JP2630727B2 - タイヤ保持用治具 - Google Patents

タイヤ保持用治具

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JP2630727B2
JP2630727B2 JP5119271A JP11927193A JP2630727B2 JP 2630727 B2 JP2630727 B2 JP 2630727B2 JP 5119271 A JP5119271 A JP 5119271A JP 11927193 A JP11927193 A JP 11927193A JP 2630727 B2 JP2630727 B2 JP 2630727B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/26Work driver

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車タイヤのバランス
取り、研削、選別等の製造工程における新規なタイヤ保
持用治具、特にタイヤ保持用治具を自動的かつ迅速にロ
ック及び解放するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のタイヤは、製造中において成
形後直ちにバランス取り、研磨、仕分けを行い出荷しな
ければならない。このため、タイヤは製造工程を通じて
保持用治具に装着される。タイヤ保持用治具の一般的構
造は、出願中の米国特許出願第07/645743号
(特開平4−304940号公報)及びそれに引用され
ている文献によってこの分野では公知である。上記出願
中のものは本発明の発明者の発明になるものであるが、
下記に参考として引用してある。ただし上記出願中の発
明は大型トラックのタイヤに関するもので、本発明のも
のは自動車用タイヤに指向されている。自動車が増々若
い世代に愛用されつつあることに鑑み、自動車の補修部
品には十分な品質を有する部品を市場に供給することが
望ましい。比較的頻繁に交換される部品にタイヤがあ
る。したがって、小売業者は常に適切なタイヤの在庫を
保有していることが望ましい。小売業者のシェアを保つ
ためタイヤメーカはこの要請に応えねばならない。した
がってタイヤメーカは大量のタイヤを短時間で生産しな
ければならない。上述したように、成形されたばかりの
タイヤを小売業者に出荷する前にタイヤは適正な工程を
経なければならないが、特に個々のタイヤは、製造工程
中治具に装着しなければならず、これには時間を要す
る。この治具は、2つの移動可能な模擬ホイール半割体
を用い、2つの模擬ホイール半割体を互いに合わせて閉
じ、実際のホイールを装着した状態を模擬し、これでタ
イヤを保持する。タイヤには、所定の圧力になるまで空
気が封入され、高速で回転させられるため、保持用治具
はタイヤを確実に保持する必要がある。この工程が終る
と、一体化していた模擬ホイール半割体は、2つに分割
され、タイヤを治具から取り外すことができる。上記の
従来技術においては、2つの半割体の閉位置を確実に維
持しタイヤを確実に保持するため、複雑なロック装置が
用いられている。従来のロック装置は、有用ではある
が、着脱に多大の時間を要し、この着脱時間は製造に振
り向けられる方が有利なはずであるからタイヤメーカの
経済的損失となる。しかも、ロック装置は、工程期間
中、1対の模擬ホイール半割体を閉じた状態に維持する
ことができなければならない。したがって、従来技術に
おいては、この閉状態を確実に保持するため余分な時間
を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は治具取付けに要するセットアップ時間と整
合のチェックに要する時間とを削減できるような新規な
迅速ロック・迅速解放装置を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】タイヤ製造工程で使用す
るタイヤ保持用治具において、タイヤを受け入れ可能な
解放位置と受け入れたタイヤを保持するためのロック位
置との間で可動である第1ホイール半部支持組立体及び
第2ホイール半部支持組立体を備え、前記第1ホイール
半部支持組立体は内周面を有する中空円筒部材を含み、
前記第2ホイール半部支持組立体は前記内周面内に挿入
可能な外周面を有する挿入部材を含み、前記内外周面の
一方に凹部が設けられるとともに前記内外周面の他方に
突出体が設けられ、前記突出体は前記凹部に嵌合するこ
とより拘束される拘束位置と前記凹部から離脱する離脱
位置との間を移動可能で、前記外周面が前記内周面内に
