JPH06220429A - ダスト吸着用油剤 - Google Patents

ダスト吸着用油剤

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JPH06220429A
JPH06220429A JP5029902A JP2990293A JPH06220429A JP H06220429 A JPH06220429 A JP H06220429A JP 5029902 A JP5029902 A JP 5029902A JP 2990293 A JP2990293 A JP 2990293A JP H06220429 A JPH06220429 A JP H06220429A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダスト吸着性に優れ、腐敗性の少ないダスト
吸着用モップやマットが一度の処理工程で得られ、経日
安定性ならびに廃水処理性に優れたダスト吸着用油剤を
得ること。 【構成】 鉱物油と第4級アンモニウム塩型界面活性剤
および非イオン界面活性剤とからなり、かつ30℃にお
ける粘度が15〜45センチスト−クスであるダスト吸
着用油剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダスト吸着用油剤に関
する。更に詳しくは、ダスト吸着用のモップやマットに
付着させて使用する場合、腐敗性が少なく、良好なダス
ト吸着性を示すダスト吸着用油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カチオン系界面活性剤を含有する
ダスト吸着用油剤としては、鉱物油等の油、カチオン界
面活性剤および金属イオン封鎖剤を含有する水性乳化液
が知られている(特公昭63−67829号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安定な
水性乳化液は、オイルの分離性が悪いため廃水処理が困
難であり、またダストの吸着性も不十分であった。本発
明の目的は、腐敗性の少ないダスト吸着用モップやマッ
トを製造するために、廃水処理時のオイルの分離性が良
好で、しかもダスト吸着性が良好なダスト吸着用油剤を
得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、廃水処理時のオイル
の分離性が良好で、良好なダスト吸着性を示し、油剤処
理したダスト用モップやマットが腐敗しないダスト吸着
用油剤を見いだし、本発明に到達した。即ち本発明は、
鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる油(A)と第4
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤(B)および非
イオン界面活性剤(C)とからなり、かつ30℃におけ
る粘度が15〜45センチストークスであることを特徴
とするダスト吸着用油剤である。
【0005】本発明において、(A)のうち鉱物油とし
ては流動パラフィン、スピンドル油、マシン油、冷凍機
油など、合成潤滑油としてはポリオレフィン油(α―オ
レフィン油)、ポリグリコール油、ポリブテン油、アル
キルベンゼン油(アルキレート油)、イソパラフィン油
などが挙げられる。これら油(A)の30℃における粘
度は通常10〜60センチストークス(以下CSTと略
す)、好ましくは15〜50CSTである。(A)の粘度
が10CST未満では、特にダスト吸着用マット等に使用
した場合靴などへ移行しやすくなり、60CSTを超える
とダスト吸着性が低下する。
【0006】本発明において(B)の第4級アンモニウ
ム塩型界面活性剤としては、例えばジアルキルジメチル
アンモニウムクロライド(ジステアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムク
ロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライドなど);
ジアルキルジメチルアンモニウムメタサルフェート(ジ
ステアリルジメチルアンモニウムメタサルフェート、ジ
ラウリルジメチルアンモニウムメタサルフェートな
ど);アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド(ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
など);ジアルキルジエチルアンモニウムクロライド
(ジステアリルジエチルアンモニウムクロライド,ジラ
ウリルジエチルアンモニウムクロライドなど);ジアル
キルメチルエチルアンモニウムクロライド(ジステアリ
ルメチルエチルアンモニウムクロライドなど);アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド(ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルア
ンモニムクロライドなど);アルキルトリメチルアンモ
ニムメタサルフェート(ステアリルトリメチルアンモニ
ウムメタサルフェート、ラウリルトリメチルアンモニウ
ムメタサルフェートなど);モノアルキルアミンアルキ
レンオキシド付加物メチルアンモニウムクロライド(ス
テアリルアミンエチレンオキシド付加物メチルアンモニ
ウムクロライド、ラウリルアミンエチレンオキシド付加
物メチルアンモニウムクロライドなど);ジアルキルア
ミンアルキレンオキシド付加物メチルアンモニウムクロ
ライド(ジステアリルアミンエチレンオキシド付加物メ
チルアンモニウムクロライドなど);モノアルキルアミ
ンアルキレンオキシド付加物メチルアンモニウムメタサ
ルフェート;モノアルキルアミンアルキレンオキシド付
加物ベンジルアンモニウムクロライド;およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
【0007】上記におけるアルキル基の炭素数は通常8
〜22、好ましくは10〜18であり、飽和または不飽
和の炭化水素基が含まれる。
【0008】アルキレンオキシドとしては、たとえばエ
チレンオキサイド,プロピレンオキサイドおよびブチレ
ンオキサイドが挙げられ、これらのうち好ましいもの
は、エチレンオキサイドおよびエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの併用(ブロックまたはランダム付
加)である。アルキレンオキシド付加物の付加モル数と
しては、通常2〜50モル、好ましくは4〜25モルで
ある。
【0009】これらの第4級アンモニウム塩型界面活性
剤のうち、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド
およびジアルキルメチルベンジルアンモニウムクロライ
ドが殺菌力強く、特に好ましい。
【0010】(C)の非イオン界面活性剤としては、例
えば多価アルコール脂肪酸エステル(ペンタエリスリト
ールモノラウレート、ペンタエリスリトールモノオレー
ト、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウ
レート、ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレー
トなど);多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオ
キサイド付加物(エチレングリコールモノオレートエチ
レンオキサイド付加物、エチレングリコールモノステア
レートエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロ
パンモノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオ
キサイドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエ
チレンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレート
エチレンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレート
エチレンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエ
チレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物
など);多価アルコールアルキルエーテル(ペンタエリ
スリトールモノブチルエーテル、ペンタエリスリトール
モノラウリルエーテル、ソルビタンモノメチルエーテ
ル、ソルビタンモノステアリルエーテル、メチルグリコ
シド、ラウリルグリコシドなど);多価アルコールアル
キルエーテルアルキレンオキサイド付加物(ソルビタン
モノステアリルエーテルエチレンオキサイド付加物、メ
チルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドランダム付加物、ラウリルグリコシドエチレンオキサ
イド付加物、ステアリルグリコシドエチレンオキサイド
プロピレンオキサイドランダム付加物など);アルキル
フェノール類のアルキレンオキサイド付加物(ノニルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物、ノニルフェノール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加
物、オクチルフェノールエチレンオキサイド付加物、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジノニルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物など);高級アルコ
ールアルキレンオキサイド付加物(ラウリルアルコール
エチレンオキサイド付加物、ステアリルアルコールエチ
レンオキサイド付加物、オレイルアルコールエチレンオ
キサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイドブロック付加物など);高級ア
ルキルアミンのアルキレンオキサイド付加物(ラウリル
アミンエチレンオキサイド付加物,ステアリルアミンエ
チレンオキサイド付加物など);脂肪酸アミドのアルキ
レンオキサイド付加物(ステアリン酸アミドのエチレン
オキサイド付加物,オレイン酸アミドのエチレンオキサ
イド付加物など);ポリプロピレングリコールエチレン
オキサイド付加物;およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。これらのうち好ましいものは、アルキルフ
ェノール類のアルキレンオキサイド付加物、多価アルコ
ール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステルア
ルキレンオキサイド付加物およびこれらの2種以上の混
合物である。
【0011】アルキレンキサイドとしては、たとえばエ
チレンオキサイド,プロピレンオキサイドおよびブチレ
ンオキサイドが挙げられ、これらのうち好ましいもの
は、エチレンオキサイドおよびエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの併用(ブロックまたはランダム付
加)である。上記アルキレンオキサイド付加物の付加モ
ル数は、通常1〜100、好ましくは1〜30である。
【0012】本発明の油剤における(A)と界面活性剤
[(B)と(C)の合計量]の比率は、重量比で通常
1:(0.005〜0.1)、好ましくは1:(0.0
1〜0.05)である。界面活性剤の比率が0.005
未満では油剤の経日安定性が不良となり、0.1を超え
るとダスト吸着性が低下し、油剤を含む廃水の処理が困
難となる。また、(B)と(C)の重量比は、通常1:
(0.5〜50)、好ましくは1:(1〜30)であ
る。(C)が0.5未満では油剤の経日安定性が不良と
なり、50を超えると廃水処理性が不良となる。
【0013】本発明の油剤は(A)、(B)および
(C)を配合し、常温もしくは必要により加熱して均一
に混合することにより得られる。各成分の配合順序、配
合方法等は特に限定されない。
【0014】本発明の油剤の粘度は、30℃で15〜4
5CST、好ましくは20〜40CSTである。粘度が15CS
T未満では油剤の移行性が大きく、モップに処理した場
合、清掃時に油剤が家具や床等の被ダスト除去物に移行
してベタツキ感が生じたり、マットに処理した場合靴底
に移行し床を汚したりする問題が発生する。一方、粘度
が45CSTを超えるとダスト吸着性が低下する。
【0015】本発明の油剤中には0.001〜0.5重
量%、好ましくは0.01〜0.3重量%の水分を含有
する。水分が0.001重量%未満ではモップ等の繊維
基材への付与加工性が低下し、0.5重量%を超えると
油剤の外観に濁りを生じたり、経日で分離を起こす。
【0016】本発明の油剤中には、必要により他の界面
活性剤(アニオン界面活性剤、第4級アンモニウム塩型
以外のカチオン界面活性剤、両性界面活性剤など)、制
電剤(ホスフェート系制電剤、ホスファイト系制電剤、
脂肪酸石鹸など)、その他の添加剤(香料、金属イオン
封鎖剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤など)等が配合され
ていてもよい。本発明の油剤は、通常、繊維に付着処理
されて使用される。使用される繊維の形態としては、マ
ット、モップ、ラグ、ワイピングクロスなどが挙げられ
る。適用できる繊維としては、セルロース系繊維(木
綿、マーセル化木綿、再生セルロース繊維など)、ポリ
ビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維などおよび
これらの混合繊維が挙げられる。これらの繊維は、撚
糸、ヒモ、クロスのような織物、マットのようなタフト
化織物、編物、不織布などの形で使用される。
【0017】本発明の油剤は、そのままあるいは水を加
えて機械的に分散させた状態で繊維に付与される。繊維
に付与する方法としては、ロールコート法、パディング
法、浸漬法、スプレー法等が挙げられる。繊維に付着さ
せる量は、乾燥した繊維100g当り、固形分換算で通
常0.3〜40g、好ましくは1〜25gである。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例
中の部は重量部、%は重量%を示す。
【0019】実施例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[1]1,000部を得た。粘度は30℃で32
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンステアレート ( 10部)
【0020】実施例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[2]1,000部を得た。粘度は30℃で31
CST、水分は0.10%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ジラウリルジメチルメタサルフェート80%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノラウレート ( 10部)
【0021】実施例3 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[3]1,000部を得た。粘度は30℃で35
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルジメチルベンジルクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノオレート ( 10部)
【0022】実施例4 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[4]1,000部を得た。粘度は30℃で33
CST、水分は0.15%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルジメチルベンジルクロライド70%水溶液 ( 5部) オクチルフェノールエチレンオキサイド3モル付加物 ( 10部) ソルビタンモノラウレート ( 10部)
【0023】実施例5 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の本発明
の油剤[4]1,000部を得た。粘度は30℃で30
CST、水分は0.20%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度30CST) (975部) ステアリルトリメチルクロライド60%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド2モル付加物 ( 10部) ノニルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 5部) ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド5モル付加物 ( 5部)
【0024】比較例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色液状の比較の
油剤[6]1,000部を得た。粘度は30℃で120
CST、水分は0.25%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度120CST) (975部) ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド50%水溶液 ( 5部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 10部) ソルビタンステアレート ( 10部)
【0025】比較例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一淡黄色エマルション
状の比較の油剤[7]1,000部を得た。粘度は30
℃で180CST、水分10%であった。 処方: 鉱物油(30℃での粘度120CST) (800部) ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物 ( 50部) ノニルフェノールエチレンオキサイド10モル付加物 ( 50部) 水 (100部)
【0026】性能試験 実施例1〜5および比較例1〜2で得た油剤[1]〜
[7]を用いて、ダスト吸着用油剤としての性能試験を
行った。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】記号の説明(評価基準): ○;良好,
△;劣る,×;不良
【0029】〈油剤付与処理条件〉 未処理モップ:アクリル繊維/レーヨン繊維=70/3
0(重量比)の油剤未処理ダスト吸着用モップ 油剤処理モップ作成方法:未処理モップに油剤を20倍
量のトルエンで希釈したものを、スプレーで付着させ
た。油剤付着量はモップ重量に対して20%。その後風
乾し、油剤処理モップを作成した。 〈測定方法〉 ダスト付着性:油剤処理したモップを5cmの長さで3
g裁断し、試料重量の4倍量のJIS2種(けい砂:JI
S Z 8901試験タ゛スト用)とともにポリ袋中で1分間振盪さ
せる。その後試料をJIS網ふるい(20メッシュ:JIS Z 88
01標準ふるい)上に置き、万能シェーカーで振幅3.5
cm、20分間振盪し、ダスト付着量を測定した。ダス
ト付着量1g以上をダスト付着性良好、0.5〜1g未
満を劣る、0.5g未満を不良と判定した。 経日安定性 :油剤を300gガラスびんに入れ、室温
下1週間静置し、外観を目視判定した。沈降物の発生な
きものもしくは分離しないものを良好、沈降物の発生あ
るものもしくは分離するものを不良と判定した。 抗菌性 :油剤と液体培地を重量比で10:1の比
率で混合する。ここにStaphylococcus
aureus ATCC6538P(黄色ブドウ状球
菌)を4.6×106個/ml植菌し、37℃で18時
間振盪培養した後の菌数を測定した。菌数が9×106
個/ml未満を抗菌性良好、9×106〜9×107個/
mlを抗菌性劣る、9×107個/mlを超えるものを
抗菌性不良と判定した。 廃水処理性 :100mlメスシリンダーに水80m
l,油剤20mlを入れ、上下に10回振盪する。振盪
後水−オイルの境界面が70mlに戻るまでの時間
(秒)を測定する。180秒未満を廃水処理性良好,1
80〜300秒を廃水処理性劣る、300秒を超えれば
廃水処理性不良と判定した。
【0030】
【発明の効果】本発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸
着性に優れ、一度の処理工程で腐敗性の少ないダスト吸
着用モップやマットを作成することができ、経日安定性
が良く、廃水処理性にも優れた油剤である。上記効果を
奏することから本発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸
着用モップあるいはマットの油剤として有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる
    油(A)と第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
    (B)および非イオン界面活性剤(C)とからなり、か
    つ30℃における粘度が15〜45センチストークスで
    あることを特徴とするダスト吸着用油剤。
  2. 【請求項2】 0.001〜0.5重量%の水分を含有
    する請求項1記載の吸着用油剤。
  3. 【請求項3】 (A):[(B)+(C)]の重量比が
    1:(0.005〜0.1)である請求項1または2記
    載の吸着用油剤。
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