JP2004257226A - 断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材及びアタッチメント並びに取り付け施工方法 - Google Patents

断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材及びアタッチメント並びに取り付け施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用の動力釘打機を使用してコンクリート釘を打ち込むことにより断熱材をコンクリート面等に容易に施工する。
【解決手段】施工される断熱材Pの厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘2の軸部2aを収容して該釘の先端部2bをコンクリート面等まで案内する中空部6が形成されたガイドスリーブ5と、このガイドスリーブ5の一端側に一体に形成された大面積の鍔部4とからなる釘ガイド部材1を、ガイドスリーブ5の先端部2aがコンクリート面等に到達するまで断熱材P中に挿入して、鍔部4の上面側からコンクリート釘2を中空部6を介して打ち込みして、釘ガイド部材1をコンクリート面等に止着させることにより断熱材Pを取り付け施工する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般住宅、学校等の公共建築物、工場又は特殊施設等のコンクリートや木材等により形成された壁面や天井面等へ、グラスウールやロックウール等により形成されている断熱材又は防音材の取り付け、又は幼稚園や病院等のコンクリートや木材等により形成された壁面等にスポンジ等により形成されたクッション材を取り付け施工するために使用される釘ガイド部材とこの釘ガイド部材を使用した断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材及びアタッチメント並びに取り付け施工方法に関する。
従来よりコンクリートにより形成した壁面にグラスウールやロックウール等の断熱材又は防音材を取り付け施工することが行われている。従来から行われている施工方法の1つとして、図18に示すように、薄い金属製のプレート71の一方側の面にピン72を溶接等により取り付けた金具70を、前記プレート71の裏面側に接着剤を塗布してコンクリートの壁面に多数取り付け、壁面から直角方向に突出されたピン72に断熱材等を刺し通してピン72の先端を折り曲げるか又はピン72の先端にプラスチック製のキャップを装着することによって断熱材を取り付け施工することが行われている。この工法では、プレート71をコンクリート面等に接着するための接着剤の硬化時間に相当する施工時間がかかりまた、断熱材をピン72に刺し通した後の折り曲げ又はキャップの装着等の作業が必要となり施工工数と時間がかかってしまうという問題があった。更に、接着剤を使用する施工方法は接着剤から有害成分が発散する等により環境上から使用できない場合もあった。
また、図19に示すように、動力釘打機によってコンクリートに打ち込みが可能なコンクリートピン81の先端部に、被止着材を押さえる円盤状の座板82を装着した固定具80を使用して、動力釘打機の射出口内にこのコンクリートピン81の頭部83を装填してコンクリート面等に配置した被止着材の上から打ち込むことによって、コンクリート面等に止着された座板82によって被止着材をコンクリート面等に取り付けるようにしたものが知られており、このような固定具80では、座板の中心に形成されたガイド筒84によってコンクリートピン81の先端をコンクリート面等に対してガイドしており、厚さ寸法が大きい断熱材等の場合にはガイド筒84とコンクリート面等までの距離が大きくなってコンクリートピン81の先端がコンクリート面等に到達するまでのガイドが行われないのでコンクリートピン81が傾斜して跳ねたりして打ち込みが確実にできなくなるという問題が発生した。また、この種の断熱材は弾力性があり打ち付ける際に座板82が断熱材を圧縮してしまい断熱材が凹んで断熱効果や防音又はクッション性が損なわれてしまうという問題がある。
上記の従来技術における問題点を解決するため、開口が形成された大面積の環状頭部を一端に備え前記開口と連通した中空状のシャフトが一体に形成された固定具を形成し、この固定部具を断熱材に埋め込んでシャフトの先端をコンクリートに当接させて、環状頭部側から火薬作動等の動力釘打機を使用してコンクリート釘をシャフトの中空内を介してコンクリート中に打ち込んで前記固定具をコンクリートに止着させ、この固定具の環状頭部とコンクリート面等との間で断熱材等をコンクリート壁面に取り付け施工するようにしたものが既に提案されている。
特許第2899092号公報(図3)
