JP2639777B2 - ダスト吸着用油剤 - Google Patents

ダスト吸着用油剤

Info

Publication number
JP2639777B2
JP2639777B2 JP2990293A JP2990293A JP2639777B2 JP 2639777 B2 JP2639777 B2 JP 2639777B2 JP 2990293 A JP2990293 A JP 2990293A JP 2990293 A JP2990293 A JP 2990293A JP 2639777 B2 JP2639777 B2 JP 2639777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
ethylene oxide
parts
chloride
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2990293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06220429A (ja
Inventor
康正 近藤
富志男 恒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2990293A priority Critical patent/JP2639777B2/ja
Publication of JPH06220429A publication Critical patent/JPH06220429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2639777B2 publication Critical patent/JP2639777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダスト吸着用油剤に関
する。更に詳しくは、ダスト吸着用のモップやマットに
付着させて使用する場合、腐敗性が少なく、良好なダス
ト吸着性を示すダスト吸着用油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カチオン系界面活性剤を含有する
ダスト吸着用油剤としては、鉱物油等の油、カチオン界
面活性剤および金属イオン封鎖剤を含有する水性乳化液
が知られている(特公昭63−67829号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安定な
水性乳化液は、オイルの分離性が悪いため廃水処理が困
難であり、またダストの吸着性も不十分であった。本発
明の目的は、腐敗性の少ないダスト吸着用モップやマッ
トを製造するために、廃水処理時のオイルの分離性が良
好で、しかもダスト吸着性が良好なダスト吸着用油剤を
得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、廃水処理時のオイル
の分離性が良好で、良好なダスト吸着性を示し、油剤処
理したダスト用モップやマットが腐敗しないダスト吸着
用油剤を見いだし、本発明に到達した。即ち本発明は、
鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる油(A)と第4
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤(B)および非
イオン界面活性剤(C)とからなり、かつ30℃におけ
る粘度が15〜45センチストークスであることを特徴
とするダスト吸着用油剤である。
【0005】本発明において、(A)のうち鉱物油とし
ては流動パラフィン、スピンドル油、マシン油、冷凍機
油など、合成潤滑油としてはポリオレフィン油(α―オ
レフィン油)、ポリグリコール油、ポリブテン油、アル
キルベンゼン油(アルキレート油)、イソパラフィン油
などが挙げられる。これら油(A)の30℃における粘
度は通常10〜60センチストークス(以下CSTと略
す)、好ましくは15〜50CSTである。(A)の粘度
が10CST未満では、特にダスト吸着用マット等に使用
した場合靴などへ移行しやすくなり、60CSTを超える
とダスト吸着性が低下する。
【0006】本発明において(B)の第4級アンモニウ
ム塩型界面活性剤としては、例えばジアルキルジメチル
アンモニウムクロライド(ジステアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムク
ロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライドなど);
ジアルキルジメチルアンモニウムメタサルフェート(ジ
ステアリルジメチルアンモニウムメタサルフェート、ジ
ラウリルジメチルアンモニウムメタサルフェートな
ど);アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド(ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
など);ジアルキルジエチルアンモニウムクロライド
(ジステアリルジエチルアンモニウムクロライド,ジラ
ウリルジエチルアンモニウムクロライドなど);ジアル
キルメチルエチルアンモニウムクロライド(ジステアリ
ルメチルエチルアンモニウムクロライドなど);アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド(ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルア
ンモニムクロライドなど);アルキルトリメチルアンモ
ニムメタサルフェート(ステアリルトリメチルアンモニ
ウムメタサルフェート、ラウリルトリメチルアンモニウ
ムメタサルフェートなど);モノアルキルアミンアルキ
レンオキシド付加物メチルアンモニウムクロライド(ス
テアリルアミンエチレンオキシド付加物メチルアンモニ
ウムクロライド、ラウリルアミンエチレンオキシド付加
物メチルアンモニウムクロライドなど);ジアルキルア
ミンアルキレンオキシド付加物メチルアンモニウムクロ
ライド(ジステアリルアミンエチレンオキシド付加物メ
チルアンモニウムクロライドなど);モノアルキルアミ
ンアルキレンオキシド付加物メチルアンモニウムメタサ
ルフェート;モノアルキルアミンアルキレンオキシド付
加物ベンジルアンモニウムクロライド;およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
【0007】上記におけるアルキル基の炭素数は通常8
〜22、好ましくは10〜18であり、飽和または不飽
和の炭化水素基が含まれる。
【0008】アルキレンオキシドとしては、たとえばエ
チレンオキサイド,プロピレンオキサイドおよびブチレ
ンオキサイドが挙げられ、これらのうち好ましいもの
は、エチレンオキサイドおよびエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの併用(ブロックまたはランダム付
加)である。アルキレンオキシド付加物の付加モル数と
