JP2633827B2 - 信号再生装置の動作表示装置 - Google Patents

信号再生装置の動作表示装置

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JP2633827B2
JP2633827B2 JP60225039A JP22503985A JP2633827B2 JP 2633827 B2 JP2633827 B2 JP 2633827B2 JP 60225039 A JP60225039 A JP 60225039A JP 22503985 A JP22503985 A JP 22503985A JP 2633827 B2 JP2633827 B2 JP 2633827B2
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修造 西田
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、オーディオテープレコーダなどの磁気記録
再生器のような信号再生装置において、カセットテープ
の装着状態やテープ走行状態などの動作状態を表示する
動作表示装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の信号再生装置の動作状態の確認を行う
には、操作スイッチの状態やテープ走行機構の動きなど
を目視するか、あるいは信号再生装置の操作面に設けら
れた各動作状態に対応した個別のランプの点灯の有無を
目視するかによっている。また、従来のカセット機器
は、カセットが機器前面より透視できる構造のものがほ
とんどであり、従って、動作状態の確認はカセット自体
の動きに助けられていた面が多分にある。
しかしながら、このような信号再生装置が、コンパク
トデイスクや回転ヘッド型デジタルオーディオテープレ
コーダのように、機器の構成上からフロントローディン
グなどの方法で機器内に完全に収納される場合、外から
目視できないという問題が生じる。また、リモートコン
トロールなどによって遠隔操作されるものである場合、
前述した手段によっては信号再生装置の動作状態をその
装置から離れたところから確認するのは困難である。
(発明の目的) 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、遠方からでも信号再生装置の動作状態を容易に確
認することができる信号再生装置の動作表示装置を提供
することを目的としている。
(発明の構成) 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな特徴を備えている。
即ち、本発明に係る信号再生装置の動作表示装置は、
信号再生装置の動作状態を検知する検知手段と、前記検
知手段の出力信号に基づき、信号再生装置における実行
中の動作モードを判別する動作モード判別手段と、各動
作モードに対応した図形の表示データを記憶する記憶手
段と、前記動作モード判別手段により判別した実行中の
動作モードに対応した図形の表示データを前記記憶手段
から読み出して表示信号として出力する表示制御手段
と、縦横方向に複数列配列した表示素子からなり、当該
表示素子を前記表示制御手段からの表示信号に基づいて
駆動し、縦横ともに複数個の表示素子を用いて実行中の
動作モードに対応した図形を表示する表示手段とを具備
し、前記表示制御手段が、実行中の動作モードの送り方
向に基づき、駆動する表示素子を何れか一方向に順次シ
フトさせ、かつ該シフトタイミングが前記動作モードの
送り速度に応じて切換わるように制御することを特徴と
している。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。第1図は、本発明の実施例に係る磁気記録再生
器の動作表示装置の構成を示したブロック図である。本
実施例は、特に、回転ヘッド型のデジタルオーディオテ
ープレコーダに適用した場合を示している。
カセット挿入検知器11、ローディング状態検知器12、
イジェクト終了検知器13、テープ終端検知器14及びテー
プ始端検知器15、さらには、操作スイッチとして録音ス
イッチ21、再生スイッチ22、早送りスイッチ23、巻戻し
スイッチ24、停止スイッチ25、一時停止スイッチ26、イ
ジェクトスイッチ27は、この磁気記録再生器の動作状態
を検知するための検知手段を構成している。
上述した検知器の配置状態を、第2図に示したテープ
走行機構及びローディング機構の構成概略図によって説
明する。第2図(a)は前記機構の平面図、第2図
(b)はカセット装着部分の縦断面図をそれぞれ示して
いる。
同図において、30はカセットテープ本体、31は供給リ