この従来技術における固定具では、固定具のシャフトに形成されている中空部はシャフトの先端部分ではコンクリート釘の軸部をガイドさせるため小径に形成されているが、環状頭部側ではコンクリート釘の拡径されている頭部を中空部内に受け入れられるように径大きく形成されている。この固定具ではシャフトの中空内の奥までコンクリート釘の頭部を打ち込むために動力釘打機のドライバの突出長さを大きくすることが必要となり、汎用の動力釘打機で施工することができずこの固定具を使用するための専用の工具が必要となる。また、汎用の動力釘打機のノーズ部を中空の奥まで挿入できるように中空部の内径を大きくすれば、固定具の外径寸法が大きくなり固定具を断熱材中へ挿入することができず、断熱材に予め取り付け用の孔をあける作業が必要となる。従って、この従来の固定具では、を断熱材等に挿入するための孔をあける作業と、この穴内に固定具を挿入する作業及びこの固定具の環状頭部の上面側からコンクリート釘を打ち込む作業を別々に行う必要があり、施工工数を要し施工コストの低減が行えないという問題がある。
本発明は上記従来技術における問題を解決して、汎用の動力釘打機を使用してコンクリート釘を打ち込むことにより柔軟で且つ厚さの厚い断熱材をコンクリート面等に容易に施工することが可能な断熱材の取り付け施工用の釘ガイド部材と、この釘ガイド部材を汎用の動力釘打機の先端に保持させて釘ガイド部材による施工が容易に行えるようにしたアタッチメント及び、この固定具とアタッチメントを装着した汎用の動力釘打機による断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材及びアタッチメント並びに取り付け施工方法を提供することを課題とする。
上記課題を課題するため本発明の断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材は、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されてなるガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成したことを特徴とする。
また、請求項2の断熱材等の取り付け施工用のアタッチメントは、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されてなるガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取り付け施工するための釘打機に装着可能なアタッチメントであって、汎用の動力釘打機の釘射出口を形成しているノーズ部に装着可能であり、前記釘ガイド部材のガイドスリーブを射出口と整合させた状態でガイドスリーブの先端部を射出口の方向に沿った状態で釘ガイド部材の鍔部を保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記汎用釘打機のノーズ部へ着脱可能にされたアタッチメントの外周部へ、合成樹脂材によって形成されるとともに釘打機を断熱材の表面に対して垂直にガイドさせるように十分に大きな面積を形成した安定盤を一体に取付てなることを特徴とする。
また、請求項4に記載の断熱材等の取り付け施工方法は、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されてなるガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取付施工する施工方法であって、釘打機に装着したアタッチメントにより前記釘ガイド部材の鍔部を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブをコンクリート面等に配置された断熱材中に突き刺し、ガイドスリーブの先端部をコンクリート面等に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によって釘ガイド部材をコンクリート面等に止着させることを特徴とする。
更に、請求項5の断熱材等の取り付け施工方法は、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されてなるガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取付施工する施工方法であって、穴あけ用治具によって断熱材の所定箇所に予め穴を穿孔形成させるとともに、釘打機に装着したアタッチメントにより前記釘ガイド部材の鍔部を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブを断熱材に形成した前記穴内に刺し通しして、ガイドスリーブの先端部をコンクリート面等に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によって釘ガイド部材をコンクリート面等に止着させることを特徴とする。
請求項6の発明は、先端にテーパー状の穿孔刃が形成された管状刃部を有するとともに他端側に該管状刃部を断熱材へ刺し通し操作するハンドルを形成した穿孔具と、断熱材の互いに隣接した各々の端縁に当接される一対のガイド片が形成されるとともに、前記各々のガイド片から所定寸法箇所に前記穿孔具の管状刃部を断熱材へ刺し通しできるように案内させるガイド筒を形成したガイド部材とにより構成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記釘ガイド部材の鍔部の上面又はコンクリート釘の頭部の上面側を覆うキャップを釘ガイド部材に装着できるようにしたことを特徴とする。
