JP7294108B2 - コンベア付き搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、コンベア付き搬送台車に関する。
近年、自動倉庫等においては、搬送対象物を搬送するための手段として、コンベアユニットを搭載し、自走可能な搬送台車を用いることが考えられている。コンベアユニットを搭載した搬送台車は、そのコンベアユニットによって自動で、ストッカーの搬出口から搬送対象物を受け取ったり、ストッカーの搬入口へ搬送対象物を受け渡したりすることができる。
コンベアユニットを搭載した搬送台車において、コンベアユニットのコンベアベルトは、搬送対象物をコンベアベルト上に受け取ったり、コンベアベルト上に載置されている搬送対象物を他へ受け渡したりといった積載動作を行う際に偏荷重を受ける箇所である。このため、コンベアベルトは、使用によって伸びや破損などが生じ易いことから、定期的に交換をする必要がある。
しかしながら、従来構成では、コンベアベルトを取り外すためには、コンベアユニット全体を分解する必要があり、手間と時間がかかっていた。
特開2019-99279号公報
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、コンベアベルトを簡単に短時間で交換することができるコンベア付き搬送台車を提供することにある。
請求項1に記載のコンベア付き搬送台車(10)は、台車本体(11)と、コンベアユニット(20)と、を備える。前記コンベアユニットは、前記台車本体に設けられ、搬送対象物を載置可能に構成されて、前記台車本体の走行方向に対して直角方向へ向かって前記搬送対象物を移送する。
前記コンベアユニットは、コンベアフレーム(21)と、支持部材(24)と、プーリー(27)と、コンベアベルト(28)と、スペーサ(23)と、を有する。前記コンベアフレーム前記台車本体に固定されている。前記支持部材は、前記コンベアフレームに設けられている。前記プーリーは、前記支持部材に対して回転可能に設けられている。前記コンベアベルトは、環状に構成されて前記プーリーに巻き掛けられるとともに前記コンベアフレームの上下方向の外側に配置されている。前記スペーサは、前記コンベアフレームと前記台車本体との間に着脱可能に設けられ、前記コンベアフレームと前記台車本体との間から取り外された状態において前記コンベアフレームと前記台車本体との間に前記コンベアベルトを挿通可能な隙間を形成し、前記コンベアフレームと前記台車本体との間に取り付けられた状態において前記隙間の少なくとも一部を埋めて前記コンベアフレームを支持する。
ここで、台車本体とコンベアフレームとの間にスペーサが設けられていない場合、すなわち、スペーサを取り外すことによって台車本体とコンベアフレームとの間に隙間を形成することができない構成の場合、コンベアベルトを取り外すために、作業者は、コンベアフレームや支持部材、プーリー等を分解して取り外す必要がある。そして、作業者は、コンベアベルトを交換した後は、コンベアフレームや支持部材、プーリー等を再度組み立てて分解前の状態を復元する必要がある。そのため、コンベアベルトの交換にコンベアフレームや支持部材、プーリー等の分解が必要であった従来構成においては、コンベアベルトの交換に手間と時間がかかっていた。
これに対し、本構成におけるコンベアユニットは、スペーサを備えている。これによれば、コンベアベルトを交換する際に、作業者は、コンベアフレームや支持部材、プーリー等を分解する必要がなく、更にはその分解したコンベアフレームや支持部材、プーリーを再度組み立てる必要も当然ない。すなわち、本実施形態によれば、作業者は、スペーサを取り外すだけでコンベアベルトを交換でき、また、スペーサを取り付けるだけで交換前の状態に復元できるため、コンベアベルトを簡単に短時間で交換することができる。その結果、コンベアベルトの交換時の作業性の向上や作業時間の短縮を図ることができる。
一実施形態によるコンベア付き搬送台車の一例を示す斜視図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、図1のX2部分を拡大して示す平面図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、図2のX3-X3線に沿って示す断面図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、スペーサの一例を示す平面図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、コンベアベルトの交換時にスペーサを外した状態を示す図2相当図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、図5のX6-X6線に沿って示す断面図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、コンベアベルトの交換時にコンベアベルトを外した状態を示す図2相当図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、図7のX8-X8線に沿って示す断面図 一実施形態によるコンベア付き搬送台車について、スペーサを取り付ける際の一例を示す図2相当図
一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すコンベア付き搬送台車10は、例えば自動倉庫等において、ストッカーの搬出口から搬送対象物を受け取り、その後、ストッカーの搬入口まで、図示しないレール上を自走してその搬入口へ搬送対象物を受け渡したりすることができる搬送台車である。なお、以下の説明において、コンベア付き搬送台車10を、単に搬送台車10と称する。
図1に示すように、搬送台車10は、台車本体11、駆動ユニット12、パレットガイド13、及びコンベアユニット20を備えている。この場合、図1の矢印で示すように、搬送台車10の走行方向と、コンベアユニット20の幅方向とは一致している。この場合、搬送台車10の走行方向に対する直角方向を、搬送台車10の幅方向とする。そして、コンベアユニット20の移送方向は、搬送台車10の幅方向と一致している。すなわち、コンベアユニット20は、搬送対象物を、搬送台車10の走行方向に対して直角方向へ移送する。
台車本体11は、搬送台車10の土台となる部分であって、例えば複数本、この場合、3本の棒状のフレームによって構成されている。台車本体11は、搬送台車10の走行方向へ向かって長尺状に構成されている。駆動ユニット12は、台車本体11の長手方向の両端部分に設けられている。各駆動ユニット12は、2つの車輪121と、ユニットカバー122と、をそれぞれ有している。一の駆動ユニット12において、2つの車輪121は、台車本体11の幅方向の両端外側に設けられている。各車輪121は、ユニットカバー122内に設けられたモータ等によって回転可能に構成されている。各車輪121は、図示しないレール上に載置される。これにより、搬送台車10は、図示しないレール上を走行する。
ユニットカバー122は、例えば樹脂製で構成されており、車輪121を駆動するためのモータや制御装置等を覆っている。この場合、各車輪121は、図1に示すように、ユニットカバー122から露出している。パレットガイド13は、台車本体11の上面にあって、コンベアユニット20の幅方向の両側に設けられている。パレットガイド13は、コンベアユニット20上に載置されコンベアユニット20上を移動するパレットの移動方向を案内する機能を有する。
コンベアユニット20は、台車本体11の上面にあって、台車本体11の長手方向の中央部分に設けられている。コンベアユニット20は、搬送対象物を載置可能に構成されており、コンベアユニット20上に載置された搬送対象物を、台車本体11の走行方向に対して直角方向へ向かって移送する機能を有する。コンベアユニット20は、図2及び図3にも示すように、コンベアフレーム21、コンベアガイド22、スペーサ23、支持部材24、アジャスタボルト25、回転軸26、プーリー27、コンベアベルト28、及びコンベアカバー29を有している。また、コンベアユニット20は、回転軸26及びプーリー27を回転させてコンベアベルト28を駆動するための図示しないモータを有している。このモータは、例えばコンベアカバー29内に収容されている。
コンベアフレーム21は、例えば金属製又は高剛性を有する樹脂製等で構成されている。コンベアフレーム21は、図1に示すように、搬送台車10の幅方向へ向かって伸びる長尺の棒状に構成されており、台車本体11の上面にあって台車本体11の幅方向の全体に亘って設けられている。本実施形態の場合、2本のコンベアフレーム21が、台車本体11の上面においてコンベアユニット20の幅方向へ向かって相互に離間して配置されている。
各コンベアフレーム21は、図3に示すように、断面がいわゆるH形状に形成されており、上下面側にそれぞれ矩形状に窪ませた上溝部211及び下溝部212を有している。コンベアガイド22は、コンベアベルト28に搬送対象物が載置された際にその搬送対象物の重量を受ける部材であり、例えば摩擦抵抗の小さい部材で構成されている。コンベアガイド22は、例えばコンベアフレーム21の長手方向に沿って長い棒状の部材で構成されており、コンベアフレーム21の上溝部211に嵌め込まれている。また、コンベアフレーム21において下溝部212と台車本体11の上面との間には空間が形成されており、この空間内にコンベアベルト28の一部が通されている。
各コンベアフレーム21において、H形状の2つの根元部分のうち一方側つまりコンベアユニット20の幅方向の内側部分は、コンベアフレーム21に直接接して固定されている。また、各コンベアフレーム21において、H形状の2つの根元部分のうち他方側、つまりコンベアユニット20の幅方向の外側部分は、コンベアフレーム21に直接は接しておらず、スペーサ23を介してコンベアフレーム21に接している。
コンベアフレーム21は、複数の雌ねじ穴213を更に有している。雌ねじ穴213は、雌ねじ穴213は、コンベアフレーム21のH形状の両側部分において、台車本体11側から上側へ向かって形成された雌ねじ穴である。また、台車本体11は、各雌ねじ穴213に対応した位置に通し穴111を有している。コンベアフレーム21は、台車本体11に対してコンベアフレーム21とは反対側、つまり下方側から通し穴111に通されたボルト31、32が雌ねじ穴213にねじ込まれることによって、台車本体11に固定されている。
ここで、コンベアフレーム21の幅方向の両側の根元部分にねじ込まれたボルト31、32のうち、コンベアユニット20の幅方向の外側に設けられているものを外側ボルト31と称し、コンベアユニット20の幅方向の内側に設けられているもの内側ボルト32と称する。この場合、コンベアユニット20の幅方向の両側に設けられたボルト31、32のうち外側ボルト31は、スペーサ23に通されてコンベアフレーム21の雌ねじ穴213にねじ込まれている。そして、コンベアユニット20の幅方向の両側に設けられたボルト31、32のうち、少なくとも外側ボルト31は、コンベアユニット20から取り外し可能に構成されている。
スペーサ23は、図4に示すように、例えば金属製又は樹脂製の板状の部材で構成されており、コンベアフレーム21の全長と同程度の長さ寸法を有している。スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間に設けられており、コンベアベルト28に対してコンベアフレーム21の少なくとも片側に着脱可能に設けられている。すなわち、スペーサ23は、コンベアフレーム21におけるH形状の2つの根元部分のうちコンベアフレーム21に直接接していない他方側、つまりコンベアユニット20の幅方向の外側部分に着脱可能に設けられている。
図6に示すように、スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間から取り外されることによって、コンベアフレーム21と台車本体11との間にコンベアベルト28を挿通可能な隙間Sを形成する。隙間Sは、台車本体11の上面とコンベアフレーム21の下溝部212との間に形成された空間と、その空間の外部とを、コンベアベルト28の取り外しが可能となるように連通している。また、スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間に取り付けられた状態において、隙間Sの少なくとも一部を埋めてコンベアフレーム21を支持する。この場合、隙間Sの上下方向の寸法は、コンベアベルト28の1枚の厚み寸法よりも大きい。つまり、スペーサ23の厚み寸法は、コンベアベルト28の1枚の厚み寸法よりも大きい。
スペーサ23は、図4に示すように、複数のスペーサ側穴部231を有している。本実施形態の場合、スペーサ側穴部231は、スペーサ23の長手方向の両端側においてそれぞれ2つずつ、合計4つ設けられている。各スペーサ側穴部231は、外側ボルト31を通すための穴であり、スペーサ23を厚み方向に貫いて形成されている。
各スペーサ側穴部231は、スペーサ23の幅方向の一方側へ向かって開放し、他方側が閉塞した形状に形成されている。スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間の隙間Sに対して、コンベアユニット20の幅方向の外側から内側へ向かって挿入される。この場合、スペーサ23を取り付ける際のスペーサ23の挿入方向は、図4に示すように、スペーサ側穴部231の閉塞側から開放側へ向かう方向となる。つまり、スペーサ側穴部231は、隙間Sに対してスペーサ23を挿入する際の挿入方向へ向かって開放され、挿入方向とは反対側が閉塞された形状に形成されている。
支持部材24は、回転軸26及びプーリー27を支持するためのものであり、例えば矩形のブロック状に構成されている。支持部材24は、コンベアユニット20の幅方向におけるコンベアフレーム21の外側面に接して設けられている。支持部材24は、上下方向についてはコンベアフレーム21に支持されて移動不可に構成され、かつ、コンベアフレーム21の長手方向つまりコンベアユニット20の移送方向に沿っては移動可能に構成されている。図2等に示すように、支持部材24の先端部は、台車本体11の幅方向の縁部から外方へ延出している。アジャスタボルト25は、支持部材24の突出量を調整し、これによりコンベアベルト28のテンションを調整するためのものである。
回転軸26は、支持部材24において、コンベアユニット20の移送方向の両端部側にそれぞれ設けられており、支持部材24に対して回転可能に構成されている。回転軸26は、コンベアユニット20の幅方向に離間して配置された2つのコンベアフレーム21間を接続している。コンベアユニット20の移送方向の両端部側に設けられた2つの回転軸26のうち少なくとも一方は、図示しないモータの回転力を受けて回転する。
プーリー27は、回転軸26に設けられており、回転軸26と一体的に回転可能に構成されている。これにより、図示しないモータの回転力は、回転軸26を介してプーリー27に伝達される。プーリー27は、コンベアユニット20の移送方向において、コンベアフレーム21の両外側に設けられている。この場合、コンベアフレーム21と、コンベアフレーム21の長手方向の両外側に配置された2つのプーリー27とは、直線上に配置されている。
コンベアベルト28は、例えば一般的なベルトコンベア用のベルトである。コンベアベルト28は、環状に構成されてプーリー27に巻き掛けられているとともに、コンベアフレーム21の上下方向の外側に配置されている。つまり、コンベアフレーム21及びプーリー27は、コンベアベルト28の環状の内側に配置されている。
コンベアカバー29は、例えば金属製や樹脂製の板材で構成されている。コンベアカバー29は、コンベアユニット20の幅方向の両側に設けられた2つのコンベアフレーム21を跨ぐように設けられており、図示しないモータ等の電気部品及び駆動部品の上方を覆っている。
次に、コンベアベルト28の交換手順について図5~図9も参照して説明する。コンベアフレーム21及びプーリー27からコンベアベルト28を取り外す際、まず、作業者は、アジャスタボルト25を緩めてコンベアベルト28の張力を緩める。そして、作業者は、図5及び図6に示すように、外側ボルト31を緩めて取り外すとともに、台車本体11とコンベアフレーム21とに挟まれているスペーサ23を取り外す。これにより、台車本体11とコンベアフレーム21との間に隙間Sが形成され、コンベアベルト28が隙間Sを通って取り外し可能になる。そして、作業者は、図7及び図8に示すように、隙間Sを通してコンベアベルト28を取り外す。
その後、作業者は、図9に示すように、交換後のコンベアベルト28を、隙間Sを通して、台車本体11とコンベアフレーム21の下溝部212との間の空間にコンベアベルト28の一部を挿入する。そして、作業者は、コンベアベルト28の両端をプーリー27に巻き掛けた後、アジャスタボルト25を緩めてコンベアベルト28の張力を調整する。
また、台車本体11と下溝部212との間の空間にコンベアベルト28の一部を挿入した後、作業者は、台車本体11とコンベアフレーム21との間の隙間Sにスペーサ23を挿入する。このとき、作業者は、まず、台車本体11の下方から通し穴111に外側ボルト31を通し、コンベアフレーム21の雌ねじ穴213に軽くねじ込む。そして、作業者は、スペーサ23に設けられたスペーサ側穴部231の内側に外側ボルト31を入れるようにして、台車本体11とコンベアフレーム21との間の隙間Sにスペーサ23を挿入する。このとき、スペーサ23の位置は、外側ボルト31とスペーサ側穴部231とによって定位置に定まる。その後、作業者は、外側ボルト31を締めて、これにより、台車本体11と、スペーサ23と、コンベアフレーム21とを、相互に固定する。このように、作業者は、コンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27等を分解することなく、スペーサ23を取り外すだけでコンベアベルト28を交換することができる。
以上説明した実施形態によれば、搬送台車10は、台車本体11と、コンベアユニット20と、を備える。コンベアユニット20は、台車本体11に設けられて、搬送対象物を載置可能に構成されており、台車本体11の走行方向に対して直角方向へ向かって搬送対象物を移送する機能を有する。このコンベアユニット20は、コンベアフレーム21、支持部材24、プーリー27、及びコンベアベルト28、を有している。
コンベアフレーム21は、台車本体11に固定されている。支持部材24は、コンベアフレーム21に設けられている。プーリー27は、支持部材24に対して回転可能に設けられている。コンベアベルト28は、環状に構成されてプーリー27に巻き掛けられるとともに、コンベアフレーム21の上下方向の外側に配置されている。
ここで、台車本体11とコンベアフレーム21との間にスペーサ23が設けられていない場合、すなわちスペーサ23を取り外すことによって台車本体11とコンベアフレーム21との間に隙間Sを形成することができない構成の場合、コンベアベルト28を取り外すために、作業者は、コンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27等を分解して取り外す必要がある。そして、作業者は、コンベアベルト28を交換した後は、コンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27等を再度組み立てて分解前の状態に復元する必要がある。そのため、コンベアベルト28の交換にコンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27等の分解が必要であった従来構成においては、コンベアベルト28の交換に手間と時間がかかっていた。
これに対し、本実施形態におけるコンベアユニット20は、スペーサ23を備えている。スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間に着脱可能に設けられている。スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間から取り外された状態においてコンベアフレーム21と台車本体11との間にコンベアベルト28を挿通可能な隙間Sを形成する。
これによれば、上述したように、コンベアベルト28を交換する際に、作業者は、コンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27等を分解する必要がないため、その分解したコンベアフレーム21や支持部材24、プーリー27を再度組み立てる必要も当然ない。すなわち、本実施形態によれば、作業者は、スペーサ23を取り外すだけでコンベアベルト28を交換でき、また、スペーサ23を取り付けるだけで交換前の状態に復元できるため、コンベアベルト28を簡単に短時間で交換することができる。その結果、コンベアベルト28の交換時の作業性の向上や作業時間の短縮を図ることができる。
また、スペーサ23は、コンベアフレーム21と台車本体11との間に取り付けられた状態において隙間Sの少なくとも一部を埋めてコンベアフレーム21を支持する。これによれば、例えばコンベアフレーム21を片側のみで支持して隙間Sを形成したいわゆる片持ち梁状態に構成した場合に比べて、高い強度を確保するこができる。
また、コンベアユニット20は、コンベアベルト28の移送方向に対する直角方向とする幅方向へ離間して配置したコンベアフレーム21及びコンベアベルト28を2つずつ有している。また、コンベアユニット20は、2つのコンベアフレーム21間を跨いで設けられたコンベアカバー29を更に備えている。そして、隙間Sは、コンベアユニット20の幅方向における外側へ向かって開放している。
これによれば、隙間Sは、コンベアユニット20の幅方向における外側へ向かって開放していることから、作業者は、コンベアベルト28をコンベアユニット20の幅方向の外側へ向かって、つまりコンベアカバー29とは反対側へ向かって取り外すことができる。そのため、作業者は、コンベアカバー29を取り外すことなく、コンベアベルト28を取り外すことができる。このように、本実施形態によれば、コンベアカバー29を有する構成であったとしても、コンベアベルト28の交換の際にコンベアカバー29を取り外す必要がないため、作業性を向上させることができる。
台車本体11は、ボルト31、32を抜き差し可能な通し穴111を有している。コンベアフレーム21は、ボルト31、32をねじ込み可能な雌ねじ穴213を有している。スペーサ23は、スペーサ側穴部231を有している。外側ボルト31が台車本体11に対してコンベアフレーム21とは反対側から通し穴111及びスペーサ側穴部231を通して雌ねじ穴213にねじ込まれることで、スペーサ23は、台車本体11とコンベアフレーム21との間に固定される。
ここで、スペーサ側穴部231が閉じた円形である場合、隙間Sにスペーサ23を挿入してコンベアベルト28の交換前の状態に復元する際、作業者は、スペーサ23を隙間Sに挿入した後に、台車本体11の下方からスペーサ側穴部231に外側ボルト31を通す必要がある。この場合、スペーサ23は、台車本体11とコンベアフレーム21との間に挟まれているため、作業者は、スペーサ側穴部231の位置を目視で確認し難い。
一方、本実施形態によれば、スペーサ側穴部231は、ボルト31、32のうち少なくとも外側ボルト31を挿通可能であって、隙間Sに対してスペーサ23を挿入する際の挿入方向へ向かって開放されているとともに、挿入方向とは反対側が閉塞された形状に形成されている。これによれば、隙間Sにスペーサ23を挿入してコンベアベルト28の交換前の状態に復元する際、作業者は、スペーサ側穴部231の内側に外側ボルト31を当て込みながら隙間Sにスペーサ23を挿入することで、スペーサ23を所定の位置に定めることができる。そのため、作業者は、スペーサ側穴部231の位置を目視で確認することなく、スペーサ23を所定の位置に定めることができるため、作業が容易になり作業性の向上が図られる。
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態で示した数値などは例示であり、それに限定されるものではない。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
10…コンベア付き搬送台車、11…台車本体、111…通し穴、20…コンベアユニット、21…コンベアフレーム、23…スペーサ、24…支持部材、27…プーリー、28…コンベアベルト、29…コンベアカバー、31…外側ボルト(ボルト)、213…雌ねじ穴、231…スペーサ側穴部、S…隙間

Claims (3)

  1. 台車本体と、
    前記台車本体に設けられ、搬送対象物を載置可能に構成されて、前記台車本体の走行方向に対して直角方向へ向かって前記搬送対象物を移送するコンベアユニットと、を備え、
    前記コンベアユニットは、
    前記台車本体に固定されたコンベアフレームと、
    前記コンベアフレームに設けられた支持部材と、
    前記支持部材に対して回転可能に設けられたプーリーと、
    環状に構成されて前記プーリーに巻き掛けられるとともに前記コンベアフレームの上下方向の外側に配置されるコンベアベルトと、
    前記コンベアフレームと前記台車本体との間に着脱可能に設けられ、前記コンベアフレームと前記台車本体との間から取り外された状態において前記コンベアフレームと前記台車本体との間に前記コンベアベルトを挿通可能な隙間を形成し、前記コンベアフレームと前記台車本体との間に取り付けられた状態において前記隙間の少なくとも一部を埋めて前記コンベアフレームを支持するスペーサと、
    を有しているコンベア付き搬送台車。
  2. 前記コンベアユニットは、当該コンベアユニットの移送方向に対する直角方向とする幅方向へ離間して配置した前記コンベアフレーム及び前記コンベアベルトを2つずつ有しており、
    2つの前記コンベアフレーム間を跨いで設けられたコンベアカバーを更に備え、
    前記隙間は、前記コンベアユニットの前記幅方向における外側へ向かって開放している、
    請求項1に記載のコンベア付き搬送台車。
  3. 前記台車本体は、ボルトを抜き差し可能な通し穴を有し、
    前記コンベアフレームは、前記ボルトをねじ込み可能な雌ねじ穴を有し、
    前記スペーサは、前記ボルトを挿通可能であって、前記隙間に対して前記スペーサを挿入する際の挿入方向へ向かって開放されているとともに、前記挿入方向とは反対側が閉塞された形状に形成されているスペーサ側穴部を有し、
    前記ボルトが前記台車本体に対して前記コンベアフレームとは反対側から前記通し穴及び前記スペーサ側穴部を通して前記雌ねじ穴にねじ込まれることで、前記スペーサは、前記台車本体と前記コンベアフレームとの間に固定される、
    請求項1又は2に記載のコンベア付き搬送台車。
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