JP2582153Y2 - コンベヤ - Google Patents
コンベヤInfo
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- JP2582153Y2 JP2582153Y2 JP3084592U JP3084592U JP2582153Y2 JP 2582153 Y2 JP2582153 Y2 JP 2582153Y2 JP 3084592 U JP3084592 U JP 3084592U JP 3084592 U JP3084592 U JP 3084592U JP 2582153 Y2 JP2582153 Y2 JP 2582153Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- frame
- conveyor
- tension
- endless belt
- Prior art date
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Drives For Endless Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無端ベルトの着脱が自在
で原料や製品等の品物の乗り継ぎ移送の容易なコンベヤ
に関するものである。
で原料や製品等の品物の乗り継ぎ移送の容易なコンベヤ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種産業界で原料や製品等の搬送
にコンベヤが使用されている。例えば食品業界において
も生産ラインに各種コンベヤが使用されている。しか
し、従来のコンベヤは加工食品の製造中についた食品等
のくずや欠け等を取り除く際、フレーム等を分解しなけ
れば無端ベルトの脱着ができず、無端ベルトの脱着に多
大の労力と時間を要して、作業性に劣りひいては生産性
を阻害するという問題点を有していた。そこで当出願人
は鋭意検討の結果、無端ベルトの脱着が容易でコンベヤ
の清掃・保守管理が簡単で、生産性、作業性の高効率
化、生産ラインの合理化等に適したポータブルタイプの
コンベヤを開発し、実願平2−19160号として出願
を行った。以下に従来のコンベヤについて説明する。図
5は従来のポータブルタイプのコンベヤの搬送ベルトを
取り外した状態を示す斜視図である。1はヘッドドライ
ブタイプのコンベヤ本体、2はコの字状をしフレームを
片持支持する鉄製等の角パイプ等からなる脚部、2aは
脚部2間に架設され脚部2を支持する補助ステー、2b
はコンベヤを移動させる際に使用するキャスタ、2cは
コンベヤを設置する際に使用するジャッキーボルト、3
は鋼板等で形成され長手方向の一側部に延設されたヘッ
ド側側壁3a、他側部に延設されたテール側側壁3bを
備えたフレーム、4はヘッド側側壁3aに回転自在に装
着された駆動ローラ、5はヘッド側側壁3aの一方に固
定され駆動ローラ4のスプロケット(図示せず)を回転
させるチェーン(図示せず)を内装した駆動部の側板、
6は駆動モータやスピードコントローラ等を内装したド
ライブボックス6aの外部にスイッチ等を配設した駆動
部、7はフレーム3の所定部に1乃至複数個横設された
キャリアローラ、8はフレーム3の近傍で脚部2に固定
されたリターンローラ支持部材8aに回転自在でかつ脱
着自在に軸着されたリターンローラ、9は補助フレーム
固定用ノブ9aで一端部がフレーム3に上方向に回動自
在に装着された補助フレーム、9bは補助フレーム9の
長手方向の側面に形成された切欠部、9cは切欠部9b
に嵌合し補助フレーム9を固定するテール側側壁3bの
側面に形成された突起部、10は補助フレーム9の他端
部の側壁に形成されたガイドスリット10aに摺動自在
に装着されボルトやナット等からなる位置決め手段で固
定されているテールローラ、11はゴム板からなる無端
ベルトである。以上のように構成された従来のポータブ
ルタイプのコンベヤについて、以下その動作を説明す
る。まず、無端ベルト11を装着する際は補助フレーム
固定用ノブ9aを緩め補助フレーム9を上向に立ち上
げ、各リターンローラ8を外す。次いで無端ベルト11
の一端を補助フレーム9のテールローラ10にかけた
