JPH0711000B2 - ダスト吸着用油剤 - Google Patents
ダスト吸着用油剤Info
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- JPH0711000B2 JPH0711000B2 JP3348041A JP34804191A JPH0711000B2 JP H0711000 B2 JPH0711000 B2 JP H0711000B2 JP 3348041 A JP3348041 A JP 3348041A JP 34804191 A JP34804191 A JP 34804191A JP H0711000 B2 JPH0711000 B2 JP H0711000B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil agent
- cst
- mat
- ethylene oxide
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダスト吸着用油剤に関
する。更に詳しくは、繊維に油剤を付着させた表地とゴ
ム製の下地からなるダスト吸着用マットなどに使用した
場合、マットのゴムの変形を防ぎ、且つ靴などへの移行
の少ないダスト吸着用油剤に関する。
する。更に詳しくは、繊維に油剤を付着させた表地とゴ
ム製の下地からなるダスト吸着用マットなどに使用した
場合、マットのゴムの変形を防ぎ、且つ靴などへの移行
の少ないダスト吸着用油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなダスト吸着用マット
などに用いられる油剤としては鉱物油、植物油、高級脂
肪酸からの組成物などが知られている(例えば特開昭5
7−39824号公報)
などに用いられる油剤としては鉱物油、植物油、高級脂
肪酸からの組成物などが知られている(例えば特開昭5
7−39824号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのものは、ダ
スト吸着用マットに使用した場合、マットのゴムを変形
させたり、靴底への移行が多く靴底や周辺のタイルカー
ペット等への汚れの原因となるという問題があった。
スト吸着用マットに使用した場合、マットのゴムを変形
させたり、靴底への移行が多く靴底や周辺のタイルカー
ペット等への汚れの原因となるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ダスト吸
着用マットに使用してもマットのゴムを変形させず、且
つ靴底への移行の少ないダスト吸着用油剤を得ることを
目的に鋭意検討した結果本発明に到達した。即ち本発明
は、鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる油(A)と
非イオン界面活性剤(B)からなるダスト吸着用油剤で
あり、粘度が0℃で1000〜6000センチストーク
ス(以下CSTと記載)、20℃で250〜800CSTであ
ることを特徴とするダスト吸着用油剤である。
着用マットに使用してもマットのゴムを変形させず、且
つ靴底への移行の少ないダスト吸着用油剤を得ることを
目的に鋭意検討した結果本発明に到達した。即ち本発明
は、鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる油(A)と
非イオン界面活性剤(B)からなるダスト吸着用油剤で
あり、粘度が0℃で1000〜6000センチストーク
ス(以下CSTと記載)、20℃で250〜800CSTであ
ることを特徴とするダスト吸着用油剤である。
【0005】本発明において、該油(A)のうち鉱物油
としては、流動パラフィン、スピンドル油、マシン油、
冷凍機油などが、合成潤滑油としては、ポリオレフィン
油(αーオレフィン油)、ポリグリコール油、ポリブテ
ン油、アルキルベンゼン油(アルキレート油)、イソパ
ラフィン油などが挙げられる。該油(A)の20℃での
粘度は、通常100〜2000CST、好ましくは200
〜1000CSTである。粘度が100CST未満の場合は、
ダスト吸着用油剤として使用した場合、靴底等への移行
が多くなる。2000CSTを越えると、油剤をマットの
繊維部分に付着させる場合の作業性が不良となる。
としては、流動パラフィン、スピンドル油、マシン油、
冷凍機油などが、合成潤滑油としては、ポリオレフィン
油(αーオレフィン油)、ポリグリコール油、ポリブテ
ン油、アルキルベンゼン油(アルキレート油)、イソパ
ラフィン油などが挙げられる。該油(A)の20℃での
粘度は、通常100〜2000CST、好ましくは200
〜1000CSTである。粘度が100CST未満の場合は、
ダスト吸着用油剤として使用した場合、靴底等への移行
が多くなる。2000CSTを越えると、油剤をマットの
繊維部分に付着させる場合の作業性が不良となる。
【0006】非イオン界面活性剤(B)としては、多価
アルコール脂肪酸エステル(ペンタエリスリトールモノ
ラウレート、ペンタエリスリトールモノオレート、ソル
ビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウレート、
ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレートな
ど)、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサ
イド付加物(エチレングリコールモノオレートエチレン
オキサイド付加物、エチレングリコールモノステアレー
トエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン
モノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオキサ
イドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエチレ
ンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレートエチ
レンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレートエチ
レンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエチレ
ンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物な
ど)、アルキルフェノール類のアルキレンオキサイド付
加物(ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、ノ
ニルフェノールエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドブロック付加物、オクチルフェノールエチレンオキサ
イド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加
物、ジノニルフェノールエチレンオキサイド付加物な
ど)、高級アルコールアルキレンオキサイド付加物(ラ
ウリルアルコールエチレンオキサイド付加物、ステアリ
ルアルコールエチレンオキサイド付加物、オレイルアル
コールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加
物など)、高級アルキルアミンのアルキレンオキサイド
付加物(ラウリルアミンエチレンオキサイド付加物、ス
テアリルアミンエチレンオキサイド付加物など)、脂肪
酸アミドのアルキレンオキサイド付加物(ステアリン酸
アミドのエチレンオキサイド付加物、オレイン酸アミド
のエチレンオキサイド付加物など)、ポリプロピレング
リコールエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは多価アルコール脂肪酸エス
テル、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサ
イド付加物およびアルキルフェノール類のアルキレンオ
キサイド付加物である。
アルコール脂肪酸エステル(ペンタエリスリトールモノ
ラウレート、ペンタエリスリトールモノオレート、ソル
ビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウレート、
ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレートな
ど)、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサ
イド付加物(エチレングリコールモノオレートエチレン
オキサイド付加物、エチレングリコールモノステアレー
トエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン
モノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオキサ
イドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエチレ
ンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレートエチ
レンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレートエチ
レンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエチレ
ンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物な
ど)、アルキルフェノール類のアルキレンオキサイド付
加物(ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、ノ
ニルフェノールエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドブロック付加物、オクチルフェノールエチレンオキサ
イド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加
物、ジノニルフェノールエチレンオキサイド付加物な
ど)、高級アルコールアルキレンオキサイド付加物(ラ
ウリルアルコールエチレンオキサイド付加物、ステアリ
ルアルコールエチレンオキサイド付加物、オレイルアル
コールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加
物など)、高級アルキルアミンのアルキレンオキサイド
付加物(ラウリルアミンエチレンオキサイド付加物、ス
テアリルアミンエチレンオキサイド付加物など)、脂肪
酸アミドのアルキレンオキサイド付加物(ステアリン酸
アミドのエチレンオキサイド付加物、オレイン酸アミド
のエチレンオキサイド付加物など)、ポリプロピレング
リコールエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは多価アルコール脂肪酸エス
テル、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサ
イド付加物およびアルキルフェノール類のアルキレンオ
キサイド付加物である。
【0007】該油(A)と非イオン界面活性剤(B)の
重量比は、通常1:(0.05〜2)、好ましくは1:
(0.1〜1)である。非イオン界面活性剤(B)が
0.05未満であれば、マットの変形が大きくなり、2
を越えるとダスト吸着性が不十分となる。
重量比は、通常1:(0.05〜2)、好ましくは1:
(0.1〜1)である。非イオン界面活性剤(B)が
0.05未満であれば、マットの変形が大きくなり、2
を越えるとダスト吸着性が不十分となる。
【0008】該油(A)と非イオン界面活性剤(B)を
室温下〜100℃の条件で加熱して均一に配合すること
により、本発明の油剤が得られる。
室温下〜100℃の条件で加熱して均一に配合すること
により、本発明の油剤が得られる。
【0009】本発明の油剤は、粘度が0℃で通常100
0〜6000CST、好ましくは 2000〜5000CS
T、20℃で通常250〜800CST、好ましくは300
〜700CSTである。いずれの温度においても、上記粘
度未満であれば靴底などへの移行が多くなり、上記粘度
を越えると作業性(繊維に付着させる時、ポンプで移送
する時など)が不良となる。また本発明の油剤はダスト
吸着用マットのゴム製下地の材料として通常用いられる
ニトリルブタジエンゴムの変形を抑える。すなわち本発
明の油剤はマットのゴムの変形を起こし難い特性を有す
る。マットのゴムの変形は、ニトリルブタジエンゴムを
この油剤中に浸漬処理(50℃,48時間)した時の重
量変化,長さ変化がいずれも0.5%以下、で評価する
