JP2621542B2 - 自動車の脱着式ルーフ構造 - Google Patents
自動車の脱着式ルーフ構造Info
- Publication number
- JP2621542B2 JP2621542B2 JP2035596A JP3559690A JP2621542B2 JP 2621542 B2 JP2621542 B2 JP 2621542B2 JP 2035596 A JP2035596 A JP 2035596A JP 3559690 A JP3559690 A JP 3559690A JP 2621542 B2 JP2621542 B2 JP 2621542B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- roof
- center
- vertical wall
- central vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の脱着式ルーフ構造に関する。
従来の技術 自動車の中には、車体ルーフに中央部で左右に2分さ
れるルーフ開口部を形成し、これらルーフ開口部にそれ
ぞれリッドを着脱自在に装着できるようにしたものがあ
る。これを、第5,6図によって説明すると、1は車体ル
ーフで、その中央部には前後方向にセンタールーフ2を
形成して、このセンタールーフ2によってルーフ開口部
3を左右に2分してある。4は後述するリッド8の保持
部材で、中央縦壁5と上,下壁6,7とで断面略I字状に
形成してあり、下壁7を前記センタールーフ2上にボル
ト・ナット9固定してある。ルーフ開口部3を閉塞する
一対のリッド8は、それぞれリッドサイドの前,後端面
に図外のハンドル操作により出没するロックピン10を備
えている。これらリッド8は、車体中央側の縁部を前記
保持部材4の上壁6の下縁に斜め上方から差し入れると
共に、該リッド8のルーフサイド側をルーフ開口部3の
ルーフサイドに落とし込んで前記ロックピン10をルーフ
開口部3のルーフサイド側に設けた図外のロケート孔に
係合することにより、これらロケートピン10、ロケート
孔との係合と、保持部材4の上壁6縁とリッド8縁の係
合とにより固定される。このようなリッド8の装着状態
では、ルーフ開口部3の周縁フランジ11に装着したウエ
ザーストリップ12がリッド8の裏面に密接して車室内,
外がシールされる。この類似構造は、例えば実開昭60−
66524号公報、実開昭60−66525号公報等に示されてい
る。
れるルーフ開口部を形成し、これらルーフ開口部にそれ
ぞれリッドを着脱自在に装着できるようにしたものがあ
る。これを、第5,6図によって説明すると、1は車体ル
ーフで、その中央部には前後方向にセンタールーフ2を
形成して、このセンタールーフ2によってルーフ開口部
3を左右に2分してある。4は後述するリッド8の保持
部材で、中央縦壁5と上,下壁6,7とで断面略I字状に
形成してあり、下壁7を前記センタールーフ2上にボル
ト・ナット9固定してある。ルーフ開口部3を閉塞する
一対のリッド8は、それぞれリッドサイドの前,後端面
に図外のハンドル操作により出没するロックピン10を備
えている。これらリッド8は、車体中央側の縁部を前記
保持部材4の上壁6の下縁に斜め上方から差し入れると
共に、該リッド8のルーフサイド側をルーフ開口部3の
ルーフサイドに落とし込んで前記ロックピン10をルーフ
開口部3のルーフサイド側に設けた図外のロケート孔に
係合することにより、これらロケートピン10、ロケート
孔との係合と、保持部材4の上壁6縁とリッド8縁の係
合とにより固定される。このようなリッド8の装着状態
では、ルーフ開口部3の周縁フランジ11に装着したウエ
ザーストリップ12がリッド8の裏面に密接して車室内,
外がシールされる。この類似構造は、例えば実開昭60−
66524号公報、実開昭60−66525号公報等に示されてい
る。
発明が解決しようとする課題 リッド8は第7図に示すように車体ルーフ1の曲面に
合わせて、車幅方向には勿論前後方向にも曲率を付与し
てあるため、リッド8の取り外しの際にそのリッドサイ
ドを第7図鎖線で示すように持ち上げると、該リッド8
の車体中央側の縁部の回動軌跡が、前後端に対して中央
部分が保持部材4側にせり出すようになる。この結果、
第8図に示すように該リッド8の車体中央側縁部の中央
部分が保持部材4の中央縦壁5に強接触して、スムーズ
な操作感に欠けたり、保持部材4にガタツキを生じて品
質感を悪化してしまう不具合があった。そこで、本発明
はリッドの取り外し時に、その端縁が保持部材の中央縦
壁に強接触してかじりつくのを回避できて、スムーズは
取り外しを行うことができる自動車の脱着式ルーフ構造
