JP2599356B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP2599356B2
JP2599356B2 JP60195148A JP19514885A JP2599356B2 JP 2599356 B2 JP2599356 B2 JP 2599356B2 JP 60195148 A JP60195148 A JP 60195148A JP 19514885 A JP19514885 A JP 19514885A JP 2599356 B2 JP2599356 B2 JP 2599356B2
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magnetic
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vertical
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勝世 岩崎
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松下電子工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インライン型電子銃を備えたカラー受像管
に装着される偏向ヨークに関するものである。
従来の技術 一般に、インライン型電子銃を備えたカラー受像管に
装着される偏向ヨークは、バレル状分布の垂直偏向磁界
およびピンクッション状分布の水平偏向磁界を発生しう
るように構成され、これによってセルフコンバーゼンス
効果を得ることができる。また、垂直偏向磁界の全体的
な分布をバレル状の保ちながら、同磁界のスクリーン面
側における分布のみをピンクッション状に歪ませること
も行なわれている。特開昭59−16250号公報や実開昭59
−161259号公報に開示されている偏向ヨークでは、垂直
偏向コイルのスクリーン面側における内面にピンクッシ
ョン状分布磁界発生用の1対の磁性体片を設け、この磁
性体片の上下部分をコアー外へ突出させているのであ
り、この場合、セルフコンバーゼンス効果を損なうこと
なくスクリーン面の上下におけるビームスポット歪み
(スポットコマ)を軽減させ得、しかもラスタの上下お
よび左右における糸巻歪を同時に解消することができな
い。
発明が解決しようとする問題点 そのため、特にスクリーン面対角線長が20インチ以上
のいわゆる大型カラー受像管に、かかる偏向ヨークを装
着した場合、その糸巻歪が顕著に発生してしまう。たと
えば16インチ型カラー受像管用に製作されたこの種の偏
向ヨークを20インチ型カラー受像管に装着した場合のコ
ンバーゼンスおよびラスタは第5図の(a),(b)に
示すような傾向に歪むのであり、このミスコンバーゼン
スを第6図の(a)に示すように補正すべく、コアーの
軸方向長および磁界分布等を調整した場合のラスタは第
6図の(b)に示すようなものとなる。そして、ここで
ラスタの左右糸巻歪を補正すべく磁界分布を再調整する
と、ラスタの上下に新らたな歪みを生じ、第7図図示の
ようなバレル状パターンのラスタになってしまう。
したがって本発明の目的とするところは、小型のカラ
ー受像管のみならず大型のカラー受像管に装着しても、
ラスターの左右および上下における糸巻歪をともに補正
できる偏向ヨークを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明の偏向ヨークは、ピンクッション状分布の水平
偏向磁界を発生する水平偏向コイル、バレル状分布の垂
直偏向磁界を発生する垂直偏向コイル、前記水平偏向コ
イルと前記垂直偏向コイルとの間に設けられたコイル支
持枠体および垂直面を介して相対向する1対の磁性体片
を備え、前記1対の磁性体片のそれぞれは、スクリーン
面側に位置し、かつ前記垂直偏向コイルと前記コイル支
持枠体のコーン部との間に設けられた磁性体部分と、そ
れぞれの磁性体部分から延び出て前記垂直偏向コイルの
スクリーン面側外端部に向き合い前記コイル支持枠体の
コーン部の先端に形成された径大フランジ部の環状平面
上にのみ位置する上・下磁性体部分とからなり、前記上
・下磁性体部分が凸字状またはL字状となるように、こ
の上・下磁性体部分が略扇形の幅広部分とこの幅広部分
の先端に形成された凸部とからなっており、前記凸部の
各先端を、前記径大フランジ部の外面と一致させるか、
または前記径大フランジ部の外面より内側に位置させた
ものである。
作用 このように構成すると、前記突部の形状、大きさおよ
び位置を適当ならしめることにより、ピンクッション磁
界の上下および左右のいずれか一方の分布を他方に関係
なく調整でき、ラスタの上下および左右の糸巻歪をとも
に補正することが可能となる。
実施例 本発明の1実施例を示す第1図および第2図におい
て、硬質合成樹脂からなるコイル支持枠体1は、そのコ
ーン部2のスクリーン面側径大領域から径大フランジ部
3にいたる外表面に、垂直軸4および管軸5を含む垂直
面を介して相対向するように配置されたパーマロイ製の
第1および第2の磁性体片6,7を付設している。ただ
し、第1の磁性体片6はコーン部2のスクリーン面側径
大領域上に位置する磁性体部分6aと、これより延び出て
フランジ部3の環状平面上にのみ位置する凸字状の上・
下磁性体部分6b,6cとからなる一体成形品または組合せ
品で、上・下磁性体部分6b,6cは水平軸8および管軸5
を含む水平面を介して相対向している。また、第2の磁
性体片7も第1の磁性体片6と同様に形成され、コーン
部2のスクリーン面側径大領域上に位置する磁性体部分
7aと、これより延び出てフランジ部3の環状平面上にの
み位置する凸字状の上・下磁性体部分7b,7cとからな
る。
第3図において、第1および第2の磁性体片6,7の磁
性体部分6a,7aにおけるシールド角(水平面となす広が
り角度)θは30°〜70°が適当である。また、上・下磁
性体部分6b,6c,7b,7cの水平面となす最大角度αは、ラ
スタの上下における糸巻歪の補正度合いによって決まる
が、30°〜80°が適当である。さらに、凸字状上・下磁
性体部分6b,6c,7b,7cの先端突部6b′,6c′,7b′,7c′の
水平面となす最小角度βおよび最大角度γは25°〜55°
の範囲内から選択でき、小型カラー受像管用にあっては
60°〜85°の範囲内から選択できる。
一方、コーン部2の電子銃側径小領域の外表面には、
水平面を介して相対向するように配置された半円弧状の
第3および第4の磁性体片9,10が付設されており、この
磁性体片9,10は垂直偏向磁界の電子銃側におけるバレル
状分布傾向を強める作用をなす。
かかる構体は第4図に示すように、バレル状分布の垂
直偏向磁界を与えるためのトロイダル型垂直偏向コイル
11、フェライトコアー12およびピンクッション状分布の
水平偏向磁界を与えるための水平偏向コイル13と組み合
わされて偏向ヨークに仕上げられるのであり、第1およ
び第2の磁性体片6,7の各磁性体部分6a,7aは垂直偏向コ
イル11の内側に位置するようになる。また、磁性体部分
6b,6c,7b,7cは管軸5に略直角な面内に位置して垂直偏
向コイル11のスクリーン面側外端部に向き合うので、つ
まりスクリーン面側へ突出しないので、ラスタの上下に
うねりを生じることがない。また、第3および第4の磁
性体片9,10は、その一部分が垂直偏向コイル11の内側に
位置し、残余の部分が垂直偏向コイル11外へ突出する。
磁性体部分6a,7aは、管軸5上における垂直偏向磁界
磁束密度のピーク位置からスクリーン面側へ10mm以上離
れていなければならないが、フェライトコアー12のスク
リーン面側端部から電子銃側へ2mm以上入り込んでいな
ければならない。
このように構成された偏向ヨークでは、垂直偏向コイ
ル11によって生成された磁界のスクリーン面側領域が第
1および第2の磁性体片6,7に作用したとき、4極配列
された上・下磁性体部分6b,6c,7b,7cによってピンクッ
ション状分布の補正磁界が生成されるのであり、上・下
磁性体部分6b,6c,7b,7cが凸字状であるがために、その
先端突部6b′,6c′,7b′,7c′の形状、大きさおよび位
置を適当に選択することにより、ピンクッション状磁界
の上下および左右のいずれか一方の分布を他方の分布に
関係なく調整でき、上下および左右の調整が両立する結
果、ラスタの上下および左右における糸巻歪をともに完
全に補正することが可能となる。
なお、前記実施例では上・下磁性体部分6b,6c,7b,7c
を凸字状に形成したが、これはL字状であってもよい。
要するに同一平面内で略扇形の幅広部分とこの幅広部分
の先端に形成された凸部とからなっていればよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、簡単な構成にして、
従来調整が不可とされていたラスタの上下おび左右にお
ける糸巻歪をともに解消することができ、特に、大型カ
ラー受像管用の偏向ヨークとしてすぐれた効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した偏向ヨークのコイル構体装着
前の斜視図、第2図は同偏向ヨークの第1および第2の
磁性体片の斜視図、第3図は同磁性体片の正面図、第4
図は同偏向ヨークの一部破断側面図、第5図の(a),
(b)および第6図の(a),(b)はそれぞれ従来の
偏向ヨークを装着した受像装置のコンバーゼンスとラス
タ歪みとの関係を説明するための略図、第7図は従来の
ラスタ歪みを説明するための略図である。 1……コイル支持枠体、6,7……磁性体片、6a,7a……磁
性体部分、6b,6c,7b,7c……上・下磁性体部分、6b′,6
c′,7b′,7c′……突部、11……垂直偏向コイル、13…
…水平偏向コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−16250(JP,A) 実願 昭56−129557号(実開 昭58− 36556号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭56−91977号(実開 昭57− 203448号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭60−40587号(実開 昭61− 157257号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピンクッション状分布の水平偏向磁界を発
    生する水平偏向コイル、バレル状分布の垂直偏向磁界を
    発生する垂直偏向コイル、前記水平偏向コイルと前記垂
    直偏向コイルとの間に設けられコイル支持枠体および垂
    直面を介して相対向する1対の磁性体片を備え、前記1
    対の磁性体片のそれぞれは、スクリーン面側に位置し、
    かつ前記垂直偏向コイルと前記コイル支持枠体のコーン
    部との間に設けられた磁性体部分と、それぞれの磁性体
    部分から延び出て前記垂直偏向コイルのスクリーン面側
    外端部に向き合い前記コイル支持枠体のコーン部の先端
    に形成された径大フランジ部の環状平面上にのみ位置す
    る上・下磁性体部分とからなり、前記上・下磁性体部分
    が凸字状またはL字状となるように、この上・下磁性体
    部分が略扇形の幅広部分とこの幅広部分の先端に形成さ
    れた凸部とからなっており、前記凸部の各先端を、前記
    径大フランジ部の外面と一致させるか、または前記径大
    フランジ部の外面より内側に位置させたことを特徴とす
    る偏向ヨーク。
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