JP3511945B2 - 車両用ワイパ制御装置 - Google Patents
車両用ワイパ制御装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式水滴センサ
を有する車両用ワイパ制御装置に関する。
を有する車両用ワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントウインドシールドに付着
する雨滴を光学的に検出する雨滴センサを有しワイパス
イッチがオートモードにある場合に、雨滴を検出する
と、ワイパを駆動し、付着した雨滴を払拭する車両用ワ
イパ制御装置が知られている。
する雨滴を光学的に検出する雨滴センサを有しワイパス
イッチがオートモードにある場合に、雨滴を検出する
と、ワイパを駆動し、付着した雨滴を払拭する車両用ワ
イパ制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、付着し
た水滴が雨滴なのか、雨滴以外、例えば、ガソリンスタ
ンドにおいて窓拭きする際の濡れタオルにより付着した
水滴なのかの区別ができないため、運転者が意図しない
タイミングでワイパが作動し運転者に違和感を与えるお
それがある。
た水滴が雨滴なのか、雨滴以外、例えば、ガソリンスタ
ンドにおいて窓拭きする際の濡れタオルにより付着した
水滴なのかの区別ができないため、運転者が意図しない
タイミングでワイパが作動し運転者に違和感を与えるお
それがある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、適切なタイミングでワイパを駆動
させる車両用ワイパ制御装置を提供することを目的とす
る。
してなされたもので、適切なタイミングでワイパを駆動
させる車両用ワイパ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、請求項1に記載の第1の発明による車両
用ワイパ制御装置は、ウインドシールド表面に水滴が付
着したことを光学的に検出する水滴検知手段と、水滴の
付着を検出したときはワイパを駆動するワイパ駆動手段
と、給油中であるか否かを判定する給油中判定手段と、
少なくともオフ位置およびオート位置を有するワイパス
イッチと、給油中と判定された場合に、前記ワイパスイ
ッチがオート位置にあることを条件に、前記ワイパの駆
動を禁止するワイパ駆動禁止手段と、を有し、前記ワイ
パ駆動禁止手段は、前記ワイパスイッチがオート位置に
ない場合には、前記ワイパの駆動禁止を行わないことを
特徴とする。
決するために、請求項1に記載の第1の発明による車両
用ワイパ制御装置は、ウインドシールド表面に水滴が付
着したことを光学的に検出する水滴検知手段と、水滴の
付着を検出したときはワイパを駆動するワイパ駆動手段
と、給油中であるか否かを判定する給油中判定手段と、
少なくともオフ位置およびオート位置を有するワイパス
イッチと、給油中と判定された場合に、前記ワイパスイ
ッチがオート位置にあることを条件に、前記ワイパの駆
動を禁止するワイパ駆動禁止手段と、を有し、前記ワイ
パ駆動禁止手段は、前記ワイパスイッチがオート位置に
ない場合には、前記ワイパの駆動禁止を行わないことを
特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の第2の発明は、第
1の発明による車両用ワイパ制御装置において、前記ワ
イパ駆動禁止手段は、給油中と判定され前記ワイパスイ
ッチがオート位置にある場合であって、かつ、水滴の付
着を検出したときには、前記ワイパの駆動を禁止するこ
とを特徴とする。
1の発明による車両用ワイパ制御装置において、前記ワ
イパ駆動禁止手段は、給油中と判定され前記ワイパスイ
ッチがオート位置にある場合であって、かつ、水滴の付
着を検出したときには、前記ワイパの駆動を禁止するこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の第3の発明は、第
1または第2の発明による車両用ワイパ制御装置におい
て、前記給油中判定手段は、フェーエルリッドが開口し
た場合に給油中と判定することを特徴とする。
1または第2の発明による車両用ワイパ制御装置におい
て、前記給油中判定手段は、フェーエルリッドが開口し
た場合に給油中と判定することを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の第4の発明は、第
1または第2の発明による車両用ワイパ制御装置におい
て、前記給油中判定手段は、燃料が増加中の場合に給油
中と判定する。
1または第2の発明による車両用ワイパ制御装置におい
