JP2643458B2 - 不織布ワイプに含浸させるための防腐剤を含有する組成物 - Google Patents

不織布ワイプに含浸させるための防腐剤を含有する組成物

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    • C11D3/042Acids

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な不織布ウェットワイプ(wetwipe)、
より詳細には含浸ワイプ用防腐剤(preservative)系が
ソルビン酸カリウムおよびクエン酸からなる、水性、非
アルコール性組成物を含浸させた不織布ワイプに関す
る。
(従来の技術) 種々の形態の不織布含浸ワイプが用いられており、多
種多用な役割、たとえば硬質表面の清浄化、手および身
体の他の領域の清浄化、ならびに各種表面−生物および
無生物双方−への有効成分の付与を果たすことが示唆さ
れている。
手および皮膚表面を洗浄するために調製された不織布
含浸ワイプの場合、成分は一般に水性系である。この種
のタイプは個々のパケット状で、または個々のワイプを
必要に応じて取出すことができる適切なディスペンサー
中にバルク状で、直ちに使用できる状態で市販されてい
る。包装の形がいかなるものであっても、ワイプは作用
前に実質的な期間貯蔵されるので、微生物による汚染、
およびそれらが受けやすい劣化に対して保護される必要
がある。これを行うための一般的な方法の1つは、不織
ワイプを含浸するために用いる液状組成物に適切な化学
防腐剤系を含有させることである。
多数の不織ワイプ用水性含浸組成物に用いられる代表
的な系には、その防腐作用が周知であるエチルアルコー
ルが含まれる。優れた結果を与えるこの種の防腐剤系の
1つはソルビン酸、クエン酸およびエチルアルコールか
らなる。しかしエチルアルコールは一般に含浸用組成物
の5重量%を越える濃度で用いられる。
現在ではエチルアルコールの使用を避けた不織布ワイ
プ用含浸組成物が処方される傾向にある。その理由は、
多くの消費者、特に主として身体衛生、殊にかなりの市
場があるベビー用洗浄布に使用したい人々はアルコール
を含まないワイプを好むと湿潤(wet/moist)ワイプの
製造業者は考えているからである。しかし不織布ワイプ
用のソルビン酸−クエン酸−エチルアルコール防腐剤系
からエチルアルコールを除くに際しては、ソルビン酸お
よびクエン酸のみを含有する組合わせが微生物汚染およ
び劣化に対して必ずしも適切な保護を与えないという点
で問題が生じる。
米国特許第4,732,797号明細書には本質的に、防腐成
分としてのクエン酸およびソルビン酸、水、ならびに所
望により皮膚保湿剤および香料から選ばれる成分の混合
物からなる繊維性ワイパー(wiper)用液状防腐剤組成
物が示されている。
カチオン系抗微生物薬を言有するワイパーが、たとえ
ば以下に考察する米国特許第3,264,188、4,615,937およ
び4,679704号明細書に記載されている。
米国特許第3,264,188号明細書には鉱油および乳化
剤、たとえばトリエタノールアミンオレエートを全体に
分散する化粧用クレープティッシュからなる、肛門科用
の衛生含浸スキンワイパーが示されており、このワイパ
ーには静菌薬が含有されていてもよく、塩化ベンザルコ
ニウムが好ましい静菌薬である。
米国特許第4,615,937号明細書には抗微生物活性不織
ウェブが示されており、その場合抗微生物薬は実質的に
ウェブ内の繊維および結合剤の双方に施され、好ましく
は有機ケイ素系第四アンモニウム塩である。
米国特許第4,678,704号明細書には布帛製支持体−織
布または不織布のいずれであってもよい−からなり、こ
れに活性カチオン含浸剤およびアニオン系指示染料が他
のカチオン成分と組合わせて結合させている含浸布帛材
料が示されている。非イオン界面活性剤、キレート化剤
および香料もこの含浸布帛に含有されていてもよい。記
載されるカチオン物質の例は第四アンモニウム化合物、
ビスグアニド、および高分子ビスグアニド、たとえばポ
リヘキサメチレンビスグアニド塩酸塩である。
米国特許第4,587,266号明細書には抗微生物薬として
のポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩を特定のアミン
オキシドと組合わせて抗微生物組成物中に使用すること
ができる。ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩はICI
アメリカンズ社から商品名コスモシル(Cosmocil)CQで
市販されていると述べられている。