ことができる。
0〜6000CST、好ましくは 2000〜5000CS
T、20℃で通常250〜800CST、好ましくは300
〜700CSTである。いずれの温度においても、上記粘
度未満であれば靴底などへの移行が多くなり、上記粘度
を越えると作業性(繊維に付着させる時、ポンプで移送
する時など)が不良となる。また本発明の油剤はダスト
吸着用マットのゴム製下地の材料として通常用いられる
ニトリルブタジエンゴムの変形を抑える。すなわち本発
明の油剤はマットのゴムの変形を起こし難い特性を有す
る。マットのゴムの変形は、ニトリルブタジエンゴムを
この油剤中に浸漬処理(50℃,48時間)した時の重
量変化,長さ変化がいずれも0.5%以下、で評価する
ことができる。
【0010】本発明の油剤中には、必要により他の界面
活性剤(アニオンもしくはカチオン界面活性剤、両性界
面活性剤)、制電剤(ホスフェート系制電剤、ホスファ
イト系制電剤、脂肪酸石鹸等)や、その他の添加剤(香
料、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防
腐防かび剤等)が配合されていてもよい。本発明の油剤
は、繊維に付着させて使用される。使用される繊維の形
態としては、マット、モップ、ラグ、ワイピングクロス
などが挙げられる。適用できる繊維としては、セルロー
ス系繊維(木綿、マーセル化木綿、再生セルロース繊維
など)、ポリビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポ
リアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
などおよびこれらの混合繊維が挙げられる。これらの繊
維は、撚糸、ヒモ、クロスのような織物、マットのよう
なタフト化織物、編物、不織布などの形で使用される。
活性剤(アニオンもしくはカチオン界面活性剤、両性界
面活性剤)、制電剤(ホスフェート系制電剤、ホスファ
イト系制電剤、脂肪酸石鹸等)や、その他の添加剤(香
料、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防
腐防かび剤等)が配合されていてもよい。本発明の油剤
は、繊維に付着させて使用される。使用される繊維の形
態としては、マット、モップ、ラグ、ワイピングクロス
などが挙げられる。適用できる繊維としては、セルロー
ス系繊維(木綿、マーセル化木綿、再生セルロース繊維
など)、ポリビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポ
リアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
などおよびこれらの混合繊維が挙げられる。これらの繊
維は、撚糸、ヒモ、クロスのような織物、マットのよう
なタフト化織物、編物、不織布などの形で使用される。
【0011】本発明の油剤はそのままあるいは水を加え
てエマルションとしたもので繊維に付与される。繊維に
付与する方法としては、ロールコート法、パディング
法、浸漬法、スプレー法等が挙げられる。繊維に付着さ
せる量は、通常乾燥した繊維100g当り、固形分換算
で通常0.3〜40g、好ましくは1〜25gである。
てエマルションとしたもので繊維に付与される。繊維に
付与する方法としては、ロールコート法、パディング
法、浸漬法、スプレー法等が挙げられる。繊維に付着さ
せる量は、通常乾燥した繊維100g当り、固形分換算
で通常0.3〜40g、好ましくは1〜25gである。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。以下、実施例
中の部は重量部,%は重量%を示す。
本発明はこれに限定されるものではない。以下、実施例
中の部は重量部,%は重量%を示す。
【0013】実施例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[1]1,000部を得た。粘度が0℃で4800
CST、20℃で430CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度680CST) (600部) ソルビタンモノステアレート (250部) ポリエチレングリコール(重量平均分子量1000)モノラウレート (100部) ノニルフェノールエチレンオキサイド3モル付加物 ( 50部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[1]1,000部を得た。粘度が0℃で4800
CST、20℃で430CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度680CST) (600部) ソルビタンモノステアレート (250部) ポリエチレングリコール(重量平均分子量1000)モノラウレート (100部) ノニルフェノールエチレンオキサイド3モル付加物 ( 50部)
【0014】実施例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[2]1,000部を得た。粘度が0℃で3600
CST、20℃で380CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度500CST) (700部) ソルビタンモノオレート (200部) ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド20モル付加物( 50部) オクチルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 50部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[2]1,000部を得た。粘度が0℃で3600
CST、20℃で380CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度500CST) (700部) ソルビタンモノオレート (200部) ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド20モル付加物( 50部) オクチルフェノールエチレンオキサイド5モル付加物 ( 50部)
【0015】実施例3 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[3]1,000部を得た。粘度が0℃で5000
CST、20℃で600CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度680CST) (600部) ソルビタンモノラウレート (200部) ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド5モル付加物 (100部) ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 (100部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[3]1,000部を得た。粘度が0℃で5000
CST、20℃で600CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度680CST) (600部) ソルビタンモノラウレート (200部) ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド5モル付加物 (100部) ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 (100部)
【0016】実施例4 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[4]1,000部を得た。粘度が0℃で4200
CST、20℃で410CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度450CST) (650部) ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド5モル付加物 (150部) ポリエチレングリコール(重量平均分子量600)ジオレート (100部) ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 (100部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の本発明の
油剤[4]1,000部を得た。粘度が0℃で4200
CST、20℃で410CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度450CST) (650部) ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド5モル付加物 (150部) ポリエチレングリコール(重量平均分子量600)ジオレート (100部) ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 (100部)
【0017】比較例1 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の比較の油
剤[5]1,000部を得た。粘度が0℃で800CS
T、20℃で70CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度40CST) (910部) ポリプロピレングリコール(重量平均分子量1750)エチレンオキサイド 8モル付加物 ( 90部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の比較の油
剤[5]1,000部を得た。粘度が0℃で800CS
T、20℃で70CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度40CST) (910部) ポリプロピレングリコール(重量平均分子量1750)エチレンオキサイド 8モル付加物 ( 90部)
【0018】比較例2 下記処方の各成分を櫂型攪拌機を有する配合槽に仕込
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の比較の油
剤[6]1,000部を得た。粘度が0℃で8800CS
T、20℃で1400CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度1350CST) (950部) ラウリルアルコールエチレンオキサイド10モル付加物 ( 50部)
み、20〜30℃にて混合し、均一黄色液状の比較の油
剤[6]1,000部を得た。粘度が0℃で8800CS
T、20℃で1400CSTであった。 処方: 鉱物油(20℃での粘度1350CST) (950部) ラウリルアルコールエチレンオキサイド10モル付加物 ( 50部)
【0019】性能試験 油剤[1]〜[6]を用いて、ダスト吸着用油剤として
の性能試験をした結果を表1に示す。
の性能試験をした結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】注)記号の説明:○:良好,△:劣る,
×:不良
×:不良
【0022】試験方法 未処理マット:アクリル繊維/レーヨン繊維=70/3
0(重量比)の油剤未処理ダスト吸着用マット(マット
のゴム部分はニトリルブタジエンゴム製でマット重量の
80%) 油剤処理マット作成方法:未処理マットに油剤を20倍
量のエチルエーテルで希釈したものを、刷毛にて付着さ
せた。油剤付着量は繊維重量に対して5%。その後風乾
し、油剤処理マットを作成した。 測定方法 ダスト付着性:油剤処理したマットを5cm×5cmに
裁断(計4枚)し、試料重量の4倍量のJIS2種(け
い砂:JIS Z 8901試験タ゛スト用)とともにポリ袋中で1分
間振盪させる。その後試料をJIS網ふるい(20メッシュ:J
IS Z 8801標準ふるい)上に置き、万能シェカーで振幅
3.5cm、表裏各20分間振盪し、ダスト付着量を測
定した。ダスト付着量2g以上をダスト付着性良好,1
〜2g未満を劣る、1g未満を不良と判定した。 移行性 :油剤処理した試料(マット)を5cm×10
cmに裁断し、その上に新聞紙を置き、ガラス板を乗せ
分銅にて荷重を調整し12g/cm2の荷重をかけ、室
温下12時間後の新聞紙への油剤の移行状態を目視判定
した。新聞紙への油剤移行がほんんど見られないものを
良好、新聞紙面の1/3程度に油剤が移行しているもの
を劣る、新聞紙面のほぼ全面に油剤が移行しているもの
を不良とした。 マット変形性:ニトリルブタジエンゴムを1cm×2.
