JPS6161218B2 - - Google Patents

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JPS6161218B2
JPS6161218B2 JP11650478A JP11650478A JPS6161218B2 JP S6161218 B2 JPS6161218 B2 JP S6161218B2 JP 11650478 A JP11650478 A JP 11650478A JP 11650478 A JP11650478 A JP 11650478A JP S6161218 B2 JPS6161218 B2 JP S6161218B2
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JP
Japan
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magnetic
focusing
electron beam
permanent magnet
electron
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Application number
JP11650478A
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English (en)
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JPS5543758A (en
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Masanobu Takada
Kyohei Fukuda
Soichi Sakurai
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極線管電子銃、特に複数の電子ビー
ムを使用する陰極線管の電磁集束手段に関するも
のである。
一般に陰極線管の電子ビーム集束手段として
は、静電集束方式と電磁集束方式のものとがあ
り、解像度の点においては、電磁集束方式のもの
が高い解像度が得られる。これは電磁集束レンズ
系では、電子ビーム集束作用を行なうレンズ空間
において静電方式よりも高い電圧を印加できるた
め、電子相互の反撥による電子ビームの広がりが
小さく抑制されることに第1の原因がある。第2
の原因は、レンズ作用を行なう作用空間の電子ビ
ーム進行方向距離を電磁集束方式の方が静電集束
方式の場合よりも長くとれるため、球面、色収差
を小さくできるからである。しかしながら、この
ような利点を有する電磁集束方式も、従来は集束
磁界発生用コイルを陰極線管の外面に取り付けた
り、コイル電流源が必要となつたりして、重量や
価格を上昇するなどの欠点があるため、一部の陰
極線管しか用いられていなかつた。このような問
題を解決するために、最近、電子銃電極系の一部
に電子ビーム通路に沿つて加速電極の作用を兼ね
る一対の集束磁性体を組込み、集束磁界を効率的
に形成させることや、集束磁性体による磁界形成
効率の向上を利用して集束磁界を管内に内蔵した
永久磁石によつて発生させることが提案されてい
る。
第1図、第2図、第3図は集束磁性体と永久磁
石とを組み込んだ陰極線管の従来の電子銃の一例
を示したものであり、第1図は要部平面断面図、
第2図は要部正面断面図、第3図は第2図のA−
A′断面図である。これらの図において、1はバ
ルブ、2は陰極、3は第1グリツド、4は第2グ
リツド、5は集束磁性体(磁性体ヨーク)、6は
陽極導通片、7は陽極導電膜、8は円筒形磁性
体、9は永久磁石、10は電極支持棒、11は偏
向ヨーク、12はステムピンである。
このように構成された陰極線管電子銃におい
て、電子銃の電子ビーム集束部分に、電子ビーム
通過孔周辺に突出する円筒状の磁性体8を有する
円板状のヨーク5をその集束作用空間に対向配置
させるとともに、この対向配置されたヨーク5間
に棒状の永久磁石9を密着させて取り付けること
によつて、上記円筒形磁性体8に管軸に平行な成
分を有する磁力線を発生させて電子ビームを集束
させている。このような構成によれば、バルブ1
の外部に電子ビーム集束用コイルの取り付けが不
要となるとともに、重量も著しく低減させること
ができる。
しかしながら、上記構成による陰極線管電子銃
において、通常のカラー受像管の動作条件下で電
磁集束作用を行なわせるには、800〜1000ガウス
程度のかなり強い磁界が必要であり、受像管の組
立排気後に、バルブ1のネツク部外部から着脱自
在の着磁装置によつて上記程度の強い集束磁界を
得るように永久磁石9を着磁すると、永久磁石9
の側面から出る漏洩磁束による磁界が生じる。そ
して、この漏洩磁界は電子ビーム通路に直角でか
つ軸対称でない成分を有し、ビーム軌道に好まし
くない作用を及ぼし、画面の偏向歪を生じさせた
り、電子ビームのスポツト形状を悪くさせて解像
度を低下させたりするなどの欠点を有していた。