を提供するものである。
合わせて、車幅方向には勿論前後方向にも曲率を付与し
てあるため、リッド8の取り外しの際にそのリッドサイ
ドを第7図鎖線で示すように持ち上げると、該リッド8
の車体中央側の縁部の回動軌跡が、前後端に対して中央
部分が保持部材4側にせり出すようになる。この結果、
第8図に示すように該リッド8の車体中央側縁部の中央
部分が保持部材4の中央縦壁5に強接触して、スムーズ
な操作感に欠けたり、保持部材4にガタツキを生じて品
質感を悪化してしまう不具合があった。そこで、本発明
はリッドの取り外し時に、その端縁が保持部材の中央縦
壁に強接触してかじりつくのを回避できて、スムーズは
取り外しを行うことができる自動車の脱着式ルーフ構造
を提供するものである。
課題を解決するための手段 ルーフ開口の中央部に前後方向に配置したセンタール
ーフ上に、中央縦壁と少なくとも上壁とを有して断面略
T字状に形成したリッド保持部材を配設し、前記センタ
ールーフを境に2分されたルーフ開口部を閉塞する一対
のリッドの各車体中央側の縁部を前記リッド保持部材の
上壁側縁に係止するようにした構造において、前記リッ
ド保持部材の長手方向中央部に弾性材からなるリッド摺
動ガイドを設け、該リッド摺動ガイドは、中央縦壁の上
部から下側へいくほど中央縦壁から離れて傾斜したガイ
ド面を有し、かつ該ガイド面を凹に形成してある。
ーフ上に、中央縦壁と少なくとも上壁とを有して断面略
T字状に形成したリッド保持部材を配設し、前記センタ
ールーフを境に2分されたルーフ開口部を閉塞する一対
のリッドの各車体中央側の縁部を前記リッド保持部材の
上壁側縁に係止するようにした構造において、前記リッ
ド保持部材の長手方向中央部に弾性材からなるリッド摺
動ガイドを設け、該リッド摺動ガイドは、中央縦壁の上
部から下側へいくほど中央縦壁から離れて傾斜したガイ
ド面を有し、かつ該ガイド面を凹に形成してある。
作用 リッドの取り外し時にリッドサイドを持ち上げると、
該リッドの車体中央側縁部の中央部分がリッド保持部材
の中央縦壁側にせり出す傾向となるが、リッド摺動ガイ
ドのガイド面の傾斜に沿って滑動して、前記中央縦壁へ
のかじりが回避され、スムーズな取り外しが行なわれ
る。
該リッドの車体中央側縁部の中央部分がリッド保持部材
の中央縦壁側にせり出す傾向となるが、リッド摺動ガイ
ドのガイド面の傾斜に沿って滑動して、前記中央縦壁へ
のかじりが回避され、スムーズな取り外しが行なわれ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を前記従来の構成と同一部分
に同一符号を付して詳述する。
に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図において、車体ルーフ1の中央部には前後
方向にセンタールーフ2が形成されていて、このセンタ
ールーフ2上に中央縦壁5と上,下壁6,7とで断面略I
字状に形成したリッド保持部材4を配設してある。そし
て、前記センタールーフ2を境に2分されたルーフ開口
部3を閉塞する一対のリッド8の各車体中央側の縁部
を、前記リッド保持部材4の上壁6の側壁に係止して固
定するようにした基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、前記リッド保持部材4の長手方向中央部には、
リッド8の取り外し時にその車体中央側の縁部の中央部
分が、前記中央縦壁5にかじりつくのを阻止するめのリ
ッド摺動ガイド13を装着してある。このリッド摺動ガイ
ド13は樹脂,ゴム等の弾性体からなり中央縦壁5の上部
から下壁7の側縁に向けて弧状に傾斜したガイド面14を
有していて、前記中央縦壁5を挾んで、該中央縦壁5の
両側面にビス15により共締め固定してある。
方向にセンタールーフ2が形成されていて、このセンタ
ールーフ2上に中央縦壁5と上,下壁6,7とで断面略I
字状に形成したリッド保持部材4を配設してある。そし
て、前記センタールーフ2を境に2分されたルーフ開口
部3を閉塞する一対のリッド8の各車体中央側の縁部
を、前記リッド保持部材4の上壁6の側壁に係止して固
定するようにした基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、前記リッド保持部材4の長手方向中央部には、
リッド8の取り外し時にその車体中央側の縁部の中央部
分が、前記中央縦壁5にかじりつくのを阻止するめのリ
ッド摺動ガイド13を装着してある。このリッド摺動ガイ
ド13は樹脂,ゴム等の弾性体からなり中央縦壁5の上部
から下壁7の側縁に向けて弧状に傾斜したガイド面14を
有していて、前記中央縦壁5を挾んで、該中央縦壁5の
両側面にビス15により共締め固定してある。
以上の実施例構造によれば、リッド8の取り外しの際
には、リッドサイドの前後端のロケートピン10を、ルー
フ開口部3のルーフサイドに設けた図外のロケート孔か
ら外して、該リッドサイドを持ち上げて取り外す。この
時、リッド8は車体ルーフ1の曲面に合わせて車幅方向
および前後方向に曲面に形成してあるため、車体中央側
のリッド縁部の中央部分が通常、第4図破線で示すよう
にリッド保持部材4側にせり出して中央縦壁5にかじり
つく傾向となるが、該中央縦壁5の中央部に配設したリ
ッド摺動ガイド13により、前記リッド8縁部は弧状に傾
斜したガイド面14に沿って摺動ガイドされ、中央縦壁5
への強接触が回避されて、スムーズな回動、取り外しが
行なわれる。
には、リッドサイドの前後端のロケートピン10を、ルー
フ開口部3のルーフサイドに設けた図外のロケート孔か
ら外して、該リッドサイドを持ち上げて取り外す。この
時、リッド8は車体ルーフ1の曲面に合わせて車幅方向
および前後方向に曲面に形成してあるため、車体中央側
のリッド縁部の中央部分が通常、第4図破線で示すよう
にリッド保持部材4側にせり出して中央縦壁5にかじり
つく傾向となるが、該中央縦壁5の中央部に配設したリ
ッド摺動ガイド13により、前記リッド8縁部は弧状に傾
斜したガイド面14に沿って摺動ガイドされ、中央縦壁5
への強接触が回避されて、スムーズな回動、取り外しが
行なわれる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リッドをそのリッドサ
イドを持ち上げて取り外す際には、車体中央側の縁部の
中央部分はリッド保持部材の中央縦壁に設けたリッド摺
動ガイドのガイド面の傾斜に沿って滑動して、該中央縦
壁への強接触,所謂かじりつきが回避される。この結
果、リッドのスムーズな回動,取り外しを行えて、リッ
ドの取り外し操作性を向上することができと共に、リッ
ド保持部材のガタツキをなくして品質感,信頼性を一段
と向上することができる。
イドを持ち上げて取り外す際には、車体中央側の縁部の
中央部分はリッド保持部材の中央縦壁に設けたリッド摺
動ガイドのガイド面の傾斜に沿って滑動して、該中央縦
壁への強接触,所謂かじりつきが回避される。この結
果、リッドのスムーズな回動,取り外しを行えて、リッ
ドの取り外し操作性を向上することができと共に、リッ
ド保持部材のガタツキをなくして品質感,信頼性を一段
と向上することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す第5図A−A線に沿う
断面図、第2図はリッド保持部材の斜視図、第3図は第
2図のB−B線に沿う断面図、第4図はリッド取り外し
時のリッド端縁の回動軌跡を示す説明図、第5図は本発
明の対象とする自動車の斜視図、第6図は従来の構造を
示す第1図と同様の断面図、第7図はリッドの斜視図、
第8図は同リッドの取り外し時のリッド端縁の回動軌跡
を示す説明図である。 1……車体ルーフ、2……センタールーフ、3……ルー
フ開口部、4……リッド保持部材、5……中央縦壁、6
……上壁、7……下壁、8……リッド、13……リッド摺
動ガイド、14……ガイド面
断面図、第2図はリッド保持部材の斜視図、第3図は第
2図のB−B線に沿う断面図、第4図はリッド取り外し
時のリッド端縁の回動軌跡を示す説明図、第5図は本発
明の対象とする自動車の斜視図、第6図は従来の構造を
示す第1図と同様の断面図、第7図はリッドの斜視図、
第8図は同リッドの取り外し時のリッド端縁の回動軌跡
を示す説明図である。 1……車体ルーフ、2……センタールーフ、3……ルー
フ開口部、4……リッド保持部材、5……中央縦壁、6
……上壁、7……下壁、8……リッド、13……リッド摺
動ガイド、14……ガイド面
Claims (1)
- 【請求項1】ルーフ開口の中央部に前後方向に配置した
センタールーフ上に、中央縦壁と少なくとも上壁とを有
して断面略T字状に形成したリッド保持部材を配設し、
前記センタールーフを境に2分されたルーフ開口部を閉
塞する一対のリッドの各車体中央側の縁部を前記リッド
保持部材の上壁側縁に係止するようにした構造におい
て、前記リッド保持部材の長手方向中央部に弾性材から
なるリッド摺動ガイドを設け、該リッド摺動ガイドは、
中央縦壁の上部から下側へいくほど中央縦壁から離れて
傾斜したガイド面を有し、かつ該ガイド面を凹に形成し
たことを特徴とする自動車の脱着式ルーフ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2035596A JP2621542B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 自動車の脱着式ルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2035596A JP2621542B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 自動車の脱着式ルーフ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03239630A JPH03239630A (ja) | 1991-10-25 |
JP2621542B2 true JP2621542B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=12446188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2035596A Expired - Lifetime JP2621542B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 自動車の脱着式ルーフ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621542B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0952530A (ja) * | 1995-08-15 | 1997-02-25 | Suzuki Motor Corp | Tバールーフ車のハッチルーフ取付構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066525U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-11 | セントラル自動車株式会社 | 脱着式屋根の中央固定部 |
-
1990
- 1990-02-16 JP JP2035596A patent/JP2621542B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03239630A (ja) | 1991-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6676201B2 (en) | Wedge system for liftgate of vehicle | |
JPH071961A (ja) | 自動車のサイドドア組立体 | |
US5934022A (en) | Sliding door lower track stabilizer | |
JPH10278745A (ja) | 自動車用ウィンドシールドワイパ | |
JP2621542B2 (ja) | 自動車の脱着式ルーフ構造 | |
EP0135114A2 (en) | Side door hinge mechanism in a motor vehicle | |
US5624142A (en) | Vehicle overcenter closure latch | |
JP3642453B2 (ja) | グローブボックス構造 | |
JP2002047844A (ja) | 自動車におけるドア係止解除防止機構 | |
US11827082B2 (en) | Vehicle door | |
JPH0761770B2 (ja) | 脱着式ルーフリッドの連結部構造 | |
US4512598A (en) | Releasable latch bracket means for a vehicle sunroof | |
CA1297522C (en) | Externally retractable sunroof | |
JP3613841B2 (ja) | 小物入れ | |
JP2568696B2 (ja) | 自動車用着脱式ハッチ | |
JP2638236B2 (ja) | 自動車ボデー用フード開閉治具 | |
JPH0230589Y2 (ja) | ||
SU617304A1 (ru) | Запорное устройство борта кузова транспортного средства | |
JPH0121885Y2 (ja) | ||
JPH057849Y2 (ja) | ||
JPH078273Y2 (ja) | オープンカーのシール構造 | |
JP3832616B2 (ja) | 自動車における手掛け部の化粧構造 | |
JPH0335610Y2 (ja) | ||
JP2000110433A (ja) | グローブボックス開放防止装置 | |
JP3142053B2 (ja) | 車両用ロック装置 |