JP3001678U - 揚網機用ローラの芯金押込み・抜出し具 - Google Patents

揚網機用ローラの芯金押込み・抜出し具

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JP3001678U
JP3001678U JP1994003580U JP358094U JP3001678U JP 3001678 U JP3001678 U JP 3001678U JP 1994003580 U JP1994003580 U JP 1994003580U JP 358094 U JP358094 U JP 358094U JP 3001678 U JP3001678 U JP 3001678U
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Japan
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roller
flange portion
mounting hole
mounting plate
roller body
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JP1994003580U
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Inventor
多喜男 鈴木
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多喜男 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴム製中空形状のローラ本体2に、その取付
け孔6より大径のフランジ部8を有する芯金3を押込
み、抜出す作業を容易化する。 【構成】 取付け板21に保持棒22を設ける。取付け
板周端に突出片23を設け、その先端から折返される折
返し片24を設ける。取付け板21を芯金のフランジ部
8にボルト止めし、保持棒22を万力等で保持し、突出
片23をローラ本体2の取付け孔6に入れて、ローラ本
体を1回転させ、フランジ部8を取付け孔6内に入れ
る。折返し片24を取付け孔6の外に出して、ローラ本
体2を1回転させると、フランジ部8を取付け孔6から
出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、漁船で使用される揚網機の網を挟んで引き揚げるローラにおいて、 ゴム製ローラ本体の交換等の作業に用いられる揚網機用ローラの芯金押込み・抜 出し具に関する。
【0002】
【従来の技術】
揚網機用ローラは、通常、図5に示す構造である。すなわち、ローラ1は、ロ ーラ本体2、芯金3、止め金4,5からなる。ローラ本体2は、ゴム製で中空の 円筒ないし球形であり、両端に取付け孔6,6を有する。芯金3は、パイプ体7 の両端部にフランジ部8,8を設けてなり、ローラ本体2内に設けられる。この フランジ部8,8は、ローラ本体2の取付け孔6,6より大径となっている。止 め金4,5は、ローラ本体2の外から、取付け孔6,6内に嵌められ、芯金3の フランジ部8,8にボルト9,…で止められ、周囲部分でローラ本体2の取付け 孔6,6周縁部をフランジ部8,8との間で挟み、ローラ本体2、芯金3、止め 金4,5を一体化する。
【0003】 このローラ1では、ローラ本体2が破損、磨耗したとき、交換が必要となる。 このとき、芯金3のフランジ部8,8がローラ本体2の取付け孔6,6より大径 であるため、芯金3をローラ本体2に出入する作業には、困難を伴う。芯金3を ローラ本2体入れる際、初めのフランジ部8は、芯金の軸芯をローラ本体に対し て傾斜させることにより、比較的容易に入れることができるが、次に他のフラン ジ部8を入れる場合は、著しく困難である。芯金を抜出す場合も、1のフランジ 部を抜出した後、他のフランジ部を抜出すことは、同様に、芯金の軸芯を傾斜さ せることにより容易であるが、初めのフランジ部の抜出しは、著しく困難である 。
【0004】 これらの作業は、従来は、取付け孔に、ねじ回し等を差し込み、周緑部を変形 させることにより行なっていたが、1の押込み、抜出しに、通常、数時間を要す る。また、自らこの作業をすることをあきらめて、メーカーに送り、専用装置で 作業をしてもらうこともあり、この場合は数日を要する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、上記芯金の押込み、抜出し作業を容易化する道具を提供し 、揚網機の使用者が自ら、短時間に、簡単に、ローラ交換をし得るようにするこ とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、揚網機用ローラの芯金の端部に設けられるフランジ部にボルト止め することができ、かつ前記ローラのゴム製ローラ本体の取付け孔の内側に嵌める ことのできる取付け板と、この取付け板の中央部に取付けられ、万力等で保持す ることのできる保持棒と、前記取付け板のフランジ部側面に取付けられ、前記フ ランジ部の外周より突出し、前記取付け孔の周縁部内側に入れられる突出片とか らなる揚網機用ローラの芯金押込み具である。