挿入された場合に、前記突出体が前記拘束位置にくるこ
とにより前記第1ホイール半部支持組立体と第2ホイー
ル半部支持組立体とが前記ロック位置となり、前記突出
体が前記離脱位置にくることにより前記第1ホイール半
部支持組立体と第2ホイール半部支持組立体とが前記解
放位置となるタイヤ保持用治具により上記課題を解決す
る。
【0005】
【実施例】図1に、迅速ロック・迅速解放装置11を含
むタイヤ保持用治具10を示す。タイヤ保持用治具10
は、図1及び2に部分的に示したようなさらに大きく複
雑なタイヤ製造設備12の極く一部である。タイヤ製造
設備12は、バランシング、仕分け、研削等色々な工程
を行うことができ、従来技術において知られているもの
である。タイヤ保持用治具の一般的構造機能は、前記出
願中の特許に記載されているので、保持用治具10の説
明は、迅速ロック・迅速解放装置11を理解するのに必
要な事項のみについて詳細に述べる。
【0006】図3及び図4に、保持用治具10と迅速ロ
ック・迅速解放装置11の構成が詳細に示されている。
保持用治具10は、2つが適正に結合された場合に実際
のホイールの構造と性能を模擬してタイヤを保持する第
1ホイール半部支持組立体16及び第2ホイール半部支
持組立体18とから成っている。これら第1ホイール半
部支持組立体16及び第2ホイール半部支持組立体18
はそれぞれ迅速ロック・迅速解放装置11を有してい
る。第1ホイール半部支持組立体16は、往復駆動軸2
0に取り付けられており、図1に示すようなタイヤ14
の着脱を行う位置である「解放位置」と、図2に示すよ
うなタイヤを保持するための位置である「ロック位置」
との間で移動可能に構成されている。往復駆動軸20
は、後述するように、第1ホイール半部支持組立体16
と第2ホイール半部支持組立体18との間隔を調節可能
であり、種々な寸法のタイヤ幅を有するタイヤに適合可
能となっている。また、往復駆動軸20は、第1ホイー
ル半部支持組立体16と第2ホイール半部支持組立体1
8が同時に回転できるような構造となっている。第1ホ
イール半部支持組立体16は、往復駆動軸20に取り付
けられたアダプタ22と、アダプタ22に取り付けられ
軸方向(図2〜4における下方)に突出した中空円筒部
材28と、中空円筒部材28の外周面に取り付けられ第
1ホイール半部26を結合支持するフランジ24(図
3,図4中央部参照)とを有する。上記した出願中の特
許明細書に開示されている第1ホイール半部26は、迅
速結合手段27によりフランジ24に着脱可能に結合さ
れ、これにより第1ホイール半部26の交換時間が低減
されるとともに、第1ホイール半部26を0.013m
m以内の偏心精度で中心に位置させる。中空円筒部材2
8は、図3,図4において左上りの斜線でハッチ表示さ
れた上端が閉塞され下端に開口を有する略円筒状の部材
であり、第2ホイール半部支持組立体18の1構成部品
であるスピンドル29を摺動可能に受入れる寸法を有し
ている。スピンドル29は、図3,図4において右上り
の斜線でハッチ表示された部材であり、その上部から下
部に向って順に、小径筒部64と、中径筒部66と、大
径筒部30と、拡径部48Aと、極大径筒部48Bと、
フランジ部44を有している。小径筒部64は、スピン
ドル29の上端部を形成している。中径筒部66は、小
径筒部64の下方に接続している。小径筒部64と中径
筒部66の中間には、平坦な肩部70が設けられてい
る。大径筒部30は、中径筒部66の下方に接続してい
る。また、スピンドル29の各筒部の外径は、小径筒部
64,中径筒部66,大径筒部30の順に大きくなって
いる。スピンドル29の極大筒部48Bは、スピンドル
29の小径筒部64,中径筒部66,大径筒部30や中
空円筒部材28よりも大きな外径を有している。また、
スピンドル29は、小径筒部64,中径筒部66,大径
筒部30の内部に軸方向の貫通孔54を有している。中
空円筒部材28は、凹凸を有する略円筒面状の内周面3
2と、これより径の大きい円筒面状の外周面34とを有
している。第1ホイール半部支持組立体16は、第2ホ
イール半部支持組立体18に向う方向の前後に可動な構
造となっている。また、スピンドル29の各部分のう
ち、小径筒部64と中径筒部66と大径筒部30は、図
3及び図4に示すように、第1ホイール半部支持組立体
16がロック位置にきたときに、中空円筒部材28内に
挿入されるようになっている。したがって、塵埃等がス
ピンドル29の表面に付着していると、塵埃が中空円筒
部材28に持ち込まれ、迅速ロック・迅速解放装置10
等の機能が阻害されるおそれがあるため、スピンドル2
9の表面はつねに清浄に保つ必要がある。このため、合
