JP2576416B2 - 車両用ワイパー制御装置 - Google Patents

車両用ワイパー制御装置

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JP2576416B2
JP2576416B2 JP6202573A JP20257394A JP2576416B2 JP 2576416 B2 JP2576416 B2 JP 2576416B2 JP 6202573 A JP6202573 A JP 6202573A JP 20257394 A JP20257394 A JP 20257394A JP 2576416 B2 JP2576416 B2 JP 2576416B2
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JP
Japan
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wiper
vehicle
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signal
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大元 黒島
汎徳 小田切
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両運転時の運転の快
適性を高め、引いては車両走行の安全性を高めるための
車両用ワイパー性御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を運転する場合、雨天走行中におい
てはフロントワイパーを連続作動させるが、特に強い雨
足のときにはワイパーの動作を速くするのが一般的であ
る。しかしながら信号待ちや渋滞中では、このワイパー
の動作の周期を速くした状態は非常に煩らわしく感じる
ものであり、この時多くの運転車は、ワイパーを間欠動
作させる状態にするか、或は、動作を停止させた状態に
する。市街地の信号機の多いところ、或は渋滞している
状況下で運転するときには、特に繁雑にこのワイパーの
動作状態を切り換えることになる。
【0003】従来のワイパー制御装置には、運転者がワ
イパー制御スイッチの切り換えによりワイパー動作を制
御するか、或は、特開昭62−23850号公報の第2
図に示されているように、車速を検知してその検知信号
により自動的にワイパー動作を制御するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この特開昭62−23
850号の如く、車速を検知するという従来の車両用ワ
イパー制御装置では、一般的に車輪や車軸の回転数を電
気信号に変換し、その電気信号で車速を表わしている。
この車輪や車軸の回転数を電気信号に変換する変換シス
テムは、回転している部分に何等かの回転数−電気信号
の変換機構を付加することが必要であり、その変換機構
は比較的複雑なものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は次の手段を提供する。
【0006】車両のフロントガラスその他の窓をなす
透明な板の外面にワイパーを接触させた状態で該ワイパ
ーに該外面に添った往復運動を与え、該外面に付着した
雨滴を該ワイパーにより掃き除けさせる車両用ワイパー
駆動部を制御する装置において、前記ワイパーの動作を
少なくとも停止モード、間欠動作モード、低速動作モー
ドおよび高速動作モードのうちの1つのワイパー動作モ
ードに選択的に手動で設定するワイパー制御スイッチ
と、前記車両の加速度を検知する加速度センサと、前記
加速度センサの出力と予め定めた閾値とを比較し、該加
速度センサの出力が該閾値を越えたとき、前記車両が走
行しているとの判定をし、その他のときには該車両が停
止しているとの判定をし、該判定を表す車両運行状態信
号を生成する車両運行状態判定回路と、前記車両運行状
態信号が前記車両の走行状態を表すときは前記ワイパー
制御スイッチで設定された前記ワイパー動作モードを指
令するワイパー駆動信号を前記ワイパー駆動部に与え、
前記車両運行状態信号が前記車両の停止状態を表すとき
は前記ワイパー制御スイッチで設定された前記ワイパー
動作モードのワイパー動作速度より遅いワイパー速度ま
たはワイパー停止を指令するワイパー駆動信号を前記ワ
イパー駆動部に与えるワイパー駆動制御回路とを備える
ことを特徴とする車両用ワイパー制御装置。
【0007】前記加速度センサが前記車両の前後方向
の加速度を検知することを特徴とする上記に記載の車
両用ワイパー制御装置。
【0008】前記加速度センサが前記車両の上下方向
の加速度を検知することを特徴とする上記に記載の車
両用ワイパー制御装置。