以上のように、本発明の釘ガイド部材によれば、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の先端部をコンクリートの表面まで案内する中空部が形成されたガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成しているので、該釘ガイド部材のガイドスリーブを断熱材に差し込んだ状態で鍔部の上面側からコンクリート釘を打むことによって、釘ガイド部材がコンクリートの表面への止着されると同時に断熱材の施工ができるので、断熱材に孔をあける作業やこの穴内に釘ガイド部材を挿入する作業が不要となり断熱材の施工工数と施工期間の低減がはかれる。
また、ガイドスリーブの先端をコンクリートの表面に当接させた状態でコンクリート釘をこのガイドスリーブの中空内によってガイドさせて打ち込むようにしているので、コンクリート釘の先端が断熱材中を進行する際に傾いてコンクリート釘の先端が斜めにコンクリートの表面に着地して跳ねたりして打ち込み不良を発生することが無くコンクリートの表面に対して確実に安全に打ち込むことが可能である。
また、ガイドスリーブの長さを施工される断熱材の厚さ寸法に合わせて設定し、このガイドスリーブの先端をコンクリートの表面に当接させてコンクリート釘を打ち込むようにしているので、鍔部がコンクリート釘の打ち込み時に断熱材を圧縮させてしまうことが無く一定の打ち込み状態が得られ施工後の断熱材の表面に波打ち等が生ずることなく施工後の体裁が良くなる。
また、請求項2の発明によれば、前記釘ガイド部材のガイドスリーブを射出口と整合させた状態でガイドスリーブの先端部を射出口の方向に沿った状態で釘ガイド部材の鍔部を保持する保持手段を備えるとともに、汎用の動力釘打機の射出口を形成しているノーズ部に装着可能なアタッチメントを構成しているので、上記釘ガイド部材とコンクリート釘による断熱材の施工を汎用の釘打機により行うことが可能であり、専用の釘打機を用意することなく施工が行え施工コストの低減が可能である。
更に、請求項3の発明によれば、合成樹脂材によって形成されるとともに釘打機を断熱材の表面に対して垂直にガイドさせるように十分に大きな面積を形成した安定盤を前記アタッチメントに一体に取付ているので、柔らかい断熱材の取り付け施工時にも断熱材がたわんだり変形してしまうことなく、釘打機が傾斜してしまうことが抑止できて釘を垂直方向に打ち込むことによって打込み深さの安定化と断熱材の施工状態を向上させることが可能となる。
また、請求項4の取り付け施工方法の発明によれば、釘打機に装着したアタッチメントにより釘ガイド部材を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブをコンクリートの表面に配置された断熱材中に突き刺し、ガイドスリーブの先端部をコンクリートの表面に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によって釘ガイド部材をコンクリートの表面に止着させるようにしているので、断熱材に孔をあける作業やこの穴内に釘ガイド部材を挿入する作業が不要となり、汎用釘打機による釘ガイド部材のコンクリート面等への止着と同時に断熱材の施工ができるので、施工期間の短縮ができ施工コストの低減が可能となる。
更に、請求項5の発明によれば、穴あけ用治具によって断熱材の所定箇所に予め穴を穿孔形成させるとともに、釘打機に装着したアタッチメントにより前記釘ガイド部材の鍔部を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブを断熱材に形成した前記穴内に刺し通しして、ガイドスリーブの先端部をコンクリートの表面に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によってガイドスリーブの先端がフラット状に形成された釘ガイド部材をコンクリートの表面に止着させるようにしているので、汎用釘打機による釘ガイド部材のコンクリート面等への止着と同時に断熱材の施工ができるので、施工期間の短縮ができ施工コストの低減が可能となる。
更に、請求項6の発明によれば、穴あけ用の治具を、先端にテーパー状の穿孔刃が形成された管状刃部を有するとともに他端側に該管状刃部を断熱材へ刺し通し操作するハンドルを形成した穿孔用工具と、断熱材の互いに隣接した各々の端縁に当接される一対のガイド片が形成されるとともに、各々のガイド片から所定寸法箇所に前記穿孔用工具の管状刃部を断熱材へ刺し通しできるように案内させるガイド筒を形成したガイド部材とにより構成しているので、釘ガイド部材のガイドスリーブを挿入させるための開口を断熱材の所定部分に形成することができ、ガイドスリーブの先端に穿孔用の刃を形成していない釘ガイド部材が使用できるとともに、取り付け施工状態の良好な断熱材の取り付け施工が行える。
更に、請求項7の発明によれば、釘ガイド部材の鍔部上面又はコンクリート釘の頭部の上面側を覆うキャップを釘ガイド部材に装着できるようにしているので、施工後に鍔部の上面又はコンクリート釘の頭部をキャップによって覆い錆の発生を防止できるとともに断熱材等の施工後の体裁をよいものにできる。
