JP2650470B2 - 磁気記録再生装置の調整装置 - Google Patents
磁気記録再生装置の調整装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、VTR等に用いられている機械的なフォーマ
ット互換を保証するリニアティ調整を行う磁気記録再生
装置の調整装置に関するものである。
ット互換を保証するリニアティ調整を行う磁気記録再生
装置の調整装置に関するものである。
従来の技術 近年、磁気記録を利用した記録再生装置はVTR等に幅
広く使用され、トレンドとして、ディジタル化等による
信号量の増加のため、ヘッドドラム装置の従来と比較し
て3倍回転以上の高速回転化,狭トラック化,いわゆる
腰の弱い磁気テープの薄手化等が進みつつある。このよ
うな状況下において、機構的な課題としては、記録され
たトラックを磁気ヘッドが正しくトレースし、機械間の
互換を保つため、 1)リニアリティの確保 2)テープ走行安定性の確保 3)経時変化の低減 4)環境変化の低減 が挙げられ、その解決に向け取り組みが行われている。
広く使用され、トレンドとして、ディジタル化等による
信号量の増加のため、ヘッドドラム装置の従来と比較し
て3倍回転以上の高速回転化,狭トラック化,いわゆる
腰の弱い磁気テープの薄手化等が進みつつある。このよ
うな状況下において、機構的な課題としては、記録され
たトラックを磁気ヘッドが正しくトレースし、機械間の
互換を保つため、 1)リニアリティの確保 2)テープ走行安定性の確保 3)経時変化の低減 4)環境変化の低減 が挙げられ、その解決に向け取り組みが行われている。
従来この種の装置においては、機械的なフォーマット
互換を取るために以下のように行われていた。
互換を取るために以下のように行われていた。
第4図は従来の2チャンネル分割記録の磁気テープ上
の記録パターンを示すものである。1は磁気テープ、2
は2チャンネル分割記録された第1の記録トラック、3
は第2の記録トラックである。なお、記録される信号は
ディジタル信号であり、第1の記録トラック2と第2の
記録トラック3とは隣接クロストーク対策のため逆アジ
マスとしている。また、第1および第2の記録トラック
を記録あるいは再生する2個の磁気ヘッドは近接し、対
となっている(図面省略)。
の記録パターンを示すものである。1は磁気テープ、2
は2チャンネル分割記録された第1の記録トラック、3
は第2の記録トラックである。なお、記録される信号は
ディジタル信号であり、第1の記録トラック2と第2の
記録トラック3とは隣接クロストーク対策のため逆アジ
マスとしている。また、第1および第2の記録トラック
を記録あるいは再生する2個の磁気ヘッドは近接し、対
となっている(図面省略)。
第5図は第1の従来例であり、第4図の第1記録トラ
ック2および第2の記録トラック3を磁気テープ1上に
記録,再生する電気系のブロック図である。記録専用磁
気ヘッド4,5によって磁気テープ1に第1の記録トラッ
ク2と第2の記録トラック3を記録し、再生専用磁気ヘ
ッド6,7よって再生する回路のブロック図である。記録
信号は記録信号処理回路20を通ってレックアンプ21によ
り増幅され、記録専用磁気ヘッド4,5によって磁気テー
プ1上にディジタル信号を記録する。また、再生は磁気
テープ1を再生して再生専用磁気ヘッド6,7によりディ
ジタル信号を磁気テープ1から取り出し、ヘッドアンプ
22により増幅して再生信号処理回路23を通って出力され
る。このときヘッドアンプ22の再生出力をオシロスコー
プで確認すればエンベロープとして取り出せる。この様
子を第6図に示す。8はオシロスコープ画面、9はエン
ベロープである。磁気テープ1に互換確認標準テープを
使用すれば、エンベロープの平坦度からリニアリティを
計測できる。
ック2および第2の記録トラック3を磁気テープ1上に
記録,再生する電気系のブロック図である。記録専用磁
気ヘッド4,5によって磁気テープ1に第1の記録トラッ
ク2と第2の記録トラック3を記録し、再生専用磁気ヘ
ッド6,7よって再生する回路のブロック図である。記録
信号は記録信号処理回路20を通ってレックアンプ21によ
り増幅され、記録専用磁気ヘッド4,5によって磁気テー
プ1上にディジタル信号を記録する。また、再生は磁気
テープ1を再生して再生専用磁気ヘッド6,7によりディ
