JP3697931B2 - 差込み継手の離脱方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種配管の隣り合う管同士を接続している差込継手を、管から離脱させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管において隣り合う管同士を差込み継手によって接合している場合に、その接合部分を離脱させるときには、従来、管または継手のうちのどちらか一方を固定し、他方に管と継手との間の離脱抗力に打ち勝つ荷重を加えて、管と継手を引き離すという方法によるものが一般的である。
【0003】
また、特公昭54−21905号公報や実公昭58−51488号公報に開示されている抜け止め機能を有する差込み継手が使用されている場合には、抜け止め材として使用されている割りリングが、管に食い込むか、管の外周面に設けてある溝に嵌り込むとともに、管を継手から引き抜こうとした場合、割りリングが継手の両端部に設けた当接面に当たって引き抜けない状態となるので、管と継手との接合部分を破壊して引き離すという方法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の管と差込み継手の接合部の離脱方法には、次のような問題点がある。
【0005】
施工現場等において、管と差込み継手の接合部分を離脱させるために、管または継手のどちらかを固定させるときには、管と継手の間の離脱抗力に打ち勝つ荷重に耐える何らかの部材または付近の構造物と管または差込み継手とを固縛しなければならず、労力と時間を要する。
【0006】
また、抜け止め機能を有する差込み継手を使用している場合には、管または継手を破壊しなければならないので、管や継手の再使用ができない。
【0007】
この発明は、従来技術の上述のような問題点を解消するためになされたものであり、管と差込み継手とを容易に、かつ破壊することなく離脱させることのできる管と差込み継手の離脱装置および離脱方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る差込み継手の離脱方法は、隣り合う管同士を接続している差込み継手を管から離脱させる方法であって、管および差込み継手のそれぞれを拘束するための2個のチャックと、前記管を拘束する方のチャックに管と平行に連結されたラック軸と、前記差込み継手を拘束する方のチャックに前記ラック軸のラックに噛み合うように設けられた歯車と、歯車を設けた方のチャックを差込み継手の離脱抗力に逆らって、ラック軸に沿って移動させるための移動手段とからなる管と差込み継手の離脱装置を用い管と差込み継手を離脱させる際、差込み継手の抜け止め部材と管との間に薄板を差し込むことを特徴とする差込み継手の離脱方法である。
【0009】
この発明に係る管と差込み継手の離脱装置においては、管と継手の間の離脱抗力に耐える部材として、差込み継手が装着してある配管を用い、しかも配管と継手の間の離脱抗力を、配管に噛み込んだチャックの爪と配管表面との間の摩擦力で耐えるようにしている。このようにしているので、差込み継手の離脱抗力に打ち勝つ部材として、特別なもの用意する必要がなく、離脱が短時間で容易に行なえる。
【0010】
また、配管に作用する離脱抗力を配管に軸方向に作用する摩擦力で受けるようにしているので、配管が曲げられるような曲げ応力が作用することもない。
【0011】
また差込み継手は破損しないようにして離脱するので、差込み継手が繰り返し使用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態の差込み継手の離脱装置の斜視図である。この差込み継手の離脱装置は、隣り合う管1同士を接続している差込み継手2を管1から離脱させる装置であって、管1および差込み継手2のそれぞれを拘束するための2個のチャック3および4と、前記管1を拘束する方のチャック3に管1と平行に連結されたラック軸5と、前記差込み継手2を拘束する方のチャック4に前記ラック軸5のラック5aに噛み合うように設けられた歯車6と、歯車6を設けた方のチャック4を差込み継手2の離脱抗力に逆らって、ラック軸5に沿って移動させるための送りハンドル7とから構成されている。
【0014】
そして、差込み継手2を管1から離脱させるときには、図2に示す差込み継手2のリング状の抜け止め部材8が、管1に接触しない状態になるように、薄板9を管1とリング状の抜け止め部材8との間に差し込む。このようにした後、送りハンドル7を前後させることにより、チャック4をチャック3から離れる方向に向かって移動させることにより、差込み継手2を移動させて、差込み継手2を管1から離脱させる。当然、リング状の抜け止め部材8を使用していない場合には、薄板9を使用する必要はない。
【0015】
