JP2644995B2 - 文書処理方法 - Google Patents

文書処理方法

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JP2644995B2
JP2644995B2 JP61210567A JP21056786A JP2644995B2 JP 2644995 B2 JP2644995 B2 JP 2644995B2 JP 61210567 A JP61210567 A JP 61210567A JP 21056786 A JP21056786 A JP 21056786A JP 2644995 B2 JP2644995 B2 JP 2644995B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ユーザや処理する分野に応じて変化するユ
ーザモデルを計算機内部に持つことにより、各々のユー
ザとって使いやすいシステムとなる文書処理方法に関す
る。
(従来の技術) 近年、ワードプロセッサやパソコン、ワークステーシ
ョンといった計算機で文書を作成することが多くなって
きた。
これら文書作成装置には文書作成のための種々な機能
が用意され、ユーザはその機能を駆使して、自分の考え
を言語化し、それを文書という形式でしかも種々なレイ
アウトに整形して目的にあった文書形式として出力す
る。
この時ユーザによって文書の作成の仕方は千差万別で
あり、これはまた作成しようとする分野によっても異な
っている。例えば、技術文書の場合、あるユーザは目次
を最初に作成し、その後目次にそつて内容を肉付けする
ユーザもあれば、まず、メモ書きに相当する文を入力
し、肉付けし、後で文脈にあわせて並びかえるユーザも
ある。
また会議通知のようなビジネス文書であれば、同じユ
ーザであつても文書の作成手順は異なっている。
文書の形式の例では、技術文書の場合、章見出しに付
ける見出し番号の形式はユーザによって個性があり、や
はり千差万別である。例えばあるユーザは「1.はじめ
に」とするが、あるユーザは「第1章はじめに」とする
場合もある。
同様なこととして文書整形のためのタブ,インデン
ト,センタリング,改行,あるいはスペースの使い方は
ユーザの趣味で異なっている。
例えば、タブは多くの場合は、タブを設定ししたい場
所で「Tab」キーを押すことで、あらかじめ設定されて
いる位置(多くの場合は、5文字あるいは10文字おき)
に、タブ以下の文字が移動する。インデントやセンタリ
ング,右寄せなどは、設定したい文字、あるいは行など
を指定し、メニューから機能を選ぶ。センタリングでき
れば、指定した文字が行の中央にあるように移動する。
しかしこのようなユーザによる文書形式はある目的、
例えば学会の論文誌のように出力形式が規定されている
場合には、上に述べたようにユーザの趣味だけで作成す
ることは許されない。1行の文字数、タブ、インデント
のカラム位置、何段組みか、あるいは見出し番号の付け
方まで規定されることになる。そうするとユーザは文書
作成において絶えず規定された出力形式を意識して行な
わなければならず、また、最初にユーザの趣味で作成し
た文書形式を、規定された出力形式に編集機種を用いて
修正しなければならない。また1度ある目的で整形して
作成した文書を、別の目的にも利用しようとする時もや
はり、出力形式はその目的にあった形式で修正しなけれ
ばならない。
また従来のシステムのように、ユーザ固有のユーザ属
性データを入力する方法として、処理対象を実行する前
に予め、ユーザ属性データを直接的に作成しておく方法
があった。例えば、UNIXをOSとする計算機システムのよ
うにloginやlogoutファイルあるいはprofile、またterm
capファイルのように処理対象が使用する変数にユーザ
固有の実数値を直接定義しておくファイルを作成してお
く方法があった。例えば、ウインドウ上に明朝文字を使
って表示したい場合には、.Defaultというファイルに、
「Initial:Munch」と指定する必要がある。
このような方法だと処理対象を実行する前に、必要な
属性データを直接的に作成しなければならないといった
操作上の煩わしさがあった。
また、ユーザ固有の操作を行うために、操作手順やマ
クロコマンド等を定義しておく方法も同様にユーザが直
接的に定義しておかなければならず、その定義の方法自
