JPH0544775Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0544775Y2
JPH0544775Y2 JP1986023934U JP2393486U JPH0544775Y2 JP H0544775 Y2 JPH0544775 Y2 JP H0544775Y2 JP 1986023934 U JP1986023934 U JP 1986023934U JP 2393486 U JP2393486 U JP 2393486U JP H0544775 Y2 JPH0544775 Y2 JP H0544775Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
case
raindrops
raindrop
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986023934U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62135957U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986023934U priority Critical patent/JPH0544775Y2/ja
Publication of JPS62135957U publication Critical patent/JPS62135957U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0544775Y2 publication Critical patent/JPH0544775Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、雨滴の落下を検知してワイパを自動
的に駆動する自動ワイパ駆動装置の雨滴検出器に
関する。
「従来の技術」 従来の雨滴検出器は、特開昭59−137858号公報
に示されるように、ケース上板がケース底板に対
し傾斜させて設けられており、そのケース上板に
平板状の振動板が共振可能に設けられる構造であ
り、かつ前記振動板の振動面の水平面に対する傾
斜角が自動車の進行方向に向けて約10度から風防
ガラスの傾斜角度の範囲内に設定されていた。し
かしながら、風防ガラスの傾斜角度は乗用車で30
度前後であり、また、トラツクやバスなどの車両
において約90度近くの傾斜角度を持つ場合がある
ので、水平面に対する傾斜角の相違により雨滴検
出器から検出される雨量の信号値が大幅に変化す
るという問題があつた。
特開昭59−137857号公報に記載された自動ワイ
パ装置の雨滴検出器は、振動板の外形で定まる基
本共振周波数より高い次数の所望共振周波数にお
いて振動板17の節となる部分17aを設けたも
のに過ぎず、振動板17を円錐台状にしているの
で、車速が遅いときには円錐台状振動板17の検
知面をなす上平面に雨滴が溜まる可能性があり検
出感度が変わつてしまうという欠点がある。
また、実願昭57−187213号(実開昭59−91948
号)のマイクロフイルムに記載されたワイパ制御
装置は雨滴検知面4が取付面5に対してほぼ90°
をなす雨滴検出器2と、雨滴検出面6が水平をな
す雨滴検出器3との2個の雨滴検出器2,3を用
いないと車速の変化に対応するという効果が現れ
ず、必要とする部品点数が多く構造が複雑である
という欠点がある。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、上記の問題を解決するためになされ
たものであり、車両の種類が変化しても検出され
る雨量の信号値が大幅に変化せずほぼ一定である
と共に、振動板の検知面に雨滴が溜ることがなく
検出感度が変るようなことがなく、また簡単な構
造で車速の変化に対応することができる雨滴検出
器を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案によれば、上記目的のため、ケース上板
1がケース底板2と平行に形成され、かつ前方に
向う下向きの傾斜1aを有して、車体9に略水平
に支持されるケース3と、前記ケース上板1に弾
性体板11により、衝突する雨滴によつて共振可
能に支持されると共に、上面が球面状に形成され
て振動板10と、を備えることを特徴とする自動
ワイパ駆動装置の雨滴検出器が提供される。
「作用」 上記構成によれが、振動板10が車体9に対し
常に略水平に支持されるため車両の種類が変化し
ても検出される雨量の信号値が大幅に変化しな
い。また、振動板10の上面の雨滴検知面は球面
状に形成されているため、従来の平板状の雨滴検
知面の振動板を用いた場合よりも雨滴が雨滴検知
面をなす振動板10の球面状上面に大きな角度を
もつて衝突すると共に、振動板10の上面に衝突
した雨滴は球面状の傾斜に沿つて流れ落ちるため
雨滴の検出感度が変わるようなことがなく一定に
保たれる。さらに、本考案においてケース上板1
が前方に向う下向きの傾斜1aを有しているか
ら、傾斜がない場合に較べて渦流が発生せず、車
が走行時の風の流れを緩やかにし、雨滴が振動板
10に衝突し易くなる。
「実施例」 次に、本考案の雨滴検出器の実施例を図面によ
り説明する。
第1図から第3図に示されるように、本実施例
の雨滴検出器は、ケース上板1がケース底板2と
略平行に形成されたケース3を有する。ケース上
板1は前方に向う下向きの傾斜1aを有する。前
記ケース底板2には断面コ字形の箱状ゴムブロツ
ク4が焼付けによつて固着されており、その箱状
ゴムブロツク4の中には取付フランジ5の受金具
6が埋設されている。受金具6に対面するように
その受金具6から延出する締着金具7には取付ね
じ8が螺合されている。車体9は、ケース3の真
下付近で水平になり第1図の左方に向けて下向き
に傾斜した形状を成している。その車体9を箱状
ゴムブロツク4と締着金具7の間に挟み込み、取
付ねじ8を締付けることにより、ケース3が車体
9に水平に取付けられている。
ケース上板1には、振動板10が弾性体板11
により支持されており、その振動板10に車体9
の振動が伝わらないように支持されると共に、振
動板10が、その振動板10に衝突する雨滴によ
り共振可能に支持されている。振動板10は、雨
滴検知面としての上面が球面状に形成されてい
る。その振動板10の裏面には、圧電素子12が
固着されており、ケース底板2の上に装着される
図示しない電子回路板において濾過、増幅および
波形整形などの処理を経て、リード線13から自
動ワイパ駆動装置14へ出力信号が取出される。
「作動」 上記構成において、雨滴が振動板10に落下す
ると、その雨滴による衝撃に応じた波高値を持
ち、また振動板10の共振周波数に応じた周波数
の電気信号が圧電素子12に発生し、リード線1
3に出力信号が得られるため、自動ワイパ駆動装
置14が作動される。そして、振動板10に落下
した雨滴は、その振動板10の球面に沿つて流れ
落ち排出されるため、次々と振動板10に落下す
る雨滴がその振動板10の上に留まることがな
く、常に雨滴の大きさおよび落下間隔に対応する
出力信号が得られる。また、車速の変化などによ
り雨滴の進入方向が変化しても、振動板10上面
の雨滴検知面が球面状であるため、常に法線方向
から乃至は大きな角度で雨滴が振動板10上面に
雨滴検知面に衝突するので、雨滴量に対する検知
値が変化するようなことがない。
気象学上において並雨とされる雨滴の落下速度
はグン・キンツアー(GUNN・KINZER)によ
ると毎秒当り206〜649cmであり、時速にすると毎
時7.4〜23.4Kmであるから、車速が0〜60Km/H
または100Km/Hに変化することによつて振動板
10に衝突する雨滴の角度は容易に変化される
が、振動板10の上面が球面状を成しているた
め、常に大きな角度で雨滴が振動板10に衝突す
る。また、細雨の場合も同様な結果が得られる。
実施例によると、振動板10の球面の半径を71
mmにしたとき良好な結果を得ることができた。
「その他の実施例」 振動板10の上面は完全な真球面状でなくて
も、僅かな変形を含む略球面状であれば、上記実
施例と同様な作用および利点がある。
「効果」 以上述べたように、本考案の雨滴検出器は、車
速の変化などによる雨滴の進入方向の変化に対応
するため、振動板が1個で良いため部品点数が少
なく構造が簡単であると共に、振動板が車体に水
平に支持されるため車両の種類が変化しても雨量
の信号値が大幅に変化せず、また振動板の上面に
雨滴検知面が球面状に形成されているため雨滴が
常に大きな角度をもつて衝突すると共に、球面状
の傾斜に沿つて雨滴が流れ落ちるため検出感度が
一定に保たれ、しかもケース上板が前方に向かう
下向きの傾斜を有しているから風の流れを緩やか
にし雨滴が振動板に衝突し易くなるなどの格別な
る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の雨滴検出器の取付状態を示す
断面図、第2図は上面図、第3図は振動板の正面
図である。 1……ケース上板、1a……傾斜、2……ケー
ス底板、3……ケース、9……車体、10……振
動板、11……弾性体板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケースの上板がケース底板と平行に形成され、
    かつ前方に向う下向きの傾斜を有して、車体に略
    水平に支持されるケースと、 前記ケース上板に弾性体板により、衝突する雨
    滴によつて共振可能に支持されると共に、上面が
    球面状に形成された振動板と、 を備えることを特徴とする自動ワイパ駆動装置の
    雨滴検出器。
JP1986023934U 1986-02-20 1986-02-20 Expired - Lifetime JPH0544775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023934U JPH0544775Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023934U JPH0544775Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62135957U JPS62135957U (ja) 1987-08-27
JPH0544775Y2 true JPH0544775Y2 (ja) 1993-11-15

Family

ID=30822700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986023934U Expired - Lifetime JPH0544775Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544775Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051707A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Akebono Brake Ind Co Ltd センサ素子及び充填検知装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137857A (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 Jidosha Denki Kogyo Co Ltd 自動ワイパ装置の雨滴検出器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991948U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 日産車体株式会社 ワイパ制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137857A (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 Jidosha Denki Kogyo Co Ltd 自動ワイパ装置の雨滴検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62135957U (ja) 1987-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0308990B1 (en) Wiper speed control system for an automotive windshield wiper
US4748390A (en) Capacitive-type detection device
US6936985B2 (en) Sensing device for determining a rain rate
JPH05185904A (ja) 特に自動車の前面ガラスに用いられる自動制御式クリーニング装置
US4584508A (en) Rain sensor in an automatic wiper drive control system for an automotive vehicle
CA2032553A1 (en) Rain responsive windshield wiper control
JPH0352208U (ja)
JP2858034B2 (ja) 窓ふき駆動装置の窓ふき間隔の制御の際降水を検出するセンサ装置の感度を適応させる方法及び装置
JPH0544775Y2 (ja)
JPS5952763A (ja) 車両用雨滴センサ
CN109080573B (zh) 一种基于超声波的车辆自适应盲区监测系统
JPH10227768A (ja) 雨滴検出装置
JPS6336292Y2 (ja)
CN109318862A (zh) 使用心理-声学指标的车辆雨水检测器
JPS59137858A (ja) 自動ワイパ装置の雨滴検出器
JP3344341B2 (ja) 車両用ドアミラー
JPH10311786A (ja) 水滴検出装置及びワイパシステム
JPS59192651A (ja) 自動車用オ−トワイパ−
JPS5945247A (ja) 車両用間欠ワイパ装置
JPS6329634Y2 (ja)
JPS61139775A (ja) 雨滴センサ
CN2443897Y (zh) 汽车雾天行使安全警示装置
JPS59192650A (ja) 自動車用オ−トワイパ−
JP2598566Y2 (ja) ワイパ制御装置
JPS58112854A (ja) 間欠ワイパ駆動制御装置