JP3007739U - 釘ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＲＣ構造、仮枠工事で、壁貫通、及び梁貫通
の設備工事スリーブ入れの際、手の届かない所、指の入
らない箇所にスリーブを仮枠に釘で固定するのに使う釘
ホルダーです。 【構成】 中棒の先端に釘溝を作り、この中に釘を
入れ外筒でこれらを覆い釘をホールドし、釘を打つ工
具です。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、中棒の釘型溝と外筒により釘を挟み手の届かない箇所、手のの入 らない箇所に釘を打つ工具です。

【０００２】

【従来の技術】

磁力を、利用した工具がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次の様な欠点があります。 （イ） 磁力では決定的な釘のホールドが約束出来ない。物に当つたり、手元 の狂いで釘が落ちやすい。 （ロ）市販されている磁力利用の釘ホルダーは最長２０ｃｍ弱である。電気、 大工工事の仕事には利用度大でありますが、我々設備のスリーブ入れ工 事には、３０〜６０ｃｍ、長さと深さの梁を貫通しますので届かない。 （ハ）又外筒は中棒の磁力の分散と低下を防ぐ為、真鍮製としてある為、頻度 の多い打撃の為、変形しやすい。 （ニ）釘の形状により外筒先端の内径をハンマーで打たれる釘の頭の広い部分 の直径以上に広くしないとクギが出て行かないので釘をホールドした時 ぐらつきが大きく、目的のポイントに釘先を持っていきにくい。 （ホ）又中棒と外筒はスライドのみである為、常に中棒と外筒を同時に握り， 釘を下方に向けた時、重力による中棒スライド落下により釘が工具から 下に落ちる事に気を配らねばならない。 作業姿勢の不安定な脚立の上などの高所作業、スリーブ入れ工事には、 もう一工夫欲しいところです。 （ヘ）又、ＲＣ鉄筋コンクリート、仮枠工事に於いて１００φ以上の梁貫通 スリーブにはリンブレン、ウエブレン等蜘蛛の巣状の補強筋を各々、 ２枚以上入れなければならない。 又梁には主筋、スタラップ筋、胴筋などが、入っており、これらの間隙 を、ぬってスリーブを入れ釘で固定しなければならない。 スリーブを仮枠に釘をうって固定するのは難工事です。これを助ける、 適切な、釘打ち工具はまだないようです。以上の事がらを鑑みて考案さ れた工具です。

【０００４】

【問題を解決する為の手段】

中棒の先端に作られた釘溝と外筒によって釘をホールドする。 中棒の上部尻と中棒の間にスプリング▲１１▼を装着する。又工具の長 さを４０ｃｍ以上とする事を可能とした。以上の様な構造の釘ホルダーです 。

【０００５】

【作用】

中棒の先端釘溝に釘を入れる、スライドする外筒で釘をさらに覆う、 すると釘を確実にホールド出来る。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例につき説明します。 中棒尻を押して中棒先端の釘溝を外筒から出し、釘を入れ、押すの をやめますと中棒はスプリングによって釘もろとも外筒の中に入ります。 釘の先端は釘の長さの半分は出ています。これで釘はホールドされた状態 です。釘の先端を目的のポイントにあてがい中棒尻を金槌で打つ、中棒 の釘溝が外筒から出たら釘から工具をはずす。 中棒は外筒より５ｍｍほど出ますので、それを釘の頭にあてがい残りの半分 を打ち込みます。 これで完了。

【０００７】

【考案の効果】

釘のホールドが確実に出来て、手の届かない箇所、手の入らない場所、特に 高所作業の場合無理な姿勢をしなくてすみ、安全面からも良いものと思われ れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の部品分解の斜視図です。中棒の両端
は、焼き入れし、打撃による変形と、磨耗を防ぐ。

【図２】組立図、その他。

【図３】作業要領の実施例を示す平面図。

【図４】作業要領の実施例を示す側面図。

【符号の説明】 １ 中棒 ２ 外筒 ３ 釘溝 ４ いぼ ５ いぼ開口 ６ 中棒尻 ７ 釘 ８ 仮枠ベニヤ ９ スリーブボイド １０ 金槌 １１ スプリング １２ かしめ穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 炭素丸鋼製中棒の先端に釘型に溝を作
   り、それに釘を、挟みスライドする鉄製のパイプを被せ
   て釘を固定し、手の入らい箇所に釘を打つのを助ける工
   具です。