JP2648114B2 - 給排気筒の接合構造 - Google Patents

給排気筒の接合構造

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JP2648114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストーブ、湯沸器等の
ような燃焼器具に用いられる給排気筒の接合構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】給排気筒は定尺のものを継いで屋外に延
長するものであることから、一旦継いだ後は妄りに抜け
ないことが必要である。しかし、一方、一旦継いだ給排
気筒を何等かの理由で抜くことが必要になる場合もあ
る。このような条件を満足する接合構造として、排気筒
の承け口(ソケット部)に係止穴を設け、この係止穴か
ら内部に突出する係止用舌状片を取り付け、挿入口側に
は前記係止用舌状片の突出部が係合する円周溝を設ける
という提案がある(実開昭61−168389号公
報)。
【0003】しかし、上記公知例においては、係止用舌
状片が排気筒の外周面から突出しているため、怪我をし
やすいと共に、この係止用舌状片が何かに引っ掛かった
りすると簡単に抜けてしまうという欠点がある。又、こ
の係止用舌状片は、その弾性作用で溝に係合しているだ
けのため、小さな力では抜けないが、大きな力が作用す
ると係止用舌状片が独りでに逃げてしまい、この場合も
抜けてしまうという欠点がある。この欠点を解決する手
段として、図10に示す接合構造が公知である。この構
造は、外周の一部に切り口14を形成し、この切り口1
4内に先端部15′が内周方向を向き、かつ外側に一部
突出した形状の弾性材から成る爪15を取り付けて成る
承け口1と、外周の一部に前記爪15の先端部15′が
係合する円周溝11を形成して成る挿入口2と、前記承
け口1の外周において回転自在に外嵌され、かつその一
部に爪の逃げ部10を形成して成るストップリング9
と、から成るものである。図中12は外ビードである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
接合構造の場合、給排気筒の材質及び肉厚では弾性強度
(バネ強度)が小さいことから、別に弾性強度の大きい
弾性材から成る爪15を切り口14にスポット溶接して
いる。このため、製作に手間がかかり、また、スポット
溶接が不良であると剥がれたりする心配があって品質管
理に注意が必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するのが目的であって、その構成は次のとおりである。
承け口の外周に底辺を除いた台形の切り込みを入れてこ
の切り込みの内側に台形状の爪片を形成したこと、前記
爪片の先端側には山形を形成し、この山形の両サイドに
は補強押し潰し部を形成し、山形の中央には補強凹部を
形成し、更にこの補強凹部の両サイドには2本の補強リ
ブを形成したこと、前記補強リブの後端は前記切り込み
の底辺よりも外側に位置していること、前記承け口内に
挿入される挿入口の先端側外周には円周係合溝を形成し
たこと、前記承け口内に挿入口側を挿入したときに承け
口の外周に対して回転自在に装着されると共に、一部に
前記爪片が外側に逃げることができる逃げ部を形成して
成るストップリングを設けたこと、を特徴とする給排気
筒の接合構造。
【0006】
【作用】先にストップリングを承け口に外装しておく。
この時、ストップリング側の逃げ部は爪片の位置から外
しておく。この状態で挿入口側を承け口内に挿入する
と、爪片は軸方向に伸びて扁平方向に変形するため、挿
入口はそのまま承け口内に挿入することが可能である。
そして、所定の位置まで挿入口が挿入されると、爪片の
先端部が挿入口側の係合円周溝内にその弾性作用で入
り、ストッパーとして働くため、そのままでは抜け出な
くなる。一旦このように接合した承け口から挿入口を引
き抜く場合には、ストップリングを回転させて爪片の部
分に逃げ部を合わせる。この結果、爪片はその弾性作用
で逃げ部側に逃れ、先端部が係合円周溝から外れるの
で、挿入口はそのまま引き抜くことができる。なお、上
記接合において、先にストップリングの逃げ部を爪片の
位置に合わせて爪片を逃がしておき、挿入口を挿入して
からストップリングを廻わして爪片を中心方向に押し下
げてその先端部を挿入口側の係合円周溝に係合させるよ
うにしてもよい。但し、この方法の場合、挿入口を挿入
した後でストップリングを廻わすという手間がかかる。
【0007】
【実施例】図1〜図7は、本発明の実施例である。1は
給排気筒の承け口、2は挿入口、3は承け口1側に形成
した底辺を除いた台形状の切り込みであって、この切り
込み3は、挿入口2の挿入方向を向いている。4は前記
切り込み3によりこの内側に形成された台形状の爪片、
5は爪片4を横切るように形成された山形、6、6′は