成樹脂からなり環状に形成されたリング31が、中空円
筒部材28の開放端33に装着され、リング31はスピ
ンドル29に向けて突出するように配置されている。し
たがって、スピンドル29が中空円筒部材28内に挿入
されると、リング31がスピンドル29の表面から塵埃
を払い落とす。
【0007】上記した迅速ロック・迅速解放装置11
は、第1ホイール半部支持組立体16と第2ホイール半
部支持組立体18とによるロック動作と整合動作を容易
にする機構を有しており、この機構は内周面32上で機
能する。すなわち、内周面32上には、多数の環状溝3
6が形成されている。この環状溝36の各々は、その横
断面が円の一部をなし、内周面32の円周方向に沿って
形成され、かつ各々が環状に閉合するように内周面32
上に刻設されている。個々の環状溝36の横断面を構成
する円の半径は、迅速ロック・迅速解放装置11の後述
する構成要素であるボール102を収容可能なように、
ボール102の半径よりも大きく設定されている。これ
らの環状溝36は、内周面32上において、中空円筒部
材28の下方の開放端33の直近から、上方の符号35
で示す位置までの範囲にわたって、軸方向に所定の間隔
で、各々が平行に隣接するように並設されている。この
ため、どのようなタイヤ幅のタイヤであっても、それに
応じた位置の環状溝36が後述するボール102を受け
入れて拘束するので、この迅速ロック・迅速解放装置1
1は、種々のタイヤ幅のタイヤ14を着脱することがで
きる。
【0008】第1ホイール半部支持組立体16は、種々
の寸法のタイヤ14に対応するため、往復駆動軸20に
より図3において「X」で示した範囲内で移動可能であ
るとともに、迅速ロック・迅速解放装置11により第2
ホイール半部支持組立体18をロックすることができ
る。図に示した実施例では、保持用治具10は、タイヤ
幅の変動値として127mmの範囲まで対応可能であ
る。第2ホイール半部支持組立体18は、図1ないし図
4に示すように、適当なボルト120(図3,図4下部
参照)により回転軸41に取り付け可能なベース組立体
38を有し、回転軸41により保持用治具10とタイヤ
14とが回転駆動される。回転軸41は、第2ホイール
半部支持組立体18と回転駆動装置40とを結合してお
り(図1,図2参照)、内部にはタイヤに送気する通路
を有している。第1ホイール半部26と同様に、第2ホ
イール半部42が迅速結合装置27によりベース組立体
38に着脱可能に取り付けられている。したがって、図
2ないし図4に示すように第1ホイール半部支持組立体
16がロック位置に動かされると、第1ホイール半部2
6と第2ホイール半部42は、図2に示すように実際の
ホイールと同様にタイヤ14を保持する。
【0009】タイヤ14の加工を容易にするため、タイ
ヤには適当な圧力の空気が入れられる。このため、図3
及び図4に示すように、回転軸41を介して圧縮空気を
受け人れる空気室106を含む送気装置がベース組立体
38の中央に設けられている。図5に示すように、複数
個の、好ましくは6個の放射状管路108が、ベース組
立体38の内部において空気室106から外側に向って
放射状に延設され、空気室106内の圧縮空気をそれぞ
れに分配する。放射状管路108の両端部のうち、空気
室106に接続する側の端部とは反対側の端部は、図3
及び図4に示すように、軸方向管路110に接続してい
る。この軸方向管路110は、ベース組立体38の内部
の放射状管路108からスピンドル29のフランジ部4
4を貫通し、第2ホイール半部42の内部を通って軸方
向の上方に延びている。軸方向管路110は、図3,図
4に示すように、第2ホイール半部42に開口112を
有し、この開口112から圧縮空気がタイヤに送り込ま
れる。したがって、軸方向管路110と放射状管路10
8は、圧縮空気を空気室106からタイヤ14に送り込
む通路を形成している。スピンドル29の下部とベース
組立体38との間には、エアシリンダ39が設けられて
いる。エアシリンダ39は、エアチャンバ49を有して
いる。ベース組立体38の中央上面にはベースプレート
50が設けられてエアチャンバ49の底部を構成し、ス
ピンドル29の拡径部48Aの底面はエアチャンバ49
の上面を構成し、スピンドル29の極大筒部48Bの内
周面はエアチャンバ49の側面を構成している。エアチ
ャンバ49内には、ピストン51が、軸方向に移動可能
なように設けられている。
【0010】ベース組立体38は、圧縮空気の吐出管路
43を有しており、図1及び図2に示すように、空気源
45からの空気をエアチャンバ49内へ送る。スピンド