ール、32は巻き取りリール、33は磁気テープをそれぞれ
示している。供給リール31及び巻き取りリール32は、同
図には現れていない供給リールモータ及び巻き取りリー
ルモータでそれぞれ回転駆動される。
34は回転ヘッドを示している。この回転ヘッド34とカ
セットテープ本体30との間に、回転ポスト35、36が対向
するように設けられている。また、回転ヘッド34と回転
ポスト36との間に、キャプスタンモータ37とピンチロー
ラ38とがある。回転ヘッド34の両端部からカセットテー
プ本体30の方向に、対向した円弧状のガイド孔39、40が
開設されている。ガイド孔39に沿って垂直ポスト41と傾
斜ポスト42とが一体となって移動する。同様の垂直ポス
ト43と傾斜ポスト44とがガイド孔40に沿って移動する。
これらの垂直ポスト41、43及び傾斜ポスト42、44は磁気
テープ33に係合しており、ローディングモータ45によっ
て駆動されることによって、磁気テープ33と回転ヘッド
34とを接触あるいは離脱させる。このローディングモー
タ45に関連して、ローディング状態検知器12が設けられ
ている。このローディング状態検知器12は、前記垂直ポ
スト41、43及び傾斜ポスト42、44が、磁気ヘッド34側の
所定位置にあるか、あるいはカセットテープ30側の所定
位置にあるかを、ローディングモータ45の回転角から検
知するものである。
カセットテープ本体30の枠体両側部には小孔が形成さ
れており、この小孔に対向する外側に、テープエンドを
検知するためのテープ終端・始端検知器14、15が設けら
れている。この検知器14、15に対向する内側にプリズム
46、47が設けられている。これらのテープ終端・始端検
知器14、15とプリズム46、47との間を、磁気テープ33が
通過する。磁気テープ33の終端及び始端にはそれぞれ透
明部分が形成されている。検知器14、15から照射された
光は、この透明部分を通過して、プリズム46、47でそれ
ぞれ反射される。この反射光を各検知器14、15が検知す
ることにより、テープの終端及び始端が検知される。
カセットテープ本体30の下部には、カセット挿入検知
器11が設けられている。この検知器11は、第2図(b)
に示すように、カセットテープが装着されるとON状態に
なるスイッチで構成されている。
カセットテープ本体30は、カセット受け皿48に装填さ
れる。このカセット受け皿48は、回転ヘッド34とは反対
側の長辺部を揺動自在に支持されている。この支持部分
にイジェクト終了検知器13が設けられている。この検知
器13は、第2図(b)に示すように、カセット受け皿48
が開けられた場合に、ON状態になるスイッチで構成され
ている。一方、カセット受け皿48の先端部下側に、係合
爪49が設けられている。カセット受け皿48が閉じられる
と、この係合爪49が揺動爪50の一端に係止することによ
り、前記カセットの装着が完了する。この揺動爪50の他
端に近接してソレノイド51が設けられている。このソレ
ノイド51が駆動されて揺動爪50の他端がソレノイド51側
に吸着されると、前述した係合爪49と揺動爪50の係合が
外れて、カセット受け皿48が開くようになっている。
第1図に戻って、各検知器11〜15及び操作スイッチ21
〜27からの各信号は、マイクロコンピュータ60に含まれ
る動作モード判別部61に与えられる。このマイクロコン
ピュータ60の構成を機能的に示せば、前記動作モード判
別部61の他に、ローディングモータ制御信号発生部62、
リールモータ制御信号発生部63、ソレノイド制御信号発
生部64及びモード信号発生部65を含む。マイクロコンピ
ュータ60は、前記検知器11〜15及び操作スイッチ21〜27
からの信号に基づき、次のような制御を行う。
ローディングモータ駆動回路52を介してローディング
モータ45を制御する。
巻き取りリールモータ駆動回路53を介して巻き取りモ
ータ(TUモータ)54を制御する。
供給リールモータ駆動回路55を介して供給リールモー
タ(SUモータ)56を制御する。
ソレノイド駆動回路57を介してソレノイド51を制御す
る。
後述する蛍光表示管70の表示図形を制御するマイクロ
コンピュータ80に、現在の動作モードを表すモード信号
を出力する。
第3図は、前記マイクロコンピュータ60とその周辺部
の構成を示した回路図である。同図において、第1図と
同一部分は同一符号で示している。
接点スイッチSW1及びSW2はローディング状態検知器12
に、接点スイッチSW3はイジェクト終了検知器13に、接
点スイッチSW4はカセット挿入検知器11にそれぞれ対応
するものである。前記接点スイッチSW1〜SW4がON状態に
