JP2638425B2 - 無端搬送材交換方法及び装置 - Google Patents

無端搬送材交換方法及び装置

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JP2638425B2
JP2638425B2 JP13780693A JP13780693A JP2638425B2 JP 2638425 B2 JP2638425 B2 JP 2638425B2 JP 13780693 A JP13780693 A JP 13780693A JP 13780693 A JP13780693 A JP 13780693A JP 2638425 B2 JP2638425 B2 JP 2638425B2
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盛幸 蠣原
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端を軸受に支持され
た1対の回転体に張設されたコンベアベルト等の無端搬
送材を交換する方法及び交換するための装置に関し、特
に短尺の無端搬送材の交換に好適な無端搬送材交換方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアは、両端に配置された駆
動及び従動プーリと、両プーリに張設されたコンベアベ
ルトと、プーリ間でコンベアベルトを支持する支持ロー
ラとを備えている。各プーリやローラの両端は軸受によ
り支持されている。この種のコンベアベルトは搬送物と
の接触により磨耗し消耗するので、消耗の都度交換する
必要がある。
【0003】長尺のコンベアベルトを交換する従来方法
として、特公昭52−88975号、特公昭57−45
64号、特公平3−39926号に開示された交換方法
がある。これらの交換方法はいずれも略同様な手順でコ
ンベアベルトを交換する。即ち、コンベアベルトの一部
を切断し、切断したベルトの一端に新たに装着するベル
トを接続する。続いて、古いベルトを巻き取りながら新
たなベルトをベルトコンベアに送り込み、最後に、送り
込まれた新たなベルトの端部を接続しベルトの交換を終
了する。
【0004】また、短尺のコンベアベルトを交換する場
合は、各プーリやローラを支持する軸受や駆動継手等の
部品を取り外し、プーリ及び軸受をクレーン等で吊り上
げる。そして軸方向に橋渡ししながらプーリ及び軸受を
順次抜き取って古いベルトを取り外し、新たなコンベア
ベルトを装着する。装着後に逆の手順でプーリ及び軸受
等の部品を取り付け、ベルトの交換を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来技術では、
プーリや軸受等の部品の取り外し、取り付けは不要であ
る。しかし、古いベルトを切断して新たなベルトを接続
する必要がある。ベルトの接続には特殊な加工技術が必
要であるので、交換に長時間を要する。
【0006】後者の従来技術では、ベルトの切断及び接
続は不要であり、工場で接続加工したエンドレスベルト
を用いることができる。しかし、プーリ及び軸受等の部
品の取り外し取り付けが必要であるとともに、クレーン
作業により部品を吊りながら部品を軸方向に抜く作業等
が必要であり、作業がしづらいとともに危険である。
【0007】本発明はこのような事情に考慮してなされ
たものであり、本発明の目的は、クレーン作業を伴うこ
となく、最小限の部品の取り外し取り付けで短時間にか
つ安全に無端搬送材を交換できるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無端搬送材
交換方法は、架台上に設けられた軸受によって両端を支
持された1対の回転体に張設された無端搬送材を交換す
る方法であって、回転体を支持する一方の軸受と軸端と
の間に、一方の軸受とで回転体を支持可能な支持部材を
設け、支持部材で回転体を支持し、他方の軸受を架台か
ら取り外し、張設されていた無端搬送材の張力を緩めた
後に無端搬送材を取り外し、続いて新たな無端搬送材を
装着し、取り外した他方の軸受を架台に取り付けること
を特徴とする。
【0009】本発明に係る無端搬送材交換装置は、架台
上に設けられた軸受によって両端を回転自在に支持され
た1対の回転体に張設された無端搬送材を交換するため
のものであって、回転体を支持する一方の軸受と軸端と
の間の前記架台に傾動自在に設けられ、軸方向の長さを
調整可能なアームと、アームの先端に取り付けられ、前
記一方の軸受とで前記回転体を片持ち支持し得る支持部
とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る無端搬送材交換方法では、一方の
軸受と支持部材とで回転体を支持した後、他方の軸受を
架台から取り外す。そして張設されていた無端搬送材の
張力を緩めた後に無端搬送材を取り外し、続いて新たな
無端搬送材を装着し、取り外した他方の軸受を架台に取
り付ける。ここでは、支持部材と一方の軸受とで回転体
を片持ち支持できるので、他方の軸受を取り外すだけで
容易に無端搬送材を交換できる。従って、クレーン作業
を伴うことなく、最小限の部品の取り外し取り付けで短
時間にかつ安全に無端搬送材を交換できる。
【0011】本発明に係る無端搬送材交換装置では、無
端搬送材の交換の際に、アームを起立させかつアームの
長さを先端の支持部が回転体の軸を支持できる長さに調
節する。そして支持部を一方の軸受けと軸端との間に配
置し、アームの長さを調整して一方の軸受と支持部とで
回転体を片持ち支持する。これにより、クレーン作業を
伴うことなく、最小限の部品の取り外し取り付けで短時
間かつ安全に無端搬送材の交換ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。図1及び図2は、本発明の一実施例を採
用したベルトコンベアの側面図及び背面図である。図に
おいて、ベルトコンベア1は、フロア上に据え付けられ
た基礎架台10と、基礎架台10上に水平方向の取り付
け角度(以下、スキュー角度という)を微調整可能に締
結されたコンベア架台11と、コンベア架台11上に取
り付けられたコンベア装置12とを備えている。基礎架
台10及びコンベア架台11は、溝形鋼から構成され、
両架台10,11の取り付け係合部には長孔(図示せ
ず)が形成されており、これにより、スキュー角度を調
整できる
【0013】コンベア装置12は、コンベア架台11の
搬送方向下流側に配置された駆動プーリ13と、搬送方
向上流側に配置された従動プーリ14と、駆動プーリ1
3及び従動プーリ14に巻き掛けられたコンベアベルト
15とを備えている。各プーリ13,14は、鍔形状の
突起20を両端に有するロール部21と、ロール部21
の中心に固定された回転軸22とを有している。この突
起20により、コンベアベルト15のプーリ13,14
からの脱落を防止できる。駆動プーリ13の回転軸22
は、コンベア架台11に取り付けられたテーパ締結型の
ピローブロック16に両端が支持されており、タイヤカ
ップリング18を介して減速機直結モータ19に接続さ
れている。従動プーリ14の回転軸22は、コンベア架
台11に取り付けられたテークアップユニット17に両
端が支持されている。なお、従動プーリ14の回転軸2
2は、図1手前側にやや突出している。
【0014】駆動プーリ13と従動プーリ14との間に
おいて、コンベアベルト15の背面は、従動ローラ24
により支持されている。従動ローラ24はコンベア架台
11に取り付けられたピローブロック23に回動自在に
支持されている。従動ローラ24の回転軸も図1手前側
にやや突出している。
【0015】コンベア架台11の図1手前側において、
回転軸22及び従動ローラ24の下方には、ベルト交換
時に回転軸22及び従動ローラ24を片持ち支持するた
めの支持部材40が配置されている。支持部材40は、
ターンバックル41と、ターンバックル41の先端に取
り付けられたフック42とを有している。ターンバック
ル41の基端はコンベア架台11に取り付けられたヒン
ジ43に傾動自在に支持されている。
【0016】コンベアベルト15は、例えばスチールコ
ードを内蔵したゴムベルトである。コンベアベルト15
には、工場でエンドレス加工が施されている。コンベア
ベルト15の両側には、被搬送材を搬送方向に案内する
ための1対のサイドガイド25a,25bが配置されて
いる。サイドガイド25a,25bは基礎架台10に取
り付けられたブラケット26a,26bにそれぞれ取り
付けられている。図2右側のブラケット26aには、サ
イドガイド25aをプーリ13,14の軸方向に移動さ
せる移動機構27が設けられている。移動機構27は、
ハンドル28を有しており、ハンドル28を回動するこ
とによりサイドガイド25aが移動する。また、ブラケ
ット26aの基端は、基礎架台10に取り付けられたヒ
ンジ30により回転自在に支持されている。さらに、基
礎架台10に取り付けられた固定部32に締結可能であ
る。
【0017】サイドガイド25a,25bの入り側は前
方にいくに連れて間隔が広くなっており、その下部に
は、保護板33が設けられている。保護板33は、前下
がりとなっており、従動プーリ14側のベルト15へ被
搬送材が衝突するのを防止する。
【0018】次に、ベルト交換方法について説明する。
コンベアベルト15を交換する際には、まず、テークア
ップユニット17のネジを調整してベルト15の張力を
緩和する。次に、支持部材40のターンバックル41を
調整してフック42で回転軸22及び従動ローラ24を
上側から引っかけ、それらが水平となるように支持す
