JP2631242B2 - 鋼管杭用止水継手 - Google Patents

鋼管杭用止水継手

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JP2631242B2
JP2631242B2 JP2213071A JP21307190A JP2631242B2 JP 2631242 B2 JP2631242 B2 JP 2631242B2 JP 2213071 A JP2213071 A JP 2213071A JP 21307190 A JP21307190 A JP 21307190A JP 2631242 B2 JP2631242 B2 JP 2631242B2
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FUJIIGUMI KK
SEIBU HORIMA KASEI KK
Shimizu Construction Co Ltd
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複数の鋼管杭を建込んで遮水壁等を構築する
際に各鋼管杭間の間隙の止水または土砂の流出防止等に
使用される継手に関する。
[従来の技術] 従来鋼管矢板の接続装置として、第6図に示すように
鋼管aの外壁の左右対称位置に縦方向にそれぞれ1対の
L形鋼材bを対杭して溶着して箱形部cを形成し、隣り
合う鋼管aの箱形部cどうしが対向するようにして鋼管
aを順次建込み、隣り合う鋼管aの相対する箱形部cの
スリットdを通してI形断面の継手材eを挿入した後各
箱形部c中にモルタル等の止水材fを注入して鋼管間の
止水を行うものが知られている。なお、図中gはスリッ
トdに設けられたシール帯である。
また第7図に示すように、鋼管aの外壁の左右対称位
置に縦方向にそれぞれスリットhを有するパイプ形継手
部iを溶着して、隣り合う鋼管aのパイプ形継手部iど
うしをスリットhを介して噛み合せるようにして鋼管a
を順次建込んだ後継手部iの各噛み合い空間中にモルタ
ル等の止水材jを注入して止水構造としたものもある。
[発明が解決しようとする課題] これら従来の鋼管矢板の接続装置においては、いずれ
も鋼管の外壁に継手部を溶着し、隣り合う建込まれた鋼
管の継手部どうしを連結して止水構造を構成するもので
あるから、各鋼管を建込む際に継手部が一線上に配列さ
れるように位置決めして配置しなければならず、また各
鋼管をバイブロハンマー等で地中に打込む時も鋼管が回
動して隣接する継手部間の連結が不能にならないように
注意して打設を行わねばならず、施工が面倒である。ま
たこれら従来の装置においては、隣り合う鋼管の継手部
どうしを連結した後止水のため継手部中の空間にモルタ
ル等の止水材を注入充填するかまたは予め止水用のパッ
キングを継手部に装填しておく必要があり、止水構造が
複雑となり、その分コストと施工上の手間がかかる。
本発明は、これら従来の装置の問題点にかんがみなさ
れたものであって、従来の諸装置に比べて構造が簡単で
かつ施工が極めて容易な鋼管杭用止水継手を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する鋼管杭用止水継手は、ウエブ部と
その両端に形成された抜止用広幅部を有する長尺の鋼材
の該ウエブ部の両側にゴム・合成樹脂等からなる弾性止
水部材を固着してなるものである。
すなわち、本発明の止水継手は、従来の鋼管矢板のよ
うに鋼管に継手部を溶着して鋼管矢板として構成したも
のの隣り合う継手部どうしを連結して止水構造を形成す
るものとは異り、鋼管側には設けられず、これとは別個
独立の継手として構成されるものであって、この止水継
手を建込まれた隣り合う鋼管杭の間隙に挿入打設するこ
とによって鋼管杭間の止水構造を形成することにより課
題を解決しようとするものである。
[作 用] 鋼管壁を形成すべき複数本の鋼管杭を相互間に所定の
間隙を残して建込んだ後、本発明の止水継手を、両側の
弾性止水部材が隣り合う2本の鋼管杭の対向する各面に
それぞれ相対するようにして各鋼管杭間の間隙に配置
し、地中に打設することにより、各弾性止水部材が鋼管
杭の外壁面に圧接され、止水構造を形成する。打設の途
中で、止水継手の鋼材が各鋼管杭の軸心を結ぶ線と直交
する方向にずれようとした場合は、鋼材の抜止用広幅部
が隣い合う鋼管杭の各外壁に当接することにより、継手
が鋼管杭の間隙から抜出すことが防止される。
[実施例] 以下添付図面を参照して本発明の一実施例について説
明する。
第1図、第2図および第4図は本発明にかかる鋼管杭
用止水継手の一実施例を示し、第1図はその拡大平面
図、第2図(a)はその平面図、第2図(b)はその中
間部を省略して示す正面図、第4図はその下端部の側面
図である。
鋼管杭用止水継手1は、長尺の鋼材2とその両側に固
着された1対の弾性止水部材3,3を有する。
鋼材2はこの実施例においてH形鋼からなり、ウェブ
部2aと、その両端に形成されたフランジからなる抜止用
広幅部2b,2bを備えている。抜止用広幅部2bの幅W1は建
込まれる鋼管杭の間隙中の最小幅よりも大きくなるよう
に設計されている。
鋼材2のウェブ部2aの両側にはゴム・合成樹脂等から
なる弾性止水部材3,3が焼付けにより固着されている。
各弾性止水部材3は台形状の横断面を有し、弾性止水部
材3と鋼材2のウェブ部2aとの間には空間3aが形成され