ジタル信号を磁気テープ1から取り出し、ヘッドアンプ
22により増幅して再生信号処理回路23を通って出力され
る。このときヘッドアンプ22の再生出力をオシロスコー
プで確認すればエンベロープとして取り出せる。この様
子を第6図に示す。8はオシロスコープ画面、9はエン
ベロープである。磁気テープ1に互換確認標準テープを
使用すれば、エンベロープの平坦度からリニアリティを
計測できる。
第7図は第2の従来例を示すものであり、リニアリテ
ィ検出にビッタ法を用いたリニアリティ曲線図である。
11はリニアリティずれ、10はリニアリティ曲線、12は測
定番号である。ビッタ法は記録した磁気テープを磁性流
体を用いたコロイドで現像し、顕微鏡にてそのトラック
曲がりを測定するものである。
ィ検出にビッタ法を用いたリニアリティ曲線図である。
11はリニアリティずれ、10はリニアリティ曲線、12は測
定番号である。ビッタ法は記録した磁気テープを磁性流
体を用いたコロイドで現像し、顕微鏡にてそのトラック
曲がりを測定するものである。
第8図は第3の従来例を示すものであり、リニアリテ
ィの検出にアジマス時間差検出を用いたもので、再生専
用磁気ヘッド6,7のアジマス方向が逆のため、トラック
ずれにより発生するペア間の時間ずれを用いてリニアリ
ティを測定するものである。すなわち、アジマス時間差
検出回路24により、再生専用磁気ヘッド6,7間の信号の
時間ずれを測定し、D/A変換器25でDA変換して出力す
る。この出力された様子を第9図に示す。13が検出され
たリニアリティ曲線である。
ィの検出にアジマス時間差検出を用いたもので、再生専
用磁気ヘッド6,7のアジマス方向が逆のため、トラック
ずれにより発生するペア間の時間ずれを用いてリニアリ
ティを測定するものである。すなわち、アジマス時間差
検出回路24により、再生専用磁気ヘッド6,7間の信号の
時間ずれを測定し、D/A変換器25でDA変換して出力す
る。この出力された様子を第9図に示す。13が検出され
たリニアリティ曲線である。
以上説明したように、従来においては、磁気記録再生
装置の機械的な互換を保証するに当たって、互換の標準
テープを用いて、磁気記録再生装置の再生ヘッドのエン
ベロープ9、ビッタ法によるリニアリティ曲線10、アジ
マス時間差によるリニアリティ曲線13を用いて再生時に
機械的な互換を調整してきた。すなわち、標準テープか
らのトラックずれを所定の規格内に入れるため、オシロ
スコープ画面8上のエンベロープ9あるいはリニアリテ
ィ曲線10,13が所定の形状になるよう機械的な調整手段
(ここでは省略)により行われるのである。
装置の機械的な互換を保証するに当たって、互換の標準
テープを用いて、磁気記録再生装置の再生ヘッドのエン
ベロープ9、ビッタ法によるリニアリティ曲線10、アジ
マス時間差によるリニアリティ曲線13を用いて再生時に
機械的な互換を調整してきた。すなわち、標準テープか
らのトラックずれを所定の規格内に入れるため、オシロ
スコープ画面8上のエンベロープ9あるいはリニアリテ
ィ曲線10,13が所定の形状になるよう機械的な調整手段
(ここでは省略)により行われるのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、第1の従来例にお
いては、エンベロープを用いているため、高周波でのエ
ンベロープ波形の不安定さ、ヘッドタッチの差によるエ
ンベロープの非平行度、標準テープの曲がりの誤差によ
り、高精度な測定はできない。第2の従来例において
は、ビッタ法を用いているため、高精度な測定は可能で
あるが、リアルタイムの測定は不可能で、かつ、磁気テ
ープの切断、現像、測定と工数が掛かり実用的でない。
一方、第3の従来例においては、アジマス時間差をリニ
アリティ検出に用いており、リアルタイムに、高精度な
リニアリティを検出できる上、ディジタル値で扱えるた
め、標準テープの曲がりを補正しつつ、リニアリティを
取り出せるが、ディジタル信号を取り扱うディジタルVT
Rのような高帯域の信号を扱うVTRでは、記録専用磁気ヘ
ッドと再生専用磁気ヘッドの特性が異なるため、再生専
用磁気ヘッドでの再生信号からアジマス時間差を用いて
リニアリティを検出しなければならなくなり、実際記録
する記録専用磁気ヘッドの記録軌跡の検出が不可能とな
る。その上、通常特殊再生のため再生専用磁気ヘッドは
可動となり、不安定な状態となることが多く、検出リニ
