JP2651255B2 - フォーカスマグネットアッセンブリ - Google Patents
フォーカスマグネットアッセンブリInfo
- Publication number
- JP2651255B2 JP2651255B2 JP1341445A JP34144589A JP2651255B2 JP 2651255 B2 JP2651255 B2 JP 2651255B2 JP 1341445 A JP1341445 A JP 1341445A JP 34144589 A JP34144589 A JP 34144589A JP 2651255 B2 JP2651255 B2 JP 2651255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- magnetic field
- coil
- crt
- fixed magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、主としてビデオプロジェクタの電磁方式
のフォーカスを採用しているCRTに装着して使用される
フォーカスマグネットアッセンブリに関するものであ
る。
のフォーカスを採用しているCRTに装着して使用される
フォーカスマグネットアッセンブリに関するものであ
る。
［従来の技術］ 第３図は従来のフォーカスマグネットアッセンブリの
構造を示す縦断面図であり、同図において、（１）は環
状形のフォーカス用固定マグネット、（２）はヨーク、
（５）は補助コイルで、上記フォーカス用固定マグネッ
トの内周部において上記フォーカス用固定マグネットと
同心状に設けられ、電流を印加することにより上記フォ
ーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整する。
構造を示す縦断面図であり、同図において、（１）は環
状形のフォーカス用固定マグネット、（２）はヨーク、
（５）は補助コイルで、上記フォーカス用固定マグネッ
トの内周部において上記フォーカス用固定マグネットと
同心状に設けられ、電流を印加することにより上記フォ
ーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整する。
（４）はCRT管面の周辺のフォーカス調整用のダイナ
ミックフォーカスコイルで、上記補助コイル（５）の内
周部において、この補助コイル（５）と同心状に配置さ
れている。（６）はフォーカスアッセンブリ全体を一体
化するための環状の成形品である。
ミックフォーカスコイルで、上記補助コイル（５）の内
周部において、この補助コイル（５）と同心状に配置さ
れている。（６）はフォーカスアッセンブリ全体を一体
化するための環状の成形品である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
補助コイル（５）に直流電流を印加することにより、
フォーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整して、
CRT管面全体のフォーカスを調整する一方、ダイナミッ
クフォーカスコイル（４）に水平偏向周期のパラボラ電
流を印加することにより、CRT管面の周辺のフォーカス
を調整する。
フォーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整して、
CRT管面全体のフォーカスを調整する一方、ダイナミッ
クフォーカスコイル（４）に水平偏向周期のパラボラ電
流を印加することにより、CRT管面の周辺のフォーカス
を調整する。
第４図は上記第３図のフォーカスマグネットアッセン
ブリによる管軸方向の磁界分布を示し、同図から明らか
なように、上記マグネット（１）および補助コイル
（５）による磁界（ａ）と、上記ダイナミックフォーカ
スコイル（４）による磁界（ｂ）とが管軸（10）上にお
いて図中Ｏを中心として対称に形成されるため、CRTの
カソードから発射された電子ビームが、その対称性のあ
る磁界分布の中を通過することになり、CRTの周辺にお
いても、磁界による収差の影響の少ないビームスポット
を得ることができる。
ブリによる管軸方向の磁界分布を示し、同図から明らか
なように、上記マグネット（１）および補助コイル
（５）による磁界（ａ）と、上記ダイナミックフォーカ
スコイル（４）による磁界（ｂ）とが管軸（10）上にお
いて図中Ｏを中心として対称に形成されるため、CRTの
カソードから発射された電子ビームが、その対称性のあ
る磁界分布の中を通過することになり、CRTの周辺にお
いても、磁界による収差の影響の少ないビームスポット
を得ることができる。
第５図はもう１つの従来のフォーカスマグネットアッ
センブリの構造を示す縦断面図であり、同図において、
上記第３図のものと相違するのは、環状の成形品（６）
を補助コイル（５）の管軸方向に延長するとともに、そ
の延長部（6A）と同心状にダイナミックフォーカスコイ
ル用のヨーク（３）を付加して、その成形品（６）の延
