JP2648540B2 - ロック機構 - Google Patents

ロック機構

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JP2648540B2
JP2648540B2 JP3316581A JP31658191A JP2648540B2 JP 2648540 B2 JP2648540 B2 JP 2648540B2 JP 3316581 A JP3316581 A JP 3316581A JP 31658191 A JP31658191 A JP 31658191A JP 2648540 B2 JP2648540 B2 JP 2648540B2
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JP
Japan
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locking
lock arm
locking projection
projection
lock
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JP3316581A
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English (en)
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JPH05147665A (ja
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育生 武田
隆悦 及川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Sogyo KK
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーハーネス用プ
ロテクタや、その他の容器等に適用されるロック機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4にワイヤーハーネス用プロテクタの
一例を示す。この種のプロテクタ1には、本体2とカバ
ー3とを突き合わせた状態でロックするロック機構4が
設けられている。従来、この種のロック機構としては、
実開平2−10718号公報、実開平2−14218号
公報等に記載のものが知られている。
【0003】図5は、そのようなロック機構の一例の詳
細を示す。このロック機構は、カバー3の側面に設けら
れたロックアーム5と、本体2側の側面に設けられた係
止突起6とからなる。
【0004】ロックアーム5は枠状のもので、本体2の
側面に沿って下方に延びている。そして、その本体2側
に延び出した部分に、係止突起6の入る係止孔7が形成
されている。また、本体2の側面に設けた係止突起6
は、上面が傾斜面で構成され、この傾斜面にロックアー
ム5の先端の傾斜面が当たることにより、ロックアーム
5を外方に撓ませ、係止突起6を乗り越えさせるように
なっている。このロック機構では、係止孔7の内面に上
を向いた係止面7aが確保され、係止突起6に下を向い
た係止面6aが確保されている。そして、ロックアーム
5が係止突起6を乗り越えて、該係止突起6が係止孔7
内に入った状態で、これら両係止面7a、6a同士が合
致することにより、カバー3と本体2とがロックされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ロック機構においては、ロックアーム5が係止突起6を
乗り越えて移動する構造になっているので、その移動の
際に、ロックアーム5は基端のA点を中心に半径rで回
動するように動く。そのため、スムーズにロックするた
めには、係止面6a、7a間に所定の隙間Tが必要であ
り、その隙間T分だけロック状態でガタが生じていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、ロック状態
でのガタを極力少なくすることのできるロック機構を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一方
側及び他方側から二つの部材を合わせた状態で両部材同
士をロックするロック機構において、一方側の部材の側
面に、他方側に延びるロックアームが設けられ、該ロッ
クアームには、一方側を向いた係止面を有する係止孔が
形成され、また、他方側の部材には、上記ロックアーム
の他方側への移動により該ロックアームの移動軌跡から
一旦後退した後復帰して上記係止孔内に入り込む係止突
起が設けられ、該係止突起には他方側を向き上記ロック
アーム側の係止面と合致することで上記両部材をロック
する係止面が形成されており、又上記係止突起が、該係
止突起の係止面と平行な方向に撓み変形する連結部を介
して上記他方側の部材に支持されていることを特徴とし
ている。
【0008】また、請求項2の発明は、上記構成のロッ
ク機構において、上記係止突起はスリットを挟んで一対
設けられており、上記ロックアームの係止孔内には、該
係止孔の内壁から延び上記スリットに挿入される可撓性
レバーが設けられ、該レバーの先端には、係止孔内に係
止突起が入り込んだ状態のとき係止突起の背後に位置し
て係止突起の背後への撓みを押さえるT字状の係止片が
形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明のロック機構では、係止突起側
が係止面と平行な方向に撓んで後退するので、係止面の
位置(高さ)が変わらない。したがって、ロックアーム
が回動しながら係止突起を乗り越えることがなく、従来
のロック機構に必要であった隙間をほとんど設ける必要
がない。
【0010】また、可撓性レバー先端のT字状の係止片
で、係止突起の背後を押さえるようにしたロック機構で
は、T字状の係止片によって係止突起の後退が阻止され
るので、こじりが働いた場合にも係合が外れにくい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】図1は実施例のロック機構の構成を示す。
(a)図は本体2の側面に設けられた係止突起10を示
し、(b)図はカバー3の側面に設けられたロックアー
ム20を示し、(c)図は両者を組み合わせた状態を示
す。
【0013】係止突起10は、本体2の側壁の上端面か
ら縦に延びるスリット11を挟んで左右対称に一対設け
られている。各係止突起10、10は、それぞれ水平方
向に撓み変形自在な連結部12、12を介して本体2の
