JP2631309B2 - 金属−セラミックスの接合方法 - Google Patents

金属−セラミックスの接合方法

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JP2631309B2
JP2631309B2 JP63242998A JP24299888A JP2631309B2 JP 2631309 B2 JP2631309 B2 JP 2631309B2 JP 63242998 A JP63242998 A JP 63242998A JP 24299888 A JP24299888 A JP 24299888A JP 2631309 B2 JP2631309 B2 JP 2631309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属とセラミックスの接合時に発生する
応力を緩和し、接合部に耐食性を必要とする接合方法に
関するものである。
〔発明の概要〕
耐食性の悪い応力緩和材料を耐食性の良い接合材料で
完全に覆い耐食性を確保し、セラミックスと接合しない
接合材料により応力緩和材料と被接合材料である金属と
を接合することにより、被接合材料であるセラミックス
と金属の間に生じる応力を応力緩和材料だけで行う様に
した。
〔従来の技術〕
従来、応力緩和材料を用いた接合は、第2図(a)に
示す様に、被接合材料であるセラミックス2と金属6と
の間に、応力緩和材料3とそれを覆う様にセラミックス
と接合できる接合材料4を配置し、加熱接合していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の方法であると、第2図(a)に示す様にセラミ
ックス2と金属6との間に応力緩和材3が接合材料4と
ともに配置され、接合時に第2図(b)に示す様に、セ
ラミックス2と接合できる接合材料4が溶融したとき
に、応力緩和材料3が露呈7し、耐食性が十分に保てな
いという欠点を有していた。又、セラミックス2と接合
できる接合材料4がブリッジ8を形成し、被接合材料で
ある金属6からセラミックス2へ直接応力がつたわり、
その部分のセラミックス2に亀裂が生じるという欠点を
有していた。そこで本発明は、従来のこの様な欠点を解
決するため、耐食性を完全に確保したセラミックスに亀
裂の生じない接合方法を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、この発明は、被接合材料
であるセラミックスに凹部,凸部を設け、凹部内,凸部
面にセラミックスと接合できる接合材料により応力緩和
材料を接合し、その応力緩和材料と被接合材料である金
属とをセラミックスと接合しない接合材料により接合す
る様にした。
〔作用〕
被接合材料であるセラミックスに凹部,凸部を設ける
ことにより、セラミックスと接合できる接合材料により
応力緩和材料を完全に覆い耐食性が確保でき、応力緩和
材料と被接合材料である金属の接合をセラミックスと接
合しない接合材料を用いて行うことにより、接合材料が
セラミックスと金属の間にブリッジを形成することを迎
え、金属からセラミックスへ応力が伝わらず、セラミッ
クスの亀裂が生じない接合が得られる。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例に基づき説明する。
〔実施例1〕 第1図は、本発明の接合方法の第1実施例を示す断面
図である。セラミックス2には、凹部1を設け接合部と
し、その内部に収まる様に応力緩和材料(例えば、銅,
ニッケル)3が配置され、セラミックス凹部1と応力緩
和材料3の間隙にセラミックス2と接合される接合材料
(チタン等の活性金属を含む金ろう材)4を配置し加熱
することにより、接合材料4は毛管現象により応力緩和
材料3を包む様に広がり、応力緩和材料3とセラミック
ス2が接合される。次に、セラミックス2と接合しない
接合材料(チタン等の活性金属を含まない金ろう材)5
により、金属6と応力緩和材料3を接合する。
この第1実施例によれば、応力緩和材料3の耐食性が
悪くても耐食性の良い接合材料4と接合材料5により完
全に覆われるため耐食性の良い接合部が得られる。又、
金属6との接合には接合材料5を用いているため金属6
はセラミックス2が直接に接合材料5により継ることは
なく、金属6とセラミックス2の熱膨張係数の差により
生じる応力がセラミックス2に伝わることがなく割れが
生じることもなく、信頼性の高い接合部が得られた。
〔実施例2〕 第3図は、本発明の接合方法の第2実施例を示す断面
図である。セラミックス2に凸部9が、又、金属6に凹
部10が設けられ接合部を形成し、その凸面部に応力緩和
材料(例えば銅,ニッケル)3がセラミックス2と接合
される接合材料(チタン等の活性金属を含む金ろう材)
4を介して接合される。次に、セラミックス2と接合し
ない接合材料(チタン等の活性金属を含まない金ろう
材)5により、凹部10を有した金属6の凹部底面10と応
力緩和材料3を接合する。この第2実施例によれば、第
1実施例と同様に応力緩和材料3の耐食性が悪くても、
耐食性の良い接合材料4と接合材料5により完全に覆わ
れるため耐食性の良い接合部が得られる。又、金属6と
の接合には、接合材料5を用いているため、金属6とセ
ラミックス2が直接に接合材料5により継ることはな
く、金属6とセラミックス2の熱膨張係数の差により生
じる応力がセラミックスに伝わることもなく割れが生じ
ることもなく、信頼性の高い接合部が得られた。
〔実施例3〕 第4図は、本発明の接合方法の第3実施例を示す断面
図である。セラミックス2に凹部11が、金属6に凹部12
が設けられ接合部を形成し、その凹部11に応力緩和材料
(例えば銅,ニッケル)3が、セラミックス2と接合さ
れる接合材料(チタン等の活性金属を含む金ろう材)4
を介して接合される。次に、セラミックス2と接合しな
い接合材料(チタン等の活性金属を含まない金ろう材)
5により、金属6と応力緩和材3とを凹部12で接合す
る。
この第3実施例によれば、応力緩和材3の耐食性が悪
くとも、接合材料4,5により応力緩和材3が完全に覆わ
れた構造となり、接合材料4,5は耐食性が良い為、結果
として耐食性の良好な接合部が得られる。又、金属6と
応力緩和材3との接合に、チタン等の活性金属を含まな
い金ろう材を接合材料5として用いる事から、この接合
材料5は、セラミックス2と継ることはなく、金属6と
セラミックス2の熱膨張係数の差による応力がセラミッ
クス2に伝わることもなく、割れが発生せず信頼性の高
い接合部が得られた。
ここで、いずれの実施例おいても接合材料5の接合温
度が接合材料4の接合温度より低い方が、耐食性が良
く、接合強度が高く、割れの発生も少なかった。その温
度差による接合部各特性を示すのが表−1,表−2であ
る。これらから、温度差としては50℃以上あることが望
ましい。又、表−3に従来方法の接合部特性を示すが、
本発明による接合部の方が明らかに良い品質を有してい
ることが判る。
〔発明の効果〕 以上説明した様に、この発明によると、従来方法に比
較し、格段に信頼性の高い金属とセラミックスの接合が
得られるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の接合方法の第1実施例を示す断面
図、第2図(a),(b)は、従来の接合方法を示す工
程断面図、第3図は、本発明の接合方法の第2実施例を
示す断面図、第4図は、本発明の接合方法の第3実施例
を示す断面図である。 1……セラミックスに形成した凹部 2……セラミックス 3……応力緩和材料 4……セラミックスと接合される接合材料 5……セラミックスと接合しない接合材料 6……金属 7……応力緩和材料の露呈部 8……ブリッジ 9……セラミックスに形成した凸部 10……金属に形成した凹部底面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】応力緩和材を用いて金属とセラミックスと
    を接合する接合方法において、前記金属と前記セラミッ
    クスの少なくとも一方に凹部を形成して前記応力緩和材
    を収納する接合部とし、前記セラミックスと前記応力緩
    和材とを前記接合部で、前記セラミックスと接合できる
    接合材料で接合する工程と、前記金属と前記応力緩和材
    とを前記接合部で、前記セラミックスと接合しない接合
    材料で接合する工程とからなる金属−セラミックス接合
    方法。
JP63242998A 1988-09-28 1988-09-28 金属−セラミックスの接合方法 Expired - Lifetime JP2631309B2 (ja)

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