JP2001329538A - 杭打ちアタッチメント - Google Patents

杭打ちアタッチメント

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JP2001329538A
JP2001329538A JP2000154485A JP2000154485A JP2001329538A JP 2001329538 A JP2001329538 A JP 2001329538A JP 2000154485 A JP2000154485 A JP 2000154485A JP 2000154485 A JP2000154485 A JP 2000154485A JP 2001329538 A JP2001329538 A JP 2001329538A
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JP
Japan
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pile
guide wall
striking plate
attachment
shank
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JP2000154485A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kobayashi
博幸 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰にでも安全に、且つ能率良く杭の打ち込み
を行えるようにすること。 【解決手段】 杭5の頭部に載置する打撃板4の下面側
に、杭5を緩挿する筒形のガイド壁6が立設してあり、
ガイド壁6の一側面には支持棒11が上下方向に揺動可
能な状態で連結してあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭の打ち込み作業
を安全且つ容易に行うためのアタッチメントに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建物の建築工事や土木工事では、まず最
初の仕事として杭を何十本も地面に打ち込まなければな
らない。ここで言う杭は主に5cm角程度の木の杭のこ
とで、こうした杭の打ち込み作業は、これまでは純粋に
人力で行われている。この作業は二人が組みになって行
われるもので、一人が手で杭を支え、もう一人が掛矢を
振りかざして杭に打ち付けることで、一本一本地中に杭
を打ち込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】重い掛矢を操って杭を
まっすぐに地面に打ち込むにはある程度の熟練が必要
で、目標をきっちり定めて正確に掛矢を振り下ろさない
と、杭の頭を破損したり、杭が傾いてしまったりして大
変能率が悪い。また、途中に節のあるような杭である
と、打ち込む最中に折れてしまうこともある。何より、
重い掛矢を振り回さなければならない杭打ち作業は、ど
んなに体力のある作業者にとっても、激しい疲労を伴う
きつい仕事である。疲労が増すにつれて手元が狂い、杭
を支えている作業者の手に誤って掛矢を打ち付けて、ひ
どいケガをさせてしまうようなこともあるようである。
【0004】本発明の課題は、誰にでも安全に能率良く
杭の打ち込みを行えるようにすることであり、さらに請
求項2ではハンマードリル等の電動の振動工具を用い
て、体力を消耗することなく杭の打ち込みを行えるよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに請求項1記載の発明による杭打ちアタッチメント
は、杭の頭部に載置する打撃板の下面側に、杭を緩挿す
る筒形のガイド壁が立設してあり、ガイド壁の一側面に
は支持棒が上下方向に揺動可能な状態で連結してあるこ
とを特徴とする。
【0006】この杭打ちアタッチメントは、ガイド壁を
備える打撃板を杭の頭部に被せて支持棒を手で支持する
ことによって、杭を直接持たないで杭を立たせておくこ
とができ、この状態で打撃板を掛矢で打撃すれば、杭を
支えている人の手に掛矢を打ち付けることは決してな
い。また、掛矢の打撃力を打撃板を介して杭に伝えるこ
とで、掛矢を振るう人にとっては、目標が大きくなって
能率が上がり、杭の頭部が破損することも防げる。
【0007】一方、請求項2記載の発明による杭打ちア
タッチメントは、掛矢を使用しないで、代わりにハンマ
ードリルやハンマーといった、ツールに軸方向の振動を
