど)の反応生成物などの金属
系触媒,モノアミン類[トリエチルアミンなど]、ジア
ミン類[N,N,N’,N−テトラメチルエチレンジア
ミンなど]、トリアミン類[N,N,N’,N”,N”
−ペンタメチルジエチレントリアミンなど]、環状アミ
ン類[トリエチレンジアミンなど]などのアミン系触媒
などがあげられる。触媒は、金属系およびアミン糸単独
または金属系およびアミン系を併用して使用しても良
い。
【0031】<1>において、該低分子量キシレン樹脂
(d1)としては、例えば、キシレンとホルムアルデピ
ドの反応物や、メシチレンとホルムアルデヒドの反応物
で活性水素を持たないものがあげられる。 <1>の本
発明の接着剤中の、ウレタンプレポリマー(1)と樹脂
(d1)との重量比は、通常100:(1〜200)、
好ましくは、100:(5〜150)である。又、<2
>、<4>において、該低分子量キシレン樹脂(d2)
としては、例えば、キシレンとホルムアルデヒドの反応
物や、メシチレンとホルムアルデヒドの反応物,キシレ
ンとフェノールとホルムアルデヒドの反応物で、活性水
素を持つものが挙げられる。(d1)および(d2)の
分子量は、通常10,000以下であり、好ましくは
6,000以下である。
【0032】<3>の本発明の接着剤には、ウレタンプ
レポリマー(3)とともに必要により更に、 ・上記に例示した樹脂(d1)、 ・活性水素を持たず、粘着付与性を有する低分子量クマ
ロン樹脂(例えば、クマロンとインデンの共重合物,ク
マロンとインデンとスチレンの共重合物)、 ・活性水素を持たず、粘着付与性を有する低分子量スチ
レン樹脂(例えば、スチレン重合物,スチレンとエチレ
ン性不飽和単量体の共重合物)から選ばれる樹脂を
(3)に対し2倍以下の重量の範囲で含有していてもよ
い。
【0033】<1>〜<4>の本発明の接着剤には、更
に、活性水素が0.005重量%未満で、且つ熱軟化温
度が40℃〜250℃の熱可塑性樹脂(c2)を含有し
てもよい。(c2)としては、例えば、活性水素が0.
005重量%未満で、且つ熱軟化温度が40℃〜250
℃の、熱可塑性ポリエステル樹脂や熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂があげられる。
【0034】<1>〜<4>各々における、(1),
(2),(3)および(4)のNCO基を有する各ウレ
タンプレポリマー中のNCO基の重量%は、通常0.5
〜10%、好ましくは、0.6〜8%である。プレポリ
マー(1)の製法は、通常の方法で製造でき、(a),
(b1)および必要により前記に例示した触媒(5)を
反応缶に仕込み、80〜140℃で反応させて(1)を
得る方法などがあげられる。プレポリマー(2)の製法
は、通常の方法で製造でき、(a),(b1),(d
2)および必要により前記に例示した触媒(5)を反応
缶に仕込み、80〜140℃で反応させて(2)を得る
方法などがあげられる。プレポリマー(3)の製法は、
通常の方法で製造でき、(a),(c1)および必要に
より(b)や前記に例示した触媒(5)を反応缶に仕込
み、80〜140℃で反応させて(3)を得る方法など
があげられる。プレポリマー(4)の製法は、通常の方
法で製造でき、(a),(c1),(d2)および必要
により(b)や前記に例示した触媒(5)を反応缶に仕
込み、80〜140℃で反応させて(4)を得る方法な
どがあげられる。
【0035】<1>〜<4>の本発明の接着剤中には、
その他の成分(6)[充填剤,可塑剤,老化防止剤,チ
クソトロピー化剤,チクソトロピー化助剤,触媒,接着
付与剤など]を任意に含有させることができる。
【0036】その他の成分(6)のうち充填剤として
は、フィラー類(重質炭酸カルシウム、沈降性炭酸カル
シウム、カーボンブラック、タルク、雲母など)などが
あげられる。可塑剤としては、ジオクチルフタレート,
ジブチルフタレート,ジオクチルアジペート,ミネラル
スピリットなどがあげられる。老化防止剤としては、ピ
ンダードアミン系[4−ベンゾイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン(三共製サノールLS
−744)など]、ヒンダードフェノール系[オクタデ
シル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート(日本チバガイギー製イルガ
ノックス1076)など]、ベンゾフェノン系(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど)、ベンゾ
トリアゾール系[2−(5−メチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾールなど]などの老化防止剤が
あげられる。チクソトロピー化剤としては、超微粉末シ
リカ、硬化ヒマシ油などがあげられる。チクソトロピー
化助剤としては、ジメチルスルホキシド、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンポリオールなどがあげられ
る。触媒としては、前記(5)で例示したものなどが使
用できる。接着付与剤としては、シランカップリング剤
[γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−グリシ
ドキシプロピルトリエトキシシラン,この両化合物の反
応物など]などがあげられる。
【0037】<1>〜<4>の本発明の接着剤各々の製
法を例示する。 <1>の製法;プレポリマー(1)と粘着付与性を有す
る樹脂(d1)と必要によりその他の成分(6)をプラ
ネタリーミキサーに仕込み、混練りして<1>を得る方
法など。 <2>の製法;プレポリマー(2)と必要によりその他
の成分(6)をプラネタリーミキサーに仕込み、混練り
して<2>を得る方法など。 <3>の製法;プレポリマー(3)を構成する各成分と
必要によりその他の成分(6)をプラネタリーミキサー
に仕込み、80〜140℃で反応させてプレポリマー
(3)を得、更に必要により(d1)を混練りして<3
>を得る方法など。 <4>の製法;プレポリマー(4)を構成する各成分と
必要によりその他の成分(6)をプラネタリーミキサー
に仕込み、80〜140℃で反応させてプレポリマー
(4)を得ると同時に混練りし、<4>を得る方法な
ど。
【0038】<1>〜<4>の本発明の反応性ホットメ
ルト接着剤は、弾性の要求が強い自動車用部品の接着
(シートクッション,サイドモール,フロントガラス,
ドアトリム,フロントフードヘミング部,成型ルーフ,
サイレンサー,強化プラスチック製外板の接着など),
建材用部材の接着(パネル,ボード,クロスの接着な
ど),製本,包装,繊維用などに好適である。
【0039】適用方法としては、通常の方法例えば、ス
プレー,ロール塗り,ディピング,ホットガンなどで被
着体に塗り、貼着後、温度=常温〜60℃,湿度=10
〜90%RHで硬化させる方法などがあげられる。
【0040】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重量
部を示す。また、表1〜3中の量の単位は重量部であ
る。なお実施例中での下記略記号の意味は次のとおりで
ある。
【0041】(略記号) P−5;グリセリンのプロピレンオキサイド付加物(分
子量=5,000) T−1;ポリテトラメチレンエーテルグリコール(分子
量=1,000) T−3;ポリテトラメチレンエーテルグリコール(分子
量=3,000) L−05;ポリカプロラクトンジオール(分子量=53
0) L−3;ポリカプロラクトントリオール(分子量=3,
000) L−6;ポリカプロラクトントリオール(分子量=6,
000) E−9;エリーテルXA−9709[ポリエステルジオ
ール(分子量=9,000),ユニチカ(株)製] TMP;トリメチロールプロパン BP−23P;ビスフェノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物(分子量=356) BP−3P;ビスフェノールAのプロピレンオキサイド
付加物(分子量=400) PET;エリーテル3400[熱可塑性ポリエステル樹
脂,ユニチカ(株)製] K−1;キシレン樹脂[商品名:ニカノールDS,三菱
瓦斯化学(株)製,分子量=220,水酸基価=0) K−2;キシレン樹脂[商品名:ニカノールH,三菱瓦
斯化学(株)製,分子量=500,水酸基価=35) G−9;クマロン樹脂[商品名:エスクロンG−90
N,新日鐵化学(株)製,分子量=650,水酸基価=
0] S−8;スチレン重合物[商品名:S−8000,三洋
化成工業(株)製] TDI;トルエンジイソシアネート[2,4−体:2,
6−体=80:20(重量比)] MDI;4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート CMDI;三井MDI−CR100[粗製MDI,三井
東圧化学(株)製]とMDIの混合物[混合物のNCO
基含量=32%] AIBN;2,2’−アゾビスイソブチロニトリル DTD;ジブチルチンジラウレート DOP;ジオクチルフタレート
【0042】(評価試験法) 1)熱軟化温度 JIS K2207に準拠して測定。(単位;℃) 2)粘度 BL型粘度計で測定。(測定温度=120℃,単位;c
ps) 3)接着力 帆布とカバ材を接着させ、引張速度=50mm/min
で180゜剥離接着力を 測定した。(単位:Kg/
25mm) 初期接着力(P−1と略す);貼着後、20℃,60%
RHの恒温恒湿槽に10分間放置後上記条件で測定し
た。 硬化後の接着力(P−2と略す);貼着後、20℃,6
0%RHの恒温恒湿槽に48時間放置後上記条件で測定
した。 4)弾性;20℃,60%RHの恒温恒湿槽で7日間硬
化させた厚み1mmのフィルムを用い、動的粘弾性試験
器で引張粘弾性試験をおこないTgを求めた。 試験条件:周波数=10Hz
【0043】(製造例1〜5) セバラブルコルベンに下記表1に各々示す有機イソシア
ネート化合物(a)とジオール(b2)を、表1に示す
各配合量で仕込み、攪拌しながら150℃で1時間反応
させてOH基を有する熱可塑性ウレタン樹脂<PU−1
>〜<PU−5>を得た。
【0044】(製造例6) 4ツ口コルベンにL−6 600部を仕込み100℃と
し、エチルメタアクリレート 162部とスチレン 2
38部とAIBN 8部の混合物を1時間かけて滴下し
た。その後AIBN 4部を仕込み2時間,100℃で
熟成し重合体ポリオール(POP−1)を得た。 (製造例7) 4ツ口コルベンにP−5 500部を仕込み100℃と
し、エチルメタアクリレート 223部とピドロキシエ
チルメタアクリレート 6部とスチレン 271部とA
IBN 10部の混合物を1時間かけて滴下した。その
後AIBN 5部を仕込み2時間,100℃で熟成し重
合体ポリオール(POP−2)を得た。
【0045】
【表1】
【0046】実施例1(発明<1>の実施例)および参
考例2 セパラブルコルベンに下記表2に各々示すDTD以外の
各成分を、下記表2に示す各配合量で仕込み、攪拌しな
がら100℃で1時間反応させた。反応後に下記表2に
各々示すDTDを仕込み、1時間混合して本発明の接着
剤{1}および参考例の接着剤{2}を得た。各接着剤
を用い、弾性等を試験した結果を表2に示す。 実施例3〜5 (発明<2>の実施例) セパラブルコルベンに下記表2に各々示すDTD以外の
各成分を、下記表2に示す各配合量で仕込み、攪拌しな
がら100℃で1時間反応させた。反応後に下記表2に
各々示すDTDを仕込み、1時間混合して本発明の接着
剤{3}〜{5}を得た。各接着剤を用い、弾性等を試
験した結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】実施例6〜9 (発明<3>の実施例) セパラブルコルベンに下記表3に各々示すDTD以外の
各成分を、下記表3に示す各配合量で仕込み、撹拌しな
がら100℃で1時間反応させた。反応後に下記表3に
各々示すDTDを仕込み、1時間混合して本発明の接着
剤{6}〜{9}を得た。各接着剤を用い、弾性等を試
験した結果を表3に示す。 実施例10および11 (発明<4>の実施例) セパラブルコルベンに下記表3に各々示すDTD以外の
各成分を、下記表3に示す各配合量で仕込み、攪拌しな
がら100℃で1時間反応させた。反応後に下記表3に
各々示すDTDを仕込み、1時間混合して本発明の接着
剤{10}〜{11}を得た。各接着剤を用い、弾性等
を試験した結果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】比較例1 セパラブルコルベンにポリブチレンアジペート(分子量
=1,000)196部とエチレン−酢酸ビニル共重合
体[商品名:EV40X,三井ポリケミカル(株)製,
(エチレンの重量%=59%)] 200部とテルペン
−フェノール共重合体[商品名:YSポリスターT−1
15,安原油脂工業(株)製] 300部とMDI30
4部を仕込み、120℃で1時間反応した。反応生成物
にDTD0.1部投入し、30分間混合して接着剤<A
>を得た。この接着剤を用い、弾性等を試験した結果を
表4に示す。 比較例2 セパラブルコルベンにポリプロピレンジオール(分子量
=1,000)101部とエチレン−酢酸ビニル共重合
体[商品名:EV−150,三井ポリケミカル(株)
製,(エチレンの重量%=67%)] 250部とテル
ペン−フェノール共重合体[商品名:YSポリスターT
−115,安原油脂工業(株)製] 350部とMDI
299部を仕込み、120℃で1時間反応した。反応
生成物にDTD 0.1部投入し、30分間混合して接
着剤<B>を得た。この接着剤を用い、弾性等を試験し
た結果を表4に示す。
【0051】比較例3 セパラブルコルベンにポリカーボネートジオール[商品
名:D−2000,東亜合成化学工業(株)製,(分子
量=2,000)] 864部と2,4−トルエンジイ
ソシアネート 136部を仕込み、100℃で2時間反
応した。反応生成物にDTD 0.1部投入し、30分
間混合して接着剤<C>を得た。この接着剤を用い、弾
性等を試験した結果を表4に示す。
【0052】
【表4】
【0053】
【発明の効果】本発明の反応性ホットメルト接着剤は、
従来の反応性ホットメルト接着剤が兼ね備えていない、
弾性と初期接着力が優れたものである。また、耐熱性,
耐水性,機械強度,接着強度,動的粘弾性特性なども優
れている。上記効果を奏することから本発明の反応性ホ
ットメルト接着剤は、弾性の要求が強い、自動車用部品
の接着(シートクッション,サイドモール,フロントガ
ラス,ドアトリム,フロントフードヘミング部,成型ル
ーフ,サイレンサー,強化プラスチック製外板の接着な
ど),建設用部材の接着(パネル,ボード,クロスの接
着など),製本,包装,繊維用などに有用である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリイソシアネート化合物(a)お
    よび下記ポリオール(b1)から誘導され、NCO基を
    有する「ウレタンプレポリマー(1)」と、活性水素を
    持たず、且つ粘着付与性を有する「低分子量キシレン樹
    脂(d1)」を含有することを特徴とする反応性ホット
    メルト接着剤。 ポリオール(b1):下記(b11)〜(b14)から
    選ばれる1種以上からなるポリオール (b11):m−もしくはp−キシリレングリコール (b12):(b11)もしくはフェノール類に、炭素
    数2〜4のアルキレンオキサイドを付加したもの (b13):ジカルボン酸類と(b11)もしくは(b
    12)との縮合ポリエステルポリオール (b14):ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
