JP2638236B2 - 自動車ボデー用フード開閉治具 - Google Patents

自動車ボデー用フード開閉治具

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JP2638236B2
JP2638236B2 JP33898289A JP33898289A JP2638236B2 JP 2638236 B2 JP2638236 B2 JP 2638236B2 JP 33898289 A JP33898289 A JP 33898289A JP 33898289 A JP33898289 A JP 33898289A JP 2638236 B2 JP2638236 B2 JP 2638236B2
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closing jig
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啓彰 神澤
明宏 新野
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はロボット化された自動車ボデー塗装ラインに
おいて、ロボットによるフードの開閉に用いる自動車ボ
デー用フード開閉治具に関する。
[従来の技術] 従来より自動車ボデー塗装ラインにおいては、フード
内部の塗装は、フードを上方に開放した状態で行なわれ
る(たとえば、特開昭62-30574号公報参照)。
とくに、ロボットを用いてフードの昇降(開閉)操作
を行うばあいには、たとえば第3図に示されるごとき治
具が用いられる。
一般に、自動車ボデーのフード(25)先端裏面には、
U字状のフードロックストライカ(27)が設けられ、そ
の2カ所の取付部のあいだに開口部(26)が形成されて
いる。第3図に示されている従来のフード開閉治具は、
前記開口部(26)よりも長い寸法を有し前記開口部(2
6)内に挿入されて開口部両端を係止するベース部材(2
1)と、前記フードロックストライカ(27)があいだに
はまり込む複数のガイドピン(22)と、フード(25)の
下降時に車体の適切な位置に設けられたストッパに当接
してフード(25)の下降を制限する制限部材(23)と、
フード(25)の開閉のためにロボットによって昇降せし
められる操作部材(24)とを有している。前記ストッパ
は、たとえば、自動車前部ボデーの上部前端に横方向に
配置されているラジエータアッパサポートなどに一時的
に取付けられた当たり止め部材などである。
すなわち、この従来のフード開閉治具は、前述のごと
く、ベース部材(21)およびガイドピン(22)によっ
て、前記開口部(26)および前記フードロックストライ
カ(27)を利用してフード(25)に取付けられ、制限部
材(23)がたとえば前述のごとき当たり止め部材などの
ストッパと対になって下降時のフードの当たりが防止さ
れ、操作部材(24)をパーツオペレータロボットが係止
してフード(25)の開閉が行なわれる。
しかしながら、この種の治具はフード内部の塗装のの
ち取外され繰返し再使用されるので、治具には次第に厚
く塗料が付着する。そのため、とくにベース部材(21)
およびガイドピン(22)の寸法、形状が表面に厚く付着
した塗料によって変化し、取付けおよび取外しが困難に
なったり、取付けられた状態の操作部材(24)の位置が
当初予定位置から大きく偏位し、ロボットによる操作部
材(24)の係止の安定性および信頼性が阻害されたりす
るという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記従来の自動車ボデー用フード開閉治具に
おける問題点に鑑みてなされたものであり、繰返し再使
用されることによってすくなくとも一部に塗料が厚く付
着したばあいにも、取付けおよび取外しを容易に行なう
ことができ、かつ取付状態における操作部材の位置が当
初予定位置からほとんど変位せず、また小さな塗りかげ
しか生じない自動車ボデー用フード開閉治具を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は自動車ボデーのフード先端裏面に設けられた
U字状のフードロックストライカおよびその2カ所の取
付部のあいだに形成された開口部を利用して取付けられ
るフード開閉治具であって、前記開口部よりも長い寸法
を有し前記開口部内に挿入されて開口部両端を係止する
ベース部材と、フードロックストライカを挾持する挾持
機構と、フード下降時に車体の適切な位置に設けられた
ストッパに当接してフードの下降を制限する制限部材
と、ロボットによって昇降せしめられる操作部材とを有
し、前記挾持機構がフードロックストライカが当接する
当接面を有する固定された受け部材と、1つの頂点付近
に形成された回転軸まわりに回動自在な三角形板と、挾
持されたフードロックストライカを前記当接面に押しつ
ける方向に三角形板を回動せしめる押圧部材とからなる
自動車ボデー用フード開閉治具に関する。
[作用] 本発明の治具は前記受け部材と、前記三角形板と、前
記押圧部材とからなる挾持機構を有しているので、受け
部材と三角形板とのあいだの間隔は、フードロックスト
ライカをはめ込むときには広く、挾持するときには締め
つけて挾くしうるので、塗料が厚く付着したばあいでも
取付けおよび取外しが容易になる。
また、フードロックストライカを挾持する部分は塗装
中露出しないため、そこには塗料の厚い付着は生じにく
く、締めつけによる確実な固定とあいまって、フードロ