汎用の動力釘打機により打ち込まれるコンクリート釘を介して断熱材をコンクリート面等に取り付け施工するという目的を、施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されたガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を一体に形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材によって実現した。
以下図1乃至図8に示す本発明の第一の実施例を説明する。図1及び図2は断熱材等をコンクリート面等に取り付け固定するための本発明の釘ガイド部材1とこの釘ガイド部材1をコンクリート面等に固定するコンクリート釘2である。釘ガイド部材1は鉄系の金属材により構成されており、円盤状に形成されるとともに中心に貫通孔3が形成された鍔部4と、該鍔部4の中心部に一方側の面から垂直方向に延びて鍔部4と一体に形成されているガイドスリーブ5により構成されている。前記鍔部4は断熱材等の表面に当接して断熱材を保持できるように充分大きな面積に形成されており、前記ガイドスリーブ5の中心にはガイドスリーブ5の長手方向に沿って貫通した中空部6が形成されており、該中空部6が前記鍔部4に形成されている貫通孔3と連通されている。
ガイドスリーブ5の中空部6と鍔部4に形成された貫通孔3はこの釘ガイド部材1をコンクリート面等に固定するコンクリート釘2の軸部2aを収容できる内径に形成されており、又、ガイドスリーブ5の外径は鍔部4側から打ち込まれるコンクリート釘2の先端部2bがコンクリート面等に到達するまでの間ガイドスリーブ5によってコンクリート釘2の軸部2aをガイドできる強度が維持できるように設定されている。更に、この実施例におけるガイドスリーブ5の先端部5aはテーパー状に切削加工されて先端にエッジ7が形成されるようにしている。これによって釘ガイド部材1のガイドスリーブ5を断熱材に音付け操作することによって、断熱材の表面を覆っているナイロンシートを貫通させて断熱材中へガイドスリーブ5を挿入できるようにしている。
前記ガイドスリーブ5の長さはコンクリートによって形成されている壁又は天井等のコンクリート面等の上面側に施工される断熱材等の厚さに対応して断熱材の厚さ寸法に対してこれより若干長く設定されており、ガイドスリーブ5の先端部5aをコンクリート面等に当接させた状態で釘ガイド部材1の鍔部4上面側の貫通孔3からガイドスリーブ5内に打ち込んだコンクリート釘2の先端部2bがコンクリート中に進入してコンクリート釘2の頭部2cが鍔部4の上面に当接されることによって釘ガイド部材1がコンクリート面等に対して取り付けられ、この釘ガイド部材1の鍔部4とコンクリート面等との間で断熱材等が保持される。コンクリート釘によって釘ガイド部材が止着されるときに前記エッジ7がコンクリート中に僅か打ち込まれる。
図3は汎用の動力釘打機を使用して前記釘ガイド部材1により断熱材等を取り付け施工するための釘ガイド部材1を汎用の動力釘打機のノーズ部8の先端部へ装着保持させるようにしたアタッチメント10であり、該アタッチメント10の上面側には図3(a)に示すように圧縮空気等の動力によって作動する釘打機の射出口9を形成しているノーズ部8の先端にアタッチメント10を取り付けるための取付スリーブ11が形成されており、この実施例では図4に示すように釘打機のノーズ部8に沿ってスライド可能に保持されているコンタクト部材12にネジ13によって取り付けできるようにされている。又、前記取付スリーブ11の下方には前記釘ガイド部材1の鍔部4を釘の打ち込み方向と直角な面で保持するための保持プレート14が形成されている。図3(b)に示すように保持プレート14の下面側には、釘ガイド部材1の鍔部4を収容する凹部15が形成されており、この凹部15内には釘ガイド部材1の鍔部4を前記凹部15内に保持させる保持手段16が形成されている。該保持手段16は前記保持プレート14の凹部15の底面に埋め込んで配置されている複数のマグネットによって構成されており、凹部15内に配置された釘ガイド部材1の鍔部4を吸着保持するようにしている。この凹部15内で保持された釘ガイド部材1のガイドスリーブ5は釘の射出口9と整合された状態に位置決めされる。
前記鍔部4を収容して釘ガイド部材1を保持する凹部15は釘ガイド部材1のガイドスリーブ5の中空部6がノーズ部8の射出口9と整合するようにがたつきがなく鍔部4を収容できるように鍔部4の外形寸法より稍大きい内径に形成されており、更に凹部15の深さは鍔部4の厚さと同等か又は稍小さい寸法に形成されている。また、前記凹部15の周方向の一部に半径方向外側に向けて膨出された膨出部17が形成されておりこの部分の底面に凹部18が形成されている。これにより、一旦凹部15内に吸着保持させた釘ガイド部材1を凹部15から取り外す必要が生じたときに、前記凹部18にマイナスドライバー等の先端部をこじ入れることにより容易に凹部15から釘ガイド部材1を取り外すことができるようにしている。
図4に示すように、アタッチメント10は汎用の動力釘打機の射出口9を形成しているノーズ部8に沿ってスライド可能に支持されているコンタクト部材12にネジ13によって装着される。この実施例ではコンタクト部材12はコンタクトアーム19に連結されており通常状態でノーズ部8の先端より突出された位置に配置されているコンタクト部材12を、被打込材に押し当ててノーズ部8に沿って移動させる操作とトリガレバーの操作とによって釘打機を起動させるようにされている。アタッチメント10の下面側に形成されている凹部15内に釘ガイド部材1の鍔部4を挿入することにより鍔部4がマグネット16により吸着されて、釘ガイド部材1のガイドスリーブ5が釘打機の射出口9の先端部に釘の打ち込み方向に沿って保持される。
