JPS637829Y2 - - Google Patents
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- JPS637829Y2 JPS637829Y2 JP7159883U JP7159883U JPS637829Y2 JP S637829 Y2 JPS637829 Y2 JP S637829Y2 JP 7159883 U JP7159883 U JP 7159883U JP 7159883 U JP7159883 U JP 7159883U JP S637829 Y2 JPS637829 Y2 JP S637829Y2
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- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、断熱パネルの連結装置に関する。
従来、プレハブ冷蔵庫の壁を構成する断熱パネ
ルは、たとえば第10図と第11図に示すよう
に、2枚の表面板43,44と、これらの中間に
充填された断熱材45とよりなるものであり、互
いに連結される2枚の連結パネル41,42のう
ち、一方の断熱パネル41の接合端面に凸状の枠
材46が嵌め込まれ、同他方の断熱パネル42の
接合端面に凹状の枠材47が嵌め込まれ、これら
両枠材46,47が相互に嵌め合わせられること
により、両断熱パネル41,42が互いに接続さ
れていた。そしてこれら両断熱パネル41,42
は横断面コ形の一対のアルミニウム押出型材製補
強梁48によりつぎのようにして相互に連結され
ていた。
ルは、たとえば第10図と第11図に示すよう
に、2枚の表面板43,44と、これらの中間に
充填された断熱材45とよりなるものであり、互
いに連結される2枚の連結パネル41,42のう
ち、一方の断熱パネル41の接合端面に凸状の枠
材46が嵌め込まれ、同他方の断熱パネル42の
接合端面に凹状の枠材47が嵌め込まれ、これら
両枠材46,47が相互に嵌め合わせられること
により、両断熱パネル41,42が互いに接続さ
れていた。そしてこれら両断熱パネル41,42
は横断面コ形の一対のアルミニウム押出型材製補
強梁48によりつぎのようにして相互に連結され
ていた。
まず第1に、第10図に示すように、両断熱パ
ネル41,42の端部41a,42aと、補強梁
48の下部水平壁49とにボルト孔50,51が
それぞれあけられ、これらのボルト孔50,51
にボルト52が下から差し込まれて、下部水平壁
49より上方に突出したボルト先端部52aにナ
ツト53がそれぞれねじ被せられることにより、
両断熱パネル41,42が互いに連結されてい
た。
ネル41,42の端部41a,42aと、補強梁
48の下部水平壁49とにボルト孔50,51が
それぞれあけられ、これらのボルト孔50,51
にボルト52が下から差し込まれて、下部水平壁
49より上方に突出したボルト先端部52aにナ
ツト53がそれぞれねじ被せられることにより、
両断熱パネル41,42が互いに連結されてい
た。
つぎに第2に、第11図に示すように、断熱パ
ネル41,42の外側表面板43の裏側にナツト
56を有する横断面L形の金具55が取り付けら
れ、補強梁48の下部水平壁49と外側表面板4
3とを貫通したボルト57の先端部57aがナツ
ト56にねじ込まれることにより、両断熱パネル
41,42が互いに連結されていた。
ネル41,42の外側表面板43の裏側にナツト
56を有する横断面L形の金具55が取り付けら
れ、補強梁48の下部水平壁49と外側表面板4
3とを貫通したボルト57の先端部57aがナツ
ト56にねじ込まれることにより、両断熱パネル
41,42が互いに連結されていた。
しかしながら、上記第1の従来の装置では、ボ
ルト52が断熱パネル41,42の端部41a,
42aを貫通しているため、冷蔵庫内の冷熱がボ
ルト52を伝つて外部に逃げるとともに、ボルト
52が冷却されることにより、ボルト52の表面
に結露や氷付き等が生じた。また冷蔵庫の内面に