【0009】前記加速度センサが前記車両の前後方向
加速度および上下方向の加速度のベクトル和を検知する
ことを特徴とする上記に記載の車両用ワイパー制御装
置。 前記車両運行状態信号が前記車両の走行状態を表し、
前記ワイパー制御スイッチで設定された前記ワイパー動
作モードが前記高速動作モードであったときに、前記車
両運行状態信号が前記車両の停止状態を表す信号に変わ
った時、前記ワイパー駆動制御回路は、前記間欠動作モ
ードのを指令するワイパー駆動信号を前記ワイパー駆動
部に与えることを特徴とする上記1乃至に記載の車
両用ワイパー制御装置。
【0010】前記車両運行状態信号が前記車両の走行
状態を表し、前記ワイパー制御スイッチで設定された前
記ワイパー動作モードが前記低速動作モードであったと
きに、前記車両運行状態信号が前記車両の停止状態を表
す信号に変わった時、前記ワイパー駆動制御回路は、前
記停止モードのを指令するワイパー駆動信号を前記ワイ
パー駆動部に与えることを特徴とする上記乃至に記
載の車両用ワイパー制御装置。
【0011】
【作用】本発明では、加速度センサを備え、この加速度
センサで車両の加速度を測定する。そして、車両運行状
態判定回路は、加速度が所定の閾値以上であれば車両が
走行していると判定し、そうでなければ車両が停止して
いると判定し、その判定を表す車両運行状態信号を生成
する。ワイパー駆動制御回路は、この車両運行状態信号
に基づき、ワイパー制御スイッチで手動で設定されたワ
イパー動作モードを修正し、修正した内容の指令をワイ
パー駆動信号としてワイパー駆動部へ与える。ワイパー
駆動制御回路によるワイパー動作モードの修正は、車両
運行状態信号が車両の停止を表すときに、ワイパーの動
作を遅くし又はワイパーを停止させるように行う。そこ
で、本発明の装置を備えることにより、交通信号により
頻繁に停止せざるを得ないような場合に、運転者の目の
疲労や精神的負担を軽減できる。
【0012】
【実施例】次に、図面を参照して本発明について一層詳
しく説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の系統図である。
図において、従来の車両用ワイパー制御装置には設けら
れていない、本発明に特有な部分を破線で囲んで示して
いる。
【0014】Gセンサ1は、加速度を検知するセンサで
あり、車体に取り付けられている。このGセンサ1は車
両の走行時に走行に起因して発生する加速度、すなわち
車両の前後方向の加速度を検知する。また、Gセンサ1
は、車両の走行時に車体の振動に起因して発生する加速
度を検知するように車体に取り付けられても差し支えな
い。この場合にはGセンサ1は、車体の上下振動による
上下方向の加速度を検知するように車体に取り付けられ
るのが一般的である。Gセンサ1の構成の基本的なもの
として、上記2種類の加速度を同時に検知して利用する
よう2個使用される場合もあるし、どちらか一方の種類
の加速度を検知して利用される場合もあるので、3通り
の場合が考えられる。
【0015】Gセンサ1は、前述の回転数−電気信号変
換機構に比べて極く簡単な素子である。
【0016】車両運行状態判定する回路2は、増幅回路
と比較回路とでなる。増幅回路はGセンサ1の出力(即
ち車両が走行状態であることを示す出力)10を処理し
易い信号レベルにまで増幅する。比較回路は、車両走行
状態と停止状態とにおけるGセンサ1の出力レベルの中
間の値を閾値としてメモリに記憶している。比較回路
は、Gセンサ出力10のレベルがその閾値を越えたとき
には車両が走行状態にあると判断してワイパーを動作さ
せ、Gセンサ出力10のレベルがその閾値より低くなる
と車両が停止状態にあると判断してワイパーを間欠動
作、或は停止状態に変える車両運行状態信号20を出力
する。
【0017】ワイパー制御スイッチ4は、ハンドルの近
傍に設けられた手動スイッチであり、停止、間欠動作、
低速動作、中速動作、高速動作のうちのいずれの動作モ
ードで動作すべきかという運転者の動作モード指令をセ
ットするスイッチである。従来の車両用ワイパー制御装
置にもワイパー制御スイッチ4は設けられている。ワイ
パー駆動制御回路3は、ワイパー制御スイッチ4から出
力される作動モード指令信号40と車両運行状態信号2
0とを受けて、ワイパー駆動信号30を生成する。
【0018】いま、動作モード指令信号40が高速作動
モードを指令しているときに、車両運行状態信号20が
車両走行状態を現わしているとすると、ワイパー駆動信
号30はワイパー駆動部5に高速ワイパー動作指令を与
える。そして、この状態の次に、車両運行状態信号20
が車両停止状態を表わすように変わると、ワイパー駆動
信号30は間欠動作指令をワイパー駆動部5へ与える。
【0019】このように、ワイパー駆動制御回路3は、
