JPH11293673A - 手動式の杭打ち器具 - Google Patents

手動式の杭打ち器具

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JPH11293673A
JPH11293673A JP11277698A JP11277698A JPH11293673A JP H11293673 A JPH11293673 A JP H11293673A JP 11277698 A JP11277698 A JP 11277698A JP 11277698 A JP11277698 A JP 11277698A JP H11293673 A JPH11293673 A JP H11293673A
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JP
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pile
handle
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present
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JP11277698A
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Takeo Awamura
武雄 粟村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭の頭部を壊すことなく、杭を真直ぐに、簡
単、迅速、且つ楽に打つことができ、又長い杭の場合で
も踏み台を必要とすることなく、杭を設置できるように
する。 【解決手段】 杭1に嵌挿させると共に、嵌挿時に杭1
の頭部1aが衝止する天井部2aを備えた金属製の本体
部2に、この本体部2を上下操作するための把手3と、
この本体部2の荷重を増大させるための重り部4とを形
成する。上記の把手3を本体部2の左右位置に本体部2
の長手方向に沿って形成する。上記の重り部4を本体部
2と同心状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭打ち器具に関
し、更に詳しくは建築工事、土木工事において杭を手動
で打撃して設置できるよう形成した手動式の杭打ち器具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の器具としては、鉄で作ら
れた頭部に、この頭部と交叉する方向に柄が取り付けら
れたハンマーがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の器具
は、杭の再使用が長期間にわたって可能になるよう、又
杭打ち作業の手間暇を軽減化できるよう、杭の頭部を壊
すことなく、真直ぐに、簡単且つ迅速に打ち込むことが
可能になるよう形成されているのが望ましい。
【0004】しかるに従来のハンマーの場合は 回転運
動で打撃するため、打ち降ろす向きが狂うと、杭を曲げ
て打ち込んだり、空振りして地面を打ったり、或は杭の
頭部にハンマーの柄が当たって柄を壊したりすることが
あった。
【0005】又従来品の場合は、上記の通り回転運動で
杭を打つため、例えば長い杭のときは杭の頭部よりスイ
ングする支点が低いと打つことができなかった。その結
果従来品を使用すると、この種の長い杭の場合は踏み台
などを伴う煩わしさがあり、杭打ち作業が不便で、簡
単、容易、迅速に杭を打つことができないという問題点
があった。
【0006】本発明は、このような従来品の問題点を解
消しようとするものである。従って本発明の技術的課題
は、杭の頭部を壊すことなく、杭を真直ぐに、簡単、迅
速且つ楽に打つことができ、又長い杭の場合でも踏み台
を必要とすることなく打つことができるよう形成した手
動式の杭打ち器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような技術的手段を採る。即ち本発
明は、図1等に示されるように、杭1に嵌挿させると共
に、嵌挿時に杭1の頭部1aが衝止する天井部2aを備
えた金属製の本体部2に、この本体部2を上下操作する
ための把手3と、この本体部2の荷重を増大させるため
の重り部4とが形成され、上記の把手3が本体部2の左
右位置に本体部2の長手方向に沿って形成され、上記の
重り部4が本体部2と同心状に形成されたことを特徴と
する(請求項1)。
【0008】本発明の場合、本体部2は、図4に示され
るように、前後位置にスリット5が縦方向に延びて形成
された金属管でなるのが好ましい(請求項2)。この場
合は、本体部2を上下動させたとき、スリットを介して
杭1の頭部1aを外部から視認できるから、打撃時に杭
1から本発明装置を過って抜き落とすことを防止でき
る。
【0009】又本発明の場合、本体部2は、例えば図5
に示されるように、胴部に天井部2aを備え、杭1の横
断面形状や、杭1の長さ、太さ等に合わせ、天井部2a
を介して本体部2の上下位置が二種類の嵌挿部2A、2
Bに形成されるのでも良い(請求項3)。この実施形態
の場合は、同図B、Cに示されるように、本体部2の上
部の嵌挿部2Aが断面円形の丸杭用に形成されているも
のであり、下部の嵌挿部2Bが断面四角形の角杭用に形
成されているものである。
【0010】この本発明器具を使用する場合は、杭1の
種類に合わせて嵌挿部2A、2Bを選定し、選定した側
の嵌挿部2A、2Bを下側にして、本体部2を上下操作
して杭1を打つ。この本発明の場合は、このように本体
部2に二種類の嵌挿部2A、2Bが形成されているか
ら、これによれば杭1の断面形状が異なるときでもガタ
つきがない状態で杭1を打撃できる。
【0011】又本体部2は、図6に示されるように、金
属管に代えて複数の縦杆6が環状に配置され、例えばそ
の上端に天井部2aが溶接され、下端に重り部4が溶接
されることで形成されるのでも良い。この場合は、縦杆
6の間から杭1の頭部1aの位置を確認できるから、杭
1を打撃する際、杭1から本体部2が抜け落ちないよ
う、本体部2を上下動し易くなる。なおこの実施形態の
場合は、本体部2が断面円形の鉄製の縦杆6を、6本備
えてなるが、本発明は縦杆6の断面形状や個数等は任意
である。
【0012】なお請求項1記載の本発明において、把手
3が本体部2の左右位置に本体部2の長手方向に沿って
形成され、とは、把手3が本体部2の長手方向に沿って
連続した状態で形成される場合のほか、図7に示される
ように、把手3がグリップ状に形成され、この把手3が
本体部2の長手方向に沿って一定の間隔をあけて側方に
突き出されて設けられる場合を含むことを意味する。又
本発明の場合、天井部2aは、同図に示されるように、
上部が閉塞された金属管の上部位置で形成されるのでも
良く、図1の実施形態のように、本体部2の径よりも大
きく形成される場合に限定されるものではない。
【0013】又把手3は、図8に示されるように、グリ
ップ状の握り部3aと、この握り部3aの側端を縦方向
に連結する垂直杆3bとで形成されるのでも良い。この
場合は、同図に示されるように、作業者は握り部3aや
垂直杆3bを掴んで作業できるから、使い勝手が良くな
る、という利点がある。
【0014】而して本発明の場合、把手3は左右対称状
に形成されるのが好ましい(請求項4)。この場合は、
作業者が本発明器具を上下動させる際、杭1を垂直方向
からバランスの良い状態で打撃できる。
【0015】又請求項1において、重り部4が本体部2
と同心状に形成され、とは、重り部4が本体部2と軸心
を同一にしてバランスがとられた状態で形成されてい
る、ということを意味する。
【0016】具体的には図1に示されるように、重り部
4が例えば短い円環状の筒体で形成され、この重り部4
が本体部2に軸心を同一にして溶接等の手段で固定され
ることや、或は図9に示されるように、重り部4が本体
部2の周囲に、周方向に一定の間隔をあけて同じウエイ
トの重り部材4aが例えば溶接等の手段で固定されるこ
とにより達成される。この場合、重り部材4aは本体部
2の下側に配設され、重心が本発明装置の下部に配置さ
れるよう形成されるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に従って説明する。図1において、1は、例
えば角材や金属パイプ等の杭である。2は、この杭1に
嵌挿させると共に、嵌挿時に杭1の頭部1aが衝止する
天井部2aを備えた金属製の本体部である。この本体部
2は、この実施形態では鉄製の管で形成されている。
【0018】3は、本体部2を上下操作するための把手
である。この把手3は、本体部2の左右位置に本体部2
の長手方向に沿って、この実施形態では左右対称状に形
成されている。なお31は、本発明品を運搬する際に使
用する把手部である。
【0019】4は、本体部2の荷重を増大させるための
重り部である。この重り部4は、この実施形態では円環
状の鉄製の筒で形成され、本体部2の下部に本体部2と
軸心を同一にして溶接されている。
【0020】次に本発明の作用を説明する。先ず作業者
は、本発明器具を杭1に嵌挿させる。この場合、杭1が
長いときは、杭1を寝かせ、寝かせた状態の杭1の頭部
1aに本発明器具を嵌挿させ、杭1と本発明器具とを一
緒に引き起こして起立させるのが良い。
【0021】次に作業者は、図2、図3に示されるよう
に、例えば本体部2の前後から向き合って左右の把手3
を夫々掴み、本体部2を上下動させる。すると杭1は、
本体部2が下降したとき、天井部2aで打撃され打ち込
まれる。本発明の場合、把手3は本体部2の左右位置に
本体部2の長手方向に沿って形成されているから、作業
者は杭1の打ち込み状態につれて把手3の掴む位置を上
にずらしながら打撃操作を繰り返す。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、杭に本体
部を嵌挿させ、把手を持ってこの本体部を上下操作する
と、本体部の天井部で杭の頭部を打撃でき、杭を打つこ
とができる。そしてこの場合把手は、本体部の左右位置
に本体部の長手方向に沿って形成され、重り部が本体部
と同心状に形成されているから、荷重をバランス良く杭
に加えた状態で打撃でき、又打ち込み状態に従って把手
を持つ位置を上にずらしながら打つことができるもので
ある。
【0023】従って本発明の場合は、従来品のように回
転運動で杭を打つものではないから、これによれば打撃
時に杭の頭部を過って欠いたりすることがなく、杭を真
直ぐに、簡単、迅速、且つ楽に打つことができ、又長い
杭の場合でも踏み台を伴うことなく杭を設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明器具の好適な一実施形態を示す要部縦断
面図である。
【図2】同上器具の使用状態を示す斜視図である。
【図3】同上器具の使用状態を示す側面図である。
【図4】同上器具の他の実施形態を示し、Aは杭に嵌挿
時の正面図、BはAのBーB線断面図である。
【図5】同上器具の他の実施形態を示し、Aは正面図、
BはAのBーB線断面図、CはAのCーC線断面図であ
る。
【図6】同上器具の他の実施形態を示し、Aは正面図、
BはAのBーB線断面図である。
【図7】同上器具の他の実施形態を示す要部正面図であ
る。
【図8】同上器具の他の実施形態を示す要部正面図であ
る。
【図9】同上器具の更に他の実施形態を示し、Aは要部
正面図、BはAのBーB線断面図である。
【符号の説明】
1 杭 1a 頭部 2 本体部 2a 天井部 3 把手 4 重り部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭に嵌挿させると共に、嵌挿時に杭の頭
    部が衝止する天井部を備えた金属製の本体部に、この本
    体部を上下操作するための把手と、この本体部の荷重を
    増大させるための重り部とが形成され、上記の把手が本
    体部の左右位置に本体部の長手方向に沿って形成され、
    上記の重り部が本体部と同心状に形成されたことを特徴
    とする手動式の杭打ち器具。
  2. 【請求項2】 本体部が、前後位置にスリットが縦方向
    に延びて形成された金属管でなることを特徴とする請求
    項1記載の手動式の杭打ち器具。
  3. 【請求項3】 本体部が胴部に天井部を備え、この天井
    部を介して本体部の上下位置が二種類の嵌挿部に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1又は2記載の手動式の杭
    打ち器具。
  4. 【請求項4】 把手が、左右対称状に形成されたことを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の手動式の杭打ち器
    具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2847600A1 (fr) * 2002-11-25 2004-05-28 Germain Gilbert Roger Ferdinan Outil manuel de foncage en sol par percussions
JP6232532B1 (ja) * 2017-03-29 2017-11-15 西田 稔 手動式の井戸掘り装置とそれを使用した井戸掘り方法
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