JP2602175B2 - 水質浄化のできる浮遊緑化物 - Google Patents
水質浄化のできる浮遊緑化物Info
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- JP2602175B2 JP2602175B2 JP6121877A JP12187794A JP2602175B2 JP 2602175 B2 JP2602175 B2 JP 2602175B2 JP 6121877 A JP6121877 A JP 6121877A JP 12187794 A JP12187794 A JP 12187794A JP 2602175 B2 JP2602175 B2 JP 2602175B2
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- Y02P60/216—
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- Hydroponics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水上に浮かせて様々な
植物を楽しめると共に、水の水質浄化もできる浮遊緑化
物の発明に関するものである。
植物を楽しめると共に、水の水質浄化もできる浮遊緑化
物の発明に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ場、公園、各種のイベ
ント会場等に設けられている池に、花とか他の植物をフ
ロートの中に載置して浮かせ、美観的に美しい環境を演
出する試みがなされている。この水上美化の試みは、単
に水の汚れを様々な薬品によって色をつけることにより
カバーする手法に比べ、自然の植物を導入する物である
ことから人々に喜ばれ、近年益々増加する傾向にある。
ント会場等に設けられている池に、花とか他の植物をフ
ロートの中に載置して浮かせ、美観的に美しい環境を演
出する試みがなされている。この水上美化の試みは、単
に水の汚れを様々な薬品によって色をつけることにより
カバーする手法に比べ、自然の植物を導入する物である
ことから人々に喜ばれ、近年益々増加する傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た植物をフロートの中に載置して水上に浮かせる手法に
おいては、なるほど美観的には優れているが、各種の貯
水池には生活排水などが流入すると共に貯留により停滞
した水は、河川などにおける水に比べて停滞している分
だけ汚染が進行しやすく、また浄化されにくくなってお
り、その水質が低下している点については何ら解決でき
る手法ではない。
た植物をフロートの中に載置して水上に浮かせる手法に
おいては、なるほど美観的には優れているが、各種の貯
水池には生活排水などが流入すると共に貯留により停滞
した水は、河川などにおける水に比べて停滞している分
だけ汚染が進行しやすく、また浄化されにくくなってお
り、その水質が低下している点については何ら解決でき
る手法ではない。
【0004】従って、このような状況下におかれている
各種の貯水池では、貯水されている水を浄化するため
に、ポンプによるかえだしや撹拌などの様に浄化作用を
有する器具を用いてたえず浄化作業を行なっているのが
現状である。
各種の貯水池では、貯水されている水を浄化するため
に、ポンプによるかえだしや撹拌などの様に浄化作用を
有する器具を用いてたえず浄化作業を行なっているのが
現状である。
【0005】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、植物によって美観を
向上させると同時に水質改善も行ない、景観の美化と水
の浄化を互いにリンクさせた水質浄化のできる浮遊緑化
物を提供することにある。
もので、その目的とするところは、植物によって美観を
向上させると同時に水質改善も行ない、景観の美化と水
の浄化を互いにリンクさせた水質浄化のできる浮遊緑化
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、袋体内の下部には重量のある水
質浄化剤を充填する一方、上部には植物の生育に有効で
あると共に袋体を水上に浮かせることのできる軽量な材
料を充填し、該袋体の上部には植生物を植栽したポット
を載置したことを特徴としている。
め、本発明においては、袋体内の下部には重量のある水
質浄化剤を充填する一方、上部には植物の生育に有効で
あると共に袋体を水上に浮かせることのできる軽量な材
料を充填し、該袋体の上部には植生物を植栽したポット
を載置したことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の発明に係る水質浄化のできる浮遊緑化物
は、浮遊緑化物を構成する袋体の下部に、比較的重量が
あると共に水質を浄化する作用を有する水質浄化剤を充
