JPH0932985A - コルゲイト管を接続するための継手 - Google Patents

コルゲイト管を接続するための継手

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JPH0932985A
JPH0932985A JP18133495A JP18133495A JPH0932985A JP H0932985 A JPH0932985 A JP H0932985A JP 18133495 A JP18133495 A JP 18133495A JP 18133495 A JP18133495 A JP 18133495A JP H0932985 A JPH0932985 A JP H0932985A
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JP
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sleeve
nut
corrugated pipe
joint
corrugated
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JP18133495A
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English (en)
Inventor
Minoru Fujiyoshi
稔 藤吉
Michio Hasegawa
道夫 長谷川
Shinichi Shikamata
信一 鹿又
Takashi Anamizu
孝 穴水
Masao Saitou
譲雄 斉藤
Fumitaka Sato
文隆 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】予め組み立てられた継手にコルゲイト管を挿入
し、その後ナットを少しだけ増し締めすることで、手間
なくかつシール性よく接続できる継手で、しかもこの時
コルゲイト管が正しく差し込まれているか否かが判る機
能をもった継手を提供するものである。 【構成】継手本体、コルゲイト管の端を保持するスリー
ブ及び継手本体にねじ込まれたナットからなり、ここで
継手本体は、気密面を持った肩部を内部に有し、肩部に
隣合って内面テーパ面と、このテーパ面に隣合った円環
状の凹溝がある。スリーブは端部から半径方向内部に向
かって突起が出ており、この突起は弾性的なピボット運
動をして可撓性のコルゲイト管の谷に入り込むことがで
きる。またナットはスリーブの突起の外面を円環状の凹
溝に向かい合う場所に保持する爪とスリーブに押し当た
る押当面及びスリーブの後部外周面が嵌まる嵌合溝を持
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周面にコルゲイショ
ンを付けたコルゲイト管(以下単に管ということがあ
る。)を接続するための管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このようなコルゲイト管を接続する
ための継手としては、例えば特公平3−3837号(U
SP4630850)が提案され、使われている。この
継手は、一端部の外周におねじを持つ継手本体と、この
継手本体のおねじにねじ込まれる袋ナットと、コルゲイ
ト管のコルゲイションと係合する波形を内周面に持つス
リーブからなっている。この継手本体は、おねじ側の内
周には奥に向かって小角度で一様に縮径するテーパ孔部
を有し、他端部の内周にはそのテーパ孔部よりも小径の
通孔を有し、この通孔とテーパ孔部との境界に管受け壁
部を有している。スリーブは軸線方向にスリットが入っ
ており、複数のセグメントになっている。このスリーブ
をコルゲイト管の端部から数山を残した外周に取付けた
上で、このスリーブを継手本体のテーパ孔部に挿入し、
スリーブの外側から袋ナットを継手本体のおねじにねじ
込んで袋ナットを締め付ける。そうしてスリーブの端部
から突き出ているコルゲイト管の先端を、スリーブの端
部と、継手本体の管受け壁部との間で潰してシールする
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この継手は、コルゲイ
ト管のコルゲイションと係合する波形を内周面に持った
スリーブをコルゲイト管の外周に嵌めて、このスリーブ
を袋ナットで継手本体にねじ込んでいるので確実な接続
が出来る。しかし、施工上のミスによりコルゲイト管の
端部をスリーブのなかに入れてしまって、すなわちコル
ゲイト管の端部がスリーブの端から出ていない状態で組
み立て、そのまま袋ナットを締め付けることができるか
