JP2602120Y2 - 車両用リヤワイパ - Google Patents

車両用リヤワイパ

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JP2602120Y2
JP2602120Y2 JP1993022683U JP2268393U JP2602120Y2 JP 2602120 Y2 JP2602120 Y2 JP 2602120Y2 JP 1993022683 U JP1993022683 U JP 1993022683U JP 2268393 U JP2268393 U JP 2268393U JP 2602120 Y2 JP2602120 Y2 JP 2602120Y2
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JP
Japan
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wiper
vehicle speed
vehicle
rear wiper
speed
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JP1993022683U
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裕三 高杉
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のリヤガラスに付
着する雨滴等を除去するリヤワイパに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパは自動車が降雨中を走行する際
に、運転席前面のガラスに付着する雨水を除去するもの
である。ところで最近では、走行時に自車が路面から巻
き上げることによりリヤガラスに付着する飛沫を除去す
るために、リヤガラスにリヤワイパを設けた車両が多く
なっている。
【0003】リヤワイパは、ワイパモータ,リンク機構
及びワイパアーム、ワイパブレードから構成され、ワイ
パモータはモータ部とリヤワイパの運転状態(連続運
転,間欠運転)を制御する制御部とからなっている(実
開平3−121062号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ここで、従来のリヤワ
イパにあっては、連続運転及び間欠運転が行えるように
なっているため、以下に示すような運転状態で使用され
る。即ち、発進時には、停車時にリヤガラスに付着した
雨滴を除去すべくリヤワイパを作動させるが、発進後の
中速走行時にはたちまち空拭き状態となって、ワイパブ
レードの磨耗やリヤガラスの傷付を生じる惧れがあるた
め、その作動毎にリヤワイパを停止させている。
【0005】一方車速が上がり、自車の巻き上げた飛沫
がリヤガラスに付着するようになると、間欠ワイパでは
当該飛沫を除去して十分に視界を確保することができな
いので、連続運転に切換えている。即ち、以上述べたよ
うに、リヤワイパの作動に際しては、運転者がその運転
状態をいちいち切換える煩雑な動作が必要となるため、
十分活用されない惧れがあり、もって十分に安全性を確
保できない惧れがある。
【0006】尚、本出願人は車両が後退する際にリヤワ
イパを作動させるものを先に出願している(実開昭61
−122953号公報参照)。本考案は、上記実情に鑑
みてなされたものであり、運転者が運転状態を切換える
ことなく、自動的に視界を確保可能として安全性を高め
ることを可能とする車両用リヤワイパを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、
続運転と作動間隔を少なくとも2種類に設定可能な間欠
運転とを行うことが可能なリヤワイパと、フロントワイ
パの作動を検出する作動検出手段と、車速を検出する車
速検出手段と、フロントワイパの作動が検出されたとき
に、リヤワイパの作動を制御する作動制御手段と、を含
んで構成される車両用リヤワイパであって、前記作動制
御手段は、車速が0であるときには、リヤワイパの作動
を停止し、車速が所定速度以下であるときには、リヤワ
イパを数回連続運転すると共に、車速が所定速度より大
きいときには、車速が大きくなるに従ってリヤワイパの
作動間隔を短くする制御を行うことを特徴とする
【0008】
【作用】かかる構成において、作動検出手段によりフロ
ントワイパの作動が検出されると、作動制御手段による
リヤワイパの作動制御が開始される。そして、車速検出
手段により検出された車速が0であれば、リヤワイパの
作動が停止される。これは、車速が0、即ち、停車中に
は、リヤワイパを作動させなくても、安全性に関しては
何ら問題はないので、不要な電力消費を防止する観点か
らも、好ましいからである。 また、車速検出手段により
検出された車速が所定速度以下であれば、作動制御手段
によりリヤワイパが数回連続運転される。即ち、フロン
トワイパの作動中であって車速が所定速度以下の場合に
は、車両が発進直後であると判断できるので、停車時に
リヤガラスに付着した雨滴等を除去すべく数回だけリヤ
ワイパを連続作動させ、発進時における後方視界を確保
しつつ、その後の空拭き状態を防止している。
【0009】さらに、車速検出手段により検出された車
速が所定速度より大きければ、リヤワイパは作動制御手
段により当該車速が大きくなるに従ってリヤワイパの作
動間隔が短くなるように制御され、所謂間欠運転が行わ
れる。即ち、車速が上がってくると、自車の巻き上げた
飛沫がリヤガラスに付着するようになるが、該付着は車
速が上がるほど大量となるため、間欠ワイパの作動間隔
を短くして頻繁に前記飛沫を除去し、十分な後方視界
確保する。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1において、本考案に係る車両用リヤワイパは、
図示しないフロントワイパを駆動するフロントワイパモ
ータ11の作動と図示しないリヤガラスに付着した雨滴等
を除去するリヤワイパを駆動するリヤワイパモータ15の
作動とを制御する制御ユニット1を含んで構成される。
そして、該制御ユニット1にはフロントワイパスイッチ
21からのフロントワイパ作動信号、また当該車両を後退
させるべく変速機のギヤ段がリバース位置にあるか否か
を検出するリバースギヤ検出センサ23からのリバース信
号及び車速センサ25からの当該車両の車速信号が入力さ
