JP3937366B2 - ペグの着脱補助具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タープやテント等の支持ロープを掛着するペグの着脱補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
添付図面の図8に図示のように、例えばキャンプ等でタープ50を設営するに際しては、フライシート51を支柱52,52間に広げ、該シート51の端部に結合したロープRによって引張して張設する。支柱52およびシート51に結合されたロープRは、あらかじめ土中に打ち込んで固設されたペグ55のロープ掛け部56に掛着固定される。
【0003】
ペグ55はその頭部にロープ掛け部56を有し、ハンマーや石によって土中に打ち込まれるものである。近年では、図9に示すペグ55Aや、図10のペグ55Bのように、ペグ本体の形状およびロープ掛着部56A,56Bにおいて多種のものが知られ、また材質も様々である。しかしながら、ペグを打ち込む地面状況は場所によって異なり、固い土中に打ち込む場合には次のような不具合が生じていた。
【0004】
例えばプラスチック製のペグは軽量で持ち運びは便利であるが、ハンマー等で打ちつけた時にその打ち当て部もしくは先端部が割れることがある。一方、鉄棒製のペグにおいては、割れの問題は少ないが、土中で石などに当たった場合には棒体の中間部に座屈が生じて曲がってしまうことがある。安価であるが、重量が大きくなり持ち運びに不便である。また、軽量な金属としてアルミニウムやチタン合金で作られたペグもあるが、これらは高価である上、やはり打ち込み時に曲がってしまう。さらに、従来のペグは、ロープ掛着部を頭部に有しているおり、その頭部をハンマー等で打ち込む関係で、該掛着部がつぶれたり変形したりすることがある。
【0005】
上のように、ペグは複数本持ち運びしなければならないものであるために軽量であることが求められ、一方において、頭部や先端部が割れたり、あるいは中間部が変形することのない強度が要求される。また、打ち込み時にロープ掛着部がつぶれたり変形することも避けなければならない。
【0006】
さらにまた、ペグはその固定力を高めるために、ロープ掛け部付近まで土中深く打ち込まれることがあり、このような場合にはその撤去時の引き抜きの際に抜きにくいという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上の点に鑑み提案されたものであって、軽量で持ち運びが容易で、割れや曲がりが生じることなく、容易にかつ確実に土中に打ち込むことができ、ロープ掛着部の損傷も全くない新規な構造のペグのための着脱補助具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項の発明はペグの着脱補助具に係り、後端が開口として構成された内筒部を有する筒状本体と、前記筒状本体の後部外側に突設されたロープ掛け部と、前記筒状本体前部に尖端部が突出するように前記筒状本体の内筒部前部に一体に埋入された打ち込み棒状部とからなるペグを土中に打ち込みまたは土中から引き抜くための補助具であって、前記ペグの内筒部に挿入され先端が前記打ち込み棒状部の後端に当接しかつ後端が打ち当て部として前記ペグの内筒部開口より突出する棒状本体と、前記棒状本体における前記内筒部開口より突出する後部外側に該棒状本体の軸方向に回動自在に軸支され前記ペグのロープ掛け部に係着するフック部を備えたアーム部材とからなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明の着脱補助具が使用されるペグの一実施例を示す断面図、図2はこの発明の着脱補助具の一実施例を示す斜視図、図3は前記補助具によって前記ペグを土中に打ち込む状態を表わす側面図、図4は同じく土中のペグを引抜く状態を表わす側面図、図5はペグの他の実施例を示す正面図、図6は同じくペグの別の実施例を示す正面図、図7はペグの他の用法を示す断面図である。
【0010】
図1に図示したように、まず、ペグ10は、筒状本体11とロープ掛け部15と打ち込み棒状部20とからなる。筒状本体11は、後端が開口13として構成された内筒部12を有するもので、実施例では経済性を考慮して鉄パイプよりなる。なお、この筒状本体11は、後に述べるように、打ち込み荷重がかかる部材ではないので、他の軽量金属あるいはプラスチック等によって形成してもよい。