ックストライカに対する治具の相対位置は繰返し使用時
にも正確に再現される。
さらに、治具とフードロックストライカとの接触面積
が小さいため、塗りかげが少なくなり、後工程での負担
が軽減される。
[実施例] つぎに本発明の自動車ボデー用フード開閉治具を図面
に表わされた実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明のフード開閉治具の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の治具における挾持機構の拡大側
面図である。
第1図に示される自動車ボデー用フード開閉治具は、
第3図に示される従来の治具と同様、自動車ボデーのフ
ード先端裏面に設けられたU字状のフードロックストラ
イカおよびその2カ所の取付部のあいだに形成された開
口部を利用してフードに取付けられる。第1図のフード
開閉治具は、第3図の従来の治具と同様のベース部材
(1)、制限部材(3)および操作部材(4)を有し、
さらに、第2図に示されるようにフードロックストライ
カ(27)が当接する当接面(5a)を有する固定された受
け部材(5)と、1つの頂点付近に形成された回動軸
(6a)まわりに回動自在な三角形板(6)と、挾持され
たフードロックストライカ(27)を前記当接面(5a)に
押しつける方向に三角形板(6)を回動せしめる押圧部
材(7)とからなる挾持機構(2)を有している。
前記受け部材(5)は充分な剛性を有し、安定した当
接面(5a)を提供するものであれば、その寸法、形状材
料にとくに限定はない。
前記三角形(6)は、挾持されたフードロックストラ
イカ(27)に対して押圧部材(7)によって押圧された
ばあいに変形しない充分な剛性を与えるように材料や板
厚が選定される。ここにいう三角形とは各頂点がまるく
なっているものや各辺が直線でないものをも含む意味で
ある。かかる三角形状が採用されているのは、加工が容
易かつ最小ですむこと、充分な剛性がえられる寸法で塗
りかげを最小にしうることなどの理由によるものであ
る。
なお、前記回動軸(6a)は三角形板(6)と受け部材
(5)とのうちの一方にタップで雌ねじが形成された挿
通孔を設け、それと螺合するボルトを他方に対して固定
した構成が摺動部への塗料の蓄積を最小にしうる点で好
ましく、さらに、ねじの方向は、三角形板(6)が当接
面(5a)に向かって回転するときに、前記ボルトが前記
挿通孔から緩み出てくる向きとすることが付着した塗料
による影響をうけにくい点でとくに好ましい。なお、動
作はすべて回転方向で固定締結されている。
前記押圧部材(7)として、第2図にはボルトとナッ
トとからなる構成が採用されているが、これに限定され
るものではなく、たとえばクサビなど他の構成を採用し
てもよい。また、押圧部材(7)の可動部分は塗装前後
に頻繁に動かされるので、塗料の蓄積は生じにくいが、
さらに塗料の付着を制限しスムーズな可動を長期間維持
するためには、前記可動部分が塗装時に用いられるカバ
ーを有していることが好ましい。
このような構成を有する治具は、前述のごとく、塗料
が厚く付着したばあいでも取付けおよび取外しが容易で
あり、取付けられた治具の自動車ボデーに対する相対位
置が繰返し使用時にも正確に維持され、小さな塗りかげ
しか生じない。
[発明の効果] 本発明により、繰返し再使用されることによってすく
なくとも一部に塗料が厚く付着したばあいにも、取付け
および取外しを容易に行なうことができ、かつ取付状態
における操作部材の位置が当初予定位置からほとんど変
位せず、また小さな塗りかげしか生じない自動車ボデー
用フード開閉治具が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフード開閉治具の一実施例を示す斜視
図、第2図は第1図の治具における挾持機構の拡大側面
図、第3図は従来のフード開閉治具を示す斜視図であ
る。 (図面の主要符号) (1):ベース部材 (2):挾持機構 (3):制限部材 (4):操作部材 (5):受け部材 (6):三角形板 (7):押圧部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車ボデーのフード先端裏面に設けられ
    たU字状のフードロックストライカおよびその2カ所の
    取付部のあいだに形成された開口部を利用して取付けら
    れるフード開閉治具であって、前記開口部よりも長い寸
    法を有し前記開口部内に挿入されて開口部両端を係止す
    るベース部材と、フードロックストライカを挾持する挾
    持機構と、フード下降時に車体の適切な位置に設けられ
    たストッパに当接してフードの下降を制限する制限部材
    と、ロボットによって昇降せしめられる操作部材とを有
    し、前記挾持機構がフードロックストライカが当接する
    当接面を有する固定された受け部材と、1つの頂点付近
    に形成された回転軸まわりに回動自在な三角形板と、挾
    持されたフードロックストライカを前記当接面に押しつ
    ける方向に三角形板を回動せしめる押圧部材とからなる
    自動車ボデー用フード開閉治具。
JP33898289A 1989-12-26 1989-12-26 自動車ボデー用フード開閉治具 Expired - Lifetime JP2638236B2 (ja)

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