現在市販されている身体清浄用ワイプ製品はその主成
分およびそれらの機能を下記のように挙げている。
(発明の要約) 湿潤不織布ワイプ用の防腐剤系におけるソルビン酸お
よびクエン酸の組合わせの抗微生物作用を高めるため
に、各種の市販カチオン系バイオサイドが不織布に対し
実質的な効果をもつことが周知であるので、これらを防
腐剤系に含有させることにつき検討した。残念ながらカ
チオン系バイオサイドを含有させることにより、含浸不
織布ワイプ特にその繊維成分が著しい割合のレーヨンま
たはレーヨン−ポリエステルブレンドを含有するもの
に、望ましくないつるつるした(slipperry)感じを与
えた。しかし2種の特定のカオチン系バイオサイドのい
ずれかを含有させるとウェットワイプのつるつるした感
じが大幅に抑えられることが見出された。
従って本発明の一観点においては、ソルビン酸カリウ
ム約0.02〜約0.25重量%、クエン酸約0.05〜約0.20重量
%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム約0.02〜約0.
20重量%、(a)ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩
または(b)ポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミニ
オ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレンジクロリ
ド〕であるカチオン系バイオサイド約0.03〜約0.24重量
%;および100重量%に対する残部の水からなり、組成
物のpHが約3.5〜約4.5である、不織布ワイプ含浸用の水
性組成物が提供される。
本発明の他の観点においては、上記に定めた水性組成
物を含浸させた柔軟な吸収性不織布製支持体からなる湿
潤ワイプが提供される。
本発明の水性組成物は、生物または無生物の表面を清
浄化し、および/またはこれらに有効薬剤を付与するの
に有用な湿潤ワイプの製造に際し、柔軟な吸収性不織布
の含浸剤として用いられる。上記組成物は適切な防腐剤
の不在下では微生物劣化を受けやすい湿潤ワイプの微生
物劣化を防止するべく特別に調整された防腐剤系を溶存
含有する水からなる。防腐剤系はソルビン酸カリウム、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA二ナトリウ
ム)、先に詳述した2種の特定の薬液から選ばれるカチ
オン系バイオサイド、およびクエン酸からなる。
ソルビン酸カリウムは水性組成物中に水性組成物の約
0.02〜約0.25重量%の濃度で用いられる。ソルビン酸塩
が寄与する抗微生物効果は主として、後述のようにソル
ビン酸塩が水性組成物に採用されるpH水準において現場
で変化したソルビン酸によるものである。
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムは防腐剤系の効
果を高める。これは組成物の約0.02〜約0.20重量%の濃
度で用いられる。
カチオン系バイオサイドはポリヘキサメチレンビグア
ニド塩酸塩およびポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミ
ニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレンジクロリ
ド〕から選ばれる。ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸
塩は広い抗微生物活性スペクトルを備えた既知のバイオ
サイドであり、20%w/w水溶液としてICIアメリカンズ社
(デラウェア州ウィルミントン)からコヒモシルCQの商
品名で市販されている。これは下記一般式により表わす
ことができる。
式中、nは分子量が1000〜1400となる平均値をもつ。
ポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン
(ジメチルイミニオ)エチレンジクロリド〕は既知の広
域スペクトル抗微生物薬であり、60%水性濃縮液として
バックマン・ラボラトリーズ社(テネシー州メンフィ
ス)からWSCPの商品名で市販されている。これは下記の
反復単位を含む。
式中、nは分子量が3000〜4000となる平均値をもつ。
カチオン系バイオサイドは水性組成物の約0.03〜約0.
24重量%(有効成分)の濃度で用いられる。
水性組成物のpHは約3.5〜約4.5、好ましくは約4.0〜
約4・3とすべきである。前記のようにソルビン酸カリ
ウムの使用に由来する抗微生物活性は主として現場で3.