アリティの信頼性に欠ける。一方、記録専用磁気ヘッド
でのアイパターン(RF系)を出すためには記録専用磁気
ヘッド専用の信号処理回路が必要な上に、記録専用磁気
ヘッドと再生専用磁気ヘッドの特性の差から記録専用磁
気ヘッドのアイパターン(RF系)を出すのが非常に困難
であり、さらに高帯域な信号のクロストークによりSNの
良好な信号を得にくく、取り扱いが難しいという問題点
を有していた。
いては、エンベロープを用いているため、高周波でのエ
ンベロープ波形の不安定さ、ヘッドタッチの差によるエ
ンベロープの非平行度、標準テープの曲がりの誤差によ
り、高精度な測定はできない。第2の従来例において
は、ビッタ法を用いているため、高精度な測定は可能で
あるが、リアルタイムの測定は不可能で、かつ、磁気テ
ープの切断、現像、測定と工数が掛かり実用的でない。
一方、第3の従来例においては、アジマス時間差をリニ
アリティ検出に用いており、リアルタイムに、高精度な
リニアリティを検出できる上、ディジタル値で扱えるた
め、標準テープの曲がりを補正しつつ、リニアリティを
取り出せるが、ディジタル信号を取り扱うディジタルVT
Rのような高帯域の信号を扱うVTRでは、記録専用磁気ヘ
ッドと再生専用磁気ヘッドの特性が異なるため、再生専
用磁気ヘッドでの再生信号からアジマス時間差を用いて
リニアリティを検出しなければならなくなり、実際記録
する記録専用磁気ヘッドの記録軌跡の検出が不可能とな
る。その上、通常特殊再生のため再生専用磁気ヘッドは
可動となり、不安定な状態となることが多く、検出リニ
アリティの信頼性に欠ける。一方、記録専用磁気ヘッド
でのアイパターン(RF系)を出すためには記録専用磁気
ヘッド専用の信号処理回路が必要な上に、記録専用磁気
ヘッドと再生専用磁気ヘッドの特性の差から記録専用磁
気ヘッドのアイパターン(RF系)を出すのが非常に困難
であり、さらに高帯域な信号のクロストークによりSNの
良好な信号を得にくく、取り扱いが難しいという問題点
を有していた。
本発明は、上記従来の各種問題点を解決するもので、
高精度でかつリアルタイムなリニアリティ情報を簡便に
得ることのできる磁気記録再生装置の調整装置を提供す
ることを目的とする。
高精度でかつリアルタイムなリニアリティ情報を簡便に
得ることのできる磁気記録再生装置の調整装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置
の調整装置は、磁気記録再生装置と、前記磁気記録再生
装置に具備あるいは付加された所定の記録フォーマット
の所定のデジタル信号とは異なる同期信号を含む第2の
信号を記録あるいは再生する信号処理回路と、記録パタ
ーンずれ検出手段とからなる。
の調整装置は、磁気記録再生装置と、前記磁気記録再生
装置に具備あるいは付加された所定の記録フォーマット
の所定のデジタル信号とは異なる同期信号を含む第2の
信号を記録あるいは再生する信号処理回路と、記録パタ
ーンずれ検出手段とからなる。
作用 本発明は上記した構成により、所定の記録フォーマッ
トとは異なる第2の信号を記録あるいは再生の信号処理
回路により磁気テープに記録あるいは磁気テープを再生
し、その信号処理回路により取り出された第2の信号で
ある再生信号に含まれる同期信号を用いて記録パターン
ずれ検出手段により検出する。
トとは異なる第2の信号を記録あるいは再生の信号処理
回路により磁気テープに記録あるいは磁気テープを再生
し、その信号処理回路により取り出された第2の信号で
ある再生信号に含まれる同期信号を用いて記録パターン
ずれ検出手段により検出する。
実施例 本発明の実施例を図面を基に説明する。第1図は本発
明の実施例のブロック図である。第1図において、従来
例と異なるのは、記録磁気ヘッド4,5に所定のデジタル
記録信号とは異なる第2の信号に相当する試験信号を記
録する記録試験信号処理回路26を設け、この回路26と記
録信号処理回路20とを選択SW27により選択可能とすると
共に、試験信号を記録磁気ヘッド4,5から再生するヘッ
ドアンプ28、再生試験信号処理回路29およびアジマス時
間差検出回路30、D/A変換器31が付加されている点であ
る。
明の実施例のブロック図である。第1図において、従来
例と異なるのは、記録磁気ヘッド4,5に所定のデジタル
記録信号とは異なる第2の信号に相当する試験信号を記