しては、通常2〜50モル、好ましくは4〜25モルで
ある。
【0009】これらの第4級アンモニウム塩型界面活性
剤のうち、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド
およびジアルキルメチルベンジルアンモニウムクロライ
ドが殺菌力強く、特に好ましい。
【0010】(C)の非イオン界面活性剤としては、例
えば多価アルコール脂肪酸エステル(ペンタエリスリト
ールモノラウレート、ペンタエリスリトールモノオレー
ト、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウ
レート、ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレー
トなど);多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオ
キサイド付加物(エチレングリコールモノオレートエチ
レンオキサイド付加物、エチレングリコールモノステア
レートエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロ
パンモノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオ
キサイドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエ
チレンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレート
エチレンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレート
エチレンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエ
チレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物
など);多価アルコールアルキルエーテル(ペンタエリ
スリトールモノブチルエーテル、ペンタエリスリトール
モノラウリルエーテル、ソルビタンモノメチルエーテ
ル、ソルビタンモノステアリルエーテル、メチルグリコ
シド、ラウリルグリコシドなど);多価アルコールアル
キルエーテルアルキレンオキサイド付加物(ソルビタン
モノステアリルエーテルエチレンオキサイド付加物、メ
チルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドランダム付加物、ラウリルグリコシドエチレンオキサ
イド付加物、ステアリルグリコシドエチレンオキサイド
プロピレンオキサイドランダム付加物など);アルキル
フェノール類のアルキレンオキサイド付加物(ノニルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物、ノニルフェノール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加
物、オクチルフェノールエチレンオキサイド付加物、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジノニルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物など);高級アルコ
ールアルキレンオキサイド付加物(ラウリルアルコール
エチレンオキサイド付加物、ステアリルアルコールエチ
レンオキサイド付加物、オレイルアルコールエチレンオ
キサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイドブロック付加物など);高級ア
ルキルアミンのアルキレンオキサイド付加物(ラウリル
アミンエチレンオキサイド付加物,ステアリルアミンエ
チレンオキサイド付加物など);脂肪酸アミドのアルキ
レンオキサイド付加物(ステアリン酸アミドのエチレン
オキサイド付加物,オレイン酸アミドのエチレンオキサ
イド付加物など);ポリプロピレングリコールエチレン
オキサイド付加物;およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。これらのうち好ましいものは、アルキルフ
ェノール類のアルキレンオキサイド付加物、多価アルコ
ール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステルア
ルキレンオキサイド付加物およびこれらの2種以上の混
合物である。
【0011】アルキレンキサイドとしては、たとえばエ
チレンオキサイド,プロピレンオキサイドおよびブチレ
ンオキサイドが挙げられ、これらのうち好ましいもの
は、エチレンオキサイドおよびエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの併用(ブロックまたはランダム付
加)である。上記アルキレンオキサイド付加物の付加モ
ル数は、通常1〜100、好ましくは1〜30である。
【0012】本発明の油剤における(A)と界面活性剤
[(B)と(C)の合計量]の比率は、重量比で通常
1:(0.005〜0.1)、好ましくは1:(0.0
1〜0.05)である。界面活性剤の比率が0.005
未満では油剤の経日安定性が不良となり、0.1を超え
るとダスト吸着性が低下し、油剤を含む廃水の処理が困
難となる。また、(B)と(C)の重量比は、通常1:
(0.5〜50)、好ましくは1:(1〜30)であ
る。(C)が0.5未満では油剤の経日安定性が不良と
なり、50を超えると廃水処理性が不良となる。
【0013】本発明の油剤は(A)、(B)および
(C)を配合し、常温もしくは必要により加熱して均一
に混合することにより得られる。各成分の配合順序、配
合方法等は特に限定されない。
【0014】本発明の油剤の粘度は、30℃で15〜4
5CST、好ましくは20〜40CSTである。粘度が15CS
T未満では油剤の移行性が大きく、モップに処理した場
合、清掃時に油剤が家具や床等の被ダスト除去物に移行
してベタツキ感が生じたり、マットに処理した場合靴底
に移行し床を汚したりする問題が発生する。一方、粘度
が45CSTを超えるとダスト吸着性が低下する。
【0015】本発明の油剤中には0.001〜0.5重
量%、好ましくは0.01〜0.3重量%の水分を含有
する。水分が0.001重量%未満ではモップ等の繊維
基材への付与加工性が低下し、0.5重量%を超えると
油剤の外観に濁りを生じたり、経日で分離を起こす。
【0016】本発明の油剤中には、必要により他の界面
活性剤(アニオン界面活性剤、第4級アンモニウム塩型
以外のカチオン界面活性剤、両性界面活性剤など)、制
電剤(ホスフェート系制電剤、ホスファイト系制電剤、
脂肪酸石鹸など)、その他の添加剤(香料、金属イオン
封鎖剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤など)等が配合され
ていてもよい。本発明の油剤は、通常、繊維に付着処理
されて使用される。使用される繊維の形態としては、マ
ット、モップ、ラグ、ワイピングクロスなどが挙げられ
る。適用できる繊維としては、セルロース系繊維(木