体もむずかしく、ユーザによって理解しにくかったり、
操作上問題であった。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように従来の技術ではユーザが異なることによ
り処理対象、例えば文書作成において、ある目的で規定
された形式で出力しようとすると、それぞれのユーザの
ユーザなりのやり方、形式あるいは今までの知識でのや
り方、形式で文書を作成することができず、絶えず規定
された出力形式を意識しながら操作しなければならず処
理効率が著しく低下する原因となっていた。
また、たとえユーザなりの形式、やり方で当初作成し
たとしても、目的に応じて作成データを修正するために
多大の時間と労力を費やさなければならなかつた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、ユーザのやり方、形式を規定
することなく、目的とする形式に合わせた形式にユーザ
が入力した対象処理データ(文書データ)を解析するこ
とにより、内部的に変換できるようにすること、すなわ
ち処理対象のユーザモデルがユーザや分野によって可変
であるようにした文書データ処理方法である。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、文書の作成に関する項目ごとの規則を示す
作成者モデルと、文書の表示に関する項目ごとの規則を
示した読者モデルと、文書の構造に関する項目ごとの規
則を示した文書実体モデルを予め辞書に記憶し、編集す
べき文書に対応する項目の作成者モデル,読者モデル,
文書実体モデルを前記辞書から抽出し、抽出された前記
作成者モデルに従って編集すべき文書を入力させ、抽出
された前記作成者モデルに従って入力された編集すべき
前記文書を、抽出された文書実体モデルに従った文書構
造に変換し、変換された前記文書構造をもとに、編集す
べき前記文書を抽出された前記読者モデルに従って整形
することにより、読み手が要求する形式で処理対象が実
行できるようにしたものである。
(作用) かくして本発明によれば、入力される処理データを解
析しユーザ属性データを抽出することにより、個々のユ
ーザ属性を把握し、該ユーザに適合した処理対象が実行
され、また、前記ユーザ属性データの解析結果により読
み手が要求する出力形式に変形するために読み手モデル
変数へ前記ユーザ属性データが設定され、読み手の要求
に適合して処理対象が実行される。
この結果、たとえユーザは自分の好みや趣味で自由な
データ形式で入力したとしても、その入力データ自身が
解析されてユーザの属性が解析される。
そのユーザの属性値は、作成者モデル、読者モデル、
文書実体モデルの変数値として設定され、それぞれのモ
デルはユーザの適合した動きが可能となる。
従って従来の文書作成のように、読み手の規定を認識
して入力データを入力することなく、自由な形式で入力
すれば読み手に合った形式で出力されるので、1度作成
した文書の形式を修正するなどの煩わしさはなく、効率
よく処理することができる。
また、従来のように、ユーザモデル変数に直接的に実
数値を与えるような手段が不要であるためユーザは特別
な処理・操作が不要であり、ユーザは処理対象へのみデ
ータを入力するだけで、ユーザ固有の属性データが入力
され、違和感なく扱うことができる。
(実施例) 以下、図面を参照して、本発明の一実施例につき説明
する。
第1図は、実施例の概略構成図である。
本発明における実施例では対象となる処理を文書処理
として説明する。対象データは文書データや文書データ
を操作する操作データで入力部1により文書データ等が
入力される。
ユーザ属性識別辞書2は、入力部1より入力された文
書データあるいは操作データをいかに解析すべきかの解
析項目を記憶した解析項目部と該当解析項目によって解
析された入力文書データあるいは編集データ中から抽出
されるべきユーザ属性変数(ユーザモデル変数)リスト
からなり、第2図にその例を示した。
解析項目部は3つのカテゴリに大きく分類されてい
る。
1つは作成者に関する解析項目部(作成者モデル)
で、文書を作成する上でのユーザの個性を抽出するため
の解析項目が含まれる。この解析項目はさらに文書を作
成していく上での手順に関する項目(これを動的項目と
も呼ぶ)と、作成しようとする文書のユーザ固有の形態
的特徴、例えば見出し文の見出し番号は「1.はじめに」