側壁に一体化されており、前後方向に水平に進退するよ
うに設けられている。
【0014】係止突起10は、外側上面が下り傾斜面1
0aで構成され、下面が水平な係合面10bで構成され
た断面台形状のもので、背面側には、垂直な案内面10
cとその下部の係止溝10dとを有している。
【0015】一方、ロックアーム20は、カバー3の下
部側面から下方に延びた枠状のもので、カバー3を本体
2に合わせた際にちょうど本体2側の係止突起10と対
向する位置に、四角い係止孔21を有している。この係
止孔21の内壁には、上方を向いた水平な係止面21a
が設けられており、この係止面21aを有した内壁から
係止孔21の中央に、上記本体2側のスリット11に挿
入される可撓性レバー22が延び出している。
【0016】このレバー22はL字状のもので、先端が
カバー3の内方側に延びており、その先端部には、係止
孔21内に係止突起10が入り込んだ状態のとき、係止
突起10の背後に位置して係止突起10の背後への撓み
を押さえるT字状の係止片23が一体に形成されてい
る。これらロックアーム20、レバー22、係止片23
の寸法は、図(c)に示すように、ロックアーム20が
下降した際に、ロックアーム20の先端内角部20aが
係止突起10の傾斜面10aに当たり、その状態のまま
さらにロックアーム10が下降するに従い、係止片23
がちょうど係止突起10の背面の案内面10cに乗るよ
うに設定されている。すなわち、図に示す寸法Q≧Pと
なるように設定されている。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】カバー3を本体2に合わせるべく下降させ
ると、図1(c)に示すようにロックアーム20の先端
が係止突起10の傾斜面10aに乗り、さらにカバー3
を下降させると、図2(a)に示すように、傾斜面10
aの作用で係止突起10が係止面10cと平行な方向、
つまり水平方向に後退する。このとき、ロックアーム2
0側のレバー22の先端のT字状の係止片23が、係止
突起10の背面の案内面10c上に乗る。
【0019】さらにカバー3を下降させると、ロックア
ーム20の先端が係止突起10の前面を滑り、一方、係
止片23も案内面10c上を滑る。そして、カバー3の
動きに応じて係止突起10の下端が係止孔21内に臨む
と、図2(b)に示すように係止突起10が元の位置に
復帰して係止孔21に入り込み、ロックアーム20側の
係止面21aと係止突起10側の係止面10bとが合致
して、カバー3と本体2とがロックされる。このとき、
係止突起10の背面側の係止片23は、案内面10cを
下降して係止溝10dに入り込む。
【0020】このロック機構においては、係止突起10
側が係止面10bと平行な方向に撓んで後退するので、
係止面10bの高さが変わらない。したがって、ロック
アーム20が回動しながら係止突起10を乗り越えるこ
とがなく、従来のロック機構に必要であった係止面間の
隙間をほとんど設ける必要がない。
【0021】また、可撓性レバー22の先端のT字状の
係止片23が、図3に示すように係止突起10の背後を
押さえるので、係止片23によって係止突起10の撓み
が抑制される。したがって、こじりが働いた場合にも係
合が外れにくい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロック機
構によれば、従来のロック機構に必要であった係止面間
の隙間をほとんど設ける必要がない。そのため、ロック
状態でのガタがなく、品質の良い製品を提供することが
できる。
【0023】また、可撓性レバー先端のT字状の係止片
で係止突起の背後を押さえるようにした場合には、こじ
りが働いた場合にも係合が外れにくく、確実なロック状
態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示し、(a)は係止
突起10の斜視図、(b)はロックアーム20の斜視
図、(c)は両者を組み合わせた状態の側断面図であ
る。
【図2】同実施例の動作の説明に供する側断面図であ
る。
【図3】同実施例のロック機構において、こじりが働い
た状態を示す平面図である。
【図4】この種のロック機構の適用されるワイヤーハー
ネス用プロテクタの外観図である。
【図5】従来のロック機構の側断面図である。
【符号の説明】
2 本体 3 カバー 4 ロック機構 10 係止突起 10a 傾斜面 10b 係止面 10c 案内面 10d 係止溝 11 スリット 12 連結部 20 ロックアーム 21 係止孔 21a 係止面 22 可撓性レバー 23 T字状係止片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側及び他方側から二つの部材を合わ
    せた状態で両部材同士をロックするロック機構におい
    て、一方側の部材の側面に、他方側に延びるロックアー
    ムが設けられ、該ロックアームには、一方側を向いた係
    止面を有する係止孔が形成され、また、他方側の部材に
    は、上記ロックアームの他方側への移動により該ロック
    アームの移動軌跡から一旦後退した後復帰して上記係止
    孔内に入り込む係止突起が設けられ、該係止突起には他
    方側を向き上記ロックアーム側の係止面と合致すること
    で上記両部材をロックする係止面が形成されており、又
    上記係止突起が、該係止突起の係止面と平行な方向に撓
    み変形する連結部を介して上記他方側の部材に支持され
    ていることを特徴とするロック機構。
  2. 【請求項2】 請求項1のロック機構において、上記係
    止突起はスリットを挟んで一対設けられており、上記ロ
    ックアームの係止孔内には、該係止孔の内壁から延び上
    記スリットに挿入される可撓性レバーが設けられ、該レ
    バーの先端には、係止孔内に係止突起が入り込んだ状態
    のとき係止突起の背後に位置して係止突起の背後への撓
    みを押さえるT字状の係止片が形成されていることを特
    徴とするロック機構。
JP3316581A 1991-11-29 1991-11-29 ロック機構 Expired - Lifetime JP2648540B2 (ja)

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JPH05147665A JPH05147665A (ja) 1993-06-15
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