ル29のフランジ部44は、適当なボルト46によりベ
ースプレート50に接合されている。このため、ベース
プレート50とスピンドル29は一緒に回転するように
構成されている。ピストン51は、ロック位置(図4参
照)と解放位置(図3参照)との間を移動するように構
成されており、拡径部48Aの底面52がピストン51
の上方のストッパ面を構成している。
【0011】ピストン51は、エアチャンバ49内の圧
縮空気によって駆動される。エアチャンバ49を気密状
態にするため、ピストン51の側部にはO−リング53
が嵌装されている。また、符号122で示した複数個の
O−リングがベース組立体38に設けられており、治具
10が空気圧により適切に作動するように保証する。ピ
ストン51の動きに応じて適切にエアチャンバ49内の
空気を排出しピストン51の移動を容易にするため、エ
アチャンバ49から外部に接続する排気ボア124がス
トッパ面52の直近に設けられている。図3ないし図5
に示すように、排気ボア124は、ベース組立体38の
底部に位置する排気口126に接続しており、この排気
口126からエアチャンバ49内の空気が排出される。
排気口126は、図5に示すように3個設けるのが好ま
しい。スピンドル29内の軸方向の貫通孔54は、ピス
トン51に結合されたロッド56を収容する。ロッド5
6の上部には拡径端部74が接続している。エアチャン
バ49内の圧縮空気により駆動されるピストン51の動
きに応じて、ロッド56は貫通孔54内を軸方向に往復
摺動する。後述するように、ピストン51とロッド56
は、迅速ロック・迅速解放装置11を作動させる。ピス
トン51は、図3ないし図5に示すように、適当なボル
ト114によりリング116に結合されている。実施例
では、ボルト114は3本である。リング116は、ピ
ストン51の動きに従い、図3及び図4に示すように、
解放位置(図3)とロック位置(図4)との間を回転軸
41の外周面に沿って往復摺動する。図3,図4に示す
ように、リング116の位置を検知するための検知器1
18が第2ホイール半部支持組立体18の下部の、リン
グ116の動く経路に近接して設けられ、制御回路10
4(図1,図2参照)に結線され、制御回路104は、
ピストン51とリング116が解放位置(図3)にある
ときには、回転駆動装置40が作動しないよう制御す
る。スピンドル29は、貫通孔54の軸方向と平行でか
つ偏心した軸を有する他の略円筒形のボア58を有して
いる。ボア58内にはコイル状の拘束方向付勢バネ60
が配置され、この拘束方向付勢バネ60は、ピストン5
1とボア58の密閉端59との間で圧縮される。好適な
構成では、ボア58は、スピンドル29のストッパ面5
2から、スピンドル29の中径筒部66と大径筒部30
との境界付近の内部まで延びている。また、ピストン5
1は、ピストン51の上面に設けられたバネ受け凹部6
2で拘束方向付勢バネ60を受け、この拘束方向付勢バ
ネ60によりストッパ面52から下方に向けて付勢され
ている。実施例では、ピストン51には、ボア58と拘
束方向付勢バネ60とバネ受け凹部62からなる組が6
組設けられている。図3及び図4に示すように、スピン
ドル29の小径筒部64の外周には、円筒形カム部材6
8が軸方向に移動可能に嵌合されている。円筒形カム部
材68は、その内径が小径筒部64の外径よりもわずか
に大きく設定されており、両者は相互に嵌合、摺動し、
円筒形カム部材68の下端面は平坦状となっており、ス
ピンドル29の肩部70に当接することにより動きを止
められる。円筒形カム部材68の下端面に接続する外周
面の下部は、傾斜面のカム面72となっている。このカ
ム面72の傾斜面は、円筒形カム部材68の軸方向の上
方に向うにしたがって円筒形カム部材68の外径が拡径
するように形成されている。すなわち、このカム面72
の最上部の外径は、カム面72の最下部の外径よりも大
きくなっている。ロッド56の上部には拡径端部74が
一体化されているので、円筒形カム部材68は、ロッド
56とともに動く。拡径端部74には、貫通ボア76が
設けられており、この貫通ボア76に調整ボルト78が
挿通され、拡径端部74と円筒形カム部材68が連結さ
れている。円筒形カム部材68と拡径端部74の径はほ
ぼ同じに設定されている。拡径端部74の外周面には、
カム面72と同様の傾斜面を有するカム面82が設けら
れている。このカム面82の傾斜面は、円筒形カム部材
68の軸方向の上方に向うにしたがって円筒形カム部材
68の外径が拡径するように形成されている。すなわ
ち、この傾斜面の最上部の外径は、傾斜面の最下部の外
径よりも大きくなっている。迅速ロック・迅速解放装置