のように数字+記号+予約語にするのか、「第1章はじ
めに」のような形式にするのか、あるいは「1.はじめに
本報告書では〜」のように、見出し「1.はじめに」と
段落「本報告書では〜」をスペースで切って同一行で作
成していくかなどのユーザの書き方に関する項目(これ
を静的項目とも呼ぶ)と夫々のやり方の種類がユーザモ
デル変数リストとして格納されている。
第2番目の解析項目として作成している文書データあ
るいは編集データから作成した文書を読むユーザのため
に行なわれる情報を抽出するための解析項目を記述した
解析項目部がある(読者モデル)。これは文書を出力す
る場合の体裁のための整形処理、例えば文書の表題は文
頭にセンタリングして出力するとか、本分はダブルカラ
ムで出力するとか章の見出しには下線を付けて出力する
等がある。これらの情報は文書を作成するユーザが読者
のために行なう編集操作であり、文書データあるいは編
集データからこれらの項目を解析するための解析項目が
記述されている。また、作成した文書は論理的にどのよ
うな並びで出力するか(例えば起承転結で論旨の展開を
行う)等の論理的体裁を解析し、その結果抽出された項
目は読者モデル変数として、ユーザモデル変数リストか
ら選択される。
これらの解析に用いるのは、読者モデルの「物理要
素」と「物理要素間の関係」に関する部分である。出力
に用いるのは、読者モデルの「文書全体の整形」に関す
る部分である。
第3番目の解析項目として、作成された文書の改行コ
ード等で区切られた1単位の文について、文と文の関係
を特徴付けている項目を抽出するたえの解析項目からな
る解析項目部からなる(文書実体モデル)。これには物
理的関係に関する解析項目と論理的関係に関する解析項
目がある。これらは文書を作成する作成者やれを読む読
者固有の属性ではなく、作成する文書の分野(例えば技
術文書やビジネス文書等)や文書自身が持つ特徴を抽出
するための解析項目からなる。例えば物理的関係に関す
る解析項目では章見出しと章本体(段落)との物理的関
係、すなわち章見出しの後に章本体が続くとか、「第2
章で述べたように〜」の文のように「第2章」を参照し
ている場合、章見出しである「第2章」と「第2章で述
べたように〜」の文の前方に意見出し「第2章」の文が
位置するという関係を文書データを解析することにより
得る。これらの解析項目が解析項目部に記述され、その
解析に基づいて抽出された文書の物理的、論理的関係に
関する文書の特徴となる文書実体モデル変数がユーザモ
デル変数リストから選択される。
したがって入力された文書データ、編集データをどの
ように解析するかは上述したようにユーザ属性識別辞書
2に記述された解析項目のうち、該当解析項目について
解析し、それによって得られた結果に基づいてユーザモ
デル変数リストから変数を選択する。よって、複数変数
が同時に抽出されることになる。
このユーザ属性識別辞書2を用いて入力文書データを
ユーザ属性抽出部3がユーザ属性の特徴を抽出すると同
時に文書データは対象データ記憶部4に格納される。ユ
ーザ属性抽出部3では、まず第3図に示す文書データを
入力部1より入力する。
ユーザ属性抽出部3をより詳細化した図を第4図に示
す。第4図の見出し解析部20はまず、見出し語辞書21を
入力文書データ1文(改行コードまで)と比較参照し、
見出し語が入力文中にあるか、ないかを識別する。
例えば02行めの「1.はじめに」の文「1」が数
字、「.」が後置部、「はじめに」は見出し予約語から
構成されている。この数字、記号、予約語からなる構成
は見出し語となるという規則を見出し規則辞書22とマッ
チングをとることにより得る。この結果は形態構成要素
記憶部23に記憶される。上記の処理を繰り返し入力され
た文書データのn行までの見出し解析として行ない、そ
の各文についての形態構成要素が形態構成要素記憶部23
に記憶される。
次に、前記各文の形態構成要素を文書構造解析部24が
入力し、文書構造規則辞書25を参照して見出しと決定さ
れた文が、文書上の章の見出しか、節の見出しか、ある
いは章見出しの下位の段落かどうかの文書構造を決定
し、その結果を文書構造記憶部26に記憶する。
第5図は見出し語辞書21の一部を示した図、第6図は
見出し規則辞書22の一部を示した図、第7図は文書構造
記憶辞書25の一部を示した図、第8図は文書構造記憶部
26の内容の一部を示した図である。この結果、第8図の