て、前記給油中判定手段は、燃料が増加中の場合に給油
中と判定する。
【0009】また、請求項5に記載の第5の発明は、第
1乃至第4のいずれか1つの発明による車両用ワイパ制
御装置において、車両が走行状態にあるか否かを判定す
る走行状態判定手段を更に有し、前記ワイパ駆動禁止手
段によってワイパ駆動が禁止された後に、車両が走行状
態にある場合には、ワイパ駆動の禁止を解除することを
特徴とする。
1乃至第4のいずれか1つの発明による車両用ワイパ制
御装置において、車両が走行状態にあるか否かを判定す
る走行状態判定手段を更に有し、前記ワイパ駆動禁止手
段によってワイパ駆動が禁止された後に、車両が走行状
態にある場合には、ワイパ駆動の禁止を解除することを
特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載の第6の発明は、第
1乃至第4のいずれか1つの発明による車両用ワイパ制
御装置において、前記ワイパ駆動禁止手段によってワイ
パ駆動が禁止された後に、前記給油中判定手段によって
給油中でないと判定された場合には、ワイパ駆動の禁止
を解除することを特徴とする。
1乃至第4のいずれか1つの発明による車両用ワイパ制
御装置において、前記ワイパ駆動禁止手段によってワイ
パ駆動が禁止された後に、前記給油中判定手段によって
給油中でないと判定された場合には、ワイパ駆動の禁止
を解除することを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載の第7の発明は、第
1乃至第6のいずれか1つによる車両用ワイパ制御装置
において、前記ワイパスイッチは、オフ位置およびオー
ト位置に加え、ワイパを連続的に駆動させる位置を有す
ることを特徴とする。
1乃至第6のいずれか1つによる車両用ワイパ制御装置
において、前記ワイパスイッチは、オフ位置およびオー
ト位置に加え、ワイパを連続的に駆動させる位置を有す
ることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用ワイパ
制御装置の一形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。図1は、本発明による車両用ワイパ制御装置の回路
構成図である。まず、構成を説明する。10は、光学式
の水滴センサであり、一般には雨滴センサと呼ばれるも
ので、図示しないフロントウインドシールドの車室内の
表面側からフロントウインドシールド内に光を入射し、
車室外側の表面での反射光量を検出するものである。そ
の結果、後に説明する制御部80にて、反射光量が少な
い場合には水滴が付着していると判断し、反射光量が多
い場合には水滴が付着していないと判断する。
制御装置の一形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。図1は、本発明による車両用ワイパ制御装置の回路
構成図である。まず、構成を説明する。10は、光学式
の水滴センサであり、一般には雨滴センサと呼ばれるも
ので、図示しないフロントウインドシールドの車室内の
表面側からフロントウインドシールド内に光を入射し、
車室外側の表面での反射光量を検出するものである。そ
の結果、後に説明する制御部80にて、反射光量が少な
い場合には水滴が付着していると判断し、反射光量が多
い場合には水滴が付着していないと判断する。
【0014】次に、20は、ワイパスイッチであり、ワ
イパモータ31の駆動を停止させるためのオフ位置(図
中のOFF、以下同様)と、水滴を検出した場合に自動
的にワイパを駆動させるためのオート位置(AUTO)
と、ワイパを連続的に低速で駆動させるロー位置(L
O)と、ワイパを連続的に高速で駆動させるハイ位置
(HI)とを有している。
イパモータ31の駆動を停止させるためのオフ位置(図
中のOFF、以下同様)と、水滴を検出した場合に自動
的にワイパを駆動させるためのオート位置(AUTO)
と、ワイパを連続的に低速で駆動させるロー位置(L
O)と、ワイパを連続的に高速で駆動させるハイ位置
(HI)とを有している。
【0015】30は、ワイパモータ部であり、モータ3
1と、ワイパブレードが所定の停止位置以外にあるとき
には接点b側に接続され、所定の停止位置に到着したと
きには接点a側に接続されるオートストップスイッチ3
2とを有している。
1と、ワイパブレードが所定の停止位置以外にあるとき
には接点b側に接続され、所定の停止位置に到着したと
きには接点a側に接続されるオートストップスイッチ3
2とを有している。
【0016】40は、車室内に設けられ、運転者の操作
によってオープン状態またはショート状態になるフュー
エルリッドオープナースイッチである。そして、フュー