多数のボルト52の頭が現われるので、外観が非
常に悪く、これを被うために合成樹脂製のカバー
54を取り付ける必要があるという問題があつ
た。
ルト52が断熱パネル41,42の端部41a,
42aを貫通しているため、冷蔵庫内の冷熱がボ
ルト52を伝つて外部に逃げるとともに、ボルト
52が冷却されることにより、ボルト52の表面
に結露や氷付き等が生じた。また冷蔵庫の内面に
多数のボルト52の頭が現われるので、外観が非
常に悪く、これを被うために合成樹脂製のカバー
54を取り付ける必要があるという問題があつ
た。
また第2の従来の装置では、上記のような問題
はないが、一方の外側表面板43の所要箇所にボ
ルト孔をあけ、これらのボルト孔に対応してナツ
ト56付き金具55を表面板43の裏面に取り付
けたのち、2枚の表面板43,44の中間に断熱
材45を注入し、発泡成形して断熱パネル41,
42を製造しており、したがつてナツト56付き
金具55の取付け作業が非常に面倒で、手間がか
かり、断熱パネル41,42の製造が容易でない
という問題があつた。また断熱パネル内に予めナ
ツト56付き金具55が埋め込まれていないよう
な場合には、勿論これらの断熱パネルを補強梁4
8で連結することは不可能であり、したがつて天
井を構成する断熱パネルと側壁を構成する断熱パ
ネルとを予め区別して製造する必要があり、この
ため断熱パネルの種類が多くなつて、その製造が
非常に面倒であるという問題があつた。
はないが、一方の外側表面板43の所要箇所にボ
ルト孔をあけ、これらのボルト孔に対応してナツ
ト56付き金具55を表面板43の裏面に取り付
けたのち、2枚の表面板43,44の中間に断熱
材45を注入し、発泡成形して断熱パネル41,
42を製造しており、したがつてナツト56付き
金具55の取付け作業が非常に面倒で、手間がか
かり、断熱パネル41,42の製造が容易でない
という問題があつた。また断熱パネル内に予めナ
ツト56付き金具55が埋め込まれていないよう
な場合には、勿論これらの断熱パネルを補強梁4
8で連結することは不可能であり、したがつて天
井を構成する断熱パネルと側壁を構成する断熱パ
ネルとを予め区別して製造する必要があり、この
ため断熱パネルの種類が多くなつて、その製造が
非常に面倒であるという問題があつた。
この考案は、上記の問題を解決するためになさ
れたもので、その構成を以下図面に示す実施例に
基づいて説明する。
れたもので、その構成を以下図面に示す実施例に
基づいて説明する。
第1図と第2図において、1,2はプレハブ冷
蔵庫の天井を構成する断熱パネルで、これらはい
ずれも所定間隔をおいて平行に配置せられた2枚
のアルミニウム製の表面板3,4の間に、発泡ポ
リウレタンまたは発泡フエノール樹脂等の断熱材
5が充填せられたものである。そして相互に接続
される2枚の断熱パネル1,2のうち、一方の断
熱パネル1の接合端面に合成樹脂製の凸状の枠材
6が嵌め込まれ、同他方の断熱パネル2の接合端
面に同じく合成樹脂製の凹状の枠材7が嵌め込ま
れ、これら両枠材6,7が相互に嵌め合わせられ
ることにより、両断熱パネル1,2が互いに接続
されている。各枠材6,7の両側縁内側には表面
板3,4の端部8,9がそれぞれ折り込まれてい
る。10,11は各枠材6,7の両側に設けられ
た表面板3,3の内面に沿う突縁部、12は両断
熱パネル1,2を連結する横断面コ形の一対のア
ルミニウム押出型材製補強梁である。
蔵庫の天井を構成する断熱パネルで、これらはい
ずれも所定間隔をおいて平行に配置せられた2枚
のアルミニウム製の表面板3,4の間に、発泡ポ
リウレタンまたは発泡フエノール樹脂等の断熱材
5が充填せられたものである。そして相互に接続
される2枚の断熱パネル1,2のうち、一方の断
熱パネル1の接合端面に合成樹脂製の凸状の枠材
6が嵌め込まれ、同他方の断熱パネル2の接合端
面に同じく合成樹脂製の凹状の枠材7が嵌め込ま
れ、これら両枠材6,7が相互に嵌め合わせられ
ることにより、両断熱パネル1,2が互いに接続
されている。各枠材6,7の両側縁内側には表面
板3,4の端部8,9がそれぞれ折り込まれてい