文書構造記憶部26の属性欄には、02行、03行、04行と章
見出しの属性が連続して入力されている。
次に第4図のユーザ属性識別辞書検索部27は、ユーザ
属性識別辞書中の解析項目を、前記解析された文書構造
記憶部中の文書構造及び形態構成要素と比較参照し、ユ
ーザモデル変数を決定する。
例えば、文書作成の手順に関する項目に関して前記文
書構造記憶部中の属性欄には章見出しが連続して出現し
ている。従って作成者の手順に関する複数のユーザモデ
ル変数dα11〜dαnnのうち、前記属性欄に章見出しが
連続しているという事実からユーザモデル変数として例
えばdαll(目次から作成)も抽出し、これと共にユー
ザ属性データとして文書構造記憶部26に記憶した第8図
のようなデータを得る。
同様に、作成者モデルの形態に関する項目に関するユ
ーザモデル変数として、見出し番号に関するユーザモデ
ル変数は、文書構造記憶部中に得られた見出しパターン
の〔数字部〕+〔後置部〕すなわち「1.〜」という形態
を使用するユーザとして識別し、ユーザモデル変数とし
てsαse f1を適用していると判別し、ユーザ属性デー
タとして〔数字部〕+〔後置部〕の形態構成要素を得
る。
同様の処理を繰り返すことにより、ユーザが入力した
文書データを解析し、その結果をユーザ属性識別辞書と
マッチングすることによりユーザが作成する文書形態
は、どのユーザモデル変数を適用しているかがこの段階
で判明され、第4図のユーザ属性データ出力部28により
出力される。
その結果は、第1図のユーザ属性データ設定部5を介
して、本装置を使用しているユーザの特徴を表わしてい
るユーザ属性データに対応したユーザモデル変数が各ユ
ーザモデル変数記憶部、すなわち作成者モデル変数記憶
部6に設定される。実際には、前述したdα21,sαse
f1等のユーザモデル変数と文書構造記憶部中の属性欄の
値あるいいは見出しパターンの値が設定される。
次に第1図の対象データ入力制御部9では、設定され
た作成者モデル変数すなわち、dα1,sαse f1…等を
入力制御部での具体的な変数として取り込み、その変数
に適応した動作が行なわれる。具体的には第3図の示し
た目次を作成した段階においてユーザはまず目次を作成
し、次に内容を肉付けする入力方式で文書を作成してい
ることを変数dα1により対象データ入力制御部9が解
析し、もし、n行目の「5.おわりに」を作成する前に、
m−1行目に「2.背景」と入力すると、「2.背景」の文
は02行目と03行目に挿入され、03行以降の見出し番号は
sαse f1の変数と実数値を元に1づつ繰上げ修正が自
動的になされる。
文書実体モデル変数は、文書実体モデル変数記憶部7
に、読者モデル変数については、読者モデル変数記憶部
8に設定される。
これらのユーザモデル変数のうち読者モデル変数は、
読者に対応した文書に編集する際、処理対象基本データ
記憶部11に記憶され、該ユーザに対する固有データベー
スとして記憶され、以降の文書作成に関する該ユーザの
デフォルトユーザ属性値、変数として活用される。この
データベースはユーザが文書作成を繰り返していくうち
に更新され、ユーザ固有の属性が蓄積していく使用状況
により、学習効果を持たせることもできる。
前後するが、対象データ処理制御部10では、文書実体
モデル変数記憶部7で記憶したモデル変数と実数と実数
値をもとに、ユーザ固有の処理動作を可能とする。以下
に対象データ処理制御部10における処理を説明する。
例えば、文書実体モデルとして第2図に示したよう
に、物理的関係に関する項目と論理的関係に関する項目
があり、物理的関係に関する項目にはさらに物理要素の
階層関係に関するものと、参照関係に関するものがあ
る。階層関係に関するものとして、章見出しx,章本体y
とした時 pβ1=F(x・y):xはyの前方にある pβ2=D(y・x):yはxに従属する といった関係を表わすモデル変数βからなる。
また参照関係に関するものとして、「第1図に示すよ
うに〜」のような参照部xと指示されている対象である
図yとの間にある物理的関係は、 rβ1=N(x・y):xとyは近接している などがあるが、作成している文書中の文構成要素は、こ
れらの文書実体モデル変数と実数値として表現される。
これにより、対象データ処理制御部10において、文書
編集処理において、章見出しxが削除されると、章見出
しxと従層関係にある章本体yも削除する動作が可能と
なる。