エルリッドオープナースイッチ40が操作されない状態
では、オープン状態にあるが、フューエルリッドが操作
されたときは、ショート状態となり、ラッチ機構50に
電力を供給し、ラッチを解除してフューエルリッドがば
ね力によって開く。
によってオープン状態またはショート状態になるフュー
エルリッドオープナースイッチである。そして、フュー
エルリッドオープナースイッチ40が操作されない状態
では、オープン状態にあるが、フューエルリッドが操作
されたときは、ショート状態となり、ラッチ機構50に
電力を供給し、ラッチを解除してフューエルリッドがば
ね力によって開く。
【0017】60は、車速センサであり、出力信号が制
御部80に入力される。71は、シフトギアノブがパー
キング位置にあるときにオン状態(図中のショート状
態)になるパーキングレンジスイッチ、72は、シフト
ギアノブがニュートラル位置にあるときにオン状態(シ
ョート状態)となるニュートラルレンジスイッチ、73
は、パーキングブレーキをかけているときにオン状態
(ショート状態)となるパーキングブレーキスイッチ、
74は、イグニッションスイッチがスタータ位置にある
ときにオン状態(ショート状態)となるスタータスイッ
チであり、各スイッチの状態は、制御部80でモニタさ
れている。
御部80に入力される。71は、シフトギアノブがパー
キング位置にあるときにオン状態(図中のショート状
態)になるパーキングレンジスイッチ、72は、シフト
ギアノブがニュートラル位置にあるときにオン状態(シ
ョート状態)となるニュートラルレンジスイッチ、73
は、パーキングブレーキをかけているときにオン状態
(ショート状態)となるパーキングブレーキスイッチ、
74は、イグニッションスイッチがスタータ位置にある
ときにオン状態(ショート状態)となるスタータスイッ
チであり、各スイッチの状態は、制御部80でモニタさ
れている。
【0018】次に制御部80の処理内容を、図2のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、イグニッション
スイッチがON位置になると、所定時間毎に以下の処理
をスタートさせる。
ーチャートに基づいて説明する。まず、イグニッション
スイッチがON位置になると、所定時間毎に以下の処理
をスタートさせる。
【0019】ステップS1で、ワイパスイッチ20の状
態を取り込み、オート位置か否かが判定される。オート
位置である場合、次に、ステップS2で、フューエルリ
ッドが開口したかどうかを判定する。つまり、フューエ
ルリッドオープナースイッチ40がショート状態となっ
てラッチ機構50に電力が供給されることにより変化す
るフューエルリッドオープナースイッチ40とラッチ機
構50の間の電位を検出することにより判定する。
態を取り込み、オート位置か否かが判定される。オート
位置である場合、次に、ステップS2で、フューエルリ
ッドが開口したかどうかを判定する。つまり、フューエ
ルリッドオープナースイッチ40がショート状態となっ
てラッチ機構50に電力が供給されることにより変化す
るフューエルリッドオープナースイッチ40とラッチ機
構50の間の電位を検出することにより判定する。
【0020】フューエルリッドオープナースイッチ40
が操作されず、フューエルリッドが開口していないと判
定された場合には、通常のオートワイパ制御を行うため
に、ステップS3で水滴センサ10からの反射光量に相
当する電圧信号の振幅レベルが所定値以下か否かを判定
する。所定値以下であった場合、フロントウインドシー
ルドの表面に降雨による水滴や前方車両がまき上げた水
滴が付着したことにより、光がフロントウインドシール
ド外に透過したため反射光量が小さくなったと判定し、
ステップS4でワイパモータ31の駆動を行う。
が操作されず、フューエルリッドが開口していないと判
定された場合には、通常のオートワイパ制御を行うため
に、ステップS3で水滴センサ10からの反射光量に相
当する電圧信号の振幅レベルが所定値以下か否かを判定
する。所定値以下であった場合、フロントウインドシー
ルドの表面に降雨による水滴や前方車両がまき上げた水
滴が付着したことにより、光がフロントウインドシール
ド外に透過したため反射光量が小さくなったと判定し、
ステップS4でワイパモータ31の駆動を行う。
【0021】フューエルリッドオープナースイッチ40
が操作され、ステップS2で、フューエルリッドが開口
したと判定された場合には、ステップS5で、ステップ
S3と同様に、水滴センサ10からの反射光量に相当す
る電圧信号の振幅レベルが所定値以下か否かを判定す
る。そして、ステップS5で所定値以下と判定された場