らコルゲイト管の端部が押し潰されないことがあり、こ
こから流体が漏れることがある。
【0004】また、コルゲイト管を接続する手順は、上
記したようにまず継手を分解して、袋ナットとスリーブ
をコルゲイト管に通し、スリーブ付のコルゲイト管を継
手本体に挿入し、その後袋ナットを継手本体にねじ込み
コルゲイト管端部の数山を潰さなければならないという
ように比較的手間と力の掛かるものであった。このよう
なことからコルゲイト管を挿入しただけで接続できる継
手が要求されている。
【0005】そこで本発明は、予め組み立てられた継手
にコルゲイト管を挿入し、その後ナットを少しだけ増し
締めすることで、手間なくかつシール性よく接続できる
継手を提供するものである。しかもこの時、コルゲイト
管が正しく差し込まれているか否かが判る機能をもった
継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通孔の内部に
気密面を持った肩部を設け、この肩部の隣にスリーブの
一端が縮径して嵌まる内周面を、この内周面の隣に円環
状の凹部をそれぞれ形成した継手本体と、一方の端部に
は、他端側を支点とする弾性的なピボット運動をしてコ
ルゲイト管の谷に入り込む突起部を設け、前記他端側に
はナットの端面が当たる当接面と爪部を有したスリーブ
と、一方の端部に前記スリーブの外周面が嵌合できる嵌
合溝と前記スリーブの当接面に当たる押当面及び前記ス
リーブの爪と引っ掛る爪部を形成したナットとからなる
コルゲイト管を接続するための継手である。尚、前記継
手本体のねじにナットが仮にねじ込まれている状態にお
ける前記スリーブの突起から肩部の気密面までの距離
が、接続しようとするコルゲイト管の約1山分の長さで
あることが望ましい。また、継手サイズが大きい場合
は、前記ナットの嵌合溝の押当面とスリーブの当接面と
の間に滑りリングを介在させることが望ましい。
【0007】
【作用】継手本体とスリーブ及びナットとは、接続しよ
うとするコルゲイト管の約1山分の締め付け余裕を残し
て予め組み立てられこの位置は保持されている。この状
態においてナットの開孔側からコルゲイト管を差し込む
と1つ目の山がスリーブの突起に当たる。さらに押し込
むと、スリーブは奥側に移動しナットの爪とスリーブの
爪が引っ掛ったところで止まる。このときスリーブの突
起部分の外側には継手本体の凹溝が位置している。管を
さらに押し込むとスリーブは弾性的なピボット運動が可
能であるから、この場合はスリーブの他端側(爪側)を
支点として突起部が外側に開こうとする。このとき突起
部分の外側には継手本体の凹溝が位置しており、この広
がりを阻止するものはないから、突起は1つ目の山を乗
り越え1つ目の谷に嵌まる。と同時に管の先端は肩部の
気密面に当たり、これ以上管を押し込むことは出来なく
なる。
【0008】ここで管に引き抜きの力が加わると、スリ
ーブは管に嵌まったまま後退するが、スリーブの後部外
周面はナットの嵌合溝に嵌まり外面が拘束される。すな
わちスリーブの突起は外側に開こうとしても阻止され管
から外れることができない。一方、ナットをねじ込んで
締め付けると、ナットの押当面がスリーブの当接面に当
たりスリーブを前進させる。スリーブが嵌まる内面は縮
径するテーパ面となっているからスリーブは内径側に絞
られながら管の先端1山分を気密面に強く押し潰しシー
ルする。尚、このときもスリーブの後部外周面はナット
の嵌合溝にはまったままであるからスリーブは外側に開
くことがなく力が確実に伝達される。尚、滑りリングが
装着されていると軸方向の推力が過大となってもナット
とスリーブの固着が避けられるのでコルゲイト管の共回
りも防止できる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の継手の一実施例を示す断面
図で、上半分が仮組み立て状態でコルゲイト管を挿入し
たところ、下半分がナットを最終的に締め付けた状態の
図である。図2は本発明の他の実施例を示す上記と同様
の図である。図3は本発明の継手に用いられるスリーブ
の斜視図である。
【0010】以下、図面を参照しながら本発明の実施例
を説明する。図1において、1は継手本体でその軸方向
に通孔11が開けられており、通孔11内にその一方側
(図面では左)を向いた気密面、ここでは耐熱ガスケッ
ト12を持つ肩部14を形成している。この通孔内面に
は肩部14にほぼ接して耐火膨張パッキン13を設け、
その隣に肩部に向かって縮径したテーパ面15を持つ内
面が、それに続いて円環状の凹溝16とめねじ17が並
んでおり、その端にOリング36を収容するための切欠