る。10,11は各枠材6,7の両側に設けられ
た表面板3,3の内面に沿う突縁部、12は両断
熱パネル1,2を連結する横断面コ形の一対のア
ルミニウム押出型材製補強梁である。
13は各断熱パネル1,2の端部1a,2aに
おいて枠材6,7と表面板3,4に所定間隔おき
にあけられた所要数の貫通孔、14は各貫通孔1
3に挿通された筒状の固定金具である。固定金具
14は、取付け前の状態では、第3図イに示すよ
うに、一端に鍔15を有しかつ周縁内部に雌ねじ
16を有するとともに、周壁の鍔15寄りの部分
に薄肉部17が設けられているものである。この
ような固定金具14は、断熱パネル1,2が予め
製造されたのち、これらの枠材6,7と表面板
3,3につぎのようにしてすなわち、まず固定金
具14が枠材6,7と表面板3,3の貫通孔13
に挿通され、これの鍔15が表面板3,3の表面
に掛け止められる(第2図イ)。つぎに、この状
態において、先端に雄ねじ35を備えた工具34
が固定金具14の雌ねじ16にねじ込まれ、これ
によつて枠材6,7の裏側において固定金具14
の薄肉部17が座屈せしめられて、枠材6,7の
裏面に掛かる環状突部18が形成され、この環状
突部18と鍔15とによつて貫通孔13周縁の枠
材6,7と表面板3,3の部分が挟み付けられる
ことにより、固定金具14が枠材6,7と表面板
3,3とに止められるものである(第2図および
第3図ロ)。
おいて枠材6,7と表面板3,4に所定間隔おき
にあけられた所要数の貫通孔、14は各貫通孔1
3に挿通された筒状の固定金具である。固定金具
14は、取付け前の状態では、第3図イに示すよ
うに、一端に鍔15を有しかつ周縁内部に雌ねじ
16を有するとともに、周壁の鍔15寄りの部分
に薄肉部17が設けられているものである。この
ような固定金具14は、断熱パネル1,2が予め
製造されたのち、これらの枠材6,7と表面板
3,3につぎのようにしてすなわち、まず固定金
具14が枠材6,7と表面板3,3の貫通孔13
に挿通され、これの鍔15が表面板3,3の表面
に掛け止められる(第2図イ)。つぎに、この状
態において、先端に雄ねじ35を備えた工具34
が固定金具14の雌ねじ16にねじ込まれ、これ
によつて枠材6,7の裏側において固定金具14
の薄肉部17が座屈せしめられて、枠材6,7の
裏面に掛かる環状突部18が形成され、この環状
突部18と鍔15とによつて貫通孔13周縁の枠
材6,7と表面板3,3の部分が挟み付けられる
ことにより、固定金具14が枠材6,7と表面板
3,3とに止められるものである(第2図および
第3図ロ)。
20は補強梁12の下部水平部19に、上記固
定金具14に対応するように相互に所定間隔をお
いてあけられたボルト孔、21はこのボルト孔2
0に上から挿通されたボルトで、これの先端部2
1aは対応する固定金具14の雌ねじ部16にね
じ込まれている。両断熱パネル1,2は、これの
接続端部1a,2aの上面に渡された補強梁12
に所要数の固定金具14とボルト21とで結合さ
れることにより、互いに連結されている。
定金具14に対応するように相互に所定間隔をお
いてあけられたボルト孔、21はこのボルト孔2
0に上から挿通されたボルトで、これの先端部2
1aは対応する固定金具14の雌ねじ部16にね
じ込まれている。両断熱パネル1,2は、これの
接続端部1a,2aの上面に渡された補強梁12
に所要数の固定金具14とボルト21とで結合さ
れることにより、互いに連結されている。
第4図〜第7図は、枠材6,7の各種変形例を
示している。すなわち、上記実施例においては、
断熱パネル1,2の枠材6,7の横断面形状は凸
状および凹状であるが、まず第4図においては、
枠材6,7は平坦な形状であつて、相互に突き合
わせられている。つぎに第5図〜第7図は、断熱
パネル1,2の枠材6,7の両側縁にそれぞれ設
けられた突縁部10,11の形状が上記実施例の
場合と異なつており、ここで第5図においては、
枠材6,7のそれぞれ下側の突縁部11の先端に
断熱材5の内部に伸びる断面L形の張出部22が
