JP2646967B2 - パネル加工方法およびそれに用いる段差吸収用形材 - Google Patents

パネル加工方法およびそれに用いる段差吸収用形材

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JP2646967B2 JP5210527A JP21052793A JP2646967B2 JP 2646967 B2 JP2646967 B2 JP 2646967B2 JP 5210527 A JP5210527 A JP 5210527A JP 21052793 A JP21052793 A JP 21052793A JP 2646967 B2 JP2646967 B2 JP 2646967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネル加工方法およびそ
れに用いる段差吸収用形材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内外装材として、芯材シートの
両面に金属シートを接合して成る複合板を曲げ加工した
パネルが広く用いられている。曲げ加工に際しては、複
合板に断面U字状またはV字状の切り欠き溝を設け、該
切り欠き溝を内側として折り曲げることにより施工性と
外観に優れたパネルを製作することができる(実公平3
−44905)。
【0003】かかるパネル加工した壁面には、パネルを
支持体に固定するための固定具(ピース材)が相互に重
なり合うことにより隣接パネル内に多少の段差が出るこ
とが避けられなかった。このようなパネル壁面を改修す
る方法として、旧パネルの全面を撤去し新規にパネル加
工を施す方法もあるが、簡便には旧パネルをそのまま残
して新規パネルをその上に重ねて取りつける方法があ
る。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら旧パネル壁面に
段差がある場合は、パネルを重ね加工してもそのまま段
差が残って平面性が出しにくいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは段差のある
パネル壁面をそのまま残して、新規パネルを重ね施工す
るに際して、壁面段差を解消すべく鋭意検討した結果本
発明に到達した。すなわち本発明の要旨(請求項1)
は、段差のある壁面をパネル加工するに際し、あらかじ
め、高さの異なる断面ほぼ長方形の2つの形材を両形材
の上面が同一面となるように長手方向に平行な接続片で
結合した形状を有し、該接続片は、その上面が両形材の
形成する上面から固定用ビスの頭部長さ以上低く、その
下面が高さの低い形材の下面と同一面である段差吸収用
形材を、固定用ビスにより段差のある壁面に取りつけて
段差を解消することを特徴とするパネル加工方法にあ
る。
【0006】また、本発明の要旨(請求項2)は、高さ
の異なる断面ほぼ長方形の2つの形材を両形材の上面が
同一面となるように長手方向に平行な接続片で結合した
形状を有し、該接続片は、その上面が両形材の形成する
上面から固定用ビスの頭部長さ以上低く、その下面は高
さの低い形材の下面と同一面であることを特徴とする段
差吸収用形材にある。
【0007】以下本発明を図面を用いて説明する。図1
は、段差のある既設のパネル加工壁面の断面図である。
図中1および2は旧パネル材を表わし、それぞれパネル
固定金具3および4により一体化され、図示していない
固定用ビスにより支持体7に固定されている。固定用ビ
スとしては、先端に孔あけドリルのついたセルフドリリ
ングタッピングスクリューを用いれば、支持体の所望の
位置に任意に固定することができる。支持体7の所定位
置にあらかじめ孔を設けておけばその孔を用いてボルト
ナットによる固定を行なうこともできる。また、5はシ
ーリング材、6は充填材を示す。図1において1が低い
方のパネル、2が高い方のパネルを表わしており、1,
2の段差は、実寸として1〜2mm程度に達するもので
ある。図1において段差が生じた原因は、支持体7が同
一平面であるにもかかわらずパネル固定金具3,4が旧
式タイプであるからである。即ち左側のパネル固定金具
3の上に、右側のパネル固定金具4が重なった分だけ右
側パネル2が高くなったものである。
【0008】図2は、図1に示した段差のあるパネル加
工壁面に本発明の段差吸収用形材を固定した状態の断面
図である。図中8は段差吸収用形材、9は固定用ビスを
示す。固定用ビスとしては前記同様セルフドリリングタ
ッピングスクリューが好ましく用いられる。図3〜図7
は段差吸収用形材の各種態様(形状)を示す。
【0009】図3は本発明の段差吸収用形材の基本原形
を示し、8(1),8(2)は断面ほぼ長方形の中実形
材であり、8(3)は両中実形材を結合する接続片であ
り、8(1),8(2),8(3)の全体で本発明の段
差吸収用形材を構成するものである。接続片8(3)の
上面は左右両形材8(1),8(2)が形成する上面よ
り長さaだけ低くなっており、この空間は固定用ビスの
頭部を充分収納するだけの大きさとなっている。また接
続片8(3)の下面は高さの低い方の、右側形材8
(2)の下面と一致していることが特徴である。
【0010】図4は左右の形材に断面長方形の中空8
(4),8(5)を設けた段差吸収用形材を示す。実質