れる。
【0011】次に制御ユニット1により行われるリヤワ
イパモータ15の作動等に係る制御ルーチンを、図2に示
すフローチャートに従って説明する。尚、当該ルーチン
はイグニッションキーがONと同時に行われる。ステッ
プ1(図ではS1と記す。以下同様)では、フロントワ
イパスイッチ21からのフロントワイパ作動信号を読込
み、フロントワイパスイッチ21がONになっているか否
かを判断する。ONになっていない場合には、ワイパを
作動させる状態には無いとして、そのままリターンす
る。一方ONになっていると判断された場合には、例え
ば雨天時等でワイパを作動させる状態にあるとして、ス
テップ2に進む。
【0012】即ち、フロントワイパスイッチ21により作
動検出手段の機能が奏される。ステップ2では、リバー
スギヤ検出センサ23からのリバース信号の有無を確認す
ることにより車両を後退させるべくギヤがリバース位置
にあるか否かを判断し、ギヤがリバース位置にあると判
断された場合には、ステップ3に進む。ステップ3で
は、リヤワイパモータ15に連続作動信号を入力し、リヤ
ワイパを連続作動させ後退時の視界を確保し、安全走行
を行えるようにする。
【0013】一方、ステップ2においてギヤがリバース
位置にないと判断された場合には、ステップ4に進み、
車速センサ25からの当該車両の車速Vを読込んだ後、ス
テップ5にて当該車速Vが0であるかどうか判断する。
ステップ5において、V=0と判断された場合には、車
両が停車しているとして、そのままリターンする。V≠
0と判断された場合には、ステップ6に進み、車速Vが
第1の基準速度V1 以下であるか否かを判断する。ここ
で、第1の基準速度V1 は車両が発進直後等の低速走行
時の速度であり、例えば1〜2km/hである。
【0014】即ち、車速センサ25により車速検出手段の
機能が奏される。ステップ6において、V≦V1 である
と判断された場合には、車両は発進直後等の低速走行状
態にあるとして、ステップ7に進み、リヤワイパモータ
15を数回だけ連続作動させた後に、ステップ8におい
て、リヤワイパモータ15を停止させる。即ち、この場合
には、停車中にはリヤガラスに多量の雨滴が付着する惧
れがあり、発進直後には該付着した多量の雨滴を除去し
て後方視界を確保する必要があるためリヤワイパモータ
15を数回だけ連続作動させる。ところで、発進後は低速
走行中なのでリヤガラスに雨滴が付着することは殆どな
いので、もってリヤワイパのワイパブレードの保護等の
ためにはリヤワイパモータ15を停止させて、リヤワイパ
による空拭き状態を防止し、ワイパーブレードの磨耗や
リヤガラスの傷付を防止する。
【0015】一方、ステップ6において車速Vが第1の
基準速度V1 より大きいと判断された場合には、ステッ
プ9に進み、車速Vが第2の基準速度V2 以下であるか
否かを判断する。ここで、第2の基準速度V2 は車両が
一般走行を行う中速走行時の速度であり、例えば5〜60
km/hである。ステップ9において、V1 <V≦V2 であ
ると判断された場合には、フロントワイパの作動が検出
され、さらに車速Vが前記第1の基準速度V1 より大き
なった場合であると判断することができるので、多少
の飛沫等がリヤガラスに付着する惧れがあるとして、ス
テップ10に進み、リヤワイパモータ15を比較的長い作動
間隔で作動させて、当該リヤワイパの間欠運転を行う。
【0016】一方、ステップ9においてV2 <Vである
と判断された場合には、フロントワイパの作動が検出さ
れ、さらに車速Vが前述の第2の基準速度V2 より大き
くなった場合であるので、この場合には車速が上がって
くることにより、自車の巻き上げた飛沫がリヤガラスに
大量に付着するようになるため、ステップ11に進み、リ
ヤワイパモータ15を比較的短い作動間隔で作動させて、
頻繁に前記飛沫を除去する。
【0017】即ち、当該ルーチンにおいて第1の基準速
度V1 が所定速度に相当し、ステップ9〜11により、車
速が大きくなるに従って作動間隔を短くするようにリヤ
ワイパの作動を制御する作用が奏されている。また、以
上説明したように、当該ルーチンにより作動制御手段の
機能が奏されている。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、フロント
ワイパの作動中には車速に応じてリヤワイパの作動間隔
が制御されるので、運転者が運転状態を切換えることな
く、自動的にリヤワイパの作動が制御され、自動的に
方視界が確保されて安全が確保されると共に、リヤワイ
パによる空拭き状態が防止され、ワイパブレードの摩耗
やリヤガラスの傷付が防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すシステム構成図
【図2】同上実施例に係る作用を説明するフローチャー
【符号の説明】
1 制御ユニット 15 リヤワイパモータ 21 フロントワイパスイッチ 23 リバースギヤ検出センサ 25 車速センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続運転と作動間隔を少なくとも2種類に
    設定可能な間欠運転とを行うことが可能なリヤワイパ
    と、 フロントワイパの作動を検出する作動検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、フロントワイパの作動が検出されたときに、リヤワイパ
    の作動を制御する作動制御手段と、 を含んで構成される車両用リヤワイパであって、 前記作動制御手段は、車速が0であるときには、リヤワ
    イパの作動を停止し、車速が所定速度以下であるときに
    は、リヤワイパを数回連続運転すると共に、車速が所定
    速度より大きいときには、車速が大きくなるに従ってリ
    ヤワイパの作動間隔を短くする制御を行うこと を特徴と
    する車両用リヤワイパ。
JP1993022683U 1993-04-28 1993-04-28 車両用リヤワイパ Expired - Lifetime JP2602120Y2 (ja)

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JPH0679673U JPH0679673U (ja) 1994-11-08
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