後、駆動ローラ4に懸ける。次いで、補助フレーム9を
倒してフレーム3の面と水平にして切欠部9bをテール
側側壁3bの突起部9cに嵌合させた後、補助フレーム
固定用ノブ9aで固定する。次いで、リターンローラ8
を装着し、コンベヤ1を目的の場所までキャスタ2bで
移動させ、所定の場所でジャッキーボルト2cを降ろし
定置させる。次いで、駆動部を起動させ無端ベルト11
で搬送作業を行う。無端ベルト11をはずす際は、各リ
ターンローラ8をはずし前記と同様にして補助フレーム
9を立ち上げた後、無端ベルトを手前に引くだけで簡単
に無端ベルト11をコンベヤ本体から外すことができ
る。次いで、無端ベルト11やフレーム3の清掃を行
う。次にコンベヤ同志を衝合させて品物を乗り継ぎ移送
する場合について説明する。図6は2台のコンベヤを一
列に並べて品物を搬送する際のコンベヤ同志間の移送部
の模式図である。コンベヤ間で品物を乗り継ぎ移送する
際は、1のコンベヤのテールローラ10部に他のコンベ
ヤのヘッド側の駆動ローラ4部を衝合させて行ってい
る。Aは品物である。
にコンベヤが使用されている。例えば食品業界において
も生産ラインに各種コンベヤが使用されている。しか
し、従来のコンベヤは加工食品の製造中についた食品等
のくずや欠け等を取り除く際、フレーム等を分解しなけ
れば無端ベルトの脱着ができず、無端ベルトの脱着に多
大の労力と時間を要して、作業性に劣りひいては生産性
を阻害するという問題点を有していた。そこで当出願人
は鋭意検討の結果、無端ベルトの脱着が容易でコンベヤ
の清掃・保守管理が簡単で、生産性、作業性の高効率
化、生産ラインの合理化等に適したポータブルタイプの
コンベヤを開発し、実願平2−19160号として出願
を行った。以下に従来のコンベヤについて説明する。図
5は従来のポータブルタイプのコンベヤの搬送ベルトを
取り外した状態を示す斜視図である。1はヘッドドライ
ブタイプのコンベヤ本体、2はコの字状をしフレームを
片持支持する鉄製等の角パイプ等からなる脚部、2aは
脚部2間に架設され脚部2を支持する補助ステー、2b
はコンベヤを移動させる際に使用するキャスタ、2cは
コンベヤを設置する際に使用するジャッキーボルト、3
は鋼板等で形成され長手方向の一側部に延設されたヘッ
ド側側壁3a、他側部に延設されたテール側側壁3bを
備えたフレーム、4はヘッド側側壁3aに回転自在に装
着された駆動ローラ、5はヘッド側側壁3aの一方に固
定され駆動ローラ4のスプロケット(図示せず)を回転
させるチェーン(図示せず)を内装した駆動部の側板、
6は駆動モータやスピードコントローラ等を内装したド
ライブボックス6aの外部にスイッチ等を配設した駆動
部、7はフレーム3の所定部に1乃至複数個横設された
キャリアローラ、8はフレーム3の近傍で脚部2に固定
されたリターンローラ支持部材8aに回転自在でかつ脱
着自在に軸着されたリターンローラ、9は補助フレーム
固定用ノブ9aで一端部がフレーム3に上方向に回動自
在に装着された補助フレーム、9bは補助フレーム9の
長手方向の側面に形成された切欠部、9cは切欠部9b
に嵌合し補助フレーム9を固定するテール側側壁3bの
側面に形成された突起部、10は補助フレーム9の他端
部の側壁に形成されたガイドスリット10aに摺動自在
に装着されボルトやナット等からなる位置決め手段で固
定されているテールローラ、11はゴム板からなる無端
ベルトである。以上のように構成された従来のポータブ
ルタイプのコンベヤについて、以下その動作を説明す
る。まず、無端ベルト11を装着する際は補助フレーム
固定用ノブ9aを緩め補助フレーム9を上向に立ち上
げ、各リターンローラ8を外す。次いで無端ベルト11
の一端を補助フレーム9のテールローラ10にかけた
後、駆動ローラ4に懸ける。次いで、補助フレーム9を
倒してフレーム3の面と水平にして切欠部9bをテール
側側壁3bの突起部9cに嵌合させた後、補助フレーム
固定用ノブ9aで固定する。次いで、リターンローラ8
を装着し、コンベヤ1を目的の場所までキャスタ2bで
移動させ、所定の場所でジャッキーボルト2cを降ろし
定置させる。次いで、駆動部を起動させ無端ベルト11
で搬送作業を行う。無端ベルト11をはずす際は、各リ
ターンローラ8をはずし前記と同様にして補助フレーム
9を立ち上げた後、無端ベルトを手前に引くだけで簡単
に無端ベルト11をコンベヤ本体から外すことができ
る。次いで、無端ベルト11やフレーム3の清掃を行
う。次にコンベヤ同志を衝合させて品物を乗り継ぎ移送
する場合について説明する。図6は2台のコンベヤを一
列に並べて品物を搬送する際のコンベヤ同志間の移送部
の模式図である。コンベヤ間で品物を乗り継ぎ移送する
際は、1のコンベヤのテールローラ10部に他のコンベ
ヤのヘッド側の駆動ローラ4部を衝合させて行ってい
る。Aは品物である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ヘッドドライブタイプであったためコンベ
ヤ間で品物を乗り継ぎ移送する際、ヘッド側の駆動ロー
ラ部とテールローラ部の曲率半径差が大きすぎるためベ
ルト間のクリアランス部が大きく品物がそのクリアラン
ス部に溜まり搬送がスムーズに行えないばかりか品物が
コンベヤから脱落し破損するという事故が絶えないとい
う問題点があった。また、クリアランス部が大きいため
小型の品物はそのままでは搬送できず別途容器に入れて
コンベヤで搬送しなければならず煩雑で作業性に欠ける
という問題点を有していた。更に従来のヘッドドライブ
タイプはベルトの押し出しタイプでかつ蛇行調整のため
一方方向にしか搬送ができず正逆両方向に搬送できない
ため搬送方向を換える場合はコンベヤ自体を移動させ回
転させねばならないので使用しづらいという問題点を有
していた。また、蛇行調整や張力の調整はテールローラ
のみで行っていたので調整が困難で調整に多大の時間を
要すという問題点があった。本考案は上記従来の問題点
を解決するもので、コンベヤ間の品物の乗り継ぎ移送が
スムーズに行え、かつ、蛇行調整や張力等の調整が容易
で作業性に優れ、更にベルトやネット等の無端ベルトの
脱着が極めて容易でベルトやフレーム、駆動ローラ等の
清掃・保守管理が容易なコンベヤを提供することを目的
とする。
の構成では、ヘッドドライブタイプであったためコンベ
ヤ間で品物を乗り継ぎ移送する際、ヘッド側の駆動ロー
ラ部とテールローラ部の曲率半径差が大きすぎるためベ
ルト間のクリアランス部が大きく品物がそのクリアラン
ス部に溜まり搬送がスムーズに行えないばかりか品物が
コンベヤから脱落し破損するという事故が絶えないとい
う問題点があった。また、クリアランス部が大きいため
小型の品物はそのままでは搬送できず別途容器に入れて
コンベヤで搬送しなければならず煩雑で作業性に欠ける
という問題点を有していた。更に従来のヘッドドライブ
タイプはベルトの押し出しタイプでかつ蛇行調整のため
一方方向にしか搬送ができず正逆両方向に搬送できない
ため搬送方向を換える場合はコンベヤ自体を移動させ回
転させねばならないので使用しづらいという問題点を有
していた。また、蛇行調整や張力の調整はテールローラ
のみで行っていたので調整が困難で調整に多大の時間を
要すという問題点があった。本考案は上記従来の問題点
を解決するもので、コンベヤ間の品物の乗り継ぎ移送が
スムーズに行え、かつ、蛇行調整や張力等の調整が容易
で作業性に優れ、更にベルトやネット等の無端ベルトの
脱着が極めて容易でベルトやフレーム、駆動ローラ等の
清掃・保守管理が容易なコンベヤを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のコンベヤは次の構成からなる。請求項1のコ
ンベヤは、脚部と、前記脚部に直交状に配設固定された
無端ベルトを保持するフレームと、前記フレームの長手
方向の一端部に上下方向に回動自在に軸着された補助フ
レームと、前記フレームの長手方向の一側部に配設され
た駆動モータやチェーン等からなる駆動部と、を備えた
コンベヤにおいて、前記駆動部の配設された前記フレー
ムの一側部と対向する他の側部に配設された主ローラ受
と、シャフトに回転自在に装着されたテンションローラ
と、前記駆動部と前記主ローラ受間に装着された駆動ロ
ーラと、前記駆動部の側板に揺動自在に遊着されかつ前
記主ローラ受に嵌脱自在に装着された少なくとも一以上
の前記テンションローラと、を有する構成からなる。請
求項2は、請求項1のコンベヤにおいて、ヘッドローラ