填し、上部には、袋体を水上に浮かせることができると
共に網状ポットに植栽された植物の根の伸長等に有益な
作用を有する材料を充填している為、重心が下部にある
ことから風とか波に対して安定しており、倒れることが
ない。
は、浮遊緑化物を構成する袋体の下部に、比較的重量が
あると共に水質を浄化する作用を有する水質浄化剤を充
填し、上部には、袋体を水上に浮かせることができると
共に網状ポットに植栽された植物の根の伸長等に有益な
作用を有する材料を充填している為、重心が下部にある
ことから風とか波に対して安定しており、倒れることが
ない。
【0008】そして、降雨にのみ水分の供給を頼る従来
の水上緑化方法に比べ、毛細管作用によりいつも十分な
水分が植物に供給でき、植物の枯死といった問題がな
い。しかも、植栽されている植物は水面より上部に位置
していることから、過湿による根腐れといった心配もな
い。
の水上緑化方法に比べ、毛細管作用によりいつも十分な
水分が植物に供給でき、植物の枯死といった問題がな
い。しかも、植栽されている植物は水面より上部に位置
していることから、過湿による根腐れといった心配もな
い。
【0009】更に、袋体の下部には比較的重量のある材
料を充填しているとはいえ、全体としては軽量であるこ
とから、運搬、施工等の取扱がきわめて容易である。
料を充填しているとはいえ、全体としては軽量であるこ
とから、運搬、施工等の取扱がきわめて容易である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0011】この発明の水質浄化のできる浮遊緑化物を
図1〜図5を参照しながら説明する。図1および図2は
本発明に係わる浮遊緑化物の概略を表わした斜視図であ
る。まず、図1に示された本発明の浮遊緑化物A1 を図
1、図3、図4を参照しながら説明すると、浮遊緑化物
A1 は充填する材料が流失しないように目合1mm×1
mmの例えばポリプロピレンやポリエチレン等の耐腐食
性のネット1で円筒形の袋体状に構成されており、大き
さは例えば直径が25cm深さが80cmである。この
小さい目合を有する円筒形の袋体を覆うように目合6m
m×6mmのポリエチレンやポリプロピレン等の耐腐食
性のカバーネット2で覆われており、いわゆる二重構造
となっている。本発明では二重構造としているが、これ
は強度を得る為のものであって、小さい目合のネットが
孕みだしや破袋を防止できる程度に強度を有しておれ
ば、一枚のネットで構成しても良い。
図1〜図5を参照しながら説明する。図1および図2は
本発明に係わる浮遊緑化物の概略を表わした斜視図であ
る。まず、図1に示された本発明の浮遊緑化物A1 を図
1、図3、図4を参照しながら説明すると、浮遊緑化物
A1 は充填する材料が流失しないように目合1mm×1
mmの例えばポリプロピレンやポリエチレン等の耐腐食
性のネット1で円筒形の袋体状に構成されており、大き
さは例えば直径が25cm深さが80cmである。この
小さい目合を有する円筒形の袋体を覆うように目合6m
m×6mmのポリエチレンやポリプロピレン等の耐腐食
性のカバーネット2で覆われており、いわゆる二重構造
となっている。本発明では二重構造としているが、これ
は強度を得る為のものであって、小さい目合のネットが
孕みだしや破袋を防止できる程度に強度を有しておれ
ば、一枚のネットで構成しても良い。
【0012】この円筒形の袋体内にその開口部より、袋
体の約半分を満たすように活性炭、ヤシガラ炭、ゼオラ
イト等の比較的重量があって且つ水を浄化する作用のあ
る水質浄化剤3を充填する。このように袋体の約半分を
満たした上に、植物の生育に有効な作用があり且つこの
円筒形の袋体を浮かすことができる程度に軽量である、
粒状の発泡スチロール、鹿沼土、パーライト、バーミキ
ュライト等の軽量生育材料4、また必要に応じてピート
モスやバーク堆肥を充填する。この場合、発泡スチロー
ルは粒状ではなくパイプ状を呈するものや、球形のやや
大きい物であってもよい。
体の約半分を満たすように活性炭、ヤシガラ炭、ゼオラ
イト等の比較的重量があって且つ水を浄化する作用のあ
る水質浄化剤3を充填する。このように袋体の約半分を
満たした上に、植物の生育に有効な作用があり且つこの
円筒形の袋体を浮かすことができる程度に軽量である、
粒状の発泡スチロール、鹿沼土、パーライト、バーミキ
ュライト等の軽量生育材料4、また必要に応じてピート
モスやバーク堆肥を充填する。この場合、発泡スチロー
ルは粒状ではなくパイプ状を呈するものや、球形のやや
大きい物であってもよい。
【0013】上記の円筒形の袋体の上部には、図4に示
した植物を植栽した網状のポット5を1個乃至図3に示
すように数個配置するようにする。この網状ポット5
は、円筒形を呈するもので、直径が約8cm、深さ10
cmで、ポリプロピレンやポリエチレン等の耐腐食性の
材料により構成されており、構成するネットの目合は3