合には、フューエルリッドが開口している状態で水滴が
付着していることになるため、ガソリンスタンドで給油
中であるとともに、フロントウインドシールドを濡れ雑
巾で拭いている状態と考えられるので、ステップS6で
ワイパモータ31の駆動を禁止する。
が操作され、ステップS2で、フューエルリッドが開口
したと判定された場合には、ステップS5で、ステップ
S3と同様に、水滴センサ10からの反射光量に相当す
る電圧信号の振幅レベルが所定値以下か否かを判定す
る。そして、ステップS5で所定値以下と判定された場
合には、フューエルリッドが開口している状態で水滴が
付着していることになるため、ガソリンスタンドで給油
中であるとともに、フロントウインドシールドを濡れ雑
巾で拭いている状態と考えられるので、ステップS6で
ワイパモータ31の駆動を禁止する。
【0022】そして、ステップS7〜S10において、
車両が走行状態(停止状態から走行状態に移行しようと
している状態も含む)にあるか否かを判定する。つま
り、ステップS7で、車速が所定値以上(例えば5km
/h)か、ステップS8で、シフトギアノブがパーキン
グ位置またはニュートラル位置以外か、ステップS9で
パーキングブレーキスイッチ73がオフ(ブレーキ解除
状態)か、ステップS10でスタータ信号がオン(スタ
ータモータが駆動したことを示す信号)かを検出し、い
ずれかがYESの場合、ステップS11でワイパモータ
31の駆動禁止を解除する。
車両が走行状態(停止状態から走行状態に移行しようと
している状態も含む)にあるか否かを判定する。つま
り、ステップS7で、車速が所定値以上(例えば5km
/h)か、ステップS8で、シフトギアノブがパーキン
グ位置またはニュートラル位置以外か、ステップS9で
パーキングブレーキスイッチ73がオフ(ブレーキ解除
状態)か、ステップS10でスタータ信号がオン(スタ
ータモータが駆動したことを示す信号)かを検出し、い
ずれかがYESの場合、ステップS11でワイパモータ
31の駆動禁止を解除する。
【0023】上記実施の形態では、フューエルリッドが
開口している場合には給油中であると判断し、かつ、フ
ロントウインドシールドに水滴が付着した場合には、濡
れ雑巾等によりフロントウインドシールドが拭かれたと
判断してワイパモータ31の駆動を禁止したため、運転
者が意図しないタイミングで作動し違和感を与えること
がない。よって適切なタイミングでワイパモータ31を
駆動させることができる。また、給油中であることをフ
ューエルリッドが開口したか否かで判定するため、実際
に燃料を注入する前でも開口した後から窓拭き作業を行
うことができるという効果がある。
開口している場合には給油中であると判断し、かつ、フ
ロントウインドシールドに水滴が付着した場合には、濡
れ雑巾等によりフロントウインドシールドが拭かれたと
判断してワイパモータ31の駆動を禁止したため、運転
者が意図しないタイミングで作動し違和感を与えること
がない。よって適切なタイミングでワイパモータ31を
駆動させることができる。また、給油中であることをフ
ューエルリッドが開口したか否かで判定するため、実際
に燃料を注入する前でも開口した後から窓拭き作業を行
うことができるという効果がある。
【0024】給油中を判定する方法としては、フューエ
ルリッドの開口を判定する場合に限らず、燃料ゲージの
出力信号を制御部80が入力し、燃料ゲージの出力信号
値の差分をとることで、燃料が増加中か否かを検出し、
燃料が増加中の場合に、給油中であると判定してもよ
い。
ルリッドの開口を判定する場合に限らず、燃料ゲージの
出力信号を制御部80が入力し、燃料ゲージの出力信号
値の差分をとることで、燃料が増加中か否かを検出し、
燃料が増加中の場合に、給油中であると判定してもよ
い。
【0025】燃料増量中のように実際に給油が行われて
いる状態、または、フューエルリッドの開口のように確
実に給油が行われるであろう状態にある場合に、ワイパ
の駆動を禁止したため、例えば、ガソリンスタンドに入
ったが、洗車のみをする場合、ワイパスイッチをオート
位置にしたまま自車を洗車機に入れたため、洗車の際の
水によりワイパが駆動してしまい洗車機のブラシによっ
てワイパブレードが壊れるということが防止できる。
いる状態、または、フューエルリッドの開口のように確
実に給油が行われるであろう状態にある場合に、ワイパ
の駆動を禁止したため、例えば、ガソリンスタンドに入
ったが、洗車のみをする場合、ワイパスイッチをオート
位置にしたまま自車を洗車機に入れたため、洗車の際の
水によりワイパが駆動してしまい洗車機のブラシによっ
てワイパブレードが壊れるということが防止できる。
【0026】また、上記実施の形態においては、車両が