とテールローラとの径が略同一で、かつ、そのローラ径
が前記駆動ローラの径の1/1〜1/20に形成された
構成を有している。ここで、無端ベルトとしてはゴムベ
ルトの他ステンレス線等を編んだネットやストレート式
のベルトやヒンジベルト等が用いられる。また駆動ロー
ラやテンションローラの装着は駆動部の側板や主ローラ
受に代えて、他の一対の側板をフレームに配設して用い
ることもできる。更に、前記駆動部の側板又は主ローラ
受の一方を別途フレームに配設固着された他の側板に代
えることもできる。駆動部としては前述のようなチェー
ン伝動式の他、プーリーモータを直接用いてもよい。プ
ーリーモータとすることにより駆動部を簡素化でき省エ
ネを図ることができる。ヘッドローラとテールローラは
小径のものが好ましく、駆動部の駆動ローラの1/1〜
1/20、好ましくは1/2〜1/15程度の小径にす
るのが好ましい。径を小さくすることによりクリアラン
ス部を小さくでき、コンベヤ間の品物の乗り継ぎを容易
にすることができる。更にクリアランス部を小さくする
ことができるので従来不可能であった卵等の小物品も乗
り継ぎを行うことができるので小型の物品をそのまま搬
送することができる。テンションローラは1乃至複数個
用いられる。張力調整が容易な無端ベルトを用いる場合
は1乃至2個でもよい。
に本考案のコンベヤは次の構成からなる。請求項1のコ
ンベヤは、脚部と、前記脚部に直交状に配設固定された
無端ベルトを保持するフレームと、前記フレームの長手
方向の一端部に上下方向に回動自在に軸着された補助フ
レームと、前記フレームの長手方向の一側部に配設され
た駆動モータやチェーン等からなる駆動部と、を備えた
コンベヤにおいて、前記駆動部の配設された前記フレー
ムの一側部と対向する他の側部に配設された主ローラ受
と、シャフトに回転自在に装着されたテンションローラ
と、前記駆動部と前記主ローラ受間に装着された駆動ロ
ーラと、前記駆動部の側板に揺動自在に遊着されかつ前
記主ローラ受に嵌脱自在に装着された少なくとも一以上
の前記テンションローラと、を有する構成からなる。請
求項2は、請求項1のコンベヤにおいて、ヘッドローラ
とテールローラとの径が略同一で、かつ、そのローラ径
が前記駆動ローラの径の1/1〜1/20に形成された
構成を有している。ここで、無端ベルトとしてはゴムベ
ルトの他ステンレス線等を編んだネットやストレート式
のベルトやヒンジベルト等が用いられる。また駆動ロー
ラやテンションローラの装着は駆動部の側板や主ローラ
受に代えて、他の一対の側板をフレームに配設して用い
ることもできる。更に、前記駆動部の側板又は主ローラ
受の一方を別途フレームに配設固着された他の側板に代
えることもできる。駆動部としては前述のようなチェー
ン伝動式の他、プーリーモータを直接用いてもよい。プ
ーリーモータとすることにより駆動部を簡素化でき省エ
ネを図ることができる。ヘッドローラとテールローラは
小径のものが好ましく、駆動部の駆動ローラの1/1〜
1/20、好ましくは1/2〜1/15程度の小径にす
るのが好ましい。径を小さくすることによりクリアラン
ス部を小さくでき、コンベヤ間の品物の乗り継ぎを容易
にすることができる。更にクリアランス部を小さくする
ことができるので従来不可能であった卵等の小物品も乗
り継ぎを行うことができるので小型の物品をそのまま搬
送することができる。テンションローラは1乃至複数個
用いられる。張力調整が容易な無端ベルトを用いる場合
は1乃至2個でもよい。
【0005】
【作用】この構成によって、フレームや補助フレームの
端部のテールローラ及びヘッドローラの径が略同一なの
で、特にテールローラとヘッドローラの径が小さい場
合、コンベヤ間での品物の乗り継ぎ移送もコンベヤ同志
間のクリアランス部を小さくすることができるので品物
をスムーズに移送することができる。センタードライブ
方式なので正逆両方向に品物を搬送することができる。
テンションローラが嵌脱自在でかつ保持した状態で外せ
るので、無端ベルトの着脱を容易に行うことができ、無
端ベルト特にネット式ベルトのネットの組み部等の洗浄
を容易に行うことができる。更に無端ベルトがコンベヤ
から簡単に外せるので簡単な作業で駆動ローラ部等を常
に清潔に保持できる。
端部のテールローラ及びヘッドローラの径が略同一なの
で、特にテールローラとヘッドローラの径が小さい場
合、コンベヤ間での品物の乗り継ぎ移送もコンベヤ同志
間のクリアランス部を小さくすることができるので品物
をスムーズに移送することができる。センタードライブ
方式なので正逆両方向に品物を搬送することができる。
テンションローラが嵌脱自在でかつ保持した状態で外せ
るので、無端ベルトの着脱を容易に行うことができ、無
端ベルト特にネット式ベルトのネットの組み部等の洗浄
を容易に行うことができる。更に無端ベルトがコンベヤ
から簡単に外せるので簡単な作業で駆動ローラ部等を常
に清潔に保持できる。
【0006】
【実施例】以下本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本考案の第1実施例における
コンベヤのベルトを外した状態を示す斜視図であり、図
2(a)は主ローラ受部の要部斜視図であり、図2
(b)はテンションローラの側面図である。2は脚部、
2aは補助ステー、2bはキャスタ、2cはジャッキー
ボルト、3はフレーム、3aはヘッド側側壁、3bはテ
ール側側壁、6は駆動部、6aはドライブボックス、7
はキャリアローラ、8はリターンローラ支持部材8aに
脱着自在に保持されたリターンローラ、9は補助フレー
ム、9bはテール側側壁の側面の突起部9cに嵌口され
る切欠部、11はゴムベルトからなる無端ベルトであ
り、これらは従来例と同様なものなので同一の番号を付
し説明を省略する。10′はローラ径が駆動ローラの径
の略1/4で補助フレーム9の他端部の側壁に形成され
たガイドスリット10′aに摺動自在に装着されたテー
ルローラ、12はフレーム3を介してフレーム3の中央
部よりに駆動部6の側板51と対向してフレーム3の側
壁に配設された綱板等からなる主ローラ受、13は張力
調整を行う2本のテンションローラ、14は主ローラ受
12の両側部に形成されたテンションローラ13の一端
部を嵌脱自在に保持するカギ状等に切り欠いて形成され
たテンションローラ保持部、15はテールローラ10′
と略同一径に形成されたヘッドローラ、41は駆動部6
の側板51と主ローラ受12の間でテンションローラ1
3の下部に架装された駆動ローラである。図2におい
て、51aは駆動部6のフレーム3側の下部側板、51
bは下部側板51aの所定部に矩形状等に形成されたテ
ンションローラ13のシャフト13aを緩嵌するシャフ
ト保持部、13bは主ローラ受12のテンションローラ
保持孔14に係止されるシャフト13aの係止部、係止
部13bはシャフト13aの回転を防止しテンションロ
ーラ保持部14にシャフト13aを係止させるようにホ
ゾ状等に形成されている。13cはボールベアリング、
13dはボールベアリング13cに固定された鉄製又は
合成樹脂製のパイプである。以上のように構成された第
1実施例のコンベヤについて、以下その動作を図面を参
照しながら説明する。図3は無端ベルトの脱着状態を示
すコンベヤの側面図である。まず、無端ベルト11をコ
ンベヤ本体から外す場合は、従来例と同様にして無端ベ
ルト11の緊張を解き図中Bのように緩ませる。従来例
と異なるのはテンションローラ13をテンションローラ
保持部14の溝からはずしシャフト13aを駆動部の側
板51の下部側板51aのシャフト保持孔51bに、テ
ンションローラ13を保持させると無端ベルト11は図
中Cのように垂れる。次いで補助フレーム9から無端ベ
ルト11を持ち上げ手前に引くだけで無端ベルト11を
コンベヤ本体1から簡単に外すことができる。無端ベル
ト11を外した後、コンベヤ本体1の駆動ローラ部等に
溜まった埃や食品等の搬送物のカスや付着物を容易に取
り除くことができるので常に清潔かつ衛生的に保つこと
ができる。無端ベルト11は取り外されているのでその
まま洗浄液中に漬けて清掃し乾燥させることができる。
特にネット式ベルトは従来困難であったネットの組み部
等のブラッシング等を容易に行うことができる。無端ベ
ルト11をコンベヤ本体1に装着する場合は、テンショ
ンローラ13をテンションローラ保持部14の溝からは
ずしテンションローラ13をシャフト保持孔51bに係
止保持し、補助フレーム固定用ノブ9aを解除し補助フ
レーム9を立ち上げる。無端ベルト11を補助フレーム
9のテールローラ10′、フレーム3のヘッドローラ1
5間に懸装し、次いでテンションローラ13と駆動ロー
ラ41の間に挿入した後、テンションローラ13をテン
ションローラ保持部14にシャフトの係止部13bを嵌
装する。次いで、補助フレーム9を倒しテール側側壁3
bの突起部9cに切欠部9bを嵌合させフレーム3と水
平にした後補助フレーム固定用ノブ9aで固定する。次
いで、テールローラ10′又はヘッドローラ15で蛇行
を防止しながらベルトの張力を調整する。次に、コンベ
ヤ同志を衝合させて品物を乗り継ぎ移送する場合につい
て説明する。図4は実施例のコンベヤ同志を衝合させた
時の品物の乗り継ぎ時の模式図である。図から判るよう
に本実施例ではヘッドローラ15とテールローラ10′
の径が同一で従来に比し小さく形成されているのでロー
ラ間のクリアランスを著しく小さくでき従来乗り移りが
不可能であった卵等も乗り継ぎができるようになった。
尚、本実施例では無端ベルト11としてゴムベルトを用
いたもので説明をしたが、ネット式ベルト等でも同様に
行うことができる。この際、フレーム3にネット式ベル
トを支えるベルトレールを用いると接触部を少なくでき
異音等の発生を防止できる。
しながら説明する。図1は本考案の第1実施例における
コンベヤのベルトを外した状態を示す斜視図であり、図
2(a)は主ローラ受部の要部斜視図であり、図2
(b)はテンションローラの側面図である。2は脚部、
2aは補助ステー、2bはキャスタ、2cはジャッキー
ボルト、3はフレーム、3aはヘッド側側壁、3bはテ
ール側側壁、6は駆動部、6aはドライブボックス、7
はキャリアローラ、8はリターンローラ支持部材8aに
脱着自在に保持されたリターンローラ、9は補助フレー
ム、9bはテール側側壁の側面の突起部9cに嵌口され
る切欠部、11はゴムベルトからなる無端ベルトであ
り、これらは従来例と同様なものなので同一の番号を付
し説明を省略する。10′はローラ径が駆動ローラの径
の略1/4で補助フレーム9の他端部の側壁に形成され
たガイドスリット10′aに摺動自在に装着されたテー
ルローラ、12はフレーム3を介してフレーム3の中央
部よりに駆動部6の側板51と対向してフレーム3の側
壁に配設された綱板等からなる主ローラ受、13は張力
調整を行う2本のテンションローラ、14は主ローラ受
12の両側部に形成されたテンションローラ13の一端
部を嵌脱自在に保持するカギ状等に切り欠いて形成され
たテンションローラ保持部、15はテールローラ10′
と略同一径に形成されたヘッドローラ、41は駆動部6
の側板51と主ローラ受12の間でテンションローラ1
3の下部に架装された駆動ローラである。図2におい
て、51aは駆動部6のフレーム3側の下部側板、51
bは下部側板51aの所定部に矩形状等に形成されたテ
ンションローラ13のシャフト13aを緩嵌するシャフ
ト保持部、13bは主ローラ受12のテンションローラ
保持孔14に係止されるシャフト13aの係止部、係止
部13bはシャフト13aの回転を防止しテンションロ
ーラ保持部14にシャフト13aを係止させるようにホ
ゾ状等に形成されている。13cはボールベアリング、
13dはボールベアリング13cに固定された鉄製又は
合成樹脂製のパイプである。以上のように構成された第
1実施例のコンベヤについて、以下その動作を図面を参
照しながら説明する。図3は無端ベルトの脱着状態を示
すコンベヤの側面図である。まず、無端ベルト11をコ
ンベヤ本体から外す場合は、従来例と同様にして無端ベ
ルト11の緊張を解き図中Bのように緩ませる。従来例
と異なるのはテンションローラ13をテンションローラ
保持部14の溝からはずしシャフト13aを駆動部の側
板51の下部側板51aのシャフト保持孔51bに、テ
ンションローラ13を保持させると無端ベルト11は図
中Cのように垂れる。次いで補助フレーム9から無端ベ
ルト11を持ち上げ手前に引くだけで無端ベルト11を
コンベヤ本体1から簡単に外すことができる。無端ベル
ト11を外した後、コンベヤ本体1の駆動ローラ部等に
溜まった埃や食品等の搬送物のカスや付着物を容易に取
り除くことができるので常に清潔かつ衛生的に保つこと