mm×3mmであり、開口部にはポットが沈まないよう
に縁6を設けている。
した植物を植栽した網状のポット5を1個乃至図3に示
すように数個配置するようにする。この網状ポット5
は、円筒形を呈するもので、直径が約8cm、深さ10
cmで、ポリプロピレンやポリエチレン等の耐腐食性の
材料により構成されており、構成するネットの目合は3
mm×3mmであり、開口部にはポットが沈まないよう
に縁6を設けている。
【0014】この網状ポット内に充填される充填物につ
いて説明すると、植栽する植物7はその用途と使用場所
によって異なるもので、ゴルフ場、公園、イベント会場
等の池用には特に美観を重視して、マツバギク、シバザ
クラ、宿根バーベナ、ヘデラ等を植栽する。また、ゴル
フ場調整池、浄化センター調整池、工場排水調整池、ダ
ム貯水池等にあっては、ショウブ類、ガマ、アシ、セキ
ショウ、ミズギボウシ、トクサ等を植栽する。更に、ダ
ム、公園等の池および湖などにおける特種な例として
は、水中の植付けも行なうもので、その場合は、ハス、
スイレン、ヒツジグサ、コオボネ、アサザ、カラー等を
植栽する。その他の充填物としては、植物生育基材とし
て、植土、ピートモス、バーク堆肥を中心として、適宜
の肥料や保水材を適宜の割合で混ぜたものを充填する。
そして、上記した植物は、一定期間を経過すると網状ポ
ットに植栽された植物を取り替えることにより、簡単に
その季節、目的に応じた植物とすることが可能であり、
人々の目をより楽しませることが可能である。
いて説明すると、植栽する植物7はその用途と使用場所
によって異なるもので、ゴルフ場、公園、イベント会場
等の池用には特に美観を重視して、マツバギク、シバザ
クラ、宿根バーベナ、ヘデラ等を植栽する。また、ゴル
フ場調整池、浄化センター調整池、工場排水調整池、ダ
ム貯水池等にあっては、ショウブ類、ガマ、アシ、セキ
ショウ、ミズギボウシ、トクサ等を植栽する。更に、ダ
ム、公園等の池および湖などにおける特種な例として
は、水中の植付けも行なうもので、その場合は、ハス、
スイレン、ヒツジグサ、コオボネ、アサザ、カラー等を
植栽する。その他の充填物としては、植物生育基材とし
て、植土、ピートモス、バーク堆肥を中心として、適宜
の肥料や保水材を適宜の割合で混ぜたものを充填する。
そして、上記した植物は、一定期間を経過すると網状ポ
ットに植栽された植物を取り替えることにより、簡単に
その季節、目的に応じた植物とすることが可能であり、
人々の目をより楽しませることが可能である。
【0015】次に、図2に示された本発明の浮遊緑化物
A2 につき図2、図5に基ずき説明すると、図2に示さ
れた本発明の浮遊緑化物A2 は、形態としてベース状の
袋体であり、充填する材料が流失しないように目合1m
m×1mmの例えばポリプロピレンやポリエチレン等の
耐腐食性の破袋しない強度を有するネット1でベース状
の袋体に構成されており、大きさは例えば縦が45cm
横が45cmの正方形である。
A2 につき図2、図5に基ずき説明すると、図2に示さ
れた本発明の浮遊緑化物A2 は、形態としてベース状の
袋体であり、充填する材料が流失しないように目合1m
m×1mmの例えばポリプロピレンやポリエチレン等の
耐腐食性の破袋しない強度を有するネット1でベース状
の袋体に構成されており、大きさは例えば縦が45cm
横が45cmの正方形である。
【0016】前記ベース状袋体には、その袋体の四隅お
よび時としてその中間部にハトメ8によるフック孔9が
設けられており、フック(図示せず)を他の袋体のフッ
ク孔に係入することにより、ベース状袋体を次々と連結
できるようになっている。
よび時としてその中間部にハトメ8によるフック孔9が
設けられており、フック(図示せず)を他の袋体のフッ
ク孔に係入することにより、ベース状袋体を次々と連結
できるようになっている。
【0017】このベース状袋体の中に充填する材料につ
き説明すると、まず、ベース状袋体内にその開口部よ
り、袋体の約半分を満たすように活性炭、ヤシガラ炭、
ゼオライト等の比較的重量があって且つ水を浄化する作
用のある水質浄化剤を充填する。このようにベース状袋
体の約半分を満たした上に、植物の生育に有効な作用が
あり且つこのベース状袋体を浮かすことができる程度に
軽量である、粒状の発泡スチロール、鹿沼土、パーライ
ト、バーミキュライト、また必要に応じてピートモスや
バーク堆肥を充填する。この場合、発泡スチロールは粒
状ではなくパイプ状を呈するものや、球形のやや大きい
物であってもよい。
き説明すると、まず、ベース状袋体内にその開口部よ
り、袋体の約半分を満たすように活性炭、ヤシガラ炭、
ゼオライト等の比較的重量があって且つ水を浄化する作
用のある水質浄化剤を充填する。このようにベース状袋
体の約半分を満たした上に、植物の生育に有効な作用が
あり且つこのベース状袋体を浮かすことができる程度に
軽量である、粒状の発泡スチロール、鹿沼土、パーライ
ト、バーミキュライト、また必要に応じてピートモスや
バーク堆肥を充填する。この場合、発泡スチロールは粒
状ではなくパイプ状を呈するものや、球形のやや大きい
物であってもよい。
【0018】そして、図2および図5に図示したよう
に、ベース状袋体上部には、植物を植栽した網状のポッ
トを1個乃至数個配置するようにする。この網状ポット
は、前記した円筒形の浮遊緑化物に配置されたものと全
く同一であるので、その詳細な説明は省略する。また、
植栽する植物も使用場所と用途が同一の場合は、円筒形
の浮遊緑化物と全く同一の植物を用いる為、その詳細な
説明も省略する。なお、ベース状袋体にあっても円筒形
の袋体と同様に、網状ポットの交換により、植物を任意
に取り替えることが可能であることはいうまでもない。
に、ベース状袋体上部には、植物を植栽した網状のポッ
トを1個乃至数個配置するようにする。この網状ポット
は、前記した円筒形の浮遊緑化物に配置されたものと全
く同一であるので、その詳細な説明は省略する。また、
植栽する植物も使用場所と用途が同一の場合は、円筒形
の浮遊緑化物と全く同一の植物を用いる為、その詳細な
説明も省略する。なお、ベース状袋体にあっても円筒形
の袋体と同様に、網状ポットの交換により、植物を任意
に取り替えることが可能であることはいうまでもない。
【0019】以上のように構成された円筒形あるいはベ
ース状形態を有する浮遊緑化物は、単に池等に適当な個
数単体で浮遊させてもよいが、ベース状袋体には、その
袋体の四隅および時としてその中間部にハトメ8よりな
るフック孔9が設けられているので、フックを他の袋体
のフック孔に係入して、ベース状袋体を次々と連結して
もよいし、円筒形の袋体ではロープで複数個連結させる
ようにしてもよい。
ース状形態を有する浮遊緑化物は、単に池等に適当な個
数単体で浮遊させてもよいが、ベース状袋体には、その
袋体の四隅および時としてその中間部にハトメ8よりな
るフック孔9が設けられているので、フックを他の袋体
のフック孔に係入して、ベース状袋体を次々と連結して
もよいし、円筒形の袋体ではロープで複数個連結させる
ようにしてもよい。
【0020】このように池等に単体あるいは複数個浮遊
させる本発明の浮遊緑化物は、例えば池の縁にアンカー
等を打ち込み、このアンカーにロープを括りつけ、この
ロープに浮遊緑化物を連結し、その浮遊性をある程度抑
止させてもよく、この場合は風とか波に対してより安定
するので浮遊緑化物が倒れることを効果的に防止でき
る。
させる本発明の浮遊緑化物は、例えば池の縁にアンカー
等を打ち込み、このアンカーにロープを括りつけ、この
ロープに浮遊緑化物を連結し、その浮遊性をある程度抑
止させてもよく、この場合は風とか波に対してより安定
するので浮遊緑化物が倒れることを効果的に防止でき
る。
【0021】ところで、上述の各実施例で使用する水を
浄化する作用を有する水質浄化剤は、年月が経過すると
その浄化作用が低下する。したがって、1年位で交換す
るのがよい。そして、使用済みの水質浄化剤は、芝生の
目土などに再利用することができる。しかも、筒状袋体
およびベース状袋体のいずれも、植物のシーズンが終了
すると水洗いして、その季節が到来したならば再利用す
ることが可能である。
浄化する作用を有する水質浄化剤は、年月が経過すると
その浄化作用が低下する。したがって、1年位で交換す
るのがよい。そして、使用済みの水質浄化剤は、芝生の
目土などに再利用することができる。しかも、筒状袋体
およびベース状袋体のいずれも、植物のシーズンが終了
すると水洗いして、その季節が到来したならば再利用す
ることが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、従来より、ゴルフ
場、公園、各種のイベント会場等に設けられている池
に、花とか他の植物をフロートの中に載置して浮かせ、
美観的に美しい環境を演出する試みがなされているが、
美観的には優れているものの、各種の貯水池には生活排
水などが流入すると共に貯留により停滞した水は、河川
などにおける水に比べて停滞している分だけ汚染が進行
しやすく、また浄化されにくくなっており、その水質が
低下している点については何ら解決できなかったが、本
発明の水質浄化のできる浮遊緑化物には、その袋体の下
部に水質浄化剤が充填されており、且つその上部には各
種の用途にあった植物が植栽されたポットが配置されて
いるので、植物によって美観を向上させると同時に水質
改善も行なうことができる。
場、公園、各種のイベント会場等に設けられている池
に、花とか他の植物をフロートの中に載置して浮かせ、
美観的に美しい環境を演出する試みがなされているが、
美観的には優れているものの、各種の貯水池には生活排
水などが流入すると共に貯留により停滞した水は、河川
などにおける水に比べて停滞している分だけ汚染が進行
しやすく、また浄化されにくくなっており、その水質が
低下している点については何ら解決できなかったが、本