き18がある。継手本体の他の側(右側)には、継手本
体を他の管や器具などに取り付けるためのおねじ19が
設けられている。尚、本実施例では、ナットをねじ込む
ねじをめねじ17としたからナット側は継手本体の通孔
11内に入り込む形となり、その結果継手の径方向の寸
法が抑えられコンパクトに出来る。
【0011】継手本体1の通孔11内には、可撓性のコ
ルゲイト管4の自由端を収容保持するスリーブ2が装着
されている。このスリーブ2は、図3に示す通り後部は
一体のリング21となっており、前部は軸方向のスリッ
トによってセグメント22に分かれている。セグメント
の先端、つまり継手本体の通孔11内で肩部14に向か
い合った部分には、半径方向内部に向かって延びる突起
23があり、この突起23の先端が作る円は、挿入され
るコルゲイト管の山の径よりも小さく、谷の径よりも若
干大きくなっている。このスリーブ2は、樹脂と金属を
一体的に成形した複合部材であり、スリーブのリング2
1からセグメント22の内周部分にかけてはポリアセタ
ール樹脂27とし、突起23がリング21の部分に対し
て弾性的なピボット運動が出来るようにしている。突起
23及びセグメント22の外周部分26は黄銅板を埋設
し剛性を高めてスリーブのセグメント22の端面24は
当接面となりナット3からの強い力を受けることができ
るようにしている。そしてスリーブ2のリング21の後
端部の外周には複数個の爪25が略均等間隔で付いてお
り、この爪をナット3に掛けて保持するようにしてい
る。
【0012】ナット3は、コルゲイト管を通す開孔径と
なっており、継手本体1のめねじ17にねじ込むための
おねじ31を一方の端部外周に形成している。おねじ3
1の内側端部には爪あるいは環状の突起32を半径方向
内側に形成する。これは図のようにおねじ31の内側端
部に内周凹溝を形成することで形成しても良い。そし
て、ここにスリーブの爪25を弾性的に嵌めて回転自在
に取付け、ナット3に対してスリーブ2が軸方向に動く
のを許容しかつ離れるのを防いでいる。ナット3の先端
には上記スリーブの後部外周面26が嵌合できる嵌合溝
33を形成し同時にこの溝の奥壁を上記スリーブの当接
面24に当てる押当面34としている。またナット3と
コルゲイト管の樹脂カバー41の対向部分にはE字形パ
ッキング37が付けられており、これによって継手内部
へ水分が入り込むことを防いでいる。
【0013】次に、コルゲイト管の接続手順について説
明する。先ず、ナット3を最終的な締め付けが出来る状
態に組み立てた継手を用意する。一方、コルゲイト管4
は耐候性の向上及び外傷を防ぐために、塩化ビニルなど
の樹脂カバー41が付けられていることが多いので、コ
ルゲイト管4の端部から4〜5山の長さ分のカバーを取
り除いてナット3の開孔から継手に挿入する。すると、
コルゲイト管4の先端あるいは先端の山42がスリーブ
2の突起23を奥に押すので、スリーブの爪25とナッ
トの爪32の引っ掛りが許すまで奥に進む。最奥位置に
きたところでスリーブの先端突起23の外周には、継手
本体の円環状の凹溝16が位置している。さらに管を押
し込むと、スリーブの突起23には、コルゲイト管の先
端から更に奥へ向かう力がかかり、スリーブ前部のセグ
メント部22は、後部の一体リング部21を支点として
弾性的なピボット運動をして、スリーブ先端の突起23
が開きコルゲイト管の山42を乗り越えて一つ目の谷4
3に突起23が入る(図の状態)。ここでスリーブ先端
の突起23から本体内部の肩部の気密面12までの距離
がコルゲイト管の約1山に相当する長さのときは、スリ
ーブの突起23がコルゲイト管の一つ目の谷43に入っ
た状態でコルゲイト管の先端が気密面に当たり、それ以
上挿入できないようになる。
【0014】ここで1山のみ挿入できる構造は、管を正
常に奥まで入れたのか、それとも入れてないのか判断で
きるので数山挿入出来る構造よりも望ましいものであ
る。なぜならば上記のようにスリーブの突起23がコル
ゲイト管の1つ目の谷43に入った状態でそれ以上挿入
できなくなるから、この状態で一旦コルゲイト管を引き
抜こうとするとスリーブは管と共に後退して突起23が
凹溝16から外れる。しかも後部外周面26は嵌合溝3
3に嵌まってしまうから突起23が開くことが出来ず管
を阻止して引き抜くことが出来ない。これによってコル
ゲイト管を正常に挿入したことを確認できる。逆にコル
ゲイト管が抜けてしまったときは、突起23がコルゲイ
ト管の山42を乗り越えていないことを意味し、正しく
接続されていないことが判る。そして更に管を押し込む
必要をこれで知ることができる。尚、本発明は1山に限
定するものではないが、上記した約1山というのは0.