設けられている。第6図においては枠材6,7の
それぞれ上側の突縁部10の先端に断熱材5の内
部に伸びる断面L形の張出部23が設けられてい
る。また第7図においては、枠材6,7のそれぞ
れ上下両側の突縁部10,11の先端に断熱材5
の内部に伸びる断面L形の張出部22,23が設
けられている。なお、このように枠材6,7に張
出部22,23が設けられることにより、枠材
6,7と断熱材5との結合力が増大し、断熱パネ
ル1,2の強度アツプを図ることができる。
示している。すなわち、上記実施例においては、
断熱パネル1,2の枠材6,7の横断面形状は凸
状および凹状であるが、まず第4図においては、
枠材6,7は平坦な形状であつて、相互に突き合
わせられている。つぎに第5図〜第7図は、断熱
パネル1,2の枠材6,7の両側縁にそれぞれ設
けられた突縁部10,11の形状が上記実施例の
場合と異なつており、ここで第5図においては、
枠材6,7のそれぞれ下側の突縁部11の先端に
断熱材5の内部に伸びる断面L形の張出部22が
設けられている。第6図においては枠材6,7の
それぞれ上側の突縁部10の先端に断熱材5の内
部に伸びる断面L形の張出部23が設けられてい
る。また第7図においては、枠材6,7のそれぞ
れ上下両側の突縁部10,11の先端に断熱材5
の内部に伸びる断面L形の張出部22,23が設
けられている。なお、このように枠材6,7に張
出部22,23が設けられることにより、枠材
6,7と断熱材5との結合力が増大し、断熱パネ
ル1,2の強度アツプを図ることができる。
これら第4図〜第7図におけるその他の点は、
上記実施例の場合と同様であり、図面において同
一のものには同一の符号を付した。
上記実施例の場合と同様であり、図面において同
一のものには同一の符号を付した。
第8図は、この考案の第2実施例を示すもので
ある。この第2実施例において上記第1実施例の
場合と異なる点は、断熱パネル24,25の接合
端面に嵌め込まれた枠材26,27の形状にあ
る。すなわちこの第2実施例においては、両断熱
パネル24,25の接合端面にはそれぞれ凹状の
枠材26,27が嵌め込まれている。これらの枠
材26,27には互いに対向する凹陥部28が設
けられており、これらの部材26,27の凹陥部
28内に、凸状の結合部材29が嵌め込まれてい
るものである。この第2実施例において、枠材2
6,27の両側に表面板3,4の内面に沿う突縁
部10,11が設けられているなどの点は上記第
1実施例の場合と同様であり、図面において同一
のものには同一の符号を付した。
ある。この第2実施例において上記第1実施例の
場合と異なる点は、断熱パネル24,25の接合
端面に嵌め込まれた枠材26,27の形状にあ
る。すなわちこの第2実施例においては、両断熱
パネル24,25の接合端面にはそれぞれ凹状の
枠材26,27が嵌め込まれている。これらの枠
材26,27には互いに対向する凹陥部28が設
けられており、これらの部材26,27の凹陥部
28内に、凸状の結合部材29が嵌め込まれてい
るものである。この第2実施例において、枠材2
6,27の両側に表面板3,4の内面に沿う突縁
部10,11が設けられているなどの点は上記第
1実施例の場合と同様であり、図面において同一
のものには同一の符号を付した。
第9図は、上記第2実施例における断熱パネル
24,25の枠材の変形例を示すものである。す
なわちこの変形例では、枠材30,31は横断面
略方形の中空状であり、これらの外側面に凹陥部
28が形成せられている。そして雌ねじ部16を
有する固定金具14は枠材30,31の表面板
3,4の内面に沿う上下両側壁部32,33(こ
れらは第2実施例の突縁部10,11に相当す
る)のうちの上側壁部32に取り付けられてい
る。このような中空状の枠材30,31を用いる
ことにより、断熱パネル24,25の端部24
a,25aの強度が増大するものである。この変
形例において、その他枠材30,31の凹陥部2
8内に横断面凸状の結合部材29が嵌め込まれて
いる点などは上記第2実施例の場合と同様であ
り、図面において同一のものには同一の符号を付