ができる。無端ベルト11は取り外されているのでその
まま洗浄液中に漬けて清掃し乾燥させることができる。
特にネット式ベルトは従来困難であったネットの組み部
等のブラッシング等を容易に行うことができる。無端ベ
ルト11をコンベヤ本体1に装着する場合は、テンショ
ンローラ13をテンションローラ保持部14の溝からは
ずしテンションローラ13をシャフト保持孔51bに係
止保持し、補助フレーム固定用ノブ9aを解除し補助フ
レーム9を立ち上げる。無端ベルト11を補助フレーム
9のテールローラ10′、フレーム3のヘッドローラ1
5間に懸装し、次いでテンションローラ13と駆動ロー
ラ41の間に挿入した後、テンションローラ13をテン
ションローラ保持部14にシャフトの係止部13bを嵌
装する。次いで、補助フレーム9を倒しテール側側壁3
bの突起部9cに切欠部9bを嵌合させフレーム3と水
平にした後補助フレーム固定用ノブ9aで固定する。次
いで、テールローラ10′又はヘッドローラ15で蛇行
を防止しながらベルトの張力を調整する。次に、コンベ
ヤ同志を衝合させて品物を乗り継ぎ移送する場合につい
て説明する。図4は実施例のコンベヤ同志を衝合させた
時の品物の乗り継ぎ時の模式図である。図から判るよう
に本実施例ではヘッドローラ15とテールローラ10′
の径が同一で従来に比し小さく形成されているのでロー
ラ間のクリアランスを著しく小さくでき従来乗り移りが
不可能であった卵等も乗り継ぎができるようになった。
尚、本実施例では無端ベルト11としてゴムベルトを用
いたもので説明をしたが、ネット式ベルト等でも同様に
行うことができる。この際、フレーム3にネット式ベル
トを支えるベルトレールを用いると接触部を少なくでき
異音等の発生を防止できる。
【0007】
【考案の効果】以上のように本考案は主ローラ受にテン
ションローラを嵌脱自在に配置したのでセンタードライ
ブ方式でありながら無端ベルトの着脱を極めて容易に行
うことができるので、該ベルトやコンベヤの清掃や保守
管理の作業性を著しく向上させることができる。特に食
品業界等コンベヤの清掃を頻繁に行なわねばならないと
ころでは作業の効率化を著しく改善することができ生産
性を大幅に向上させることができる。また、センタード
ライブ方式なので、ヘッドローラとテールローラの径と
略同一化でき、かつローラ径が従来の1/2以下の径に
することができるのでヘッドローラとテールローラのク
リアランス部を小さくでき、従来のヘッドドライブ方式
に比べコンベヤ間の物品の搬送をスムーズに行うことが
できる。更に従来ベルトタイプ等では不可能であった卵
等の小径の品物も乗り継ぎ搬送ができるようになった。
また、駆動ローラの近傍にテンションローラを配置した
ので正逆両方向の搬送をも行うことができ作業性を高め
ることができる。以上のような優れたコンベヤを実現で
きるものである。
ションローラを嵌脱自在に配置したのでセンタードライ
ブ方式でありながら無端ベルトの着脱を極めて容易に行
うことができるので、該ベルトやコンベヤの清掃や保守
管理の作業性を著しく向上させることができる。特に食
品業界等コンベヤの清掃を頻繁に行なわねばならないと
ころでは作業の効率化を著しく改善することができ生産
性を大幅に向上させることができる。また、センタード
ライブ方式なので、ヘッドローラとテールローラの径と
略同一化でき、かつローラ径が従来の1/2以下の径に
することができるのでヘッドローラとテールローラのク
リアランス部を小さくでき、従来のヘッドドライブ方式
に比べコンベヤ間の物品の搬送をスムーズに行うことが
できる。更に従来ベルトタイプ等では不可能であった卵
等の小径の品物も乗り継ぎ搬送ができるようになった。
また、駆動ローラの近傍にテンションローラを配置した
ので正逆両方向の搬送をも行うことができ作業性を高め
ることができる。以上のような優れたコンベヤを実現で
きるものである。
【図1】本実施例のコンベヤの斜視図
【図2】(a)主ローラ受部の要部斜視図 (b)テンションローラの側面図
【図3】無端ベルトの脱着状態を示す要部側面図
【図4】コンベヤ間乗り継ぎ時の状態を示す模式図
【図5】従来のコンベヤの斜視図
【図6】従来のコンベヤ間乗り継ぎ時の状態を示す模式
