JP2008051707A - センサ素子及び充填検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充填検知装置10に用いられるセンサ素子4は、一方の面に圧電セラミックス41を取り付けた振動板42の他方の面が検知面42aとなる方向で台座43を介してケース44に取り付けられて、前記検知面42aで気泡が引っかかる凹状部分を形成されなくした。
【選択図】図3
Description
特許文献1には、振動板に特定の周波数帯(可聴波領域)の電圧を印加して該振動板の共振点を検出し、異なる物質が触れることによる共振点の変化から充填確認を行う充填検知装置が開示されている。因みに、コンクリートやモルタル・グラウトに接触した場合、振動板の可動領域が拘束されて共振点が無くなる。
その様子を図示して説明すると、図9(a)に示すように、センサ素子100をその検知面101が真水平且つ真下に向く逆打ち状態にしてコンクリート200を打設した後、図9(b)に示すように、充填されたコンクリート200がバイブレータ300によって締め固められる。この際、コンクリート200を打設中にセンサ素子100の一外面である検知面101で形成された凹状部分に引っかかったコンクリート200中の気泡400が、バイブレータ300で振動をかけても取り除けないことがある。このとき、気泡400がセンサ素子100の検知面101の略全域を覆う大きさだと、センサ素子100の検知面101が空気と接することになるので、コンクリート200が充填されているにもかかわらず空気と誤判定してしまう。
(1) 電気エネルギを機械エネルギに変換するセンサ素子であって、
圧電素子と、一方の面に前記圧電素子が設けられ他方の面が検知面となる振動板と、前記振動板に設けられた前記圧電素子の周囲に空間を形成すると共に、少なくとも前記振動板の検知面が最外面となるように該振動板を支持するケースと、を具備することを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る充填検知装置の概略構成を示すブロック図である。
同図において、本実施の形態に係る充填検知装置10は、同期信号発生器1と、可変周波数発振器2と、増幅器3と、センサ素子4と、抵抗5と、差動増幅器6と、4象限掛け算器7と、ローパスフィルタ8と、判定部9とを備えている。
同期信号発生器1は、可変周波数発振器2を繰り返し動作させるための同期信号を発生する。可変周波数発振器2は、周波数が所定の周波数範囲(例えば1kHzから20kHz)で連続的に変化する正弦波の電気信号を発生する。この場合、同期信号発生器1から同期信号が出力される毎に初期周波数(例えば1kHz)から繰り返し正弦波信号を発生する。
増幅器3は、可変周波数発振器2からの正弦波信号を、センサ素子4を駆動できるレベルまで増幅し、加振用信号Vrとして出力する。なお、本実施の形態では、同期信号発生器1、可変周波数発振器2及び増幅器3を含めて信号発生・印加手段と呼ぶ。また、抵抗5、差動増幅器6、4象限掛け算器7及びローパスフィルタ8を含めて周波数特性検出手段と呼ぶ。また、判定部9を判定手段と呼ぶ。
図2はセンサ素子4を示す平面図、図3は図2のA−A線断面図である。
図2及び図3において、センサ素子4は、圧電セラミックス(圧電素子)41と、一方の面に圧電セラミックス41を固定して、他方の面が検知面42aとされた振動板(金属板)42と、振動板42を後述のケース44に取り付けるための台座43と、圧電セラミックス41の周囲に空間を形成すると共に、少なくとも振動板42の検知面42aが最外面となるように、この振動板42を支持するケース44と、振動板42と台座43との間、及び台座43とケース44との間の夫々に介挿され、ケース44内へのコンクリート等の充填物の侵入を防止するシール材45と、圧電セラミックス41に接続するケーブル46とを備えて構成される。
すなわち、圧電セラミックス41を丸孔43c内に配置した振動板42が、圧電セラミックス41を除いた周縁を台座43によって支持されており、台座43はシール材45を介してケース44に取り付けられる。
図4(a)に示すように、センサ素子4をその振動板42の検知面42aが真水平且つ真下に向くように不図示の構造体に取り付けた状態でコンクリート200を打設した後、図4(b)に示すように、コンクリート200をバイブレータ300によって締め固めると、この振動によって、コンクリート200中の気泡400が移動する。このとき、従来構造のように、センサ素子4の一外面である検知面42aを底にして気泡400が引っかかるような凹状部分が形成されないので、気泡400はセンサ素子4の検知面42aを通過する。このように、センサ素子4は、その検知面42a側に気泡400が引っかかるような大きさの凹状部分を持たないので、センサ素子4の周りがコンクリート200で充填されているにもかかわらず、従来構造のように、気泡400の存在によってコンクリート200が未充填状態にあると誤判定する虞がない。すなわち、確実に充填物の有無を判定することができる。
ケース44は、圧電セラミックス41の周囲に空間を保てる大きさに形成されている。センサ素子4に圧電セラミックス41を使用することで装置を安価にできるとともに精度の高い検査が可能となる。
差動増幅器6は、抵抗5に発生する電圧を増幅して電圧Viを出力する。4象限掛け算器7は、増幅器3からの加振用信号Vrと差動増幅器6からの電圧Viを乗算してこれらの電圧に対するノイズの影響を除去する。
ローパスフィルタ8は、4象限掛け算器7の出力信号から以下で説明するcos(2ωt+α+β)分を除去した信号(出力電圧Vo)を出力する。
可変周波数発振器2にて発生した正弦波信号が増幅器3で増幅されて加振用電圧Vrとしてセンサ素子4と4象限掛け算器7とに入力される。センサ素子4に加振用電圧Vrが入力されることでセンサ素子4から機械的振動が発生する。また、抵抗5の両端にはセンサ素子4に流れる電流に対応する電圧が発生し、この電圧が差動増幅器6にて増幅されて電圧Viが出力される。差動増幅器6からの電圧Viと増幅器3からの加振用電圧Vrとが4象限掛け算器7にて乗算され、その出力がローパスフィルタ8にてcos(2ωt+α+β)成分が除去されて出力電圧Voが得られる。
この場合、Vr=Asin(ωt+α)、Vi=Bsin(ωt+β)とする。但し、A,Bは振幅、ωtは周波数、αとβは位相のずれとする。
Vr×Vi=Asin(ωt+α)×Bsin(ωt+β)
=AB[cos(β−α)−cos(2ωt+α+β)]/2 …(1)
また、先の第1の実施形態での台座43が省略されているため、ケーブル46の先端部分はケース144とケース蓋144aで支持されるようになっている。そして、ケーブル蓋144aの開口部に介挿したシール部材45を通ってケース144内に導入されたケーブル46の2本の電極線47は、一方の電極線47が圧電セラミックス41の一方の電極に接続され、他方が振動板42を通して圧電セラミックス41の他方の電極に接続されている。
2 可変周波数発振器
3 増幅器
4、14 センサ素子
5 抵抗
6 差動増幅器
7 4象限掛け算器
8 ローパスフィルタ
9 判定部
41 圧電セラミックス
42、142 振動板
43 台座
43a 端子部分
43b ケーブル支持部分
44、144 ケース
45 シール材
46 ケーブル
47 電極線
200 コンクリート
300 バイブレータ
400 気泡
Claims (4)
- 電気エネルギを機械エネルギに変換するセンサ素子であって、
圧電素子と、一方の面に前記圧電素子が設けられ他方の面が検知面となる振動板と、前記振動板に設けられた前記圧電素子の周囲に空間を形成すると共に、少なくとも前記振動板の検知面が最外面となるように該振動板を支持するケースと、を具備することを特徴とするセンサ素子。 - 前記振動板が、前記圧電素子を配置可能にした台座を介して前記ケースに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のセンサ素子。
- 前記振動板が、前記ケースの一側面を形成するように該ケースと一体に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のセンサ素子。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ素子と、周波数が経時的に変化する電気信号を前記センサ素子に印加する信号発生・印加手段と、前記信号発生・印加手段にて発生した電気信号が前記センサ素子に印加されることでそのセンサ素子の振動周波数特性を検出する周波数特性検出手段と、前記周波数特性検出手段で検出された前記センサ素子の振動周波数特性に基づいて充填物の充填状況を判定する判定手段と、を具備することを特徴とする充填検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006229550A JP2008051707A (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | センサ素子及び充填検知装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006229550A JP2008051707A (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | センサ素子及び充填検知装置 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5360293A (en) * | 1976-11-10 | 1978-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Frost detector |
JPS6051455U (ja) * | 1983-09-17 | 1985-04-11 | ティーディーケイ株式会社 | 粉体検知器 |
JPS62135957U (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-27 |
-
2006
- 2006-08-25 JP JP2006229550A patent/JP2008051707A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5360293A (en) * | 1976-11-10 | 1978-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Frost detector |
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