5cm、厚さ5mmに裁断し、油剤中に浸漬し、50℃
で48時間放置した後の重量変化、長さ変化を測定し
た。重量変化、長さ変化の絶対値がいずれも0.5%以
下を良好、0.5%を超えて1%以下を劣る、1%を超
えるものを不良とした。
0(重量比)の油剤未処理ダスト吸着用マット(マット
のゴム部分はニトリルブタジエンゴム製でマット重量の
80%) 油剤処理マット作成方法:未処理マットに油剤を20倍
量のエチルエーテルで希釈したものを、刷毛にて付着さ
せた。油剤付着量は繊維重量に対して5%。その後風乾
し、油剤処理マットを作成した。 測定方法 ダスト付着性:油剤処理したマットを5cm×5cmに
裁断(計4枚)し、試料重量の4倍量のJIS2種(け
い砂:JIS Z 8901試験タ゛スト用)とともにポリ袋中で1分
間振盪させる。その後試料をJIS網ふるい(20メッシュ:J
IS Z 8801標準ふるい)上に置き、万能シェカーで振幅
3.5cm、表裏各20分間振盪し、ダスト付着量を測
定した。ダスト付着量2g以上をダスト付着性良好,1
〜2g未満を劣る、1g未満を不良と判定した。 移行性 :油剤処理した試料(マット)を5cm×10
cmに裁断し、その上に新聞紙を置き、ガラス板を乗せ
分銅にて荷重を調整し12g/cm2の荷重をかけ、室
温下12時間後の新聞紙への油剤の移行状態を目視判定
した。新聞紙への油剤移行がほんんど見られないものを
良好、新聞紙面の1/3程度に油剤が移行しているもの
を劣る、新聞紙面のほぼ全面に油剤が移行しているもの
を不良とした。 マット変形性:ニトリルブタジエンゴムを1cm×2.
5cm、厚さ5mmに裁断し、油剤中に浸漬し、50℃
で48時間放置した後の重量変化、長さ変化を測定し
た。重量変化、長さ変化の絶対値がいずれも0.5%以
下を良好、0.5%を超えて1%以下を劣る、1%を超
えるものを不良とした。
【0023】
【発明の効果】本発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸
着用マットに処理した場合、油剤の靴底などへの移行が
少なく、マットを変形させることも少なくて、ダスト吸
着性に優れている。また油剤をマットなどに処理する場
合の作業性も良好である。上記効果を奏することから本
発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸着用マットの油剤
として有用である。
着用マットに処理した場合、油剤の靴底などへの移行が
少なく、マットを変形させることも少なくて、ダスト吸
着性に優れている。また油剤をマットなどに処理する場
合の作業性も良好である。上記効果を奏することから本
発明のダスト吸着用油剤は、ダスト吸着用マットの油剤
として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−39825(JP,A) 特開 昭62−276079(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 鉱物油もしくは合成潤滑油から選ばれる
油(A)と非イオン界面活性剤(B)からなるダスト吸
着用油剤であり、粘度が0℃で1000〜6000セン
チストークス(以下CSTと記載)、20℃で250〜8
00CSTであることを特徴とするダスト吸着用油剤。 - 【請求項2】 非イオン界面活性剤(B)が、多価アル
コール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル
アルキレンオキサイド付加物およびアルキルフェノール
類のアルキレンオキサイド付加物からなる群から選ばれ
る1種以上の非イオン界面活性剤である請求項1記載の
吸着用油剤。 - 【請求項3】 該油(A)と非イオン界面活性剤(B)
の重量比が1:(0.05〜2)である請求項1または
2記載の吸着用油剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348041A JPH0711000B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ダスト吸着用油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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