なった場合、及びテープ終端・始端検知器14、15を構成
しているホトトランジスタが反射光を受光した場合に、
マイクロコンピュータ60の入力ポート611にハイレベル
信号が与えられる。
前述した操作スイッチ21〜27はマトリックス状に接続
されている。これらのスイッチ群に、出力ポート621の
0〜2端子から与えられるストローブ信号と、入力ポー
ト612の0〜2端子から与えられる信号とによって、CPU
(中央演算処理器)630が、いずれのスイッチがON状態
になっているかを判断する。また、CPU630は、ROM(リ
ードオンリーメモリ)640に記憶された制御ブログラム
に従って、RAM(ランダムアクセスメモリ)650、入力ポ
ート611、612及び出力ポート621〜623との間でデータの
授受あるいは演算処理を行う。即ち、CPU630は、入力ポ
ート611、612から与えられた信号により、現在のカセッ
トテープの状態あるいは機構の状態などの動作モードを
認知し、これから移行すべき状態を判断する。これに基
づいて、出力ポート623を介して、前記各モータ駆動回
路52、53、55及びソレノイド駆動回路57に制御信号が与
えられるとともに、現在の動作モードを示す4ビットの
モード信号が、出力ポート622の端子0〜3から表示制
御用のマイクロコンピュータ80へ出力される。
次に表示制御用のマイクロコンピュータ80について説
明する。
第1図に示すように、機能的に見ると、マイクロコン
ピュータ80は、表示図形選択部81、多種の図形に対応し
た表示データが記憶されている記憶手段としての表示図
形記憶部82及び表示信号発生部83から構成されている。
表示図形記憶部82には、各動作モードに対応して予め適
宜に定められた複数の表示図形が記憶されている。表示
図形選択部81は、マイクロコンピュータ60から与えられ
たモード信号を判別して、この信号に対応した所定の表
示図形データを表示図形記憶部82から取り出す。このデ
ータは表示信号発生部83に与えられる。表示信号発生部
83は、このデータを適宜の表示信号に変換して、これを
次段の蛍光表示管駆動回路71に出力する。これにより、
ドットマトリックス状の表示素子で構成された蛍光表示
管70に現在の動作モードを示した所定の表示図形が蛍光
表示される。
第4図は前記マイクロコンピュータ80と蛍光表示管70
の構成を示したブロック図である。
マイクロコンピュータ60から出力された4ビットのモ
ード信号は、入力ポート84を介してCPU85に与えられ
る。ROM86は第1図に示した表示図形記憶部82として機
能する。CPU85は、入力したモード信号に対応した表示
図形データをROM86から読み出し、RAM87を使用しなが
ら、オープンドレイン出力ポート88、89にストローブ信
号及び表示信号をそれぞれ出力する。
蛍光表示管70は、横方向入力端子T0〜T13と縦方向入
力端子D0〜D9とを備えた10×14のドットマトリックスか
ら構成されている。例えば、T0=0(V)、T1〜T13=
−Vdisp(Vdisp=30V)で、D9=0(V)、D0〜D8=−V
dispであるとき、ドットマトリックスの最右列・最上段
の1点が点灯するように構成されている。このような蛍
光表示管70の横方向入力端子T0〜T10にオープンドレイ
ン出力ポート88の出力信号が、縦方向入力端子D0〜D9に
オープンドレイン出力ポート89の出力信号がそれぞれ与
えられる。
次に、この実施例の作用について説明する。
第5図はマイクロコンピュータ60に関連して実行され
る制御プログラムを示している。
ステップa:本装置の電源が投入されることにより、マ
イクロコンピュータ60は待機状態になる。
ステップb:待機状態において、カセットテープが装着
されていない場合、操作スイッチ21〜27の内、イジェク
トスイッチ27のみがON状態になっている。マイクロコン
ピュータ60は、この状態を判別して、『カセット無し』
を示すモード信号0をマイクロコンピュータ80に出力す
る。
ステップc:カセットテープ装着の有無が確認される。
ステップd:カセットテープが装着されると、カセット
挿入検知器11(接点スイッチSW4)がON状態になり、入
力ポート611の端子0が『H』状態になる。これによ
り、CPU630はカセットテープが装着されたことを判別
し、各モータ45、54、56の動作を停止させる停止信号を
出力する。これにより、巻き取りリールモータ54及び供
給リールモータ56が停止状態になるとともに、第1図に
示した垂直ポスト41、43及び傾斜ポスト42、43が回転ヘ
ッド34側の定位置に来るように、ローディングモータ45
が駆動された後に停止状態となる。
ステップe:表示用のマイクロコンピュータ80に『停