5〜4.5のpH範囲において生成する非解離ソルビン酸によ
る。クエン酸は水性組成物中にpH調整剤として、水性組
成物のpHが約3.5〜約4.5の範囲になるのを保証する量で
用いられる。この範囲のpHはクエン酸を水性組成物の約
0.05〜約0.20重量%の濃度で用いた場合に得られる。
本発明の水性組成物を含浸させたワイプについての個
々の用途に応じて、任意の成分を水性組成物に含有させ
ることができる。
たとえば皮膚の清浄化に用いるためのワイプには皮膚
保湿剤(moisturizer/humectant)、たとえばプロピレ
ングリコール、グリセリンおよびソルビトール;皮膚軟
化剤(softner/emollient)、たとえばエトキシル化ラ
ノリン、エトキシル化グルコース、シリコーン油、鉱油
および脂肪酸エステル;植物抽出物、たとえばウィッチ
ヘーゼルエキス、アロエベラ(aloe vera)ゲルおよび
カミツレエキス;ならびに香料(perfume.fragrance)
が含まれる。この種の任意成分の濃度は最終組成物の重
量に対し、皮膚保湿剤0.2〜10重量%、皮膚軟化剤0.02
〜5重量%、植物抽出物0.01〜50重量%、および香料0.
01〜2重量%であろう。
本発明の水性組成物は界面活性剤および洗浄剤も含有
しうる。界面活性剤は両性のもの、たとえば数社から市
販されているココアンフォジアセテート、または非イオ
ン系のもの、たとえばグリセルンココエート(glycerol
cocoate)のポリエチレングリコールエーテル、ポリオ
キシエチレンポリエキシプロピレンブロックポリマー、
もしくはポリオキシエチレンおよび/またはポリオキシ
プロピレン側鎖を含むジメチルシロキサンのポリマーで
あってもよく、これらすべて市販されている。界面活性
剤は一般に水性組成物の重量に対し0.02〜10重量%の濃
度で用いられるであろう。
本発明の湿潤ワイプに用いられる支持体は本質的にセ
ルロース系繊維もしくはセルロース系繊維ブレンド、た
とえばレーヨンおよび木綿繊維、またはこれらのセルロ
ース系繊維と1種もしくは2種以上の合成繊維、たとえ
ばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルおよび
ナイロン繊維のブレンドからなる繊維性の柔軟な吸収性
不織シート材料である。この種のブレンドには木材パル
プ繊維も含まれる。最終不織シートが適切な湿潤強度を
もつのを保証するために、一般に結合剤を用いて繊維を
互いに結合させる。この種の結合剤はたとえばアクリル
系ポリマー、エチレン−酢酸ビニルポリマー、酢酸ビニ
ルコポリマーおよびスチレンブタジエンポリマーであ
る。この種の不織材料およびそれらの製法は当技術分野
で周知である。この種の不織シート材料の製法にはカー
ディング、空気流堆積法、水流によるからみ合わせ、熱
接着法および湿式堆積法が含まれる。
本発明の湿潤ワイプは本発明による水性組成物を柔軟
な吸収性不織布製支持体に種々の周知の方法で、たとえ
ば吹付け、パジング、プリンティングおよび重力付与法
により施すことによって調製できる。好ましくは水性組
成物の使用量は不織布製支持体の重量の約2倍(200
%)から約5倍(500%)であり、より好ましくは不織
布製支持体の重量の約3 1/2倍(350%)である。
本発明の水性組成物は下記の方法で調製するのが好都
合である。
植物抽出物を除いて、組成物に含有させる任意成分を
すべて合わせ、透明な混合物が得られるまで十分に混合
する。得られた配合物を十分な撹拌下に処方量の約95%
の水に添加し、これに撹拌下に個々に下記の順序で、植
物抽出物(含有される場合)、エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム、カチオン系バイオサイドおよびソルビン
酸カリウムを添加する。次いで撹拌されたバッチにクエ
ン酸をpH3.5〜4.5に調整するのに十分な量で添加する。
次いで処方量の残部の水を撹拌下に添加する。
組成物に用いた水の主量は脱イオン水であるが、副量
の水が場合により水溶液または濃縮液として供給される
ある種の市販品に由来する可能性があり、これらも許容
される。
本発明の湿潤ワイプは生物および/または無生物の表
面を清浄化し、またはこれらに有効成分、たとえば日焼
け止め剤、昆虫忌避剤などを付与するために用いられ
る。たとえばこれらは手または身体の他の領域の皮膚と
清浄化に、またはおむつ交換時のベビー用ワイプとし