長部（6A）および付加したヨーク（３）の間で、上記補
助コイル（５）と同軸上にダイナミックフォーカスコイ
ル（４）を配置したことである。その他の構成は第３図
と同一のため、該当部分に同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。
センブリの構造を示す縦断面図であり、同図において、
上記第３図のものと相違するのは、環状の成形品（６）
を補助コイル（５）の管軸方向に延長するとともに、そ
の延長部（6A）と同心状にダイナミックフォーカスコイ
ル用のヨーク（３）を付加して、その成形品（６）の延
長部（6A）および付加したヨーク（３）の間で、上記補
助コイル（５）と同軸上にダイナミックフォーカスコイ
ル（４）を配置したことである。その他の構成は第３図
と同一のため、該当部分に同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。
上記第５図の構成のフォーカスマグネットアッセンブ
リによれば、ダイナミックフォーカスコイル（４）によ
る磁界と補助コイル（５）による磁界との重なり合いに
よる相互干渉が少ない。したがって、第３図に示す従来
例の場合に比較して、ダイナミックフォーカスコイル
（４）によるフォーカス動作の効率を向上することがで
きる。
リによれば、ダイナミックフォーカスコイル（４）によ
る磁界と補助コイル（５）による磁界との重なり合いに
よる相互干渉が少ない。したがって、第３図に示す従来
例の場合に比較して、ダイナミックフォーカスコイル
（４）によるフォーカス動作の効率を向上することがで
きる。
［発明が解決しようとする課題］ 従来のフォーカスマグネットアッセンブリは以上のよ
うに構成されており、第３図に示す従来品によれば、ダ
イナミックフォーカスコイル（４）による磁界と補助コ
イル（５）による磁界との相互干渉にともなうフォーカ
ス動作の効率の低下という問題があった。また第５図に
示す構成においては、第３図に示すものゝ欠点を解消で
きる反面、管軸方向の磁界分布が第６図に示すように、
管軸（10）上において非対称となり、その結果、ビーム
に対する磁界による収差が大きく、特に、CRT周辺での
フォーカス性能が悪化するという問題があった。
うに構成されており、第３図に示す従来品によれば、ダ
イナミックフォーカスコイル（４）による磁界と補助コ
イル（５）による磁界との相互干渉にともなうフォーカ
ス動作の効率の低下という問題があった。また第５図に
示す構成においては、第３図に示すものゝ欠点を解消で
きる反面、管軸方向の磁界分布が第６図に示すように、
管軸（10）上において非対称となり、その結果、ビーム
に対する磁界による収差が大きく、特に、CRT周辺での
フォーカス性能が悪化するという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、磁界の相互干渉が少なくしてフォーカス動
作の効率の向上を図り得るとともに、収差を小さくし、
フォーカス性能を著しく改善することができるフォーカ
スマグネットアッセンブリを提供することを目的とす
る。
れたもので、磁界の相互干渉が少なくしてフォーカス動
作の効率の向上を図り得るとともに、収差を小さくし、
フォーカス性能を著しく改善することができるフォーカ
スマグネットアッセンブリを提供することを目的とす
る。
［課題を解決するための手段］ この発明に係るフォーカスマグネットアッセンブリ
は、ダイナミックフォーカスコイルおよびこのダイナミ
ックフォーカスコイル用の磁路を形成するヨークを、上
記フォーカス用固定マグネットおよび補助コイルの管軸
方向の前後に夫々配置したことを特徴とする。
は、ダイナミックフォーカスコイルおよびこのダイナミ
ックフォーカスコイル用の磁路を形成するヨークを、上
記フォーカス用固定マグネットおよび補助コイルの管軸
方向の前後に夫々配置したことを特徴とする。
［作用］ この発明によれば、管軸方向の前後に配置されたダイ
ナミックフォーカスコイルを並列もしくは直列に接続し
て水平偏向電流を印加することにより、管軸方向におい
て対称性のある磁界分布をつくり、磁界による収差の影
響の少ないビームスポットを得ることができ、フォーカ
ス性能を改善することができる。また、ダイナミックフ
ォーカスコイルによる磁界と補助コイルによる磁界との
相互干渉にともなうフォーカス動作の効率の低下もな
く、効率のよいフォーカス動作をおこなうことができ
る。
ナミックフォーカスコイルを並列もしくは直列に接続し
て水平偏向電流を印加することにより、管軸方向におい
て対称性のある磁界分布をつくり、磁界による収差の影
響の少ないビームスポットを得ることができ、フォーカ
ス性能を改善することができる。また、ダイナミックフ
ォーカスコイルによる磁界と補助コイルによる磁界との
相互干渉にともなうフォーカス動作の効率の低下もな
く、効率のよいフォーカス動作をおこなうことができ
る。
［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