走行状態にある場合にワイパモータ31の駆動禁止を解
除するため、走行中にフロントウインドシールドに水滴
が付くとワイパモータ31を駆動することができるよう
になるので、オートワイパの使い勝手上の違和感をなく
すことができる。しかし、解除の方法は、これに限るも
のではなく、フューエルリッドが閉まったことを検出す
るセンサを設け、フューエルリッドが閉まった場合にワ
イパモータ31の駆動禁止を解除するようにしてもよ
い。また、燃料の増加が停止した場合にワイパモータ3
1の駆動禁止を解除するようにしてもよい。
走行状態にある場合にワイパモータ31の駆動禁止を解
除するため、走行中にフロントウインドシールドに水滴
が付くとワイパモータ31を駆動することができるよう
になるので、オートワイパの使い勝手上の違和感をなく
すことができる。しかし、解除の方法は、これに限るも
のではなく、フューエルリッドが閉まったことを検出す
るセンサを設け、フューエルリッドが閉まった場合にワ
イパモータ31の駆動禁止を解除するようにしてもよ
い。また、燃料の増加が停止した場合にワイパモータ3
1の駆動禁止を解除するようにしてもよい。
【0027】また、ワイパスイッチ20がロー(LO)
位置またはハイ(HI)位置にあるときに、給油中及び
水滴が検出された場合、ワイパモータ31の駆動を禁止
してもよく、この場合には、フロントウインドシールド
を拭いている最中に、運転者が誤ってワイパスイッチを
オフ位置から操作してしまった場合にも、ワイパの駆動
が禁止されるため、より違和感の少ないオートワイパの
制御が提供できるという効果がある。
位置またはハイ(HI)位置にあるときに、給油中及び
水滴が検出された場合、ワイパモータ31の駆動を禁止
してもよく、この場合には、フロントウインドシールド
を拭いている最中に、運転者が誤ってワイパスイッチを
オフ位置から操作してしまった場合にも、ワイパの駆動
が禁止されるため、より違和感の少ないオートワイパの
制御が提供できるという効果がある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、給油中にウインドシー
ルドに水滴が付着した場合には、ワイパの駆動を禁止し
たため、例えば、ガソリンスタンド等で、濡れ雑巾等に
よりウインドシールドが拭かれたような場合には、ワイ
パは作動しないので、運転者が意図しないタイミングで
ワイパが作動してしまうことによる運転者への違和感を
低減できる。
ルドに水滴が付着した場合には、ワイパの駆動を禁止し
たため、例えば、ガソリンスタンド等で、濡れ雑巾等に
よりウインドシールドが拭かれたような場合には、ワイ
パは作動しないので、運転者が意図しないタイミングで
ワイパが作動してしまうことによる運転者への違和感を
低減できる。
【0029】また、燃料増量中の場合やフューエルリッ
ドが開口した場合のように、実際に給油が行われている
状態または確実に給油が行われるであろう状態にある場
合に、ワイパの駆動を禁止したため、例えば、ガソリン
スタンドに入ったが、洗車のみをする場合、ワイパスイ
ッチをオート位置にしたまま、自車を洗車機に入れたた
めに、洗車の際の水によりワイパが駆動してしまい洗車
機のブラシによってワイパブレードが壊れるということ
が防止できる。
ドが開口した場合のように、実際に給油が行われている
状態または確実に給油が行われるであろう状態にある場
合に、ワイパの駆動を禁止したため、例えば、ガソリン
スタンドに入ったが、洗車のみをする場合、ワイパスイ
ッチをオート位置にしたまま、自車を洗車機に入れたた
めに、洗車の際の水によりワイパが駆動してしまい洗車
機のブラシによってワイパブレードが壊れるということ
が防止できる。
【図1】本発明による車両用ワイパ制御装置の一実施の
形態の回路構成図である。
形態の回路構成図である。
【図2】本実施の形態の制御部の処理内容を示すフロー
チャートである。
チャートである。
10 水滴センサ
20 ワイパスイッチ
30 ワイパモータ部
31 ワイパモータ
32 オートストップスイッチ
40 フューエルリッドオープナースイッチ
50 ラッチ機構
60 車速センサ
71 パーキングレンジスイッチ
72 ニュートラルレンジスイッチ
73 パーキングブレーキスイッチ
74 スタータスイッチ
80 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60S 1/00 - 1/68
B60R 16/02
Claims (7)
- 【請求項1】 ウインドシールド表面に水滴が付着した
ことを光学的に検出する水滴検知手段と、 水滴の付着を検出したときはワイパを駆動するワイパ駆