以下図5乃至図8に基づいて上記実施例の釘ガイド部材1を使用した断熱材の施工方法を説明する。図5に示すように、釘打機のノーズ部8の先端部にアタッチメント10を装着し、該アタッチメント10の凹部15に釘ガイド部材1の鍔部4を収容してマグネット16により釘ガイド部材1を釘打機に保持させる。この状態で釘ガイド部材1のガイドスリーブ5の先端部5aが射出口9の前方に向けてノーズ部8の前方に保持されており、釘打機のノーズ部8を施工すべき断熱材Pの上面に向けてコンクリート釘2の射出方向がコンクリートCにより形成された壁等の面と直角となるよう配置する。このときノーズ部8の射出口9内にはコンクリート釘2が配置され、その上方には釘を打撃するためのドライバ20が待機されている。
図6に示すように、釘打機のノーズ部8を断熱材Pに押しつけるように操作することによって釘ガイド部材1のガイドスリーブ5の先端に形成されたエッジ7が断熱材Pの表面を覆っているナイロンシートを貫通してガイドスリーブ5が断熱材Pの中に嵌入され、ガイドスリーブ5の先端がコンクリートCの表面に当接する。使用する釘ガイド部材1のガイドスリーブ5の長さが断熱材Pの厚さとほぼ同じに設定されているのでこの状態で釘ガイド部材1の鍔部4が断熱材Pの表面に当接して断熱材Pを押さえた状態に配置される。この状態の時に鍔部4によって押圧されている断熱材Pの表面を覆っているナイロンシートの鍔部4の周囲の変形程度を監視することによって釘打機の射出口9の傾斜状態を確認することができ断熱材Pの表面に対してほぼ直角にガイドスリーブ5を配置させることが可能となる。なお、この押し付け操作によってアタッチメント10が装着されているコンタクト部材12を介してコンタクトアーム19が上方へ移動されて、トリガレバーを操作することによって釘打機が駆動できる状態にされる。
図示していないトリガレバーを操作することにより釘打機が駆動されると、図7に示すように射出口9内のコンクリート釘2がドライバ20によって射出口9から打ち出されて、釘ガイド部材1の鍔部4に形成された貫通孔3からガイドスリーブ5の中空部6内に進入して、コンクリート釘2の先端部2bがガイドスリーブ5によって案内されてコンクリートC中に嵌入される。コンクリート釘2の頭部2cが鍔部4の上面に当接して釘ガイド部材1がコンクリート釘2によってコンクリートCの表面に対して固着される。このとき、ガイドスリーブ5の先端に形成されているエッジ7の先端部分がコンクリート中に打ち込まれて、鍔部4が断熱材Pの表面を押圧させるようにして断熱材が取り付けられる。この後図8に示すように、釘打機のアタッチメント10を断熱材Pの面から離反させることによって、釘ガイド部材1の鍔部4がアタッチメント10の凹部15から脱出され、断熱材PはコンクリートCの表面と釘ガイド部材1の鍔部4との間で保持されて断熱材Pのコンクリート面等への施工が完了する。
図9及び図10は本発明の釘ガイド部材1の他の実施例にかかるもので、これらの実施例においては、施工後に釘ガイド部材1の鍔部4又はコンクリート釘2の頭部を覆うキャップ21を取り付けられるようにしたものである。図9に示す実施例では、釘ガイド部材1の鍔部4の外周縁をテーパー状に形成して係合部22を形成し、この鍔部4の係合部22にプラスチック材等により形成したキャップ21の外周縁に形成したスリーブ部23を係合させることによってキャップ21を釘ガイド部材1の鍔部4に取り付け、鍔部4の上面全域をキャップ21によって覆うようにしている。又、図10に示す実施例では、鍔部4の上面にコンクリート釘2の頭部2cを収容する凹部24を形成し、該凹部24と釘頭2cの間に挿入できるようにしたスリーブ部25を形成したプラスチック製のキャップ21によって釘頭部2cを覆うようにしたものである。このように鍔部4又は釘頭部2cをキャップ21によって覆うようにすることによって鍔部4又は釘頭部2cの錆を防止できる。更に、このキャップ21にフック部材を一体に形成して小物類を吊り下げられるようにしてもよい。また、キャップ21側にマグネットを設けて鍔部4の上面または釘頭部2cの上面にキャップ21を吸着保持させるようにしてもよい。
また、図11に示す別の実施例のように、釘ガイド部材1を鍔部4とスリーブ部5とを別々に形成して、スリーブ部5の上端に形成した雄ネジ部26を鍔部4の中心部に形成した雌ねじ部27に螺合させることによって一体に結合させるようにしてもよい。このように鍔部4とガイドスリーブ5とを分割構成として、長さの異なったガイドスリーブ5を準備させておき、施工時に断熱材の厚さに応じた長さのガイドスリーブ5を共通の鍔部4に螺合させて一体に結合して施工することができ、釘ガイド部材1のコストの低減が可能である。また、上記雄ネジ部26と雌ねじ部27の螺合による結合に代えて、鍔部4とガイドスリーブ間5に互いに嵌合するテーパー面を形成してテーパー面の嵌合によって結合させるように構成してもよい。