送りハンドル7により、歯車6を回転させてチャック4を移動させる機構を詳述すると、次のとおりである。図3に示すように、チャック4と歯車6との間には、接続部材10が設けてあり、接続部材10の先端には軸受11が接続されている。そして、軸受11により歯車6の回転軸6aが回転可能に軸支されている。また、歯車6の回転軸6aには、送りハンドル7が回転可能に装着されており、送りハンドル7の回転軸6aへの装着部分から若干離れた位置に、ピン12が設けられている。そして、このピン12には、図4に示すように、両側に爪部13aおよび13bを有するストッパ−13が回動可能に嵌挿されている。
【0016】
送りハンドル7により、チャック4を移動させる方法を説明すると、図3に示すように、ストッパ−13の爪13aおよび13bのいずれもがフリ−な状態で、送りハンドル7をAの方向に傾けると、ストッパ−13の爪部13aが歯車6の歯に引っかかる状態となる。この状態で送りハンドル7をBの方向に傾けると、歯車6はストッパ−13の爪部13aに引張られて、反時計回りに回転する。したがって、チャック4はチャック3から離れる方向に移動し、差込み継手2は管1から離脱する。また、逆に位置調整のために、チャック4をチャック3の方に近づけたいときには、ストッパ−13の爪13aおよび13bのいずれもがフリ−な状態で、送りハンドル7をBの方向に傾ける。そうすると、ストッパ−13の爪部13bが歯車6の歯に引っかかる状態となる。この状態で送りハンドル7をAの方向に傾けると、歯車6はストッパ−13の爪部13bに引張られて、時計回りに回転し、チャック4はチャック3に近づく。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
本発明の効果を確認するため、次の仕様の鋼管について、差込み継手12の離脱試験を行なった。試験回数は、各サイズ毎に10回づつである。
▲1▼ 鋼管の品種: JIS G 3444 STK
▲2▼ 鋼管の外径: 60.5mm、89.1mm、114.3mm、139.8mm
その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
従来技術では、離脱抗力が小さいものは離脱できたが、固縛作業が煩雑であったり、離脱抗力が大きく、適切な固縛ができずに離脱できないものがあった。
【0020】
一方、本発明の離脱装置を使用したものにおいては、すべてのサイズにつき鋼管および継手を傷付けることなく、継手の離脱が容易に行なえた。
【0021】
実施例2
同じように、本発明の効果を確認するため、次の仕様の鋼管について、差込み継手12の離脱試験を行なった。試験回数は、各サイズ毎に10回づつである。
▲1▼ 鋼管の品種: JIS G 3444 STK
▲2▼ 鋼管の外径: 60.5mm、89.1mm、114.3mm、139.8mm
なお、この試験においては、管端部付近に溝加工を施し、差込み継手12と管11の間に離脱方向の力が加わった場合に、その継手内部と管外部との間に設けたリング場の抜け止め部材が、管の外周面に形成してある溝に係合することにより、管と継手の抜け止め機能を発揮する差込み継手を接続したものを対象にした。
【0022】
その結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
従来技術では、抜け止め機能により離脱がきないか、離脱ができたとしても継手を破壊せざるをえず、継手の再利用ができなかった。
【0025】
一方、本発明の離脱装置を使用したものにおいては、すべてのサイズにつき鋼管および継手を傷付けることなく、継手の離脱が容易に行なえた。
【0026】
【発明の効果】
この発明により、容易に差込み継手の離脱が可能であるとともに、差込み継手の再利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の差込み継手の斜視図である。
【図2】抜け止め機能を有する差し仕込み継手の縦断面図である。
【図3】送りハンドルの詳細斜視図である。
【図4】ストッパ−の爪部が歯車に引っかかっている状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 管
2 差込み継手
3、4 チャック
5 ラック軸
5a ラック
6 歯車
7 送りハンドル
8 抜け止め部材
9 薄板
10 接続部材
11 軸受
12 ピン
13 ストッパ−
Claims (1)
- 隣り合う管同士を接続している差込み継手を管から離脱させる方法であって、管および差込み継手のそれぞれを拘束するための2個のチャックと、前記管を拘束する方のチャックに管と平行に連結されたラック軸と、前記差込み継手を拘束する方のチャックに前記ラック軸のラックに噛み合うように設けられた歯車と、歯車を設けた方のチャックを差込み継手の離脱抗力に逆らって、ラック軸に沿って移動させるための移動手段とからなる管と差込み継手の離脱装置を用い管と差込み継手を離脱させる際、差込み継手の抜け止め部材と管との間に薄板を差し込むことを特徴とする差込み継手の離脱方法。
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