11の適正な機能を保持するためには、上記した2つの
カム面72と82の間の距離をできるかぎり一定に保つ
必要がある。そのため、上記の調整ボルト78により、
円筒形カム部材68と拡径端部74との間の軸方向距離
を所定の範囲内で調整する。すなわち、円筒形カム部材
68は、調整バネ86を収容するための凹部84を有
し、調整バネ86の弾性力と調整ボルト78の調整とに
より適正な軸方向距離の調整を行う。
【0012】図3,図4に示すように、スピンドル29
の中径筒部66の外径は、スピンドル29の大径筒部3
0の外径よりも小さく設定されており、この中径筒部6
6には、上端部90が閉塞され下端が開放された略円筒
状に形成されたボールケージ88が取り付けられて支持
されている。スピンドル29の中径筒部66の外周面に
は雄ネジ94が形成されるとともに、ボールケージ88
の内周面の下部には雌ネジ96が形成されており、これ
らにより、スピンドル29の中径筒部66とボールケー
ジ88は螺合されている。また、ボールケージ88の下
部は、適当な押しネジ92により中径筒部66に固定さ
れている。ボールケージ88の上端部90は、アダプタ
22内に収容されるようになっており、ボールケージ8
8の外径は、スピンドル29の大径筒部30の外径とほ
ぼ等しく設定されている。また、ボールケージ88は、
スピンドル29の小径筒部64と中径筒部66、及び円
筒形カム部材68とピストンの拡径端部74を十分収容
し得る軸方向長さと内径を有している。ボールケージ8
8がスピンドル29の中径筒部66に適切に装着される
と、ボールケージの上端部90とピストンの拡径端部7
4との間に空間98が形成される。空間98のストロー
ク(軸方向に動きうる距離)は、ピストン51とストッ
パ面52との間の空間であるエアチャンバ49のストロ
ークと同一に設定されている。また、ピストン51と拡
径端部74はロッド56により連結されているから、ピ
ストン51がエアチャンバ49内でストッパ面52に当
接するまで動くと、ピストンの拡径端部74は空間98
内でアダプタ22の底面に接近するまで動く。ボールケ
ージ88の側部には、ポケット穴101A,101Bが
設けられている。これらのポケット穴101A,101
Bは、図6に示すように、ボールケージ88の内周側と
外周側にそれぞれ円形開口を有する貫通孔状に形成され
ている。また、ポケット穴101A,101Bの外周側
の円形開口よりも小さい半径を有し外周側の円形開口と
連通する円形開口が設けられた環状のストッパ128が
ボールケージ88の外周面に固定されている。また、ポ
ケット穴101A,101Bは、ボールケージ88の内
周側の円形開口の径がストッパ128の円形開口の径よ
りも大きく設定されている。このポケット穴101A,
101Bの各々には、ボールケージ88の内側から球状
のボール102が嵌め込まれている。これらのボール1
02は、ポケット穴内においてボールケージ88の半径
方向に限られた距離だけ移動可能となっており、ボール
102がボールケージ88の半径方向の外側へ最も移動
した場合でも、ボール102の一部がボールケージ88
の外周側に突出するだけで、ストッパ128の円形開口
に阻止されることより、ボール102の全体がボールケ
ージ88の外側へ出てしまうことはないようになってい
る。ポケット穴101Aとボール102は環状セット1
00Aを構成し、ポケット穴101Bとボール102は
環状セット100Bを構成している。このボール102
の動きにより、第1ホイール半部支持組立体16と第2
ホイール半部支持組立体18との間のガタつきが防止さ
れている。ボール102には、重力により、つねにボー
ルケージ88の半径方向の内側へ移動させようとする力
が作用している。ボール102は、45度の円周ピッチ
で8個設けられるのが好ましく、ボール102の半径
は、環状溝36の横断面を構成するの円の半径とほぼ同
じか、わずかに小さく設定されるのが好ましい。図示さ
れた実施例では、環状セット100Aと100Bは、ボ
ールケージ88の軸方向にオフセット距離だけ離隔され
て配置されている。また、カム面82とカム面72の間
の軸方向距離は、上記のオフセット距離と等しく設定さ
れている。したがって、ボールケージ88が中径筒部6
6に取り付けられたときには、環状セット100Aがカ
ム面82と対向し、環状セット100Bがカム面72と
対向するようになっている。
【0013】次に、迅速ロック・迅速解放装置11にお
けるロック動作及び解放動作について説明する。第1ホ
イール半部支持組立体16と第2ホイール半部支持組立
体18とがロック位置に移動されたとき(図4参照)に