発明の水質浄化のできる浮遊緑化物には、その袋体の下
部に水質浄化剤が充填されており、且つその上部には各
種の用途にあった植物が植栽されたポットが配置されて
いるので、植物によって美観を向上させると同時に水質
改善も行なうことができる。
【0022】したがって、人々は水上に浮遊している花
とか他の植物を目で楽しめると共に、水質の浄化された
美しい水も楽しめるという二重の効果を奏するもので、
景観の美化を大いに向上することができる。
とか他の植物を目で楽しめると共に、水質の浄化された
美しい水も楽しめるという二重の効果を奏するもので、
景観の美化を大いに向上することができる。
【図1】本発明に係る円筒形の袋体による水質浄化ので
きる浮遊緑化物を水上に浮かせたところを表す斜視図で
ある。
きる浮遊緑化物を水上に浮かせたところを表す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るベース状の袋体による水質浄化の
できる浮遊緑化物の斜視図である。
できる浮遊緑化物の斜視図である。
【図3】図1に示す円筒形の袋体の上部に、網状ポット
を載置する配置を示した図である。
を載置する配置を示した図である。
【図4】本発明に係わる網状ポットの一例を示す斜視図
である。
である。
【図5】図2に示すベース状の袋体の上部に、網状ポッ
トを載置する配置を示した図である。
トを載置する配置を示した図である。
A1・・・円筒形浮遊緑化物、A2・・・ベース状浮遊緑化物、
1…目合の小さいネット、2…カバーネット、3…水質
浄化剤、4…軽量生育材料、5…網状ポット、6…網状
ポットの縁、7…植物、8…ハトメ、9…フック孔。
1…目合の小さいネット、2…カバーネット、3…水質
浄化剤、4…軽量生育材料、5…網状ポット、6…網状
ポットの縁、7…植物、8…ハトメ、9…フック孔。
Claims (3)
- 【請求項1】 袋体内の下部には重量のある水質浄化剤
を充填する一方、上部には植物の生育に有効であると共
に袋体を水上に浮かせることのできる軽量な材料を充填
し、該袋体の上部には植生物を植栽したポットを載置し
たことを特徴とする水質浄化のできる浮遊緑化物。 - 【請求項2】 袋体が円筒形である請求項1に記載の水
質浄化のできる浮遊緑化物。 - 【請求項3】 袋体がベース状である請求項1に記載の
水質浄化のできる浮遊緑化物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6121877A JP2602175B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 水質浄化のできる浮遊緑化物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6121877A JP2602175B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 水質浄化のできる浮遊緑化物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298779A JPH07298779A (ja) | 1995-11-14 |
JP2602175B2 true JP2602175B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=14822141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6121877A Expired - Fee Related JP2602175B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 水質浄化のできる浮遊緑化物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602175B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105794481B (zh) * | 2016-04-28 | 2018-05-15 | 仲恺农业工程学院 | 一种水生禾草浮体式繁殖方法及其应用 |
KR101865532B1 (ko) * | 2018-05-11 | 2018-06-07 | 군산대학교산학협력단 | 내륙 습지 수생식물 대량생산 생육유도 키트 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP6121877A patent/JP2602175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07298779A (ja) | 1995-11-14 |
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