与えることのできる、電動式の振動工具を用いて杭を打
ち込むためのアタッチメントであり、振動工具のチャッ
クに回転不能に把持できるシャンクの先に打撃板を備
え、打撃板の前面には杭を緩挿する筒形のガイド壁が立
設してあることを特徴とする。シャンクは、打撃力を効
率良く最大限に杭に伝えるために、打撃板の中心になる
べく垂直に起立させ、しかも両者は強固に連結されてい
ることが好ましい。
【0008】振動工具のチャックに本発明の杭打ちアタ
ッチメントを装着し、別の作業者が手で支えている杭の
頭に、上からこのアタッチメントを当てがって振動工具
をスタートさせ、下方に力を掛けて順次押し込んでいけ
ば、アタッチメントの打撃板が上下に小刻みに振動して
杭に垂直な打撃を加えるので、短時間で楽々と杭を打ち
込むことができる。打撃板の前面にはガイド壁を設け
て、打ち込む時に杭が外れないようになっており、いた
って安全に能率良く作業を進めることができる。なお、
振動工具としてハンマードリルを用いる場合には、ハン
マードリルの切換スイッチを「回転なしの振動モード
(はつりモード)」に切り換えて使用するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示したのが本発明の杭打ち
アタッチメントの第1実施形態である。本アタッチメン
トは、厚みが9mm程度の鉄板を正方形に切断して形成
した打撃板4の下面側に、角パイプを5cm程度の長さ
に切断したものを溶接してガイド壁6を形成してある。
ガイド壁6は杭5をスムーズに挿入でき、杭5を打撃板
4の真下からずれないように保持できれば良く、ガイド
壁6の内寸は杭5の外寸より2〜5mm程度大きくして
ある。打ち込む杭5が丸棒状であれば、ガイド壁6は丸
いパイプを用いれば良い。
【0010】ガイド壁6の一側面には、蝶番10の片方
のプレートが横向きに溶接してあり、揺動する蝶番10
のもう一方のプレートには鉄の丸棒で作った支持棒11
を溶接してある。支持棒11は長さが1m程度であっ
て、先端部を折り曲げて持手12を形成してある。
【0011】支持棒11のガイド壁6への蝶番10以外
の連結方法としては、図2(イ)(ロ)に示すように、
支持棒11の先端に直角に揺動軸15を溶接し、ガイド
壁6の一側面に溶接した2枚の軸受片16,16で前記
揺動軸15を支持する形でも良い。この場合も蝶番10
で連結した場合と同様に、支持棒11は上下方向に揺動
可能となる。
【0012】上記の杭打ちアタッチメントの使用方法
は、図1に示すように、杭5の頭部に本アタッチメント
を上から被せ、支持棒11を作業者が手で持って杭5を
支え、もう一人の作業者が掛矢で打撃板4を打撃して杭
5を地中に打ち込む。このようにして作業することで、
杭5を直に手で持たずに杭5を支えておくことができる
ので、杭5を支持している作業者の手に掛矢を打ち付け
ることは完全に防げる。また、杭5は木製なので掛矢で
直接打撃していると、角部等が良く破損していたが、本
アタッチメントを用いることで打撃板4が当て金として
働き、打撃力が杭5の上面に均等に加わるので、杭5の
破損を防ぐことができるし能率もアップする。支持棒1
1は上下方向にのみ揺動するようになっていることで、
杭5を一本の支持棒11でしっかりと支持できるし、杭
5が打ち込まれるのに応じて支持棒11が揺動し、打撃
板4を常に杭5に載った状態にしておける。
【0013】図3は本発明の杭打ちアタッチメントの第
2実施形態を示す側面図であり、図4は図3に示したも
のの上面図、図5は同じく底面図である。本アタッチメ
ントも金属製の部品を溶接によって組み立てたもので、
丸棒でできたシャンク3の先に接合板7を介して打撃板
4を溶着してあり、打撃板4の前面には角パイプを溶接
して杭のガイド壁6を設けてある。このアタッチメント
は、杭を掛矢で打ち込むのに使用するのではなく、ハン
マードリル1のチャック2に装着し、ハンマードリル1
の振動によって杭5を打ち込むものである。
【0014】シャンク3の基端側には長手方向に溝8が
何本か切ってあるが、これは一般にSDSmaxシャン
クと呼ばれる工具の掴み部の形態のひとつであり、着脱
が容易な上に把持が強力で空回りや心が振れることがな
く、ハンマードリルには比較的多いシャンク形態であ
る。シャンク3の形態は、無論この方式に限定するもの
では無く、使おうとするハンマードリルのチャック2に
合った形状となっていれば良いのであり、例えば図6に
示すような六角軸のタイプでも良い。こうしたシャンク
3は、市販されているハンマードリル用のドリルビット
等の、先端のツール部分を切断してそのまま利用でき