5山から1.5山の範囲であれば挿入が1山できるとい
う意味である。
【0015】コルゲイト管4を挿入したあと意識的でな
く管を引き抜く力が働くことがある。この時は上記と同
様にスリーブの突起23に管先端の山42が引っかかっ
た状態で引っ張られてスライドし、スリーブの一端は嵌
合溝33に入り込み押当面34にスリーブの当接面24
が当たったところでスリーブ2が止まる。この位置まで
スリーブ2が戻ると、スリーブの突起部23の外周は、
本体の円環状の凹溝16から離れて、本体1の内径の狭
い個所あるいはめねじ17のところまで来る。この場所
でコルゲイト管に引き抜き力がかかるとスリーブの突起
23にコルゲイト管の山42が引っかかり、スリーブの
セグメント部22が一体リング部21を支点として弾性
的なピボット運動をしようとする。しかし、セグメント
部22の後部外周は嵌合溝に入って拘束されているから
突起23は拡がらずコルゲイト管4が抜けるのを防止で
きる。
【0016】継手のスリーブ2内にコルゲイト管4を挿
入したあと、ナット3を回してナットのおねじ31を本
体のめねじ17に沿って締めていく。ナットの押当面3
4がスリーブの当接面24に突き当たるまではナット3
は軽く回る。そして押当面34が当接面24に突き当た
った後は、スリーブ2はナット3の回転に対して回転自
在になっているので管がねじれることなくナット3の締
め付けに伴い奥に向かって押されて進む。しかもスリー
ブ2のセグメント部22の後部外周は嵌合溝33内に入
って拘束されているからこの部分が開いて逃げるような
ことがなく確実に力が伝達されて進む。本体の奥には奥
に進むに従い縮径するテーパ内面15があるので、その
後はテーパ面によってスリーブの先端外周が絞られて進
む。一方スリーブ先端の突起23はコルゲイト管4の1
つ目の谷43に入っているので、スリーブ2が奥に進む
に従い、突起23で谷43を半径方向に締め付けると共
に山42を、その突起23で本体の肩部14の気密面に
押し付けて圧縮し潰して完全な気密を得る。なお図に示
すように、本体の肩部に耐熱ガスケット12を入れて気
密性能を向上させているが、更に耐熱ガスケット12の
外周側に膨張黒鉛入りのゴムパッキン13を入れて、火
災時の安全性を向上させることが望ましい。また本体の
肩部14の気密面は平坦な金属面だけでもよく、あるい
は環状の突起を持った面でも良い。
【0017】次に本発明の継手では、ナット先端の環状
爪32とスリーブの後端の爪25が引っ掛ったときスリ
ーブの突起23部分が円環状の凹溝16の位置に来るよ
うにしなければならないので、仮組み立て状態でのナッ
ト3の本体1に対する位置、即ちナットを本体のどこま
で締めておくかが大切である。そこでナット3の位置を
決めるために、ナット端面と本体端面との間にスペーサ
リング5を入れて、ナット3を本体1に締め付けてお
く。スペーサリング5の大きさは、約スリーブの先端と
本体の肩部気密面までの距離と潰し代を足した長さで、
コルゲイト管の約1山長さを基準に設定する。このスペ
ーサリング5は、弾性のあるプラスチックなどで出来て
おり、円周の一部に軸方向の切欠きを付けた略C字状で
ある。こうするとナットを本体に弱く締め付けた状態で
は、ナットと本体の端面間にスペーサリング5が挟まれ
てナットの位置が出せる。しかしナットを強く締め付け
ると、スペーサリング5は切欠き部で割れてナットと本
体の端面間から外れて本体の外周へ取り付く。またコル
ゲイト管を挿入した後で、ナットと本体端面間のスペー
サリング5を手で外すことも出来る。
【0018】次に図2に示す本発明の他の実施例を説明
する。図2の上半分は仮組み立て状態でコルゲイト管を
挿入したところ、下半分はナットを最終的に締め付けた
状態の断面図である。尚、図1と同じ部品或いは同じ作
用をなすものについては同一符号を付しておりその説明
も省略する。本実施例が上記第1の実施例と異なるとこ
ろの1つは、テーパ内面15の隣に凹溝ではなく、直接
めねじ17が延びて形成されている点である。これは図
からも分かる通り、コルゲイト管が挿入され爪25と3
2が引っ掛った状態でスリーブの突起23が位置すると
ころには、実質的に円環状の凹部が構成されているので
ピボット運動のとき突起23が開くのを阻止するものは
ない。またコルゲイト管を一旦引き抜こうとしたとき、
あるいはコルゲイト管の山を押し潰そうとするときは、
それぞれスリーブのセグメント部22が嵌合溝33に嵌
まってスリーブ2の開きを阻止するのである。なお上記
した凹部はこの場合継手本体とナットの径方向の厚さ寸
法を調整して形成している。また、もう1つの異なる点
は、ナットの嵌合溝の押当面34とスリーブの当接面2
4との間に滑りリング6を挿入している点である。これ
は共回り対策で継手のサイズが大口径となるとナットの
推力が大きくなるので、特に締め込み時スリーブが強い
力で押付けられナットとスリーブが固着した状態となり
コルゲイト管が共回りしてしまう危険性があるためであ
る。この滑りリングには二硫化モリブテン等を塗布して
おけば更に効果が上がり、ナットとスリーブの滑りがよ
くなるので共回りが解消する。尚、滑りリング6は図1