綿、マーセル化木綿、再生セルロース繊維など)、ポリ
ビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維などおよび
これらの混合繊維が挙げられる。これらの繊維は、撚
糸、ヒモ、クロスのような織物、マットのようなタフト
化織物、編物、不織布などの形で使用される。
【0017】本発明の油剤は、そのままあるいは水を加
えて機械的に分散させた状態で繊維に付与される。繊維
に付与する方法としては、ロールコート法、パディング
法、浸漬法、スプレー法等が挙げられる。繊維に付着さ
せる量は、乾燥した繊維100g当り、固形分換算で通
常0.3〜40g、好ましくは1〜25gである。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例
中の部は重量部、%は重量%を示す。
【0019】実施例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[1]1,000部を得た。粘度は30℃で32
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンステアレート ( 10部)
【0020】実施例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[2]1,000部を得た。粘度は30℃で31
CST、水分は0.10%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ジラウリルジメチルメタサルフェート80%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノラウレート ( 10部)
【0021】実施例3 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[3]1,000部を得た。粘度は30℃で35
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルジメチルベンジルクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノオレート ( 10部)
【0022】実施例4 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[4]1,000部を得た。粘度は30℃で33
CST、水分は0.15%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルジメチルベンジルクロライド70%水溶液 ( 5部) オクチルフェノールエチレンオキサイド3モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノラウレート ( 10部)
【0023】実施例5 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[4]1,000部を得た。粘度は30℃で30
CST、水分は0.20%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルトリメチルクロライド60%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド2モル付加物 ( 10部) ノニルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 5部) ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド5モル付加物 ( 5部)
【0024】比較例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の比較の
油剤[6]1,000部を得た。粘度は30℃で120
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度120CST) (975部) ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンステアレート ( 10部)
【0025】比較例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色エマルション
状の比較の油剤[7]1,000部を得た。粘度は30
℃で180CST、水分10%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度120CST) (800部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 50部) ノニルフェノールエチレンオキサイド10モル付加物 ( 50部) 水 (100部)
【0026】性能試験 実施例1〜5および比較例1〜2で得た油剤[1]〜
[7]を用いて、ダスト吸着用油剤としての性能試験を
行った。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】記号の説明(評価基準): ○;良好,
△;劣る,×;不良
【0029】〈油剤付与処理条件〉 未処理モップ:アクリル繊維/レーヨン繊維=70/3
0(重量比)の油剤未処理ダスト吸着用モップ 油剤処理モップ作成方法:未処理モップに油剤を20倍
量のトルエンで希釈したものを、スプレーで付着させ
た。油剤付着量はモップ重量に対して20%。その後風
乾し、油剤処理モップを作成した。 〈測定方法〉 ダスト付着性:油剤処理したモップを5cmの長さで3
g裁断し、試料重量の4倍量のJIS2種(けい砂:JI
S Z 8901試験タ゛スト用)とともにポリ袋中で1分間振盪さ
せる。その後試料をJIS網ふるい(20メッシュ:JIS Z 88
01標準ふるい)上に置き、万能シェーカーで振幅3.5
cm、20分間振盪し、ダスト付着量を測定した。ダス
ト付着量1g以上をダスト付着性良好、0.5〜1g未
満を劣る、0.5g未満を不良と判定した。 経日安定性 :油剤を300gガラスびんに入れ、室温
下1週間静置し、外観を目視判定した。沈降物の発生な
きものもしくは分離しないものを良好、沈降物の発生あ
るものもしくは分離するものを不良と判定した。 抗菌性 :油剤と液体培地を重量比で10:1の比
率で混合する。ここにStaphylococcus
aureus ATCC6538P(黄色ブドウ状球
菌)を4.6×106個/ml植菌し、37℃で18時
間振盪培養した後の菌数を測定した。菌数が9×106
個/ml未満を抗菌性良好、9×106〜9×107個/
mlを抗菌性劣る、9×107個/mlを超えるものを
抗菌性不良と判定した。 廃水処理性 :100mlメスシリンダーに水80m
l,油剤20mlを入れ、上下に10回振盪する。振盪
後水−オイルの境界面が70mlに戻るまでの時間
(秒)を測定する。180秒未満を廃水処理性良好,1
80〜300秒を廃水処理性劣る、300秒を超えれば
廃水処理性不良と判定した。
【0030】
【発明の効果】本発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸
着性に優れ、一度の処理工程で腐敗性の少ないダスト吸
着用モップやマットを作成することができ、経日安定性
が良く、廃水処理性にも優れた油剤である。上記効果を
奏することから本発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸
着用モップあるいはマットの油剤として有用である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる
    油(A)と第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
    (B)および非イオン界面活性剤(C)とからなり、か
    つ30℃における粘度が15〜45センチストークスで
    あることを特徴とするダスト吸着用油剤。
  2. 【請求項2】 0.001〜0.5重量%の水分を含有
    する請求項1記載の吸着用油剤。
  3. 【請求項3】 (A):[(B)+(C)]の重量比が
    1:(0.005〜0.1)である請求項1または2記
    載の吸着用油剤。
JP2990293A 1993-01-26 1993-01-26 ダスト吸着用油剤 Expired - Fee Related JP2639777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2990293A JP2639777B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ダスト吸着用油剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2990293A JP2639777B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ダスト吸着用油剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06220429A JPH06220429A (ja) 1994-08-09
JP2639777B2 true JP2639777B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=12288915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2990293A Expired - Fee Related JP2639777B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ダスト吸着用油剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2639777B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4021893B2 (ja) * 2004-09-09 2007-12-12 ユニ・チャーム株式会社 掃除用具
JP4688455B2 (ja) 2004-09-09 2011-05-25 ユニ・チャーム株式会社 掃除用具
US7651962B2 (en) * 2004-12-28 2010-01-26 Unicharm Corporation Oil for dust adsorption
AU2008257513B2 (en) * 2007-05-31 2013-05-23 Basf Se Use of isoalkane mixtures for reducing dusting of building chemical products
CN103103745A (zh) * 2011-11-10 2013-05-15 天津三吉和盛科技有限公司 新型节能、环保毛纺专用和毛油及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06220429A (ja) 1994-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0145064B1 (ko) 항미생물 세정 사이클 첨가제
US3227614A (en) Germicidal paper
EP0412131B1 (en) Substantially dry cleaning wipe
EP0036475B1 (de) Polstabilisierendes Textilimprägniermittel, Verfahren zu dessen Herstellung sowie damit ausgerüstete textile Materialien
US5073298A (en) Antimicrobial antifoam compositions and methods
US5091102A (en) Method of making a dry antimicrobial fabric
US5169561A (en) Antimicrobial antifoam compositions and methods
US7160846B2 (en) Aqueous concentrate for the disinfection of surfaces
JP2643458B2 (ja) 不織布ワイプに含浸させるための防腐剤を含有する組成物
JP2639777B2 (ja) ダスト吸着用油剤
JP2000336580A (ja) 撥水性付与クロス用処理剤及び撥水性付与クロス
JP4881746B2 (ja) ダスト吸着用油剤及びダスト吸着用繊維製品
EP0345495A2 (de) Gewebeweichmachungsmittel
EP0265509A1 (en) An antimicrobially active wet wiper
US4933097A (en) Fabric conditioners containing alkyl substituted siloxane
JPH06279790A (ja) ダスト吸着用油剤
DE3111158C2 (de) Desinfizierender Reinigungsverstärker für die Chemischreinigung
JP3665546B2 (ja) ダスト吸着用油剤
JPH0617087A (ja) ダスト吸着用油剤
JPH11140775A (ja) 抗菌・防ダニ性ポリエステル繊維
JP3204046B2 (ja) 防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物
CN114144554B (zh) 纤维用抗静电加工药剂及其利用
KR100228507B1 (ko) 가정용 섬유유연제 조성물
HUT68289A (en) Cleaning cloth impregnated with biocidal agents
JPH101871A (ja) 消臭、防ダニ、抗菌加工繊維及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees