JP2646690B2 - 雨滴センサ - Google Patents

雨滴センサ

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JP2646690B2
JP2646690B2 JP63208525A JP20852588A JP2646690B2 JP 2646690 B2 JP2646690 B2 JP 2646690B2 JP 63208525 A JP63208525 A JP 63208525A JP 20852588 A JP20852588 A JP 20852588A JP 2646690 B2 JP2646690 B2 JP 2646690B2
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博文 杢屋
浩昭 西村
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両ワイパの自動作動制御等に使用できる雨
滴センサに関し、特にその検出面に残った雨滴による誤
作動を生じない雨滴センサに関する。
[従来の技術] ウインドシールドガラスに付着する雨滴量を検出でき
れば、ワイパをこれに応じて自動作動せしめることが可
能であり、極めて便利である。そこで、例えば、実開昭
59−34354号には雨滴の付着により電極間容量が変化す
ることを利用した雨滴センサが示されており、また、特
開昭62−138743号には上記電極間容量の変化分を検出し
て、電極間の汚れ等に無関係に、新たに付着する雨滴を
正確に検出する雨滴センサが示されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、かかる雨滴センサは、運転者の視認性を低
下せしめることがないように、通常はワイパにより払拭
されるガラス面上に設けられることはなく、したがっ
て、雨が止んでも検出面上にはしばらく雨滴が残る。
残った雨滴は車両の走行風や走行振動を受けると検出
面上で変形するが、大径の雨滴ほどその変形量は大き
く、変形により雨滴面積が増大すると上記検出電極間の
容量が増加し、雨滴センサは新たな雨滴の付着と誤検知
してワイパ作動を指令するという問題を生じる。
本発明はかかる現状に鑑みその解決を図るもので、検
出面上に残った雨滴により誤検出を生じることがない雨
滴センサを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の雨滴センサは、間隔をおいて対向する検出電
極を形成した検出面を有し、上記検出電極間の容量増加
分より上記検出面に付着した雨滴を検出するものであ
り、上記検出面上を横切って所定間隔で配設されるとと
もに、上記検出面に対し上方へ小間隙を成して離して配
置される複数の帯体よりなる雨滴排出手段を具備してい
る。
〔作用〕
上記構成の雨滴センサにおいて、検出面上に付着する
雨滴のうち径が上記帯体の間隔より大きいものは、上記
帯体と上記検出面の間に形成される小間隙の毛細管現象
によって速やかに検出面上より排除される。検出面上に
残った上記所定間隔以下の雨滴は、走行風等の作用を受
けて変形するが、変形による面積拡大はこれら小さい雨
滴では少なく、したがってこの時の検出電極間の容量増
加分は検出レベルよりも充分小さいものとなる。
かくして、雨上がり後の検出面上に残った雨滴が変形
しても、センサが新たな雨滴付着と誤検知することはな
い。
[第1実施例] 第5図において、車両のフロントバンパB上には雨滴
センサSが設けてあり、該雨滴センサSの詳細を第3図
および第4図に示す。
上記雨滴センサSは車両前方に向く面を傾斜せしめた
開放ケース52と、傾斜面を除いてこれを覆うカバー51よ
りなり、上記傾斜面上に板状センサチップ1を支持固定
してある。センサチップ1の上面は検出面1aとなってお
り、該検出面1aの前上方に小間隙をなして一定幅の帯体
4が設けてある。帯体4は傾斜面に沿う上下方向へ延
び、その上下端は折曲げてそれぞれ上記ケース52の開口
縁と前端面に係止固定してある。これら帯体4は左右方
向等間隔で複数設けてある。
上記センサチップの詳細を第1図および第2図に示
す。センサチップ1はガラスエポキシ、セラミック、あ
るいは樹脂の基盤11上に銅箔で検出電極2、3を形成
し、これら電極を塗装膜あるいはフィルム材の絶縁膜12
で覆ってある。
上記電極2、3は帯状で交互に等間隔で多数形成さ
れ、それぞれ上端および下端で連結されてリード電極2
1、31に一体化されている。しかして、上記検出面1a上
に雨滴が付着すると、リード電極21、31間の容量が変化
する。上記検出電極2、3の形成ピッチは例えば1.5mm
であり、この場合は、1.5mmφ以上の径の雨滴付着を効
果的に検出することができる。