【0007】 また、本考案は、揚網機用ローラの芯金の端部に設けられるフランジ部にボル ト止めすることができ、かつ前記ローラのゴム製ローラ本体の取付け孔の内側に 嵌めることのできる取付け板と、この取付け板の中央部に取付けられ、万力等で 保持することのできる保持棒と、前記取付け板のフランジ部側面に取付けられ、 前記フランジ部の外周より突出し、前記取付け孔の周縁部内側に入れられる突出 片と、この突出片先端から折返されて、前記フランジ部の周端部裏面へ延び、前 記取付け孔の周縁部外に出される折返し片とからなる揚網機用ローラの芯金押込 み・抜出し具である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示する実施例について、具体的に説明する。
【0009】 図1、2において、揚網機用ローラの芯金押込み具10は、取付け板11、保 持棒12及び突出片13からなる。
【0010】 取付け板11は、円形の板よりなり、ボルト孔14,…を有し、これを用いて 芯金3のフランジ部8に取付けることができる。また取付け板11の直径は、ロ ーラ本体2の取付け孔6より小さく、したがって、取付け孔6の内側に嵌めるこ とができる。
【0011】 保持棒12は、断面四角形の棒体よりなり、取付け板11の中央部に取付けら れ、万力等で保持することができる。
【0012】 突出片13は、薄い板状であって、取付け板11のフランジ部側面に取付けら れ、取付け板11をフランジ部8に取付けたとき、フランジ部8の外周より突出 する。
【0013】 この押込み具10は、以上の構成であり、次のようにして、ローラ本体2に芯 金3を入れる作業に使用される。
【0014】 初めに、ローラ本体2に、芯金3の一方のフランジ部8を入れる。これは、既 述のように、芯金3の軸芯をローラ本体2に対して傾斜させ、フランジ部8を取 付け孔6に押込むと、取付け孔6部分が変形して、容易に入れることができる。
【0015】 次に、外に出ているフランジ部8に、この押込み具10の取付け板11をボル ト止めする。このとき使用するボルト9,…は、取付け板を一時的に固定するだ けであるから、2〜4本程度で十分である。次に、芯金3をローラ本体2に対し て傾斜させるようにして、突出片13を取付け孔6の内側に入れる。さらに、保 持棒12を万力(図示しない)等で保持する。
【0016】 この状態(図2に示す)で、ローラ本体2を手で持って、ローラ本体2の軸芯 が芯金3に対して大きく傾斜しないようにしながら、回転させる。こうして1回 転すると、取付け孔6内に取付け板11を取付けたフランジ部8が押込まれる。 なお、この回転の際、突出片13の滑りを助け、回転を容易化するため、取付け 孔6周縁部内側面に石けん水等を塗布しておくとよい。また、芯金2に取付け板 11と取付けていない側から棒を差し込んでおくと、取付け孔6がこれに引っ掛 かってローラ本体2が傾科しにくいようなり、好都合である。こうして押込みを 終えたら、ボルトを外して、取付け板11を外し、突出片12を抜出して、作業 を終える。
【0017】 図3、4に揚網機用ローラの芯金押込み・抜出し具20を示す。この押込み・ 抜出し具20は、取付け板21、保持棒22、突出片23及び折返し片24から なる。
【0018】 取付け板21は、前記押込み具10と同様であって、円形の板よりなり、ボル ト孔25,…を有し、これを用いて芯金3のフランジ部8に取付けることができ 、またローラ本体2の取付け孔6より小さく、取付け孔6の内側に嵌めることが できる。
【0019】 保持棒22は、断面四角形の棒体よりなり、取付け板21の中央部に取付けら れ、万力等で保持することができる。
【0020】 突出片23は、薄い板状であって、取付け板21のフランジ部側面に取付けら れ、取付け板21をフランジ部8に取付けたとき、フランジ部8の外周より突出 する。
【0021】 折返し片24は、突出片23先端から略V字状に折返されて、取付け板21を フランジ部8に取付けたとき、フランジ部8の周端部裏面へ延びる。
【0022】 この押込み・抜出し具20は、以上の構成であり、次のようにして使用される 。この押込み・抜出し具20は、前記例と異なり、押込みだけでなく、抜出しに も使用することができる。
【0023】 ローラ本体2に芯金3を入れる作業には、前記押込み具10と同様にして使用 される。なお作業終了後、この押込み・抜出し具20を取外す際には、折返し片 24があるため、芯金3をローラ本体2内で一旦傾斜させなければならない。
