JP2631833B2 - 水際緑化工法 - Google Patents

水際緑化工法

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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水際緑化工法に関す
る。ここで、水際とは、例えば河川や湖沼、あるいは、
貯水池やダム湖や干拓地の用水池などの水辺のことを言
う。
【0002】
【発明の背景】前記水際は、一般にモルタルやコンクリ
ートなどを吹付けたり、コンクリートブロックを敷設す
るなどして法面が形成されることが多いが、この法面
は、植物の生育がほとんど行われない所謂植物生育困難
法面であり、したがって、その景観は緑に乏しい殺風景
なものである。
【0003】また、近年、河川や湖沼などが産業廃棄物
や生活排水などによって汚染されてきているが、貯水池
やダムに堰き止められた水あるいは干拓地の用水池など
に貯留される水などのように停滞した水は、河川などに
おける水に比べて停滞している分だけ、汚染が進行しや
すく、また浄化されにくなっており、その水質が低下し
ていることから、そこに生息する魚介類の種類や植物の
品種が徐々に減少し、絶滅の危機に瀕しているものもあ
る。そして、このように貯水池などの水質が低下するこ
とにより、その周辺の景観が荒れ、自然破壊が徐々に進
行することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの現実に対し
て、植物生育困難法面の緑化、水の浄化、景観の美化を
互いにリンクさせるようにして景観をより自然のより美
しいものにするといった水際の総合緑化対策は、現在の
ところではほとんどなされてない。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、単に水質改善のみならず、改善される水の周
辺、特に、植物生育困難法面の景観を緑化することによ
り、他の景観とマッチングし、景観を緑豊かに美化しよ
うとする有用な水際緑化工法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の水際緑化工法は、袋状マット内
に、植物種子、肥料など植物生育基材および水質浄化剤
を充填物として収容する一方、前記袋状マットにフロー
トを付設してなる植生マットを、河川や湖沼などの水辺
の植物生育困難な法面に、その一部が水面に浮かぶよう
にして複数個敷設することを特徴としている。この場
合、植生マットに水質浄化機能を有する水生植物を植栽
するようにしてもよい。
【0007】また、この発明の第2の水際緑化工法は、
二重構造の袋内に、肥料など植物生育基材および水質浄
化剤を充填物として収容するとともに、この袋に水質浄
化機能を有する水生植物を植栽し、さらに、前記袋にフ
ロートを付設してなる植生マットを、河川や湖沼などの
水辺の植物生育困難な法面に、その一部が水面に浮かぶ
ようにして複数個敷設することを特徴としている。
【0008】そして、前記第1の発明の水際緑化工法に
おいては、フロートが植生マット内に収容されていても
よく、フロートが植生マットに付設されていてもよい。
【0009】また、前記第2の発明の水際緑化工法にお
いては、フロートが植生マットに付設されているのが好
ましい。
【0010】
【作用】上記第1の水際緑化工法の作用は次の通りであ
る。複数の袋状マット内に、リードキャナリーやイタチ
ハギなどの植物種子と、ピートモスやバーク堆肥、適宜
の肥料、保水剤などの植物生育基材と、活性炭やゼオラ
イトやヤシガラ炭などの水質浄化剤とを適宜混合して充
填物としてエアロシーダーのような乾式吹付け機を用い
て注入するとともに、これらの袋状マットの適宜のもの
に、例えば発泡スチロールからなるフロートを設けて植
生マットを構成する。そして、このように構成された植
生マットを複数個、例えば河川の水辺の植物生育困難な
法面に、その一部が水面に浮かぶようにして敷設する。
【0011】植生マットの袋状マット内には、植物の生
育を助ける肥料や保水剤などの植物生育基材が収容され
ているので、発芽した植物種子はこれらを吸収して生育
し、植生マットを生育基盤として成長する。そして、一
部の袋状マットは、フロートによって水面に浮くが、こ
れらの袋状マット内には水質浄化剤が収容されているの
で、この水質浄化剤によって水が浄化される。
【0012】したがって、法面に敷設された複数の袋状
マットおよび水面に浮かんだ複数の袋状マットからは植
物が生育し、これによって、水際および水面が緑化され
る。そして、水面に浮かんだ複数の袋状マット内に収容
された水質浄化剤によって水が浄化される。法面の緑化
および法面に臨む水が浄化され、植物生育困難法面の緑
化、水の浄化、景観の美化が一挙に達成される。
【0013】上記第1の水際緑化工法において、袋状マ
ット内にセリ、クレソン、カラー、ツタ類などの水質浄