的に強度を落とすことなく形材の軽量化を目的として設
計される。図5〜図7は左右の形材の側面または底面に
凹部溝を設けた段差吸収用形材を示す。図4と同様、実
質的に強度を落とすことなく軽量化を目的として設計さ
れるものである。図示してない態様として図4〜図7に
示した部分態様を適宜組合せた形状も採用可能である。
【0011】図8は段差のあるパネル加工壁面に段差吸
収用形材を取り付けたあと、更に新規パネルを重ねて施
工した状態を示す断面図である。図中、11,12は新
規パネルであり平坦部のほかに、それぞれ垂直の側壁部
11a,12aを有している。側壁の裏側及び平坦部の
裏側の両面に接したZ字型締結片13,14がビス1
5,16で側壁部に固定されている。Z字型締結片1
3,14の下方平坦部を段差吸収用形材の上面に載せ
て、固定座金17を介して固定用ビス18により基礎と
なる支持体7に固定される。Z字型締結片13,14の
下方片が相互に接触する場合、あるいは重なる場合は固
定座金17を使用しなくとも固定することができる。
【0012】なお、図8においては旧パネル1,2を支
持体7に固定するための固定用ビスおよび段差吸収用形
材を支持体7に固定するための固定用ビス(図2の9で
図示したもの)は同一切断面にないものとして図示して
いない。図9は新規パネルを最終施工した完成状態の断
面図を示す。図中19はシーリング材、20は充填材を
示す。旧パネル1,2の間には段差があったが、段差吸
収用形材8により段差が解消され、新規パネル11,1
2の面は同一になっていることが判る。新規パネルは図
1に示したような旧式タイプの固定具を用いないことが
肝要である。
【0013】本発明の段差吸収用形材は所定形状のダイ
スを用いてアルミニウムを押出成形することにより容易
に製造することができる。パネルの本体および側壁とし
て、通常芯材シートと金属シートから成る複合板が用い
られる。芯材シートとしては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステルな
どの合成樹脂、及び石膏、珪酸カルシウム、発泡コンク
リートなどの無機系芯材が用いられ、その厚さは通常2
〜10mmである。特にポリオレフィン芯材にアルミニ
ウムシートを組み合わせた複合板は軽量性と加工性に優
れている。
【0014】
【発明の効果】本発明の段差吸収用形材を用いるパネル
加工方法によれば、隣接するパネル間に段差があっても
それをそのまま残して、その上に新規パネルを施工する
ことにより平面性に優れたパネル壁面を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】段差のある既設のパネル加工壁面の断面図
【図2】段差のあるパネル加工壁面に段差吸収用形材を
固定した状態の断面図
【図3】段差吸収用形材の断面図
【図4】段差吸収用形材の断面図
【図5】段差吸収用形材の断面図
【図6】段差吸収用形材の断面図
【図7】段差吸収用形材の断面図
【図8】新規パネルを重ねて施工した状態の断面図
【図9】新規パネルの施工完成状態の断面図
【符号の説明】
1,2 旧パネル 3,4 パネル固定金具 5 シーリング材 6 充填材 7 支持体 8 段差吸収用形材 8(1) 左側形材 8(2) 右側形材 8(3) 接続片 8(4) 左側形材中空部又は凹部溝 8(5) 右側形材中空部又は凹部溝 9 固定用ビス 11,12 新規パネル 11a,12a パネル側壁部 13,14 Z字型締結片 15,16 ビス 17 固定座金 18 固定用ビス 19 シーリング材 20 充填材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段差のある壁面をパネル加工するに際
    し、あらかじめ、高さの異なる断面ほぼ長方形の2つの
    形材を両形材の上面が同一面となるように長手方向に平
    行な接続片で結合した形状を有し、該接続片は、その上
    面が両形材の形成する上面から固定用ビスの頭部長さ以
    上低く、その下面が高さの低い形材の下面と同一面であ
    る段差吸収用形材を、固定用ビスにより段差のある壁面
    に取りつけて段差を解消することを特徴とするパネル加
    工方法。
  2. 【請求項2】 高さの異なる断面ほぼ長方形の2つの形
    材を両形材の上面が同一面となるように長手方向に平行
    な接続片で結合した形状を有し、該接続片は、その上面
    が両形材の形成する上面から固定用ビスの頭部長さ以上
    低く、その下面は高さの低い形材の下面と同一面である
    ことを特徴とする段差吸収用形材。
  3. 【請求項3】 形材が中空であることを特徴とする請求
    項2記載の段差吸収用形材。
  4. 【請求項4】 形材の側面または底面に長手方向に沿っ
    て凹部溝を設けて成る請求項2記載の段差吸収用形材。
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JPS6262227A (ja) * 1985-09-12 1987-03-18 Shimadzu Corp 光パワ−メ−タ
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