【0011】
前記ロープ掛け部15は、先に図8に関連して説明したように、タープや支柱等に結合されたロープRを掛着する部分で、前記筒状本体11の後部の開口13の外側に突設される。実施例のロープ掛け部15はフック形状で、筒状本体11後部の両側に180度間隔で2つ設けられている。実施例のようにロープ掛け部15,15を形成した場合には、ロープRの掛着位置の選択幅が大きい。なお、符号16はロープ掛け部15のための環状取付部材である。
【0012】
打ち込み棒状部20は、鉄等の金属製であることが好ましく、前記筒状本体11の前部にその尖端部21が突出するように該内筒部11前部に一体に埋入されている。符号22は溶接部を表わす。
【0013】
上のような構成よりなるペグ10にあっては、図1の鎖線で示したように、その筒状本体11の後部の開口13から内筒部12内に適宜の金属棒体60等を挿入し、該棒体60の後端61をハンマー等で打叩することによって、内筒部12前部の打ち込み棒状部20の尖端部21より該ペグ10を土中に打ち込んでいく。図示の棒体60の後部には大径の打ち当て部62が設けられているが、特になくてもよい。棒体60はペグ10の内筒部12に案内されてペグ10先端の打ち込み棒状部20のみを打圧するので、ペグ10の軸方向に真っ直ぐかつ効果的に打ち込むことができる。と同時に、ペグ10の筒状本体11にはその前後から一切打ち込み荷重がかからず、打圧力による割れ、座屈、変形等が全く生じない。同様に、ロープ掛け部15は筒状本体11の後部の外側に設けられているので、損傷や変形を生ずることがない。このようなペグ10の打ち込みは、次述するような補助具を用いることによって、さらに簡便かつ効率よく行うことができる。
【0014】
の発明は、上述したペグ10の土中への打ち込みを行うのみならず、土中へ打ち込んだペグ10の引き抜きをも行うことができる着脱補助具に関する。図2に図示したように、この発明に係る着脱補助具30は、前記ペグ10のための補助具で、棒状本体31とアーム部材40とからなる。
【0015】
棒状本体31は金属棒体等よりなり、図示のように、前述したペグ10の内筒部12内に挿入され、先端が前記打ち込み棒状部20の後端に当接し、かつ後端が打ち当て部33として前記ペグ10の内筒部開口13より突出するように構成されている。なお、実施例の打ち当て部33は大径の短円柱部35に形成されている。
【0016】
アーム部材40は、前記棒状本体31における前記ペグ10の内筒部開口13より突出する後部外側に該棒状本体31の軸方向aに回動自在に軸支されており、前記ペグ10のロープ掛け部15に係着するフック部45を備えている。実施例のアーム部材40は、図のように、矩形のアーム本体41の前部にフック部45,45を備え、後部には握り部(ハンドル)44が形成されている。符号42は回動軸で、該回動軸42は前記棒状本体31の後部の短円柱部35に穿設された軸孔39に嵌挿されている。なお、前記フック部45,45は、図示のようなもののほか、フック部開口を互い違い方向に向けて、把持力を向上させるようにしてもよい。
【0017】
この着脱保持具30は、棒状本体31をペグ10の内筒部12に挿入しアーム部材40を回動することによって、図3および図4に図示のように、ペグ10の土中への打ち込み(図3)および土中からの引き抜き(図4)を容易に行なうものである。図3のように、ペグ10の土中への打ち込みに際しては、着脱保持具30の棒状本体31をペグ10の内筒部12に挿入し、アーム部材30を横方向Hに回動してペグ10を所定角度に保持して打ち当て部33にハンマー(図示せず)等を打ち当ててペグ10を土中に打ち込む。着脱保持具30の棒状本体31はペグ10の内筒部12に案内されてペグ10先端の打ち込み棒状部20のみを打圧するので、ペグ10の軸方向に真っ直ぐかつ効果的に打ち込むことができる。作業者はアーム部材30(実施例ではその握り部44)を把持するので、ハンマー等の打ち当ての際に安全に作業を行なうことができる。また、ペグ10の角度保持も容易に行なえる。
【0018】
