JP3017793U - 給気筒、排気筒接続部、結合抜け止め突起片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】燃焼器具より屋外えの給気筒、排気筒の接続、
結合延長が簡単、確実に操作が出来、また筒の結合部の
離脱も容易にできる。 【構成】円形の筒状からなり、筒１の両端の片側は挿入
部８で筒の回転止めの凸部８，１を有しその反対側の端
部は筒と筒との接続結合突起部 ５を有し、この突起部
が筒と筒との接続結合を確実にして固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は暖房用、燃焼器具の排気ガス用筒、給気用筒の接続部の結合抜け止め機 能と、その結合部の離脱作用の両面を兼ねた筒の接続部の結合、離脱に関するも のである

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の筒の接続固定については筒の接続部に縦又は横に溝を作り、その 溝に楔型のスプリングを挿入したりして結合、固定していたがそれぞれに長短の 特徴があつた

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように排気筒の筒と筒の結合後、筒を左右に力をいれて回転 さすと、ときどき筒の結合が解けて抜けると云う問題があつた

【０００４】 高層住宅において天上裏に排気筒を配管工事をする場合、工事中に接続した筒を 前後、左右に動かすと筒の接続部が外れると云う危険な問題点を有していた

【０００５】 本考案は従来の技術の有するこのような問題に鑑みてなされたものでありその目 的とするところは筒と筒との接続に際して、筒の接続部に筒を挿入し結合を確実 に固定させ、筒の結合を離脱さす時は離脱用スプリング引き上げ用爪を持上げ、 筒を引く事により簡単に離脱出来る、簡単で確実な筒と筒との結合抜け止め突起 片を提供しようとするものである

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案における給気筒、排気筒のそれぞれに接続部結 合抜け止め突起片と結合用溝付きの筒を接続、延長していくことにより燃焼器具 から天上裏えと、そして屋外えと配管、固定して延長することが出来る

【０００７】 結合抜け止め突起片は挿入される側の筒の端部内側にスプリング片を固定してそ の先端部は内側に爪立て、結合溝部との結合抜け止めを確実なものになる

【０００８】 挿入する側の筒の端部には一部分を除いて全周に切り込み溝があり、この結合切 り込み溝のある筒の先端部を挿入側の筒端部より挿入すると、結合抜け止め突起 片の先端部が結合切り込み溝に入つて溝の端部に食い込んで結合され筒を引張つ ても抜けなくなる

【０００９】 筒の端部の切り込み溝は一個所を除いて全周にわたつて切り込み溝があるがこの 一個所の凸部は筒を接続結合後 筒が右回転する場合、抜け止め突起片の右側肩 部が凸部の左山部にあたつて筒の回転を止める、回転止めの作用をする凸部であ る、筒の左回転をとめるにはその反対の動作である

【００１０】 結合された筒を離脱さすには接続された筒の端部にある抜け止め突起片の、突起 片引き上げ爪部を上に引き上げる事により突起片の先端の爪と結合切り込み溝と の結合が解けて離脱出来る

【００１１】

【作 用】

筒と筒との接続の都度、接続部を挿入すると結合抜け止め突起片のスプリングの 結合音を発し、その音の響きが手につたわつて接続結合の確実がわかる

【００１２】 接続延長した筒を離脱さすには筒の端部に有る、スプリング突起片の上にあるス プリング突起片引き上げ爪部を上にあげてスプリングの先端部と切り込み溝との 結合を解除させ、筒を引張ると筒と筒との結合は簡単に離脱できる

【００１３】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する 図１〜図３において直筒は金属ステンレス板を用いてプレス加工により、厚み０ ．３ｍｍ程度の厚さを有する直筒状に形成されており、筒 １の端部 １ノ１の 先端部 １ノ２が挿入しやすいように肩部 ２から直経をやや太くしている

【００１４】 接続される端部 １ノ１の外側に細長矩形型の山形突起部 ４を設け、その内側 に接続結合用のスプリング片 ５を固定してある、この結合用スプリング片５の 先端は結合しやすいように爪立て、内側に曲げられている

【００１５】 接続する筒の端部 １ノ２に結合用切り込み溝 ８があり、この切り込み溝の一 部に凸部 ８ノ１があり、この凸起部が直筒 １と直筒 １と接続してから筒の 左右えの回転止めの役目をする

【００１６】 直筒 １と直筒 １を接続する場合は筒の端部 １ノ２を筒 １の端部 １ノ１ の中に挿入する、この時先端部１ノ２はスプリング突起片 ５を押しながら進ん でスプリング突起片の先端の爪 ５ノ２は筒の １先端部 １ノ２の結合用溝８ に食い込んで結合し、筒 １と筒 １は引張つても抜けなくなつて結合する

【００１７】 筒 １と筒 １を接続延長して天上裏等に配管して取りつけ固定する際に筒 １ の左右えの小移動の必要な時は筒 １を右又は左に回すとスプリング突起片 ５ の右横部が回転止め凸起部 ８ノ１肩部にあたつて筒 １の回転が止まつて固定 され筒 １の左右えの小移動ができる

【００１８】 筒 １と筒 １の接続部を離脱さす場合はスプリング突起片 ５中央部にあるス プリング突起片引き上げ爪 ７を引き上げると、スプリング突起片 ５の先端部 の爪部は上にあがつて結合部の溝部 ８との結合が解けて筒 １を引くと接続部 が離脱する

【００１９】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する

【００２０】 請求項 １の直筒に結合抜け止め突起片と結合用溝との接続結合は簡単、確実に 結合され、筒と筒との離脱にはスプリング突起片引き上げ爪部を上にあげて筒を 引張ると結合部は解除されて簡単に離脱する