録する記録試験信号処理回路26を設け、この回路26と記
録信号処理回路20とを選択SW27により選択可能とすると
共に、試験信号を記録磁気ヘッド4,5から再生するヘッ
ドアンプ28、再生試験信号処理回路29およびアジマス時
間差検出回路30、D/A変換器31が付加されている点であ
る。
通常のディジタル信号の録画再生では選択SW27をNの
通常側とし、記録信号は記録信号処理回路20を通り、レ
ックアンプ21を経て、記録専用磁気ヘッド4,5により磁
気テープ1上に第4図で示した記録パターンで記録され
る。一方、再生においては、磁気テープ1の記録パター
ンを再生専用磁気ヘッド6,7で再生し、ヘッドアンプ2
2、再生信号処理回路23を経て出力信号となる。再生専
用磁気ヘッド6,7は特殊再生でのオン・トラックのため
可動可能な手段により回転ドラムに保持している(図面
省略)。
通常側とし、記録信号は記録信号処理回路20を通り、レ
ックアンプ21を経て、記録専用磁気ヘッド4,5により磁
気テープ1上に第4図で示した記録パターンで記録され
る。一方、再生においては、磁気テープ1の記録パター
ンを再生専用磁気ヘッド6,7で再生し、ヘッドアンプ2
2、再生信号処理回路23を経て出力信号となる。再生専
用磁気ヘッド6,7は特殊再生でのオン・トラックのため
可動可能な手段により回転ドラムに保持している(図面
省略)。
第2図は本実施例に基づいて記録された記録パターン
であり、磁気テープ1にはアジマス方向が異なる第1の
記録トラック14と第2の記録トラック15が記録されてい
る。アナログ信号を記録しているため、複数の水平同期
信号16が顕著に確認できる。
であり、磁気テープ1にはアジマス方向が異なる第1の
記録トラック14と第2の記録トラック15が記録されてい
る。アナログ信号を記録しているため、複数の水平同期
信号16が顕著に確認できる。
一方、リニアリティ確認時には、予め試験信号を記録
した磁気テープ1を再生し、記録専用磁気ヘッド4,5で
の出力をヘッドアンプ28で増幅し、再生試験信号処理回
路29により取り出された水平同期信号の時間差をアジマ
ス時間差検出回路30により読み取り、D/A変換器31でDA
変換してリニアリティ曲線としている。
した磁気テープ1を再生し、記録専用磁気ヘッド4,5で
の出力をヘッドアンプ28で増幅し、再生試験信号処理回
路29により取り出された水平同期信号の時間差をアジマ
ス時間差検出回路30により読み取り、D/A変換器31でDA
変換してリニアリティ曲線としている。
本実施例ではリニアリティ検出にアジマス時間差を用
いるため、第1の記録トラックと第2の記録トラックの
トラックずれによる時間差を検出するための同期信号が
必要であり、試験信号としてアナログ信号の輝度(Y)
と色(C)を用い、2個の対のヘッドの一方を輝度
(Y)に、他方を色(C)に割り当て、その水平同期信
号を取り出して、時間差を検出している。第3図は再生
試験信号処理回路29より取り出された水平同期信号であ
る。第1の記録トラック14から読み出され再生試験信号
処理回路29で処理された水平同期信号17と第2の記録ト
ラックから読み出され再生試験信号処理回路29で処理さ
れた水平同期信号18との時間ずれ19をアジマス時間差検
出回路30で検出する。本磁気記録再生装置は互いに逆方
向のアジマス角を有する対のヘッドを有しており、記録
パターンからのずれの方向により、第1の記録トラック
14からの水平同期信号17と第2の記録トラック15からの
水平同期信号18との相対時間差が変化する。この時間ず
れ19がトラックからのずれにリニアに関係しているた
め、この時間ずれ19からトラックずれ(リニアリティ)
を検出するのである。試験信号をアナログ信号としたた
めに、ヘッドアンプ28および信号処理回路29が簡便で、
ディジタル信号処理回路のように膨大にならず、低消費
電力であり、記録専用磁気ヘッド4,5での記録再生が可
能になり、正確にその記録トラックのリニアリティ検証
ができる。また、記録専用機のようなディジタル信号処
理回路のないディジタルVTRにも簡便に外部治具として
付加すればアジマス時間差を用いたリニアリティ検出シ
ステムが構成でき、非常に実用的である。
いるため、第1の記録トラックと第2の記録トラックの
トラックずれによる時間差を検出するための同期信号が
必要であり、試験信号としてアナログ信号の輝度(Y)