作動モード指令信号40が与えるワイパーの作動モード
を、車両運行状態信号20に応じて変更し、車両の走行
状態か否かに応じてワイパー6の作動を最適化するよう
にワイパー駆動部5を制御する。ワイパー駆動部5はワ
イパー駆動信号30に応じてワイパー6を作動させ又は
停止させるモーターである。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、車両が
走行状態か否かという車両の運行状態をGセンサにより
検知し、車両の運行状態に応じてワイパーの動作を自動
的に最適に制御するようにしたので、簡便な手段で、雨
天の車両運転時の快適性を高め引いては車両走行の安全
性を高めるという効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す系統図。
【符号の説明】
1 Gセンサ 2 車両運行状態判定 3 ワイパー駆動制御回路 4 ワイパー制御スイッチ 5 ワイパー駆動部 6 ワイパー 10 Gセンサ出力 20 車両運行状態 30 ワイパー駆動信号 40 作動モード指令

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のフロントガラスその他の窓をなす透
    明な板の外面にワイパーを接触させた状態で該ワイパー
    に該外面に添った往復運動を与え、該外面に付着した雨
    滴を該ワイパーにより掃き除けさせる車両用ワイパー駆
    動部を制御する装置において、 前記ワイパーの動作を少なくとも停止モード、間欠動作
    モード、低速動作モードおよび高速動作モードのうちの
    1つのワイパー動作モードに選択的に手動で設定するワ
    イパー制御スイッチと、 前記車両の加速度を検知する加速度センサと、 前記加速度センサの出力と予め定めた閾値とを比較し、
    該加速度センサの出力が該閾値を越えたとき、前記車両
    が走行しているとの判定をし、その他のときには該車両
    が停止しているとの判定をし、該判定を表す車両運行状
    態信号を生成する車両運行状態判定回路と、 前記車両運行状態信号が前記車両の走行状態を表すとき
    は前記ワイパー制御スイッチで設定された前記ワイパー
    動作モードを指令するワイパー駆動信号を前記ワイパー
    駆動部に与え、前記車両運行状態信号が前記車両の停止
    状態を表すときは前記ワイパー制御スイッチで設定され
    た前記ワイパー動作モードのワイパー動作速度より遅い
    ワイパー速度またはワイパー停止を指令するワイパー駆
    動信号を前記ワイパー駆動部に与えるワイパー駆動制御
    回路とを備えることを特徴とする車両用ワイパー制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記加速度センサが前記車両の前後方向の
    加速度を検知することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用ワイパー制御装置。
  3. 【請求項3】前記加速度センサが前記車両の上下方向の
    加速度を検知することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用ワイパー制御装置。
  4. 【請求項4】前記加速度センサが前記車両の前後方向加
    速度および上下方向の加速度のベクトル和を検知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパー制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記車両運行状態信号が前記車両の走行状
    態を表し、前記ワイパー制御スイッチで設定された前記
    ワイパー動作モードが前記高速動作モードであったとき
    に、前記車両運行状態信号が前記車両の停止状態を表す
    信号に変わった時、前記ワイパー駆動制御回路は、前記
    間欠動作モードのを指令するワイパー駆動信号を前記ワ
    イパー駆動部に与えることを特徴とする請求項1乃至4
    に記載の車両用ワイパー制御装置。
  6. 【請求項6】前記車両運行状態信号が前記車両の走行状
    態を表し、前記ワイパー制御スイッチで設定された前記
    ワイパー動作モードが前記低速動作モードであったとき
    に、前記車両運行状態信号が前記車両の停止状態を表す
    信号に変わった時、前記ワイパー駆動制御回路は、前記
    停止モードのを指令するワイパー駆動信号を前記ワイパ
    ー駆動部に与えることを特徴とする請求項1乃至5に記
    載の車両用ワイパー制御装置。
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