    重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリオー
    ルが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上から
    なるもの
  2. 【請求項2】 有機ポリイソシアネート化合物(a)
    と、下記ポリオール(b1)と、活性水素を有し、且つ
    粘着付与性を有する「低分子量キシレン樹脂(d2)」
    とから誘導され、NCO基を有する「ウレタンプレポリ
    マー(2)」を含有することを特徴とする反応性ホット
    メルト接着剤。 ポリオール(b1):下記(b11)〜(b14)から
    選ばれる1種以上からなるポリオール (b11):m−もしくはp−キシリレングリコール (b12):(b11)もしくはフェノール類に、炭素
    数2〜4のアルキレンオキサイドを付加したもの (b13):ジカルボン酸類と(b11)もしくは(b
    12)との縮合ポリエステルポリオール (b14):ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
    重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリオー
    ルが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上から
    なるもの
  3. 【請求項3】 (b1)分子量62以上〜500
    未満で、OH基を2個以上有するものと、OH基当量2
    50〜15,000で、OH基を2個以上有するものの
    併用である請求項1または2記載の接着剤。
  4. 【請求項4】 有機ポリイソシアネート化合物(a)、
    下記樹脂(c1)および必要によりポリオール(b)か
    ら誘導され、NCO基を有する「ウレタンプレポリマー
    (3)」を含有することを特徴とする反応性ホットメル
    ト接着剤。 樹脂(c1):該化合物(a)と下記ジオール(b2)
    とから誘導され、OH基を有する熱可塑性ポリウレタン
    樹脂 ジオール(b2):下記(b11)〜(b14)から選
    ばれる1種以上からなり、且つジオールであるもの (b11):m−もしくはp−キシリレングリコール (b12):(b11)もしくはフェノール類に、炭素
    数2〜4のアルキレンオキサイドを付加したもの (b13):ジカルボン酸類と(b11)もしくは(b
    12)との縮合ポリエステルポリオール (b14):ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
    重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリオー
    ルが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上から
    なるもの
  5. 【請求項5】 更に、活性水素を持たず、且つ粘着付与
    性を有する「低分子量キシレン樹脂(d1)」、 活性
    水素を持たず、且つ粘着付与性を有する低分子量クマロ
    ン樹脂および活性水素を持たず、且つ粘着付与性を有す
    る低分子量スチレン樹脂から選ばれる樹脂を含有する
    求項4記載の接着剤。
  6. 【請求項6】 有機ポリイソシアネート化合物(a)
    と、下記樹脂(c1)と、 活性水素を有し、且つ粘
    着付与性を有する低分子量キシレン樹脂(d2)と、必
    要によりポリオール(b)から誘導され、NCO基を有
    する「ウレタンプレポリマー(4)」を含有することを
    特徴とする反応性ホットメルト接着剤。樹脂(c1):該化合物(a)と下記ジオール(b2)
    とから誘導され、OH基を有する熱可塑性ウレタン樹脂 ジオール(b2):下記(b11)〜(b14)から選
    ばれる1種以上からなり、且つジオールであるもの (b11):m−もしくはp−キシリレングリコール (b12):(b11)もしくはフェノール類に、炭素
    数2〜4のアルキレンオキサイドを付加したもの (b13):ジカルボン酸類と(b11)もしくは(b
    12)との縮合ポリエステルポリオール (b14):ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
    重合して得られる重合体ポリオールであって、ポリオー
    ルが(b11)〜(b13)から選ばれる1種以上から
    なるもの
  7. 【請求項7】 (c1)を構成する(a)のN
    CO基と(b2)のOH基の当量比が0.3:1〜0.
    98:1である請求項4〜6のいずれか記載の接着剤。
  8. 【請求項8】 更に、活性水素が0.005重量%未満
    で、且つ熱軟化温度が40℃〜250℃の「熱可塑性樹
    脂(c2)」を含有する請求項1〜7のいずれか記載の
    接着剤。
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