は、ボール102は、カム面72,82の傾斜面の最上
部によりボールケージ88の半径方向の外側へ向って押
され、ボール102の一部がボールケージ88の半径方
向の外側へ突出し、ボール102の突出した部分が環状
溝36に嵌まり込むことにより、ボール102がボール
ケージ88の軸方向に動けないように拘束される。これ
により、第1ホイール半部支持組立体16と第2ホイー
ル半部支持組立体18は相互に動けないようにロックさ
れる。このロックを解放するためには、図4の状態か
ら、図3に示すように、ピストン51とロッド56と拡
径端部74を軸方向の上方へ押し上げて解放位置に移動
させる。この際、ボール102には、カム面72,82
の傾斜面の最下部が当接するようになる。このため、ボ
ール102は、自重により、ボールケージ88の半径方
向の内側へ向って動き、ボール102が環状溝36から
外れて離脱する。これにより、第1ホイール半部支持組
立体16と第2ホイール半部支持組立体18とのロック
が解放される。この場合、円筒形カム部材68の製造誤
差があっても、調整ボルト78と調整バネ86により調
整されるので、ボール102は、つねにカム面72,8
2に対して適正な位置となるように修正され、ロック時
の第1ホイール半部支持組立体16と第2ホイール半部
支持組立体18との整合誤差は0.0762mm又はそ
れ以下になる。
【0014】次に、タイヤ保持用治具10の新規な構成
について詳細に説明する。タイヤ製造設備12によって
タイヤ14を加工するには、まず第1ホイール半部支持
組立体16と第2ホイール半部支持組立体18とを図1
に示す離間した位置に移動させる必要がある。このよう
に離間した位置において所定寸法の幅を有するタイヤ1
4を図1の仮想線(一点鎖線)で示した位置に挿入し、
第1ホイール半部26と第2ホイール半部42とを整合
させ、図2ないし図4に示すように、実際のタイヤホイ
ールと類似した状態に組立てる。この場合、第1ホイー
ル半部支持組立体16と第2ホイール半部支持組立体1
8とが相互に離間している状態から、ピストン51とロ
ッド56は、図3に示すように、最も伸長した位置すな
わちボール102がカム面72,82の傾斜最下部と当
接する解放位置にまで押し上げられる。
【0015】この場合、ボール102は、自重により、
ボールケージ88の半径方向の内側へ向って動き、ボー
ル102はボールケージ88の半径方向の外側へは突出
しなくなる。また、スピンドル29の大径筒部30の外
周面と、ボールケージ88の外周面は、ほぼ円滑であ
り、特に突起等はないから、ボールケージ88とスピン
ドル29は、中空円筒部材28内の最奥部まで容易に挿
入される(図3参照)。上記において、ピストン51と
ロッド56とピストンの拡径端部74、及び円筒形カム
部材68は、下記のようにしてロック位置から解放位置
へ移動される。まず、空気源45(図1,2参照)から
圧縮空気等が吐出管路43を通ってエアチャンバ49に
圧送される。この圧縮空気の圧力により、ピストン51
が軸方向上方へ押し上げられ、ストッパ面52に当接し
たときにピストン51は停止する。このとき、ピストン
51と関連する各構成要素は図3に示す位置となり、ロ
ックが解放される。タイヤ14が第1ホイール半部26
と第2ホイール半部42に対して適正な位置にくると、
往復駆動軸20が軸方向の下方へ動き、第1ホイール半
部支持組立体16を第2ホイール半部支持組立体18の
上方にくるように動かす。第1ホイール半部支持組立体
16が第2ホイール半部支持組立体18の方へ近づく
と、スピンドル29が中空円筒部材28に挿入され、そ
の開口端33に入ると、スピンドル29とボールケージ
88の外面がリング31に滑り接触し、リング31はス
ピンドル29とボールケージ88の外面から塵埃等を払
い落とす。これにより、スピンドル29とボールケージ
88の外面を清浄に保つとともに、塵埃等が中空円筒部
材28の内部に侵入することを防止したり、ポケット穴
101A,101B内でのボール102の移動を妨げる
ことを防止する。清掃されたスピンドル29とボールケ
ージ88は、図1,2に図式的に示された制御回路10
4によってモニターされるので、タイヤ14の所定の幅
に比例して中空円筒部材28の中へ所定の距離だけ挿入
される。次にエアチャンバ49の圧縮空気を抜くことに
よりタイヤ14の加工準備が完了する。エアチャンバ4
9の圧縮空気を抜くと、図3に示すようにピストン51
を上方に押し上げていた空気圧力が減少する。この空気
圧力が十分減少すると、拘束方向付勢バネ60の弾性反
発力が空気圧力を上まわり、拘束方向付勢バネ60が下
方に伸びる。これにより、ピストン51がストッパ面5
2から離れて下降する。これに伴ってピストン拡径端部
74も下降するから、カム面72,82が軸方向下方に
動き、図4に示すように、カム面72,82の傾斜面の
最上部がボール102と接触する。このため、ボール1
02は、図6に示すように、ボールケージ88の半径方
向外側へ押され、ボール102の一部がボールケージ8
8の外部に突出して環状溝36に嵌合する。このように
してロックが行われる。次に、圧縮空気を回転軸41を
経て空気室106へ入れると、圧縮空気は6個の放射状
管路108へ分配され、放射状管路108と軸方向管路
110と開口112を通って第2ホイール半部支持組立
体18からタイヤ14へ入る。圧縮空気の送給はタイヤ
14の空気が所定圧力になるまで続く。タイヤ14の空
気が所定圧力になると、空気圧力はタイヤを第1ホイー
ル半部26と第2ホイール半部42に押し付ける。この
とき、図4に示すように、ピストン51とリング116
はロック位置にあるので、検知器118がリング116
の位置を検知してタイヤ保持用治具10がタイヤ加工を
開始できる状態にあることを示す信号を回路104へ送
る。これにより、回路104は、回転駆動装置40を作
動させ、回転軸41と第2ホイール半部支持組立体18
が回転を始め、圧縮空気によりタイヤ14に装着された
第1ホイール半部支持組立体16が第2ホイール半部支
持組立体18とともに回転する。ボール102は、環状
溝36に45度ピッチで嵌合し、その動きが拘束されて
いるので、第1ホイール半部支持組立体16と第2ホイ
ール半部支持組立体18を他の特別な手段で係合させる
必要はない。以上でタイヤ14は加工の態勢となる。タ
イヤ14の加工が終ると、回転駆動装置40は停止し、
タイヤ14と第1ホイール半部支持組立体16と第2ホ
イール半部支持組立体18は停止し、放射状管路108
及び軸方向管路110を経て圧縮空気が抜かれる。この
時点で、空気源45から管路43を経て圧縮空気が再び
エアチャンバ49へ送給され、図3に示すように、迅速
ロック・迅速解放装置11は解放位置へ動かされる。そ
して、往復駆動軸20は、図1に示すように、第1ホイ
ール半部支持組立体16を上方へ動かし、タイヤ14が
取り外され、次のタイヤを加工する態勢になる。以上で
本発明の好適な実施例について説明したが、当業者なら
ば請求の範囲に記載した精神を逸脱することなく種々な
変更が可能であることを知るべきであり、発明は上記に
開示された事項に限定されるものではなく請求の範囲に
のみ限定されるものである。上記において、スピンドル
29とボールケージ88とは、挿入部材に相当してい
る。また、内周面32上に設けられた環状溝36は、凹
部に相当している。また、ボールケージ88の外周面3
4に設けられたボール102は、突出体に相当してい
る。また、図4に示すように、ボール102が環状溝3
6に嵌合することにより拘束された位置は拘束位置に相
当している。また、図3に示すように、ボール102が
環状溝36から離脱した位置は離脱位置に相当してい
る。また、ピストン上部の拡径端部74と、その下方に
連結された円筒形カム部材68は、突出体駆動部材に相
当している。また、空気源45と、エアチャンバ49
と、ピストン51と、ロッド56と、拡径端部74と、
円筒形カム部材68は、相対移動手段に相当している。
また、環状セット100A,100Bのいずれか一方に
属するボール102は第1グループのボールに相当し、
環状セット100A,100Bの他方に属するボール1
02は第2グループのボールに相当している。また、調
整ボルト78と、バネ84は、調整手段に相当してい
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、タイヤの製造工程中治
具取付けに要するセットアップ時間と整合のチェックに
要する時間とを削減できるような新規な迅速ロック・迅
速解放装置を得ることができる、という本発明特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤ保持用治具において
タイヤを受け入れる状態を示す平面図である。
【図2】図1においてタイヤを装着した状態を示す平面
図である。
【図3】図1においてタイヤ保持用治具のロックを解放
した状態を示す拡大断面図である。
【図4】図3においてタイヤ保持用治具をロックした状
態を示す拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う端部底面を示す拡大図で
ある。