【0024】 ローラ本体2から芯金3を抜出す作業は、初めに、芯金3をローラ本体2内で 一旦傾斜させ、この押込み・抜出し具20の取付け板21をローラ本体2の取付 け孔6内に入れ、折返し片24を引っ掛けるようにして、1のフランジ部8に重 ね、ボルト止めする。このとき使用するボルト9,…は、取付け板を一時的に固 定するだけであるから、2〜4本程度で十分である。次に、芯金3をローラ本体 2に対して傾斜させるようにして、折返し片24を取付け孔6の外側に出す。さ らに、保持棒22を万力(図示しない)等で保持する。
【0025】 この状態(図4に示す)で、ローラ本体2を手で持って、ローラ本体2の軸芯 が芯金3に対して大きく傾斜しないようにしながら、回転させる。こうして1回 転すると、取付け孔6外に取付け板21を取付けたフランジ部8が抜出される。 なお、この回転の際、折返し片24の滑りを助け、回転を容易化するため、取付 け孔6周縁部外側面に石けん水等を塗布しておくとよい。また、芯金2に取付け 板21と取付けていない側から棒を差し込んでおくと、取付け孔6がこれに引っ 掛かってローラ本体2が傾斜しにくいようなり、好都合である。こうして抜出し を終えたら、ボルトを外して、この押込み・抜出し具20を取外す。
【0026】 次に、既述のように、芯金3の軸芯をローラ本体2に対して傾斜させ、ローラ 本体2内にある他のフランジ部8を取付け孔6から引出すと、取付け孔6部分が 変形して、容易に出すことができる。こうして、作業を終える。
【0027】 上記各例では、取付け板11,21は、円形板を用いているが、他の形状でも よく、取付け孔6に嵌められるものであれば、任意である。また、ボルト孔14 ,…、25,…は、その数を、上記各例のように、フランジ部8と同数にするこ とは必ずしも必要でなく、2〜4程度とすることもできる。保持棒12,22の 形状も、任意であり、断面形状、長さは、万力等に容易に固定することができる ものであればよい。さらに、取付け板11,21と保持棒12,22は、固定的 に結合したもののほか、着脱可能にする構成も可能である。
【0028】
【考案の効果】
本考案の揚網機用ローラの芯金押込み具は、上述のように、ローラ本体内に芯 金を入れる作業を容易化することができる。また、本考案の揚網機用ローラの芯 金押込み・抜出し具は、押込み作業に加えて、ローラ本体から芯金を出す作業も 容易化することができる。しかも小型で単純な構成で、安価であるため、揚網機 使用者が所有し、手軽に使用することができる。これにより、ローラ本体の交換 が、揚網機使用者が自ら簡便に、かつ迅速に行なうことができ、さらに操業中の 漁船の船内で交換することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】同例の使用状態の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図4】同例の使用状態の断面図である。
【図5】揚網機用ローラの断面図である。
【符号の説明】
1…揚網機用ローラ、2…ローラ本体、3…芯金、6…
取付け孔、8…フランジ部、9…ボルト、10…揚網機
用ローラの芯金押込み具、11…取付け板、12…保持
棒、13…突出片、20…揚網機用ローラの芯金押込み
・抜出し具、21…取付け板、22…保持棒、23…突
出片、24…折返し片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚網機用ローラの芯金の端部に設けられ
    るフランジ部にボルト止めすることができ、かつ前記ロ
    ーラのゴム製ローラ本体の取付け孔の内側に嵌めること
    のできる取付け板と、この取付け板の中央部に取付けら
    れ、万力等で保持することのできる保持棒と、前記取付
    け板のフランジ部側面に取付けられ、前記フランジ部の
    外周より突出し、前記取付け孔の周縁部内側に入れられ
    る突出片とからなる揚網機用ローラの芯金押込み具。
  2. 【請求項2】 揚網機用ローラの芯金の端部に設けられ
    るフランジ部にボルト止めすることができ、かつ前記ロ
    ーラのゴム製ローラ本体の取付け孔の内側に嵌めること
    のできる取付け板と、この取付け板の中央部に取付けら
    れ、万力等で保持することのできる保持棒と、前記取付
    け板のフランジ部側面に取付けられ、前記フランジ部の
    外周より突出し、前記取付け孔の周緑部内側に入れられ
    る突出片と、この突出片先端から折返されて、前記フラ
    ンジ部の周端部裏面へ延び、前記取付け孔の周縁部外側
    に出される折返し片とからなる揚網機用ローラの芯金押
    込み・抜出し具。
JP1994003580U 1994-03-03 1994-03-03 揚網機用ローラの芯金押込み・抜出し具 Expired - Lifetime JP3001678U (ja)

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