と色(C)を用い、2個の対のヘッドの一方を輝度
(Y)に、他方を色(C)に割り当て、その水平同期信
号を取り出して、時間差を検出している。第3図は再生
試験信号処理回路29より取り出された水平同期信号であ
る。第1の記録トラック14から読み出され再生試験信号
処理回路29で処理された水平同期信号17と第2の記録ト
ラックから読み出され再生試験信号処理回路29で処理さ
れた水平同期信号18との時間ずれ19をアジマス時間差検
出回路30で検出する。本磁気記録再生装置は互いに逆方
向のアジマス角を有する対のヘッドを有しており、記録
パターンからのずれの方向により、第1の記録トラック
14からの水平同期信号17と第2の記録トラック15からの
水平同期信号18との相対時間差が変化する。この時間ず
れ19がトラックからのずれにリニアに関係しているた
め、この時間ずれ19からトラックずれ(リニアリティ)
を検出するのである。試験信号をアナログ信号としたた
めに、ヘッドアンプ28および信号処理回路29が簡便で、
ディジタル信号処理回路のように膨大にならず、低消費
電力であり、記録専用磁気ヘッド4,5での記録再生が可
能になり、正確にその記録トラックのリニアリティ検証
ができる。また、記録専用機のようなディジタル信号処
理回路のないディジタルVTRにも簡便に外部治具として
付加すればアジマス時間差を用いたリニアリティ検出シ
ステムが構成でき、非常に実用的である。
本実施例では、第2の信号である試験信号を輝度
(Y)と色(C)としたが、同期信号を含む信号であれ
ば良いことは言うまでもない。また、本実施例において
は、試験信号を記録再生する処理回路を具備したが、取
り外し可能にして付加しても良いことは言うまでもな
く、また再生あるいは記録のどちらか一方だけでも良い
ことは言うまでもない。
(Y)と色(C)としたが、同期信号を含む信号であれ
ば良いことは言うまでもない。また、本実施例において
は、試験信号を記録再生する処理回路を具備したが、取
り外し可能にして付加しても良いことは言うまでもな
く、また再生あるいは記録のどちらか一方だけでも良い
ことは言うまでもない。
本発明では録再分離型ヘッドを有する磁気記録再生装
置としたが、録再兼用ヘッドを有する磁気記録再生装置
でも良いことは言うまでもない。
置としたが、録再兼用ヘッドを有する磁気記録再生装置
でも良いことは言うまでもない。
発明の効果 以上説明したように本発明によると、ディジタルVTR
のリニアリティ検出をアナログ信号を用いて行うことが
でき、リニアリティ検出に膨大なディジタル信号処理回
路が不必要で、簡便なアナログ信号処理回路で対応で
き、記録専用機のような再生機能のないディジタルVTR
でも容易に、高精度なアジマス時間差を用いたリアルタ
イムな検出ができ、その実用的効果は非常に大きい。
のリニアリティ検出をアナログ信号を用いて行うことが
でき、リニアリティ検出に膨大なディジタル信号処理回
路が不必要で、簡便なアナログ信号処理回路で対応で
き、記録専用機のような再生機能のないディジタルVTR
でも容易に、高精度なアジマス時間差を用いたリアルタ
イムな検出ができ、その実用的効果は非常に大きい。
第1図は本発明の実施例を示す磁気記録再生装置の調整
装置のブロック図、第2図は本発明のアナログ信号を記
録したテープフォーマット図、第3図は再生同期信号の
波形図、第4図は従来のテープフォーマット図、第5図
は磁気記録再生装置の従来例を示すブロック図、第6図
は第1の従来例を示す再生信号のオシロスコープ波形
図、第7図は第2の従来例におけるリニアリティ曲線を
示す特性図、第8図はアジマス時間差を用いたリニアリ
ティ検出を行う従来の磁気記録再生装置のブロック図、
第9図は第8図におけるアジマス時間差検出でのリニア
リティ曲線を示すオシロスコープ波形図である。 26……記録試験信号処理回路、27……選択SW、28……ヘ
ッドアンプ、29……再生試験信号処理回路、30……アジ
マス時間差検出回路、31……D/A変換器。
装置のブロック図、第2図は本発明のアナログ信号を記
録したテープフォーマット図、第3図は再生同期信号の
波形図、第4図は従来のテープフォーマット図、第5図
は磁気記録再生装置の従来例を示すブロック図、第6図
は第1の従来例を示す再生信号のオシロスコープ波形
図、第7図は第2の従来例におけるリニアリティ曲線を
示す特性図、第8図はアジマス時間差を用いたリニアリ