化機能を有する水生植物を植栽した場合、袋状マット内
に収容された植物種子が発芽し生育するまでの間におい
て植物生育困難法面の緑化が行われるとともに、水の浄
化がより多く行われる。
【0014】上記第2の水際緑化工法においては、植生
マット内に植物種子を入れてないので、上記第1の水際
緑化工法に比べて緑化という点で劣るものの、従来に比
べ、法面をより確実に緑化し、水を浄化させるという効
果がきわめて大きい。
【0015】そして、上記第1および第2の水際緑化工
法のいずれにおいても、水に漬かった植生マットが水に
浮かぶように構成されているので、植生マット内の植物
種子が根腐れを起こしたり、発芽した植物あるいは植栽
されている植物が水に漬かって根腐れするようなことが
ない。
【0016】
【実施例】まず、この発明の第1の水際緑化工法を図1
〜図7を参照しながら説明する。第1の水際緑化工法の
詳細を説明する前に、この工法で用いる植生マットの構
成の一例を、図2〜図4を参照しながら説明する。
【0017】図2〜図4において、1は植生マットで、
この植生マット1は、耐腐食性の糸T1 ,T2 を二重に
織り込んで交織してなり、植生領域2を有する地部をベ
ースとする表、裏一対の網状体で形成された袋状マット
3を連結してなるとともに、この袋状マット3内にその
開口部3aから乾式吹付け機(図示してない)のノズル
4によって、植物種子、肥料など植物生育基材および水
質浄化剤を充填物5として収容する一方、前記袋状マッ
ト3に例えば発泡スチロールなど水に比べて比重がかな
り小さい材料より例えば棒状に形成されたフロート6を
収容してなるものである。
【0018】すなわち、袋状マット3は、耐腐食性の糸
1 を袋状マット3の連結方向(図3におけるA方向)
およびこの連結方向Aに直角な方向(図3におけるB方
向)に格子状に連続的に織り込むことにより細幅の補強
帯7aをA,B両方向にそれぞれ所定間隔で配置してな
る補強部7と、補強帯7aどうしが交差する位置を一重
に織り込むことにより配置された絞り部8とを網状体に
形成してなるものである。このような袋状マット3を細
幅の仕切部9を介して連結して植生マット1を形成し、
A方向における植生マット1の両端部1aを一重に織り
込んで耳部10を形成し、さらに、500〜1000デ
ニールの太さを有する糸を前記地部の耐腐食性の糸T
1 , 2 にそれぞれ用い、耐腐食性の糸T1 を7cm間
に50〜80本配置して補強部7で囲まれた植生領域2
を形成することからなる。
【0019】さらに、耐腐食性の糸T1 に耐腐食性の糸
2 を交織させるに当たっては、図3に示すように、5
00〜1000デニールの太さを有する耐腐食性の糸T
2 は、A方向およびB方向に格子状に織られ、幅hが1
〜3cm幅の補強帯7aを形成しており、補強帯7a,
7aは、縦mおよび横nを7〜10cmとする格子枠の
補強部7を形成している。
【0020】また、仕切部9と耳部10も500〜10
00デニールの太さを有する耐腐食性の糸T2 で形成さ
れており、補強部7、仕切部9、耳部10で、施工時の
植生マット1の強度を確保し、充填物5の圧入充填時の
充填物5の耐破裂性を維持するとともに、植生領域2構
成する耐腐食性の糸T1 の腐食後の植生マット1の強度
および植生マット1の形態を長期にわたって確保し、袋
状マット3内に充填された充填物5の流失を防止する。
これら補強部7、仕切部9、耳部10は耐腐食性の糸T
2 が多数本集まって高密度で織られて高い強度を得てい
る。
【0021】前記植生マット1の形成に用いる耐腐蝕性
の糸T1 , 2 としては、長期にわたって水による吸出
しを防ぐため、耐環境性に優れたポリエステル、ポリア
ミド、ポリエチレン、ナイロン、ビニロンなどの化学繊
維が適している。
【0022】そして、上述のように構成された植生マッ
ト1の袋状マット3内に充填される充填物5について説
明すると、植物種子としては、リードキャナリーやイタ
チハギなどの種子が適当であり、また、植物生育基材と
しては、ピートモスやバーク堆肥を中心として、適宜の
肥料や保水剤を適宜の割合で混ぜたものが好ましく、さ
らに、水質浄化剤としては、活性炭やゼオライトあるい
はヤシガラ炭を用いる。そして、これらの植物種子、植
物生育基材および水質浄化剤を適宜混合して充填物5と
するのである。
【0023】また、フロート6は、例えば発泡スチロー
ル製で、直径が6〜10cm、長さ1.5m程度の棒状
体に形成されるが、これを全ての袋状マット3内に設け
るのではなく、例えば40cmピッチで設けられる。
【0024】そして、上記植生マット1は、例えば幅が
1.6m、長さ5〜10m、厚さ15cmの大きさを有
する。なお、図2において、11は最上位の袋状マット
3に形成された鳩目である。
【0025】このように構成された植生マット1は、図
1に示すように、例えば河川のコンクリートブロック1
2を敷き詰めてなる法面13に敷設され、最上位の袋状