これら文書実体モデル変数と実数値は該ユーザの固有
属性として処理対正気本データ記憶部11にデータベース
として登録される。
以上の処理の流れを概略的に示したフロー図が第9図
である。このように、ユーザが作成した文書データ中か
らユーザ固有のユーザ属性データとユーザモデル変数に
より、ユーザ固有の処理が回が増すごとにより可能にな
り、処理効率が向上していく。
つまり、対象データ処理部10は、文書実体モデル変数
をもとに処理すべき対象データの文書の階層関係や参照
関係を編集し、処理対象基本データ記憶部11は、対象デ
ータ処理部10で編集した、処理すべき対象データの階層
関係や参照関係と、対象データを処理すべき方法に形式
に対応する読者モデル変数を記憶する。そして、対象デ
ータ出力制御部12において、対象データ記憶部4に記憶
された対象データを、処理対象基本データ記憶部11に記
憶された階層関係や参照関係と読者モデル変数をもとに
編集する。
次に、ユーザは作成した文書に、読者により理解を深
めてもらうため、見やすく、内容をわかりやすくするた
めの整形処理を行なう場合の、読者モデル変数の設定方
法について説明を行なう。
ユーザは文書作成時例えば、文書をダブルカラムで表
現しようとすると、これはpαtota 1の変数で表わさ
れ、読者モデル変数記憶部8に記憶される。
また、章見出しと章本体とは改行し1行空けるといっ
た物理要素間の関係としてPαext1等がある。これら
は、ユーザが1度文章を作成すると、どの変数を使用し
たかが処理対象基本データ記憶部11に記憶され以降の文
書作成において文書整形のための入力を行なわなくて
も、すなわち入力吹から入力された文書データ中からユ
ーザ属性を抽出する場合に、文書整形に関するデータが
含まれていなくても、以前に作成した時に用いた読者モ
デル変数を処理対象基本データ記憶部11から抽出し、適
用することが可能である。同時に本発明の特徴である処
理対象基本データ記憶部11に記憶されている作成者モデ
ル変数,文書実体モデル変数も考慮して、対象データ出
力制御部12に必要な処理動作変数を抽出することによ
り、対象データ出力形式を選定することができる。とこ
ろで、読者モデルの設定方法は、別途後述する。
例えば、出力形式が規定された文書を一度作成し、読
者モデル変数として処理対象基本データ記憶部11に記憶
しておくことにより、作成者が出力形式を意識せず対象
データを作成すると、対象データ出力制御部12は、処理
対象基本データ記憶部11中の以前に登録されている読者
モデル変数を呼び出す。
例えば章見出しと章本体の出力形式が改行し、章本体
の第1番目は1文字字下げする読者モデル変数pαextm
であれば、文書実体モデル変数の章見出しと章本体の物
理要素間の階層関係を示したpβ1変数を持つ対象デー
タ出力形式はpαextm変数を適用し章見出しと章本体は
改行し第1番目の章本体は1文字字下げして出力する制
御を行なう。
ここで、「物理要素」および「物理要素間の関係」に
関する項目について、さらに具体的な例をもとに述べ、
本願発明のポイントとなる点を説明する。
第2図で添字にselfを使って示されている変数は、第
6図に示されているような1文の構成に関する規則を指
す。
作成者が見出しを例えば、 と、常に書くものとする。
この場合、第6図の規則のうち、見出し:前見出し記
号(1.)−見出し本体(はじめに)、および、見出し:
前見出し記号(2.)−見出し本体(市場動向および背
景)の規則が指定されている。これが、作成者モデルに
おける「物理要素関に関する」項目である。
これに対し、読者は見出しを例えば、 のような構成での読み方を好むものとする。この場合に
は、第6図の規則で、見出し:<−見出し本体−>とい
う変数が設定されている。
これに対し、文書実体モデルには、第8図のような形
式で実体が記録される。この場合には、 「章見出し:(オーダ1)+見出し本体(はじめに) と記録されているので、作成者モデルから読者モデルへ
の変形は、オーダに従った見出しのみを変更する。
次に、「物理要素に関する」関係について、説明す
る。第2図で、添字extを使って示される変数は文書を
構成する要素の構成に関する項目を表す。
物理要素間の関係は、技術文書では「章見出し,節見
出し,箇条書き,段落」などにあたり、ビジネス文書で
は「表題,差出人,時候挨拶,記事,宛先,日付」など
のビジネス文書を構成する項目にあたる。