る。
【0015】接合板7は、シャンク3と打撃板4とを連
結するもので、まず接合板7に穴を空けてシャンク3の
先端を差し込み両面からしっかりと溶接し、次いで接合
板7を打撃板4に重ねて接合板7の縁を溶接する。シャ
ンク3は打撃板4の中心に、できるだけ垂直に立設す
る。ガイド壁6は、既に述べたものと同じく、角パイプ
を5cm程度の長さに切断し、片方の端面を打撃板4の
前面に溶接して形成してある。
【0016】上述した実施形態では、シャンク3と打撃
板4とガイド壁6を別々に作って溶接で一体化したが、
この製造方法に限定するものではなく、例えば打撃板4
に機械加工で掘削してガイド壁6を形成し、シャンク3
を別に作って打撃板4に固着しても良いし、あるいは鋳
造により全てを一体的に形成しても良い。
【0017】図7にこの杭打ちアタッチメント9の使用
状態を示す。同図に示すように本アタッチメント9をチ
ャック2に装着したハンマードリル1を両手で持ち、別
の作業者が手で支えている杭5の頭部をガイド壁6に挿
入する形で、本アタッチメント9を杭5に載せてハンマ
ードリル1を起動する。するとアタッチメント9は上下
に小刻みに振動して、打撃板4が杭5の頭部に垂直な打
撃を加えるので、アタッチメント9を下方に順次押し込
むように力を加えれば、杭5は易々と地中に打ち込まれ
る。一本の杭5を打ち込むのに掛かる時間は20秒足ら
ずと能率が良く、疲れない上に極めて安全である。ま
た、節のある折れ易い杭であっても、少しずつ連続的に
打ち込むので折れることがなく、杭の頭を破損すること
もない。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の杭打ちアタッチメントを
使用すれば、杭を手で直接持たなくても杭を立たせてお
くことができるので、掛矢で杭を支えている作業者の手
を打ち付ける危険性が無く安全である。また、打撃板が
杭の頭部に載って当て金として作用するので掛矢を打ち
当てるのが容易であり、また振り下ろしがそれほど正確
でなくても杭は易々と打ち込まれる。その上、杭が破損
することも防げる。
【0019】また、請求項2記載の杭打ちアタッチメン
トを振動工具に装着して作業を行えば、誰にでも容易に
杭を上手に打ち込むことができる。しかも、何本杭を打
ち込んでも疲労することがなく、その上いたって安全で
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による杭打ちアタッチメントの第1実施
形態を示す斜視図である。
【図2】(イ)(ロ)支持棒とガイド壁との連結構造の
別の形態を示す杭打ちアタッチメントの側面図と底面図
である。
【図3】本発明による杭打ちアタッチメントの第2実施
形態を示す側面図である。
【図4】図3に示した杭打ちアタッチメントの上面図で
ある。
【図5】図3に示した杭打ちアタッチメントの底面図で
ある。
【図6】(イ)(ロ)図3とは別のシャンク形態を持っ
た杭打ちアタッチメントの上面図と側面図である。
【図7】図3に示した杭打ちアタッチメントの使用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンマードリル(振動工具) 2 チャック 3 シャンク 4 打撃板 5 杭 6 ガイド壁 11 支持棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭(5)の頭部に載置する打撃板(4)
    の下面側に、杭(5)を緩挿する筒形のガイド壁(6)
    が立設してあり、ガイド壁(6)の一側面には支持棒
    (11)が上下方向に揺動可能な状態で連結してあるこ
    とを特徴とする杭打ちアタッチメント。
  2. 【請求項2】 振動工具(1)のチャック(2)に回転
    不能に把持できるシャンク(3)の先に打撃板(4)を
    備え、打撃板(4)の前面には杭(5)を緩挿する筒形
    のガイド壁(6)が立設してあることを特徴とする杭打
    ちアタッチメント。
JP2000154485A 2000-05-25 2000-05-25 杭打ちアタッチメント Pending JP2001329538A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058263A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Seko Komuten:Kk 杭打込み装置

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