上記リード電極21、31はワイパの制御回路6に接続さ
れており、該制御回路6は、上記リード電極21、31間の
容量を回路要素とするRC発振回路61と、該発振回路61の
発振出力の正の周期変化分のみを検出し、この周期変化
分を加算して、加算値が一定値を越えた時にワイパ作動
信号を発するとともに上記加算値をクリアするコンピュ
ータ演算回路62とより構成されている。RC発振回路61は
上記ケース52内に収納される。またコンピュータ演算回
路62は上記ケース52外に設けられる。
かくして、雨滴が付着する毎に、上記発振回路61の発
振出力周期は漸次増大し、途中で検出面1a上の雨滴が流
れてもこれに無関係に、一定量以上の雨滴の付着を検出
してワイパが作動せしめられる。
さて、上記検出面1aの上方に小間隙を成して配した上
記帯体4は、例えば約0.3mm厚のステンレス鋼ないし樹
脂で構成され、他に比して小幅とした検出電極2の直上
に位置している。上記各帯体4は上端と下端で互いに連
結されて枠状としてあり、帯体4の幅wは強度上の観点
より1.5mm程度としてある。そして、検出面1aとの間隙
dは効果的な毛細管現象を現すように0.2mm程度として
ある。
しかして、上記検出面1a上に付着した雨滴のうち、上
記帯体4の間隔よりも大きい径を有する雨滴Lは、第1
図実線で示す如く、これが接する帯体4下の間隙dの毛
細管現象により間隙d内に吸引され、この間隙dに沿っ
て、傾斜する上記検出面1a上を降下して下方へ排出され
る。
なお、帯体4下の上記検出電極2を小幅としたのは、
間隙d内に吸引され流下する雨滴の検出への影響を小さ
くするためである。
上記帯体4の内側面間の間隔lは本実施例では、以下
に説明する如く5mmとしてある。すなわち、最小の検出
雨滴径を上述の如く1.5mmφとすると、この大きさの雨
滴が付着した時の上記発振出力の周期変化量はTAであ
る。一方、上記帯体4の間隔を変えてこの時検出面1a上
に残る雨滴が、100Km/hの走行風を受けて面積変化を生
じる場合の上記周期変化量を調べると、第6図に示す如
く、帯体4の間隔を6mmとした時に同程度の変化量とな
る。これは、6mmφに近い雨滴が検出面1a上に残るとそ
の変形により新たな雨滴付着と誤検知することを示して
いる。
ここにおいて、帯体4の間隔を5mmとしておけば、雨
上がりには上記検出面1a上にはこれ以下の径の雨滴Lし
か残らないから(第1図鎖線)、たとえかかる雨滴が変
形してもこの時の周期変化量は上記TA以上にはなら
ず、誤検知を避けることができる。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の雨滴センサは、検出面上を横切
って所定間隔で配設され上記検出面との間に小間隔を成
す帯体が雨滴排出手段として機能し、上記所定間隔より
大きい径の雨滴を上記小間隙の毛細管現象により排除す
ることができる。よって、雨上がり後に検出面上に残る
雨滴は上記所定間隔以下の径の小さなものであり、走行
風を受けあるいは振動等によりこれが変形しても検出電
極間の容量増加分は小さく、新たな雨滴付着と誤検出す
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示し、第1
図はセンサチップの部分拡大断面図で、第2図のI−I
線に沿う断面図、第2図は絶縁膜を取除いたセンサチッ
プの部分拡大平面図、第3図は雨滴センサの正面斜視
図、第4図はその横断面図で、第3図のIV−IV線に沿う
断面図、第5図は雨滴センサを設けた車両の前部斜視
図、第6図は異なる帯体間隔について、検出面残存雨滴
の変形による発振出力の周期変化量を示す図である。 1……センサチップ 11……基板 12、13……絶縁膜 2、3……検出電極 4……帯体 6……ワイパ制御回路 B……フロントバンパ L……雨滴 S……雨滴センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて対向する検出電極を形成した
    検出面を有し、上記検出電極間の容量増加分より上記検
    出面への雨滴付着を検出する雨滴センサにおいて、上記
    検出面上を横切って所定間隔で配設されるとともに、上
    記検出面に対し上方へ小間隙を成して離して配置される
    複数の帯体を設けて、上記検出面に付着する上記所定間
    隔より大きい径の雨滴を上記小間隙の毛細管現象により
    排除する雨滴排出手段となしたことを特徴とする雨滴セ
    ンサ。
JP63208525A 1988-08-23 1988-08-23 雨滴センサ Expired - Lifetime JP2646690B2 (ja)

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