した。
24,25の枠材の変形例を示すものである。す
なわちこの変形例では、枠材30,31は横断面
略方形の中空状であり、これらの外側面に凹陥部
28が形成せられている。そして雌ねじ部16を
有する固定金具14は枠材30,31の表面板
3,4の内面に沿う上下両側壁部32,33(こ
れらは第2実施例の突縁部10,11に相当す
る)のうちの上側壁部32に取り付けられてい
る。このような中空状の枠材30,31を用いる
ことにより、断熱パネル24,25の端部24
a,25aの強度が増大するものである。この変
形例において、その他枠材30,31の凹陥部2
8内に横断面凸状の結合部材29が嵌め込まれて
いる点などは上記第2実施例の場合と同様であ
り、図面において同一のものには同一の符号を付
した。
なお、上記実施例においては、断熱パネルの接
合端部の上面に渡された補強梁12によつて相互
に突き合わせられた断熱パネル同志および隣接断
熱パネル同志が結合されているが、このような補
強梁12をさらに断熱パネルの長さの中間部に渡
して隣接断熱パネル同志を結合するようにしても
よい。補強梁12は横断面略コ字形であるが、平
板あるいはその他の形状であつても勿論よい。
合端部の上面に渡された補強梁12によつて相互
に突き合わせられた断熱パネル同志および隣接断
熱パネル同志が結合されているが、このような補
強梁12をさらに断熱パネルの長さの中間部に渡
して隣接断熱パネル同志を結合するようにしても
よい。補強梁12は横断面略コ字形であるが、平
板あるいはその他の形状であつても勿論よい。
また上記実施例においては、天井を構成する断
熱パネルを補強梁12により連結した場合を示し
たが、この考案は、たとえば側壁を構成する断熱
パネルを胴縁等の連結部材により連結する場合な
どにも同様に適用されるものである。また実施例
では、この考案をプレハブ冷蔵庫に適用した場合
を示したが、この考案は、その他クリーンルー
ム、実験室等の壁面を構成する断熱パネル、ある
いは一般建築用断熱パネルを互いに連結する場合
も同様に適用可能である。またパネルの断熱材5
がグラスウール、ロツクウールあるいはハニカム
断熱材等により構成されていて、パネルの曲げ強
度が低い場合には、枠材の肉厚を厚くしたり、枠
材をアルミニウム押出型材や曲げ加工した鋼板等
によりつくつて、枠材の強度を増大することによ
り、断熱パネルの全体としての曲げ強度を増大す
ることができるが、この考案は、このように枠材
の強度が大きい断熱パネルにも同様に適用するこ
とができるものである。
熱パネルを補強梁12により連結した場合を示し
たが、この考案は、たとえば側壁を構成する断熱
パネルを胴縁等の連結部材により連結する場合な
どにも同様に適用されるものである。また実施例
では、この考案をプレハブ冷蔵庫に適用した場合
を示したが、この考案は、その他クリーンルー
ム、実験室等の壁面を構成する断熱パネル、ある
いは一般建築用断熱パネルを互いに連結する場合
も同様に適用可能である。またパネルの断熱材5
がグラスウール、ロツクウールあるいはハニカム
断熱材等により構成されていて、パネルの曲げ強
度が低い場合には、枠材の肉厚を厚くしたり、枠
材をアルミニウム押出型材や曲げ加工した鋼板等
によりつくつて、枠材の強度を増大することによ
り、断熱パネルの全体としての曲げ強度を増大す
ることができるが、この考案は、このように枠材
の強度が大きい断熱パネルにも同様に適用するこ
とができるものである。
この考案は、上述のように、互いに連結される
両断熱パネルがそれぞれ2枚の表面板とこれらの
中間に充填された断熱材とによつて構成されると
ともに、接合端面に枠材が嵌め込まれ、枠材の少
なくとも一側に表面板の内面に沿う突縁部が形成
され、各断熱パネルの表面板とこれの内面に沿う
枠材の突縁部の所要箇所に両者を貫通する貫通孔
があけられ、これらの貫通孔に、一端に鍔を有し
かつ周壁内部に雌ねじを有する固定金具が挿通さ
れ、これの鍔が表面板に掛け止められ、枠材の突
縁部の裏側において固定金具の周壁の一部が座屈