の実施例にも入れてもよいことは無論である。
【0019】
【発明の効果】本発明の継手は、継手本体、ナット等の
継手部品を分解しなくとも、コルゲイト管を継手本体に
挿入し、ナットを増し締めすることで接続が行える。し
かもコルゲイト管との接触部分でのシール性が良い。ま
た継手の奥までコルゲイト管を差し込んでいない場合に
は、ナットを締め付けた後でも管が容易に抜けて正しい
接続が行われているかどうかが判るので、常に正しい接
続が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す継手の正面断面図
で、上半分がナットを緩く取り付けてコルゲイト管を挿
入した状態を示し、下半分がナットを強く締め込んでコ
ルゲイト管を接続した状態を示す。
【図2】 本発明の他の実施例を示す継手の正面断面図
で、上半分がナットを緩く取り付けてコルゲイト管を挿
入した状態を示し、下半分がナットを強く締め込んでコ
ルゲイト管を接続した状態を示す。
【図3】 本発明の継手に用いられるスリーブの斜視図
である。
【符号の説明】
1:継手本体 2:スリーブ 3:ナット 4:コルゲイト管 5:スペーサリング 6:滑りリング 11:通孔 12:耐熱ガスケット 13:膨張黒鉛入
りゴムパッキン 14:肩部 15:内面テーパ
面 16:円環状の凹溝 17:めねじ 18:切り欠き 19:おねじ 21:リング 22:セグメント 23:スリーブ2の突起部 24:セグメント
の当接面 25:爪 26:黄銅板 27:樹脂部 31:おねじ 32:ナット3の爪 33:嵌合溝 34:押当面 36:Oリング 37:E字形パッキング 41:コルゲイト
管4の樹脂カバー 42:コルゲイト管の山 43:コルゲイト
管の谷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 道夫 新潟県上越市大字上源入428−7 (72)発明者 鹿又 信一 東京都杉並区上井草3−1−21−108 (72)発明者 穴水 孝 東京都新宿区納戸町21市ヶ谷納戸町ハイデ ンス404 (72)発明者 斉藤 譲雄 東京都大田区鵜の木1−11−11 (72)発明者 佐藤 文隆 東京都江戸川区西一之江3−27−15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の通孔及びねじを持った継手本
    体、この通孔内で可撓性のコルゲイト管の自由端を保持
    するスリーブ、及び継手本体のねじにねじ込まれるナッ
    トとからなる継手において、 前記通孔の内部に気密面を持った肩部を設け、この肩部
    の隣にスリーブの一端が縮径して嵌まる内周面を、この
    内周面の隣に円環状の凹部をそれぞれ形成した継手本体
    と、 一方の端部には、他端側を支点とする弾性的なピボット
    運動をしてコルゲイト管の谷に入り込む突起部を設け、
    前記他端側にはナットの端面が当たる当接面と爪部を有
    したスリーブと、 一方の端部に前記スリーブの外周面が嵌合できる嵌合溝
    と前記スリーブの当接面に当たる押当面及び前記スリー
    ブの爪と引っ掛る爪部を形成したナットとからなり、前
    記コルゲイト管を押し込んだとき、前記スリーブの爪と
    ナットの爪が引っ掛っかかることによってスリーブの突
    起部分が継手本体の円環状の凹部に位置し、前記コルゲ
    イト管を一旦引き抜こうとしたときあるいはコルゲイト
    管の山を押し潰そうとするとき、前記スリーブの外周面
    が前記ナットの嵌合溝に嵌まってスリーブが外側に開こ
    うとするのを阻止したことを特徴とするコルゲイト管を
    接続するための継手。
  2. 【請求項2】 前記継手本体のねじにナットが仮にねじ
    込まれている状態における前記スリーブの突起から肩部
    の気密面までの距離が、接続しようとするコルゲイト管
    の約1山分の長さであることを特徴とする請求項1記載
    のコルゲイト管を接続するための継手。
  3. 【請求項3】 前記継手本体のねじにナットが仮にねじ
    込まれている状態において、前記ナットの位置を保つた
    めの部品がナットと継手本体間に装着されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のコルゲイト管を接続す
    るための継手。
  4. 【請求項4】 前記ナットの嵌合溝の押当面とスリーブ
    の当接面との間に滑りリングを介在させたことを特徴と
    する請求項1乃至3記載のコルゲイト管を接続するため
    の継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013127311A (ja) * 2011-11-16 2013-06-27 Hitachi Metals Ltd 管継手
WO2020037786A1 (zh) * 2018-08-24 2020-02-27 嘉兴市盛央电气有限公司 密封性防震动回旋的软管接头
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