て、また各種硬質表面、たとえば流し台上面、便器、流
しなどなどの清浄化に用いられる。
本発明の湿潤ワイプはこれらを湿潤状態に保つ様式で
包装すべきである。各種の周知の包装法が用いられる。
たとえばこれらを個々に不透湿の封筒に包装するか、ま
たはバルク状で、適切な小出し用開口を備えたキャニス
ター内に包装することができる。バルク状で包装する場
合、これらは別個のシートとして、たとえばインターリ
ーフを挿入した形で、または個々のシートを容易に分離
することができる連続シートの形で供給することができ
る。後者の場合、米国特許第4,017,002号明細書が参照
される。
本発明は以下の実施例によってさらに説明されるが、
これらに限定されるものではない。
実施例1 本発明による水性組成物を前記の一般的方法により、
下記のとおり配合した。
a) CTFA採用名;クローダ社(ニューヨーク州ニュー
ヨーク)からソラン(SOLAN)−50(有効成分50%)の
商品名で市販される。
b) ミラノール(Miranol、登録商標)、38%水溶液
(少量のプロピレングリコールを含有)ミラノール社
(ニュージャージー州デイトン)から市販される;有効
成分は下記一般式に相当するココアンフォジアセテート
である。
c) ドクター・マディス・ラボラトリーズ社(ニュー
ジャージー州サウス・ハッケンザック)からベラゲル
(Veragel、登録商標)液1:10として市販される。
d) ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩;ICIアメリ
カンズ社から市販される(前記の有効成分の一般式を参
照されたい)。
実施例1の水性組成物は、黄色ブドウ球菌(Staphylo
coccus aureus)、シュードモナス属菌(Psuedomonas)
産生物単離物、酵母産生物単離物およびアスペルギルス
・ニガー(Aspergillusniger)に対し、4週間の攻撃に
おいて卓越した防腐活性を示した。
本発明による湿潤ワイプは、柔軟な吸収性不織布製支
持体にその重量の350%の実施例1の組成物を含浸させ
ることにより調製された。下記に従って重力付与法を採
用した。
実施例1の水性組成物(196g)を円筒形のキャニスタ
ーに入れ、乾燥ワイプ(約14.6cm×20.3cm、5.75″×8.
0″)40枚からなる柔軟な吸収性不織布(56g)のコアレ
スロールの一端を液体に浸漬した状態でキャニスターに
入れた。キャニスターにプラスチック製キャップをかぶ
せ、次いで水性組成物が布帛のコアレスロール中へ完全
に吸収され、かつ均一に分散するのを保証するために、
倒立させ、倒立位に最低3日間は保持した。次いでキャ
ニスターを逆転させ、直立させた。
湿潤ワイプを製造するために上記方法で用いた柔軟な
吸収性不織布は70/30のレーヨンおよびポリエステル繊
維のブレンドをカーディング機によって均質なウェブと
なしたものであった。次いでウェブにアクリル系結合剤
(ローム・アンド・ハース・カンパニー社(ペンシルベ
ニア州フィラデルフィア)からロプレックス(Rhople
x)NW−1402の商品名で市販)の水性希釈液を飽和させ
た。結合剤の量は最終不織布の20%w/wとなるものであ
った。次いで処理済みウェブを乾燥させ、約149℃(300
゜F)に加熱して結合剤を硬化させた。次いで基本重量
約47.8g/m2(40g/yd2)を有する最終不織布を目的寸法
にスリットし、切断した。
こうして得られた湿潤ワイプはつるつるした感触に関
してきわめて許容されるものであり、6か月間の攻撃試
験に際しカビ、アスペルギルス・ニガーおよびユーペン
シリウム・レビツム(Eupencilium levitum)による汚
染に対して完全に保護された。
実施例2 本発明による水性組成物を実施例1と同様にして調製
した。ただしポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミニ
オ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレンジクロリ
ド〕(WSCPの商品名でベックマン・ラボラトリーズ社か
ら市販−先の記述を参照されたい)をコスモシルCQの代
わりに有効物質の重量に基づいて使用した。
実施例2の水性組成物を含浸剤として用いて、実施例
1の組成物を含浸させた湿潤ワイプの製造に関して先に
記載したものと等しい支持体および重力付与法により湿
潤ワイプを調製した。これらのワイプもつるつるした感
