JP2003027477A - 杭打ち用安全保持器 - Google Patents

杭打ち用安全保持器

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JP2003027477A
JP2003027477A JP2001212412A JP2001212412A JP2003027477A JP 2003027477 A JP2003027477 A JP 2003027477A JP 2001212412 A JP2001212412 A JP 2001212412A JP 2001212412 A JP2001212412 A JP 2001212412A JP 2003027477 A JP2003027477 A JP 2003027477A
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JP
Japan
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pile
handle
receiving seat
wire
driving safety
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Pending
Application number
JP2001212412A
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English (en)
Inventor
國雄 ▲高▼澤
Kunio Takazawa
Kuniyuki Sakai
國行 坂井
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Individual
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭の太さや種類が違っても、その杭から安全
な距離を保った上で、当該杭をしっかり保持することが
可能な杭打ち用安全保持器を提供する。 【解決手段】 適宜長さの柄34と、該柄34の先端に
T字状に取着された受け座31と、該受け座31と協働
して輪40の中に保持対象の杭を緊縛するワイヤー38
と、前記杭を緊縛した状態で前記ワイヤー38を固定す
る締め付けカム33とを備える。また、受け座31の前
記杭に当接する面にアール37が付されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は杭打ち用安全保持器
に関し、特に造園土木作業に用いて好適な杭打ち用安全
保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】造園土木等の各種土木作業では、杭打ち
が頻繁に実施される。従来、この杭打ちは、図6(A)
に示すように、作業者の一人が手で杭を支え、もう一人
が槌(掛矢、大型ハンマー)で杭の頭を叩くという形で
行なわれて来た。しかし、杭は、力まかせに叩かないと
打ち込めない。この為、槌が少しでも横にそれたとき
は、杭を支えている人の手や腕を強く叩いてしまうこと
となり非常に危険である。
【0003】また、力まかせに振るので柄が手から抜け
て槌が飛んでしまい、それが人に当たることもある。長
い杭だと脚立を立ててその上から槌を振り下ろすことも
あり、そういう場合は姿勢が不安定なため一層危険であ
る。出願人のところでも、ここのところ、槌が腕に当た
って骨折した人がいるし、頭に当たって2ヶ月近く仕事
を休んだ人もいる。また、木の杭を打つときは、杭の頂
点から木の屑が飛び散るし、鉄パイプを打ち込むとき
は、火花が飛び散る。これらが目に入ることもあり、こ
れも非常に危険である。
【0004】このような危険を回避する方法として、図
6(B)に示すように適宜長さの柄を使って杭の上端近
くを支える、即ち、打ち込むべき杭から少し離れた位置
に杭を支える作業者が立って、杭打ち作業を実施するこ
とが考えられる。このような目的の為の工具として、従
来、図7に示される取手24或いは図8及び図9に示さ
れる取手17が提案されている。これらは、実願平7−
1956号(登録実用新案3018531)の図5〜図
7に示されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
工具は、単管、即ち、決まった直径の鉄パイプを打ち込
むためにしか使用できなかった。例えば、図7に示され
る取手24の場合、単管保持リング25の内径は、単管
22の外径に適合した太さとされていなければ使用出来
ないし(ガタがあっては杭打ちの際、単管の上端がブレ
て危険)、また、図8、図9に示される取手17の場合
は、軸杆21の外径が、単管22の内径に適合していな
ければ使用出来ない(これも、ガタがあっては杭打ちの
際、単管の上端がブレて危険)。
【0006】一方、造園土木等の各種土木作業では、単
管22も使用されることもあるが、寧ろ木製の杭の方が
もっと多く使用される。しかもこれらには種々の太さが
ある。このような木製の杭を支えるものとして、先ず、
図8、図9に示される取手17は構造的に全く使用出来
ない。また、図7に示される取手24にしても、その単
管保持リング25の内径に合致する杭にしか使用出来な
い。それは、前述のとおり、ガタがあっては、杭をしっ
かり支えられず、力任せに杭を打ち込む際、杭の頭がブ
レて危険だからである。勿論単管保持リング25より太
い杭にも使えない。このため、これら従来提案されてい
る取手17や取手24は、出願人の知る限りでは、造園
土木等の現場では使われてはおらず、相変わらず、図6
(A)に示すような、一人が手で杭を支え、もう一人が
槌で杭を叩くという危険な形態で、杭打ち作業が行なわ
れて来た。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、杭の太さや種類が違っても、その杭から安全な距
離を保った上で、当該杭をしっかり保持することが可能
な杭打ち用安全保持器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明では、適宜長さの柄と、該柄の先端にT字
状に取着された受け座と、該受け座と協働して保持対象
の杭を緊縛する緊縛手段と、前記杭を緊縛した状態で前
記緊縛手段を固定する固定手段とを備える。また、請求
項2の発明では、請求項1にいう受け座の杭に当接する
面にアールが付されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細を図1〜図5に
示す実施の形態例30に基いて説明する。ここで、図1
は、実施の形態例の杭打ち用安全保持器30の全体を示
す平面図、図2は、受け座31付近を取り出して示す背
面図(締め付けハンドル32は除去)、図3は締め付け
ハンドル32付近を取り出して示す縦断面図(締め付け
ハンドル32は破断せず)、図4は、図1A−A線で破
断して示すA−A矢視断面図、図5は、締め付けカム3
3を取り出して示し、同図(A)は左側面図、同図
(B)は正面図である。
【0010】これら図に於て、34は柄で、鉄パイプを
適宜長さ、ここでは80cmの長さに切断したものを使
用している。36は握りで、合成ゴムで形成されてお
り、柄34の末端に外嵌されている。受け座31は、柄
34の先端に、この柄34に対してT字状を成すように
溶接されている。この受け座31の杭に当接する面に
は、図示の如くアール37が付されている。
【0011】38はワイヤーで、請求項にいう緊縛手段
に当たり、その一端は止めネジ39で受け座31に固定
されている。このワイヤー38は、図示していない杭を
周回するように円弧を描き、受け座31の挿通口41を
通り、更に柄34の中を通っている。そして、ワイヤー
終端42は、握り36の外に引き出されている。締め付
けハンドル32は、右回転することで、ネジ43が締め
付けカム33を柄34の内壁に押し付ける。これで、締
め付けカム33と柄34の内壁に挟まれてワイヤー38
は固定される。この締め付けハンドル32及び締め付け
カム33が請求項にいう固定手段に当たる。
【0012】このような実施の形態例の杭打ち用安全保
持器30の使い方であるが、不図示杭の上端近くにワイ
ヤー38の輪40を外嵌し、握り36部分を左手で持
ち、右手でワイヤーの終端42を強く引っ張って、その
状態で締め付けハンドル32を右回転する。これでワイ
ヤー38が固定される。こうすれば、不図示杭は、受け
座31とワイヤー38とにより、しっかりと緊縛され
る。この際、受け座31の杭に当接する面は、図示のと
おり、アール37が付けられている。従って、柄34を
水平にして杭を支える場合だけでなく、柄34を下から
斜め上に向って伸ばし、背の高い杭の上端付近を支えた
り、逆に、柄34を例えば土手の上から下に向って伸ば
し、下の方にある杭の上端付近を支えたりと、上下、斜
め、何れの方向からでも自由に杭を支えることが出来
る。
【0013】なお、実施の形態例30では柄34の長さ
を80cmにした。杭打ち作業をするのに安全な距離を
保てれば、これより短くても長くても構わない。また、
実施の形態例では、ワイヤー38で杭を緊縛するように
した。緊縛する手段はこれに限られず、例えばロープ、
チェーン、スチールベルトなどを用いても構わない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、適宜長さの柄と、該柄の先端にT字状に取着された
受け座と、該受け座と協働して保持対象の杭を緊縛する
緊縛手段と、前記杭を緊縛した状態で前記緊縛手段を固
定する固定手段とを備えるようにした。従って、杭の太
さが違っても、或いは木製、単管等と種類が違っても、
その杭から安全な距離を保った上で、当該杭をしっかり
保持することが可能である。
【0015】また、請求項2の発明では、請求項1にい
う受け座の杭に当接する面にアールを付すようにした。
従って、上記請求項1の発明の効果に加え、上下、斜め
など、何れの方向からでも自由に杭を支えることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の杭打ち用安全保持器30の全体
を示す平面図。
【図2】受け座31付近を取り出して示す背面図(締め
付けハンドル32は除去)。
【図3】締め付けハンドル32付近を取り出して示す縦
断面図(締め付けハンドル32は破断せず)。
【図4】図1A−A線に沿って破断して示すA−A矢視
断面図。
【図5】締め付けカム33を取り出して示し、同図
(A)は左側面図、同図(B)は正面図。
【図6】杭打ち作業の例を示す図で、(A)は危険な杭
打ち作業を表わし、(B)は安全な杭打ち作業を表わ
す。
【図7】従来例の取手24等を示す斜視図(実願平7−
1956図5をそのまま転載)。
【図8】従来例の取手17等を示す斜視図(実願平7−
1956図6をそのまま転載)。
【図9】従来例の取手17等を示す断面図(実願平7−
1956図7をそのまま転載)。
【符号の説明】
30…実施の形態例(杭打ち用安全保持器) 31…受け座 32…締め付けハ
ンドル 33…締め付けカム 34…柄 36…握り 37…アール 38…ワイヤー 39…止めネジ 40…ワイヤーの輪 41…挿通孔 42…ワイヤー終端 43…ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜長さの柄と、該柄の先端にT字状に
    取着された受け座と、該受け座と協働して保持対象の杭
    を緊縛する緊縛手段と、前記杭を緊縛した状態で前記緊
    縛手段を固定する固定手段とを備えたことを特徴とする
    杭打ち用安全保持器。
  2. 【請求項2】 前記受け座の杭に当接する面にアールが
    付されていることを特徴とする請求項1に記載の杭打ち
    用安全保持器。
JP2001212412A 2001-07-12 2001-07-12 杭打ち用安全保持器 Pending JP2003027477A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022158784A (ja) * 2021-04-02 2022-10-17 克是 佐々木 鋼材とチェンとゴム板を組み合わせた道具

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