ビジネス文書において、作成者は例えば 「10月22日 XXX会社殿 ○○製品発表会のお知らせ 拝啓 きんもくせいの香りに…… 記 日時:xxx 場所:xxx 以上 △△株式会社□□課長○△□」 という構成で入力するのであれば、物理要素間の関係と
して、 「日付 宛先 表題 時候挨拶 記事 差出人」 という構成に該当する。
この日付、表題等に変数に相当する実体「10月22日」
「○○製品発表会のお知らせ」を合わせて記憶する部分
が実体モデルである。
これに対し、読者モデルが 「日付(右寄せ) 宛先(左寄せ) 差出人(右寄せ) 表題(センタリング) 時候挨拶 記事」 となっていれば、 のようになる。
以下に、読者モデル変数の設定について詳細に説明す
る。
読者モデル変数は、文書を読むときの体裁を、読者自
身に読み易くするための変数である。基本的には、作成
者モデル変数と同様の性質をもつ変数から構成されてい
る。作成者モデル変数が作成の意図を反映していたのに
対し、読者モデル変数は読み方なので、具体的には、文
書の整形方法を決定することになる。
作成者モデル変数と読者モデル変数の仲介をするの
が、文書実体モデルである。読者モデル変数への入力
は、いくつかの方法で行うことができる。
ユーザが文書を見るときの見方には、いくつかの見方
がある。たとえば、目次を一覧し、読みたいところをみ
つけて読む読み方、論文などであれば、目的と結論だけ
抜き出してみる読み方があるとする。
このような読み方のパターンが記述されているのが、
読者モデル変数のユーザモデル変数である。この変数は
作成者モデル変数のユーザモデル変数に対応するもので
ある。このユーザモデル変数の指定は、ユーザが文書を
読む際に文書の呈示方法を選択する形で決定することが
できる。たとえば、 「読み方を選んでください 1. 目次から詳細に 2. 目的と結論 3. 呈示順 4. 逐次指定」 というように文書を読むときにメニューを選択すると、
その選択に応じて、ユーザモデルが決定される。一度、
ユーザモデルを指定すると、読者が新たに設定を更新し
ない限り、そのユーザモデルがデフォルトとして、文書
の呈示の仕方が制御される。
「目次から詳細に」が指定されると、目次に、文書構
造記憶部より、見出しが選ばれて、表示される。目次の
中から、読者が読むたい章を選択すると、文書構造記憶
部より、選択された章に属する部分が表示される。
「目的と結論」が指定されると、文書構造から、「目
的」と「結論」の見出し語を含む、見出しとそれに付随
する部分が表示される。「目的」や「結論」に該当する
見出し語が含まれていない場合には、「目的」に対して
は、「はじめに」かあるいは冒頭の章が、「結論」に対
しては、「終わりに」かあるいは最終の章が該当するも
のとして、呈示される。
同様に、「呈示順」では、文書構造記憶部に記憶され
ている文書実体を優先して、その構造順に呈示をするも
のである。
最後の「逐次指定」では、ユーザモデルで該当するも
のがなく、新たに、自分にあった読み方を作りたいとき
に用いる。この時、文書がまず、呈示順に呈示される。
それに対して、読みたい部分を読みたい順番に、たとえ
ば、目的と結論を読んで、次に方法を読みというよう
に、その部分をよみ、見出しの部分を指定し、ユーザモ
デル記憶をいう指示を与えると、今読んだ読み方が、ユ
ーザモデルとして記憶されるので、次回からは、そのユ
ーザモデルで読むことができるようになる。
文書の中身をたとえば、ダブルカラムで表示するか、
見出しは「1.はじめに」にするか、「第1章はじめに」
にするかといった、整形情報に関しても、読者モデル変
数として指定ができる。この場合、既存の文書を一度、
ユーザモデル抽出部により解析をする。すると、作成者
モデル変数の場合と同様に、文書中に のように見出しが記述されていると、第6図の規則で、
見出し:<−見出し本体−>という変数が抽出され、こ
れが、読者モデル変数として設定されている。
以下、同様に、指定される。
本実施例で説明した動作例は本発明における一実施例
についてのみであるが、上述した実施例に限定されるも
のではない。一部は従来方法によりユーザ属性を直接的
に入力したり、あるいは読者モデルのように出力形式が
規定された処理対象にいてはデフォルト値を設定した
り、ファイル上に定義されたデータを設定する方法でも
よい。