山形5の両サイドを押し潰した補強押し潰し部、7は山
形5の中央をV字状に押し潰した補強凹部、8、8′は
補強凹部7の両サイドから後方に延び、この終端は前記
台形状の切り込み3の底辺よりも後方に図4においてL
分延びている補強リブである。9は前記爪片4が外側に
逃げることができるように、円周上の一部に、凹状の逃
げ部10を形成したストップリングである。11は挿入
口2側に形成した係合円周溝、12は外ビード、13は
外ビード12内に装着されたOリングである。
【0008】次に、上記実施例についてその接合方法を
説明すると、先に承け口1の外にストップリング9を外
挿しておく。この時、ストップリング9の逃げ部10は
承け口1側の爪片4の位置から外れるようにしておく。
この状態で挿入口2側を承け口1内に挿入すると、爪片
4の先端部4′は挿入口2により一旦外側(外周側)に
押し上げられるが、外側はストップリング9により規制
されているため、先端部4′側は扁平方向に変形する。
そして、挿入口2側が所定の位置まで挿入されると、そ
の係合円周溝11と爪片4の先端部4′が合致し、爪片
4の先端部4′がその弾性作用で係合円周溝11内に落
ち込み、挿入口2をそのままでは引き抜くことができな
いストッパーとして機能する。この状況は図8に示され
ている。次に、一旦接合した承け口1内から挿入口2を
引き抜く場合には、ストップリング9を回転して逃げ部
10を爪片4の位置に合わせる。このようにすると、爪
片4はその弾性作用で逃げ部10内に逃げ、その先端部
4′は係合円周溝11から外れる(図9)。この結果、
挿入口2はそのまま引き抜くことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のように、承け口側に切り
込みを入れて直接爪片を形成した。この結果、従来のよ
うに別途弾性材で爪片を製作し、これをスポット溶接す
る必要がなく、製作手数の軽減とコストの削減が可能で
ある。次に、通常給排気筒の材質はステンレス製であっ
て、肉厚も薄いことから、バネ弾性が小さい。このた
め、そのままであると経時的に折れ曲がって元に戻ら
ず、ストップリングを回転させて逃げ部を爪片に合わせ
ても、爪片が係合円周溝から外れなくなり、引き抜くこ
とができなくなるが、本発明の場合、補強押し潰し部と
補強凹部により山形部分の変形強度を大きくしてバネ弾
性を強化し、更に爪片の全体の反り強度は補強リブで補
強し、更にこの補強リブの後端は切り込みの底辺よりも
後方に長く形成して折れ曲がり部分のバネ強度を強化し
ている。この結果、爪片は時間を経ても高弾性材質と同
等のバネ弾性を保有し、折れ曲がったまま戻らなくなる
と云った心配がなくなる。次に、爪片のバネ弾性が強化
されたことにより、始めからストップリング側の逃げ部
を爪片の位置から外しておくことができる。この結果、
承け口に対して挿入口をワンタッチで接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した給排気筒の接合構造の説明
図。
【図2】承け口部分の平面図。
【図3】A−A′線断面図。
【図4】爪片部分の平面図。
【図5】B−B′線断面図。
【図6】C−C′線断面図。
【図7】D−D′線断面図。
【図8】承け口内に挿入口を所定の位置まで挿入し、爪
片の先端部が係合円周溝内に係合している状況の説明
図。
【図9】ストップリングを回転させてその逃げ部を爪片
の外側に合わせて爪片を逃げ部内に逃がし、挿入口側を
引き抜くことができるようにした状況の説明図。
【図10】従来の接合構造の説明図。
【符号の説明】
1 承け口 2 挿入口 3 切り込み 4 爪片 4′ 先端部 5 山形 6、6′ 補強押し潰し部 7 補強凹部 8、8′ 補強リブ 9 ストップリング 10 逃げ部 11 係合円周溝 12 外ビード 13 Oリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 承け口の外周に底辺を除いた台形の切り
    込みを入れてこの切り込みの内側に台形状の爪片を形成
    したこと、 前記爪片の先端側には山形を形成し、この山形の両サイ
    ドには補強押し潰し部を形成し、山形の中央には補強凹
    部を形成し、更にこの補強凹部の両サイドには2本の補
    強リブを形成したこと、 前記補強リブの後端は前記切り込みの底辺よりも外側に
    位置していること、 前記承け口内に挿入される挿入口の先端側外周には円周
    係合溝を形成したこと、 前記承け口内に挿入口側を挿入したときに承け口の外周
    に対して回転自在に装着されると共に、一部に前記爪片
    が外側に逃げることができる逃げ部を形成して成るスト
    ップリングを設けたこと、 を特徴とする給排気筒の接合構造。
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