マット3に形成された鳩目11にアンカーピン14を挿
通し、これによって植生マット1を固定する。このよう
にして、複数の植生マット1を法面13に敷設して法面
13全体を覆うのである。この場合、植生マット1の下
端側の袋状マット3、すなわち、水15と接触する位置
にある近い袋状マット3は、その内部にフロート6が収
納されているので、仮想線で示すように、水面15aが
上昇した場合、水面15a上に浮かぶこととなる。
【0026】上述のように法面13に敷設された植生マ
ット1の袋状マット3内には、植物の生育を助ける肥料
や保水剤などの植物生育基材が収容されているので、発
芽した植物種子はこれらを吸収して生育し、植生マット
1を生育基盤として成長する。そして、水15と接触す
る位置にある袋状マット3は、フロート6によって水面
15aに浮くが、これらの袋状マット3内には水質浄化
剤が収容されているので、この水質浄化剤によって水が
浄化される。
【0027】したがって、法面に敷設された複数の袋状
マット3および水面15aに浮かんだ複数の袋状マット
3からは植物16が生育し、これによって、水際および
水面15aが緑化される。そして、水面15aに浮かん
だ複数の袋状マット3内に収容された水質浄化剤によっ
て水15が浄化される。このように、殺風景な法面13
の緑化および法面15に臨む水が浄化され、植物が生育
困難な法面13の緑化、水15の浄化、景観の美化が一
挙に達成される。
【0028】上述の実施例においては、植生マット1を
構成する袋状マット3に40cmピッチでフロート6を
設けるようにしていたが、図5に示すように、水15に
近い、つまり、最下端の袋状マット3の下端部にフロー
ト6を適宜の止着具17を用いて例えば括り付けるよう
にしてもよい。この場合、フロート6としてはより大き
い浮力が得られるようにしてあることが望ましい。
【0029】図6および図7は、第1の水際緑化工法の
他の実施例を示す図である。この実施例においては、図
6において拡大図示するように、袋状マット3の上面に
例えば十字状の切目18を形成して適宜の開口19を形
成できるようにし、図7に示すように、開口19を介し
てセリ、クレソン、カラーやツタ類など水質を浄化させ
る機能を有する水生植物20を袋状マット3に植栽して
いる。なお、この水生植物20は、幼苗であっても、あ
る程度生育したものであってもよい。
【0030】このようにした場合、袋状マット3内に収
容された植物種子が発芽し生育するまでの間において法
面13および水面15aの緑化が行われるとともに、水
15の浄化がより多く行われる。
【0031】次に、この発明の第2の水際緑化工法を、
図8〜図10を参照しながら説明する。これらの図にお
いて、21は第2の水際緑化工法において使用する植生
マットで、例えば通水性を備えた例えば布地22aと耐
腐蝕性を備えた材料よりなる不織布22bと重ね合わ
せ、不織布22bが内側に位置するように構成された二
重構造の袋22内に、その形状を保持するための例えば
合成樹脂よりなる支持枠(図示してない)が設けられる
とともに、肥料など植物生育基材および水質浄化剤を充
填物23として収容する一方、前記袋22に水質浄化機
能を有する水生植物24を植栽し、その端部にフロート
25を付設してなるものである。
【0032】前記袋22内に充填される充填物23を構
成する植物生育基材および水質浄化剤は、前記第1の水
際緑化工法において使用する植物生育基材および水質浄
化剤と同じであるので、その詳細な説明は省略する。そ
して、袋22には、図10に示すように、十字状の切目
26を形成して適宜の開口27を形成できるようにし、
開口27を介してセリ、クレソン、カラーやツタ類など
水質を浄化させる機能を有する水生植物24を植生マッ
ト21に植栽している。なお、この水生植物24は、幼
苗であっても、ある程度生育したものであってもよい。
【0033】前記植生マット21には、その袋22の四
隅のうち、一方の辺側の2ヶ所にフック28が設けてあ
り、前記辺と対向する辺側の2ヶ所に補強リングよりな
るフック孔29が設けてあり、フック28を他の袋22
のフック孔29に係入することにより、図10に示すよ
うに、植生マット21を次々と連結することができる。
【0034】そして、前記植生マット21のうち、最下
端の植生マット21には、前記フロート6と同様の素材
よりなるフロート25が袋22に例えば括り付けられて
いる。
【0035】このように構成された植生マット21は、
次のようにして法面30に付設される。すなわち、最上
位の植生マット21を、そのフック28を適宜の固定部
材(図示してない)に引っ掛けるようにして法面30
(この場合、土壌である)に載置する。次に、この植生
マット21に対して、2番目の植生マット21をそのフ
ック28を最上位の植生マット21のフック孔29に係
入する。以下、これを繰り返して、法面30全体に植生
マット21を敷き詰める。