更に、前述の実施例では何れも、鍔部4を円盤状に形成しているが鍔部4の外形形状はいかなる形状でも差し支えない。また、釘ガイド部材1の材料も鉄系の金属以外にもステンレスや硬質のプラスチック等の材料が選択可能である。また、保持手段16としてマグネットの磁力により鉄製の鍔部4を吸着保持するようにしているが、例えば、凹部15の内周面に弾力的に中心方向に突出させた係合片を複数配置して、この係合片によって釘ガイド部材1の鍔部4外周を係止させるように構成することによって、ステンレス製やプラスチックにより形成した釘ガイド部材1の鍔部4をアタッチメント10に保持させることができる。
また、前述の実施例ではアタッチメント10を汎用の動力釘打機のノーズ部8に沿ってスライド移動可能に支持されているコンタクト部材19に連結されたコンタクト部材12に装着するようにしているが、ノーズ部8に沿ってスライド移動可能なコンタクト部材19を設けていない釘打機では射出口9を形成しているノーズ部8に直接装着するようにしてもよい。更に、鍔部4の上面の貫通孔3の周囲にコンクリート釘2の頭部2cを収容する凹部24を形成しているが、釘頭部2cが鍔部4の上面に突出して差し支えない場合にはこの凹部24を形成する必要はない。
以下、図12乃至図17に示す更に別の実施例について説明する。前述の実施例では釘ガイド部材1のガイドスリーブ5の先端部5aをテーパー状に切削して穿孔用のエッジ7を形成してガイドスリーブを断熱材中へ刺し通しできるようにしている。しかしながら、このようにガイドスリーブ5の先端をテーパー状に形成していると、釘打機で釘止めした際に先端のテーパー状のエッジ7がコンクリートの表面に沈み込む深さが大きくなるとともにコンクリートの硬度によって沈み込み深さが一定とならず、このため、コンクリート面等からの鍔部4の位置が変動して断熱材Pを押さえつける深さが変動して、断熱材Pの表面に波打ちが発生して仕上げ性が損なわれてしまうことがある。そこで本実施例における釘ガイド部材30では、図12に示すように、コンクリート釘2が挿通される貫通孔33が形成されているガイドスリーブ31の先端31aをフラット状に形成している。このように釘ガイド部材30のガイドスリーブ31の先端部31aをフラット状に形成することによってガイドスリーブ31がコンクリート中に沈み込む量が少なく且つほぼ均一となって、ガイドスリーブ31の他端側に形成されている鍔部32によって断熱材Pを押さえつける高さが均一となり断熱材Pの取り付け施工後の仕上げ性を向上させることが可能となる。
上記のようにガイドスリーブ31の先端をフラットに形成したガイドスリーブ30では釘打機に装着したアタッチメント10に釘ガイド部材30を保持させてガイドスリーブ31の先端を断熱材Pへ押しつけ操作しても断熱材Pへ釘ガイド部材30を刺し通すことができないので、断熱材Pに予め釘ガイド部材30のガイドスリーブ31を挿入するための穴をあけることが必要となる。この穴は断熱材Pの例えば隅部の決められた所定の位置へ形成する必要があるため、穴あけ用治具35が使用される。穴あけ用治具35は、図13に示すように、中空状の金属製パイプの先端部内径側をテーパー状に切削加工して環状の穿孔刃38が形成されている管状刃部37と、この管状刃部37の他端側に該管状刃部37を断熱材Pへ刺し通し操作するために手で把持できるようにされたハンドル39が一体に形成された穿孔具36と、この穿孔具36を断熱材Pの所定の穿孔位置へ位置決めさせるようにしたガイド部材40によって構成されている。
ガイド部材40は、断熱材の表面に載置されるようにされるとともに、断熱材の隅部の隣接した端面と係合される直角方向に配置された一対のガイド片41が形成された支持板42と、前記支持板42上の前記ガイド片41からそれぞれ所定の距離の穿孔位置で前記穿孔具36の管状刃部37を支持板42を貫通させて断熱材Pへ刺し通しできるように案内させるためのガイド筒43及び、ガイド部材40を断熱材Pの所用箇所へあてがい操作するための支持板42上に形成された把持部44によって構成されている。図14に示すように、ガイド部材40の各々のガイド片41を断熱材Pの隅部の2面へ当接させるように支持板42を断熱材Pの表面へ載置して、ガイド筒43の上方から穿孔具36の環状刃部37を差し込んで断熱材P内へ押し込み操作することによって、断熱材Pの所定箇所に予め釘ガイド部材30のガイドスリーブ31を挿入させるための穴が形成される。例えばガイド筒43の位置を両ガイド片41からの距離が各々100mmの箇所に形成しておけば、断熱材Pの4カ所の隅部に端面からの距離が100mmに揃った一定の位置に穿孔が形成でき、釘ガイド部材30による施工を行うことができる。
前述の実施例では、釘ガイド部材1の鍔部4を保持させるようにしたアタッチメント10を釘打機のノーズ部に沿って先端方向に突出付勢されているコンタクトアーム19に取り付け、このアタッチメント10を介してコンタクトアーム19の付勢力に抗して操作して釘打機を起動させるようにしているが、断熱材P等の柔らかい材料の表面に釘打機を押し付け操作した場合に、アタッチメント10先端の接触面積が小さいため押し付け時に断熱材Pが撓んでしまうことがある。このようにアタッチメント10によって断熱材Pが撓んだり変形してしまうと釘打機の釘の打ち出し方向を垂直に維持できず、釘が傾斜して打ち込まれてしまったり、又は釘が打ち込めずに曲がってしまうことがある。また、アタッチメント10が断熱材の表面に小さい面積で押し付けられるためアタッチメント10によって断熱材等の表面を傷つけてしまい仕上がり状態を損ねることがあった。この実施例では、前記アタッチメント10に断熱材Pとの接触面積を大きく形成した安定盤45を取付て断熱材Pが変形してしまうことなく釘打機を垂直に保持することができるようにしている。
図15は安定盤45を取り付けたアタッチメント10が装着された汎用の釘打機50を示すもので、釘打機50は、グリップ部52が一体に形成され中空のハウジング51を備えており、このハウジング51内にピストン54を摺動自在に収容したシリンダ53が配置されている。ピストン54の下面側には釘を打撃するドライバ55が一体に結合されており、このドライバ55が、前記ハウジング51の下部に取り付けられたノーズ部56に形成されている中空の射出口57内に収容されて案内されている。前記シリンダ53内に圧縮空気を供給することによってシリンダ53内でピストン54を駆動させ、該ピストン54により前記ドライバ55を射出口内で衝撃的に駆動させることによって、前記ノーズ部56の射出口57内に配置された釘をドライバ55によって打撃するようにしている。釘打機50は、前記ノーズ部56の先端部に摺動可能に支持されているコンタクト部材58の上方への操作と、グリップ部52の基部に形成されているトリガレバー59の操作によって起動バルブ60を操作させて釘打機50を起動させるように構成されている。
図16に示すように、アタッチメント10は前述の実施例と同様に、上面側に形成されている取付スリーブ11を介してコンタクト部材58に取り付けられており、これによって釘打機50のノーズ部56の射出口57に沿ってスライド可能に保持されるとともに、ノーズ部の先端方向へ向けて突出されるように付勢されている。取付スリーブ11の下方で外形方向に張り出されて鍔状に形成されている保持プレート14の下面側には、釘ガイド部材30の鍔部32を収容する凹部15が形成されており、この凹部15内には釘ガイド部材30の鍔部32を前記凹部15内に保持させる複数のマグネットによって構成されている保持手段16が形成されている。この凹部15内で前記保持手段16のマグネットにより吸着保持された釘ガイド部材30はガイドスリーブ31が釘の射出口57と整合された状態に位置決めされる。上記アタッチメント10の外周側に断熱材の上面に広い面積で当接させられるようにした安定盤45が一体に取り付けられている。
図16及び図17に示すように、安定盤45は、ナイロン、ポリカーボネート等の一般的な軽量で強度の高い合成樹脂材により、釘打ち作業時に釘打機を垂直に維持させるために必要な広い断熱材との接触面積を保有させた円盤状に形成されており、該安定盤45の中心には開口46が形成されており、この開口46の内周縁を前記アタッチメント10の保持プレート14の外周縁部の上面と環状に形成されている環状座板47によって挟持させてネジ48によって締めつけることによってアタッチメント10と安定盤45とが一体に結合されている。
前記安定盤45は、上面側に形成した肉抜き部45aや上面側から下面側へ貫通して形成された開口部45bを形成することによって軽量化が図られており、例えば天井面へ断熱材を取り付け施工するように釘打機50を上向きで作動させたときに安定盤45を取り付けたアタッチメント10の重量によって、コンタクト部材58がノーズの先端方向へ戻り作動するのが阻止されてしまわないようにされている。また、このような軽量化によって強度を低下させないために、放射状と外周縁に沿ったリブ45cを形成することによって釘打機50の傾きによって安定盤45が変形してしまわないように強度を高めている。更に、前記安定盤45の下面側には外形部分及び開口部45bの縁部等に大きめの曲面49を形成することによってこの安定盤45が当接される断熱材Pの表面に傷がつかないようにしている。
上記実施例では安定盤45を円形に形成しているが、安定盤45の形状としては四角形、六角形等の任意の形状が選択できる。また、円形に形成した安定盤45の半径を前記穴あけ用治具35のガイド片41からガイド筒43までの寸法と同じに設定して中心から釘を打ち出すようにしておけば、安定盤45の外周部が前記穴あけ用治具35によって穿孔された穴にアタッチメント10に保持させた釘ガイド部材30のガイドスリーブ31を挿入する際のガイドとなり、釘ガイド部材30を穴あけ用治具35によって予め形成されている穴内へ挿入する操作を容易に行うことができる。
このように、接触面積を大きく設定した安定盤45を釘打機50のアタッチメント10に取り付けてノーズ部56に沿って摺動可能に配置されているコンタクト部材58に装着することによって、釘打機50が断熱材Pの面に対して傾斜してしまうことが抑止できて打込み深さの安定化と断熱材Pの施工状態を向上させる。