このような欠点を改善しようとしたものとして
は、電磁集束作用空間に、第4図に要部断面図で
示したように透磁率μの大きい軟磁性体ヨーク枠
13内に永久磁石9を介して上記同一材質からな
る磁性体ヨーク芯14を密着配置して構成した2
段型集束磁気回路を配設し、その磁界Φの管軸方
向の成分の向きを互いに逆方向に形成することに
よつて回転色収差を補償し、電子ビームスポツト
の解像度を向上させることが提案されている。こ
の場合、回転色収差とは、陰極から放出される電
子の熱初速度の分散を集束磁界によつて集束さ
せ、その電子ビームの軸の回りに回転させながら
さらに集束させる際、その回転角度がばらつくた
めに生じる収差であり、それによつてスポツトの
解像度が劣化するものである。
しかしながら、上記構成による陰極線管電子銃
においては、3本の電子ビーム通過孔がインライ
ン状に配置されるとともに、その中央部の電子ビ
ーム通過孔の上下部側に永久磁石9が配置される
構成を有しているため、中央部とその両側部の電
子ビーム通過孔において磁界強度のアンバランス
が生じ、各々の電子ビームに対する集束作用が不
均一となるなどの欠点を有していた。
したがつて本発明の目的は上記の欠点を除去す
るためになされものであり、3本の電子ビームに
対する電磁集束作用を同等とするとともに、永久
磁石からの漏洩磁界を遮蔽して偏向磁界への影響
を除去した陰極線管電子銃を提供することにあ
る。
このような目的を達成するために本発明による
陰極線管電子銃は、電子ビーム通過用中央孔の対
向間隔を両側の対向間隔よりも大きくしたもので
ある。以下図面を用いて本発明による陰極線管電
子銃について詳細に説明する。
第5図、第6図は本発明による陰極線管電子
銃、特に電磁集束作用空間に配置する2段型集束
磁気回路の一構成例を示す要部平面図、そのV−
V′断面図である。これらの図において、13は
透磁率μの大きい軟磁性体によつて形成された円
筒状のヨーク枠であり、このヨーク枠13の両端
面中央部分には軸方向に突出する突出部13Aが
設けられている。また、このヨーク枠13の中心
線上には、3本の電子ビームを通過させる3組の
電子ビーム通過孔13a,13b,13cがイン
ライン状に形成され、上記中央突出部13A上に
は通過孔13aが形成されている。また、このヨ
ーク枠13の内部には透磁率μの大きい軟磁性体
によつて形成され、かつ電子ビーム通過孔を有す
る平板状のヨーク芯14が中央部の電子ビーム通
過孔13aの両側に配置する永久磁石9を介して
ヨーク枠13の内壁面に密着配置されて2段型の
磁気回路が形成されている。
このような構成において、このヨーク枠13内
におけるヨーク芯14と対向するヨーク枠13の
内壁面との間隔寸法を中央孔13a部分でlgc1
lgc2とし、両側孔13b,13c部分でlgs1
lgs2とすると、中央孔13a部分の間隔寸法
lgc1、lgc2が両側孔13b,13c部分の間隔寸
法lgs1、lgs2よりも大きく形成するように選ぶこ
とにしたものである。
このような構成によれば、対向ヨーク間の間隔
lgと集束レンズの強度(焦点距離)との関係は第
7図に示すような関係があるので最適な間隔寸法
lgcとlgsの比を決めることができる。
本発明の一実施例では、ヨーク芯14の直径を
約20mm、厚さを約2mm、電子ビーム通過孔13
a,13b,13cの孔間隔を約5mm、永久磁石
9の直径を約5mmとして、永久磁石9を磁気ヨー
クの中心から約7mmの位置に配置した場合、lgc1
=lgc2=3mm、lgs1=lgs2=4〜6mmに設定する
のが極めて望ましい。また、間隔寸法lgc1+lgc2
=6mmとした場合ではlgs1+lgs2=8〜12mmとし
た場合に同等の効果が得られる。
第8図は本発明による陰極線管電子銃、特に電
磁集束作用空間に配置する集束磁気回路の他の実
施例を示す要部断面図である。同図において、1
5は両端部にS極またはN極を有する円柱状の永
久磁石であり、この永久磁石15の両端面中央部
分には軸方向に突出する突出部15Aが一体的に
形成され、またこの軸方向には3本の電子ビーム
を通過させる電子ビーム通過孔15a,15b,
15cがインライン状に形成されている。そし
て、中央部の電子ビーム通過孔15aが上記突出
部15Aの軸上に形成されることになる。
このような構成によれば、この永久磁石15に
おける中央孔15aの高さlgcを両側孔15b,
15cの高さlgsよりも長く選ぶことによつて第
7図の関係から最適な寸法比を決定することがで
き、前述と同様の効果が得られる。
なお、上記実施例においては、2段型集束磁気
回路について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、多段に組み合わせてそれぞれ
の集束段での電子ビームの軌道軸まわりの回転方
向をそれぞれ反対となるように構成した場合につ
いても、それぞれの対向ヨーク間の間隔を中心孔
のそれよりも両側孔の方を小さくすることによつ
て3本の電子ビームに対する集束作用を同じにす