る。続いて、サイドガイド25aのブラケット26aを
締結しているボルトを外し、サイドガイド25aを図3
(B)に示す位置に退避させる。そして図2右側(図1
奥側)のピローブロック16,23及びテークアップユ
ニット17をその取り付け架台とともに取り外す。この
状態を図3に示す。図3(A)に従動ローラ24の状態
を示し、図3(B)に駆動プーリ13の状態を示す。こ
のとき、各回転軸22及び従動ローラ24は、支持部材
40と手前側のピローブロック16,23及びテークア
ップユニット17とによりか片持ちで水平に支持されて
いる。
【0019】この状態で、ベルト15を図1奥側に引き
抜く。そして、新たなベルト15を奥側から装着する。
ベルト装着後に、取り外したピローブロック16,23
及びテークアップユニット17をその取り付け架台とと
もに取り付ける。そしてサイドガイド25aのブラケッ
ト26aを起立させ、ボルトで固定部31にブラケット
26aの基端を締結する。最後に、テークアップユニッ
ト17のネジを調整してベルト15の張力を調整する。
これにより、ベルト15の交換が終了する。
【0020】ここでは、取り外す部品が少なく、かつク
レーン作業が不要であるので、短時間にかつ安全にベル
トを交換できる。
【0021】なお、支持部材をターンバックル及びフッ
クで構成したのは一例であり、軸方向が調整可能であ
り、かつ回転軸を係止可能であればどのような構成でも
よい。また、搬送材としては、コンベアベルトに限らず
チェーンコンベア、スチールベルト等の無端ループ状の
搬送材であればどのようなものでもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る無端搬送材交換方法および
装置では、支持部材と一方の軸受とで回転体を片持ち支
持できるので、他方の軸受を取り外すだけで容易に無端
搬送材を交換できる。従って、クレーン作業を伴うこと
なく、最小限の部品の取り外し取り付けで短時間にかつ
安全に無端搬送材を交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したベルトコンベアの
側面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】ベルト交換時の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:ベルトコンベア 13:駆動プーリ 14:従動プーリ 15:コンベアベルト 16,23:ピローブロック 17:テークアップユ
ニット 24:従動ローラ 40:支持部材 41:ターンバックル 42:フック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上に設けられた軸受によって両端を
    支持された1対の回転体に張設された無端搬送材を交換
    する無端搬送材交換方法において、 前記回転体を支持する一方の軸受と軸端との間に、前記
    一方の軸受とで前記回転体を支持可能な支持部材を設
    け、前記支持部材で前記回転体を支持し、他方の軸受を
    前記架台から取り外し、張設されていた無端搬送材の張
    力を緩めた後に前記無端搬送材を取り外し、続いて新た
    な無端搬送材を装着し、取り外した他方の軸受を前記架
    台に取り付けることを特徴とする無端搬送材交換方法。
  2. 【請求項2】 架台上に設けられた軸受によって両端を
    支持された1対の回転体に張設された無端搬送材を交換
    するための無端搬送材交換装置において、 前記回転体を支持する一方の軸受と軸端との間の前記架
    台に傾動自在に設けられ、軸方向の長さを調整可能なア
    ームと、 前記アームの先端に取り付けられ、前記一方の軸受とで
    前記回転体を片持ち支持し得る支持部とを備えたことを
    特徴とする無端搬送材交換装置。
JP13780693A 1993-06-08 1993-06-08 無端搬送材交換方法及び装置 Expired - Lifetime JP2638425B2 (ja)

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JP5145393B2 (ja) * 2010-09-24 2013-02-13 三菱化学エンジニアリング株式会社 金属製無端ベルトの脱着機構及び脱着方法
JP6370345B2 (ja) * 2016-08-04 2018-08-08 アサヒ技研株式会社 コンベア装置
JP7294108B2 (ja) * 2019-12-17 2023-06-20 株式会社デンソー コンベア付き搬送台車

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