一方、図4のように、ペグ10を土中から引き抜くに際しては、同様に、着脱保持具30の棒状本体31をペグ10の内筒部12に挿入し、アーム部材40を上方向Vに回動してそのフック部45をペグ10のロープ掛け部15に係着する。そして、図中の矢印Pのようにアーム部材40を上方に引き上げることによって、ペグ10を土中から引き抜く。この引抜き作業にあっては、着脱保持具30の棒状本体31がペグ10の内筒部12に挿入されていてその引上げ方向Pがペグ10の軸方向と必ず一致するので、引抜き力を有効に使用できる。のみならず、アーム部材40のフック部45がペグ10のロープ掛け部15に係着しているので、このアーム部材40を左右に回動してペグ10をねじるようにして引き上げれば、さらに効率よく簡単容易に引抜きができる。また、作業も安全に行なうことができる。
【0019】
図5ないし図7はペグの他の実施例に関する。図5に図示したペグ10Aは、筒状本体11の外側にひれ部17Aを設けたものである。このようなひれ部17Aを設けたペグ10Aにあっては、ペグを打ち込む地面が砂地や沼地のように柔らかい状態である場合にも、該ひれ部17Aが抵抗となって抜けにくくなるという作用効果を有する。この他に、図6に示すような螺条のひれ部17Bを形成したペグ10Bも同様の効果を有する。なお、図において、前記実施例と同一符号は同一部材を表す。
【0020】
また、図7はペグの他の使用例を示すもので、図に示すように、その内筒部12にパイプ材65を差し込んで固定させたものである。パイプ材65としては、タープおよびテントの支柱やその骨組材あるいはその他の支持部材等である。
【0021】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明の着脱補助具が使用されるペグにあっては、筒状本体の前部に打ち込み棒状部を設けたものであるから、従来の金属棒体からなるペグに比してその重量を軽減することができる。また、棒体を用いて該ペグを土中の打ち込み際に、棒体がペグの内筒部に案内されて先端の打ち込み棒状部のみを打圧するので、真っ直ぐかつ効果的に打ち込むことができるのみならず、筒状本体には一切打ち込み荷重がかからず割れ、座屈、変形等が全く生じない。同様に、ロープ掛け部は筒状本体の後部の外側に設けられているので、損傷や変形が生じない。その結果、耐久性にすぐれ長持ちする。
【0022】
また、この発明のペグの着脱補助具にあっては、上に詳記したように、前記構成に係るペグを効率よく簡単かつ容易にしかも安全に、土中へ打ち込みまたは土中から引き抜くことができる。もちろん1つの補助具によって多数のペグに使用できる。このように、この発明のペグの着脱補助具は、この種テントやタープの設営作業を画期的に改善するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の着脱補助具が使用されるペグの一実施例を示す断面図である。
【図2】 この発明の着脱補助具の一実施例を示す斜視図である。
【図3】 前記補助具によって前記ペグを土中に打ち込む状態を表わす側面図である。
【図4】 同じく土中のペグを引抜く状態を表わす側面図である。
【図5】 ペグの他の実施例を示す正面図である。
【図6】 同じくペグの別の実施例を示す正面図である。
【図7】 ペグの他の用法を示す断面図である。
【図8】 一般的なタープの設営状態を示す斜視図である。
【図9】 従来のペグの一例を示す斜視図である。
【図10】 同じく他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ペグ
11 筒状本体
12 内筒部
13 開口
15 ロープ掛け部
20 打ち込み棒状部
21 尖端部
30 着脱補助具
31 棒状本体
33 打ち当て部
39 軸孔
40 アーム部材
42 回動軸
45 フック部

Claims (1)

  1. 後端が開口として構成された内筒部を有する筒状本体と、前記筒状本体の後部外側に設けられたロープ掛け部と、前記筒状本体前部に尖端部が突出するように前記筒状本体の内筒部前部に一体に埋入された打ち込み棒状部とからなるペグを土中に打ち込みまたは土中から引き抜くための補助具であって、
    前記ペグの内筒部に挿入され先端が前記打ち込み棒状部の後端に当接しかつ後端が打ち当て部として前記ペグの内筒部開口より突出する棒状本体と、前記棒状本体における前記内筒部開口より突出する後部外側に該棒状本体の軸方向に回動自在に軸支され前記ペグのロープ掛け部に係着するフック部を備えたアーム部材とからなることを特徴とするペグの着脱補助具。
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