本発明の断熱材等取り付け施工用の釘ガイド部材とコンクリート釘を示す斜視図 図1と同じ釘ガイド部材の断面図 釘ガイド部材を汎用の動力釘打機に保持させるためのアタッチメントの(a)上面側を示す斜視図、及び(b)下面側を示す斜視図 図3と同じアタッチメントの図3(b)中のA−A線上の断面図 汎用釘打機に装着したアタッチメントに釘ガイド部材を保持させた状態の断面図 釘ガイド部材のガイドスリーブを断熱材中に差し込んだ施工状態を示す断面図 コンクリート釘により釘ガイド部材を止着した施工状態を示す斜視図 施工が完了した状態の断面図 釘ガイド部材の他の実施例を示す断面図 釘ガイド部材の更に他の実施例を示す断面図 釘ガイド部材の更に他の実施例を示す断面図 更に他の実施例にかかる釘ガイド部材により断熱材を取付施工した状態を示す断面図 断熱材へ穴を穿孔形成するための穴あけ用治具を示す斜視図 穴あけ用治具による穴あけ作業の状態を示す断面図 図12の釘ガイド部材により断熱材の取り付け施工している状態の釘打機の断面図 安定盤が装着されたアタッチメントを示す断面図 アタッチメントと安定盤の組み付け構成を示す斜視図 従来の断熱材施工に使用されている断熱材取り付け用の金具の斜視図 従来のコンクリート釘の打ち込みによる固定具を示す斜視図
符号の説明
1、30 釘ガイド部材
2 コンクリート釘
3、33 貫通孔
4、32 鍔部
5、31 ガイドスリーブ
10 アタッチメント
35 穴あけ用治具
45 安定盤
P 断熱材
C コンクリート面等

Claims (7)

  1. 施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されたガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成したことを特徴とする断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材。
  2. 施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されたガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取り付け施工するための釘打機に装着可能なアタッチメントであって、汎用の動力釘打機の釘射出口を形成しているノーズ部に装着可能であり、前記釘ガイド部材のガイドスリーブを射出口と整合させた状態でガイドスリーブの先端部を射出口の方向に沿った状態で釘ガイド部材の鍔部を保持する保持手段を備えたことを特徴とする断熱材等の取り付け施工用のアタッチメント。
  3. 前記汎用釘打機のノーズ部へ着脱可能にされたアタッチメントの外周部へ、合成樹脂材によって形成されるとともに釘打機を断熱材の表面に対して垂直にガイドさせるように十分に大きな面積を形成した安定盤を一体に取付てなることを特徴とする請求項2に記載の断熱材等の取り付け施工用のアタッチメント。
  4. 施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されたガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取付施工する施工方法であって、釘打機に装着したアタッチメントにより前記釘ガイド部材の鍔部を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブをコンクリート面等に配置された断熱材中に突き刺し、ガイドスリーブの先端部をコンクリート面等に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によって釘ガイド部材をコンクリート面等に止着させることを特徴とする断熱材等の取り付け施工方法。
  5. 施工される断熱材の厚さとほぼ同じ長さに設定されるとともにコンクリート釘の軸部を収容して該釘の先端部をコンクリート面等まで案内する中空部が形成されてなるガイドスリーブと、該ガイドスリーブの一端側に断熱材の表面を保持する大きい面積の鍔部を形成し、前記鍔部にガイドスリーブの中空部と連通した貫通孔を形成した釘ガイド部材により断熱材をコンクリート面等へ取付施工する施工方法であって、穴あけ用治具によって断熱材の所定箇所に予め穴を穿孔形成させるとともに、釘打機に装着したアタッチメントにより前記釘ガイド部材の鍔部を保持させて、釘ガイド部材のガイドスリーブを断熱材に形成した前記穴内に刺し通しして、ガイドスリーブの先端部をコンクリート面等に当接させた状態で釘打機を駆動して釘打機から打ち出されるコンクリート釘によって釘ガイド部材をコンクリート面等に止着させることを特徴とする断熱材等の取り付け施工方法。
  6. 前記穴あけ用治具は、先端にテーパー状の穿孔刃が形成された管状刃部を有するとともに他端側に該管状刃部を断熱材へ刺し通し操作するハンドルを形成した穿孔具と、断熱材の互いに隣接した各々の端縁に当接される一対のガイド片が形成されるとともに、前記各々のガイド片から所定寸法箇所に前記穿孔具の管状刃部を断熱材へ刺し通しできるように案内させるガイド筒を形成したガイド部材とにより構成されていることを特徴とする請求項5に記載の断熱材等の取り付け施工方法。
  7. 前記釘ガイド部材の鍔部の上面又はコンクリート釘の頭部の上面側を覆うキャップを釘ガイド部材に装着できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の断熱材等の取り付け施工用の釘ガイド部材。
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