【0036】この場合、下端側の植生マット21、すな
わち、水15と接触する位置にある近い植生マット21
にはフロート25が付設されているので、水面15aが
実線で示す位置に有る場合、複数の植生マット21が水
面15a上に浮かぶこととなる。そして、植生マット2
1は、その袋22が通水性を備えた例えば布地22aと
耐腐蝕性を備えた材料よりなる不織布22bと重ね合わ
せた二重構造よりなるので、水15による吸出しによっ
て内部の植物生育基材が流出することが効果的に防止さ
れる。
【0037】この第2の水際緑化工法においては、植生
マット21内に植物種子が収納されてない分、第1の水
際緑化工法に比べて緑化という点で劣るものの、従来に
比べ、法面13をより確実に緑化し、水15を浄化させ
るという効果がきわめて大きい。
【0038】なお、図8において、符号31はゴムまた
はプラスチックよりなるシートで、法面30と植生マッ
ト21との間に介装されている。このようにすることに
より、植生マット21内の水生植物24の根が法面30
の土壌に入り込むのが防止される。なお、法面30が前
記第1の水際緑化工法が施工される法面13と同様にコ
ンクリートブロック12からなるときは、前記シート3
1を設ける必要はない。
【0039】ところで、上述の各実施例において使用す
る水質浄化剤は、目詰まりなどによりその浄化効果が低
下する。したがって、1年位で交換するのがよい。そし
て、使用済みの水質浄化剤は芝生の目土などに再利用す
ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来の吹付け工法など通常の緑化工法では不可能で
あった水際の緑化を確実に行うことができる。そして、
植生マット内には植物を良好に育成させる植物生育基材
とともに水を浄化させる水質浄化剤を収容しているの
で、水生植物の生育、すなわち、緑化と水の浄化を同時
に行うことができる。また、植生マットにはフロートが
設けられており、水に漬かった植生マットが水に浮かぶ
ように構成されているので、植生マット内の植物種子が
根腐れを起こしたり、発芽した植物あるいは植栽されて
いる植物が水に漬かって根腐れするようなことがない。
【0041】つまり、この発明の水際緑化工法によれ
ば、法面の緑化および法面に臨む水が浄化され、植物生
育困難法面の緑化、水の浄化、景観の美化が一挙に達成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第1の水際緑化工法を説明す
るための図である。
【図2】前記第1の水際緑化工法において用いる植生マ
ットの要部を示す一部を破断した平面図である。
【図3】前記植生マットの要部の構成例を示す平面図で
ある。
【図4】前記植生マットの要部の構成を示す断面斜視図
である。
【図5】この発明における第1の水際緑化工法で用いる
植生マットの他の実施態様を示す説明図である。
【図6】この発明における第1の水際緑化工法の他の実
施例を示す説明図である。
【図7】前記他の実施例における植生マットの状態を示
す説明図である。
【図8】この発明における第2の水際緑化工法を説明す
るための図である。
【図9】前記第2の水際緑化工法において用いる植生マ
ットの断面図である。
【図10】前記植生マットの説明図である。
【符号の説明】
1…植生マット、3…袋状マット、5…充填物、6…フ
ロート、13…法面、15a…水面、20…水生植物、
21…植生マット、22…袋、23…充填物、24…水
生植物、25…フロート、30…法面。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状マット内に、植物種子、肥料など植
    物生育基材および水質浄化剤を充填物として収容する一
    方、前記袋状マットにフロートを付設してなる植生マッ
    トを、河川や湖沼などの水辺の植物生育困難な法面に、
    その一部が水面に浮かぶようにして複数個敷設すること
    を特徴とする水際緑化工法。
  2. 【請求項2】 植生マットに水質浄化機能を有する水生
    植物を植栽した請求項1に記載の水際緑化工法。
  3. 【請求項3】 二重構造の袋内に、肥料など植物生育基
    材および水質浄化剤を充填物として収容するとともに、
    この袋に水質浄化機能を有する水生植物を植栽し、さら
    に、前記袋にフロートを付設してなる植生マットを、河
    川や湖沼などの水辺の植物生育困難な法面に、その一部
    が水面に浮かぶようにして複数個敷設することを特徴と
    する水際緑化工法。
  4. 【請求項4】 フロートが植生マット内に収容されてい
    る請求項1または2に記載の水際緑化工法。
  5. 【請求項5】 フロートが植生マットに付設されている
    請求項1〜3のいずれかに記載の水際緑化工法。
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