ティ検出を行う従来の磁気記録再生装置のブロック図、
第9図は第8図におけるアジマス時間差検出でのリニア
リティ曲線を示すオシロスコープ波形図である。 26……記録試験信号処理回路、27……選択SW、28……ヘ
ッドアンプ、29……再生試験信号処理回路、30……アジ
マス時間差検出回路、31……D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−29281(JP,A) 特開 昭55−42340(JP,A) 特開 昭62−262201(JP,A) 特開 昭63−206903(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】磁気記録媒体に所定の記録フォーマットで
所定のデジタル信号を記録再生する録再分離型ヘッドを
有する磁気記録再生装置と、 前記磁気記録再生装置に具備または付加された、前記所
定の記録フォーマットの所定のデジタル信号とは異なる
同期信号を含む第2の信号を前記磁気記録媒体に記録あ
るいは前記磁気記録媒体から再生する信号処理回路と、 前記磁気記録媒体に記録された同期信号を含む前記第2
の信号の同期信号を用いて前記磁気記録媒体に記録され
た記録パターンからの機械的なずれを検出する記録パタ
ーンずれ検出手段とからなる磁気記録再生装置の調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160516A JP2650470B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 磁気記録再生装置の調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160516A JP2650470B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 磁気記録再生装置の調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0449510A JPH0449510A (ja) | 1992-02-18 |
JP2650470B2 true JP2650470B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15716649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2160516A Expired - Fee Related JP2650470B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 磁気記録再生装置の調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2650470B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5542340A (en) * | 1978-09-18 | 1980-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording reproducing device |
JPS6129281A (ja) * | 1984-07-19 | 1986-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動トラツキング装置 |
JPS62262201A (ja) * | 1986-05-06 | 1987-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置 |
JPH0661121B2 (ja) * | 1987-02-23 | 1994-08-10 | 三菱電機株式会社 | 磁気記録再生特性測定装置 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP2160516A patent/JP2650470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0449510A (ja) | 1992-02-18 |
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