ることができることは当然である。
以上説明したように本発明による陰極線管電子
銃によれば、永久磁石からの漏洩磁界を遮蔽して
偏向磁界への悪影響を除去することができるとと
もに、電子ビーム集束用の磁界がさらに均一にな
り、色ずれ、色むらなどの発生がなくなつて高品
位の画像再生ができるなどの極めて優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、従来の電子銃の一
例を示す要部平面断面図、要部正面断面図、その
A−A′断面図、第4図は現在提案されている2
段型集束磁気回路の一例を示す要部断面図、第5
図、第6図は本発明による陰極線管電子銃の2段
型集束磁気回路の一構成例を示す要部平面図、そ
のV−V′断面図、第7図は磁気ヨーク間の距離
と焦点距離の関係を示す図、第8図は本発明によ
る陰極線管電子銃の集束磁気回路の他の実施例を
示す要部断面図である。 1……バルブ、2……陰極、3……第1グリツ
ド、4……第2グリツド、5……集束磁性体(磁
性体ヨーク)、6……陽極導通片、7……陽極導
電膜、8……円筒形磁性体、9……永久磁石、1
0……電極支持棒、11……偏向ヨーク、12…
…ステムピン、13……ヨーク枠、13a,13
b,13c……電子ビーム通過孔、13A……突
出部、14……ヨーク芯、15……永久磁石、1
5A……突出部、15a,15b,15c……電
子ビーム通過孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陰極から放出された電子を制御する複数個の
    電極と、前記電極と一体に形成されかつ前記電子
    ビームを集束させる集束磁性体と前記集束磁性体
    に磁界を供給する永久磁石とから構成される電磁
    集束磁気回路とを備えた三電子銃型陰極線管電子
    銃において、前記電磁集束磁気回路は前記集束磁
    性体と前記永久磁石との組合せを多段に構成する
    とともに、前記磁性体の三電子ビーム通過孔のう
    ち中央部の電子ビーム通過孔の前記集束磁性体の
    対向間隔を両側部の電子ビーム通過孔の対向間隔
    より大きくし、各組の集束磁界の軸方向の成分を
    交互に変えるとともに、三電子ビームの集束作用
    をほぼ同等にしたことを特徴とする陰極線管電子
    銃。 2 前記電子ビームの通過孔を両端面に有する高
    透磁率磁性体ヨークの端面内壁に前記永久磁石の
    一方の磁極を密着配置し、該永久磁石の他方の磁
    極に高透磁率磁性体ヨーク芯を配置させて前記磁
    性体ヨークの極性を同極とするごとく電磁集束磁
    気回路を構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の陰極線管電子銃。
JP11650478A 1978-09-25 1978-09-25 Cathode ray tube electron gun Granted JPS5543758A (en)

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JP11650478A JPS5543758A (en) 1978-09-25 1978-09-25 Cathode ray tube electron gun

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JP11650478A JPS5543758A (en) 1978-09-25 1978-09-25 Cathode ray tube electron gun

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JPS5543758A JPS5543758A (en) 1980-03-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525932Y2 (ja) * 1986-11-04 1993-06-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2079530B (en) * 1980-07-02 1985-04-11 Hitachi Ltd Magnetic focussing arrangement in a cathode ray tube
US4495439A (en) * 1981-09-02 1985-01-22 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Magnetic focusing type cathode ray tube

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JPH0525932Y2 (ja) * 1986-11-04 1993-06-30

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