る。
第１図はこの発明の一実施例によるフォーカスマグネ
ットアッセンブリの構成を示す縦断面図であり、同図に
おいて、（１）は環状形のフォーカス用の固定マグネッ
ト、（２）はヨーク、（５）は補助コイルで、上記固定
マグネットの内周部において上記固定マグネットと同心
状に設けられ、電流を印加することにより上記固定マグ
ネット（１）の磁界を調整する。
ットアッセンブリの構成を示す縦断面図であり、同図に
おいて、（１）は環状形のフォーカス用の固定マグネッ
ト、（２）はヨーク、（５）は補助コイルで、上記固定
マグネットの内周部において上記固定マグネットと同心
状に設けられ、電流を印加することにより上記固定マグ
ネット（１）の磁界を調整する。
（４）はCRT管面の周辺のフォーカス調整用のダイナ
ミックフォーカスコイルで、上記固定マグネット及び補
助コイルの管軸方向の前後に設けられている。（３）は
上記ダイナミックフォーカスコイル（４）用の磁路を形
成するヨーク、（６）はフォーカスアッセンブリ全体を
一体化するための環状の成形品で、この環状の成形品
（６）は上記固定マグネット（１）および補助コイル
（５）の管軸方向の前後に延長部（6A）（6A）を形成す
るとともに、上記ヨーク（３）が成形品（６）の両延長
部（6A），（6A）に対応して同心状に設けられており、
このヨーク（３）と上記成形品（６）の両延長部（6
A），（6A）との間にそれぞれダイナミックフォーカス
コイル（４）が配置されている。
ミックフォーカスコイルで、上記固定マグネット及び補
助コイルの管軸方向の前後に設けられている。（３）は
上記ダイナミックフォーカスコイル（４）用の磁路を形
成するヨーク、（６）はフォーカスアッセンブリ全体を
一体化するための環状の成形品で、この環状の成形品
（６）は上記固定マグネット（１）および補助コイル
（５）の管軸方向の前後に延長部（6A）（6A）を形成す
るとともに、上記ヨーク（３）が成形品（６）の両延長
部（6A），（6A）に対応して同心状に設けられており、
このヨーク（３）と上記成形品（６）の両延長部（6
A），（6A）との間にそれぞれダイナミックフォーカス
コイル（４）が配置されている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
補助コイル（５）に直流電流を印加することにより、
フォーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整して、
CRT管面全体のフォーカスを調整する一方、並列もしく
は直列に接続されたダイナミックフォーカスコイル
（４）に水平偏向周期のパラボラ電流を印加することに
より、CRT管面の周辺のフォーカスを調整する。
フォーカス用固定マグネット（１）の磁界を調整して、
CRT管面全体のフォーカスを調整する一方、並列もしく
は直列に接続されたダイナミックフォーカスコイル
（４）に水平偏向周期のパラボラ電流を印加することに
より、CRT管面の周辺のフォーカスを調整する。
ここで、補助コイル（５）による磁界とダイナミック
フォーカスコイル（４）による磁界との重なり合いにと
もなう相互干渉がほとんどないので、ダイナミックフォ
ーカスコイル（４）の磁界によるフォーカス動作を効率
よくおこなわせることができる。
フォーカスコイル（４）による磁界との重なり合いにと
もなう相互干渉がほとんどないので、ダイナミックフォ
ーカスコイル（４）の磁界によるフォーカス動作を効率
よくおこなわせることができる。
また、上記両コイル（５），（４）による管軸方向の
磁界分布は第２図に示すように、両磁界（ａ）および
（ｂ）が管軸（10）上において図中Ｏを中心として対称
となり、この対称な磁界分布の中をCRTのカソードから
発射された電子ビームが通過するこにより、CRTの周辺
においても、磁界による収差の影響の少ないビームスポ
ットが得られ、フォーカス性能を著しく向上することが
できる。
磁界分布は第２図に示すように、両磁界（ａ）および
（ｂ）が管軸（10）上において図中Ｏを中心として対称
となり、この対称な磁界分布の中をCRTのカソードから
発射された電子ビームが通過するこにより、CRTの周辺
においても、磁界による収差の影響の少ないビームスポ
ットが得られ、フォーカス性能を著しく向上することが
できる。
［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、固定マグネット及
び補助コイルの管軸方向の前後に夫々ダイナミックフォ
ーカスコイルを設けるようにしたため、補助コイルおよ
びダイナミックフォーカスコイルの磁界の相互干渉を少
なくして、従来と同一の供給エネルギとした場合、ダイ
ナミックフォーカスコイルによるフォーカス動作の効率
を高めることができる。しかも、磁界分布に対称性をも
たせることが可能で、磁界による収差を小さくして、特
に、CRTの周辺におけるフォーカス性能を著しく改善す
ることができるという効果を奏する。