止』状態を示すモード信号1が出力される。
ステップf、g:制御用のマイクロコンピュータ60は、
操作スイッチから入力があるまで、停止状態を維持させ
る。
ステップh:操作スイッチからの入力があると、その入
力信号がイジェクト信号であるか否かの判別が行なわれ
る。
ステップi:イジェクト信号でない場合、その入力信号
に応じた次のような動作信号が、マイクロコンピュータ
60から出力される。
例えば、再生スイッチ22が押された場合には、第1図
に示した垂直ポスト41、43及び傾斜ポスト42、44が、回
転ヘッド34側の定位置に来るように、ローディングモー
タ45が駆動される。そして、テープ速度が定速度になる
ように、巻き取りリールモータ54が駆動される。このと
き、マイクロコンピュータ80へは、『再生』を示すモー
ド信号2が出力される。
録音テープが押された場合には、磁気テープ33が回転
ヘッド34にローディングされるようにローディングモー
タ45が駆動されるとともに、再生時と同じように磁気テ
ープ33が定速度になるように巻き取りリールモータ54が
駆動される。このとき、マイクロコンピュータ80へは、
『録音』状態を示すモード信号6が出力される。
早送りスイッチ23または巻き戻しスイッチ24が押され
ると、巻き取りリールモータ54及び供給リールモータ56
が高速で回転するように制御信号が出力される。このと
き、マイクロコンピュータ80へは、『早送り』状態を示
すモード信号5、または『早巻き戻し』状態を示すモー
ド信号4が出力される。そして、前述したようにテープ
エンドが検知されると、マイクロコンピュータ60は、停
止モードへ移行させる制御信号を出力する。
一時停止スイッチ26が押されると、磁気テープ33が回
転ヘッド34にローディングされるように、ローディング
モータ45が駆動される一方、巻き取りリールモータ54及
び供給リールモータ56は停止状態になる。そして、前記
一時停止スイッチが録音時に押されたものである場合に
は、録音ポーズモードになり、マイクロコンピュータ60
は『録音ポーズ』状態を示すモード信号7を、マイクロ
コンピュータ80に出力する。その他の場合には、再生ポ
ーズモードとなり、この状態を示すモード信号3が出力
される。
ステップj:表示用のマイクロコンピュータ80に、前記
所定のモード信号が与えられる。
ステップk:もし、この状態で何等かのトラブルが生じ
た場合には、マイクロコンピュータ80に『エラー発生』
を示すモード信号9が出力され、使用者に警告が発せら
れる。
ステップl:トラブルがなく、巻き取りリール32に磁気
テープ33が巻き取られ続けていくと、テープ終端検知器
14がテープエンドを検知する。これにより、制御プログ
ラムはステップdにもどり、マイクロコンピュータ60は
停止動作信号を出力する。
ステップm:ところで、前記ステップfにおいて、イジ
ェクトスイッチ27が押されると、イジェクト動作信号が
出力される。これにより、垂直ポスト41、42及び傾斜ポ
スト42、44がカセットテープ側の定位置になるように、
ローディングモータ45が駆動される。この際、磁気テー
プ33が弛まないように、巻き取りリールモータ54及び供
給リールモータ56によって適度の張力が加えられる。そ
して、ソレノイド51が駆動されて係合爪49と揺動爪50と
の係合状態が解除されることにより、カセット受け皿48
が開いてカセットセープがイジェクトされる。
ステップn:イジェクト動作中において、マイクロコン
ピュータ60は、『イジェクト中』を示すモード信号8を
出力する。
ステップo:イジェクト動作が完了すると、イジェクト
終了検知器13(接点スイッチSW3)がON状態になる。こ
の状態になると、ステップbに戻り、『カセット無し』
のモード信号0がマイクロコンピュータ80に出力され
る。
ステップp:イジェクト動作中に、トラブルが発生する
と、『エラー発生』を示すモード信号9が、マイクロコ
ンピュータ80に出力される。
ステップr、s、t:一方、ステップcにおいて、カセ
ットセープが装着されていないことが確認された場合に
おいて、イジェクトスイッチ27が押されると、イジェク
ト動作信号が出力され、その後に、ステップbに戻る。
以上のような制御プログラムに基づき、制御用のマイ
クロコンピュータ60は、現在の動作状態に対応したモー
ド信号0〜9を、表示用のマイクロコンピュータ80に出
力する。
第6図は前記各モード信号0〜9に基づいて、蛍光表
示管70に表示される表示図形を示している。同図におい
て、白ドットは点灯しているドットを示している。
『カセット無し』、『再生ポーズ』、『録音ポーズ』
及び『イジェクト中』を示すモード信号0、3、7、8
にそれぞれ対応した表示図形は点滅表示(点滅表示I)
される。この点滅周期Tは、『カセット無し』、『再生
ポーズ』、『録音ポーズ』の場合が1秒、『イジェクト
中』の場合が0.5秒に設定されている。『エラー発生』
を示すモード信号9の場合には、点滅周期が0.25秒で高
速点滅表示(点滅表示II)される。『停止』状態を示す
モード信号1の場合は、単純点灯される。『再生』、
『早送り』、『録音』を示すモード信号2、5、6の場
合は、右スクロール動作を行うから、点灯している図形
が右方向へ移動する。左端から現れた表示図形が右端に
達するまでの時間Tは、再生のときが1秒、早送りのと
きが0.5秒、録音のときが1秒にそれぞれ設定されてい
る。同様に、『早巻き戻し』を示すモード信号4の場合
は、高速で左スクロール動作を行うから、表示図形は左
方向に移動する。このように、表示図形の移動方向は磁
気テープの移動方向に対応し、表示図形の移動速度は磁
気テープの走行速度に対応している。
次に前述した表示図形の具体的な点灯方法について説
明する。
例えば、第7図に示すような表示図形を点灯させる場
合について説明する。同図において、斜線部分は、点灯
ドットを示している。
このとき、マイクロコンピュータ80から蛍光表示管70
の横方向入力端子T0〜T13に、第8図(a)に示すタイ
ミングでストローブ信号が与えられて、前記T0〜T13の
各端子が順に選択される。また、マイクロコンピュータ
80から蛍光表示管70の縦方向入力端子D0〜D9に、第8図
(b)示すタイミングでS0〜S13のデータが与えられ
る。ここで、Sn(n=1〜13)とは、第7図に示したTn
列のデータD0〜D9を示している。第7図に示した表示図
形を点灯するときに、前記各入力端子に与えられるデー
タ信号Snとストローブ信号Tnとの関係を第1表に示す。
ここで、TnあるいはD0〜D9が『1』というのは、対応す
る蛍光表示管70の入力端子に5Vの電圧が印加されること
を示し、『0』は−Vdisp(例えば、−30V)が印加され
ることを示す。
次に、表示用のマイクロコンピュータ80の制御動作に
ついて説明する。第9図は、表示用のマイクロコンピュ
ータ80の制御プログラムのフローチャートである。
ステップa:蛍光表示管70の現在の表示状態を表すフラ
グがリセットされる。このフラグの意味については、後
に説明する。
ステップb:制御用のマイクロコンピュータ60から与え
られた4ビットのモード信号の読み取りが行なわれる。
ステップc:前記モード信号が変化の有無が確認され
る。
ステップd:モード信号が変化した場合、CPU85は、こ
のモード信号に対応した表示データをROM86から読み出
す。
ステップe:ステップcにおいてモード信号変化がない
ことが確認された場合、もしくはステップdにおいて新
たな表示データが読み出された後は、当該モードを表示
させるためのサブルーチンに移行する。
各モードに対応したサブルーチンのフローチャートを
第10図〜第13図にそれぞれ示す。
第10図は点灯表示サブルーチンのフローチャートを示
している。以下、このフローチャートについて説明す
る。
ステップa:モード信号が点灯表示である場合、蛍光表
示管70の横方向入力端子列Tnを選択するデータnが
『0』にセットされる。
ステップb:端子列T0にストローブ信号が出力されるこ
とにより、この端子列T0が選択される。
ステップc:端子列T0に表示データS0が出力される。
ステップd:データnが『13』になっているか否かが確
認される。
ステップe:nが『13』になっていない場合、先の前記
端子列T0のストローブ信号が『L』状態になる。
ステップf:nが『1』にセットされる。
以下、ステップbに戻り前記と同様のプログラムが実
行されることにより、第8図において示したように、端
子列端子列T1〜T13に表示データS1〜S13が順に出力され
る。例えば、点灯図形が第7図に示したようなものであ
る場合に、前記表示データS0〜S13としては、第1表のD
0〜D9に示したような各データが出力される。
ステップg:前記nが『13』になったことが確認される
と、端子列T13に与えられたストローブ信号が『L』状
態になり、第9図に示した制御プログラムに戻る。
次に、点滅表示をさせる場合の動作サブルーチンを第
11図に示したフローチャートに従って説明する。
ステップa:フラグが『1』であるか否かが確認され
る。このフラグは、現在、蛍光表示管70に表示されてい
る画面の状態を示すものである。即ち、前述したような
点滅表示Iである場合、フラグ『1』は表示画面のドッ
トがすべて点灯していることを示し、フラグ『0』はあ
る図形表示が行なわれていることを示す。また、点滅表