触に関してきわめて許容されるものであった。
実施例1の水性組成物と同様にして、ただし有効物質
の重量に基づき下記7種の市販されるバイオサイドをコ
スモシルCQの代わりに用いて、7種の水性組成物を調製
した。
組成物A:N−アルキル(50%C14,40%C12,10%C16,)ジ
メチルベンジルアンモニウムクロリド 組成物B:セチルピリジニウムクロリド 組成物C:ジデシルジメチルアンモニウムクロリド 組成物D:1−ヒドロキシエチル−1−ベンジル−2−ア
ルキル(ココ)イミダゾリニウムクロリド 組成物E:ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチ
ルベンジルアンモニウムクロリド 組成物F:ポリ(ジメチルブテニルアンモニウムクロリ
ド)−α,ω−ビス−トリエタノールアンモニウムクロ
リド 組成物G:クオーターニウム(Quaternium)−33、次式に
相当: 式中、RCO−はラノリン酸残基を表わす。
湿潤ワイプは上記組成物A〜Gを含浸剤として使用
し、実施例1の組成物を含浸させた湿潤ワイプの調製に
関して先に記述したものと等しい支持体および重力付与
法を用いることにより調製された。いずれの場合も得ら
れた湿潤ワイプは許容できないつるつるした感触を与
え、このためこれらは市販に適さなかった。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソルビン酸カリウム約0.02〜約0.25重量
    %、クエン酸約0.05〜約0.20重量%、エチレンジアミン
    四酢酸二ナトリウム約0.02〜約0.20重量%、(a)ポリ
    ヘキサメチレンビグアニド塩酸塩または(b)ポリ〔オ
    キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
    イミニオ)エチレンジクロリド〕であるカチオン系バイ
    オサイド約0.03〜約0.24重量%;および100重量%に対
    する残部の水からなり、組成物のpHが約3.5〜約4.5であ
    る、不織布ワイプ含浸用の水性組成物。
  2. 【請求項2】ソルビン酸カリウムの重量%が約0.140で
    あり、クエン酸の重量%が約0.100であり、EDTA二ナト
    リウムの重量%が約0.090であり、カチオン系パイオサ
    イドの重量%が約0.140である、請求項1に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】さらに皮膚保湿剤、皮膚軟化剤、界面活性
    剤、またはこれらの成分の混合物を含有する、請求項1
    または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】追加成分がプロピレングリコール約0.500
    重量%、PEG−60ラノリン約0.050重量%、およびココア
    ンフォジアセテート約0.038重量%からなる、請求項3
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】pHが約4.0〜約4.3である、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】カチオン系バイオサイドがポリヘキサメチ
    レンビグアニド塩酸塩である、請求項1ないし5のいず
    れかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】カチオン系バイオサイドがポリ〔オキシエ
    チレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニ
    オ)エチレンジクロリド〕である、請求項1ないし5の
    いずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の水性
    組成物を含浸させた柔軟な吸収性不織布製支持体からな
    る湿潤ワイプ。
  9. 【請求項9】支持体の水性組成物付着量が支持体の約20
    0〜約500重量%である、請求項8に記載の湿潤ワイプ。
  10. 【請求項10】支持体の水性組成物付着量が支持体の約
    350重量%である、請求項9に記載の湿潤ワイプ。
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