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ユーザが装置が
本来目的とするところの対象データ、例えば文書データ
を入力することにより、その対象データ中に含まれるユ
ーザ固有の作成方法、記述形成を解析・抽出し、その値
をユーザモデルとして定義できるため、そのユーザモデ
ルに適合した処理動作が可能になり、動的にユーザモデ
ルが定義できる。これにより以降のユーザの対象処理は
ユーザ固有な動作が可能になり、従来使いづらい原因と
なっていた固定的なユーザモデルあるいは対象処理が解
消できるとともに、使えば使うほどユーザの個性を反映
した対象処理動作が実現できる。
また、入力動作と出力整形動作は従来別フェーズとし
て行なわれていたため、その入力動作と出力整形動作は
ユーザ自身が十分考慮して行なわなければならなかった
が、本発明によれば先者モデルと読者モデルを明確に分
離するとともに、作成者モデル中の変数が読者モデルに
影響する変数については、読者モデルで作成者モデルの
変数、データを考慮されて動作できるため、たとえユー
ザが両者の変数を混同して操作したとしても本発明によ
る装置であれば、明確に変数を分けて記憶されるととも
に、関連変数は連動して動作が可能である。そのためユ
ーザは、読者のための整形形式を当初から意識して作成
作業を行なう必要がなく、作成作業はユーザの固有のや
り方、形式で行い、そのやり方を本装置が解析し、基本
データとして分解し、その中から読者への整形形式に合
った形にユーザ固有データを変形し、作成者の意図を保
ちつつ出力形式のみ読み手に合った形に整形することが
できるため、目的に合った出力を効率的に作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の概略構成図、第2図は
ユーザ属性識別辞書の例を示す図、第3図は入力された
対象データの例を示す図、第4図はユーザ属性抽出部を
詳細化した一実施例の構成図、第5図は第4図のユーザ
属性抽出部で使用される見出し語辞書の一部を示す図、
第6図は第5図と同様第4図中で使用される見出し規則
辞書の一部を示す図、第7図は文書構造規則辞書の一部
を示す図、第8図は文書構造記憶部の記述内容を示した
図、第9図は本発明の概略処理フロー図である。 1……入力部、2……ユーザ属性識別辞書、3……ユー
ザ属性抽出部、 4……対象データ記憶部、5……ユーザ属性データ設定
部、 6……作成者モデル変数記憶部、7……文書実体モデル
変数記憶部、 8……読者モデル変数記憶部、9……対象データ入力制
御部、 10……対象データ処理制御部、11……処理対象基本デー
タ記憶部、 12……対象データ出力制御部、13……表示部、20……見
出し解析部、 21……見出し語辞書、22……見出し規則辞書、23……形
態構成要素記憶部、 24……文書構造解析部、25……文書構造規則辞書、26…
…文書構造記憶部、 27……ユーザ属性識別辞書検索部、28……ユーザ属性デ
ータ出力部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書の作成に関する項目ごとの規則を示し
    た作成者モデルと、文書の表示に関する項目ごとの規則
    を示した読者モデルと、文書構造に関する項目ごとの規
    則を示した文書実体モデルを予め辞書に記憶し、 編集すべき文書に対応する項目の作成者モデル,読者モ
    デル,文書実体モデルを前記辞書から抽出し、 抽出された前記作成者モデルに従って編集すべき文書を
    入力させ、 抽出された前記作成者モデルに従って入力された編集す
    べき前記文書を、抽出された文書実体モデルに従った文
    書構造に変換し、 変換された前記文書構造をもとに、編集すべき前記文書
    を抽出された前記読者モデルに従って整形することを特
    徴とする文書処理方法。
  2. 【請求項2】前記作成者モデルを、読者モデルとして用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の文書
    処理方法。
  3. 【請求項3】前記作成者モデルを記憶し、更新すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の文章処理方
    法。
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