【００２１】 請求項 ２の筒の端部に結合用スプリング突起片の入る山形突起部が設けられこ の筒の内側に結合用スプリング片が固定されており、このスプリング突起片の作 用にて筒と筒との結合、離脱の機能をはたす

【００２２】 請求項 ３の結合用スプリング片の作動により筒と筒との接続、結合および離脱 の機能が確実に早く操作ができる

【００２３】 請求項 ４の筒と筒を接続して配管工事の段階で筒を左右に小移動の際に筒の回 転止め凸起とスプリング突起片との接触にて筒の回転を止め、筒の小移動を容易 にする事が出来る

【図面の簡単な説明】

【図 １】 給気筒、排気筒の接続時の横断面図であ
る

【図 ２】 給気筒、排気筒接続結合部の拡大、右上
斜め視図である

【図 ３】 筒の端部、接続結合部、縦内部上部より
斜め視図である

【図 ４】 筒の端部、結合突起片の横断面の拡大図
である

【図 ５】 筒の端部、結合突起片の上視面の拡大図
である

【符号の説明】

１、 給気筒、排気筒の円形筒部 ２、 筒部、円形の肩部 ３、 筒部、Ｏリング挿入凸部 ４、 筒接続部の山形突起面 ５、 筒接続、結合用スプリング突起片 ５ノ１結合用スプリング突起片の固定部 ５ノ２結合用スプリング突起片の爪部 ６、 筒接続部の山形突起面、スプリング突起片引き上
げ用穴 ７、 筒結合スプリング突起片の離脱用爪部 ８、 筒の結合用溝 ８ノ１筒接続後の筒の左右回転止め凸部

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【手続補正書】

【提出日】平成７年４月２１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項 １】 円形筒状の直筒（１）と直筒（１）と
接続結合の際に直筒（１）の接続部（１ノ２）を直筒
（１）の接続部（１ノ１）に挿入する事により結合用ス
プリング突起片（５）の先端が結合用溝部（８）にくい
込んで結合され筒と筒を引張っても抜けなくなる、又こ
の結合した直筒を離脱さすには結合離脱スプリング片
（７）を引き上げると、スプリング突起片（５）の先端
部は上にあがって結合溝部（８）との結合が解除され、
直筒（１ノ２）側を引くと直筒（１）と直筒（１）の結
合が解除されて離脱する、接続部結合抜け止め突起片

【請求項 ２】 直筒（１）の端部（１ノ１）の接続部
に細長矩形型、山形突面（４）に押上げプレスし、その
中央部に小判型（６）のスプリング引き上げ用の小穴を
有し、その裏面側（９）の凹み部に結合用スプリング突
起片（５）の端部を固定（５ノ１）してある請求項１に
記載の接続部結合抜け止め突起片

【請求請 ３】 細長型の結合用スプリング片（５）は
筒（１）の裏側（９）に固定され、その先端部（５ノ
２）は筒（１）の内側に向かって爪先の如く曲げられ、
そのスプリング（５）の中央部に結合離脱用スプリング
突起引き上げ用の爪（７）を設けてある請求項１又は２
に記載の接続部結合抜け止め突起片

【請求項 ４】 直筒（１）の端部（１ノ２）に結合用
溝部に（８）に凸部（８ノ１）を設け、直筒（１）と直
筒（１）の挿入結合後、筒（１）が左右に３６０度回転
する動きを止める、回転止めの凸部（８ノ１）を設け、
この凸部に結合用スプリングの突起片の爪部（５ノ２）
が接触して筒（１）に回転を止める凸部を設けてある請
求項１の直筒部の接続部

【請求項 ５】 給気、排気筒の接続部の後端部（１）
に結合用スプリング突起片の爪部（５ノ２）を装着し、
接続部の前端部（１ノ２）に結合用溝を設けて、筒と筒
の結合、離脱の動作を容易に出来る、以上の構成からな
る給気排気筒接続部、結合抜け止め突起片

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 円形筒状の直筒（１）と直筒（１）と
   接続結合の際に直筒（１）の接続部（１ノ２）を直筒
   （１）の接続部（１ノ１）に挿入する事により結合用ス
   プリング突起片（５）の先端が結合用溝部（８）にくい
   込んで結合され筒と筒を引張つても抜けなくなる、又こ
   の結合した直筒を離脱さすには結合離脱スプリング片
   （７）を引き上げると、スプリング突起片（５）の先端
   部は上にあがつて結合溝部（８）との結合が解除され、
   直筒（１ノ２）側を引くと直筒（１）と直筒（１）の結
   合が解除されて離脱する、接続部結合抜け止め突起片
2. 【請求項 ２】 直筒（１）の端部（１ノ１）の接続部
   に細長矩形型、山形突面（４）に押上げプレスし、その
   中央部に小判型（６）のスプリング引き上げ用の小穴を
   有し、その裏面側（９）の凹み部に結合用スプリング突
   起片（５）の端部を固定（５ノ１）してある請求項１に
   記載の接続部結合抜け止め突起片
3. 【請求項 ３】 細長型の結合用スプリング片（５）は
   筒（１）の裏側（９）に固定され、その先端部（５ノ
   ２）は筒（１）の内側に向かつて爪先の如く曲げられ、
   そのスプリング（５）の中央部に結合離脱用スプリング
   突起引き上げ用の爪（７）を設けてある請求項１又は２
   に記載の接続部結合抜け止め突起片
4. 【請求項 ４】 直筒（１）の端部（１ノ２）に結合用
   溝部（８）に凸部（８ノ１）を設け、直筒（１）と直筒
   （１）の結合後、筒（１）が左右に３６０度回転する動
   きを止める回転止め、の凸部を設けてある請求項１、２
   又は３項に記載の結合用溝部及び接続部結合抜け止め突
   起片