図
図
1 コンベヤ本体 2 脚部 2a 補助ステー 2b キャスタ 2c ジャッキーボルト 3 フレーム 3a ヘッド側側壁 3b テール側側壁 4,41 駆動ローラ 5 側板 51 側板 51a 下部側板 51b シャフト保持孔 6 駆動部 6a ドライブボックス 7 キャリアローラ 8 リターンローラ 8a リターンローラ支持部材 9 補助フレーム 9a 補助フレーム固定用ノブ 9b 切欠部 9c 突起部 10,10′ テールローラ 10a,10′a ガイドスリット 11 無端ベルト 12 主ローラ受 13 テンションローラ 13a シャフト 13b シャフトの係止部 13c ボールベアリング 13d パイプ 14 テンションローラ保持部 15 ヘッドローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 脚部と、前記脚部に直交状に配設固定さ
れた無端ベルトを保持するフレームと、前記フレームの
長手方向の一端部に上下方向に回動自在に軸着された補
助フレームと、前記フレームの長手方向の一側部に配設
された駆動モータやチェーン等からなる駆動部と、を備
えたコンベヤにおいて、前記駆動部の配設された前記フ
レームの一側部と対向する他の側部に配設された主ロー
ラ受と、シャフトに回転自在に装着されたテンションロ
ーラと、前記駆動部と前記主ローラ受間に装着された駆
動ローラと、前記駆動部の側板に揺動自在に遊着されか
つ前記主ローラ受に嵌脱自在に装着された少なくとも一
以上の前記テンションローラと、を有することを特徴と
するコンベヤ。 - 【請求項2】 ヘッドローラとテールローラの径が略同
一で、かつ、そのローラ径が前記駆動ローラの径の1/
1〜1/20に形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084592U JP2582153Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | コンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084592U JP2582153Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | コンベヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582924U JPH0582924U (ja) | 1993-11-09 |
JP2582153Y2 true JP2582153Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12315044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3084592U Expired - Lifetime JP2582153Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | コンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582153Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2567641Y2 (ja) * | 1993-12-22 | 1998-04-02 | 株式会社テムス | ベルトコンベヤ |
CN115092602B (zh) * | 2022-07-05 | 2024-07-09 | 德马科技集团股份有限公司 | 一种链条机可调节定位支顶机构及链条机 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP3084592U patent/JP2582153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0582924U (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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