ている。下端部からの土砂の侵入を防止するため、各弾
性止水部材3の下端部は、第4図の部分側面図から明ら
かなように、傾斜面3bが形成され、ウェブ部2a上に終端
するように閉止されている。両側の弾性止水部材3,3を
合せた最大幅W2建込まれる鋼管杭の間隙中の最小幅より
も大きくなるように設計されている。
弾性止水部材3の下端よりも下方の鋼材2のウェブ2a
の両側には斜上方に向けて2枚の鋼板4,4が溶着されて
おり、これら鋼板4,4は継手1を打設する際弾性止部材
3の地中への進入を案内するための先導部を形成してい
る。
次に上記構成の鋼管杭用止水継手1の施工法について
説明する。
第3図に示すように、鋼管壁を形成すべき複数の鋼管
杭5を相互間の所定の間隙を残して一線上に建込んだ
後、鋼管杭用止水継手1を各弾性止水部材3が隣り合う
2本の鋼管杭5,5の対向する各外壁面にそれぞれ相対す
るようにして、すなわち鋼材2のウェブ部2aが各鋼管杭
5の軸心を結ぶ線と直交するようにして各鋼管杭5の間
隙に配置し、バイブロハンマー等で地中に打設する。す
ると各弾性止水部材3は相対する鋼管杭5の外壁面に押
圧されて弾性変形し該外壁面に圧接されて止水構造を形
成する。継手1の打設中または打設後になんらかの理由
により継手1が各鋼管杭5の軸心を結ぶ線と直交する方
向にずれようとした場合は、鋼材2の抜止用広幅部2b,2
bのいずれか一方が隣り合う2本の鋼管杭5の外壁面に
当接するので、継手1が鋼管杭5の間隙から抜出すこと
が防止される。
[変更例] 継手1の鋼材2はH形鋼に限らず、抜止用広幅部2b,2
bを構成するフランジ部が第5図に示すように曲面をな
すもの、その他両端がウェブ部2aの厚みよりも広幅であ
って抜止めの機能を果す形状であればどのような形状で
もよい。
弾性止水部材の断面形状は上記実施例のように台形に
限らず、半円形、四角形その他どのような形状であって
もよく、また上記実施例のように中央に空間3aが形成さ
れたものに限らず中実の弾性体であってもよい。ただし
中央に空間3aが形成されていた方が弾性止水部材3の変
形量が大きくとれる点で好ましい。また弾性止水部材を
中空にした場合は外水圧によっておしつぶされることを
防止するため、外部の水が侵入できるように弾性止水部
材に多数の小孔を穿設することにより内外水圧を均一に
するようにしてもよい。またこのような小孔を形成する
かわりに中空の弾性止水部材中に水を注入しておいても
よい。また上記実施例においては弾性止水部材3を鋼材
2のウェブ部2aに焼付けにより固着しているが、固着方
法はこれに限らず、ボルト止め等他の方法でもよい。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、鋼管杭には継手
部を設けず、止水構造は鋼管杭とは別個独立の止水継手
によって達成されるので、鋼管杭を建込む際に従来の鋼
管矢板のように継手部が一線上に配列されるように位置
決めする必要がなく、また、各鋼管杭を地中に打込む際
に鋼管が回動してもなんた支障を来すことがないので、
施工が極めて容易である。また継手部にモルタル等の止
水材を注入したり予めパッキングを装填しておく必要が
ないのでその分コストが省け施工も一層容易となる。
また本発明の鋼管杭用止水継手は打設の途中または打
設後になんらかの理由により継手がずれようとしても抜
止用広幅部が鋼管杭の外壁面に当接し、継手が鋼管杭の
間隙から抜出すことが防止されるので、継手事態の打設
も厳密な位置決めを必要とせず簡単である上に、打設後
に土圧により継手が鋼管杭の間隙から抜出すおそれもな
く確実な止水を維持することができる。
さらに、鋼管壁の完成後にある程度鋼管杭間の目地間
隔が拡開しても継手の弾性止水部材が弾性復帰して目地
間隔の拡開に追随することができるので止水構造が破壊
されることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる鋼管杭用止水継手の一実施例の
拡大平面図、第2図(a)は同実施例の平面図、第2図
(b)はその中間部を省略して示す正面図、第3図は鋼
管杭の間に同実施例の継手を建込んだ状態を示す平面
図、第4図は同実施例の下端部の側面図、第5図は本発
明にかかる鋼管杭用止水継手の変更例を示す平面図、第
6図および第7図は従来の鋼管矢板の止水接続構造の例
を示す図である。 1……鋼管杭用止水継手、2……鋼材、2b……抜止用広
幅部、3……弾性止水部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 西武ポリマ化成株式会社 東京都豊島区池袋1丁目13番18号 (72)発明者 中島 教暉 愛知県江南市大字五明字川向267 (56)参考文献 特公 昭52−49887(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブ部とその両端に形成された抜止用広
    幅部を有する長尺の鋼材の該ウエブ部の両側にゴム・合
    成樹脂等からなる弾性止水部材を固着してなる鋼管杭用
    止水継手。
  2. 【請求項2】該鋼材はH形鋼である請求項1記載の鋼管
    杭用止水継手。
JP2213071A 1990-08-10 1990-08-10 鋼管杭用止水継手 Expired - Lifetime JP2631242B2 (ja)

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