び補助コイルの管軸方向の前後に夫々ダイナミックフォ
ーカスコイルを設けるようにしたため、補助コイルおよ
びダイナミックフォーカスコイルの磁界の相互干渉を少
なくして、従来と同一の供給エネルギとした場合、ダイ
ナミックフォーカスコイルによるフォーカス動作の効率
を高めることができる。しかも、磁界分布に対称性をも
たせることが可能で、磁界による収差を小さくして、特
に、CRTの周辺におけるフォーカス性能を著しく改善す
ることができるという効果を奏する。
第１図はこの発明の一実施例によるフォーカスマグネッ
トアッセンブリの構造を示す縦断面図、第２図は第１図
の構成による磁界分布を示す特性図、第３図は従来のフ
ォーカスマグネットアッセンブリの構造を示す縦断面
図、第４図は第３図の構成による磁界分布を示す特性
図、第５図はもう１つの従来例の構造を示す縦断面図、
第６図は第５図の構成による磁界分布を示す特性図であ
る。 （１）……フォーカス用固定マグネット、（２），
（３）……ヨーク、（４）……ダイナミックフォーカス
コイル、（５）……補助コイル、（６）……成形品。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
トアッセンブリの構造を示す縦断面図、第２図は第１図
の構成による磁界分布を示す特性図、第３図は従来のフ
ォーカスマグネットアッセンブリの構造を示す縦断面
図、第４図は第３図の構成による磁界分布を示す特性
図、第５図はもう１つの従来例の構造を示す縦断面図、
第６図は第５図の構成による磁界分布を示す特性図であ
る。 （１）……フォーカス用固定マグネット、（２），
（３）……ヨーク、（４）……ダイナミックフォーカス
コイル、（５）……補助コイル、（６）……成形品。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】環状に形成され、CRTに装着されたフォー
カス用の固定マグネットと、上記固定マグネットの内周
部において上記固定マグネットと同心状に配設された補
助コイルと、上記CRTの管面周辺におけるフォーカスを
調整するダイナミックフォーカスコイルとを備えたもの
において、上記ダイナミックフォーカスコイルと、その
磁路を形成するヨークとを上記固定マグネット及び補助
コイルの上記CRTの管軸方向の前後に夫々配設するよう
にしたことを特徴とするフォーカスマグネットアッセン
ブリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341445A JP2651255B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | フォーカスマグネットアッセンブリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341445A JP2651255B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | フォーカスマグネットアッセンブリ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03201348A JPH03201348A (ja) | 1991-09-03 |
| JP2651255B2 true JP2651255B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18346141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1341445A Expired - Fee Related JP2651255B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | フォーカスマグネットアッセンブリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2651255B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57199155A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-07 | Sony Corp | Electromagnetic focusing device for cathode-ray tube |
| JPS63182451U (ja) * | 1987-05-18 | 1988-11-24 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1341445A patent/JP2651255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03201348A (ja) | 1991-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |