JP2598566Y2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JP2598566Y2
JP2598566Y2 JP1993038584U JP3858493U JP2598566Y2 JP 2598566 Y2 JP2598566 Y2 JP 2598566Y2 JP 1993038584 U JP1993038584 U JP 1993038584U JP 3858493 U JP3858493 U JP 3858493U JP 2598566 Y2 JP2598566 Y2 JP 2598566Y2
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JP
Japan
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raindrop
wiper
time
intermittent
signal
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JP1993038584U
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JPH078120U (ja
Inventor
崎 晴 雄 山
藤 雄 伊
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、降雨状態を検出して車
両のワイパ装置を駆動するのに利用されるワイパ制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパ制御装置としては、例え
ば、雨滴の衝突により生じた振動を電気信号に変換して
出力する雨滴センサを用い、所定時間内に発生した信号
を積算して、その積算値によりワイパ駆動用の間欠時間
を決定し、その間欠時間でワイパを駆動するようにした
ものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のワイパ制御装置にあっては、例えば小雨から
霧雨の状態に変わった場合、払拭面に雨滴が付着するに
もかかわらず雨滴センサによる雨滴の検出が困難になっ
て、払拭面の状態に応じた間欠動作が損なわれる恐れが
あり、このような不具合を解決することが課題であっ
た。
【0004】
【考案の目的】本考案は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、雨滴センサで検出し得る降雨状態から、
雨滴センサで検出することが困難な霧雨等に変わった場
合であっても、これに応じた間欠動作を行うことができ
るワイパ制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係わるワイパ制
御装置は、雨滴センサと、前記雨滴センサから所定時間
毎に入力される雨滴信号に基づいてワイパ駆動の間欠時
間を算出し、雨滴信号が減少すると間欠時間を長くし、
雨滴信号が増大すると間欠時間を短く選定する制御手段
とを備え、前記制御手段は、雨滴信号の減少率を算出
し、雨滴信号の減少率が予め定められた基準値よりも小
さい場合には、間欠時間をその時の間欠時間のままに
持する制御を行う構成としており、上記構成を課題を解
決するための手段としている。
【0006】
【考案の作用】本考案に係わるワイパ制御装置では、雨
滴センサにより検出し得る降雨状態においては、雨滴セ
ンサからの信号により間欠時間を決定してその間欠時間
でワイパを駆動している。
【0007】ところで、降雨状態が小雨から霧雨に変わ
っていくと、所定時間に入力される雨滴信号の数がし
だいに減少する。そこで、上記ワイパ制御装置では、降
雨状態が小雨から霧雨に変わっていくときの雨滴信号の
減少率を想定して、これよりも大きい減少率が基準値と
して予め定めてあり、制御手段において、雨滴信号の減
少率を算出し、その減少率が基準値よりも小さい場合に
は、その時点での間欠時間を維持する。
【0008】したがって、降雨状態が小雨から霧雨に変
わっていく状況において、払拭面に雨滴が付着するにも
かかわらず雨滴信号の数が減少しても、一定の間欠動作
を継続し得ることとなる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図3に基づいて、本考案に係わ
るワイパ制御装置の一実施例を説明する。
【0010】ワイパ制御装置は、図1に示すように、ワ
イパ装置の駆動源であるワイパモータ1と、自動車のエ
ンジンフード上面などに取付けられる雨滴センサ2と、
雨滴センサ2からの雨滴信号に基づいて間欠時間を算出
する回路構成を備えた制御手段3と、制御手段3で算出
した間欠時間でワイパモータ1を駆動する駆動手段4を
備えている。
【0011】ワイパモータ1は、ワイパ操作スイッチを
オフにしたときに、ワイパブレードが待機位置(下部反
転位置)まで移動したところで停止させるためのオート
ストップ機構5を備えている。このオートストップ機構
5は、モータとともに回転する第1および第2の通電用
プレート6,7と、これらに接触する第1および第2の
接触子8,9を備えた従来既知の構成を有するものであ
る。
【0012】雨滴センサ2は、例えば、雨滴の衝突によ
り生じた振動を電気信号に変換するものであって、所定
時間毎に、その電気信号を雨滴信号として発生させる。
また、制御手段3は、雨滴センサ2から所定時間毎に入
力される雨滴信号に基づいてワイパ駆動の間欠時間を算
出し、雨滴信号が減少すると間欠時間を長くし、雨滴信
号が増大すると間欠時間を短く選定する機能を有すると
共に、所定時間内の雨滴信号の数に基づいて雨滴信号の
減少率を算出する機能を有している。
【0013】ところで、降雨状態が小雨から霧雨に変わ
っていくような状況では、図3の点線Aで示すように、
所定時間内に入力される雨滴信号の数(雨量)がしだい
に減少する。また、車両がトンネルに進入した場合など
では、図3の点線Bで示すように、雨量が急激に減少す
る。したがって、霧雨に変わった場合には、急激な変化
に比べて減少率(点線の勾配)が小さい。そこで、制御
手段3には、降雨状態が小雨から霧雨に変わっていくと
きの雨滴信号の減少率を想定し、これよりも大きい減少
率、つまり、図3の一点鎖線Cの勾配に基づく減少率が
基準値として予め定めてある。
【0014】駆動手段4は、第2接触子9側の接点10
と接地側の接点11を切り換えるリレースイッチ12
と、制御手段3に接続したリレーコイル13を備えてお
り、制御手段3から指令信号が発生するとリレーコイル
13の働きでリレースイッチ12が接地側の接点11に
切り換わる。これにより、ワイパモータ1に通電が成さ
れる。また、ワイパモータ1の作動に伴って、第1通電
用プレート6に第2接触子9が接触すると、リレースイ
ッチ12が第2接触子9側の接点10に切り換わってワ
イパモータ1への通電が継続され、ワイパブレードが1
往復して第2通電用プレート7に両接触子8,9が接触
した時点でワイパモータ1が停止する。
【0015】上記構成を備えたワイパ制御装置は、その
制御過程を図2のフローチャートとともに説明すると、
通常は、ステップS1〜S4に示すように、制御手段3
において雨滴センサ2からの雨滴信号に基づいて間欠時
間を算出し、この間欠時間に基づく指令信号を駆動手段
4に送ることによってワイパモータ1を間欠駆動させて
いる。
【0016】また、上記ワイパ制御装置は、ステップS
2において、所定時間内に入力された雨滴信号の数の減
少率が基準値よりも小さい(YES)と判断したときに
は、ステップS5に移ってその時点での間欠時間を維持
し、さらにステップ4に移って先に維持された間欠時間
でワイパモータ1を駆動する。
【0017】したがって、降雨状態が小雨から霧雨に変
わっていく状況において、払拭面に雨滴が付着するにも
かかわらず雨滴信号の数が減少しても、一定の間欠動作
を継続することとなり、さらに、再び雨滴センサ2で検
出し得る降雨状態になれば、これに応じた間欠駆動に復
帰する。
【0018】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案のワイ
パ制御装置によれば、雨滴センサの信号に基づいて決定
した間欠時間でワイパを駆動している状態において、
滴信号の減少率が予め定めた基準値よりも小さいときに
間欠時間を維持する制御を行うことにより、雨滴センサ
で検出し得る降雨状態から、雨滴センサでの検出が困難
な霧雨等に変わった場合であっても、ワイパの一定の間
欠動作を継続することができ、常に良好な視界が得られ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるワイパ制御装置の一実施例を示
す説明図である。
【図2】ワイパ制御装置の制御過程を説明するフローチ
ャートである。
【図3】時間経過に伴う雨量の減少状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ワイパモータ 2 雨滴センサ 3 制御手段 4 駆動手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨滴センサと、前記雨滴センサから所定時間毎に入力される雨滴信号に
    基づいてワイパ駆動の間欠時間を算出し、雨滴信号が減
    少すると間欠時間を長くし、雨滴信号が増大すると間欠
    時間を短く選定する制御手段とを備え、 前記制御手段は、雨滴信号の減少率を算出し、雨滴信号
    の減少率が予め定められた基準値よりも小さい場合に
    は、間欠時間をその時の間欠時間のままに 維持する制御
    を行うことを特徴とするワイパ制御装置。
JP1993038584U 1993-07-14 1993-07-14 ワイパ制御装置 Expired - Lifetime JP2598566Y2 (ja)

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JPH078120U JPH078120U (ja) 1995-02-03
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