動手段と、 給油中であるか否かを判定する給油中判定手段と、 少なくともオフ位置およびオート位置を有するワイパス
イッチと、 給油中と判定された場合に、前記ワイパスイッチがオー
ト位置にあることを条件に、前記ワイパの駆動を禁止す
るワイパ駆動禁止手段と、を有し、 前記ワイパ駆動禁止手段は、前記ワイパスイッチがオー
ト位置にない場合には、前記ワイパの駆動禁止を行わな
いことを特徴とする車両用ワイパ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ワイパ制御装置
において、 前記ワイパ駆動禁止手段は、給油中と判定され前記ワイ
パスイッチがオート位置にある場合であって、かつ、水
滴の付着を検出したときには、前記ワイパの駆動を禁止
することを特徴とする車両用ワイパ制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用ワイパ
制御装置において、 前記給油中判定手段は、フェーエルリッドが開口した場
合に給油中と判定することを特徴とする車両用ワイパ制
御装置 。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の車両用ワイパ
制御装置において、 前記給油中判定手段は、燃料が増加中の場合に給油中と
判定することを特徴とする車両用ワイパ制御装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
車両用ワイパ制御装置において、 車両が走行状態にあるか否かを判定する走行状態判定手
段を更に有し、前記ワイパ駆動禁止手段によってワイパ
駆動が禁止された後に、車両が走行状態にある場合に
は、ワイパ駆動の禁止を解除することを特徴とする車両
用ワイパ制御装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
車両用ワイパ制御装置において、 前記ワイパ駆動禁止手段によってワイパ駆動が禁止され
た後に、前記給油中判定手段によって給油中でないと判
定された場合には、ワイパ駆動の禁止を解除することを
特徴とする車両用ワイパ制御装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
車両用ワイパ制御装置において、 前記ワイパスイッチは、オフ位置およびオート位置に加
え、ワイパを連続的に駆動させる位置を有することを特
徴とする車両用ワイパ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12582299A JP3511945B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 車両用ワイパ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12582299A JP3511945B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 車両用ワイパ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000313315A JP2000313315A (ja) | 2000-11-14 |
JP3511945B2 true JP3511945B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=14919808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12582299A Expired - Fee Related JP3511945B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 車両用ワイパ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3511945B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6531915B2 (ja) * | 2016-10-06 | 2019-06-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ワイパー制御装置 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP12582299A patent/JP3511945B2/ja not_active Expired - Fee Related
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