せしめられることにより、枠材の突縁部の裏面に
掛かる環状突部が形成されて、固定金具が表面板
と枠材に止められ、両断熱パネルの外面に連結部
材が固定金具に重なるように渡され、この連結部
材にボルト孔がそれぞれ固定金具に対応するよう
にあけられ、各ボルト孔に挿通されたボルトの先
端部が固定金具の雌ねじ部にねじ込まれているも
ので、予め製造された断熱パネルの枠材に、雌ね
じ部を有する固定金具をあとから取り付けること
ができるから、断熱パネルの必要な箇所に固定金
具を配置することができて、断熱パネルの連結を
確実に行なうことができ、また断熱パネルの製造
に際しても、とくに側壁用断熱パネル、天井用あ
るいは床用断熱パネルというように、断熱パネル
の種類を分けて製造する必要がなく、したがつて
断熱パネルの種類が非常に少なくてすみ、その製
造を容易かつ安価に行ない得る。またボルトは断
熱パネルを貫通するものでないから、ボルトの表
面に結露や氷付き等が生じるようなことがない
し、たとえばプレハブ冷蔵庫等の内面にボルトの
頭が現われるようなことがないので、これを被う
ためのカバーの取付けも不要となり、従来技術の
問題を解決し得るという効果を奏する。
両断熱パネルがそれぞれ2枚の表面板とこれらの
中間に充填された断熱材とによつて構成されると
ともに、接合端面に枠材が嵌め込まれ、枠材の少
なくとも一側に表面板の内面に沿う突縁部が形成
され、各断熱パネルの表面板とこれの内面に沿う
枠材の突縁部の所要箇所に両者を貫通する貫通孔
があけられ、これらの貫通孔に、一端に鍔を有し
かつ周壁内部に雌ねじを有する固定金具が挿通さ
れ、これの鍔が表面板に掛け止められ、枠材の突
縁部の裏側において固定金具の周壁の一部が座屈
せしめられることにより、枠材の突縁部の裏面に
掛かる環状突部が形成されて、固定金具が表面板
と枠材に止められ、両断熱パネルの外面に連結部
材が固定金具に重なるように渡され、この連結部
材にボルト孔がそれぞれ固定金具に対応するよう
にあけられ、各ボルト孔に挿通されたボルトの先
端部が固定金具の雌ねじ部にねじ込まれているも
ので、予め製造された断熱パネルの枠材に、雌ね
じ部を有する固定金具をあとから取り付けること
ができるから、断熱パネルの必要な箇所に固定金
具を配置することができて、断熱パネルの連結を
確実に行なうことができ、また断熱パネルの製造
に際しても、とくに側壁用断熱パネル、天井用あ
るいは床用断熱パネルというように、断熱パネル
の種類を分けて製造する必要がなく、したがつて
断熱パネルの種類が非常に少なくてすみ、その製
造を容易かつ安価に行ない得る。またボルトは断
熱パネルを貫通するものでないから、ボルトの表
面に結露や氷付き等が生じるようなことがない
し、たとえばプレハブ冷蔵庫等の内面にボルトの
頭が現われるようなことがないので、これを被う
ためのカバーの取付けも不要となり、従来技術の
問題を解決し得るという効果を奏する。
第1図はこの考案の装置により天井構成断熱パ
ネルを互いに連結したプレハブ冷蔵庫の概略部分
斜視図、第2図は第1図−線に沿う拡大断面
図、第3図は第2図における固定金具の詳細を示
す断面図で、同図イは固定金具を枠材に止める前
の状態を示し、同図ロは止めた後の状態を示して
いる。第4図〜第7図は枠材の各種変形例を示す
もので、断熱パネルの連結状態を示す拡大断面図
である。第8図はこの考案のいま1つの実施例を
示す拡大断面図、第9図は第8図における枠材の
変形例を示す拡大断面図である。第10図は第1
の従来例を示す拡大断面図、第11図は第2の従
来例を示す拡大断面図である。 1,2,24,25……断熱パネル、3,4…
…表面板、5……断熱材、6,7,26,27,
30,31……枠材、10,11……突縁部、1
2……補強梁(連結部材)、13……貫通孔、1
4……固定金具、15……鍔、16……雌ねじ、
17……薄肉部、18……環状突部、20……ボ
ルト孔、21……ボルト、21a……先端部、3
2,33……側壁部(突縁部)。
ネルを互いに連結したプレハブ冷蔵庫の概略部分
斜視図、第2図は第1図−線に沿う拡大断面
図、第3図は第2図における固定金具の詳細を示
す断面図で、同図イは固定金具を枠材に止める前
の状態を示し、同図ロは止めた後の状態を示して
いる。第4図〜第7図は枠材の各種変形例を示す
もので、断熱パネルの連結状態を示す拡大断面図
である。第8図はこの考案のいま1つの実施例を
示す拡大断面図、第9図は第8図における枠材の
変形例を示す拡大断面図である。第10図は第1
の従来例を示す拡大断面図、第11図は第2の従
来例を示す拡大断面図である。 1,2,24,25……断熱パネル、3,4…
…表面板、5……断熱材、6,7,26,27,
30,31……枠材、10,11……突縁部、1
2……補強梁(連結部材)、13……貫通孔、1
4……固定金具、15……鍔、16……雌ねじ、
17……薄肉部、18……環状突部、20……ボ
ルト孔、21……ボルト、21a……先端部、3
2,33……側壁部(突縁部)。
Claims (1)
- 互いに連結される両断熱パネルがそれぞれ2枚
の表面板とこれらの中間に充填された断熱材とに
よつて構成されるとともに、接合端面に枠材が嵌
め込まれ、枠材の少なくとも一側に表面板の内面
に沿う突縁部が形成され、各断熱パネルの表面板
とこれの内面に沿う枠材の突縁部の所要箇所に両
者を貫通する貫通孔があけられ、これらの貫通孔
に、一端に鍔を有しかつ周壁内部に雌ねじを有す
る固定金具が挿通され、これの鍔が表面板に掛け
止められ、枠材の突縁部の裏側において固定金具
の周壁の一部が座屈せしめられることにより、枠
材の突縁部の裏面に掛かる環状突部が形成され
て、固定金具が表面板と枠材に止められ、両断熱
パネルの外面に連結部材が固定金具に重なるよう
に渡され、この連結部材にボルト孔がそれぞれ固
定金具に対応するようにあけられ、各ボルト孔に
挿通されたボルトの先端部が固定金具の雌ねじ部
にねじ込まれている断熱パネルの連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159883U JPS59175993U (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 断熱パネルの連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159883U JPS59175993U (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 断熱パネルの連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59175993U JPS59175993U (ja) | 1984-11-24 |
JPS637829Y2 true JPS637829Y2 (ja) | 1988-03-07 |
Family
ID=30201744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7159883U Granted JPS59175993U (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 断熱パネルの連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59175993U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6283817B2 (ja) * | 2014-02-25 | 2018-02-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1983
- 1983-05-12 JP JP7159883U patent/JPS59175993U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59175993U (ja) | 1984-11-24 |
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