【図6】図4の6−6線に沿う拡大部分断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ保持用治具 11 迅速ロック・迅速解放装置 12 タイヤ製造設備 14 タイヤ 16 第1ホイール半部支持組立体 18 第2ホイール半部支持組立体 20 往復駆動軸 24 フランジ 26 第1ホイール半部 28 中空円筒部材 29 スピンドル 30 大径筒部 31 リング 32 内周面 33 解放端 34 外周面 36 環状溝 38 ベース組立体 39 エアシリンダ 42 第2ホイール半部 49 エアチャンバ 50 ベースプレート 51 ピストン 52 ストッパ面 53 O−リング 54 貫通孔 56 ロッド 60 拘束方向付勢バネ 64 小径筒部 66 中径筒部 68 円筒形カム部材 72 カム面 74 拡径端部 78 調整ボルト 82 カム面 86 調整バネ 88 ボールケージ 102 ボール 106 空気室 108 放射状管路 110 軸方向管路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ製造工程で使用するタイヤ保持用
    治具において、タイヤを受け入れ可能な解放位置と受け
    入れたタイヤを保持するためのロック位置との間で可動
    である第1ホイール半部支持組立体及び第2ホイール半
    部支持組立体を備え、前記第1ホイール半部支持組立体
    は内周面を有する中空円筒部材を含み、前記第2ホイー
    ル半部支持組立体は前記内周面内に挿入可能な外周面を
    有する挿入部材を含み、前記内外周面の一方に凹部が設
    けられるとともに前記内外周面の他方に別体の突出体が
    設けられ、前記突出体は前記凹部に嵌合することより拘
    束される拘束位置と前記凹部から離脱する離脱位置との
    間を移動可能で、前記外周面が前記内周面内に挿入され
    た場合に、前記突出体が前記拘束位置にくることにより
    前記第1ホイール半部支持組立体と第2ホイール半部支
    持組立体とが前記ロック位置となり、前記突出体が前記
    離脱位置にくることにより前記第1ホイール半部支持組
    立体と第2ホイール半部支持組立体とが前記解放位置と
    なることを特徴とするタイヤ保持用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記凹部は環状であり、前記凹部の周囲には、円
    周方向に離間配置された複数個の前記突出体を有するこ
    とを特徴とするタイヤ保持用治具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記中空円筒部材は、その1端部に前記外周面を
    前記内周面内に挿入する開放端を有し、かつ前記開放端
    にO−リングを設け、前記外周面を前記内周面に挿入し
    たときに、前記O−リングが前記外周面に滑り接触して
    前記外周面を清掃し、前記内周面への塵埃の侵入を阻止
    することを特徴とするタイヤ保持用治具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記タイヤ保持用治具は、前記挿入部材の内部に
    軸方向に設けられた貫通孔と、前記貫通孔内を往復動す
    るピストンとを有し、前記ピストンは前記突出体と関連
    して前記突出体を駆動し、前記突出体を前記拘束位置と
    離脱位置との間で移動させることを特徴とするタイヤ保
    持用治具。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記ピストンには、前記突出体が前記拘束位置と
    なる方向に前記ピストンを付勢する拘束方向付勢バネが
    設けられることを特徴とするタイヤ保持用治具。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記タイヤ保持用治具は、圧縮空気を収容するエ
    アチャンバと、前記エアチャンバ内の空気圧力に応じて
    前記エアチャンバ内を往復動するピストンを有すること
    を特徴とするタイヤ保持用治具。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のタイヤ保持用治具にお
    いて、前記内周面は所定の軸方向長さを有し、前記凹部
    は前記内周面の長さ方向に所定の間隔で複数個並設さ
    れ、幅寸法の異なるタイヤを着脱可能に保持することを
    特徴とするタイヤ保持用治具。
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