示IIである場合には、フラグ『1』は表示画面のドット
がすべて消えていることを示し、フラグ『0』は図形表
示が行なわれていることを示す。
ステップb:図形表示が行なわれておらず、そのためフ
ラグが『1』であることが確認された場合、点滅の周期
(図形表示を行わない時間)がタイマセットされる。
ステップc〜ステップg:第10図において説明したと同
様に、蛍光表示管70の端子列T0〜T13に表示データS0〜S
13が順に与えられ、マイクロコンピュータ60から与えら
れたモード信号に対応した図形表示が行なわれる。
ステップh、i:ステップbでセットされた点滅時間が
終了したか否かが確認され、終了していない場合にはス
テップcに戻って、前記図形表示が維持される。
ステップj:前記設定時間が終了すると、図形表示され
なくなるからフラグは『1』から『0』になっている。
そこで、このフラグを再び『1』にして、第9図に示し
た表示プログラムのフローチャートに戻る。
そして、第9図に示したステップaにおいて、前述し
たように『1』にセットされたフラグがリセットされて
『0』になる。ここで動作モードに変更がない場合、第
11図に示した点滅動作サブルーチンに再び移行する。
この点滅動作サブルーチンのステップaにおいて、フ
ラグが『0』であること(図形表示がされていること)
が確認されると、ステップb′に移行する。
ステップb′:前記図形表示をしておく時間がタイマ
にセットされる。
ステップc′〜g′:前述したステップc〜ステップ
gと同様に、各端子列T0〜T13に表示データSnが与えら
れる。ただし、点滅表示Iの場合、前記表示データSnは
すべて『1』になっており、点滅表示IIの場合、表示デ
ータSnはすべて『0』になっている。このような表示デ
ータが出力されることにより、画面上の図形表示が消去
される。
ステップh′、i′:前記設定時間が経過するまで、
ステップc′〜ステップg′がくりかえされる。
ステップj′:前記設定時間が狩猟すると、フラグが
『0』にセットされた後、第9図に示した表示プログラ
ムに戻る。
以上のようなプログラムが実行されることによって、
点滅動作表示が行なわれる。
次に、右スクロールの表示動作を、第12図に示した右
スクロール動作サブルーチンのフローチャートに従って
説明する。
マイクロコンピュータ60から右スクロールを示すモー
ド信号がマイクロコンピュータ80に入力されると、第9
図に示した表示プログラムから、第12図の右スクロール
動作サブルーチンに移行する。
ステップa:蛍光表示管70の縦列の表示データを、右隣
の端子列に順に移動させるための周期がタイマにセット
される。早巻き戻し(モード信号4)及び早送り(モー
ド信号5)の場合の周期は、再生(モード信号2)及び
録音(モード信号6)の場合の周期よりも短く設定され
るのは、前述した通りである。
ステップb〜ステップg:第10図で説明したように、モ
ード信号に応じた表示データSnが蛍光表示管70の端子列
Tnに順に与えられる。
ステップh、i:前記セットされた時間が終了が確認さ
れ、これが終了していない場合にはステップb〜ステッ
プgが繰り返される。
ステップj:セット時間の終了が確認されると、表示デ
ータSn+1が表示データSnに置き換えられる。これによ
り、蛍光表示管70のある縦列の表示ドットは、そののま
ま右隣の列に移動するから、表示図形は全体として右方
向に移動することになる。そして、第9図に示した表示
プログラムに戻り、動作モードの変更がないと、このサ
ブルーチンに戻って前述したプログラムが繰り返され
る。
このようにして右スクロールの表示が行なわれる。
一方、左スクロールの表示は、第13図に示した表示ス
クロール動作プログラムのフローチャートから判るよう
に、前述した右スクロールの場合と同様に行なわれる。
ただし、ステップjにおいて、表示データSnが表示デー
タSn+1に置き換えられる点だけが異なる。これによ
り、蛍光表示管70のある縦列の表示ドットは、そののま
ま左隣の列に移動するから、表示図形は全体として左方
向に移動することになる。このようにして、左スクロー
ルの動作が行なわれる。
なお、蛍光表示管70に表示される表示図形や、その点
滅表示の方法は、実施例で説明したものに限られず、各
動作モードに対応して任意に設定され得るものである。
また、実施例において具体的に説明した各種の検知器
や、図形表示を行なわせる表示器などは、それらのもの
に限定されるものではなく、同様の機能をもつ手段で適
宜に置き換えられ得るものであることはいうまでもな
い。
さらに、本発明は、実施例で説明したような磁気記録
再生装置に限られるものでなく、例えば、コンパクトデ
イスク再生装置のようなその他の信号再生装置にも適用
できることは勿論である。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係る信号再生装置の動作表示
装置にあっては、実行中の動作モードを図形により表示
し、且つその表示図形を動作モードの送り方向、例えば
テープ走行方向に移動させると共に、その移動速度を送
り速度に応じて切換えることにより、実行中の動作がい
かなる場合においても、その実行中の動作モードを使用
者に確実且つ容易に認識させることができ、又表示図形
の移動方向や速度によっても容易に動作モードを認識さ
せることができるため、動作モードに対応する図形の数
を抑えることができ、それに伴って図形の表示データを
記憶するメモリの使用容量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る磁気記録再生器の動作表
示装置の構成の概略を示したブロック図、第2図は本実
施例に係る磁気記録再生器におけるカセットテープのロ
ーディング機構及びテープ走行機構の説明図、第3図は
本実施例の制御用のマイクロコンピュータ60とその周辺
回路のブロック図、第4図は本実施例の表示用のマイク
ロコンピュータ80及び蛍光表示管70を含む回路のブロッ
ク図、第5図はマイクロコンピュータ60の制御プログラ
ムのフローチャート、第6図は蛍光表示管70に表示され
る各動作モードに対応した表示図形、第7図は蛍光表示
管70に表示される表示図形の説明図、第8図は蛍光表示
管70に与えられるストローブ信号と表示データのタイミ
ング図、第9図は表示用のマイクロコンピュータ80の制
御プログラムのフローチャート、第10図は点灯表示サブ
ルーチンのフローチャート、第11図は点滅動作サブルー
チンのフローチャート、第12図は右スクロール動作サブ
ルーチンのフローチャート、第13図は左スクロール動作
サブルーチンのフローチャートである。 11〜15……検知器、21〜27……操作スイッチ、60……制
御用マイクロコンピュータ、70……蛍光表示管、80……
表示用マイクロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 恵三 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤー プ株式会社内 (72)発明者 蓑田 英徳 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤー プ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−128296(JP,A) 特開 昭57−138686(JP,A) 特開 昭52−14314(JP,A) 実開 昭56−25388(JP,U) 特公 昭60−37533(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号再生装置の動作状態を検知する検知手
    段と、 前記検知手段の出力信号に基づき、信号再生装置におけ
    る実行中の動作モードを判別する動作モード判別手段
    と、 各動作モードに対応した図形の表示データを記憶する記
    憶手段と、 前記動作モード判別手段により判別した実行中の動作モ
    ードに対応した図形の表示データを前記記憶手段から読
    み出して表示信号として出力する表示制御手段と、 縦横方向に複数列配列した表示素子からなり、当該表示
    素子を前記表示制御手段からの表示信号に基づいて駆動
    し、縦横ともに複数個の表示素子を用いて実行中の動作
    モードに対応した図形を表示する表示手段とを具備し、 前記表示制御手段は、実行中の動作モードの送り方向に
    基づき、駆動する表示素子を何れか一方向に順次シフト
    させ、かつ該シフトタイミングが前記動作モードの送り
    速度に応じて切換わるように制御することを特徴とする
    信号再生装置の動作表示装置。
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JPH0789263B2 (ja) * 1987-11-02 1995-09-27 アルパイン株式会社 車載用オーディオ装置
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JPS5939353Y2 (ja) * 1979-08-03 1984-11-01 株式会社田村電機製作所 電子テ−プカウンタ

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